コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる

果てぬ向上心と挑戦魂にファンは歓喜

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
オリンピックシーズンはグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習でけがを負って全日本選手権を欠場しましたが、特例措置で代表選手に選ばれました。
五輪本番も出場できないほどの重傷だったと思います。

オリンピックの金メダリストは次のシーズンを心と体のケアに充てることがあります。
まして、羽生結弦は66年振りの五輪連覇を成し遂げました。

このブログで幾度か述べていますが、私は完全休養を取ることを願っていました。
(試合は出ませんが、トレーニングは積みます。)
彼の実力からすれば、何の問題もありません。
そして、来シーズンから徐々に戻していき、オリンピックシーズンにエンジンを全開するイメージを持っていました。
フィギュアスケートの歴史に永久に名を留めることができます。

羽生結弦は「絶対王者」として君臨するだけでなく「社会現象」となっています。
海外試合でも国内試合と勘違いするほど日本人の観客があふれます。
スーパーアイドルですから主要大会で引っ張り凧なのでしょう。
熱狂的な応援に応えたいという思いも強いのでしょう。

空前絶後の人気はパフォーマンスの美しさやアスリートとしての強さだけによるものでありません。
果てしない挑戦魂と向上心を持ち、大会に出場しつづける姿勢にファンは歓喜するのでしょう。

採点ルール改定で五輪3連覇へ追い風

羽生結弦はいまからすべてが伝説になります。
2022年北京五輪にフォーカスして調整を進めてほしい。

幸いなことにフィギュアスケートは採点ルール改定が行われました。
とりわけ4回転ジャンプの基礎点が下がりました。
フリースケーティング(FS)が4分半から4分(前後10秒)に時間が縮まり、ジャンプが8本から7本に減っています。
1割増しとなる後半のジャンプも最後の3本に抑えられました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)は最後の1本に抑えられました。
出来栄え点(GOE)が7段階(+3〜−3)から11段階(+5〜−5)になっています。

高難度ジャンプの基礎点で点数を稼ぎやすい十代の選手でなくても、質のいい演技を行えば加点で勝てるように変わりました。
羽生結弦の前人未到の五輪3連覇へ明らかな追い風が吹いています。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

羽生結弦のスケート靴が 700万円で落札

羽生結弦は東日本大震災の被災地の宮城県仙台市出身です。
2016年、2018年に続き、復興チャリティーオークションにスケート靴を出品していました。
11日20時7分に締め切られ、入札額は 712万2994円でした。

締め切りの1時間前まで 350〜 360万円台で推移していましたが、残り1時間で 300万円以上高騰したそうです。
ちなみに、昨年は 850万1000円で落札されました。

人気のすさまじさを物語っています。
また、復興を支援したいという気持ちに大勢のファンが共鳴したのでしょう。

このスケート靴は色が黒で、ブレード部分に「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されています。
羽生結弦が靴にサインしたうえで、写真を添えて発送するようです。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

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紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密

紀平梨花の主要大会に帯同してケア
国際試合6戦6勝の快進撃を支える

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目に国際試合6戦6勝の快進撃を続けています。

それを陰で支えるのが3年前に知人を通じて知り合い、紀平梨花の専属トレーナーとして体のケアに当たる橋本大侍(はしもと・だいじ)です。
FC大阪でプレーしていたサッカー選手です。
26歳で現役を引退してこの道に入り、実家の整体院などで修業を積みました。
(その技術はJリーガーやプロ野球選手にも定評があるようです。)

紀平梨花は夜、橋本大侍トレーナーが総院長を務める大阪市内の整骨院を訪れ、練習で疲れた体を癒やしてきました。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はとても負荷が大きく、着氷でねじれる骨盤や跳ぶ際に力を込める首に加え、太腿(もも)、肩とケアは全身に及びます。
通院は昨シーズンまでは週2、3回でしたが、忙しくなった今シーズンは月1、2回に減りました。
しかし、今シーズンからは橋本大侍トレーナーが国際大会や海外合宿に帯同しているそうです。
紀平梨花は「夜遅くても、急なときでもケアしてくれる」と感謝しています。

