コンサルの引き出し|和田創ブログ


だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

松下幸之助の言葉にただただ溜め息

昨日の話に関連して…。
「リストラ」の嵐が吹き荒れていた21世紀初頭、営業実践大学の公開講座でのこと。
大手系列の中堅企業に勤める「トップセールスマン」をゲストに招く。
話が終わり、最後に会員から質問を受け付けた。
「定年は何歳ですか」。
「定年は、会社が決めるものでなく、自分が決めるものです」と、即答した。
やはり、能力の問題である。
当時、この業界はどん底に沈んでいたが、彼の「職業人生」を何ら左右しない。
……私は、リストラされた人を間近で見てきた。
負う傷は深く、長らく癒えない。
心のどこかで、「自分をリストラした会社が潰れればいい」。でも、実際には会社が甦ったりする。気持ちは複雑だろう。
潰れれば寂しいし、甦れば悔しい。
「リストラされ、いい転機になったよ」と、家族にも友人にもそしてかつての同僚にも、心からそう言えるようでありたい。
そのために、「有事に備える」。
10日に開催された営業実践大学の「懇親パーティ」で、とても勉強熱心な会員が私に語った。「先生、一寸先は闇ですから」。同感。
「松下幸之助」に、溜め息が出るほど、すごい言葉がある。
「何事も結構」。
穏やかにそう言えるようになるには、どれほどの努力を積み重ね、どれほどの試練を乗り越えたらよいのだろう。
私が知る範囲で、経営者の名言ナンバーワンである。
すごい、頭がくらくらする…。
私は、都心のホテルに宿泊。おやすみなさい。

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自分がリストラされる可能性は?

自分は「リストラ」される可能性があるか?
判定は、簡単だ。
自分がいなくなっても、いまの会社や部署が続いていく、やっていけるとしたら、リストラの対象になる。
ここ2年ほどの好況で、私たちは吹き荒れた嵐を忘れかけている。自分と家族の生活を守るには、そうした問いかけを決して忘れてならない。
そして、肝心なことは、その答えが会社の側でなく、自分の側にあることだ。
リストラは、「会社の事情」によると考えたいのは分かる。しかし、「自分の能力」によると考えたほうがよい。放り出して助かるのが会社であり、放り出されて困るのが自分である以上…。
リストラが「他責」と考える限り、能力は伸長しないし、人間は成長しない。それでは、景気が悪くなるたびに放り出される。たまったものでない。
いっとき、リストラされた人がタクシーの運転手にかなり流れた。
長距離乗車などで、私はよく愚痴をこぼされた。黙って聞いていて、気の毒とは思うが、これじゃあ仕方ないかとも思った…。
「転ばぬ先の杖」。
実は「平時にしか備えられない」。つまり、ここ数年である。
まず、いまの部署や会社で、かけがいのない存在になろう。そうすれば、まさかのときに“拾う神”も現れる。
皆さま、一緒に学びませんか。

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ハーバード・ビジネス・レビュー

「クリエイティブ資本主義」。
最近、ご縁ができて、最短での株式公開を目指す「ベンチャー企業」の創設に参画している。私は、プロジェクトチームの端くれにすぎないが…。
無報酬で、しかも見ること聞くこと何もかもが新鮮だから、仕事なのに遊んでいるみたい。こんなエキサイティングな気持ちになったのは、いつ以来だろう。
このことか、クリエイティブって、心も頭も若返る…。
ところで、そのメンバーから「HBR」という言葉が、当然のように出た。当然のように出ると、あせる。
これって、「ハーバード・ビジネス・レビュー」という雑誌のことだったんですね。
帰り道、東京駅そばの八重洲ブックセンターに寄り、同誌5月号「クリエイティブ資本主義」を買い求めた。リチャード・フロリダという大学教授が提唱しているとか…。
色もろくについていないのに2千円、いい値段である。
電車で袋から取り出し、裸で持っていたら、30代の女性から尊敬の眼差しを向けられた。私は、軽く会釈する…。
どのみち理解できないので、読みはしないが、1週間くらい机のかたわらに積んでおく。
これだけのことで、顔つきがちょっと知的になったりするから不思議である。
おやすみなさい。

