コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖

世界選手権とGPファイナルで3連敗
一騎打ちはネイサン・チェンに勝ち癖

待ち望んだ年末・年始休暇に入りました。
電話もメールも来客もなく、ひたすらデスクワークに打ち込める貴重な時間です。
ちょっとでも油断すると、6日間は一瞬で終わります。
おもに「営業代行」「新規開拓代行」に関わる企画設計や資料づくりなど、やるべき仕事が山のようにあり、とても幸せです。

負傷出場の宇野昌磨が試合を引き締め

さて、先ごろ「全日本フィギュアスケート選手権2018」が行われました。
地上波での放送(実況)がゴールデンタイムでしたので、私は男子シングルと女子シングルそれぞれのショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)をざっと見ました。
女子シングルについては私が感じた疑問を交えながら、あすのブログで記します。
(上位4選手の点数です。)

女子シングルと比べて男子シングルはいま一つでしたが、現役復帰の高橋大輔が大会を盛り上げ、負傷出場の宇野昌磨が試合を引き締めました。
宇野昌磨はSPがよかったうえに、立ち上がりがひどかったFSも気迫でまとめています。
本来の力を久し振りに発揮しました。

宇野昌磨はもともと根性があるのですが、このところは「空回り」が続いていました。
私は「こんなに才能に恵まれ、実力を備えながら、どうして不甲斐ない結果になってしまうのだろう」と不満と落胆を感じていました。
(加えて、メンタルも強いと思っています。)

それがやっと噛み合ったのが全日本選手権の演技です。
これくらいは滑って当たり前の選手です。
本人もファンも初めて納得のいく勝利で「3連覇」を飾っています。

ネイサン・チェンは楽な気持ちで滑る

全日本選手権が終わり、世界選手権の代表選手が決まりました。
むろん、日本王者は出場します。

宇野昌磨は前回の世界選手権、前回と今回のGPファイナルと3連敗を喫している米国のネイサン・チェンを倒さなければなりません。
フィギュアスケートはメンタルの要素も大きいので、相手に戦いやすいと思われたら負けです。
まして高難度ジャンパーに楽な気持ちで滑られたら敵いません。
(ちなみに、私はネイサン・チェンはメンタルが弱いと思っています。)

羽生結弦は全日本選手権で救済措置により代表に選考されましたが、現時点で出場が確定していません。
「世界フィギュアスケート選手権2019」も宇野昌磨とネイサン・チェンの事実上の一騎打ちになります。
二人の対決に限れば宇野昌磨は負け癖がつき、ネイサン・チェンは勝ち癖がついています。
相手は自信を深めており、きわめて厄介です。

今シーズンの採点ルール改定も宇野昌磨の追い風にならないとおかしい。
とはいえ、いまだに高難度ジャンプは得点で大きな比重を占めます。
TES(技術要素点)で攻めてくるネイサン・チェンに対し、宇野昌磨はGOE(出来栄え点)とPCS(演技構成点)で立ち向かうことも検討してほしい。
それで勝てるという保証はありませんが、開き直りと「テスト」も必要です。
自分がパーフェクトな演技を見せたときに、どれくらいの評価を得られるかをつかんでほしい。
(ライバルへの対策、点数の伸び代、練習の重点の置き方などがはっきりするでしょう。)

宇野昌磨は日本男子を代表するフィギュアスケーターであり、大勢のファンのためにも勝ってください。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月22日「宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨ファンはすかっとした気分を味わえず」はこちら。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

⇒2018年10月29日「宇野昌磨はそろそろ世界一になってもいい」はこちら。

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三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点

4位と、表彰台にあと一歩届かず
三原舞依は何かが足りない・・・

全日本選手権でSPとFSを揃える

「全日本フィギュアスケート選手権2018」の女子シングル。
三原舞依は表情や表現、質のいいジャンプを跳ぶなどの充実した練習を積むことができたので、本番では楽しんで滑りたいと抱負を語っていました。

ショートプログラム(SP)で「イッツ・マジック」を滑りました。
緊張が感じられません。
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションを決めています。
回転不足は取られませんでした。
ダブルアクセル、3回転フリップも決めています。
今シーズンの自己ベスト 72.88点の高得点で3位につけました。
1位の宮原知子と3.88点差です。

フリースケーティング(FS)で2年連続の「ガブリエルのオーボエ」を滑りました。
(今シーズンは結果を求めたのかもしれませんが、曲を変えてほしかった。)
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションから最後の3回転サルコウまで見事に決めています。
7本すべてのジャンプに1点以上のGOE(出来栄え点)がつきました。
「天使のイメージで滑り切れたら」と話していたとおり、伸びやかに流れるように舞いました。
そして演技後に両手を突き上げています。
147.92点、合計220.80点といずれも国際大会の自己ベストを大きく上回り、4位になりました。
ちなみに自身初となる 220点台です。

平昌五輪の代表最終選考会を兼ねた昨年の全日本選手権は5位に沈みました。
夢を逃した悔しさを踏み台にし、この1年間を懸命に過ごしてきました。
今大会では何よりSPとFSをノーミスで揃えました。

三原舞依は長年の課題だった「体力強化」に取り組んでいます。
地道なトレーニングの成果が表れ、今シーズンの演技の好調と安定につながりました。
が、それでも全日本選手権で表彰台に届いていません。
紀平梨花がいきなりブレイクしなければ3番手になっていたはずであり、世界選手権に出場を果たしました。
勝負の世界はとても厳しい。

審判員にアピールする力がやや弱い

仮に3位以内(トップスリー)に入ることを「勝つ」と呼ぶとして、三原舞依は何かが足りない・・・。
私は全日本選手権で破たんのない演技に魅せられたのですが、それはなぜだろうと考えました。
しいていえば、欠点がないということが欠点でなかろうか。
平たく言えば、品よくまとまりすぎているのかもしれません・・・。

無難な人生を送りたいと願いつつ、波乱万丈の人生しか送れなかった私には、無難すぎる演技です。
彼女の演技にどこかしらつきまとう「退屈さ」もそこに起因しています。

三原舞依は大舞台でアピールする力がやや弱く、観客や審判員を突き刺せません。
細分化された採点基準が厳格に適用されるといっても、所詮は人が判断することです。
なかでもPCS(演技構成点)はTES(技術要素点)に比べ、その傾向が強い。
ここで上積みを図れません。
(全日本選手権ではもうちょっと得点が高く出てもいいと思いました。)

選手はそれぞれに資質や個性などの持ち味があり、それを大切にすべきです。
三原舞依は「きよらか」で「やわらか」な演技で観客を包み、癒し、幸せにしてくれます。
ひらがなの形容が似合うのですが、見終わった途端に印象が薄れやすい。
それと、前に見たような錯覚に陥ります。
かなり損をしています。
例えば、SPとFSで曲調や振付を明確に切り分け、全体的な印象や雰囲気を変えるなどの工夫が必要でしょう。
(昨シーズンに失敗した「大人の女性への変身」をなぜやめたのか不思議です。)

スケーティングの速さと強さが大事

それと一番大事なのは「スケーティング」のダイナミズムだと思います。
パフォーマンスの土台は滑りの速さと強さのメリハリです。
観客が緩急や強弱に身を委ねられる感覚が乏しい。
(こちらが受動的に味わえても能動的に関われない。)
芸術性を重んじた演技といっても「切れ」がないと心をえぐるような、あるいは魂を揺さぶるような感動が得られません。

しかし、それは体自体の強靭性やコンディションと深く関わるのかもしれません。
坂本花織や紀平梨花と単純に比べられないのは承知しています。

三原舞依はシニア1年目の2016年、前年12月に発症した全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」を乗り越えて復帰しました。
今大会と同一会場で行われた全日本選手権でいきなり3位と表彰台に食い込み、世界選手権代表を射止めました。
翌年2月に初出場の四大陸選手権で金メダルを獲得し、ファンの期待が高まりました。
が、五輪切符をつかもうと難度を高めた演技に挑んだ昨シーズンは苦しみました。
(判断が難しいところですが、挑戦はオリンピックシーズン以外のほうが結果がいいように思います。)

完治しない難病らしく、三原舞依がどれくらい追い込んだ練習を積めているかは分かりません。
薬の副作用もまま出るようで、見た目は優雅でも実際には過酷なフィギュアスケートを行うにはハンディを負っています。

だからなおさら、私は三原舞依に全日本選手権の表彰台に立ち、世界選手権に出てほしい。
あとちょっとで一流選手の仲間入りができるところまできていると思うのですが。
いま必要なのは、調和より破壊です。
おそらく自らの限界を突き破らないと大舞台で勝てません。

2月の四大陸選手権はゲンのいい大会のはずですから、表彰台の頂点に再び立ってほしい。
勝負事ですから、演技者の勢いが大切になります。

category:三原舞依ブログはこちら。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

⇒2018年11月10日「三原舞依はGPシリーズNHK杯で遅れを取り戻す」はこちら。

⇒2018年1月13日「三原舞依は四大陸選手権で今年も勝てるか」はこちら。

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高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠(決勝当日更新)

桐蔭学園が西のチームの20年連続優勝を阻止
選抜連覇、東の横綱が第98回を制する

花園はワールドカップへ向けて大改修を終了

大阪の冬の風物詩といえば「花園」。
第98回全国高校ラグビー(全国高等学校ラグビーフットボール大会)が2018年12月27日から東大阪市花園ラグビー場と東大阪市多目的広場で行われます。
元日までに3回戦を済ませてベスト8が出揃い、主将による抽選で1月3日の準々決勝、1月5日の準決勝の組み合わせが決まります。
そして1月7日に決勝が行われます。
(平成最後の花園となります。)

第1グラウンドが来秋開催の「ラグビーワールドカップ2019」へ向けて改修され、初の大会となります。
スタジアムの正面玄関は「スクラム」をモチーフにした格子状のデザインに刷新されています。
LEDによる照明設備や 710インチ大型スクリーンが完備し、座席はセパレートタイプに変更されています。
ゴールポストは高さ13メートルからワールドカップ仕様の17メートルに取り替えられています。

