コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

事務局の思いがあふれんばかり!

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土日の「提案営業研修」を仕切ってくださった事務局から、ご丁寧なメールが寄せられた。
以下に紹介しよう。
                    ◇
研修、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
体調不十分にもかかわらず、熱意のこもった講義に感服しました。
受講者からは、「内容も然ることながら、パワフルな講義に元気をいただきました」と、絶賛の声も挙がっています。
総じて「大変参考になりました」との感想が多く、一同感歎しております。
選抜受講者24名には、未知の研修内容に正直戸惑いもありますが、実践的なノウハウとスキルをぜひ自分のものにしたいという強い意気込みがあります。
各人でキャリアやレベルが異なると思いますが、適宜ご指導ください。
本研修への期待の大きさが役職員から伝わってきており、事務局としましても気持ちが引き締まる思いです。
長丁場になりますが、よろしくお願いします。
                    ◇
以上。
こちらこそ、ありがとうございました。
実に整然とした文面から、事務局の思いがあふれんばかり!
準備が万全だったので、私はとても気持ちよく講義を進めることができた。
感謝!
当然ながら、私ども講師の頑張りだけでは、十分な研修成果を挙げられない。
事務局の対応。
そして、経営層の理解、営業幹部の協力。
むろん、当事者(受講者)の熱意と努力。
このすべてが揃わなければならない。

研修全般にわたる事務局の役割と苦労は非常に大きい。
お世話になります。
よろしくお願いします。

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ぐったり…6日振りに休養

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私は休業中にもかかわらず、先週水曜日から日曜日まで、スケジュールがびっしりだった。
SBI大学院大学の視察と授業の打ち合わせ、ジョイントベンチャーのビジネスモデルのミーティング、『月刊営業人』での連載の打診、「提案営業研修8日間コース」第1回2日間の実施ほか。

土日の研修は、腰に疲労が溜まり、痛み止めと筋肉弛緩剤を飲み、シップとカイロを貼って臨む。
私は品川プリンスホテルのアネックスタワーに宿泊し、TKP田町ビジネスセンターの会場で指導した。
クライアント側は、社長と役員を始め、営業管理者と営業担当者、さらに関連部門、間接部門など、60名以上が受講する。
全社員に「営業重視」の姿勢を示し、「顧客志向」のベクトルを持たせたいとのこと―。
私は十年近く前、同社から合宿方式で「企画力養成研修」などを3回受託した。
またしてもご縁をいただき、まことにありがたい。
ここは優良企業であり、市場は縮小気味だが、業績は着実に拡大している。
足腰がしっかりとしていて、顕在ニーズの刈り取りにスキがない…。
私はそんな印象を受けた。
また、そうでなければ、5年に及ぶ好調は維持できなかったろう。
研修の冒頭、社長が全員を前にし、経営の意思、そして研修の意図を明らかにした。
約30分。
「決して現状に甘んじることなく、生き残りでなく勝ち残りを目指す」。
口調は静かだが、会社と社員に対する愛情と、将来の道筋をつけるという決意が伝わってくる。
考え抜かれた組み立てと内容。
実に見事!
営業の土台となる足腰のうえに、差別化の決め手となる「ソリューション」を築きあげ、顧客の評価を大幅に高めつつ、ライバルのシェアを貪欲に奪う。
私は思う。
「遠慮は無用。競合に圧勝せよ」。
皆、とても熱心に受講してくれた。
感謝したい。
なお、60名のうち24名が第2回〜第4回の6日間に進む。
一人の脱落者も出てほしくない。
互いに頑張りましょう!

ところで、私はこの間、治療に通院できず、症状が大幅に逆戻りしてしまった。
腰〜背〜右肩がバリバリで、それゆえの重い吐き気にのた打ち回る。
昨夜はくたくたに疲れていたが、痛みで寝つかれず、やっと眠ってもちょこちょこ目が覚めた。
huu01きょうは6日振りに休養。
腑抜け状態の私をアメリカンショートヘアの「フウ」が案じ、部屋に入ってきた。
この子は不思議。
挨拶代わりに「ニャオ」の口をするが、声は出さない。

そういえば、猫の世界でも省エネがはやっていると聞いたことがある。

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衝撃・感動の貴賓席をご用意!

