コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!

勝ちたい気持ちが強すぎて冷静さを失う
ダブルアクセルならザギトワを追う展開

世界フィギュアスケート選手権女子シングル。
注目の紀平梨花は今大会の公式練習で19日を除き、初日18日と本番20日はジャンプが絶不調でした。
とくにショートプログラム(SP)本番当日は昼過ぎのサブリンクでの最終調整で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を4度しか決められませんでした。
何度か回転が抜け、2度も転倒し、これまでの彼女からは想像できないほどの不出来です。

SP「月の光」の曲かけ練習でもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けています。
得点源の高難度ジャンプが崩壊してしまったと感じるほど精度が落ちました。

SPが行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルがパンクして0点になる痛恨のミスが出ました。
得点は 70.90点でまさかの7位発進です。

いまさら言っても仕方ありませんが、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に落としたほうがよかった。
これならSP1位を僅差で追う展開になりました。
このジャンプが0点だと6点差で追う展開になり、トップ選手がベストコンディションで臨む世界選手権での逆転はそれほど容易でありません。

世界選手権11点差は自力で逆転できない

ところが、最終滑走のアリーナ・ザギトワがルール改定後の自己ベストの 82.08点を叩き出す想定外の展開になりました。
今シーズンは成長期の壁にぶつかってジャンプが崩壊しており、表彰台争いにも絡めないと予想されていました。
直前滑走の紀平梨花が大失敗を犯しており、プレッシャーを感じずに滑れたということも関係しているでしょう。

それでも、紀平梨花がダブルアクセルに変えていれば6点差で追う展開になり、逆転の可能性はいくらか残りました。
世界選手権SPでの 11.18点差はあまりに大きく、アリーナ・ザギトワがフリースケーティング(FS)でよほどのミスを犯さないかぎりは引っ繰り返せません。

アリーナ・ザギトワもエフゲニア・メドベージェワも公開練習で復調の気配を見せていました。
二人ともロシア国内でジュニア勢に押され、猛烈な危機感を抱いて調整に励んできました。
エフゲニア・メドベージェワも 74.23点で4位発進であり、今シーズンの成績を考えれば大健闘といえます。

持ち味の緩い性格、柔軟な判断はどこに

このブログで幾度か述べていますが、オリンピックシーズンを除けば最大のイベントとなる世界選手権前に4回転ジャンプの特訓を行うことは無謀です。
来シーズンに4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア勢がシニアに上がってくることを念頭に置き、いつでも投入できるようにしておきたかったのでしょう。
早めに対策を講じたともいえますが、焦り(あせり)とも受け取れます。
そもそも彼女らは体形が少女に近く、成長期を迎えるこれからも跳べるかどうかは未知数です。

紀平梨花は今シーズン国際大会6戦6勝の快進撃を続け、初出場初優勝の期待がかかっていました。
国内でも海外でも優勝候補筆頭に挙げられていました。

演技後、本人は重圧を否定しましたが、私はそうでないと思います。
「勝たなければ」という気持ちが強すぎて、コンディション次第でダブルアクセルに落とすという「冷静さ」をすっかり失っています。
あらかじめ3本などと表明する必要はさらさらなかったのです。
重圧に負け、緩い性格、柔軟な判断という持ち味を忘れました。
公式練習で安定せず、しかも国際大会のSPで1度しか決めていないトリプルアクセルにこだわったのが不可解です。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎ

紀平梨花は表情が硬く、滑りも動きもいつものスピードと伸びやかさがありませんでした。
とりわけトリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでしょう。
3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションと両手を上げての3回転ルッツも練習の不出来を引きずっており、彼女らしいジャンプといえません。

紀平梨花は「自分に集中しすぎていた。もっとまわりを見渡さないといけなかった」「感覚が合わなかった」と独特の言い回しをしました。
FSでトリプルアクセルを2本跳ばざるをえない状況に追い詰められました。
(ライバルは自分に数点差で続かれるのが一番嫌だということが分かっていません。)

紀平梨花は自力優勝がなくなり、表彰台に上れるかどうかも危うくなっています。
最終組で滑れないのは屈辱でしょう。
せめて自己ベストを出したいと考えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

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紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇

