コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

今夕、営業実践大学を開催!

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仕事に忙殺され、モチベーションが低下する部下、歩むべき道を見出せない幹部社員…。
いたるところで成員の疲弊が急速に進んでいる。

今夕、多くの企業で“心・仕事・時間”のカイゼンに取り組んできた株式会社組織デザイン松崎俊道氏をゲストに迎え、営業実践大学公開講座を開催する。
小さな工夫を積み重ね、大きな変化をもたらすカイゼンは、日本人が生み出した最良のソフトウェアといえよう。

演題は、「KAIZENで人と組織の元気を創る」
テーマは、「イキイキとした行動で、いい仕事をしよう!」。
開始は午後6時50分、会場は神保町・ジェイック
職場を活性化する具体的なヒントが得られる。
とくに社長や役員、管理者、マネジャー、所長の方々にお奨め。

皆さま、ぜひお越しください。
お待ちしています。

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バカへの憧憬と尊敬

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4日のブログ「バカが際立つ東国原英夫知事」に対し、読者からコメントが寄せられた。
                      ◇
こんにちは。
和田さんが「バカ」という言い方をもう少しうまく説明できないと、この記事、要らぬ誤解を招きそうですよ…。

「自分を下に置いて『個』を出し尽くし、ありとあらゆる手段を利用して、他人に対してサービスしてゆく」という、サービス業の基本中の基本を貫き通している人。

そういう意味で「ほんとうのバカ」と言っているのだろうと思いますが、表現は慎んだほうがよいかもしれません。
はっきり申しあげて、裏に和田さんの驕りのようなものも感じられますから、少し不快にもなりました。
                      ◇
言葉が不適切との指摘である。
確かに「バカ」という言葉は、さまざまな場面でいろいろな意味に使われる。
また、この言葉から受けるニュアンスは人により異なる。
口頭で発するのと、文章に表すのでも異なる。
ならば、自分に留め、他人に用いるべきでないとのお叱りだろう。
がさつな性格ゆえ、人をしばしば不快にさせてしまう…。

さて、私のバカに対する憧憬と尊敬の念は筋金入りである。
バカはなぜ凄いか?
才能と度量が必要だからだ。
このいずれかを持つだけでも、人生でそれなりの成功を収められる。
東国原英夫宮崎県知事(そのまんま東)に限らず、お笑い芸人にはこの2つを兼ね備えた人が少なくない。
それは私が長らく追い求めて得られなかったものだ。

私は先月13日の営業実践大学社長スクールで、初のテーマに挑んだ。
「経営と人生の名言を読み解く!」
このブログでは、深い気づきを与えられた名言を掲げている。
当日は、そのなかでもとくに感銘を受けたものを選び、それに考察を加えるスタイルで講義を進めた。
10の名言を用意したが、一番のお気に入りは竹村健一の「他人に笑われることを怖れなくなったおかげで、本当にいろいろなことができた」。
私は30分の持ち時間の多くを割いた。
この言葉は非常に深い。
私のような凡人が一生かかってもたどり着けない境地ではなかろうか。
なお、私のバカへの思い入れの一端を、1月17日のブログ「竹村健一の名言」で記している。

また、1979年、私は20代後半で赤塚行雄「バカの大研究」という本の刊行に、編集者のアシスタントとして関わった。
国電御茶ノ水駅近くでお会いした著者はざっくばらんな人柄で、私が差し出したゲラ刷りを愉快そうにめくっていた。
人生を楽しんでいる雰囲気が伝わってきた。
世の中の転換や発展に寄与した人物を、バカの側面から捉えた読み物。
すでに当時からバカに関心を持っていたことになる。

このブログに載せている営業川柳(素人川柳)も、そうした私の志向や願望とどこかでつながっている。
実際に多くの時間をつぎ込み、しかも1円にもならず、なおかつ賞賛を受けるわけでないので、強いこだわりがないと続けられない。
バカに徹し切ろうともがいているが、なかなか難しい。
出来はお粗末そのもの。
とくにナンセンスな作品をつくるのが苦労。