東西の桐蔭が軸になるも本命は桐蔭学園の声

今大会は予選で前回優勝の東海大大阪仰星が姿を消す大波乱が起こりました。
早くから優勝候補として名前が挙がっていたのが、東福岡高校(福岡)、大阪桐蔭高校(大阪第一)、桐蔭学園高校(神奈川)の3校です。
高校ラグビーは「西高東低」と言われ、西のチームが20年連続で優勝を収めています。
(2010年度は桐蔭学園が東福岡に試合終了直前に追いつかれて両校優勝でした。)

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

しかし、ここへきて東西の「桐蔭(両校は無関係)」が優勝争いの軸になるものの、優勝候補の本命に桐蔭学園を推す声が強くなりました。
私は横浜に暮らし、自宅から遠くないところに同校があります。
地元を応援していますのでうれしいのは確かですが、最後に勝ちきることができないという負の記憶が残っています。

なぜか選手個々の能力に加え、展開力が優れた東福岡を推す声はあまり聞こえてきません。

私がラグビーに嵌まったきっかけは体育授業

大昔のテレビドラマなどの影響もあるのかもしれませんが、私のなかで高校ラグビーはとくに「青春スポーツ」というイメージが強い。
一度でも負けたら終わってしまう若い力の激突は見応えが十分です。
なかでもスクラムの押し合い、縦への攻撃が試合の大半を占めるフォワード(FW)戦は見終わったときに両肩ががちがちに凝っています。

私は50年前に富山県立魚津高校でラグビーをやってみて大好きになりました。
といっても部活動でなく体育の授業にすぎませんが、雪の積もる冬季はすべてラグビーでした。
「前にボールを投げてはいけない」くらいの説明があっただけで、いきなり試合に入ったように思います(記憶が曖昧)。

私はフルバック(FB)で、突進してくる相手をタックルで倒せる痛快さ、ボールを持ったらなりふり構わず突っ走れる奔放さに嵌まりました。
(キックを使いたくなかった。)
いま思えば好き勝手にやっていただけで、チームスポーツの観点からは滅茶苦茶です。

社会生活だと大問題ですが、ラグビーでは人に遠慮なくぶつかれるのが快感だったのだと思います。
この経験がきっかけとなり、ラグビーの早明戦、高校ラグビーなどをテレビ観戦するようになりました。

桐蔭学園ラグビーは選抜優勝と合わせて2冠へ

桐蔭学園は11月の県予選の決勝で慶應義塾を37−14で破り、4年連続17回目の花園出場を決めています。
西の高校と互角に戦える東の横綱とされます。
これまで4回の準優勝、1回の両校同時優勝に留まり、狙うのは悲願の単独優勝です。

桐蔭学園は前回の準決勝で大阪桐蔭に敗れました。
7−12のビハインド、自陣から8分間、64次の連続攻撃を仕かけましたが、あと1メートルでペナルティを犯してノーサイド、涙を飲みました。
が、今春の選抜決勝で大阪桐蔭を46−26で破り、史上2校目の連覇を成し遂げました。

2002年にチームを率いた藤原秀之監督は15年目を迎えます。
強力FW、とくにフロントローに頼った点を反省し、準決勝敗退後は15人でボールを動かす練習を積ませました。
その成果がすぐに選抜連覇に表れました。

藤原秀之監督が花園で目指すのは継続ラグビー

藤原秀之監督は今年のチームを「リーダーシップを取れる人間がそろい、まとまっている」と評する一方、昨年のチームより劣るFWの体格を危惧しました。
チームスローガンに「磨」を掲げ、展開ラグビーに必須となるキャッチやパスなどの基礎訓練を繰り返すとともに、最後まで走れる体力づくりに努めてきました。
グラウンドも土から人工芝に一新され、本番に近い環境で練習を行えるようになりました。

桐蔭学園はFWとBK(バックス)が一体となり、皆がボールをつなぐ伝統の「継続ラグビー」で戦います。

桐蔭ラグビーの中心となるSH小西泰聖主将

その中心となるのが、スクラムハーフ(SH)の小西泰聖(こにし・たいせい)主将です。
優勝した選抜決勝で50m独走を含む3トライを奪いました。
昨年敗退した準決勝で「SHとして攻撃をコントロールできず、力のなさを感じた」と語りました。

小西泰聖は10月のユース五輪(7人制)で世界を驚かせるラン(走り)とステップを見せて6試合でチーム最多の6トライを挙げ、初の銅メダル獲得の原動力になっています。
何せ 100m11.4秒のスピードを誇り、そのうえパスの確かさと速さ、長さに優れます。
密集からパスで攻撃を組み立て、チャンスと見ればディフェンスの隙を突きます。

日本の将来のラグビー界を引っ張る逸材の一人とされています。
尊敬する高校の先輩・齋藤直人がいる早稲田大学へ進学することが決まっており、2冠を手土産に卒業すると誓いました。

小西泰聖は今年のチームについて「全員が走ることができ、トライも取れる」と語っています。
自身もSHとして、どんなきつい状況でも、そしてどんなプレッシャーでも、FWとBKにバランスよくボールをさばけるように練習を積みました。

PR鈴木康平、HO紀伊遼平など代表候補8人

桐蔭学園は小西泰聖を含め、選抜決勝でハットトリックのプロップ(PR)鈴木康平、突破力が強いフッカー(HO)紀伊遼平、ゲームコントロールがうまいスタンドオフ(SO)津田貫汰、決定力が高いウィング(WTB)佐々木隼など、8人が高校日本代表候補に選出されています。

桐蔭学園ラグビー部は新花園優勝第1号を飾る

Aシードの桐蔭学園は2回戦から出場します。
組み合わせ抽選会の結果、初戦は12月30日の午前11時30分から、大分舞鶴高校(大分)と深谷高校(埼玉)の勝者と戦います。
大分舞鶴は33年連続出場の名門であり、深谷も10回目出場の実力校です。

⇒2018年12月1日「選抜優勝桐蔭学園ラグビー部は冬の花園で激戦区入り」はこちら。

藤原秀之監督は「私も金子俊哉FWコーチも高校時代、花園で優勝を経験しているので、選手たちにも単独優勝してもらいたい」と語りました。
小西泰聖主将も「単独優勝するという目標はこの1年ずっとぶれていない」と力を込めました。
桐蔭学園は新花園の優勝第1号として名前を残します。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

◆書き加え(12月28日)

大分舞鶴は桐蔭学園の練習台にならないと誓う

大会第2日の12月28日、1回戦で大分舞鶴が深谷を26−21で下しました。
堀尾大輔監督が「理想的な入りだった」と語る前半4分からの4連続トライで主導権を握りました。
深谷は得意のFW戦に持ち込んで後半残り6分で5点差に追い上げましたが、逆転は叶いませんでした。

これで桐蔭学園の初戦の相手は大分舞鶴になりました。
優勝を1回成し遂げたことのある伝統校、実力校です。
堀尾大輔監督は桐蔭学園の練習台にならないと誓いました。
チャレンジャーとして激しく当たってきますので、気の抜けない試合になります。

◆書き加え(12月30日)

桐蔭学園は大分舞鶴を圧倒、3回戦は石見智翠

藤原秀之監督は「前半から勝負をかけてくる。しんどい試合になる」と大分舞鶴に警戒観を示しました。
SH小西泰聖主将は「1回戦で接戦を勝ち上がってきた大分舞鶴の勢いに気をつけたい」と話していました。

が、実際には67−7で圧倒しました。
まったく危なげがありませんでした。
次は3回戦、尾道を22−7で下した石見智翠館になります。
強敵です。

◆書き加え(1月1日)

石見智翠館に優勝候補とは思えない戦い

3回戦が行われ、初戦(2回戦)と同じく白のセカンドジャージーで臨んだ桐蔭学園が後半の4トライで粘る石見智翠館を突き放し、43−17で勝利を収めました。
終わってみれば合計6トライの快勝で4大会連続13回目の準々決勝進出(8強入り)を決めました。

最初のトライを石見智翠館に奪われ、ハンドリングやラインアウトなどでミスが出てチャンスをつぶし、もたつきました。
最初はまさかの劣勢でした。
前半25分にトライで逆転してからは、危険なプレイがあった石見智翠館にイエローカードが出て数的有利となり、徐々に点差を広げました。
後半開始10分ほどでようやく桐蔭学園らしいトライを3本たたみかけました。
ただし、20分過ぎにトライを2分許してしまいました。

優勝候補と思えない戦いぶりであり、今後の試合に大きな不安を感じさせました。
Aシード校にはもちろん勢いのあるBシード校にも勝てないのでないでしょうか。
1月3日の4回戦(準々決勝)は元日に中部大春日丘を21−10で下した天理です。
大丈夫でしょうか。

⇒2019年1月2日「小西泰聖主将の桐蔭学園が花園準々決勝で天理と激突」はこちら。

◆書き加え(1月3日)

天理に大苦戦、辛うじてAシードの面目

4回戦(準々決勝)で桐蔭学園が44−29で天理を下し、Aシードの面目を保ちました。

風下を選んだ前半は3トライを奪われました。
しかし、スタンドオフ(SO)津田貫汰が2本のペナルティゴール(PG)を決めるなどし、20−19の1点リードで折り返しています。

風上に立った後半はキックを積極的に使って優位に進めました。
3分と8分にトライを奪い、一気に流れを引き寄せました。
終盤に懸命な追い上げを見せる天理を振り切りました。

天理は兄貴分の天理大が全国大学選手権で9連覇中の帝京大を倒して決勝進出を決めています。
それに続きたいと望んでいたはずであり、さぞかし悔しかったでしょう。

藤原秀之監督は試合後、天理の針の穴を通すようなパスを絶賛しました。
互いにトライが5本ずつでしたので、厳しい表情を崩していません。
結局、SO津田貫汰が3本のPGを含むキックの機会をすべて決めたことが勝利につながりました。
この苦い経験を次へ向けて生かしたいと語っています。