四大陸選手権では手の位置を変える

開幕前に左手薬指を負傷した四大陸選手権で、紀平梨花は橋本大侍トレーナーに「指が痛いというよりは、使いづらい」と言いました。
ジャンプのときに指を曲げられないと体が開きやすくなります。
それでも「けがしたら、それなりのやり方で前向きにやろう」と話し合ったそうです。

紀平梨花は回転が遅くなる傾向を感じ取っていました。
フリースケーティング(FS)当日午前の練習では、ショートプログラム(SP)の失敗を踏まえて修正を済ませていました。
「トリプルアクセルを跳ぶときの手の位置をいつもの真ん中から、ちょっと右に寄せる意識を持った」と話しました。

そして、本番で冒頭のトリプルアクセルを完璧に着氷しました。
大技はこの1回に留めましたが、すべてのジャンプを成功させています。
ほぼノーミスの演技で153.14点の高得点を記録し、合計221.99点で初出場初優勝を鮮やかな逆転で果たしました。

紀平梨花は信じられないほど感覚が繊細です。
高感度センサーが内蔵されているみたい。

遅筋と速筋がバランスよく備わる!

橋本大侍トレーナーは紀平梨花の強さの秘密を明かしています。
「腿の筋肉の質が日本人では群を抜きます」。
「遅筋」は持久力を発揮しますが、大きな力を出せません。
「速筋」は瞬発力を発揮しますが、疲れやすい欠点があります。
紀平梨花は特性の異なる二つの筋肉が男子サッカー選手のようにバランスよく備わっています。
だから演技後半でも質の高いジャンプを跳べます。
フィギュアスケートは体力もいるし瞬発力もいります。
(見た目の優雅さと異なり、もっとも過酷なスポーツの一つです。)

また、紀平梨花は自らの体への研ぎ澄まされた感覚を持つそうです。
「1つの筋肉について普通の選手はここが痛いとか1つしか言いいません。あの子は1つの筋肉についてミリ単位で3つくらい訴えます。ネガティブとか、細かすぎるとか思うかもしれないが、それくらいこだわるからこそ、よいパフォーマンスができます」。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を「筋肉」で感じ取り再現する才能」はこちら。

世界選手権の金が最高のプレゼント

紀平梨花はグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせ、世界選手権で「3冠」を狙っています。
その世界選手権の公式練習に臨む3月18日は、橋本大侍トレーナーの誕生日です。
「世界選手権の金メダルが最高のプレゼントです」と待ちわびています。

宇野昌磨にケアを施す出水慎一トレーナーも同じ気持ちでしょう・・・。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

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世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ

ロシア代表の3人目はメデベージェワへ

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日から「さいたまスーパーアリーナ」で行われる世界選手権の女子シングル代表の3人目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)と発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)とエフゲニア・メドベージェワは補欠に回りました。
しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の入れ替えがあることも示唆していました。

この大会がラストチャンスとなる選手も

アレクサンドル・トルソワやアリョーナ・コストルナヤなどのジュニア選手が来シーズンにシニアに上がります。
彼女らが高得点の4回転ジャンプを跳ぶと、今大会が世界選手権出場のラストチャンスとなる選手が出てきます。
かつて「絶対女王」とされたエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの二人も例外でありません。
ロシアの代表争いが一段と熾烈になるのは避けられません。

トゥクタミシェワファンが派遣を求める

この変更(決定)を受け、ロシア国内ではエリザベータ・トゥクタミシェワのファンが世界選手権への派遣を求める運動を始めました。
インターネットにロシアフィギュアスケート連盟へ向けた嘆願書の形式をした手紙が出回っているそうです。

私はその理由にそれなりの「説得力」があると感じました。
「トゥクタミシェワだけが日本のスケーターたちと競争を繰り広げることができる」。
「勝利が重要なら、メンバーのなかにトゥクタミシェワがいることが不可欠である」。

トゥクタミシェワも巻き返しにアピール

エリザベータ・トゥクタミシェワも巻き返しに懸命なアピールを行いました。
3月1日にツイッターでトリプルアクセル(3回転半)、トリプルアクセル−ダブルアクセル(2回転半)のコンビネーションを着氷する様子を動画で公開しました。
これは優勝候補筆頭の「紀平梨花」を念頭に置いたフリースケーティング(FS)のジャンプ構成を示唆しています。