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11月29日ブログの再録―。
新春1月22日火曜日、都内で和田創公開講座「提案営業研修1日体験版」を開催する。
私が、営業関係者の「意識改革」の重要性、「提案営業」の必要性を懇切丁寧に解説する。
企業が提案営業を導入し、営業変革を推進する際に、「社内コンセンサス」が円滑に形成されるだろう。
当日は、提案営業研修の定番、和田創研の「8日間コース」のエッセンスを丸1日、心ゆくまで堪能できる。
私ども主催ならではの至れり尽くせり。中身の濃さ、気づきの深さは随一。研修+懇親会で、膝を叩いて納得できる。
12名限定で、衝撃・感動の貴賓席をご用意している。
以下に、私どもの「提案営業研修8日間コース」の際立った特色を紹介しよう。
                    ◇
私が長年の試行錯誤の末につかんだ営業の真髄を、企業向けのカリキュラムに仕上げたのが「和田創方式提案営業研修8日間コース」である。
本研修を世に送り出し、十余年―。
この間、私は研修の反応や成果を検証しながらコンテンツを見直し、カリキュラムを練りあげてきた。
こうした不断の改善の執念が実り、日本を代表する営業研修として、不動の地位を確立している。
これまでに業種や商品、規模や階層を超え、多くの企業で採用され、圧倒的な評価を獲得してきた。
うなりを立てて押し寄せる「受講者の声、声、声…」がそれを物語っている。
机上の空論を排し、己の営業体験と優績者の営業思想・営業技術で裏打ちした、実践的かつ具体的なカリキュラムである。
私がとくに心血を注いだのは、トップセールスパーソンの秀でたセオリーとノウハウを咀嚼し翻訳して、普通の営業担当者にフィードバックすることだった。
その意味で、本コンテンツの有効性は、その成り立ちからも担保されている。
実践的かつ具体的なばかりでなく、実証的かつ合理的なカリキュラムである。
本研修は、成長を願うすべての営業関係者に、「血となり肉となる」ものであることをお約束する。
                    ◇
以上。
私の通常の公開セミナーと比較し、時間をたっぷりと確保している。
この1〜2時間のプラスが“本物の提案営業”を把握するうえで非常に重大である。
また、参加者を経営層と管理職に限定しているので、落ち着いた雰囲気のなかで受講できる。
さらに、夕食を交えた「懇親会」で質疑応答や意見交換が行える。
なお、事前に私どものホームページにお目通しくださると、研修内容をスムーズに理解できる。
…研修および懇親会の会場は、交通の便利な都心を予定している。決定次第、詳しい地図をお送りする。
また、和田創のプロフィールはこちら。
どうか奮ってご参加ください。

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イビキザウルス「ゴーガー」

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私は若い頃、あまりいびきをかかなかった。
仕事でひどく疲れたときとか、アルコールをかなり飲んだときに限られた。
少し気になりはじめたのは、凄まじい長時間労働が常態化した30代になってから。
目が覚めると、ノドに違和感が残る。
いびきをかいた証拠だろう。

深刻になったのは、40代になってから。
恐らく毎日!
講師の仕事を始めた時期と一致する。
私は“怒り系”でスタートし、体力が充実していた40代後半は「鬼の講師」と恐れられた。
丸1日、大声でしゃべり詰めというより、怒鳴りっ放し。
公開セミナーや企業研修のアンケートでは、受講者から「眠らなかった講義は初めて。それにしてもうるさかった」などとほめられたものだ。
実際、会場の窓ガラスがびりびり鳴った。
要は、怒ってナンボの営業コンサルタント。
怒鳴るほど仕事が増え、怒鳴るほど料金が上がった。

50歳前後から、妻や子が「ゴーゴー、ガーガー」、怪獣並と呆れるように…。
大音量ゆえにベッドが響く、ネコが逃げる、自宅の反対側の部屋まで聞こえる。
私はホテルに宿泊していることが多いが、防音の悪いところでは隣室に筒抜けでは?
家族や周囲の迷惑はいかばかりか。
…しかし、それだけでない。
私がつらい!
このブログで以前、怒鳴りっ放しでノドをつぶしたと記したことがある。
それは確かだが、ガラガラ声になった一因は、頑固ないびきにあるのではないか。
起床直後が顕著。
ノドが乾き切り、しかも疲れ切っている。
声が割れ、しかも低い。
…家族が私の話を聴き取りにくいと嘆く。
それは我慢してもらうとして、受講者が私の講義を聴き取りにくいのでは…。
彼らの様子から、そう思うことが多くなった。
いまよりノドがつぶれると、講師として食べていけなくなる。
後十年は頑張らなくてはならない。
また、私はこのところ体調不良が長引いている。
これにも、いびきが深く関係しているのでは…。
睡眠時にうまく「呼吸」ができていない気がする。

