コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

「災いを転じて福となす」

「災いを転じて福となす」。
知れ渡ったことわざだ。「ピンチはチャンス」とも―。
変化を積極的に楽しむごく一部の人を除き、災いやピンチのときにしか転機は訪れない。もっと言えば、私のような凡人は災いやピンチのときにしか変われない。
その意味で、これまでの自分に飽き足らない気持ちを抱く人にとり、災いやピンチは天からの最大の贈り物である。
マイナスのカードを引っくり返し、プラスのカードに変えられるなら…。災いやピンチに臨んでの決断と対処の仕方で、職業人生は別物になる。
一つの会社を定年まで勤めあげる人がいる。
先見の明があったという趣旨の話を聞いたことがある。しびれるような「選択」を経験する機会がなく、たまたま留まったという見方も成り立つ。
かたや、会社が衰退や淘汰の大波に見舞われる人がいる。会社が順調でも、左遷や不本意な配置転換の対象になる人、上と衝突する人がいる。
重大な「危機」が訪れていることは確かだが、自分の働き方や生き方について突き詰めて考える機会に恵まれたことは間違いない。ときに昇進でさえも…。
「自己実現」という観点を重視するなら、前者と後者はどちらが幸運だろう。
私は、転機のない職業人生に物足らなさを覚えるほうである。もっと素敵な自分になれる可能性があるなら、それを果敢に追い求めたい。
人の「成長」にとり、災いやピンチはきわめて貴重かつ不可欠なものでないか。とくに身軽で体力がある若いうちに1回は味わっておきたい…。
なお、危機を味方にするには、「腹」を括ったうえで考え抜く以外にない。
私はつくづく思う。「人は変化を嫌う」。
おやすみなさい。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
毛筆で味わう

最強将棋ソフトボナンザ対渡辺竜王

「ボナンザ」、敗れる。
GWの後半の4連休に入る。
団地の駐車場は、前半の3連休に増して、クルマが少ない。
やり残した「仕事」にどっぷりと浸かることのできる、この静けさがうれしい。もとより、すべてを片づけられるはずもない。溜まりに溜まっている。
話は変わる―。
先日、テレビで、最強将棋フリーソフト「ボナンザ」と、「渡辺明竜王」の公開対局を見た。
ボナンザは善戦したが、 112手目に投了した。ソフトの開発者は、将棋については素人の「保木邦仁」さん。東北大学大学院の研究者。
将棋ソフトは終盤に強いとされ、人間が劣勢に追い込まれていれば逆転は難しいらしい。
白熱の終盤、そのボナンザが「勝ち」を焦ったように見えた。
私がボナンザにもっとも感心したのは、「人工知能」を突き詰めていくと、人間に近い「感情」を持ちはじめるのではないかということ。
私は、人工知能の無限の可能性に驚嘆させられた。
また、そうでなくては近い将来、ロボットが「介護」を代行できるはずがない。
渡辺明竜王は「日本将棋連盟の総会で謝らなくてすむ」と胸をなでおろしたとか。
これをきっかけに、感動の「名勝負」が続々と生まれることだろう。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
毛筆で味わう