代表漏れがよほど悔しかったのでしょう、「今シーズンの大会で、皆がこれを見られればと思う」とつづっています。
ファンにロシアフィギュアスケート連盟を動かしてほしいと訴えているようにも思えます。
世界選手権が無理なら、4月に行われる世界国別対抗を考えているのかもしれません。
とにかく、やる気満々です。

紀平梨花はトリプルアクセル2本で十分

ただし、エリザベータ・トゥクタミシェワが勝てるとしたら、それは紀平梨花が目立ったミスを犯したときに限られます。
それくらい今シーズンの紀平梨花は強い。

紀平梨花がトリプルアクセルを3本決めるなら、ライバルとされる宮原知子や坂本花織、そしてロシア勢はだれも叶いません。

しかも、ジャンプを中心とした「技術要素点(TES)」に加え、表現を中心とした「演技構成点(PCS)」でも世界一になっています。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした「出来栄え点(GOE)」もきわめて高い。

となると、紀平梨花が優勝を収めるにはトリプルアクセルはせいぜい2本で十分です。
私はロシア代表選手がだれになろうと紀平梨花の優勝は動かないと考えています。
(最終的なメンバーは大会直前に決まるという声もあります。)

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

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宇野昌磨が羽生結弦とネイサン・チェンに挑戦状

いよいよ世界フィギュアスケート選手権
男子シングルビッグ3激突で盛りあがり

宇野昌磨は四大陸選手権で主要国際大会の初優勝を飾りました。
ただし、羽生結弦はけが、ネイサン・チェンは学業優先で出場していません。

自国さいたまで行われる世界選手権に照準を合わせ、四大陸選手権を回避する選択肢もありました。
右足首を負傷していたために「練習を積み重ねたうえでの優勝でなく、達成感が小さい」と語りました。
「もやもやを世界選手権にぶつけたい」と、スイッチが入りました。

おそらくですが、負傷でGPファイナルと全日本選手権、四大陸選手権を欠場した五輪王者の羽生結弦が復帰します。
二人の顔合わせは、実に平昌五輪以来となります。
長年憧れ、背中を追いかけてきた羽生結弦とぶつかる気迫を示しました。

前回の世界選手権覇者で今シーズン無敗のネイサン・チェンも立ちはだかります。
宇野昌磨は2度の世界選手権、2度のGPファイナルで跳ね返され、2位に留まりました。
雪辱を果たしたいはずです。

世界選手権の優勝ラインは3百点超えか

四大陸選手権では、4回転ジャンプはショートプログラム(SP)でフリップ、フリースケーティング(FS)でサルコウを回避しました。
それもあり、世界選手権の優勝ラインとなりそうな 300点超えを果たせませんでした。
心に引っかかっていることでしょう。
世界選手権では、SPで2本、FSで3種類4本の構成に戻す予定です。

宇野昌磨は気迫がみなぎり、とても頼もしい。
やっと「勝負師」の顔つきになりました。
「自分にプレッシャーを与え、それを乗り越える」「無理をせずに無理をする。けがをする、けがをしないのぎりぎりのラインで練習する」と、感情をあらわにしました。
この選手は試合に臨む意識が劇的に変わりました。

宇野昌磨が五輪王者の羽生結弦と世界王者のネイサン・チェンに「挑戦状」を送った格好です。
男子シングルはビッグ3の激突でおおいに盛りあがります。
「勝負」の観点から述べれば、女子シングルより断然面白そうです。

フジテレビの実況放送は高視聴率を記録

日本開催ですので、フジテレビの実況放送は高視聴率を記録します。
放送予定を示しますが、事前に各自でかならずご確認ください。

○3月20日(水) 18時30分〜21時   女子ショートプログラム(SP)
○3月21日(木) 18時30分〜21時   男子ショートプログラム(SP)
○3月22日(金) 18時30分〜21時55分 女子フリースケーティング(FS)
○3月23日(土) 18時30分〜21時30分 男子フリースケーティング(FS)

私の直観では宇野昌磨が優勝候補の筆頭です。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

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看板が外れた宮原知子は世界選手権を楽しむ

全日本選手権以来となる主要大会出場

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
3月20日から自国さいたまで行われる世界選手権は昨年末の全日本選手権以来となる主要大会出場です。
推察ですが、四大陸選手権は高難度ジャンプの強化に取り組むために出場を希望していません。