滑走順は紀平梨花39番、ザギトワ最終40番

世界フィギュアスケート選手権がきょう「さいたまスーパーアリーナ」で開幕します。
私は日本勢の大活躍を期待できる今大会が滅茶苦茶楽しみです。

真っ先に行われるのは女子シングルのショートプログラム(SP)。
その滑走順抽選が19日に行われ、40選手中で紀平梨花は39番目になりました。
坂本花織は35番目、宮原知子は37番目、エフゲニア・メドベージェワは38番目、アリーナ・ザギトワは最終40番になりました。

紀平梨花はSPの重要性をたびたび口にしてきました。
「すべてのジャンプ(3本)を成功させる」。
今シーズン6戦6勝の国際試合はフリースケーティング(FS)で逆転するパターンが多かったのですが、トップ選手が万全のコンディションで臨む世界選手権で通用するとは限りません。

米国コロラド合宿から帰国後に母親から「世界選手権は特別。そう簡単じゃない。五輪の練習が3回できると思ってやろう」と声をかけられました。
娘に対する激励と動機づけのツボを心得ています。

紀平梨花はSPのジャンプを跳んだうえで、フリースケーティング(FS)のトリプルアクセルを決めると波に乗れると言葉を続けました。

練習で不調のジャンプを本番で修正できる

私がウェブ記事で感じたのは、公式練習初日18日の高難度ジャンプの出来の悪さです。
代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそうですが、その他の得点源の3回転ジャンプやそのコンビネーションも成功率があまりよくありません。

私は今シーズンの中盤辺りからジャンプの軸が傾きはじめているように感じています。
コロラド合宿でプログラムのブラッシュアップに加え、その克服にも取り組んできたはずです。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

しかし、この選手は抜群の修正力を誇ります。
本番へ向けて感覚が研ぎ澄まされていきます。
19日はトリプルアクセルを計17本決めるなど、1日でかなり立て直しました。
FSの曲かけ練習で冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルをきれいに着氷しました。

後は本番当日の練習を見れば、コンディションの良し悪しがおおよそ分かるでしょう。

紀平梨花がSP首位発進の時点で勝負あり

女子シングルは紀平梨花がSPで首位発進となった時点で勝負ありです。
トリプルアクセルを決めれば直後の最終滑走、平昌五輪金メダリストであり今シーズンの世界最高得点記録を持つアリーナ・ザギトワにプレッシャーもかけられます。
グランプリ(GP)ファイナルを上回る演技、そして得点を期待しています。

今大会は日本勢が史上最強の布陣であり、例年にも増してロシア勢との全面対決の様相を呈しています。
しかし、海外メディアはほぼ紀平梨花を優勝候補の大本命としています。
私もそう思います。

紀平梨花にもし不安材料があるとすれば5年ぶりの日本開催で一層のしかかる「重圧」でしょうが、この選手には自分を見失わず、マイペースを貫けるメンタル(精神力)があります。
とにかく落ち着いて演技を行えます。

日本勢男女を通じて最年少優勝、初の3冠

紀平梨花が勝てば、埼玉で行われた2014年世界選手権の浅田真央以来、5年ぶりの優勝になります。
また、17歳5か月の浅田真央を抜き、日本勢男女を通じて最年少の16歳7か月での優勝になります。
さらに、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせた3冠も日本勢男女を通じて初快挙になります。
世界選手権初制覇は記録尽くめです。

本人は大きなリンクで緊張があるかもしれないとしながら、「疲労もプレッシャーも感じていない」と頼もしく語っています。

すべてのライバルを圧倒し、世界女王の地位についてください。
紀平梨花はそれだけの実力と魅力を備えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(3月20日)

最終調整でジャンプは崩壊気味、絶不調

紀平梨花が昼過ぎに行われた練習リンクでの公式練習に臨みました。
これが本番前の最終調整になりますが、トリプルアクセルの成功が4本に留まっています。
転倒も2度ありました。
曲かけの通しでもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けました。
精度が低く絶不調です。

4回転ジャンプの特訓を行うと3回転ジャンプが一時的に壊れることがあります。
私は世界選手権直前の4回転ジャンプの練習はリスクが大きすぎると思っていました。
それが影響しているかどうかは不明です。

はたして本番でクリーンに跳べるでしょうか。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

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羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う

前人未到の挑戦が次なるモチベーション

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」で今シーズン世界最高となる合計297.12点で優勝を収めました。
GPシリーズ初戦はシニアデビューから8シーズン連続で勝てず、「鬼門」とされてきました。
ジャンプ全体の出来は6〜7割でしたが、2位に40点近い差をつけています。

