コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

宇野昌磨が羽生結弦とネイサン・チェンに挑戦状

いよいよ世界フィギュアスケート選手権
男子シングルビッグ3激突で盛りあがり

宇野昌磨は四大陸選手権で主要国際大会の初優勝を飾りました。
ただし、羽生結弦はけが、ネイサン・チェンは学業優先で出場していません。

自国さいたまで行われる世界選手権に照準を合わせ、四大陸選手権を回避する選択肢もありました。
右足首を負傷していたために「練習を積み重ねたうえでの優勝でなく、達成感が小さい」と語りました。
「もやもやを世界選手権にぶつけたい」と、スイッチが入りました。

おそらくですが、負傷でGPファイナルと全日本選手権、四大陸選手権を欠場した五輪王者の羽生結弦が復帰します。
二人の顔合わせは、実に平昌五輪以来となります。
長年憧れ、背中を追いかけてきた羽生結弦とぶつかる気迫を示しました。

前回の世界選手権覇者で今シーズン無敗のネイサン・チェンも立ちはだかります。
宇野昌磨は2度の世界選手権、2度のGPファイナルで跳ね返され、2位に留まりました。
雪辱を果たしたいはずです。

世界選手権の優勝ラインは3百点超えか

四大陸選手権では、4回転ジャンプはショートプログラム(SP)でフリップ、フリースケーティング(FS)でサルコウを回避しました。
それもあり、世界選手権の優勝ラインとなりそうな 300点超えを果たせませんでした。
心に引っかかっていることでしょう。
世界選手権では、SPで2本、FSで3種類4本の構成に戻す予定です。

宇野昌磨は気迫がみなぎり、とても頼もしい。
やっと「勝負師」の顔つきになりました。
「自分にプレッシャーを与え、それを乗り越える」「無理をせずに無理をする。けがをする、けがをしないのぎりぎりのラインで練習する」と、感情をあらわにしました。
この選手は試合に臨む意識が劇的に変わりました。

宇野昌磨が五輪王者の羽生結弦と世界王者のネイサン・チェンに「挑戦状」を送った格好です。
男子シングルはビッグ3の激突でおおいに盛りあがります。
「勝負」の観点から述べれば、女子シングルより断然面白そうです。

フジテレビの実況放送は高視聴率を記録

日本開催ですので、フジテレビの実況放送は高視聴率を記録します。
放送予定を示しますが、事前に各自でかならずご確認ください。

○3月20日(水) 18時30分〜21時   女子ショートプログラム(SP)
○3月21日(木) 18時30分〜21時   男子ショートプログラム(SP)
○3月22日(金) 18時30分〜21時55分 女子フリースケーティング(FS)
○3月23日(土) 18時30分〜21時30分 男子フリースケーティング(FS)

私の直観では宇野昌磨が優勝候補の筆頭です。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

看板が外れた宮原知子は世界選手権を楽しむ

全日本選手権以来となる主要大会出場

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
3月20日から自国さいたまで行われる世界選手権は昨年末の全日本選手権以来となる主要大会出場です。
推察ですが、四大陸選手権は高難度ジャンプの強化に取り組むために出場を希望していません。

2022年北京五輪の表彰台を目指した改革でしょう。
練習の中身はジャンプの回転不足の克服、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の習得です。
前者では跳ぶときの意識の持ち方を変えています。
質重視のルール改定によりジャンプの採点に関しても厳格になりました。
世界のトップクラスの選手との戦いではちょっとした減点も勝負に響きます。
(これらは今シーズンを通じて取り組んできたはずです。)

ミス・パーフェクトの名に恥じぬSP

宮原知子の全日本選手権での演技を振り返りましょう。
ショートプログラム(SP)が行われ、ほぼ完ぺきな演技を見せ、国際スケート連盟非公認ながら自己ベストとなる 76.76点を記録して1位で発進しました。
その前のグランプリ(GP)ファイナルで最下位の6位に沈みましたが、「ミス・パーフェクト」の名に恥じない演技でした。
(GPファイナルで違和感のあったスケート靴を戻したようです。)