2022年北京五輪の表彰台を目指した改革でしょう。
練習の中身はジャンプの回転不足の克服、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の習得です。
前者では跳ぶときの意識の持ち方を変えています。
質重視のルール改定によりジャンプの採点に関しても厳格になりました。
世界のトップクラスの選手との戦いではちょっとした減点も勝負に響きます。
(これらは今シーズンを通じて取り組んできたはずです。)

ミス・パーフェクトの名に恥じぬSP

宮原知子の全日本選手権での演技を振り返りましょう。
ショートプログラム(SP)が行われ、ほぼ完ぺきな演技を見せ、国際スケート連盟非公認ながら自己ベストとなる 76.76点を記録して1位で発進しました。
その前のグランプリ(GP)ファイナルで最下位の6位に沈みましたが、「ミス・パーフェクト」の名に恥じない演技でした。
(GPファイナルで違和感のあったスケート靴を戻したようです。)

宮原知子は高得点の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを組み込んでいます。
(GPファイナルではここでミスが出てしまい、後ろのジャンプにつなげられませんでした。)
冒頭できちんと決め、1.18点の出来栄え点(GOE)を加えました。
続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、後半の3回転ループでもGOEを加えました。
スピンもステップもレベル4でした。
演技構成点(PCS)は1位でした。

けがが完治し、狙いどおりのトレーニングと練習を積んできたことがうかがえました。
スケーティングを含むジャンプの改良も進んでいます。
定評のある表現もさらに磨かれています。

宮原知子は2位の坂本花織に1.11点差をつけてフリースケーティング(FS)に臨みます。
1985〜1992年に8連覇を果たした伊藤みどり以来の大会5連覇を目指します。

痛恨FSで全日本選手権5連覇を逃す

FSが行われ、宮原知子はジャンプに痛恨のミスが出て146.58点となり、合計223.34点で3位に落ちました。
冒頭の3回転サルコウ、続く3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを着氷しました。
スピンやステップはレベル4を獲得しました。
しかし、終盤の3回転フリップ―2回転トウループ−2回転ループの3連続ジャンプが単独の2回転フリップに終わりました。
最後のダブルアクセルに2回転トウループ−2回転ループをつけましたが3本目で回転不足を取られたこともあり、リカバーできませんでした。

濱田美栄コーチ同門の後輩、紀平梨花が高得点を出しており、宮原知子がトップに立つには完璧な演技が必要でした。
基礎点が 1.1倍になる後半の得点源のジャンプで失敗したのは致命的でした。
この時点で紀平梨花に0.42点及ばず、5連覇を逃しました。

「フリップだけ時間を巻き戻したい」と悔やみました。
「どこかで勝ちたいという気持ちがあった」と心がわずかに乱れました。

試合後に「まだ気持ちの整理がついていない」と語りつつも、「自分を見詰め直す機会になる。プラスに考えたい」と前を向きました。

田村岳斗コーチは「勝ちつづければ臆病になる。挑戦者のつもりでやっていこう」と励ましました。
本人も「まだまだ伸びると思っている。やることがたくさんある」と述べました。

紀平梨花が全日本選手権を初制覇すると思いましたが、最終滑走の坂本花織が優勝をさらいました。
宮原知子は悔しさとさみしさはありますが、ずっと背負ってきた「全日本女王」の看板が外れたことになります。
世界選手権で「気負わずに楽しみたい」と語りました。
あの敗戦を糧にし、レベルアップした演技を見せてくれるはずです。

私の予想では2位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月12日「来季は世界と戦えない、コロラド合宿は宮原知子にこそ必要」はこちら。

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

⇒2018年12月12日「宮原知子から努力を取ったら何も残らない」はこちら。

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三原舞依の感動の滑りに中野園子コーチの目が潤む

ユニバーシアードでパーフェクト演技
日本選手団の主将として金メダル獲得

フィギュアスケート女子シングルの三原舞依。
全日本選手権で表彰台に上れず、3月の世界選手権の代表切符を逃しました。
その悔しさもあったのでしょう、2月の四大陸選手権で3位に踏み止まりました。
(本人は諦め、スケート靴を片づけていました。)