フリースケーティング(FS)では史上初の4回転トウループ−トリプルアクセル(3回転半)のコンビネーションジャンプを決めました。
前向きに跳ぶ際に、踏み切る足を替えるために「コンビネーション」でなく「シークエンス」と判定され、基礎点は2つのジャンプの合算の80%となります。
基礎点 9.5点の4回転トウループと8点のトリプルアクセルを合計すると17.5点ですが、シークエンスは20%引かれるので14.0点です。
損失は 3.5点で、ダブルアクセル1回分( 3.3点)より大きい。
それでも跳ぶのは「前人未到」にこだわっているからでしょう。

羽生結弦は将来的にクワッドアクセル(4回転半)に挑戦すると公言しています。
次なるモチベーションがつねに必要なのです。

羽生結弦の無茶に、はらはらさせられる

羽生結弦はグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で右足首のじん帯を損傷しました。
にもかかわらず優勝を飾り、「絶対王者」の凄みを見せつけました。
おそらくGPファイナルを棄権することを覚悟したうえでの強行出場でした。
この選手のあまりの無茶に、いつもはらはらさせられます。

さらに、世界選手権の代表選考会を兼ねる全日本選手権を棄権しました。
(やはり、おそらくロシア杯に強行出場した時点で覚悟していました。)
それでも圧倒的な実力と実績を考慮され、日本代表選手に選出されています。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要

はたして羽生結弦は3月20日からさいたまで行われる「世界選手権」に間に合うのでしょうか。
これまでに日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化本部長から状況が報告されてきました。
年明けから氷上練習を始め、ジャンプも跳んでいます。
ブライアン・オーサーコーチも調整が順調であることをほのめかしています。

羽生結弦は人気が絶大であり、詰めかける日本人サポーターで海外試合もホームの雰囲気に包まれます。
まして自国開催ですので、彼が出場するかどうかで大会の盛りあがりも実況放送を行うフジテレビの視聴率もまるで違ってきます。

世界王者の米国のネイサン・チェン、四大陸選手権で主要国際大会初優勝の宇野昌磨と表彰台の頂点を争います。
男子シングルトップ3の激突は見応えがあります。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要でしょう。
羽生結弦が万全の状態ならばあっさりとクリアすると思いますが、どうでしょう。
現在(3月10日時点)のコンディションは不明ですし、それ以前に「試合勘」を失っています。
さすがに厳しい戦いになるはずです。

私自身は同じ個所を負傷しないことを祈っており、優勝を期待してはいけないと思います。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月16日)

ネイサン・チェンと平昌五輪以来の対戦

どうやら羽生結弦が世界選手権に出場します。

私自身は宇野昌磨との対決に興味がありますが、海外では世界王者のネイサン・チェンとの2018年平昌五輪以来の対戦に注目が集まります。
オリンピックではネイサン・チェンがショートプログラム(SP)で17位と出遅れ、FSで巻き返しましたが5位に留まりました。
2連覇がかかりますので相当な練習を積み、気合を入れて臨んできます。

◆書き加え(3月18日)

羽生結弦が羽田空港で「大丈夫」と笑顔

羽生結弦が18日午後、練習拠点のカナダ・トロントから帰国しています。
(フライトが約2時間遅れました。)
羽田空港で報道陣の問いかけに、笑顔で「右足首の状態は大丈夫」と答えました。
ブライアン・オーサーコーチも「まあ見ていてよ」と自信ありげでした。

羽生結弦がベストコンディションで出場するなら、優勝候補の筆頭ということはだれも異論がないでしょう。

ネイサン・チェンが早朝に練習リンクで行われた公式練習に参加しています。
風邪も治り、4回転ジャンプのコンビネーションなどをきれいに決めているようです。
羽生結弦と宇野昌磨の三つ巴となる本大会について、「彼らと戦えるのは名誉」と語りました。
国際スケート連盟(ISU)非公認ながら合計342.22点という高得点を叩き出した全米選手権と同じ3種6本の4回転ジャンプを組み込んだ構成で臨みます。

おそらく 320点くらいが優勝ラインでしょう。
きわめてハイレベルな戦いになるのは間違いありません。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

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坂本花織は滑りがやわらか、大人の女性の魅力が備わる

演技全体に憧れの鈴木明子の雰囲気

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
昨シーズンは全日本選手権で2枚しかない平昌五輪代表切符をつかみ、一気に世界のトップクラスの仲間入りを果たしました。
実は、シニア1年目でした。
順風満帆で今シーズンを迎え、さらに全日本選手権で宮原知子の5連覇を阻止し、女王の座を射止めました。