宮原知子は高得点の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを組み込んでいます。
(GPファイナルではここでミスが出てしまい、後ろのジャンプにつなげられませんでした。)
冒頭できちんと決め、1.18点の出来栄え点(GOE)を加えました。
続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、後半の3回転ループでもGOEを加えました。
スピンもステップもレベル4でした。
演技構成点(PCS)は1位でした。

けがが完治し、狙いどおりのトレーニングと練習を積んできたことがうかがえました。
スケーティングを含むジャンプの改良も進んでいます。
定評のある表現もさらに磨かれています。

宮原知子は2位の坂本花織に1.11点差をつけてフリースケーティング(FS)に臨みます。
1985〜1992年に8連覇を果たした伊藤みどり以来の大会5連覇を目指します。

痛恨FSで全日本選手権5連覇を逃す

FSが行われ、宮原知子はジャンプに痛恨のミスが出て146.58点となり、合計223.34点で3位に落ちました。
冒頭の3回転サルコウ、続く3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを着氷しました。
スピンやステップはレベル4を獲得しました。
しかし、終盤の3回転フリップ―2回転トウループ−2回転ループの3連続ジャンプが単独の2回転フリップに終わりました。
最後のダブルアクセルに2回転トウループ−2回転ループをつけましたが3本目で回転不足を取られたこともあり、リカバーできませんでした。

濱田美栄コーチ同門の後輩、紀平梨花が高得点を出しており、宮原知子がトップに立つには完璧な演技が必要でした。
基礎点が 1.1倍になる後半の得点源のジャンプで失敗したのは致命的でした。
この時点で紀平梨花に0.42点及ばず、5連覇を逃しました。

「フリップだけ時間を巻き戻したい」と悔やみました。
「どこかで勝ちたいという気持ちがあった」と心がわずかに乱れました。

試合後に「まだ気持ちの整理がついていない」と語りつつも、「自分を見詰め直す機会になる。プラスに考えたい」と前を向きました。

田村岳斗コーチは「勝ちつづければ臆病になる。挑戦者のつもりでやっていこう」と励ましました。
本人も「まだまだ伸びると思っている。やることがたくさんある」と述べました。

紀平梨花が全日本選手権を初制覇すると思いましたが、最終滑走の坂本花織が優勝をさらいました。
宮原知子は悔しさとさみしさはありますが、ずっと背負ってきた「全日本女王」の看板が外れたことになります。
世界選手権で「気負わずに楽しみたい」と語りました。
あの敗戦を糧にし、レベルアップした演技を見せてくれるはずです。

私の予想では2位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月12日「来季は世界と戦えない、コロラド合宿は宮原知子にこそ必要」はこちら。

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

⇒2018年12月12日「宮原知子から努力を取ったら何も残らない」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

三原舞依の感動の滑りに中野園子コーチの目が潤む

ユニバーシアードでパーフェクト演技
日本選手団の主将として金メダル獲得

フィギュアスケート女子シングルの三原舞依。
全日本選手権で表彰台に上れず、3月の世界選手権の代表切符を逃しました。
その悔しさもあったのでしょう、2月の四大陸選手権で3位に踏み止まりました。
(本人は諦め、スケート靴を片づけていました。)

三原舞依の女子シングルでの序列は紀平梨花、宮原知子、坂本花織に次ぐ4位といったところでしょう。
前二人は濱田美栄コーチ門下生、後ろ二人は中野園子コーチ門下生です。
(実は、全日本選手権でも4位でした。)
なかなか世界の大舞台に手が届きません。

フィギュアスケートは採点が厳格化され、演技の印象と点数が開くようになりました。
私が素晴らしい演技を行ったと思っても点数が伸びません。
表現の評価が含まれる演技構成点(PCS)もよくありません。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

三原舞依がロシアで行われた冬季ユニバーシアード大会に人生初となる日本選手団の主将として臨みました。
気合が入っていました。

ショートプログラム(SP)は「イッツ・マジック」。
三原舞依は完璧な演技で 75.92点を記録し、首位に立ちました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転フリップをきれいに着氷しました。