準決勝の東福岡戦へ課題を克服できるか

桐蔭学園は4大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めました。
しかし、私は前半の戦いぶりを見て桐蔭学園が負けるだろうと肝を冷やしました。
天理が強いという噂は聞いていましたが、ここまでの苦戦を強いられるとは意外です。
(見る側ははらはらしても、選手は冷静に試合を組み立てていた可能性がないわけでありません。)
それにしても、あっさりと失点しており、東福岡と戦えるかどうか心配です。

なお、東福岡はFWの平均体重が89.2圓△蠅泙后
が、例年より小さめであり、どうにもならないほどの強さまでは感じません。
BKがいいのでしょう。
私は希望を捨てていませんが、中1日で課題を克服できるかどうか。

◆書き加え(1月5日)

東福岡と大接戦、大阪桐蔭と桐蔭対決へ

準決勝で互いにAシードの桐蔭学園が46−38で東福岡を下して決勝へ進みました。
試合は激しい点の取り合いとなり、同点あり逆転ありの白熱した展開でした。
桐蔭学園が最後に競り勝ち、振り切りました。
3大会ぶり、6度目の決勝進出です。

前半、3分と9分にトライを決めて17点のリードを奪いました。
私がまったく予想しない展開でした。
その後、東福岡の反撃を受け、前半を24−17で折り返しました。

後半、4分と7分にトライを奪われて24−31と逆転されました。
その後は一進一退の攻防が続きます。
10分、15分にトライを決めて逆転し、21分にトライを奪われて1点差に詰め寄られながらも大接戦を制しました。

決勝の相手は準決勝でBシードの流通経済大柏を31−17で下したAシードの大阪桐蔭になりました。
昨春の選抜決勝に続く「桐蔭対決」です。
(このときは46−26で下しました。)
大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独優勝となります。
桐蔭学園は第90回(2010年度)大会で初優勝を叶えていますが、東福岡と両校優勝でした。

◆書き加え(1月9日)

小柄の桐蔭学園に勝ってほしかった・・・

桐蔭対決は桐蔭学園が24−26で大阪桐蔭に敗れました。
得点を眺めれば、桐蔭学園のゴールキック(GK)1本で両校優勝、ペナルティゴール(PG)1本で逆転優勝という大接戦です。
しかも、ゲームとしては逆転負けになります。
奪ったトライも相手と同じ4本です。

平成最後の決勝にふさわしい激闘だったのは確かですが、とくに後半は大阪桐蔭にフィジカルの差で圧倒されました。
私は破壊力さえ感じました。

体格で劣る桐蔭学園はパスでも動きでもスピードで対抗しようと考えていました。
しかし、大阪桐蔭はタックルが激しく、防御が堅く、攻撃を止められました。
また、勝負どころで密集戦を仕かけられ、モールで押されています。

SH小西泰聖主将は、終了の笛に天を仰ぎました。
SO津田貫汰は前半22、28分のトライで得た難しい位置からのGKを外しました。
PGを含め、準決勝までは驚異の成功率で勝利に貢献してきました。
「大事な場面で外した」と自らを責めました。

藤原秀之監督は「点差より実力の差があった」と冷静に受け止めました。
ラグビーは格闘技でなく球技とし、「ランニングラグビーこそ真骨頂」とボールスキルに磨きをかけてきました。
「選手が継続ラグビーを貫いてくれた」と伝統スタイルで戦ったフィフティーンを称えました。

ワールドカップ(W杯)で小柄の日本チームは大柄の海外チームと戦います。
地元ということもありますが、W杯も念頭に置きながら観戦した私は15人でボールを動かす桐蔭学園に勝ってほしいと思っていました。
が、期待した「ひょっとしたら・・・」は起こりませんでした。
大阪桐蔭は甲子園も花園も強かった。

とはいえ、桐蔭学園は最近10年で最多タイの5度目の決勝であり、立派です。
どうか選抜3連覇を成し遂げてください。

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紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率

フィギュア界の超新星とレジェンド
フジテレビ社内で「神」と崇められる

全日本フィギュアスケート選手権2018が終わりました。
女子シングルは紀平梨花が主役となり、男子シングルは高橋大輔が主役となりました。
二人は前景気を盛り上げ、チケット販売に弾みをつけ、試合を面白くしてくれました。
不安視されたTV視聴率も大丈夫でした。

噂にすぎませんが、この超新星とレジェンドは今大会を中継したフジテレビ社内で「神」と崇められているようです。

紀平梨花と高橋大輔は年齢差が2倍

紀平梨花はシニアデビュー1年目で16歳、高橋大輔は現役復帰1年目で32歳です。
年齢差がちょうど2倍です。
どちらも2位に入り、日本開催の世界フィギュアスケート選手権2019代表に選ばれました。

紀平梨花FS高得点で緊張感みなぎる展開

紀平梨花は使い古したスケート靴の調整に手こずり、SPで5位に留まりました。
大会前から靴が持つかどうかぎりぎりの状態と語っていました。
ところが、同じ靴で滑るしかなかったFSで巻き返しています。
終盤にジャンプミスが出ましたが、それでも高得点を叩き出し、改めて強さを印象づけました。

最終グループの2番滑走でしたので、SP1位で全日本選手権5連覇を狙う5番滑走の宮原知子に大きなプレッシャーがかかりました。
これにより試合は緊張感みなぎる展開になっています。
そして宮原知子がわずかに及ばず、紀平梨花が新女王と思ったときに6番最終滑走の坂本花織が優勝を果たしました。

が、このドラマチックな幕切れも、紀平梨花の高得点があったからこそです。
この選手の美しさは「才能」に突きます。
親が夢中になる気持ちが分かります。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

高橋大輔不出来2位で男子シングルの惨状

高橋大輔はFSでまったく不本意な出来でしたが、結果として宇野昌磨に続きました。
ただし、50点近い得点差でした。
よほど納得できなかったのでしょう、世界選手権代表を辞退しています。
逆に言えば、かつての第一人者のプライドが出場を許さなかったのです。
「こういう出来でこの場にいたくない」とまで言い放ちました。
(ほかに、次世代に機会を譲るという意味合いもありました。)

もともと現役復帰は「やり切った」と思える現役引退を望んだからです。
したがって、このまま引っ込むわけにいきません。
来シーズンも現役続行でしょう。

自分でもまさかと驚いた高橋大輔の2位は、羽生結弦と宇野昌磨に続く選手がまったく育っていない男子シングルの惨状を改めてあぶり出しました。

category:高橋大輔ブログはこちら。

瞬間最高視聴率は紀平梨花と高橋大輔絡み

中継したフジテレビの平均視聴率は女子FSが16.6%(20.5%)、男子FSが15.4%(16.8%)でした。

瞬間最高視聴率は女子FSが25.8%(30.8%)で、宮原知子がキス・アンド・クライで得点を見守るシーンです。
紀平梨花の初制覇へ期待が膨らんだ結果です。
この空気を読まずに優勝をかっさらった坂本花織は称賛に値します。
よりによって滅多に望めない会心の演技をここで見せています。

⇒2018年12月24日「坂本花織、計算ミスで全日本初優勝の珍事」はこちら。

男子FSが23.9%(27.4%)で、高橋大輔が演技中(演技後)のタイミングです。
(ビデオリサーチ調べ、関東地区。括弧内は関西地区)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

⇒2018年12月19日「紀平梨花、全日本フィギュア初制覇は揺るがず」はこちら。

⇒2018年12月18日「全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想」はこちら。

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紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧

全日本選手権で世界フィギュア代表が決定
現役復帰の高橋大輔は不出来の2位で辞退

宇野昌磨はけがの影響を感じさせない好演

「全日本フィギュアスケート選手権2018」が終わりました。
日本選手を応援すればいい国際大会と違い、応援したい選手が何人かいる国内大会は疲れます。

男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われました。
ショートプログラム(SP)1位の宇野昌磨はけがの影響をまったく感じさせません。
序盤の2〜3本のジャンプを見て「ひどい点数になりそう」と思いましたが、中盤へ向けてスムーズになり、終盤には素晴らしい演技になっていました。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

高橋大輔はジャンプがはらはら、後半がへとへとです。
ひどい不出来でしたが、それをだれよりも恥じているのは本人です。
にもかかわらず2位に入っており、羽生結弦と宇野昌磨の次世代が育っていない状況が改めて浮き彫りになりました。
高橋大輔は「この出来でここにいたくない」と自分に腹を立てるとともに、後輩に危機感を募らせています。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら

世界フィギュア2019代表選手(出場選手)

日本スケート連盟から来年3月にさいたまで開催される「世界フィギュアスケート選手権2019」の代表選手が発表されました。
男女ともに選考でもめる要素がありませんでした。

けがで全日本選手権を欠場した羽生結弦は3年連続で救済措置(特例)が適用されましたが、私自身はリハビリと蓄積疲労回復に充ててほしいと思っていました。
採点ルールの改定もあり、突出した才能を持ち、しかも滑る意思を持つ選手、とくに男子選手は30歳前後まで現役を続けられます。
選手生命を大切にしてください。

◇世界フィギュア女子シングル代表選手(出場選手)

1.坂本花織
2.紀平梨花
3.宮原知子

◇世界フィギュア男子シングル代表選手(出場選手)

1.宇野昌磨
2.田中刑事
3.羽生結弦

2位の高橋大輔は選出されましたが辞退しました。
致し方のない点数、妥当な判断です。
かつて第一人者だった彼が自分に許せるはずがありません。

代わりに3位の田中刑事が選ばれました。

選考基準に照らすとこうなるのでしょうが、近い将来に世界で戦えそうな男子選手がいません。
出たいはずの高橋大輔が断った意図をどうか汲んでほしい。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら

男女とも最大の「3」の枠取りに貢献した選手の名前がありません。
樋口新葉と友野一希は悔しい正月を迎えますが、気持ちを切らさずに来シーズンに備えてください。

さいたま開催世界選手権代表選手コメント

記者会見で代表選手が意気込みを語りました。

坂本花織は「世界選手権初出場、日本開催ですごく緊張しているけれど、自分らしく思い切っていきたい」。
(選ばれた時点で「緊張」という言葉を使っています。次のコメントは「ひざががくがく」です。)