さらに、遅ればせながら4月から私の講演に「漫談」の要素を取り入れようとのたうっている。
老いて感性がさびついたせいか、恐ろしく難しい。
もっと訓練を積み、場数を踏まなくてはなるまい。
グーグルやヤフーなどの検索連動型広告でかなり表示されたので、ご存知の方もいるだろう。

私はおもに営業分野の変革コンサルタントとして働いている。つまり、営業再建屋である。
会社や社会を覆う閉塞状況を打ち破るには、生真面目な思考だけでなく、笑い笑われる精神が欠かせないと思い至った。
60歳が目の前に迫り、バカへの希求が再び炎のように燃えあがっている。
年齢的に最後の挑戦になるはず。
綾小路きみまろのCDを持っており、聞くたびにお笑いの即興性と完成度にうならされる。

私は思う。
ケーシー高峰みたいにホワイトボードの前で、牧伸二みたいに歌えたら…。
そもそもシビアな教育や指導と、お笑いを両立させることが可能なのか。
無理を承知で、その道を追い求めたい。
私は先週の研修出張の疲労が色濃く残っている。

                      ◇

先ごろ東国原英夫は宮崎の観光スポット・高千穂を舞台にした新曲の作詞を手がけた。
これが初挑戦ではないが、クルマでの移動中に5分で書きあげたとか。
中身は知らないが、私はその事実に驚かされる。
竹村健一が自らの半生を振り返って述べたように、他人に笑われること、バカにされることを怖れなければ、ほんとうにいろいろなことができると実証しているかのよう…。
才能と度量がさらに備わる。
こうした循環のなかで、一流の人物や人財に成長していくのだろう。

私が職業人生で自分に言い聞かせてきたのは、「バカの一つ覚え」である。
学歴もカネもツテもなかったが、お陰でささやかな成功を収められた。
そうした経験を踏まえ、企業研修や公開セミナーでは受講者に「バカの一つ覚え」の重要性を説いている。
2月15日のブログで述べたように「基本ほど理解できていない。基本ほど実行できていない」。
「基本を自分のものにしているなら、だれだってイチローのように活躍できる」。

リタイアまでに何か一つをしっかりと行えるようになりたい。

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松崎俊道…人と組織の元気を創る

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あす午後6時50分から東京・神保町で、NPO法人営業実践大学公開講座を開催する。
先ごろ制度を変更したので、会員以外の方も気軽に参加できるようになった。
大学セミナーの演題は、「KAIZENで人と組織の元気を創る」
テーマは、「イキイキとした行動で、いい仕事をしよう!」。
ゲストは、株式会社組織デザインの代表取締役を務める松崎俊道氏。

仕事に忙殺され、モチベーションが低下する部下、歩むべき道を見出せない幹部社員…。
いたるところで成員の疲弊が急速に進んでいる。
氏は、多くの企業で“心・仕事・時間”のカイゼンに取り組んできた。
小さな工夫を積み重ね、大きな変化をもたらすカイゼンは、日本人が生み出した最良のソフトウェアといえよう。

今回は“人と組織の元気”という身近でありながらもっとも困難なテーマ「KAIZEN」について、そのポイントを具体的に学ぶ。
職場を活性化する絶好の機会となるだろう。
どうか皆さま、お誘い合わせのうえ、奮ってご参加を!

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速い水着

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速い水着が波紋を広げている。
イギリスのスピード(SPEEDO)社「LZR RACER(レーザーレーサー)」である。
北京オリンピックの壮行会を兼ねた競泳ジャパンオープンで記録ラッシュをもたらした。
大半の選手は2カ月後に照準を合わせて調整中で、本調子に程遠い状態だというのに…。
日本水泳連盟は国内の3社と水着提供の契約を交わしているが、本番でスピード社製の着用を認めるのか。
明日にも結論が出される見込み。

私は驚いた。
競泳選手にとり水着はウェアでなく、短距離走やサッカーの選手がはくスパイクに当たるらしい。
ライバルと戦う道具、つまり“武器”なのだ。
4年に1度のオリンピックを目指して厳しい練習に耐えてきたわけだから、水着の性能の差で負けてはかわいそう。
皆、幼少期から青春期までを水泳に捧げ、大会での成績に今後の人生を賭けているはずだ。

日本競泳陣はメダルラッシュに沸き立つ?