ということで、いびきの克服に乗り出した。
まず、そのメカニズムを調べる。
「睡眠中に意識がなくなると、ノドの奥の軟口蓋や舌を支える筋肉の緊張がゆるみ、振動で発生する呼吸騒音である」。
「口を開けて眠るくせのある人は、舌もノドに向かって垂れ下がり、気道がいっそう狭くなる。すると、呼吸流の抵抗が大きくなり、騒音も激しくなる」。
なるほど。
また、「加齢と疲労により睡眠時に舌根が沈み、気道がふさがると、いびきの原因となる口呼吸が起こりやすい」。
ふーん。

私はすべての面で不精だから、至って簡単なやり方しか続けられない。
そこで、近くのドラッグストアでマウステープを購入し、実行した。
1週間ほど経過。
最初の2〜3日は苦になったが、すぐに慣れる。
とりあえず、ノドの調子はいくらかよい。
2〜3カ月は続けてみよう。
商品名は「ネルネル」。
就寝時に口を閉じ、タテに貼るだけ。手間要らず。
つまり、口が開くのを防ぎ、鼻呼吸の習慣をつける。
口の周辺の肌は荒れやすく、優しい素材とノリの開発に歳月がかかったらしい。
いびきは、周りに迷惑を及ぼすだけでなく、当人の呼吸器や心臓に負担をかける。
また、睡眠時無呼吸症につながる。
さらに、ノドのリンパ節を腫らし、風邪を引きやすくする。
…口呼吸は万病のもと。
鼻は、いわば加湿機能付きの空気清浄機なのだとか。

ちなみに、資料によれば、次のような人は口呼吸の可能性が大きい。
1.いびきをかく。
2.口が乾く、ねばつく。
3.唇がカサカサに乾燥する。
4.音をたてて食べる。
5.夢中になると口が半開きになる。
6.鼻の穴を自由に広げられない。
さあ、思い当たる方は、私とネルネルしてみませんかぁ。

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落ち込むブログ…

先だって、私のブログについて、若い女性からメールが寄せられた。
当日の内容に対するコメントでなく、私のブログ全般に関する感想のようなものだろう。
以下に、一部を紹介しよう。
                    ◇
毎日というわけにいきませんが、週に1〜3回は訪問し、すべてのブログに目を通しています。
とても楽しみにしているのですが、すごく落ち込むことがあります。
そんなときは、読むんじゃなかったと後悔します。
ショックを何日も引きずることがあり、しばらくブログから遠ざかります。
でも、また読んでしまうのです。
矛盾していますが、ブログを覗くのが怖くなり、気が重いことさえあります。
                    ◇
以上。
そうでしたかぁ…。
私のブログで落ち込むのですね。
ありがとうございます。
それだけ真剣に読んでくれているから、いや考えてくれているからでしょうね。
あなたからメールをいただき、精一杯ブログを更新してきて、ほんとうによかったと思います。
でも、ブログを読んで落ち込んだからといって、あまり気にしないでください。
ブログを書いている私もよく落ち込んでいますから。

暮らす、働く、生きる…。
どれも大変です。
まして自分なりに、職業人生でキャリアを極めるとか、人生で成功を収めるとかは…。
自己実現への道のりは遠く険しい。
ブログの更新は、何よりも自分にムチを入れるという気持ちが強いです。
私はとかく安易なほうへ流れてしまいます。
まあ、自分への戒め、そして励ましでしょうか。
精進、精進…。

このブログは気が重いなどとおっしゃらず、どうかこれからも覗いてください。
そして、私とぜひ一緒に落ち込みましょう。
このブログで落ち込む仲間がいると思えば、少しは救われますよね。