フリースケーティング(FS)は2シーズン連続「ガブリエルのオーボエ」。
三原舞依はSPに続く完璧な演技で144.76点を記録し、合計220.68点で優勝を収めました。
女子では2009年大会の中野友加里以来10年(5大会)振りです。
最終滑走で冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転ループをきれいに着氷しました。
ダブルアクセル―3回転トウループのコンビネーションも決めるなど、ノーミスで滑り終えました。
演技直後に両手での力強いガッツポーズを見せました。
画質はよくないのですが、私は感動しました。
(リンクサイドの中野園子コーチの目が潤んでいるように感じました。)

三原舞依は今シーズン、演技がきわめて安定していました。
私は2022年北京五輪出場を目指し、来シーズンは楽曲(プログラム)でもジャンプでも思い切ってチャレンジしてほしい。
日本女子は空前絶後の激戦です。
種蒔きを済ませておかないと、オリンピックシーズンに刈り取れません。

category:三原舞依ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

ロシアが世界選手権代表選手を再考か

ウェブでフィギュア大国ロシアが自国選手のユニバーシアード4連覇を止めた三原舞依でも世界選手権に出場できないことに仰天したという記事を見つけました。
このブログで幾度か述べていますが、日本女子シングルは史上最強です。
3月にさいたまで行われる世界選手権への自国代表選手を再考する価値があると述べています。

⇒2019年2月24日「世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ」はこちら。

開幕直前にならないとロシアはだれが出場するのか決まらない可能性があります。
私は紀平梨花、宮原知子、坂本花織の日本勢3選手の表彰台独占を信じて疑いません。
今大会は4枠ほしい・・・。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月6日「四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝」はこちら。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉

宇野昌磨に明らかな変化が表れる
勝利への執着心、優勝への使命感

フィギュアスケート男子シングルの宇野昌磨。
シニアで初めて制した主要国際大会が「四大陸選手権」でした。
記者会見で「優勝できたのはすごくうれしい」と素直に喜びました。
優れた資質と照らし、遅すぎた感があります。

この大会は初出場の2015年に5位となり、そこから1年ごとに順位を1つずつ上げ、ついに1位にたどり着きました。

宇野昌磨は翌2015年シーズン、「羽生結弦」に続く存在として注目を集めました。
それはグランプリ(GP)ファイナル2位でした。
2016年シーズンはGPファイナル3位、四大陸選手権3位、世界選手権2位でした。
そして、2017年シーズンはGPファイナル、四大陸選手権、五輪、世界選手権とすべて2位でした。

オリンピック銀メダルも含まれており、立派な成績なのは確かですが、この頃から「シルバーコレクター」と揶揄されるようになりました。

宇野昌磨はずっとウオーミングアップは「体が動けばいい」くらいに思っていました。
ところが、全本選手権から四大陸選手権まで同じ右足首の捻挫を3度繰り返し、ウオーミングアップとケアの大切さが身に染みて分かりました。

宇野昌磨はショートプログラム(SP)で4位と出遅れた夜、ホテルのベッドで出水慎一トレーナーのケアを受けました。
2時間近く続いた対話で、心を許す相手にかけられた言葉が胸に響きました。
「競技人生で1位がないのはさみしい。世界選手権で1位になってもらいたい」。
優勝は皆のためにもなると考え、「使命感」が湧いてきました。

フリースケーティング(FS)で逆転できたのは、勝利への執着心が出てきたからでした。
宇野昌磨はフィニッシュポーズを決めた瞬間、糸が切れた人形のように膝から崩れ落ち、ずっとリンクに突っ伏しました。
観客がスタンディングオベーションで称えるなか、ゆっくりと立ちあがって歓声に応えました。

帰国した宇野昌磨を約70人の報道陣が迎えました。
「準優勝と優勝ではこれだけの違いがあるのか」と実感されられました。

宇野昌磨はこれまで大舞台を淡々とこなしてきました。
オリンピックでさえも他の試合と変わらないと語り、平昌五輪の金メダルに無頓着でした。

しかし、よく口にしてきた「楽しむ」について、「それは挑戦する側だから言える。いつまでも追いかけていてはだめ」と語りました。

全日本選手権、四大陸選手権を経て、結果より内容にこだわってきた宇野昌磨に明らかな変化が表れました。
世界選手権での優勝を幾度も口にしています。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か

「梨の花」には深くて静かな華がある!