三原舞依の女子シングルでの序列は紀平梨花、宮原知子、坂本花織に次ぐ4位といったところでしょう。
前二人は濱田美栄コーチ門下生、後ろ二人は中野園子コーチ門下生です。
(実は、全日本選手権でも4位でした。)
なかなか世界の大舞台に手が届きません。

フィギュアスケートは採点が厳格化され、演技の印象と点数が開くようになりました。
私が素晴らしい演技を行ったと思っても点数が伸びません。
表現の評価が含まれる演技構成点(PCS)もよくありません。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

三原舞依がロシアで行われた冬季ユニバーシアード大会に人生初となる日本選手団の主将として臨みました。
気合が入っていました。

ショートプログラム(SP)は「イッツ・マジック」。
三原舞依は完璧な演技で 75.92点を記録し、首位に立ちました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転フリップをきれいに着氷しました。

フリースケーティング(FS)は2シーズン連続「ガブリエルのオーボエ」。
三原舞依はSPに続く完璧な演技で144.76点を記録し、合計220.68点で優勝を収めました。
女子では2009年大会の中野友加里以来10年(5大会)振りです。
最終滑走で冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転ループをきれいに着氷しました。
ダブルアクセル―3回転トウループのコンビネーションも決めるなど、ノーミスで滑り終えました。
演技直後に両手での力強いガッツポーズを見せました。
画質はよくないのですが、私は感動しました。
(リンクサイドの中野園子コーチの目が潤んでいるように感じました。)

三原舞依は今シーズン、演技がきわめて安定していました。
私は2022年北京五輪出場を目指し、来シーズンは楽曲(プログラム)でもジャンプでも思い切ってチャレンジしてほしい。
日本女子は空前絶後の激戦です。
種蒔きを済ませておかないと、オリンピックシーズンに刈り取れません。

category:三原舞依ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

ロシアが世界選手権代表選手を再考か

ウェブでフィギュア大国ロシアが自国選手のユニバーシアード4連覇を止めた三原舞依でも世界選手権に出場できないことに仰天したという記事を見つけました。
このブログで幾度か述べていますが、日本女子シングルは史上最強です。
3月にさいたまで行われる世界選手権への自国代表選手を再考する価値があると述べています。

⇒2019年2月24日「世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ」はこちら。

開幕直前にならないとロシアはだれが出場するのか決まらない可能性があります。
私は紀平梨花、宮原知子、坂本花織の日本勢3選手の表彰台独占を信じて疑いません。
今大会は4枠ほしい・・・。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月6日「四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝」はこちら。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

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宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉

宇野昌磨に明らかな変化が表れる
勝利への執着心、優勝への使命感

フィギュアスケート男子シングルの宇野昌磨。
シニアで初めて制した主要国際大会が「四大陸選手権」でした。
記者会見で「優勝できたのはすごくうれしい」と素直に喜びました。
優れた資質と照らし、遅すぎた感があります。

この大会は初出場の2015年に5位となり、そこから1年ごとに順位を1つずつ上げ、ついに1位にたどり着きました。

宇野昌磨は翌2015年シーズン、「羽生結弦」に続く存在として注目を集めました。
それはグランプリ(GP)ファイナル2位でした。
2016年シーズンはGPファイナル3位、四大陸選手権3位、世界選手権2位でした。
そして、2017年シーズンはGPファイナル、四大陸選手権、五輪、世界選手権とすべて2位でした。

オリンピック銀メダルも含まれており、立派な成績なのは確かですが、この頃から「シルバーコレクター」と揶揄されるようになりました。

宇野昌磨はずっとウオーミングアップは「体が動けばいい」くらいに思っていました。
ところが、全本選手権から四大陸選手権まで同じ右足首の捻挫を3度繰り返し、ウオーミングアップとケアの大切さが身に染みて分かりました。

宇野昌磨はショートプログラム(SP)で4位と出遅れた夜、ホテルのベッドで出水慎一トレーナーのケアを受けました。
2時間近く続いた対話で、心を許す相手にかけられた言葉が胸に響きました。
「競技人生で1位がないのはさみしい。世界選手権で1位になってもらいたい」。
優勝は皆のためにもなると考え、「使命感」が湧いてきました。