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エンジェルいろいろ

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このブログで打ち出した「起業ネットワーク構想」を手伝っていただければと考えているマイミクから、再びメールが寄せられた。
以下に紹介しよう。
                    ◇
こんばんは。
いよいよ寒さが本格化します。どうかじっくりと体調を整えてください。
ところで、最近少しインスパイアされた出来事がありました。
前職の上司に、「技術エンジェル」をやっている若手社長をたまたま紹介してもらい、ヒアリングしました。
ベンチャーというとIT系がメインと思われがちですが、実際には企画系や営業系も少なくありません。
そうしたベンチャーにはアイデアや行動力はそれなりだけれど技術力が足りないところもあるわけで、力を貸してあげるのが技術エンジェルの役割とか…。
あえて支援対象を狭め、サービスを磨くとともにノウハウを蓄える発想は、ビジネスとしても面白いと感じました。
また、前職の同僚で、いまはクリエイター派遣・紹介会社に務める知人にヒアリングしました。
体制のできあがった大企業より、ベンチャーや中小企業のほうにニーズがあるとか…。
私が知る範囲で、起業のアーリーステージですべての機能や人材が揃っているところはまれです。
そこで、企画力、営業力、技術力、管理力などの足りない部分をサポートしたり、それらに関わる人材をマッチングする。
ならば、起業成功の確率は向上するでしょう。
一般に、ベンチャーは技術や企画、営業といった部分での攻めは強いのですが、ビジネスプロセスや人事・総務、財務、法務、知財といった管理面での守りが弱く、簡単にコケてしまうケースが後を絶ちません。
とくに「IPO」を目指す段階に差しかかると、そうしたバックオフィス的なサポートが重要ですね。
                    ◇
以上。
彼は勉強熱心で、いつも世の中にアンテナを伸ばしている。
読書もさることながら、幅広い人脈を生かし、経営者や実務家との接触を通じた生情報の収集に力を入れている。
仕事好きに加え、人間好きなのだろう。

さて、「エンジェル」というと、私は奇特な投資家を思い浮かべる。
だが、エンジェルを直訳すると、「天使」。
その原義はともかくとして、天使には悩める人を助けて幸せをもたらすイメージがある。
なるほど、何も資金に限定する必要はないか…。
恵まれたケースは例外であり、大多数の起業家は不安だらけ、不足だらけでベンチャーを立ちあげたはずだ。
いろいろな側面から手助けが得られるなら、事業や経営が軌道に乗りやすい。

バブル後の経済構造の変化、IT技術の革新、規制緩和の進展などを背景に、ベンチャーブームが起こった。
それは、自信を失いかけていた日本経済をいくらか勇気づけてくれた。
マイミクが述べたように、今後こうした支援サービスのさらなる充実がなくては、一過性のブームで終わる。

余談―。
起業数の増加には、起業家と投資家の役割分担が欠かせない。
リスクは投資家が負う。
成功率の向上には、起業家と経営者の役割分担が望ましい。
IPOは経営者が果たす。
私はそう考える。

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「気づき」とは何か?

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営業実践大学で原稿執筆やシステム関係のボランティアを引き受けてくださっている浅田哲臣さんからメールが寄せられた。
20代でIT企業の役員を務める。
彼は、考えることが好きで、四六時中頭を動かしている。
以下に紹介しよう。
                    ◇
ご無沙汰しております。
最近、和田先生がおっしゃっていた「気づき」の意味が少し分かったと感じる経験がありました。
本などを読んでいて、感じたことや分かったことが気づきと思っていましたが、どうやらそうではないようです。
気づきとは、表現の異なるいろいろな言葉が、私のなかで一つの意味としてつながって感じることだと思いました。
そして、それが自分の行動におのずと現れはじめる…。
それこそが、真に気づいた証なのではないでしょうか。
この経験に衝撃を受けたので、メールさせていただきました。
                    ◇
以上。
ありがとうございます。
今後とも営業実践大学の諸活動への協力をよろしくお願いします。