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カナガワビエンナーレ審査結果

先頃、「第14回カナガワビエンナーレ国際児童画展」の審査結果がホームページ上で発表された。
応募者は、神奈川県と世界百カ国以上の子どもたち。横浜港などを抱える、神奈川県にふさわしい企画である。
ビエンナーレとは、2年に1回という意味のイタリア語。
さて、3月1日のブログで紹介したように、小学3年生の子どもは「みんな仲よし、夢の学校」という空想の作品を応募した。長らく通う、センター南駅そばのお絵描き教室、笠井一男先生が主宰する「横浜画塾」を通して…。
4月8日のブログに掲載した「第4回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の応募作品「自然広がる小笠原!」のちょうど倍のサイズ、四つ切り(380ミリ×540ミリ)である。やはり迫力が違う。
巨大な樹木と、その根っこから広がる、奔放なイメージを絵にしたもの。
画用紙の左半分の“影”の部分が「恐竜の時代」である。そして、右半分の“光”の部分が「自然のテーマパーク」である。遠くに校舎も見える。
そこでクラスメイトが楽しく遊んでいる光景である。
精一杯の情熱と手間を注ぎ込んだが、残念ながら選外に…。
なお、写真はひどく黄色っぽく、くすんでいる。原画は全体にかなり青っぽい印象である。赤も強い。きわめて鮮やかな色彩である。
制作の過程は、「自然広がる小笠原!」と同じく、凄まじいものだった(割愛)。
アイデアをあたためた時間…。絵を描くための資料を探し回った時間…。夕食や入浴の後、就寝の前など、気になる箇所に手を加えつづけた時間…。
これらを足しあげるだけで、かなりの時間になる。それを含めないで、スケッチから完成まで、妻が把握している範囲でも40時間以上は費やしている。
合計では「60時間」に達するだろう。
9歳の子どもの限界を超えた集中力と努力、そして上位入賞への執念で、この作品を完成させた。
とくにこだわったのは、「アイデア」と「構図」である。子どもの絵の最大の特徴といってよい。前者については、発想訓練を積んできた。
親のひいき目では素晴らしい作品だが、絵の「才能」が乏しいのか。
まあ、才能が豊かな子どもは、こうした絵を描かない。
アイデアだの構図だの、気合だの死力だのは、ほとんど関係ない。ごく普通に、ごく自然に描いて、なおかつ見る者へ強く訴えかける作品に仕上がる。
私が審査結果を伝えると、子どもは目を伏せた。親といえども悲しい表情を見られたくないのだろう。いとおしい。
最近ではすっかり自信を失くしたようで、「絵は難しい」「絵が分からない」などともらすようになった。
描くことは大好きだけれど、描くことに迷いが出ている。
心底、絵が好きな子どもだった。幼児期、裏が白のチラシを妻にねだっては、来る日も来る日も絵を描いていた。
どうか早く吹っ切れてほしい。頑張っていれば、そのうちにいいこともある…。
お絵描き教室の笠井一男先生からも、そうした言葉をいただいたようだ。
なお、カナガワビエンナーレ国際児童画展は、応募票に明記すれば、選外作品は有料で返却される。
子どもの手元に、まもなく絵が戻ってくる。せめてもの救いである。
おやすみなさい。

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職業人生でどう頂点を極めるか?

「できることは、もうやらない」。
本気で職能開発やキャリアアップを望むなら、これしかない、これだけでよい。
単純明快。
それは、私自身が働くうえで最重視した姿勢であり、決意であった。とくに22〜44歳くらいの、仕事の成長期において―。
誤解がないように、説明を補足したい。
「これに関しては、自分は十分にやれる」と思うことを、決して行わないという意味である。
これを守って働くならば、だれもが職業人生で行けるところまで行ける。その人なりの“頂点”を極められる。
耳慣れた「自己実現」とは、このこと。難しく考えたらダメである。
以前、公開セミナーでそう語ったところ、「私はサラリーマンですから、それは無理です」と、休憩時間に話しかけてきた受講者がいた。
それは誤解です。
いつとはなしに世間や会社から「マインドコントロール」されてしまった人間の、典型的な意識・発想である。
最大の問題は、例えば人事異動に従って当然という本人の「精神土壌」にある。ああ、いったい自分はどこへ行ってしまったのだろう…。
そもそも本人の意思や意向をまったく無視した転勤だのジョブローテーションなど滅茶苦茶だ。実際、最近お会いした社長が、そう怒っていた。
私は、公開セミナーや企業研修の受講者から、丁寧な手紙をいただくことがある。
以下は、日本を代表する大手企業の地方支社で働く方から…。なお、私が一部を抜粋し要約している。
「和田先生に教えていただいた提案営業を、顧客はもちろんですが、本社の上層部へ積極的に行いました。その努力が認められて、社運を賭けたプロジェクトチームのメンバーに抜擢されました。驚きです。ありがとうございます」。
驚きでなく、それは常識です。おめでとうございます。
会社勤めの方であれ、働く部署も、そこでの仕事も、すべて自分が“主導権”を持って決める。あなたが、職業人生を謳歌したいと願うなら…。
そのために懸命に努力したにもかかわらず、それが叶わない会社だというのなら、見切りをつけるだけの話である。
だって、1度限りの人生だもの…。「あいだみつを」ふう。
おやすみなさい。