坂本花織はこれまでの「大雑把」を改め、音楽と動きをきちんと合わせられるように滑り込みを行ってきました。
憧れと明かす五輪2大会出場の「鈴木明子」に演技全体の雰囲気が似てきました。

演技構成点と出来栄え点が上昇する

もともとスケーティングもジャンプもパワフルでダイナミックです。
そこに「やわらかさ」が加わり、それは「しやなやさ」と「伸びやかさ」につながります。
今シーズンはとくに「大人の女性」の魅力が備わりました。
表現力を中心とする「演技構成点(PCS)」が伸びる条件、出来栄え点(GOE)を得やすい条件が整っています。

とはいえ、本人は至って冷静に自分のポジションを見詰めています。
全日本選手権で勝っても紀平梨花と宮原知子を超せたという実感はないと語りました。
「まだ必死に追いかけている」。

日本女王にふさわしい風格さえ漂う

フリースケーティング(FS)でミスを犯した四大陸選手権でしたが、ショートプログラム(SP)で「総合力」が評価されています。
「日本女王」と呼ぶにふさわしい自信と風格が漂いはじめています。

坂本花織は帰国後、神戸野田高校で卒業式に出席しました。
3年間励ましつづけてくれたクラスメイトに感謝の思いを返したいと語りました。
世界選手権ではSPもFSも納得がいく演技を行い、今シーズンを締め括ります。
4月から神戸学院大学経営学部へ進学します。
(まもなく70歳を迎える私は明治大学経営学部ですので、かおちゃんと仲良しです。)

来季にトリプルアクセルを投入予定

余談。
中野園子コーチは「全日本選手権までにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ」と語り、大技をプログラムに組み込む意向を示しています。
オリンピック終了後の今シーズンに挑戦することも考えましたが、坂本花織の意向を尊重して見送ったという経緯があります。
演技のクオリティを重視した採点ルールへの改定があり、本人がためらいました。

しかし、運動神経が優れており、ジャンプの高さと幅に定評があります。
練習では片足で降りれそうなところまで精度が向上しています。
そして、トリプルアクセルを跳べたら、すぐに4回転ジャンプにかかります。

シニア1年目で国際大会全勝の紀平梨花が得意とする高得点ジャンプ競争が来シーズン以降に本格化します。
坂本花織もこの流れに乗り遅れるわけにはいきません。
日本女子は史上最強のはずです。

私の予想では3位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月5日「坂本花織は世界選手権で緊張を「力」に変えられる」はこちら。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

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羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる

果てぬ向上心と挑戦魂にファンは歓喜

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
オリンピックシーズンはグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習でけがを負って全日本選手権を欠場しましたが、特例措置で代表選手に選ばれました。
五輪本番も出場できないほどの重傷だったと思います。

オリンピックの金メダリストは次のシーズンを心と体のケアに充てることがあります。
まして、羽生結弦は66年振りの五輪連覇を成し遂げました。

このブログで幾度か述べていますが、私は完全休養を取ることを願っていました。
(試合は出ませんが、トレーニングは積みます。)
彼の実力からすれば、何の問題もありません。
そして、来シーズンから徐々に戻していき、オリンピックシーズンにエンジンを全開するイメージを持っていました。
フィギュアスケートの歴史に永久に名を留めることができます。

羽生結弦は「絶対王者」として君臨するだけでなく「社会現象」となっています。
海外試合でも国内試合と勘違いするほど日本人の観客があふれます。
スーパーアイドルですから主要大会で引っ張り凧なのでしょう。
熱狂的な応援に応えたいという思いも強いのでしょう。

空前絶後の人気はパフォーマンスの美しさやアスリートとしての強さだけによるものでありません。
果てしない挑戦魂と向上心を持ち、大会に出場しつづける姿勢にファンは歓喜するのでしょう。

採点ルール改定で五輪3連覇へ追い風

羽生結弦はいまからすべてが伝説になります。
2022年北京五輪にフォーカスして調整を進めてほしい。

幸いなことにフィギュアスケートは採点ルール改定が行われました。
とりわけ4回転ジャンプの基礎点が下がりました。
フリースケーティング(FS)が4分半から4分(前後10秒)に時間が縮まり、ジャンプが8本から7本に減っています。
1割増しとなる後半のジャンプも最後の3本に抑えられました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)は最後の1本に抑えられました。
出来栄え点(GOE)が7段階(+3〜−3)から11段階(+5〜−5)になっています。