紀平梨花は「夢に見ていた世界選手権に出られてすごくうれしい。たくさんの方の期待に応えられる演技ができるように練習を頑張りたい」。
(本番の成績をもたらす練習を頑張ると言っており、早くも地に足がついています。また、スターのコメントです。)

宮原知子は「日本開催の世界選手権に代表として選んでいただけたことに感謝し、今シーズンは試合に波があるので、しっかりと自分の演技ができるようにしたいです」。
(優等生のコメントであり、課題克服を見据えています。)

宇野昌磨は「2位が続いているので1位になるために自分を信じて、いい結果が出せるように頑張りたい」。
(自覚は十分です。この選手は世界の大舞台で金メダルを獲ることしか求められていません。)

羽生結弦は日本スケート連盟に「世界選手権に間に合うように頑張って調整します」と連絡しています。
(おそらく一生に一人しか出会えない選手です。私は五輪3連覇が可能と考えています。そのための最良の決断を下してほしい。)

日本開催ですので、観客やファンの応援が大きな力になります。
同時に、大きな注目と期待が重圧になります。
最終的に自分との戦いに勝てた選手だけが表彰台に立つことができます。

私はプレッシャーを真正面から受け止めようとする気迫を、とくに紀平梨花と宇野昌磨に感じます。
(羽生結弦はスターなので、最初からそういう選手です。)

世界選手権は日本勢が表彰台独占の快挙

私の予想です。
日本勢と戦えるロシア勢がいませんので、表彰台を独占します。

1位 紀平梨花  246点(84点 162点)
2位 宮原知子  228点(78点 150点)
3位 坂本花織  222点(74点 148点)

私はGPファイナル後の人気の爆発と期待の重圧、そしてスケート靴の不調(SPの失敗)という大混乱のなかで、出来はよくなかったとはいえ、FSであれだけの高得点を叩き出した紀平梨花は化け物だと思いました。
中1日で立て直してしまう頭とメンタルがすごい。
日常生活ではあどけなさが残る少女なのにね。

宮原知子は今シーズンの練習での重点的な取り組みの成果が出ると思います。
ジャンプでミスがなくなり、GOE(出来栄え点)を稼ぎます。

坂本花織は日本女子の看板選手になりますので重圧がかかると考えます。
これでもし 230点近い得点を記録するとすれば覚醒して次のステージに上ったということです。

この3選手は日本女子シングル史上最強の布陣となります。
過去に一度もなかったことですが、全員が抜群の「安定感」を誇ります。
(紀平梨花はトリプルアクセルを失敗しません。)

来シーズンはロシアのジュニア勢から強烈な得点力を持つ有力選手がシニアに参戦してきます。

四大陸フィギュア2019代表選手(出場選手)

合わせて、来年2月に米国で開催される「四大陸フィギュアスケート選手権2019」の代表選手が発表されました。

◇四大陸フィギュア女子シングル代表選手(出場選手)

1.坂本花織
2.紀平梨花
3.三原舞依

三原舞依は今シーズン、質の高い演技を安定的に行っています。

宮原知子はジャンプのGEO(出来栄え点)の向上と高難度ジャンプの習得に時間をいくらか割けます。

◇四大陸フィギュア男子シングル代表選手(出場選手)

1.宇野昌磨
2.田中刑事
3.友野一希

田中刑事と友野一希は全日本選手権でまったく不出来な高橋大輔の得点を上回れませんでした。
あまりに不甲斐ないと思います。

高橋大輔はあくまで個人的な思いから現役復帰に踏み切ったと考えていますが、その決断と全日本選手権での演技には男子シングルへのとても重大なメッセージが含まれています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

⇒2018年12月19日「紀平梨花、全日本フィギュア初制覇は揺るがず」はこちら。

⇒2018年12月18日「全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

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坂本花織、計算ミスで全日本初優勝の珍事

日本女子エースの称号は恐ろしく重い
坂本花織が真価を問われる世界選手権

坂本花織のベストパフォーマンス、開化へ

全日本フィギュアスケート選手権2018の女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、坂本花織が圧巻の演技を見せて初優勝を飾りました。
ブラボー!

「点数の計算ミス」という声も聞こえてきますが、私が知る坂本花織の演技のなかで一番の内容でした。
非の打ちどころがない。
昨年はSP1位から宮原知子に逆転され、今年はSP2位から宮原知子を逆転しています。

濱田美栄コーチ門下の宮原知子と紀平梨花、中野園子コーチ門下の三原舞依と坂本花織という関西に練習拠点を置く4選手の争いになりました。

終わってみれば、坂本花織がSPでもFSでも、そしてジャンプなどの技術点でも表現などの演技点でも他の選手を圧倒しました。
とりわけFSは出色の出来栄えです。
自らの潜在力を開花させました。

坂本花織は試合後、国際大会よりも全日本選手権のほうが緊張すると語りました。
しかもFSは最終滑走です。
直前滑走の宮原知子の得点を聞いて勝負をかけたようです。
そんなことをしたら余計に緊張が高まると思うのですが、それに打ち克ってノーミスというよりパーフェクトな演技を見せました。

なお、紀平梨花はトリプルアクセルを2本とも決めていますが、スケート靴を気にしながらジャンプミスを防ぐことに精一杯という印象で、スケーティングと表現の魅力が損なわれました。
私が大逆転勝利に必要と考えていた 160点近くにまったく届きませんでした。

紀平梨花は2位になり、シニア1年目の2冠を逃しました。
宮原知子は3位になり、全日本選手権5連覇を逃しました。

坂本花織の初制覇に三原舞依の存在

全日本選手権の結果(順位・得点)は次のとおりです。

1位 坂本花織(24番滑走)
   228.01点(152.36点 79.11点 73.25点 0.00点 75.65点)
2位 紀平梨花(20番滑走)
   223.76点(155.01点 82.95点 72.06点 0.00点 68.75点)
3位 宮原知子(23番滑走)
   223.34点(146.58点 71.49点 75.09点 0.00点 76.76点)
4位 三原舞依(22番滑走)
   220.80点(147.92点 78.15点 69.77点 0.00点 72.88点)
5位 樋口新葉(21番滑走)
   197.63点(125.00点 59.78点 66.22点 1.00点 72.63点)
6位 山下真瑚(17番滑走)
   197.14点(134.20点 69.29点 64.91点 0.00点 62.94点)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

今年の全日本選手権では三原舞依が出した高得点に刺激され、坂本花織がさらに高得点を叩き出しています。
坂本花織の初制覇は、中野園子コーチ同門の三原舞依の存在も大きかったと考えます。
感謝の気持ちを込め、お歳暮を贈ったほうがいいでしょう。

⇒2017年12月24日「坂本花織は紀平梨花にお歳暮を贈れ」はこちら。

世界選手権の代表は坂本花織、紀平梨花、宮原知子ですんなりと決まりです。
私は会心の演技をそろえた三原舞依にも出場してほしいのですが、最大3枠ですから致し方ありません。

見応えが凄かった。
選手の皆さん、ありがとう。

日本女王重圧は宮原知子から坂本花織へ

坂本花織はもともと演技の安定感があります。
しばしば緊張を口にしますが、あれは彼女なりの緊張対策です。
私は「勝負度胸」が据わっていると思います。

大きく流れるような滑りが魅力的であり、ジャンプがダイナミックです。
スピンもステップも悪くありません。
宮原知子につけられていた「表現力」の差を一気に縮めました。
得点が大きく伸びて当然でした。

⇒2018年10月24日「坂本花織はジャンプよし、表現力よし、安定感よし」はこちら。

今大会の結果により、坂本花織が「日本女王」の座につき、「日本女子エース」の称号を得ました。
メディアでの扱いもまったく変わり、「重圧」が宮原知子から坂本花織へかかります。
最初に真価を問われるのが日本で開催される「世界フィギュアスケート選手権2019」です。

身軽な宮原知子に大変革のチャンス

長らく女子シングルを牽引してきた宮原知子は全日本選手権5連覇を阻止され、身軽になれました。
世界(おもにロシア)に目を移せば、有力なジュニア勢がシニアに続々と上がってきます。
「4回転ジャンプ競争」が起こるのは避けられません。
宮原知子は北京五輪に出場して表彰台に立ちたいと願っているはずです。

試合での成績をそれほど恐れずに、高難度ジャンプの習得に励むことができます。
トリプルアクセルはもとより4回転ジャンプを跳べるようになるかもしれません。
この敗北はこれからもトップアスリートとして戦っていくうえで大変革のチャンスとなります。

濱田美栄コーチ同門に悪くない決着

私は紀平梨花が大逆転勝利を収めるにはFSで 160点近くが必要だと考えていました。
しかし、得点を伸ばせませんでした。
この時点で宮原知子の全日本選手権5連覇が達成されるだろうと感じました。
ところが、宮原知子の得点もあまり伸びませんでした。

最終滑走の坂本花織を残し、紀平梨花がほんのわずかに宮原知子を上回っていました。
このまま決着がつくと思っていたら、坂本花織が驚異的な得点を叩き出して1位になりました。
彼女の持ち味が凝縮されたうえに、感情のこもった演技でした。

で、濱田美栄コーチ、そして選手としては悔しいでしょうが、私は同門としては悪い決着でなかったと思います。
あくまで競技の結果ですが、宮原知子が日本女王、紀平梨花が世界女王になるのが理想的と考えていましたので、ほっとしました。

私は国際大会で応援する選手に困ることはまずありませんが、全日本選手権はかなり迷います。
シーズンごとに変わることもあるくらいです。
ほぼ同等の上位選手を複数抱えるコーチにとり、かなり気疲れする大会です。
もっとも困るのは、実質的に「一騎打ち」になる試合です。
当人同士もコーチもメンバーも大変です。
先輩の5連覇の偉業を止めたのが後輩でなくてよかった・・・。

東京(横浜)にも名古屋にも頑張ってほしいですが、当面は大阪(京都)と神戸が切磋琢磨する見通しです。
フィギュアスケートが日本のお家芸でありつづけるために、女子シングルのレベルを引き上げてほしい。

category:坂本花織ブログはこちら。

◆書き加え(12月24日)

世界選手権は日本勢が表彰台独占の快挙

私の予想です。
日本勢と戦えるロシア勢がいませんので、表彰台を独占します。

1位 紀平梨花  246点(84点 162点)
2位 宮原知子  228点(78点 150点)
3位 坂本花織  222点(74点 148点)

私はGPファイナル後の人気の爆発と期待の重圧、そしてスケート靴の不調(SPの失敗)という大混乱のなかで、出来はよくなかったとはいえ、FSであれだけの高得点を叩き出した紀平梨花は化け物だと思いました。
中1日で立て直してしまう頭とメンタルがすごい。
日常生活ではあどけなさが残る少女なのにね。

宮原知子は今シーズンの練習での重点的な取り組みの成果が出ると思います。
ジャンプでミスがなくなり、GOE(出来栄え点)を稼ぎます。

坂本花織は日本女子の看板選手になりますので重圧がかかると考えます。
これでもし 230点近い得点を記録するとすれば覚醒して次のステージに上ったということです。

この3選手は日本女子シングル史上最強の布陣となります。
過去に一度もなかったことですが、全員が抜群の「安定感」を誇ります。
紀平梨花はトリプルアクセルを失敗しません。

◆書き加え(12月24日)

坂本花織はフィギュア史に名前を残した

私は連休明けの納入仕事に追われ、詳しく調べる時間がありません。
ふと、思いました。

もしも計算ミスによる全日本選手権初優勝だとしたら、坂本花織はフィギュアスケート史上に永久に名前が残る快挙を達成したことになるのでないかと。

おめでとう、よくやったね!!!