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営業実践大学での教えになるほど!

「サンタさん営業、ドロボー営業」。
たとえが、実に見事だ。
たったいま、営業実践大学の公開講座から自宅に戻ったところである―。
大学セミナーの講師は、YSコンサルタントの「岡田基良」社長である。同社の「佐藤康行」会長が開発したカリキュラムに基づき、講義を行ってくださった。
その教えは非常にシンプルだが、これにより指導先で顕著な業績伸張を成し遂げてきた。
「顧客から得ることを追求する営業から、顧客に与えることを優先する営業へ転換する」。それが、冒頭の比ゆである。
同感だ。私の昨日のブログと通じる。
もう一つ。仕事に限らず、「目標設定」の重要性は、だれしも理解している。もちろん、私も…。
しかし、私たちは「得る目標」を立てることはあっても、「与える目標」を立てることはほとんどない。
耳の痛い指摘だ。いやー、勉強になった。
岡田先生、佐藤先生、まことにありがとうございました。
皆さま、おやすみなさい。

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お客さまの目に、うっすらと涙が…

お客さまの目に、うっすらと涙がにじむ…。
私が営業活動を行うと、そんなハプニングが起こる。年に1〜3回くらい。
私は、何も社長や役員を泣かせようと思って、話をしているわけでない。
まず、営業としての志や信念を伝える。そして、顧客の繁栄や幸福を念頭に置いて、思うところ、考えるところを述べる。ときに、勢いが余って苦言を呈することもある。それが、お客さまの胸を強く打つようだ。
経験上、こうしたときは自然に商談がまとまる。また、すぐに仕事にならない場合でも、後に何らかのきっかけでつながったりする。
責任感の強い営業パーソンほど、顧客に「商品」を売るという商談の結果に拘泥しやすい。それで成績がついてくるなら問題はないが…。
案外、商談の過程で顧客に「感動」を与えることに専念すればよいのかもしれない。
今日はここまで。
明日は営業実践大学の公開講座が開催される。どうか皆さま、ご参加ください。