さて、ちょうどいいきっかけをいただいたので、私なりに「気づき」について考察してみたい。
…私たちは、何かを「分かった」と感じる瞬間がある。
しかし、その圧倒的大部分は「知った」に留まり、それが行われることはない。
例えば、大型書店ではいわゆる成功者が著したノウハウ本があふれている。
その内容が信頼に値するものだとして、読者がそのように行ったなら幸や富をつかんでいるはずだ。
こうした本を数冊読んだにもかかわらず成功していないとすれば、それはノウハウを知ったにすぎないからだ。
結局、それは知識、したがって投資(本代)が、自分を素通りしてしまったということ。
ゆえに、貧しいまま。
よっ、ご苦労さん!
あなたは、もっとも成功に遠い人である。
血にも肉にもならなかった…。
こうした読書を「自己投資」と呼ぶべきでない。
「自己満足」。
イッておしまいのオナニーと同じ。

何らかの知識を得たとき、それが自分の体験や他人の事例と深く交わり、しっかりと結びついた状態が、気づきである。
当然、自分の脳には、過去の事実に根差した「知恵」が蓄えられている。
気づきとは、知識という“異物”が進入した際に、知恵が一斉に取り囲み、やがて飲み込んでしまうこと。
そこでは、刺激へのアレルギー反応に似た、凄まじい「格闘」が繰り広げられる。
実際、本を嬉しそうに読む人がいる一方、苦しそうに読む人がいる。
前者は「親しむ」ので、趣味の癒しが得られる。
後者は「戦う」ので、苦行の喜びが得られる。
レビューは書けないが、成功を収めやすいのが後者だ。

話を戻そう。
したがって、気づきでは、新しい知恵の連鎖が生じ、それが引き金となって古い知恵の体系が再構築される。
「組み込み、完了!」。
そう、知恵の破壊と創造のダイナミズムにこそ、気づきの本質がある。
知識の受容でなく、知識との衝突。
陳腐で低位の知恵を叩きのめし、斬新で高度な知恵を生み出すという、脳のなかの戦いである。
現象としては、多用な表現がなされたバラバラの知識が、気づきを中心に1つの「認識」に収斂されよう。

知るは水平方向への拡散、気づくは垂直方向への深化…。
納得として、自分の腑に落ちた状態にほかならない。
その結果、摂取した知識が、行動や習慣につながる認識に変換される。
それは、学習というより習得、習得というより会得、会得というより「体得」に近い。

念を押したい。
分かったと気づいたとでは、大きく違う。
まして、知ったと気づいたとでは、まるで違う。
両者は、異次元!
「知識が人を変えるわけでない」。
人を変えるのは、気づきレベルに達した認識だけである。
知識でなく気づきが人間の行動を変える。
実際、私たちは知っていることだらけだ…。
知識が人生を幸せにするとか、職業人生を豊かにすることは、ほとんど期待できない。
それでは、本を読む冊数により、成功が決定づけられる。
だが、現実はそうなっていない。
知らないより知っていたほうがマシといった程度…。
とくに職業人生では、行動につながらない知識に価値はない。
なぜなら、仕事の成果はもっぱら行動によってもたらされるからである。

平たく言おう。
気づきとは、行動の知恵である。
なかでも行動へいざなう知恵、行動を引き起こす知恵…。
きょうのテーマに関して、土光敏夫の言葉が大きな示唆を与えてくれる。
「行動となって現れないような思考は無用であり、時には有害でさえある」。
まったく同感!
浅い知識をたくさん持ったところで不要な迷いを抱え込み、立ち往生するだけだ。

私は思う。
「千の知識より一の気づき」。
職業人生で成功したいと願う人は、読書にふけっている場合でない。

皆さまにお礼―。
ここ1週間ほど、和田創ブログが社長部門で、営業実践大学ブログ経営部門で、ランキングの1枚目にコンスタントに入ることができました。
30〜40位辺りで踏ん張っています。
読者もいくらか増えたようです。
まことにありがとうございます。
私はブログの執筆では全人格を投影したいと考えています。
小島よしおをネタにした他愛のないブログ、きょうの火の出るようなブログ、そして和田創教本和田創営業川柳…。
いずれも私そのものです。
ただし、クラブ通いはしていません。
これからも応援をよろしくお願いします。

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グリーンジャングル招待メール

グリーンジャングル!
クリエイティブクラス(創造的人材)に限定した、キャリアアップと自己実現のための相互ネットワーク。
先頃「登録受付」を開始した。
ハイレベルな会員が、自身の友人や知人をグリーンジャングルに紹介することにより、輪が広がっていく。
なお、グリーンジャングルに登録するには、会員の「招待メール」が必要になる。
よろしければ、私から差しあげます。
ブログのコメント、ミクシィのメッセージ、和田創研のメールなどを通じてお申しつけください。
本件に関するコメントなどはすべて非公開ですので、ご安心ください。