この日を迎えるまで、いったいどれくらい多くの苦難を乗り越えてきたことでしょう。
私は目頭が熱くなってきました。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月18日「坂本花織は自分の特色を強く押し出せ」はこちら。

⇒2018年11月8日「坂本花織は「トラウマ」から死ぬ気で「カモメ」へ」はこちら。

⇒2018年10月31日「坂本花織、初のGPファイナルへフィンランド大会2位」はこちら。

⇒2018年10月24日「坂本花織はジャンプよし、表現力よし、安定感よし」はこちら。

⇒2018年2月23日「坂本花織、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件」はこちら。

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新聞販売店の収益源多角化支援サービス

購読者減少による存続危機を乗り越える
新聞販売店生き残り支援サービス
配達地域内の顧客獲得&事業開発代行

和田創研は、購読者の減少により深刻な存続危機に直面する「新聞販売店」の生き残りに特化した支援サービスをリリースします。
当社代表は新聞奨学生として住み込みで働いた経験を持ち、新聞販売店の内部事情に精通し、実態を理解しています。
本サービスは「新規開拓営業代行サービス」と「ビジネスモデル創造代行サービス」が2本柱です。

新規開拓営業代行サービスでは、配達やチラシ折り込みなどの本業収入への依存を脱却するために必須となる試行中の新事業の顧客獲得、新商品の販売・受注を後押しします。
当社は決定権者・キーマンとの面談をセッティングします。
BtoBが中心ですが、BtoCも一部可能です。

ビジネスモデル創造代行サービスでは、景気後退にも備えて収益源の多角化を急ぐうえで必須となる新聞販売店の地域とのつながり、住民の特性を生かしたニュービジネスの開発から成功まで寄り添います。
ICT革新の加速を乗り越えられる方策を具現化し、事業基盤を再構築します。

本サービスの対象は主として「法人向け営業」「店舗向け営業」「広告・販促・印刷」「求人・人材派遣」「宅配・運送」「教室・催事」「便利屋・代行屋」「取次店・代理店」「見守り・子育て」「管理・保守」の10のカテゴリーです。
ほかにも新聞販売店が初期費用を抑え、かつ軌道に乗せやすい新事業を追求していきます。
これらすべての事業や商品に関し、初回面談から継続面談、商談成立までを請け負う「新規開拓お任せコース」も用意しています。

《開発背景・趣旨》
新聞とその宅配制度は戦後長らく我が国の文化水準・生活水準の向上などに絶大な貢献を果たしてきました。
かつては一般紙と経済紙・スポーツ紙を併読する世帯が珍しくありませんでした。
しかし、ウェブなど情報接触手段の多様化と簡便化が進展した結果、紙媒体の購読者は減少の一途をたどっています。
さらに、新聞購読者の中心層が高齢になり、部数減少に歯止めがかかることは考えにくい状況です。
新聞販売店の経営環境が悪化して以降、新事業や新商品などの収益源の模索が続いていますが成果が乏しく、失敗も少なくありません。
この困難を打破する一助になればとの思いから開発したのが本サービスです。

原則として、1エリア1社限定でコンサルティングを請け負います。
本サービスは「戸別配達制度」の維持による新聞社そのものの勝ち残りにも有効です。

◇新聞社とのアライアンス

当社は将来的に全国の新聞販売店網と協力し、それぞれの配達地域内における「営業代行サービス」をスタートさせます。
オフィスやショップを巡回して注文を獲得する、商品を補充するなどの比較的簡易な業務から始めます。
これらは自動化が進んでいるとはいえ、品質や価格が同等の場合にはメーカーサイドからの働きかけが受注や販売に及ぼす影響は小さくありません。

事業開始時に当社が新聞販売店の営業教育を実施するとともに、受注・販売管理を効率化するモバイルツールとクラウドサービス(ソフトウェアロボット)を提供します。
新聞販売店は初期投資と本格準備をほとんど必要とせず、持ち味のフットワーク主体で新収益を上積みできます。
将来展望が開ける新事業を加えることにより人材の獲得にもつなげられます。

ついては、新聞社と連携し、企業から営業代行サービスを受託することも検討します。

新聞販売店生き残り支援サービス

◆開発者紹介

和田創研代表/経営コンサルタント
和田 創(わだ・そう)

1970年(昭和45年)、家庭の経済事情から日本経済新聞社の育英奨学制度を利用し、専売所に住み込みで働きながら明治大学への進学を叶えました。
また、長い職業人生でもっとも役立ったのが「新聞配達」の経験と考えており、昨今の新聞販売店の苦境に心を痛めています。
バブル経済崩壊後の危機的な状況では日経ビジネススクールや読売経営セミナーなどで講師として幾度も登壇するとともに、全国紙などの販売局や広告局の幹部と精鋭を対象とした教育指導に当たりました。
新聞販売店の生き残りに微力を捧げたいと願い、本サービスをリリースしました。

和田創プロフィール

◆会社紹介

事業は多岐にわたりますが、おもに営業の数字づくりの経営コンサルタントです。
業種や規模を問わず四半世紀を超えて教育指導に当たり、収益伸長・業績拡大に貢献してきました。
とりわけ「新規開拓」などの開発営業の推進による優良顧客の獲得・大口商談の成立を支援しています。
それと関連し、さまざまな営業代行サービスも提供しています。

和田創研ウェブサイト

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本サイトは工事中の箇所があります。

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なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒

紀平梨花と宮原知子はスケート靴対決
女子シングルにFS大逆転なし
全日本初制覇は来年まで持ち越しへ

限界スケート靴の調整にてこずる

全日本フィギュアスケート選手権2018の女子シングル。
一昨日にショートプログラム(SP)が行われました。

GPファイナルでアリーナ・ザギトワとの一騎打ちを制した紀平梨花は、極端なミスを犯さないかぎり負けることのないプログラムを滑ります。
勢いに乗っているだけでなく、実力を劇的に伸ばしました。
私は、現時点で世界一だと思います。

しかし、限界を迎えたスケート靴の調整に手こずっているという情報をウェブで見つけました。
得点力の大きい高難度ジャンプの出来が著しく左右されるらしく、ひどく神経質になっていました。
足首の部分をテープで巻いて固めるなどの応急処置を講じて本番に臨むと語っています・・・。

スタートポーズの笑顔が引きつる

私は直前の6分間練習で滑る紀平梨花を見て、表情がずいぶん硬いと感じました。
(いらつきが顔に出ています。)
途中、テープを外しました。
さらに、本番でリンクに下り、樋口新葉の得点が出るまでの間にテープを外しました。
紀平梨花は心に余裕がないというより不安を感じているという印象を受けました。

名前がコールされ、普段は氷にエッジを馴染ませますが、軽くジャンプを試みました。
足下にこれだけ注意を奪われては、トリプルアクセルを跳べるはずがありません。
また、高難度ジャンプに支障が出るだけで済まず、スケーティングに影響が及びます。

「月の光」のスタートポーズで見せた笑顔が引きつっています。
悪い予感が的中し、冒頭のトリプルアクセルは思い切り派手に転倒しました。
その動揺もあってか、次の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは後ろが2回転になりました。
3回転ルッツだけは決めました。
が、GPファイナルとは別人のような演技になり、 68.75点の5位に留まっています。

集中力まで失う最悪の展開になる

演技後のインタビューではスケート靴に質問が集中しています。
1か月半から3か月ほどで履き替えるとのことですが、新調した靴が合わず、同じ靴を4か月以上も履いてきました。
大技での酷使もたたって両足首付近の革が柔らかくなり、テープで補強して使いつづけていました。

SPではとりわけ右足の硬さの調整に失敗したと明かしました。
スタート位置で気づきましたが手遅れでした。
演技中もずっと心に引っかかり、集中力まで失うという最悪の展開になりました。

しかし、同じスケート靴を履いて行った公式練習ではトリプルアクセルをほとんど成功させていましたので、それだけが原因と片づけるのは不自然です。
日本女王が決まる全日本選手権は世界の主要大会とは違った緊張があるのでしょうか。
本人は意識していないと語っていましたが、注目と期待の重圧も大きかったのでしょうか。

「気合」でぼろ靴は乗り切れない

紀平梨花は演技が終わり、「緊張はまったくなかった」と語っています。
ならば、硬い表情は重圧による緊張でなく、スケート靴の調整ミスによる不安だったのでしょうか。
トリプルアクセルは格段に繊細です。