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こどもエコ絵画コンクール審査結果

先日、「第4回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の審査結果がホームページ上で発表された。
同日、わが子の絵が鮮明にプリントされた「Tシャツ」が手元に送られてきた。思いがけないプレゼントに、私と妻はびっくりした。
応募要項に、そんなアナウンスは一切なかった。サプライズの演出が見事だ。
1万7千名を超える応募者全員に、個別対応の記念品を贈るとは…。力のあるブリヂストンでなくては、絶対にできない。
また、応募者に対する、主催者の“心遣い”が伝わってくる。作品を返さない代わりに、作品をメモリーに仕立てて届ける…。
さて、3月1日のブログで紹介したように、小学3年生の子どもは「自然広がる小笠原!」という空想の作品を応募した。八つ切り(270ミリ×380ミリ)である。
麦わら帽子の頭の部分を“島”に見立て、つばの部分を“海”に見立て、それを子どもがかぶっている光景である。さらに周りに小笠原の動植物を配している。
精一杯の情熱と手間を注ぎ込んだが、残念ながら選外に…。
制作の過程は、凄まじいものだった。
「ラフスケッチ」を重ねながら、アイデアを膨らませ、構図を固めていった。個々のモノの形にもこだわる。
そして、画用紙に「下絵」を何枚か描き直した。
ようやく着色。これがもっと大変だった。初の不透明水彩を用いる。重ね塗りが利くので、気に入るまで何度もやり直す。
仕上げがさらに大変だった。思い通りにならず、画材店で細筆を買いそろえる。ある部分を描き込むと、そうでない部分の出来が引っかかるようだ。
完成に近づくほど線が細くなる、点が小さくなる。それはドットのようで、目が悪くなるのではと心配した。気の遠くなるような、緻密な作業の連続だった。
着色と仕上げの繰り返しで、画用紙が重くなる。結局、週末と祝日、平日の帰宅後、さらに冬休みもつぎ込むことに…。
とりわけ苦労したのは、麦わら帽子のつばの部分の「海」に、波の線を入れたときである。楕円状にきれいに引けなくて、恐ろしい時間がかかった。
子どもは幼児からスイミングクラブに通い、泳ぎに自信があるし、海に愛着がある。まだ見ぬ「小笠原」への憧れを、この作品に託した。
アイデアをじっくりとあたためた時間…。絵を描くための資料をいろいろ探し回った時間…。夕食や入浴の後、就寝の前など、気になる箇所にちょこちょこ手を加えつづけた時間…。
これらを足しあげるだけで、かなりの時間になる。それを含めないで、スケッチから完成まで、妻が把握している範囲でも30時間以上は費やしている。
合計では「50時間」に達するだろう。
子どもは応募に先立って、過去のすべての入賞作品を丹念に見た。そして、それらをどうしても“上回る”という決意と気迫で取り組む。
大人でもそこまではムリという、9歳の子どもの限界を超えた集中力と努力、そして上位入賞への執念で、この作品を完成させた。
むろん、時間や労力をかければいいというものでないだろう。やはり、資質や感性が一番大事なのかもしれない。
私も妻も絵に関しては素人なので、「良し悪し」は判断できない。落胆したが、それが複数の専門家が下した客観的な評価だと冷静に受け止めている。審査結果に異議を唱えるつもりは、毛頭ない。
だが、子どもはどうしても納得がいかないのだ。
「なぜ、ぼくの絵はダメなの?」。
そう問われ、私たちは答えられなかった。親のひいき目で、とても素晴らしい作品に思えるからだ…。
私は、制作の過程を振り返り、つくづく思う。
子どもは、私の“血”を引いている。それは、私の姿そのものである。
なぜ、子どもは、度を超して頑張ったか。理由は一つ。「自分に絵の才能がない」ことが、よく分かっているからだ。
私は、才能のなさを、努力の大きさで、ひたすらカバーしてきた。
血は争えない。子どもへの“いとおしさ”が一段と増す機会になった…。
ところで、今回の経験もあり、これだけのエネルギーを注いで絵を描くことは、二度とないだろう。この作品は、子どものかけがえのない「宝物」であり、この時期を精一杯生きた「証」である。
いまとなっては、子どもは、自分の作品が戻ってくることだけを願っている。
私たちも、この作品が消えてしまうことに耐えられない。
実は、3月に入ってから、子どもが「審査結果」をずっと気にしていた。中旬に入ってからは、学校から帰宅すると、親の表情を覗き込むようになった。日が経つにつれ、それは痛々しいほどだった。
私たちは、そうした事情を詳細に手紙にしたためて、こちらの費用負担で作品を返却してくださるよう、礼を尽くして主催者へ申し入れている。
もちろん、応募要項に記載があり、法的には返却されなくて当然なので、ひたすらお願いするしかない。主催者のご厚意にすがるしかない。
本コンクールは、子どもたちに夢や希望を与えるものでもあると思う。
子どもが、作品の返却を待ち侘びているのだ…。
子どもは頑張って描いた。今度は、私たちが頑張って返してもらう番だ。
キャンペーン資材として活用するので返却できないとの返事だが、選外作品はその機会も限られるし、仮に活用されたとしても1年間に留まる。終了後で結構。
私たちは粘り強く、主催者へ作品の返却を求めていきたい。
子どもが大人になったとき、この「悔しさ」を懐かしく振り返れる日が、かならず来ると信じている。
最後に、絵画コンクールの主催者は、希望者への「有料返却」をぜひとも制度化してほしい。
とっくに時代は変わった。なかには、幼少期から絵の専門教育を受け、早い段階からプロフェッショナルを目指す子どもだっているのではないか。
そうでなくても、子どもが命がけで描いた作品を返してもらいたいと願うのは、私たちだけではあるまい。
おやすみなさい。