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
「梨の花」とは何と素敵な名前なのでしょう。
私がこれまでにどの選手にも感じたことのない、深くて静かな「華」があります。
彼女のイメージにピッタリです。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

泣くに泣けない絶望的な状況に直面する

紀平梨花は、四大陸選手権の開幕前に左側のスケート靴をサブに取り替えました。
また、練習中にジャンプで転倒し、左手薬指関節を亜脱臼しました。
これ以上はないというアクシデントが続きました。

負傷箇所をテープで固定し、衣装の手袋をはめた上をさらに透明のテープで小指と一緒に固定しました。
がちがちです。
ジャンプを跳ぶ際に、回転軸をつくるために拳を握ることができなくなりました。

ショートプログラム(SP)ではこの2本を伸ばしたまま、残る3本を握って得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んでいます。
案の定、回転がほどけてシングルアクセルになり、規定違反で痛恨の「0点」でした。
泣くに泣けない、絶望的な状況に直面しています。

紀平梨花は全身がセンサー、感覚が繊細

紀平梨花は不発に終わった大技をどのように跳ぶかで頭が一杯になりました。
昨年1月に同じ薬指を骨折した際に跳び方を変えた記憶をたどりました。
指が伸びた状態では空気抵抗が大きくなり、腕を振りあげてから体を締めるまでのテンポが遅れたことを思い出しました。
この選手は全身がセンサーなのでしょうか、信じられないくらい感覚が繊細です。

そこで「強く速く」を心がけました。
遅くなっていた回転速度を見直し、重心を中心からやや右へ移して跳ぶように変えました。
フリースケーティング(FS)当日午前の練習では大半をトリプルアクセルの調整に費やし、4連続を含めて7度決められました。
これで心がいくらか落ち着きました。

そして苦手とする夜遅くの本番。
紀平梨花は逆転優勝へ向け、トリプルアクセルを2本にするか1本にするかで直前の6分間練習で滑るまでは迷っていました。
リンクの感触をつかみきれていないと判断し、安全運転で1本に絞ると決意しました。

四大陸のタイトルは世界への自信と財産

濱田美栄コーチは「2本目は自分の感覚があるから自分で判断したらいい。決めたら迷うな」と送り出しました。

冒頭のトリプルアクセルをクリーンに決め、2.51点の高い出来栄え点(GOE)を引き出しました。
次のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションジャンプをダブルアクセルに落として決めました。
これでリズムに乗り、ほぼノーミスで滑り終えました。
「ビューティフル・ストーム」の音楽が鳴り止むとともに観客は総立ちになり、リンクは大歓声に包まれました。
自然に軽いガッツポーズが出ました。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

濱田美栄コーチによれば、紀平梨花はもともと神経質であり、ちょっとでも不安があると「集中力」を欠くタイプでした。
それが半年ほどで、ずいぶんとたくましくなりました。
3月には世界一を決める世界選手権が日本の「さいたまスーパーアリーナ」で開かれます。

「どんどんプレッシャーが大きくなるけれど、自分を見失わず、自分がやれることをいつもできるように」と注文をつけることを忘れませんでした。

紀平梨花はミスが絶対に許されない状況をポジティブにとらえ、たった一晩で立て直しました。
逆境を跳ね返し、首位と5.06点差を引っ繰り返してつかんだ四大陸選手権のタイトルは大きな自信と財産になります。

「メンタル」も劇的に成長した16歳の紀平梨花は世界選手権で最高の演技を見せてくれることでしょう。
これほど世界女王の戴冠が似合う選手はいません。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか

紀平梨花が世界選手権優勝候補の大本命
どんぐりの背比べロシア代表は入れ替え

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日からさいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権2019の女子シングル代表3枠目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えたことを発表しました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)の3選手を発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)、エフゲニア・メドベージェワは補欠です。

しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の変更もありえることを示唆していました。
ロシアのトップ選手は世界的に眺めれば高いレベルに位置しますが、それでも今シーズンについては「どんぐりの背比べ」の状態です。