紀平梨花はぼろ靴を「気合で乗り切る」と語っていましたが、無理がありました。
だからといって、スケート靴に敗因を押しつけることもできません。

⇒2018年1月25日「浅田真央のぼろぼろ靴と穴あきソックス」はこちら。

トップ選手はスケート靴を年間3足ほど交換するとか。
ところが、浅田真央はほぼ1年履きとおしました。
感触が変わると、トリプルアクセルを跳びにくいからでしょう。
(「臭い(くさいと読まないでください)がきつい」と自分で語っていたことを思い出しました。)

女子シングルは波乱が起こりにくい

紀平梨花はGPシリーズ第4戦「NHK杯」でSP5位からFSで自己ベストの154.72点を記録して逆転勝利を収めています。
しかし、スケート靴を取り替えられませんので、SP1位の宮原知子との8.01点差を引っ繰り返すのは至難でしょう。
全日本選手権での女子シングルの最大の逆転劇は、2013年のわずか2.82点差です。
鈴木明子がSP2位から浅田真央を引っ繰り返しています。
波乱がきわめて起こりにくいのです。
まして、紀平梨花はSP5位ですので・・・。

また、宮原知子は調整がうまくいったらしく、SPで「回転不足」を克服しています。
演技全体の安定感もしっかりと取り戻しており、おそらくFSでも高得点を叩き出します。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

紀平梨花の初制覇は来年まで持ち越しになります。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(12月22日)

宮原知子はファイナル前の靴に戻す

私は、宮原知子が惨敗したGPファイナルで新調したスケート靴を(こっそり)以前のスケート靴に戻したことを知りました。
消えたはずの回転不足が亡霊のように現れたので、変だなと思っていました。
納得です。
自分の庭のような全日本選手権で「ミス・パーフェクト」を取り戻しました。

◆書き加え(12月22日)

詰めかけた観客にこたえる演技を!

大会を盛り上げるために、「紀平梨花は射程圏内」などという報道も見かけます。

その前提は宮原知子が回転不足などのミスを犯して得点が伸び悩むか、紀平梨花がNHK杯の自己ベストを超える 150点台後半の驚異的な点数を出すかでしょう。
前者は他力ですが、宮原知子のSPを見るかぎりは考えにくい。

⇒2018年12月2日「紀平梨花、全日本選手権2018で宮原知子へ恩返し」はこちら。

トップクラスの選手が「最後まで優勝を諦めない」と語るのは当然です。
紀平梨花もむろんそう誓っています。
ちなみに、売れ行きが心配された大会チケットは完売とのこと。
新星の誕生に胸が高鳴ったからです。
紀平梨花は会場に詰めかけた観客、とくにファンにこたえる演技を第一にすべきです。

それには年末恒例の一大イベントをまず自分自身が楽しまないと・・・。
表情が硬すぎます。
勝利がすべてでありません。
目の肥えた日本の観客は仮に自分が応援する選手でなくても、優れた演技に惜しみない拍手を送ることを忘れません。

日本の宮原と世界の紀平で役割分担を!

私は史上最大の逆転劇を見るより、絶品の「スケーティング」を味わいたい。
やみつきになる美しさです。
とりわけFSの曲調と振付は彼女の天賦の才能と突出した身体能力をいかんなく引き出しています。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

感動という最高のクリスマスプレゼントをお茶の間に届けてほしい。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を筋肉で感じ取り再現する才能」はこちら。

濱田美栄コーチ同門の二人は「日本女王の宮原知子」と「世界女王の紀平梨花」という役割分担はどうでしょう。
全日本選手権2018で宮原知子が勝ち、世界選手権2019で紀平梨花が勝つ。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

紀平梨花の重圧はスーパースターの宿命

「お家芸」として日本におけるフィギュアスケートの人気は抜群に高い。
浅田真央がそうだったように、ファンどころか国民の注目と期待の重圧を背負うのがスーパースターの宿命です。

⇒2018年12月4日「紀平梨花にのしかかるポスト浅田真央の重圧」はこちら。

私は紀平梨花がプレッシャーを受け止め、それを乗り越えていく成長のプロセスを見たい。
世界のトップを望める久し振りのスターです。

◆書き加え(12月23日)

FSで2本決めても引っ繰り返せない

午前に公式練習が行われ、紀平梨花が入念な調整を行いました。
メディアはトリプルアクセルの成功を盛んに取り上げています。
FSで2本決めれば宮原知子を引っ繰り返せるという印象です。

が、実際にはそうはなりません。
紀平梨花はすべてのジャンプを決めたうえで、すべての要素でGOE(出来栄え点)を引き出さなければなりません。
大きな加点が必要です。

SPとFSを比べると、時間は2分40秒から4分に伸び、ジャンプは3本から7本に増えます。
壊れかかったスケート靴の微調整は格段に難しくなります。
まして紀平梨花は神経質になっています。

逆転には 160点近い得点が最低ライン

宮原知子がノーミスで滑ると、紀平梨花はノーミスでなくパーフェクトに滑らないと上回れません。
宮原知子の調子を加味して考えると、 160点近い得点が最低ラインでしょう。
おそらく自力による初制覇は不可能です。

SP5位の紀平梨花は20番滑走です。
驚異的な得点を叩き出せれば、22番滑走で3位の三原舞依、23番滑走で1位の宮原知子、最終24番滑走で2位の坂本花織に大きなプレッシャーをかけられます。
(それを跳ね返せる選手もいます。)

ロシア選手権はSP1位と5位が真逆

とはいえ、ロシア選手権ではSP1位のアリーナ・ザギトワと5位のアンナ・シェルバコワが入れ替わるというとんでもない展開で幕を閉じました。

⇒2018年12月19日「アリーナ・ザギトワはロシア選手権2018で女王陥落か」はこちら。

5連覇を阻止される宮原知子には気の毒ですが、史上最大の逆転劇はさぞかしドラマチックだろうと思わないわけでもありません。

結果はまもなく分かります。
私は濱田美栄コーチ同門の二人に持てる力を出し切ってほしい。

◆書き加え(12月23日)

坂本花織が圧巻の演技で全日本初優勝

FSが終わり、坂本花織が圧巻の演技を見せて初優勝を飾りました。
私が知る範囲でベストだったのでないでしょうか。
昨年はSP1位から宮原知子に逆転され、今年はSP2位から宮原知子を逆転しています。

濱田美栄コーチ、そして選手としては悔しいでしょうが、私は同門としては悪い決着でなかったと思います。
宮原知子が日本女王、紀平梨花が世界女王になると理想的と考えていましたので、ほっとしました。

私は紀平梨花も宮原知子もパーフェクトな出来だったと思いません。
結果から眺めれば、紀平梨花はFSで 160点が必要でした。
(スケート靴をかすかにかばいながら滑っているようで、ダイナミックなスケーティングとはいえません。)

格闘技でないのですが、三原舞依を含めた上位4選手の力勝負は素晴らしかった。

◆書き加え(12月24日)

全日本フィギュア2018女子シングル結果

全日本選手権の結果(順位・得点)は次のとおりです。

1位 坂本花織(24番滑走)
   228.01点(152.36点 79.11点 73.25点 0.00点 75.65点)
2位 紀平梨花(20番滑走)
   223.76点(155.01点 82.95点 72.06点 0.00点 68.75点)
3位 宮原知子(23番滑走)
   223.34点(146.58点 71.49点 75.09点 0.00点 76.76点)
4位 三原舞依(22番滑走)
   220.80点(147.92点 78.15点 69.77点 0.00点 72.88点)
5位 樋口新葉(21番滑走)
   197.63点(125.00点 59.78点 66.22点 1.00点 72.63点)
6位 山下真瑚(17番滑走)
   197.14点(134.20点 69.29点 64.91点 0.00点 62.94点)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

濱田美栄コーチ門下の宮原知子と紀平梨花、中野園子コーチ門下の三原舞依と坂本花織という関西に練習拠点を置く4選手の戦いになりました。
坂本花織がSPでもFSでも、そしてジャンプなどの技術点でも表現などの演技点でも他の選手を圧倒しました。
とくに最終滑走のFSは出色の出来栄えです。
自らの潜在力を開花させました。

今年の全日本選手権では三原舞依が出した高得点に刺激され、坂本花織がさらに高得点を叩き出しています。
坂本花織の初制覇は、三原舞依の存在も大きかったと考えます。

また、紀平梨花の持つ優れた才能と精神力を改めて感じさせられました。
シニア1年目です。
ただし、FSでトリプルアクセルを2本決めていますが、スケート靴のことがいくらか意識にあるせいか、本来のスケーティングは見られませんでした。
それを土台とした演技点も伸びませんでした。
(ここまでよくぞ立て直したとは思っています。)

日本で開催される世界選手権2019の代表は坂本花織、紀平梨花、宮原知子ですんなりと決まりです。
私としては三原舞依にも行ってほしいのですが、最大3枠ですから致し方ありません。

見応えが凄かった。
選手の皆さん、ありがとう。

◆書き加え(12月24日)

世界選手権は日本勢が表彰台独占の快挙

私の予想です。
日本勢と戦えるロシア勢がいませんので、表彰台を独占します。

1位 紀平梨花  246点(84点 162点)
2位 宮原知子  228点(78点 150点)
3位 坂本花織  222点(74点 148点)

私はGPファイナル後の人気の爆発と期待の重圧、そしてスケート靴の不調(SPの失敗)という大混乱のなかで、出来はよくなかったとはいえ、FSであれだけの高得点を叩き出した紀平梨花は化け物だと思いました。
中1日で立て直してしまう頭とメンタルがすごい。
日常生活ではあどけなさが残る少女なのにね。

宮原知子は今シーズンの練習での重点的な取り組みの成果が出ると思います。
ジャンプでミスがなくなり、GOE(出来栄え点)を稼ぎます。

坂本花織は日本女子の看板選手になりますので重圧がかかると考えます。
これでもし 230点近い得点を記録するとすれば覚醒して次のステージに上ったということです。

この3選手は日本女子シングル史上最強の布陣となります。
過去に一度もなかったことですが、全員が抜群の「安定感」を誇ります。
紀平梨花はトリプルアクセルを失敗しません。

◆書き加え(12月25日)