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生活が壊れる

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日本はこのまま悪いインフレに突入するのだろか。
新聞の見出しは連日、それを予感させるものばかり。
悪いインフレとは、物価上昇と不景気が同時に起こること。
あるいは、物価上昇により不景気がもたらされること。
モノの値段がどんどん上がり、私たちの所得がまったく上がらない状態である。
勤労者世帯なら、給料が伸びない。
したがって、毎月、毎月、生活を切り詰めていくしかない。
切り詰める余地があるうちはよいが、それがなくなると生活が壊れる。

バブル崩壊後のどん底期は確かに大変だった。
しかし、デフレで救われた一面があった。
この先、不景気に見舞われると、もっとひどい状態に陥るのでないか。
そんな不安がよぎる。
私たちは「生活防衛」に走らざるをえない。

消費者が財布のヒモを締めるので、サービスを含めた商品が売れなくなる。
まず、不要不急の支出を絶つ。
クルマや外食、家具や衣料品などが先延ばしされる。宝飾品やエステなどの贅沢も…。
また、週末や祝日のまとめ買いを見直す。
郊外型量販店が敬遠される。
消費の節約志向が鮮明に…。

今回の物価上昇は、日本がその大半を海外に依存する資源の高騰により引き起こされた。
企業物価の上昇が経営努力で吸収できなくなったとき、消費者物価の上昇として一気に表面化する。
とくに原材料であり燃料である原油の高騰は、経済活動のすべてに波及する。
身の回りでいえば、ガソリンのみならず、日用品や食料品、さらに光熱費や水道代まで…。
生活必需品が軒並み値上がりし、家計が圧迫されている。
妻が買い物に行くたびに高くなっていると嘆いていた。

この先、国内景気が激しいインフレをともないながら急速に冷え込むシナリオが現実味を帯びる。
これで、売り手優位で推移してきた労働市場まで引きずられるようだと、日本経済は真っ逆さまに坂を転げ落ちる。
「家族の食べ物を確保しなくては…」。
ちょっとした野菜や果物くらいは“自給自足”を考えなければならない時期が迫っている?

私は、資源ナショナリズムや食糧安保の嵐が吹き荒れないことを祈る。
それとも、新興国に代わり、資源国や農産国が世界経済を引っ張ってくれるのだろうか。

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民主党に政権が移る

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従来の延長では、日本は長期にわたる凋落を免れない。
多様な指標はもとより生活の実感の面でも衰退傾向は著しい。
先行きに重くのしかかるのは、何といっても膨れあがった国の借金である。
それは国民の借金にほかならない。

親に借金を残され、子がどんなに頑張っても返せないとしたら…。
だれしも真っ平御免と思う。
私たちは自分のことには敏感なのに、自分が属する国や自治体のことになると無関心になってしまう。
だれかがどうにかしてくれると考えているのだろうか。
私たちが返さない限り、借金は消えない。
それがいやなら、次世代へ先送りすることになる。

日本は高齢化が一段と進行する。
いまは現役世代3人強で高齢者(65歳以上)1人を支えている。
それが21世紀の半ばには1人強で1人を支えなくてはならない。
私はすでにこの世を去っているが、恐ろしい光景が浮かんでくる。
はっきりしているのは、将来のほうがはるかに財政的に厳しくなるということ。
私たちは子や孫に借金を押し付けるわけにいかない。