高難度ジャンプの基礎点で点数を稼ぎやすい十代の選手でなくても、質のいい演技を行えば加点で勝てるように変わりました。
羽生結弦の前人未到の五輪3連覇へ明らかな追い風が吹いています。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

羽生結弦のスケート靴が 700万円で落札

羽生結弦は東日本大震災の被災地の宮城県仙台市出身です。
2016年、2018年に続き、復興チャリティーオークションにスケート靴を出品していました。
11日20時7分に締め切られ、入札額は 712万2994円でした。

締め切りの1時間前まで 350〜 360万円台で推移していましたが、残り1時間で 300万円以上高騰したそうです。
ちなみに、昨年は 850万1000円で落札されました。

人気のすさまじさを物語っています。
また、復興を支援したいという気持ちに大勢のファンが共鳴したのでしょう。

このスケート靴は色が黒で、ブレード部分に「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されています。
羽生結弦が靴にサインしたうえで、写真を添えて発送するようです。

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羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

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紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密

紀平梨花の主要大会に帯同してケア
国際試合6戦6勝の快進撃を支える

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目に国際試合6戦6勝の快進撃を続けています。

それを陰で支えるのが3年前に知人を通じて知り合い、紀平梨花の専属トレーナーとして体のケアに当たる橋本大侍(はしもと・だいじ)です。
FC大阪でプレーしていたサッカー選手です。
26歳で現役を引退してこの道に入り、実家の整体院などで修業を積みました。
(その技術はJリーガーやプロ野球選手にも定評があるようです。)

紀平梨花は夜、橋本大侍トレーナーが総院長を務める大阪市内の整骨院を訪れ、練習で疲れた体を癒やしてきました。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はとても負荷が大きく、着氷でねじれる骨盤や跳ぶ際に力を込める首に加え、太腿(もも)、肩とケアは全身に及びます。
通院は昨シーズンまでは週2、3回でしたが、忙しくなった今シーズンは月1、2回に減りました。
しかし、今シーズンからは橋本大侍トレーナーが国際大会や海外合宿に帯同しているそうです。
紀平梨花は「夜遅くても、急なときでもケアしてくれる」と感謝しています。

四大陸選手権では手の位置を変える

開幕前に左手薬指を負傷した四大陸選手権で、紀平梨花は橋本大侍トレーナーに「指が痛いというよりは、使いづらい」と言いました。
ジャンプのときに指を曲げられないと体が開きやすくなります。
それでも「けがしたら、それなりのやり方で前向きにやろう」と話し合ったそうです。

紀平梨花は回転が遅くなる傾向を感じ取っていました。
フリースケーティング(FS)当日午前の練習では、ショートプログラム(SP)の失敗を踏まえて修正を済ませていました。
「トリプルアクセルを跳ぶときの手の位置をいつもの真ん中から、ちょっと右に寄せる意識を持った」と話しました。

そして、本番で冒頭のトリプルアクセルを完璧に着氷しました。
大技はこの1回に留めましたが、すべてのジャンプを成功させています。
ほぼノーミスの演技で153.14点の高得点を記録し、合計221.99点で初出場初優勝を鮮やかな逆転で果たしました。

紀平梨花は信じられないほど感覚が繊細です。
高感度センサーが内蔵されているみたい。

遅筋と速筋がバランスよく備わる!

橋本大侍トレーナーは紀平梨花の強さの秘密を明かしています。
「腿の筋肉の質が日本人では群を抜きます」。
「遅筋」は持久力を発揮しますが、大きな力を出せません。
「速筋」は瞬発力を発揮しますが、疲れやすい欠点があります。
紀平梨花は特性の異なる二つの筋肉が男子サッカー選手のようにバランスよく備わっています。
だから演技後半でも質の高いジャンプを跳べます。
フィギュアスケートは体力もいるし瞬発力もいります。
(見た目の優雅さと異なり、もっとも過酷なスポーツの一つです。)

また、紀平梨花は自らの体への研ぎ澄まされた感覚を持つそうです。
「1つの筋肉について普通の選手はここが痛いとか1つしか言いいません。あの子は1つの筋肉についてミリ単位で3つくらい訴えます。ネガティブとか、細かすぎるとか思うかもしれないが、それくらいこだわるからこそ、よいパフォーマンスができます」。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を「筋肉」で感じ取り再現する才能」はこちら。