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忘年会、忘年会、忘年会…

忘年会シーズンたけなわ!
今週後半から来週まで、盛り場はどこもサラリーマンで大賑わい…。
ただ、先ごろ運賃を値上げしたタクシーは、運転手の顔色が冴えない。
年間最大の稼ぎ時に、その影響はどれくらい及ぶか。
それはさて置き、景気の回復を背景に、去年、今年と忘年会がかなり盛り返している。
カネを持て余す企業も珍しくない。
忘年会が活発な理由は、それだけでない。
労働市場が売り手優位に転じ、転職を後押ししている。
仕事はあるのに、それをこなす人手がないという状況…。
だが、新卒どころか第二新卒の採用もままならない。
社員の引き留めが必須となり、忘年会が久方ぶりにクローズアップされる。
意思の疎通や結束の強化が図れるといった効果を見込んでいるようだ。
一時、景気の低迷や業績の下落により、忘年会を取り止める企業が相次いだ。
仮にやるとしても、会社としてでなく、上司の裁量で職場単位で細々と行う。
赤字の部署は肩身が狭い。
どん底期には、気の合う同士が自腹で集うこともあった。
…あれから数年。
師走の夜に人出は戻った。
明るい声がクリスマス・イルミネーションにこだまする。

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需要創造の営業へ!

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飲料・食品メーカーの入社2年目の営業担当者からメールが寄せられた。
ここは業績が着実に伸長している優良企業であり、和田創研提案営業研修を毎年恒例で受講してくださる。
ありがたい。
以下に紹介しよう。
ただし、差し支えのある固有名詞などを伏せ、私が編集を若干加えた。
                    ◇
ご無沙汰しております。
初夏に御社の提案営業研修を受講し、その後メールを幾度かお送りさせていただきました。
このたび仕事で動きがありましたので、ご報告します。
先頃、需要創造へ向けた営業活動の事例発表会が社内で開催されました。
そして、私は当支店を代表して発表する機会に恵まれました。
得意先あってのことですので、残念ながら商談の中身は明かせません。
さて、私は、和田様の講義をそのまま実行しました。
「顧客利益を第一に考え抜く」。
みごと提案が刺さった最大の理由だと思います。
また、思考においても、教科書どおりの流れを尊重しました。
「問題の発生⇒対処法の議論⇒原因の仮説⇒問題解決案の立案⇒実践⇒結果の検証⇒今後の展望」。
…実は、私が心がけたのは、基本の愚直なまでの徹底。
これが唯一の“勝因”でしょう。
発表会で社長から賞賛の言葉をいただいたのも、提案営業研修で身につけた営業の基本思想・基本姿勢があればこそと、喜びを噛み締めています。
ほんとうにありがとうございました。
私自身が予想するより早く結果が出てしまいました。
しかし、それに奢ることなく「ソリューション」を究めてまいります。
そもそも今回の提案内容を着想できたのは、営業として初年度のために「偏向のない頭」であったからと思われます。
再び発表会の壇上に立てるよう、実務を通じた「学び」を大切にしていきます。
遠方のため、和田様が主宰する営業実践大学に足を運べておりませんが、タイミングを見計らってかならず参加いたします。
その節はよろしくお願いします。
商談のあらましをご報告できなくて申し訳ありません。
また、お会いする日を楽しみにしています。
                    ◇
以上。
ご丁寧にありがとうございます。
あの厳しい社長から誉めていただくとは、よほど素晴らしかったのでしょう。
…彼は頭がいい。
決して知識に走らず、あくまでも基本を重んじている。
まだ非常に若いので、私は今後の成長が楽しみ!
もし基本をコンスタントにこなせるなら、だれだってイチローになれる。
だが、それはもっとも難しいこと―。
このメールは、職業や人生で「成功」を収める要諦を、私に再確認させてくれた。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
ここに掲載した記事を複写・複製・翻訳・転載・掲示・送信・配信すること、および各種媒体に入力することは、著作者の権利侵害となります。
和田創PDF無料本
(272頁。2月10日発売)
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プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研
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