国内外から批判噴出、緊急評議会で決着

直近のロシアカップ・ファイナルでは、エフゲニア・メドベージェワがエリザベータ・トゥクタミシェワに1.71点の僅差ながら優勝を収めています。
スタニスラワ・コンスタンチノワは4位に終わったため、代表選出に対してロシアの内外で批判が噴出していました。

緊急開催されたコーチ評議会で27人中19人がエフゲニア・メドベージェワを支持しました。
対抗馬と見られていたエリザベータ・トゥクタミシェワはわずか7票に留まりました。
ちなみに、スタニスラワ・コンスタンチノワを推す票はゼロでした。

エリザベータ・トゥクタミシェワは紀平梨花に対抗するトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳びます。
グランプリ(GP)シリーズのスケートカナダで1位、GPファイナルで3位に入りましたが、その後に肺炎を発症してロシア選手権、欧州選手権を欠場せざるをえませんでした。
代表漏れは健康面が不安視されたことも一因です。

それに対し、日本勢は全日本選手権終了時に1位の坂本花織、2位の紀平梨花、3位の宮原知子がすんなり選出されています。

今年の世界選手権はこれまでどおり日本勢対ロシア勢の構図になります。
が、このブログで幾度も記したように、日本勢が表彰台を独占する可能性があります。
私は女子シングル史上、最強の布陣だと思います。

メドベージェワは復調の兆しがいくらか

エフゲニア・メドベージェワはGPシリーズのスケートカナダで3位、フランス杯で4位と表彰台の頂点に立てませんでした。
ロシア選手権は原則として世界選手権の代表選考会を兼ねています。
205.90点を記録しながら7位に終わり、欧州選手権の出場も逃していました。

演技に精彩がなく、表情に生気がありません。
絶対女王の時代を知る私としては、見るのも気の毒なくらいの惨敗です。

しかし、新しい練習環境とブライアン・オーサーコーチの指導にいくらか慣れたせいか、ロシアカップ・ファイナルで222.90点を記録しました。
ようやく復調の兆しが見えてきたところです。

ちなみに、エフゲニア・メドベージェワはジャンプが決まれば演技構成点が安定していますので、表彰台に届く可能性がないわけでありません。

ジャンプ崩壊のザギトワはマサルと貢献

アリーナ・ザギトワは急激な体形変化にともないジャンプが壊れてしまいました。
回転不足が相次いでおり、ロシア勢ではもっとも厳しい戦いが予想されます。
すぐに立て直すのは不可能であり、5〜6位になれれば上出来です。

アリーナ・ザギトワはエフゲニア・メドベージェワと並んで日本に大勢のファンがいます。
二人はモデル並みのスタイルとルックスで大会の盛りあげにも一役買ってくれるでしょう。

現在の関心はアリーナ・ザギトワが秋田犬「マサル」と一緒にやってくるかどうかに寄せられています。
オリンピックシーズンを除けば最大のイベントですので、話題は豊富なほどいい。

シニア1年目、勢いに乗るサモドゥロワ

ソフィア・サモドゥロワは紀平梨花と同様、今シーズンがシニア1年目です。
5種類の3回転ジャンプを跳び、3回転のコンビネーションジャンプを持ちます。
勢いが増しており、ロシア代表の3選手で一番の高得点を出しそうです。

GPシリーズはスケートアメリカが宮原知子、坂本花織に次ぐ3位、ロシア杯が2位という成績でGPファイナルへ出場しました。
5位に留まっていますが、204.33点を記録しています。
欧州選手権ではミスのない演技を披露して213.84点を叩き出して優勝しています。
得点がかなり伸びています。

しかも、この選手はもともと演技に安定感があります。

私は紀平梨花のライバルは濱田美栄コーチ同門の宮原知子、日本女王の坂本花織になると考えていますが、ロシア勢で名前を一人挙げるとしたらソフィア・サモドゥロワです。

紀平梨花は演技点・GEOでも群を抜く

紀平梨花はジャンプを中心とした技術要素点(TES)に加え、表現を中心とした演技構成点(PCS)でもおそらく世界一です。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした出来栄え点(GOE)もきわめて高い。
トリプルアクセルはせいぜい2本で十分であり、優勝候補の大本命です。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