紀平梨花は男子シングル3A専門コーチへ

全日本選手権で男子シングルの演技を見て、紀平梨花のジャンプの凄さがいやというほど分かりました。
4回転ジャンプ競争といわれて久しいのに「トリプルアクセル(3回転半)」でも転倒などのミスが続出しています。
それと、空中姿勢やランディングに流れや美しさが乏しい。

スケーティングと融合した高難度ジャンプのスキルでは紀平梨花のほうが断然上です。
多くのGOE(出来栄え点)を得られるはずです。
(本人が会場で観戦していましたが、男子選手の出来をどう感じたのでしょう。)

男子シングルでトリプルアクセル(3A)専門のコーチになってくれればどんなに心強いだろうと本気で思いました。
だったら、私も67歳最高齢初心者としてすぐに弟子入りします。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

⇒2018年12月19日「紀平梨花、全日本フィギュア初制覇は揺るがず」はこちら。

⇒2018年12月18日「全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

⇒2018年12月11日「紀平梨花TV視聴率はスターの証、女・羽生結弦へ」はこちら。

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若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか

宇野昌磨の全日本3連覇を阻止か
それは無理でも余裕の2位へ

フィギュアスケート男子シングルの高橋大輔がついに全日本選手権に登場します。
インターネットで「よせばいいのに・・・」という声が上がっているかもしれませんが、私は久し振りに演技に触れられることがとても楽しみです。
もしも彼が出なかったら、おそらく宇野昌磨の演技を動画で見て済ませたと思います。
(このところ会心の出来がありません。)

現役復帰の初戦、10月の「近畿選手権」ではフリースケーティング(FS)「Pale Green Ghosts」でつまずいて3位に留まりました。
本人は「練習でもここまでのボロボロはなかった」と振り返っています。
が、演技後の表情はまんざらでもありません。
試合で滑るのは、アイスショーで滑るのと異質の充実感が得られるようです。
参考までに、ショートプログラム(SP)は「The Sheltering Sky」。

次戦、11月の「西日本選手権」では精度の高い滑りを見せて得点を伸ばし、優勝を飾りました。
初戦でつかんだ感触や反省を踏まえ、それなりの密度の練習を積めたのでしょう。
しかし、試合後にステップやスピンの質がよくなかったと語っています。
また、「気持ちに身体がついていかない」とベテラン選手に特有の悩みも漏らしています。

かつては大勢のファンの期待を背負い、けがと闘いながら必死に滑っていました。
そうした悲壮感が消えています。
復帰会見では「勝てないのだったら現役をやるべきではないと思っていた」と語り、思い切った決断を下した背景に心境の変化があったことを明かしました。

私は、選手は滑りたいと心から願うかぎりは滑るべきだと考えます。
一度きりの人生で好きなことをやらない理由がありません。
自分が納得できるまで、とことんやったらいいのです。

総合力で友野一希と田中刑事を退ける

その全日本選手権では、4回転ジャンプを跳ぶか跳ばないかにかかわらず、高橋大輔は余裕で2位になると思います。
さすがに平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨の3連覇を阻止することはできません。
しかし、最大の持ち味の「表現」で魅了してくれるのはもちろんですが、いまだに演技構成点を中心とした総合力で戦えます。

逆に言うなら、若い世代が情けない。
友野一希も田中刑事も演技が安定せず、世界のトップと戦えません。
高橋大輔は西日本選手権で4回転ジャンプなしで友野一希を退けました。
(友野一希と田中刑事には意地を見せてもらいたい。)

とはいえ、全日本選手権は国内最高の舞台であり、高橋大輔といえども緊張を覚えるはずです。
見ているこちらも、喉がからからに乾きそうです。
スケーティングを楽しんでください。

プログラム(ジャンプ)の難度を落としてもいいので、私はノーミスで滑ってもらいたい。
ならば印象面で宇野昌磨を上回り、全日本選手権の主役になるはずです。
かならず世界選手権へ出場してください。

(2018年12月20日執筆)

category:高橋大輔ブログはこちら。

◆書き加え(12月20日)

4回転で不甲斐ない若者を慌てさせる

高橋大輔が公式練習で4回転トウループを決めました。
本番のコンディション次第でFSのプログラムに組み込む可能性があります。

その後に取材に応じ、「現役に復帰してからあっという間だった」と振り返りました。
会場は全日本選手権で2回、3回滑っており、地元でやれることに嬉しさを感じています。
いまは落ち着いていますが、試合で緊張が高まるかもしれないと語りました。
4回転ジャンプを跳ぶかどうかは本番のポジションに立つまで悩んで決めるそうです。

報道陣に対し、「ジャンプそのものは5年前よりうまくなっている」と自分で言っちゃっています。
クリーンに決め、宇野昌磨を含めて、このところピリッとしない若者を慌てさせてほしい。
技術も健在であり、何だったら優勝してください。

◆書き加え(12月22日)

友野一希と田中刑事を揺さぶる作戦へ

高橋大輔が公式練習で本番衣装に身を包み、SPの曲をかけてトリプルアクセルを皮切りに3本のジャンプをすべて決めています。
世界選手権の3枚の代表切符がかかる大舞台へスタンバイです。

公式練習の都度、「調子がよくてびっくりしている」と口にしています。
(報道を通じて友野一希と田中刑事を揺さぶろうという間接的な作戦ではありません、念のため。)
これには、FSに組み込むかもしれない4回転トウループが含まれます。

緊張の高まるSPでポカが出なければ、2012年全日本選手権以来となる表彰台は固いでしょう。
(この選手はポカが出ると、挨拶代わりに舌を出します。)

◆書き加え(12月22日)

演技後のインタビューは笑いっ放し

SPが行われ、高橋大輔はかなりの緊張があったはずですが、演技の丁寧さを感じました。
ジャンプやスピン、スケーティングやステップに往年のスピードや切れはないものの、さすがという出来でした。
ファンと長光歌子コーチが見守る会場の雰囲気があたたかく、私は感動しました。
魅せる力はそれほど衰えていません。

順位は宇野昌磨に次ぐ2位、得点は 88.52点でした。
3位は 80.46点の島田高志郎ですので、スタミナが持てば2位は大丈夫でしょう。
演技後のインタビューでは充実した表情を浮かべ、笑いっ放しで終わりです。

⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

最終組で大ちゃんと小ちゃんが激突へ

大ちゃんと小ちゃんが戦うとたいてい大ちゃんが勝ちます。
しかしながら、全日本選手権は大ちゃんと昌ちゃんが戦いますので、おそらく昌ちゃんが勝ちます。

表現力を持ち味とする新旧二人のトップ選手の演技を同じ舞台で見られるというのは、フィギュアスケートファンにとってこの上ない喜びです。
FSでも味わい深い演技を見せてくれることでしょう。
(気迫に満ちた演技で百点超えを果たした宇野昌磨のけがが気がかりです。)

◆書き加え(12月22日)

高橋大輔は来年も全日本選手権で滑る

高橋大輔は大会が終わったら即刻、今シーズン限定の現役復帰を撤回すべきです。
滑って心から楽しいと思えるのに、滑るのをやめることはありえません。
年齢だから引退するという選手やファンの思い込みを取り払ってほしい。

⇒2014年10月16日「高橋大輔、人を楽しませる天才」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

「選ばれたら喜んで世界選手権に行く」

高橋大輔は報道陣に大会出場の感想を聞かれ、「やっぱり試合っていいなと思った。この場所は居心地がいい」と返しました。
「世界の舞台はもっと居心地がいいのかなとも思う」と分かりにくいことを言っています。

そうでなく、「選ばれたら喜んで世界選手権に出場します」ときっぱり答えてほしい。

アスリートである以上、勝利への挑戦を諦めてはいけない。
しかし、現実には全員が1位になれるわけでない。
競技人生においても勝つだけがすべてでない。

寿命がどんどん延び、本格的な高齢化社会を迎えています。
70歳近い私は命の続くかぎり、働いていたい。
アスリートも年齢への挑戦があっていい。
選手寿命が短いフィギュアスケートで高橋大輔にはその先頭を走ってほしい。

◆書き加え(12月24日)

高橋大輔の全日本王者返り咲きは気の毒

宇野昌磨は前日の公式練習に姿を現していません。
関係者が「大事を取って休養する」と説明しています。
ホテルで安静にしていて病院に行っていないということですから棄権はないでしょう。
が、状態がかなり心配です。

羽生結弦が3年連続で全日本選手権を欠場しているとはいえ、3連覇を成し遂げれば立派です。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

宇野昌磨はぶっつけ本番でFSに臨むことになります。
ジャンプ構成の難度を落とし、大きなミスを避けることを第一にしてほしい。

絶対にありえないと思いますが、転倒などが相次いで2位になるようだと、32歳で日本王者に返り咲いてしまう高橋大輔が気の毒です。
そういう展開はいかんでしょう。

また、こちらもクリスマス・イヴにあまりにぶざまな演技を見せられると興ざめです。
女子選手は手に汗を握る熱戦を繰り広げてくれました。
男子選手も負けるなよ!