フリースケーティング(FS)で逆転できたのは、勝利への執着心が出てきたからでした。
宇野昌磨はフィニッシュポーズを決めた瞬間、糸が切れた人形のように膝から崩れ落ち、ずっとリンクに突っ伏しました。
観客がスタンディングオベーションで称えるなか、ゆっくりと立ちあがって歓声に応えました。

帰国した宇野昌磨を約70人の報道陣が迎えました。
「準優勝と優勝ではこれだけの違いがあるのか」と実感されられました。

宇野昌磨はこれまで大舞台を淡々とこなしてきました。
オリンピックでさえも他の試合と変わらないと語り、平昌五輪の金メダルに無頓着でした。

しかし、よく口にしてきた「楽しむ」について、「それは挑戦する側だから言える。いつまでも追いかけていてはだめ」と語りました。

全日本選手権、四大陸選手権を経て、結果より内容にこだわってきた宇野昌磨に明らかな変化が表れました。
世界選手権での優勝を幾度も口にしています。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

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紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か

「梨の花」には深くて静かな華がある!

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
「梨の花」とは何と素敵な名前なのでしょう。
私がこれまでにどの選手にも感じたことのない、深くて静かな「華」があります。
彼女のイメージにピッタリです。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

泣くに泣けない絶望的な状況に直面する

紀平梨花は、四大陸選手権の開幕前に左側のスケート靴をサブに取り替えました。
また、練習中にジャンプで転倒し、左手薬指関節を亜脱臼しました。
これ以上はないというアクシデントが続きました。

負傷箇所をテープで固定し、衣装の手袋をはめた上をさらに透明のテープで小指と一緒に固定しました。
がちがちです。
ジャンプを跳ぶ際に、回転軸をつくるために拳を握ることができなくなりました。

ショートプログラム(SP)ではこの2本を伸ばしたまま、残る3本を握って得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んでいます。
案の定、回転がほどけてシングルアクセルになり、規定違反で痛恨の「0点」でした。
泣くに泣けない、絶望的な状況に直面しています。

紀平梨花は全身がセンサー、感覚が繊細

紀平梨花は不発に終わった大技をどのように跳ぶかで頭が一杯になりました。
昨年1月に同じ薬指を骨折した際に跳び方を変えた記憶をたどりました。
指が伸びた状態では空気抵抗が大きくなり、腕を振りあげてから体を締めるまでのテンポが遅れたことを思い出しました。
この選手は全身がセンサーなのでしょうか、信じられないくらい感覚が繊細です。

そこで「強く速く」を心がけました。
遅くなっていた回転速度を見直し、重心を中心からやや右へ移して跳ぶように変えました。
フリースケーティング(FS)当日午前の練習では大半をトリプルアクセルの調整に費やし、4連続を含めて7度決められました。
これで心がいくらか落ち着きました。

そして苦手とする夜遅くの本番。
紀平梨花は逆転優勝へ向け、トリプルアクセルを2本にするか1本にするかで直前の6分間練習で滑るまでは迷っていました。
リンクの感触をつかみきれていないと判断し、安全運転で1本に絞ると決意しました。

四大陸のタイトルは世界への自信と財産

濱田美栄コーチは「2本目は自分の感覚があるから自分で判断したらいい。決めたら迷うな」と送り出しました。

冒頭のトリプルアクセルをクリーンに決め、2.51点の高い出来栄え点(GOE)を引き出しました。
次のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションジャンプをダブルアクセルに落として決めました。
これでリズムに乗り、ほぼノーミスで滑り終えました。
「ビューティフル・ストーム」の音楽が鳴り止むとともに観客は総立ちになり、リンクは大歓声に包まれました。
自然に軽いガッツポーズが出ました。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

濱田美栄コーチによれば、紀平梨花はもともと神経質であり、ちょっとでも不安があると「集中力」を欠くタイプでした。
それが半年ほどで、ずいぶんとたくましくなりました。
3月には世界一を決める世界選手権が日本の「さいたまスーパーアリーナ」で開かれます。

「どんどんプレッシャーが大きくなるけれど、自分を見失わず、自分がやれることをいつもできるように」と注文をつけることを忘れませんでした。

紀平梨花はミスが絶対に許されない状況をポジティブにとらえ、たった一晩で立て直しました。
逆境を跳ね返し、首位と5.06点差を引っ繰り返してつかんだ四大陸選手権のタイトルは大きな自信と財産になります。