紀平梨花に不安があるとすれば、自国開催ならではの「プレッシャー」がかかることです。
ファンはもちろん国民の期待が16歳に集中します。
それと全日本選手権以降、ずっとうまくいっていないスケートシューズの調整の失敗です。
私は紀平梨花が世界女王の戴冠を逃す理由をほかに思いつきません。

ロシアフィギュアスケート連盟も今大会については優勝を諦めているように感じます。
来シーズンは4回転ジャンプを跳べる複数のジュニア選手がシニアに上がってきます。
そちらを心待ちにしていることでしょう。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

世界選手権でロシアのフィギュアスケートファンが楽しみにしているのは、アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワの対決です。
新旧女王がプライドの火花を散らし、気迫に満ちた滑りを見せてくれるはずです。

初出場となる紀平梨花が2014年の浅田真央以来となる世界の頂点に立つ日が迫っています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失

FSで逆転優勝を収められる理由とは?

紀平梨花はシニア1年目の国際大会で6戦全勝であり、そのうち4勝がフリースケーティング(FS)での逆転優勝です。
それを可能にするのは、基礎点が8.00点の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の着氷です。

紀平梨花はショートプログラム(SP)で5点ほど出遅れても、FSで1本決めれば追いつきます。
トリプルアクセルは出来栄え点(GOE)も含めて10点前後になります。
他の選手は構成上必須のアクセルジャンプは基礎点が3.30の「ダブルアクセル」です。

高難度ジャンプの基礎点に敵は戦意喪失

紀平梨花がFSでトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションでも決めようものなら、その時点でライバルは戦意喪失です。
さらに、高難度の3回転ルッツ+3回転トウループのコンビネーションも決められ、こちらは基礎点が 10.10点です。
圧倒的な得点力といえます。

さらに、ステップやスピンも安定し、技術要素点(TES)が高い。
いまやスケーティング技術を土台とした演技構成点(PCS)も負けません。
国際大会で「無敗神話」が続くのもうなずけます。

紀平梨花は女子史上ナンバーワン選手へ

フィギュアスケートに詳しい米国の記者は「私が見てきたなかでベストの一人」と絶賛しています。
「女子フィギュアスケート史上でもっとも偉大な選手になりうる」と将来性についても太鼓判を押しました。
ジャンプを中心とした卓越した技術だけでなく、滑らかな動きにも目を奪われたようです。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

ロシアメディアは四大陸選手権での逆転劇を「自分の蓄えているものをすべて使わなくても勝てる」「SPの負けを取り返すだけでなく、ライバルを後方へ置き去りにする」と称賛しています。
他の選手がベストの演技をしても、難度を落とした紀平梨花の優勝は揺るがなかった可能性が高いと結論づけました。
ノーミスを前提にすれば、紀平梨花はトリプルアクセルをSPで0本、FSで単独1本にしても大丈夫でしょう。

ロシア勢は成長期の壁に阻まれ、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワと銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが不調に沈んでいます。
今シーズンの世界選手権での勝利を諦めているように思えます。

今シーズンFS無敗、チャコット神衣装

余談ながら、紀平梨花が今シーズンのFS「ビューティフル・ストーム」で着用しているコスチュームはファンの間で「神衣装」と呼ばれています。
バレエ・ダンス用品の総合メーカー「チャコット」がつくりました。
デザインが曲調と振付にマッチしているだけでなく、着心地もいいようです。

紀平梨花は来シーズンの候補曲がいくつかあるそうですが、どの曲になろうとも「衣装はチャコット」と語りました。
無敗神話のパワーにあやかるつもりです。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成

鬼門の「SP対策」が勝利へのカギ

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
米国のコロラドで年明け2回目となる合宿を張っています。
自らも最重要と位置づける「世界選手権2019」へ向けた総仕上げが目的です。
シニアデビューシーズンの国際大会を7戦全勝で締め括ります。

紀平梨花は直近3試合で68点台以下と出遅れ、ショートプログラム(SP)が「鬼門」となっています。
「まずはショートという気持ち」「いいイメージが整った状態で臨む」と語っており、世界女王のカギは「SP対策」と考えています。