世界選手権の金が最高のプレゼント

紀平梨花はグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせ、世界選手権で「3冠」を狙っています。
その世界選手権の公式練習に臨む3月18日は、橋本大侍トレーナーの誕生日です。
「世界選手権の金メダルが最高のプレゼントです」と待ちわびています。

宇野昌磨にケアを施す出水慎一トレーナーも同じ気持ちでしょう・・・。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

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世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ

ロシア代表の3人目はメデベージェワへ

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日から「さいたまスーパーアリーナ」で行われる世界選手権の女子シングル代表の3人目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)と発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)とエフゲニア・メドベージェワは補欠に回りました。
しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の入れ替えがあることも示唆していました。

この大会がラストチャンスとなる選手も

アレクサンドル・トルソワやアリョーナ・コストルナヤなどのジュニア選手が来シーズンにシニアに上がります。
彼女らが高得点の4回転ジャンプを跳ぶと、今大会が世界選手権出場のラストチャンスとなる選手が出てきます。
かつて「絶対女王」とされたエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの二人も例外でありません。
ロシアの代表争いが一段と熾烈になるのは避けられません。

トゥクタミシェワファンが派遣を求める

この変更(決定)を受け、ロシア国内ではエリザベータ・トゥクタミシェワのファンが世界選手権への派遣を求める運動を始めました。
インターネットにロシアフィギュアスケート連盟へ向けた嘆願書の形式をした手紙が出回っているそうです。

私はその理由にそれなりの「説得力」があると感じました。
「トゥクタミシェワだけが日本のスケーターたちと競争を繰り広げることができる」。
「勝利が重要なら、メンバーのなかにトゥクタミシェワがいることが不可欠である」。

トゥクタミシェワも巻き返しにアピール

エリザベータ・トゥクタミシェワも巻き返しに懸命なアピールを行いました。
3月1日にツイッターでトリプルアクセル(3回転半)、トリプルアクセル−ダブルアクセル(2回転半)のコンビネーションを着氷する様子を動画で公開しました。
これは優勝候補筆頭の「紀平梨花」を念頭に置いたフリースケーティング(FS)のジャンプ構成を示唆しています。

代表漏れがよほど悔しかったのでしょう、「今シーズンの大会で、皆がこれを見られればと思う」とつづっています。
ファンにロシアフィギュアスケート連盟を動かしてほしいと訴えているようにも思えます。
世界選手権が無理なら、4月に行われる世界国別対抗を考えているのかもしれません。
とにかく、やる気満々です。

紀平梨花はトリプルアクセル2本で十分

ただし、エリザベータ・トゥクタミシェワが勝てるとしたら、それは紀平梨花が目立ったミスを犯したときに限られます。
それくらい今シーズンの紀平梨花は強い。

紀平梨花がトリプルアクセルを3本決めるなら、ライバルとされる宮原知子や坂本花織、そしてロシア勢はだれも叶いません。

しかも、ジャンプを中心とした「技術要素点(TES)」に加え、表現を中心とした「演技構成点(PCS)」でも世界一になっています。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした「出来栄え点(GOE)」もきわめて高い。

となると、紀平梨花が優勝を収めるにはトリプルアクセルはせいぜい2本で十分です。
私はロシア代表選手がだれになろうと紀平梨花の優勝は動かないと考えています。
(最終的なメンバーは大会直前に決まるという声もあります。)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

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宇野昌磨が羽生結弦とネイサン・チェンに挑戦状

いよいよ世界フィギュアスケート選手権
男子シングルビッグ3激突で盛りあがり

宇野昌磨は四大陸選手権で主要国際大会の初優勝を飾りました。
ただし、羽生結弦はけが、ネイサン・チェンは学業優先で出場していません。

自国さいたまで行われる世界選手権に照準を合わせ、四大陸選手権を回避する選択肢もありました。
右足首を負傷していたために「練習を積み重ねたうえでの優勝でなく、達成感が小さい」と語りました。
「もやもやを世界選手権にぶつけたい」と、スイッチが入りました。

おそらくですが、負傷でGPファイナルと全日本選手権、四大陸選手権を欠場した五輪王者の羽生結弦が復帰します。
二人の顔合わせは、実に平昌五輪以来となります。
長年憧れ、背中を追いかけてきた羽生結弦とぶつかる気迫を示しました。