「メンタル」も劇的に成長した16歳の紀平梨花は世界選手権で最高の演技を見せてくれることでしょう。
これほど世界女王の戴冠が似合う選手はいません。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

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世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか

紀平梨花が世界選手権優勝候補の大本命
どんぐりの背比べロシア代表は入れ替え

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日からさいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権2019の女子シングル代表3枠目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えたことを発表しました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)の3選手を発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)、エフゲニア・メドベージェワは補欠です。

しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の変更もありえることを示唆していました。
ロシアのトップ選手は世界的に眺めれば高いレベルに位置しますが、それでも今シーズンについては「どんぐりの背比べ」の状態です。

国内外から批判噴出、緊急評議会で決着

直近のロシアカップ・ファイナルでは、エフゲニア・メドベージェワがエリザベータ・トゥクタミシェワに1.71点の僅差ながら優勝を収めています。
スタニスラワ・コンスタンチノワは4位に終わったため、代表選出に対してロシアの内外で批判が噴出していました。

緊急開催されたコーチ評議会で27人中19人がエフゲニア・メドベージェワを支持しました。
対抗馬と見られていたエリザベータ・トゥクタミシェワはわずか7票に留まりました。
ちなみに、スタニスラワ・コンスタンチノワを推す票はゼロでした。

エリザベータ・トゥクタミシェワは紀平梨花に対抗するトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳びます。
グランプリ(GP)シリーズのスケートカナダで1位、GPファイナルで3位に入りましたが、その後に肺炎を発症してロシア選手権、欧州選手権を欠場せざるをえませんでした。
代表漏れは健康面が不安視されたことも一因です。

それに対し、日本勢は全日本選手権終了時に1位の坂本花織、2位の紀平梨花、3位の宮原知子がすんなり選出されています。

今年の世界選手権はこれまでどおり日本勢対ロシア勢の構図になります。
が、このブログで幾度も記したように、日本勢が表彰台を独占する可能性があります。
私は女子シングル史上、最強の布陣だと思います。

メドベージェワは復調の兆しがいくらか

エフゲニア・メドベージェワはGPシリーズのスケートカナダで3位、フランス杯で4位と表彰台の頂点に立てませんでした。
ロシア選手権は原則として世界選手権の代表選考会を兼ねています。
205.90点を記録しながら7位に終わり、欧州選手権の出場も逃していました。

演技に精彩がなく、表情に生気がありません。
絶対女王の時代を知る私としては、見るのも気の毒なくらいの惨敗です。

しかし、新しい練習環境とブライアン・オーサーコーチの指導にいくらか慣れたせいか、ロシアカップ・ファイナルで222.90点を記録しました。
ようやく復調の兆しが見えてきたところです。

ちなみに、エフゲニア・メドベージェワはジャンプが決まれば演技構成点が安定していますので、表彰台に届く可能性がないわけでありません。

ジャンプ崩壊のザギトワはマサルと貢献

アリーナ・ザギトワは急激な体形変化にともないジャンプが壊れてしまいました。
回転不足が相次いでおり、ロシア勢ではもっとも厳しい戦いが予想されます。
すぐに立て直すのは不可能であり、5〜6位になれれば上出来です。

アリーナ・ザギトワはエフゲニア・メドベージェワと並んで日本に大勢のファンがいます。
二人はモデル並みのスタイルとルックスで大会の盛りあげにも一役買ってくれるでしょう。

現在の関心はアリーナ・ザギトワが秋田犬「マサル」と一緒にやってくるかどうかに寄せられています。
オリンピックシーズンを除けば最大のイベントですので、話題は豊富なほどいい。

シニア1年目、勢いに乗るサモドゥロワ

ソフィア・サモドゥロワは紀平梨花と同様、今シーズンがシニア1年目です。
5種類の3回転ジャンプを跳び、3回転のコンビネーションジャンプを持ちます。
勢いが増しており、ロシア代表の3選手で一番の高得点を出しそうです。

GPシリーズはスケートアメリカが宮原知子、坂本花織に次ぐ3位、ロシア杯が2位という成績でGPファイナルへ出場しました。
5位に留まっていますが、204.33点を記録しています。
欧州選手権ではミスのない演技を披露して213.84点を叩き出して優勝しています。
得点がかなり伸びています。