コロラド合宿ではプログラムのブラッシュアップを図るのは当然として、とくに代名詞となり、最大の得点源となる「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の精度を磨きます。
チャレンジカップ(チャレンジ杯)では回転軸がかなり傾いていました。
このところ高難度ジャンプの調子が落ち、出来栄え点(GOE)も低くなっています。

SPノーミスでライバルは戦意喪失

紀平梨花はグランプリ(GP)シリーズ2戦2勝で出場したGPファイナルでは、SPでトリプルアクセルをクリーンに決め、 82.51点という驚異的な世界最高得点を叩き出しました。
ロシアの平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワなどライバルに重圧がかかりました。
この時点で勝負がついています。
フリースケーティング(FS)で16歳と思えない落ち着いた演技を見せて逃げ切りました。
強さが際立つ、会心の試合運びです。

今シーズンは2位に留まった全日本選手権を含む出場全試合のFSで1位の点数を記録しています。
主要国際大会6戦6勝のうち、実に4勝が「逆転優勝」となっています。
したがって、SPでノーミスの演技を行えればライバルは戦意を喪失してしまいます。
世界女王の座を確実にするには、やはりSPで出遅れないことです。
(あすのブログで述べていますが、かならずしもトリプルアクセルを決めることを意味しません。)

紀平梨花は自国さいたま開催の世界選手権で、憧れの浅田真央が果たせなかった女子シングル初となるGPファイナル、四大陸選手権と合わせた同一シーズン「3冠達成」を目指しています。
本人の頭のなかにはすでに勝利の青写真が描かれています。
ファンと国民の期待に応えてくれるでしょう。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避

世界選手権を初制覇するための布石
チャレンジカップ出場の狙いは2つ

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
私はウェブ記事で国際B級試合の「チャレンジカップ(チャレンジ杯)」に出場した狙いが2つだったことを知りました。

第1に、ポイントを加えて「世界ランキング」を上げることと。
第2に、新しい「スケート靴」を慣らすこと。

むろん、どちらも3月にさいたまで行われる「世界選手権」を初制覇するための布石です。

世界選手権での不利な滑走順を回避

大会では世界ランキングで出場選手を大きく分類したうえで滑走順の抽選を行います。
過去3年間のポイントにより決まります。
紀平梨花はジュニア時代に主要大会で勝てなかったためにポイントを稼いでいません。

2月18日に発表された世界ランキングでは四大陸選手権のポイントが加算され、紀平梨花は20位から12位に上がりました。
さらに、チャレンジカップのポイントが加算され、おそらく10位以内に入ります。
ちなみに、日本女子では坂本花織の4位が最上位です。
紀平梨花は採点で不利になる早い滑走順を回避したかったのでした。

相次ぐスケート靴のトラブルを回避

紀平梨花はチャレンジカップでスケート靴を新調しました。
同じ素材、同じサイズでつくっても同じ出来はなく、それぞれの選手が自分にフィットするスケート靴を手にするのは簡単でないようです。

紀平梨花は全日本選手権からスケート靴がしっくりとしていません。
そこで、チャレンジカップに複数の靴を持っていきました。
しかし、かえって調整にてこずり、直前までばたばたしてしまいました。

きわめて繊細な神経の持ち主であり、スケート靴の感触に納得がいかないと演技に集中できません。
その結果、とりわけショートプログラム(SP)でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の失敗が多くなっていました。
紀平梨花は試合で実際に滑ることによりスケート靴のトラブルを回避したかったのでした。

いまは約10日間のコロラド合宿を張っており、トリプルアクセルなどの高難度ジャンプの精度向上に努めているはずです。
来シーズンの投入も考えながら、4回転サルコウや4回転トウループの習得に励んでいる可能性もあります。
スケート靴にかかる衝撃が大きく、革がすぐに軟化します。

チャレンジカップのスケート靴と合宿のスケート靴が同じなのか、それを世界選手権で使うのかは不明です。
本人は「世界選手権はトラブルをなくすように準備し、万全の状態で臨みたい」と語りました。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

坂本花織は世界選手権で緊張を「力」に変えられる

「全日本女王」のプライドと責任感

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
坂本花織にとり「全日本女王」として臨む初の主要国際大会でした。
おのずとファンの期待、国民の期待が高まります。