◆書き加え(12月24日)

宇野昌磨は全日本3連覇を諦めて棄権せよ

宇野昌磨が公式練習に2日ぶりに現れました。
始めはほとんどジャンプを跳ばず、リンクの周りをゆっくり滑りました。
右足の状態と氷の感触を確かめる程度でしょうか。

その後、アクセルのタイミングを幾度か確かめていますが、実際には跳んでいません。
FS「月光」の曲かけ練習ではジャンプもスピンも回避し、ステップに留めています。

なお、コーチと入念に話し合った後にトリプルアクセルを数本、4回転トウループを1本かろうじて降りたようです。

この記事から推察するとかなり悪そうで心配です。
右足に体重をかけられないか、体重をかけると重大な負傷を招くかいずれかでしょう。

北京五輪で金メダルを目指しているはずなので全日本選手権3連覇を諦めて、棄権したほうがいい。
自分自身が悔しいという気持ちとファンに申し訳ないという気持ちを置き、選手生命を守ることを第一にすべき。

選手が滑れない状態で滑るなどもってのほか。
メディアも関係者もファンも称えていけない。
コーチとスケート連盟は止めなくちゃダメだ。

◆書き加え(12月24日)

人騒がせ、宇野昌磨はぶっちぎりの3連覇

宇野昌磨がFSの演技後にインタビューに答えました。
SP直前の6分間練習でなく朝の練習で負傷したそうです。
医者の診断は、痛みはあっても大事にならない「捻挫」でした。
全治2週間らしく世界選手権出場に問題はありません。

宇野昌磨は言い訳になるのでFSの後で明らかにすると語っていました。
最初から棄権する選択肢を排除していました。
軽傷だったからかもしれません。
本番では痛み止めを用いて出場したのでしょうか(不明)。
リンク上では責任感が宇野昌磨を突き動かしているようでした。

演技そのものの出来はよく、ぶっちぎりで3連覇を成し遂げました。
私は心配してしまいました。
宇野昌磨はとても人騒がせです。

高橋大輔はかろうじて2位です。

◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

⇒2018年10月9日「高橋大輔、復帰戦ぼろぼろ演技にやばっ」はこちら。

⇒2018年10月7日「高橋大輔、緊張MAX、現役復帰初戦「近畿選手権」」はこちら。

⇒2018年7月3日「おじさんスケーター・高橋大輔、無謀な挑戦」はこちら。

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宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる

宇野昌磨は不安を抱えたままリンクへ
GPファイナルでネイサン・チェンに敗北

SPは逆転圏内2位も表情は晴れず

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズの男子シングル。
SPが行われ、宇野昌磨は冒頭の4回転フリップが回転不足となり、手をついてしまいました。
次の4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションは後を2回転に変えました。
最後のトリプルアクセルは高い加点を引き出しました。
演技を終えてため息を漏らしました。

1位 ネイサン・チェン(米国)    92.99 48.78 44.21 0.00
2位 宇野昌磨(日本)        91.67 46.88 44.79 0.00
3位 ミハル・ブレジナ(チェコ)   89.21 46.14 43.07 0.00
4位 チャ・ジュンファン(韓国)   89.07 47.35 41.72 0.00
5位 セルゲイ・ボロノフ(ロシア)  82.96 42.56 40.40 0.00
6位 キーガン・メッシング(カナダ) 79.56 37.56 42.00 0.00
※左からSP得点、TES、PCS、減点。

宇野昌磨はいい練習を積むことができ、プログラムの完成度が上がっていました。
しかし、本番が近づくにつれ、かつて経験がないほどの絶不調に陥っていました。
そして不安を抱えたままリンクに立ちました。

ネイサン・チェンに1.32点差の2位、逆転圏内につけましたが、表情は晴れませんでした。
「気持ちを切り替えてフリーで頑張る」と語るのが、精一杯でした。

FSは演技全体を通じて精彩が感じられず

FSが行われ、宇野昌磨がまたしても2位に終わりました。
最終滑走で2位となり、ネイサン・チェンとさらに点差が広がりました。
心から願った「雪辱」を果たせませんでした。

1位 ネイサン・チェン(米国)    282.42(189.43 101.79 88.64 1.00 92.99)
2位 宇野昌磨(日本)        275.10(183.43  93.29 90.14 0.00 91.67)
3位 チャ・ジュンファン(韓国)   263.49(174.42  91.58 83.84 1.00 89.07)
4位 ミハル・ブレジナ(チェコ)   255.26(166.05  79.67 87.38 1.00 89.21)
5位 キーガン・メッシング(カナダ) 236.05(156.49  74.93 83.56 2.00 79.56)
6位 セルゲイ・ボロノフ(ロシア)  226.44(143.48  66.76 76.72 0.00 82.96)
※カッコ内は左からFS得点、TES、PCS、減点、SP得点。

宇野昌磨は体に悪いところがあるのでないかと疑うほど、演技全体を通じて精彩が感じられません。
繊細で美しい極上のスケーティングが消えました。
私は持ち味の「表現」に輝きが薄れているのが気になりました。

宇野昌磨は若いといってもシニアデビューから歳月が経っています。
平昌五輪では羽生結弦の金メダルに続いて銀メダルをつかみました。
オリンピックの実績では、2010年バンクーバー五輪で銀メダルをつかんだ浅田真央と並んでいます。
いまになって心身両面の疲労が噴き出し、一時的にスランプに突入することもあるかもしれません。

宇野昌磨は試合後に「自分にあきれたところがある・・・」と申し訳なさそうでした。
とりわけSPでの失敗は自信のなさに尽きると語りました。

これまでは「楽しむ」と言ってきましたが、今シーズンは盛んに「責任感」を口にしています。
背中を追いかけてきた「羽生結弦」の姿が頭のなかにあります。
あえて自らにかけた重圧(プレッシャー)をはねのけて結果を出せる選手になりたいと考えているようです。
悩み苦しんだ先に人間としての成長、フィギュアスケーターとしての成長があります。

宇野昌磨の全日本選手権3連覇は動かない

全日本選手権は羽生結弦が3年連続で欠場しますので、宇野昌磨の優勝は動きません。
3連覇は確実ですが、演技の質が問われます。
憧れの存在、現役復帰の高橋大輔とともに男子シングルを盛り上げてほしい。

(2018年12月14日執筆)

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◆書き加え(12月20日)

高橋大輔3枠入り、世界選手権2019出場へ

全日本選手権は来年3月にさいたまスーパーアリーナで開催される世界選手権の代表最終選考会を兼ねています。
日本は男女各3選手の出場枠を持ちます。
女子シングルで初優勝となる紀平梨花、男子シングルで3連覇となる宇野昌磨は絶対です。

安定感が売りの宮原知子はGPファイナルで高難度ジャンプが崩れています。
短期間で立て直せるかどうかは分かりません。
この大会に全日本選手権5連覇がかかりますが、濱田美栄コーチ同門の後輩・紀平梨花との大きな得点差は引っ繰り返せないはずです。
宮原知子の出来次第ですが、坂本花織は3位か2位になります。
三原舞依や本田真凜、動静が聞こえてこない樋口新葉は表彰台が遠いかもしれません。

男子シングルで現役復帰の高橋大輔が3枠に入ります。
友野一希は3位か2位でしょう。
田中刑事はおそらく表彰台に届きません。

◆書き加え(12月22日)

SPは3連覇を目指す王者にふさわしい出来

SPが行われ、3連覇を狙う宇野昌磨が気迫に満ちた演技を見せました。
直前の6分間練習の最初のほうで足を痛めたようで、それ以降はジャンプを跳びませんでした。
グループの1番滑走でしたのでそのまま滑っています。

私は心配しましたが、久し振りに納得のいく出来栄えです。
王者にふさわしい。
渾身のガッツポーズが出ました。
才能に恵まれた選手なので、これくらいは当然なのかもしれません。
百点の大台に乗せ、「やってやったぞという思いがある」と語りました。

演技後、自分の口からは何も言わないと、負傷をあっさりと認めました。
FSまで1日が空きますので何とかSPに負けない滑りを見せてほしい。

◆書き加え(12月24日)

高橋大輔の全日本王者返り咲きは気の毒

宇野昌磨は前日の公式練習に姿を現していません。
関係者が「大事を取って休養する」と説明しています。
ホテルで安静にしていて病院に行っていないということですから棄権はないでしょう。
が、状態がかなり心配です。

羽生結弦が3年連続で全日本選手権を欠場しているとはいえ、3連覇を成し遂げれば立派です。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

宇野昌磨はぶっつけ本番でFSに臨むことになります。
ジャンプ構成の難度を落とし、大きなミスを避けることを第一にしてほしい。

絶対にありえないと思いますが、転倒などが相次いで2位になるようだと、32歳で日本王者に返り咲いてしまう高橋大輔が気の毒です。
そういう展開はいかんでしょう。

また、こちらもクリスマス・イヴにあまりにぶざまな演技を見せられると興ざめです。
女子選手は手に汗を握る熱戦を繰り広げてくれました。
男子選手も負けるなよ!

◆書き加え(12月24日)

宇野昌磨は全日本3連覇を諦めて棄権せよ

宇野昌磨が公式練習に2日ぶりに現れました。
始めはほとんどジャンプを跳ばず、リンクの周りをゆっくり滑りました。
右足の状態と氷の感触を確かめる程度でしょうか。

その後、アクセルのタイミングを幾度か確かめていますが、実際には跳んでいません。
FS「月光」の曲かけ練習ではジャンプもスピンも回避し、ステップに留めています。

なお、コーチと入念に話し合った後にトリプルアクセルを数本、4回転トウループを1本かろうじて降りたようです。

この記事から推察するとかなり悪そうで心配です。
右足に体重をかけられないか、体重をかけると重大な負傷を招くかいずれかでしょう。

北京五輪で金メダルを目指しているはずなので全日本選手権3連覇を諦めて、棄権したほうがいい。
自分自身が悔しいという気持ちとファンに申し訳ないという気持ちを置き、選手生命を守ることを第一にすべき。

選手が滑れない状態で滑るなどもってのほか。
メディアも関係者もファンも称えていけない。
コーチとスケート連盟は止めなくちゃダメだ。

◆書き加え(12月24日)

人騒がせ、宇野昌磨はぶっちぎりの3連覇

宇野昌磨がFSの演技後にインタビューに答えました。
SP直前の6分間練習でなく朝の練習で負傷したそうです。
医者の診断は、痛みはあっても大事にならない「捻挫」でした。
全治2週間らしく世界選手権出場に問題はありません。

宇野昌磨は言い訳になるのでFSの後で明らかにすると語っていました。
最初から棄権する選択肢を排除していました。
軽傷だったからかもしれません。
本番では痛み止めを用いて出場したのでしょうか(不明)。
リンク上では責任感が宇野昌磨を突き動かしているようでした。

演技そのものの出来はよく、ぶっちぎりで3連覇を成し遂げました。
私は心配してしまいました。
宇野昌磨はとても人騒がせです。

高橋大輔はかろうじて2位です。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨ファンはすかっとした気分を味わえず」はこちら。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

⇒2018年10月29日「宇野昌磨はそろそろ世界一になってもいい」はこちら。

⇒2018年10月8日「宇野昌磨は憧れの高橋大輔を見にいく」はこちら。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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