前回の世界選手権覇者で今シーズン無敗のネイサン・チェンも立ちはだかります。
宇野昌磨は2度の世界選手権、2度のGPファイナルで跳ね返され、2位に留まりました。
雪辱を果たしたいはずです。

世界選手権の優勝ラインは3百点超えか

四大陸選手権では、4回転ジャンプはショートプログラム(SP)でフリップ、フリースケーティング(FS)でサルコウを回避しました。
それもあり、世界選手権の優勝ラインとなりそうな 300点超えを果たせませんでした。
心に引っかかっていることでしょう。
世界選手権では、SPで2本、FSで3種類4本の構成に戻す予定です。

宇野昌磨は気迫がみなぎり、とても頼もしい。
やっと「勝負師」の顔つきになりました。
「自分にプレッシャーを与え、それを乗り越える」「無理をせずに無理をする。けがをする、けがをしないのぎりぎりのラインで練習する」と、感情をあらわにしました。
この選手は試合に臨む意識が劇的に変わりました。

宇野昌磨が五輪王者の羽生結弦と世界王者のネイサン・チェンに「挑戦状」を送った格好です。
男子シングルはビッグ3の激突でおおいに盛りあがります。
「勝負」の観点から述べれば、女子シングルより断然面白そうです。

フジテレビの実況放送は高視聴率を記録

日本開催ですので、フジテレビの実況放送は高視聴率を記録します。
放送予定を示しますが、事前に各自でかならずご確認ください。

○3月20日(水) 18時30分〜21時   女子ショートプログラム(SP)
○3月21日(木) 18時30分〜21時   男子ショートプログラム(SP)
○3月22日(金) 18時30分〜21時55分 女子フリースケーティング(FS)
○3月23日(土) 18時30分〜21時30分 男子フリースケーティング(FS)

私の直観では宇野昌磨が優勝候補の筆頭です。

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宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

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看板が外れた宮原知子は世界選手権を楽しむ

全日本選手権以来となる主要大会出場

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
3月20日から自国さいたまで行われる世界選手権は昨年末の全日本選手権以来となる主要大会出場です。
推察ですが、四大陸選手権は高難度ジャンプの強化に取り組むために出場を希望していません。

2022年北京五輪の表彰台を目指した改革でしょう。
練習の中身はジャンプの回転不足の克服、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の習得です。
前者では跳ぶときの意識の持ち方を変えています。
質重視のルール改定によりジャンプの採点に関しても厳格になりました。
世界のトップクラスの選手との戦いではちょっとした減点も勝負に響きます。
(これらは今シーズンを通じて取り組んできたはずです。)

ミス・パーフェクトの名に恥じぬSP

宮原知子の全日本選手権での演技を振り返りましょう。
ショートプログラム(SP)が行われ、ほぼ完ぺきな演技を見せ、国際スケート連盟非公認ながら自己ベストとなる 76.76点を記録して1位で発進しました。
その前のグランプリ(GP)ファイナルで最下位の6位に沈みましたが、「ミス・パーフェクト」の名に恥じない演技でした。
(GPファイナルで違和感のあったスケート靴を戻したようです。)

宮原知子は高得点の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを組み込んでいます。
(GPファイナルではここでミスが出てしまい、後ろのジャンプにつなげられませんでした。)
冒頭できちんと決め、1.18点の出来栄え点(GOE)を加えました。
続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、後半の3回転ループでもGOEを加えました。
スピンもステップもレベル4でした。
演技構成点(PCS)は1位でした。

けがが完治し、狙いどおりのトレーニングと練習を積んできたことがうかがえました。
スケーティングを含むジャンプの改良も進んでいます。
定評のある表現もさらに磨かれています。

宮原知子は2位の坂本花織に1.11点差をつけてフリースケーティング(FS)に臨みます。
1985〜1992年に8連覇を果たした伊藤みどり以来の大会5連覇を目指します。

痛恨FSで全日本選手権5連覇を逃す

FSが行われ、宮原知子はジャンプに痛恨のミスが出て146.58点となり、合計223.34点で3位に落ちました。
冒頭の3回転サルコウ、続く3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを着氷しました。
スピンやステップはレベル4を獲得しました。
しかし、終盤の3回転フリップ―2回転トウループ−2回転ループの3連続ジャンプが単独の2回転フリップに終わりました。
最後のダブルアクセルに2回転トウループ−2回転ループをつけましたが3本目で回転不足を取られたこともあり、リカバーできませんでした。