つらい思い…。子の心親知らず

「それはパパが悪い」。
…小学4年生の子どもが学校から帰ってきた。
私は玄関のドアを開けると、早速尋ねた。
「きょうボール投げ、やったの?」
進級すると体力測定があり、そのメニューに「遠投」がある。
「23メートル飛んだ!」。
子どもが間髪を入れずに答えるのは珍しい。よほどうれしかったのだろう。
クラスの平均に近づいたとのことで、私は胸をなでおろした。
「1回目は25メートル飛んだけど、線が消えていた」。
線が消えていたわけでなく、力が入りすぎてボールが逸れてしまい、測定の範囲から外れたのだ。かわいい。
「去年はどれくらいだっけ?」「10メートル」。
あれ、私は「15メートル」と聞かされたような…。クラスメイトの半分にも満たない距離で、ほんとうの数字を明かせなかったのだ。
子どもは入学して3年間、他に類を見ないビリだったらしい。
距離以上にひどいのが「投げ方」である。負けず嫌いだから、何とか飛ばそうとして滅茶苦茶になる。
実際、GW前に「キャッチボール」をやり、その投げ方に言葉を失った。
そこで、距離を延ばすことは一旦忘れさせ、身についたクセを直し、フォームを固めることから始めた。
私は小学校の高学年では、近所の子と毎日のように「野球」をやっていた。たいがいピッチャーである。
幼い頃、父が自宅前の空き地で、粘り強く相手をしてくれたことを思い出した。
親が子どもを見る以上に、子どもは親を見ている。
私が多忙だと知っているので、「キャッチボールをしたい」という一言を、これまで切り出せずにいた。
「野球教室に行きたい」。
自分の希望をめったに述べない子どもが進級したての頃、そう言ってきた。
野球に興味があるように思えなかったので理由を聞くと、ボールを投げられずに、ずっとつらい思いをしてきたとのこと―。
実は、子どもは、私と一度もキャッチボールをしたことがなかったのだ。投げ方が滅茶苦茶なのは当然で、それは私が悪い。
「ごめん」。
ところで、4月21日、自宅近くに「ノースポート・モール」という複合商業施設がオープンした。テナントとして「ノジマ」という家電量販店が入っている。
妻は私と子どもにカネを使うが、自分にカネを使わない。二の次どころか、自分のものをほとんど買わない。着るものだって、私が見るに見かね、強く促して、やっと買うというありさまである。
それを、子どもは知っている、よく…。
音波振動歯ブラシも、自分だけ使っていない。いたって健康だが、遺伝で骨と歯はあまり丈夫でない。
もう私が勝手に買ってくるしかないのだ。
ということで、ナショナルの「ドルツ」をプレゼント。
私とおそろい、「どうですかぁ」。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
毛筆で味わう

日本紳士録が廃刊、会社は解散…

交詢社出版局から「日本紳士録」が休刊になるとの手紙を受け取った。
福沢諭吉の提唱で設立された「交詢社」が明治22年に初版を発行して以来、今年4月刊行の第80版で、国内の人名録として最長の歴史に幕を下ろす。
企業人や文化人にとって、同書に掲載されることが「ステータス」だった。私は、生意気にも収録されていたのだ。
「個人情報保護」に関心が高まり、「詐欺被害」への警戒心が強まって、掲載の辞退者が相次いだらしい。
もう一つ、インターネットで簡単に「無料検索」できるようになった影響も大きいのでないか。
時代の変化を痛感する。
会社は解散だとか…。お気の毒なことである。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
毛筆で味わう

営業治療薬の開発・製造へ

GW前半、3連休の最終日―。
私は、午後から渋谷のセルリアンタワーで、若くしてIT企業を率いる社長と、業務の包括提携に関する話し合いを行う。
私が提案営業のコンサルタントとしての経験とノウハウを踏まえて考案した“営業治療薬”を共同でシステム化し、さらにビジネスモデルへ仕立てて世に送り出す…。
それにしても、エキサイティングでクリエイティブな2時間だった。
彼は、日本の最高大学を卒業し、日本の最高企業に入社し、すぐに退社した。
ほんとうに才能がある人は、一時的に既成の枠組みに収まったとしても、早晩はみ出してしまう。
私は、彼の話し振りが好きだ。
ある種、無愛想な愛嬌は、「野茂英雄」に見られたように、絡みつく社会に飽き足らず、何かを希求してやまない人が、その思いを率直に吐露するときの表情であろう。
彼は歩みを着々と進め、開花が目前に迫っている。
それに引き換え、この私は…。
仕事らしい仕事もしていないのに、もう4月が終わってしまった。充実感も充足感もない、中身の薄い1カ月だった。
その私を救ってくれたのは、最短での株式公開を目指すベンチャーへの参加と、きょうの営業治療薬に関する業務の包括提携の話し合いである。
感謝しつつ、おやすみなさい。