しかし、私たちにそれを返すゆとりはない。
となると、政治にまず借金漬けの財政を断ち切ってもらうしかない。
頼りは民主党―。
しかし、その民主党は政権が目の前にちらつき、浮き足立っている。
奪取後の主導権争いを睨み、政策はそっちのけで画策に走るものまで現れる始末…。
自民党だけでなくマスコミや識者からも「政権担当能力」の欠如を指摘されている。
まったくそのとおりなのだが、それはこの際たいした問題にならない。

民主党の仕事はただ一つ、「財政再建」だ。
いや、とりあえずムダの排除を通じ、歳出の削減を図る。
自民党が戦後仕込んできたあらゆる権益構造を突き崩すことに尽きる。
悪しき慣習や制度などを保つために使われている国民の税金は、いったいどれほどに上るのか。

昨今、収入は増えないのに物価が上がり、私たちは生活が苦しくなるばかり。
そこに、消費税などの「増税」はもってのほか。

首相は就任以来、日本の危機的な状況に関し、自分の意見を一度も述べていないし、まして将来のビジョンを何一つ語っていない。
そもそも現行の社会システムを敷いた側は、思い切った改革を断行することができない。
そして、追い詰められた日本では、未来を創るより過去を壊すほうが先決である。
自民党ではそれが不可能なことが露呈した以上、民主党に政権が移ってよい。

民主党は、衆議院議員選挙での集票を意識した国民のご機嫌取りをやめ、日本再生の正論を吐くべきだ。
そのうえで、当面「我々は国民に代わり、ムダを徹底して洗い出し、ムダをことごとく無くす」と誓約してほしい。
ならば、私は初の1票を投じよう。

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すべてが重要という悪循環

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かれこれ数年にわたり、大手企業の部長が早朝に「元気と勇気が出るコトバ」を配信してくれる。
私の一日は、このメールを開封することから始まる。
いまや生活習慣といってよい。
当然、考えさせられる内容も多い。
きょうのブログは、それが土台になっている。

さて、「すべてが重要という悪循環」に陥っている人は多い。
概して、仕事に関する向上意欲や学習欲求が強い。
すべてが重要に見えるから、すべてをやろうとする。
すべてをやろうとすると、非常に忙しくなる。
やがて、すべてをやらなければという強迫観念を抱く。
さらに、すべてをやれそうと周りから期待を寄せられる。
一段と忙しくなる。

問題はそれだけでない。
仕事が浅くなりやすい。
すべてをやっているつもりで、作業に振り回されている。
これといった職能を身につけられない。
職業人生の悲しい空回りが始まる。
頑張りつづけているのに、社内の待遇はいま一つ。
まして好条件のスカウトは数えるほど…。

では、なぜすべてが重要に見えるのか。
何がほんとうに重要なのかを考えられないためである。
忙しくて考える時間を持つことさえできない。
ゆえに、いつまでたっても考えられない。

>実は、何がほんとうに重要なのかを突き止めることが、あらゆる面に「ゆとり」をもたらす。
それは、考える力の核心を占める。ここに気づいている人は決して多くない。
さらに、このゆとりが「創造」をもたらす。
それは、知識社会でライバルとしのぎを削る企業がもっとも求めるものである。
私が見るところ、勉強や仕事に追われる人は、創造から一番遠い。

なぜすべてが重要に見えるのか。
ついでに述べれば、検証が甘い。
一生懸命にやっていたら、それに見合った評価を得ていなければならない。
学ぶことや働くことが目的となってしまい、努力と成果の付き合わせができていない。
真面目が取り柄という人に目立つ。

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四面楚歌の橋下徹大阪府知事

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何を好き好んで借金まみれの大阪府へ乗り込んだのか。
テレビ番組に出演する人気弁護士として、この先悠々と食べていけるだろうに…。
その人は、橋下徹大阪府知事
若干38歳、政治と行政の未経験者が地方自治体の再建という、もっとも損な役回りを買って出た。
財政は火の車!
だが、危機感を共有すべく、定時前に朝礼をやろうとするだけで天地がひっくり返るほどの大騒ぎになる職場である。