大会連覇を狙う坂本花織は、中野園子コーチ同門の三原舞依、優勝候補本命の紀平梨花に対してライバル心をあらわにし、「二人には勝ちたい」と口にしていました。
全日本女王のプライドと責任感がそう言わせているように思えます。

坂本花織は練習で上々の滑りを見せており、リンクの感触が合っていると語っていました。

ショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織はノーミスの演技で 73.36点の自己ベストを記録し、「出来は98%」と笑顔を見せました。

冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは出来栄え点(GOE)1.82点を引き出しました。
続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)はGOEを得ました。
後半の難しい入りからの3回転ループは審判員9人中3人が満点の5点をつけており、GOE2.10点を得ました。
スケーティングが滑らかであり、それに融合するようにジャンプを軽々と跳びました。
ステップもスピンもレベル4を得ており、「さすが」という滑りでした。

坂本花織はフリースケーティング(FS)で得意とする最終滑走になっています。
SP1位の全米女王、ブレイディ・テネルとないに等しい0.55点差です。
「精一杯を出して自己ベストを更新したい」と語りました。

坂本花織は国際試合を連覇した経験がありません。
また、四大陸選手権で連覇を果たした日本選手は男女を通じていません。
報道陣に重圧を問われ、「ないです」と即答しました。
「米国はいつも成績がいい」と前向きでした。

私の印象では坂本花織は緊張を「力」に変えられます。
メンタルが強いと思います。

坂本花織は涙があふれて止まらない

フリースケーティング(FS)が行われ、坂本花織は133.43点と伸ばせず、合計も206.79点で4位に落ちました。

冒頭の3回転フリップ−3回転トウループ、続く単独のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、さらに3回転ルッツを決めました。
しかし、中盤のダブルアクセルからの3連続ジャンプがシングルアクセルとなり、残りを跳べないという痛恨のミスを犯しました。
後半の懸命のリカバリーも及びませんでした。

坂本花織は演技直後に手で顔を覆い、キス・アンド・クライでもうなだれました。
覚悟はしていたようですが、表示されたスコアを見てがく然としました。
勝利への気負いからか、うまく眠れなかったようで午前の公開練習でミスを連発していました。

坂本花織は取材エリアで後悔とともに涙があふれて止まりませんでした。
「きょうは何点出せたら勝てると考え、集中できていなかった」と心に乱れがあったと語りました。
おそらく滑り終えていた紀平梨花の高得点も重圧になりました。

同門の三原舞依がFSで会心の演技で自己ベストを更新し、SP8位から坂本花織を0.33点上回って3位に食い込んでいます。
二人は切磋琢磨を続けてきた仲良しです。
それでも、一緒に日の丸を背負った紀平梨花と三原舞依の表彰式を祝福できなかったと率直な胸の内を明かしました。
私も自然な気持ちだと思います。

坂本花織は史上初の連覇どころか表彰台までも逃しました。
昨シーズンまで全日本選手権を4連覇した宮原知子の「重圧」が実感として分かったでしょう。
そういうこともあるわけで、貴重な経験を積みました。

3月に自国さいたまで行われる世界選手権では緊張を力に変えて表彰台に上ってください。

もう一度言いますが、この選手はメンタルが強い。
やってくれるはずです。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

⇒2019年1月26日「坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!
フリーランス募集
コピーライター、デザイナー(グラフィック、ウェブ)、イラストレーターなどのクリエイター、コンサルタントなどを求めています。
詳しくは、和田創研のホームページをご覧ください。

和田創研
9784907620035-00

9784907620059-00

tokuhon-salestool

tokuhon-salesrobot


応援クリック
いつもおつきあいくださり、ありがとうございます。
皆さまに応援していただくと大きな励みになります。

人気ブログランキングへ

このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
ここに掲載した記事を複写・複製・翻訳・転載・掲示・送信・配信すること、および各種媒体に入力することは、著作者の権利侵害となります。
和田創PDF無料本
(308頁。2月14日発売)
9784907620004-00

(272頁。2月10日発売)
9784907620011-00
プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研
お気に入り

わだ・そう

カテゴリ




QRコード
QRコード


最新記事









月別アーカイブ
  • ライブドアブログ