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黒崎輝男氏の凄い言葉に、イタタッ

「とらわれずに、こだわろう」。
デザインプロデューサー・黒崎輝男氏の言葉にハッとした。
私には、私なりに「こだわり」がある。会社や仕事、生活や人生、家庭や社会…。
とくにオンに関しては、提案営業バカを自認し、提案営業一筋を打ち出した。
私は、営業研修の常識から外れた「8日間」という重いカリキュラムを構築し、営業関係者を教育してきた。
営業ものは、1〜3日間のカリキュラムが主流だ。多忙な営業関係者を何日も拘束するわけにいかないというのが、それを採用する企業の本音である。
しかし、長くて嫌われがちな8日間さえ「基礎コース」という位置づけだ。私は、顧客が主役の時代に働く営業関係者にとり、「提案営業」は必須と考える。また、それは奥が深く、習得が容易でないと思う…。
いつの間にか提案営業研修は、私のブランドと言えないまでも“代名詞”になった感がある。事実、同業者の集まりなどで挨拶する場合は、「提案営業の和田創でございます」と述べている。これで通るし、笑いも起こる。
だが、人は「こだわる」あまり、知らず知らずのうちに「とらわれている」ことがある。
こだわりとは、「特化」による存在の際立ちである。とらわれとは、「呪縛」による存在の硬直化である。存在を「個性」と言い換えてもよい。
両者は、別物だ。
「こだわり」に己が縛られはじめ、そのうち“身動き”が取れなくなる。自分自身をがんじがらめにしてしまった状態で、これが「とらわれ」である。
こうした実例は、私がコンサルタントとして、オーナー企業や名門企業などでしばしば目撃してきた。大半は、業績が低迷するか下落している。
そもそも、こだわりとは、それを捨てると、もう己でなくなってしまうという、のっぴきならない「存在証明」のようなものである。
案外、私たちは、こだわりを捨てても、生きていけたりしないか。
それどころか、こだわりを捨てると、生きやすくなったりしないか。
己の存在証明と呼ぶに値する「こだわり」が、どれほどあるだろう。冷静に検証する必要がありそうだ。
こだわりを持つことで危険なのは、「視野」が狭くなることである。さらに、「環境変化」への適応が難しくなることである。
そして、そうした状態は「とらわれ」に違いない。
こだわりが、自分の働き方や生き方、触れあい方を、窮屈で退屈なものにしていたのではないかと、考えはじめている。
「とらわれずに、こだわろう」。
私にとって、非常に耳の痛い言葉である。

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学んだあげくダメになった人の話

昨日の続き。学んだあげくダメになった人の話―。
公開セミナーで、休憩時間に参加者が近寄ってきた。いやな予感。
近寄られるのがいやなのでなく、この参加者がいやなのだ。
パンフレットに「基礎講座」と謳ってあったのに、どうやら講義のレベルに不満があるらしい。
「企画関連の勉強を続けてきた」と、誇らしげに言う。私の知識はたいしたことがないというニュアンスを、何としても伝えたいようだ。
私は、無表情を装う。
講義の終了後、じれた彼が「自分が作成した企画書を見てほしい」とやってきた。
初めからそう言いなさいよ、まったく。この手合いが多い。
――やっぱり。私は、あまりのつたなさに、うれしくなった。でも、吹き出してはいけないから、無表情を装う。
「企画書」をすぐに戻したのが、彼は気に食わないようだ。
「なぜ、ちゃんと見ないのか」と、顔に書いてある。
もちろん、見る価値がないからだ。私のほうが、10倍、20倍、30倍は上だなぁ…。だって、その気になれば、それで食べていけるもの。
立案した企画内容、作成した企画書、その出来が肝心なのだ。
たくさん学んだとか、ほとんど学ばなかったとか、どうでもいいことである。
たくさん知っているとか、ほとんど知らなかったとか、どうでもいいことである。
おやすみなさい。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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