テレビで顔と名前が売れると、政界へ転身するタレントが少なくない。
その多くは、政党が選挙事情で担ぎ出したわけだが、当人に出馬意向がなければ話はまとまらない。
こうして多くの国会議員、とりわけ参議院議員が生まれた。
しかし、橋下徹はあえて地方自治体の長に就いた。
国会議員に収まって政治をかじるのと、行政に携わるのでは負担の重さが別物である。
職員に命令や指示を与え、結果責任を一身に負わなくてはならない。

先だっての報道番組で、橋下徹知事が府内の市町村長から「壊すだけならだれでもできる」と罵られていた。
これは、うそ。
ならば、ここまで財政を悪化させることはなかった。
破綻しかかっている親に対し、子がいままでどおりの仕送りを求めるようでは先が思いやられる。
赤字の垂れ流しに神経がマヒした状態…。

私は思う。
長年のツケが回り、瀕死の重症に陥る大阪府。
このどうにもならない状態を壊せたら十分でないか。
「どげんかせんといかん」
停滞を打破すればいい宮崎県とは、置かれた状況の厳しさがまったく違う。
橋下徹知事が単なる壊し屋かどうか、現時点では分からない。
しかし、非常事態ではそれにも意味がある。
次に知事に就任する政治と行政のプロは、ずいぶんと仕事がやりやすくなろう。

悪しき慣習や利権を突き崩せるのは、しがらみのないタレント政治家だからこそ。
過去を引きずる知事では、倒産寸前の大阪府を救うことはできない。
とくに財政の建て直しでは、真っ先に出血を止めなければならない。
民間のように比較的短期間で入りを増やせない以上、出を抑えるしかない。
カルロス・ゴーンを例に引くまでもなく、心を鬼にして“削る”のが手筋である。
およそ再建役は周りから恨まれるだけなので、賢い人は引き受けない。
橋下徹は府知事の仕事を甘く見たのか、それとも大阪府に炎のような愛情を持っているのか。

大阪府議会大阪府庁では四面楚歌だから、彼はマスコミと大阪府民を味方につけて戦うほかに勝ち目がない。
改革の推進には、ときにタレントの強みを生かした効果的なパフォーマンスが求められる。
人気という得体の知れないものを失ったとき、タレント政治家はやっていけない。
橋下徹の出馬が無謀か蛮勇か、一定の評価が下されるまで時間はかかるまい。
それが世論。
若さと情熱を前面に押し出し、どうか大阪府の再生を図ってほしい(泣くのはやめてね)。

私が以前、研修で訪れたとき、タクシーの運転者が「大阪はただの地方都市になってしまった」と吐き捨てた言葉が、いまだに耳の奥に残っている。
頑張れ、大阪!

おっと、私の地元は大丈夫だろうか?

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バカが際立つ東国原英夫知事

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「どうぞきっくいやんせー! 宮崎県フェア」。
イトーヨーカドーららぽーと横浜店のチラシに、派手なハッピをまとった東国原英夫宮崎県知事の写真が載っていた。
「元気じゃひか? 東国原です。・・・中略・・・宮崎県の特産品をそのまんまお届けしました。・・・後略」。
お笑い出身とはいえ、そのバカ振りは際立っている。

これまでもお笑い芸人が政治家へ転身した事例は少なくない。
しかし、お笑いのまま笑われるだけか、お笑いを忘れてつまらなくなる。
その強みを最大限に実際の政治に生かし、顕著な成果を挙げた事例は珍しい。
代表格が宮崎県知事の東国原英夫である。

重責を担う地方自治体の長として、大車輪の活躍といってよい。
地域活性化に注力し、とりわけ県外の観光客の誘致と、県内の物産の拡販に取り組む。
体を張り、宮崎県のPRに努めている。
猪突猛進する姿は、たけし軍団の最初の一員にふさわしい。