しかも、この選手はもともと演技に安定感があります。

私は紀平梨花のライバルは濱田美栄コーチ同門の宮原知子、日本女王の坂本花織になると考えていますが、ロシア勢で名前を一人挙げるとしたらソフィア・サモドゥロワです。

紀平梨花は演技点・GEOでも群を抜く

紀平梨花はジャンプを中心とした技術要素点(TES)に加え、表現を中心とした演技構成点(PCS)でもおそらく世界一です。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした出来栄え点(GOE)もきわめて高い。
トリプルアクセルはせいぜい2本で十分であり、優勝候補の大本命です。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

紀平梨花に不安があるとすれば、自国開催ならではの「プレッシャー」がかかることです。
ファンはもちろん国民の期待が16歳に集中します。
それと全日本選手権以降、ずっとうまくいっていないスケートシューズの調整の失敗です。
私は紀平梨花が世界女王の戴冠を逃す理由をほかに思いつきません。

ロシアフィギュアスケート連盟も今大会については優勝を諦めているように感じます。
来シーズンは4回転ジャンプを跳べる複数のジュニア選手がシニアに上がってきます。
そちらを心待ちにしていることでしょう。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

世界選手権でロシアのフィギュアスケートファンが楽しみにしているのは、アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワの対決です。
新旧女王がプライドの火花を散らし、気迫に満ちた滑りを見せてくれるはずです。

初出場となる紀平梨花が2014年の浅田真央以来となる世界の頂点に立つ日が迫っています。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

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紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失

FSで逆転優勝を収められる理由とは?

紀平梨花はシニア1年目の国際大会で6戦全勝であり、そのうち4勝がフリースケーティング(FS)での逆転優勝です。
それを可能にするのは、基礎点が8.00点の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の着氷です。

紀平梨花はショートプログラム(SP)で5点ほど出遅れても、FSで1本決めれば追いつきます。
トリプルアクセルは出来栄え点(GOE)も含めて10点前後になります。
他の選手は構成上必須のアクセルジャンプは基礎点が3.30の「ダブルアクセル」です。

高難度ジャンプの基礎点に敵は戦意喪失

紀平梨花がFSでトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションでも決めようものなら、その時点でライバルは戦意喪失です。
さらに、高難度の3回転ルッツ+3回転トウループのコンビネーションも決められ、こちらは基礎点が 10.10点です。
圧倒的な得点力といえます。

さらに、ステップやスピンも安定し、技術要素点(TES)が高い。
いまやスケーティング技術を土台とした演技構成点(PCS)も負けません。
国際大会で「無敗神話」が続くのもうなずけます。

紀平梨花は女子史上ナンバーワン選手へ

フィギュアスケートに詳しい米国の記者は「私が見てきたなかでベストの一人」と絶賛しています。
「女子フィギュアスケート史上でもっとも偉大な選手になりうる」と将来性についても太鼓判を押しました。
ジャンプを中心とした卓越した技術だけでなく、滑らかな動きにも目を奪われたようです。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

ロシアメディアは四大陸選手権での逆転劇を「自分の蓄えているものをすべて使わなくても勝てる」「SPの負けを取り返すだけでなく、ライバルを後方へ置き去りにする」と称賛しています。
他の選手がベストの演技をしても、難度を落とした紀平梨花の優勝は揺るがなかった可能性が高いと結論づけました。
ノーミスを前提にすれば、紀平梨花はトリプルアクセルをSPで0本、FSで単独1本にしても大丈夫でしょう。

ロシア勢は成長期の壁に阻まれ、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワと銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが不調に沈んでいます。
今シーズンの世界選手権での勝利を諦めているように思えます。

今シーズンFS無敗、チャコット神衣装

余談ながら、紀平梨花が今シーズンのFS「ビューティフル・ストーム」で着用しているコスチュームはファンの間で「神衣装」と呼ばれています。
バレエ・ダンス用品の総合メーカー「チャコット」がつくりました。
デザインが曲調と振付にマッチしているだけでなく、着心地もいいようです。

紀平梨花は来シーズンの候補曲がいくつかあるそうですが、どの曲になろうとも「衣装はチャコット」と語りました。
無敗神話のパワーにあやかるつもりです。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

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和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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