濱田美栄コーチ同門の後輩、紀平梨花が高得点を出しており、宮原知子がトップに立つには完璧な演技が必要でした。
基礎点が 1.1倍になる後半の得点源のジャンプで失敗したのは致命的でした。
この時点で紀平梨花に0.42点及ばず、5連覇を逃しました。

「フリップだけ時間を巻き戻したい」と悔やみました。
「どこかで勝ちたいという気持ちがあった」と心がわずかに乱れました。

試合後に「まだ気持ちの整理がついていない」と語りつつも、「自分を見詰め直す機会になる。プラスに考えたい」と前を向きました。

田村岳斗コーチは「勝ちつづければ臆病になる。挑戦者のつもりでやっていこう」と励ましました。
本人も「まだまだ伸びると思っている。やることがたくさんある」と述べました。

紀平梨花が全日本選手権を初制覇すると思いましたが、最終滑走の坂本花織が優勝をさらいました。
宮原知子は悔しさとさみしさはありますが、ずっと背負ってきた「全日本女王」の看板が外れたことになります。
世界選手権で「気負わずに楽しみたい」と語りました。
あの敗戦を糧にし、レベルアップした演技を見せてくれるはずです。

私の予想では2位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月12日「来季は世界と戦えない、コロラド合宿は宮原知子にこそ必要」はこちら。

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

⇒2018年12月12日「宮原知子から努力を取ったら何も残らない」はこちら。

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三原舞依の感動の滑りに中野園子コーチの目が潤む

ユニバーシアードでパーフェクト演技
日本選手団の主将として金メダル獲得

フィギュアスケート女子シングルの三原舞依。
全日本選手権で表彰台に上れず、3月の世界選手権の代表切符を逃しました。
その悔しさもあったのでしょう、2月の四大陸選手権で3位に踏み止まりました。
(本人は諦め、スケート靴を片づけていました。)

三原舞依の女子シングルでの序列は紀平梨花、宮原知子、坂本花織に次ぐ4位といったところでしょう。
前二人は濱田美栄コーチ門下生、後ろ二人は中野園子コーチ門下生です。
(実は、全日本選手権でも4位でした。)
なかなか世界の大舞台に手が届きません。

フィギュアスケートは採点が厳格化され、演技の印象と点数が開くようになりました。
私が素晴らしい演技を行ったと思っても点数が伸びません。
表現の評価が含まれる演技構成点(PCS)もよくありません。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

三原舞依がロシアで行われた冬季ユニバーシアード大会に人生初となる日本選手団の主将として臨みました。
気合が入っていました。

ショートプログラム(SP)は「イッツ・マジック」。
三原舞依は完璧な演技で 75.92点を記録し、首位に立ちました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転フリップをきれいに着氷しました。

フリースケーティング(FS)は2シーズン連続「ガブリエルのオーボエ」。
三原舞依はSPに続く完璧な演技で144.76点を記録し、合計220.68点で優勝を収めました。
女子では2009年大会の中野友加里以来10年(5大会)振りです。
最終滑走で冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転ループをきれいに着氷しました。
ダブルアクセル―3回転トウループのコンビネーションも決めるなど、ノーミスで滑り終えました。
演技直後に両手での力強いガッツポーズを見せました。
画質はよくないのですが、私は感動しました。
(リンクサイドの中野園子コーチの目が潤んでいるように感じました。)

三原舞依は今シーズン、演技がきわめて安定していました。
私は2022年北京五輪出場を目指し、来シーズンは楽曲(プログラム)でもジャンプでも思い切ってチャレンジしてほしい。
日本女子は空前絶後の激戦です。
種蒔きを済ませておかないと、オリンピックシーズンに刈り取れません。

category:三原舞依ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

ロシアが世界選手権代表選手を再考か

ウェブでフィギュア大国ロシアが自国選手のユニバーシアード4連覇を止めた三原舞依でも世界選手権に出場できないことに仰天したという記事を見つけました。
このブログで幾度か述べていますが、日本女子シングルは史上最強です。
3月にさいたまで行われる世界選手権への自国代表選手を再考する価値があると述べています。

⇒2019年2月24日「世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ」はこちら。

開幕直前にならないとロシアはだれが出場するのか決まらない可能性があります。
私は紀平梨花、宮原知子、坂本花織の日本勢3選手の表彰台独占を信じて疑いません。
今大会は4枠ほしい・・・。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月6日「四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝」はこちら。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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面白くないジョークの会会長 

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