有権者はかならずしもお笑い芸人に政治的手腕を期待して投票したわけでない。
当選を果たしたら、せめて風通しをよくすることに徹してほしい。
お笑い出身の名誉にかけて行うべきは、容赦ない毒舌で旧弊を笑い飛ばし、膿を出し切ること!
しがらみのないタレント政治家、とくにお笑い系にはそれが可能である。

ただし、東国原英夫の場合は、小学校の卒業文集に「夢は政治家とお笑い芸人」と記したそうだ。
その両方を叶えるとは、驚きである。
また、記された順番と行われた順番が逆になっているところに、彼のしたたかな知恵も感じる。
頭がいいのだ。
いずれにしろ強固な意志を持ち、果敢な行動を起こさなくては絶対に成し遂げられない。
40代後半で早稲田大学政治経済学部政治学科に入学した際には、政界進出の決意を固めていたのだろう。

私は敬意を表する。
県民のために「バカ」になりきり、体を張って飛び回る知事はほんとうに凄い。
それを演じるには賢く、かつ巧みでなくてはならない。
何がきっかけとなり急落するとも限らないが、県民の支持率は90パーセントを超えるらしい。
人気の半分をだれかさんに分けてあげたい。

東国原英夫は就任前から地方自治に関心を寄せ、その自立と独立を目指していた。
いまは外向けの活動が中心になり、就任時に「どげんかせんといかん」と張り切っていた過去の総括とそれを踏まえた改革の断行がやや後回しになっている点が気がかり。
なかでも財政の建て直しは難しいが、既得権益にお笑い精神で大ナタを振るってほしい。
彼は早くも売り上げ増加などの実績を残しており、これから地方変革のモデルをつくりあげる逸材かもしれない。
驚異の県民支持率を背景に、県職員の士気も高揚していると聞く。
彼らを味方につけたら、組織改革も強力に推し進められよう。

                    ◇
「そのまんま東」
芸人時代のデタラメをあまり掘り返すことはやめたい。
ケタ外れのバイタリティもそうした下地があればこそ。
彼が萎縮してしまうと、存在意義を失う。
人は皆、欠点だらけである。
問われるのは、政治家になってから責任ある仕事を行ったかどうかなのだから…。


最近、身内や側近の暴露本だけでなく、東国原自身が著した「知事の世界」幻冬舎から刊行された。
彼に限らず、お笑い界には政治家として成功しそうな人財がゴロゴロ転がっている。

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カイゼンの達人、職場を元気にする

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来週水曜日、午後6時50分より神保町にて営業実践大学第147回公開講座を開催する。
大学セミナーの演題は、「KAIZENで人と組織の元気を創る」
テーマは、「イキイキとした行動で、いい仕事をしよう!」。
ゲストは、株式会社組織デザインの代表取締役を務める松崎俊道氏。
「カイゼン」に関するコンサルティング、講演、執筆など、国内外で幅広く活躍している。
また、通信自己啓発システム「カイゼン・オンライン」を主宰する。
『元気力』『仕事をおもしろくする5ステップ!』『よみがえる「人」と「組織」』など、著書は多数。

仕事に忙殺され、モチベーションが低下する部下、歩むべき道を見出せない幹部社員…。
いたるところで成員の疲弊が急速に進んでいる。
氏は「人と組織の元気を創る」をスローガンに、多くの企業で“心・仕事・時間”のカイゼンに取り組んできた。
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今回は“人と組織の元気”という身近でありながらもっとも困難なテーマ「KAIZEN」について、そのポイントを具体的に学ぶ。
職場を活性化する絶好の機会となるだろう。
どうか皆さま、お誘い合わせのうえ、奮ってご参加を!

ところで、私は社長スクールで先月の続きを行う。
題して、「経営と人生の名言を読み解く!」
和田創ブログに掲げた名言のなかから、私がとくに心を揺り動かされたものを選んで取りあげる。
こちらもご期待いただきたい。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
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私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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