Copyright ©2007 by Sou Wada

和田創ブログ 2007年4月タイトル一覧

◇2007年4月30日(月) 営業治療薬の開発・製造へ
◇2007年4月30日(月) イチローと松坂大輔、2人で決まり
◇2007年4月29日(日) 営業力判定の尺度を知っておこう!
◇2007年4月28日(土) 目からウロコというよりも脱皮!
◇2007年4月28日(土) 自分の営業力が丸裸同然になる!
◇2007年4月27日(金) 新卒、第二新卒の方へ言っておこう
◇2007年4月26日(木) 企画力とソリューションについて執筆
◇2007年4月26日(木) 学ぶ目的とは、いったい何か?
◇2007年4月25日(水) 生まれ故郷・直江津へ自分探しの旅
◇2007年4月24日(火) 親不孝、富山の実家に寄りつかず
◇2007年4月23日(月) 懐かしさが込みあげてくる、富山…
◇2007年4月22日(日) 知識は所詮、他人のものでしかない
◇2007年4月21日(土) 講座/職業学習の順序と方法(2)
◇2007年4月20日(金) 講座/職業学習の順序と方法(1)
◇2007年4月19日(木) あなたの「営業力」はいかばかり?
◇2007年4月18日(水) 私は女性の愛情に応えただろうか?
◇2007年4月17日(火) 映画「ラストコンサート」を観る
◇2007年4月16日(月) 勉強が目指す最終的な姿とは何か?
◇2007年4月15日(日) 松下幸之助の言葉にただただ溜め息
◇2007年4月14日(土) 自分がリストラされる可能性は?
◇2007年4月13日(金) ハーバード・ビジネス・レビュー
◇2007年4月12日(木) カナガワビエンナーレ審査結果
◇2007年4月11日(水) 職業人生でどう頂点を極めるか?
◇2007年4月10日(火) 営業実践大学での教えになるほど!
◇2007年4月9日(月) お客さまの目に、うっすらと涙が…
◇2007年4月8日(日) こどもエコ絵画コンクール審査結果
◇2007年4月7日(土) 黒崎輝男氏の凄い言葉に、イタタッ
◇2007年4月6日(金) 学んだあげくダメになった人の話
◇2007年4月5日(木) “横串学習”をもっと大切にせよ
◇2007年4月4日(水) 悲しいかな、知的生産性が半減した
◇2007年4月1日(日) 年度手帳と暦年手帳、さあどちら?

Copyright (c)2007 by Sou Wada

イチローと松坂大輔、2人で決まり

イチローと松坂大輔。
日本人のプロ野球選手の最高峰は、この2人で決まり―。
私は、野球というよりスポーツ全般をあまり見ないし、よく分からない。だから、私の直感に基づく“独断”にすぎない。
イチローと松坂大輔に共通点がある。
頭が素晴らしくよいこと。それは、マスコミのインタビューに対するコメントなどから明白だ。
若いのに自分の「頭」で考え、自分の「言葉」で語っている。借りものが一つも混じっていない。存在の根幹に根差す。
ゆえに、彼らが発する言葉は、思想や信念の域に達している。ぶれることがない。
2人とも「高卒」というのも面白いし、また励まされる。私は明治大学経営学部を5年間で中退したので、ほんものの高卒でないが…。
“女子アナ”としては比較的地味だった、姉さん女房をもらったという話は置いておこう。
さて、「メジャーリーグ」では、体力で太刀打ちできず、「知力」で勝負することになる。この知力において、2人は突出しているように思う。
いかなるホームランバッターも、アメリカへ渡れば中距離ヒッターである。投手も、事情は同様だ。勢いに任せてバットを振り回すとか、ボールを投げ込むとかは、きわめて通用しにくい。
イチローだけでなく松坂大輔も、日本で培った基本を大切にしながら、「環境変化」への適応を怠らないだろう。
マスコミは、両者の対戦を「天才対怪物」とはやし立てる。だが、大人の2人はリップサービスはするものの、それに乗ってくることはない。
実際、初対決でさえ、日本での真っ向勝負とは趣きが違っていた。松坂大輔がイチローに投じた第1球は、ストレートでなくカーブだった。「変化球」。
松坂大輔は、力一辺倒から知恵重視の投球へ変わっていくのではなかろうか。
それはそれでおおいに楽しみである。
そして、この2人は、グローバリズムの潮流と中国の台頭のなかで、急速に存在感を低下させている日本が進むべき方向を明示している。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?

営業力判定の尺度を知っておこう!

自分の、営業としての「市場価値」をどのように見極めるか。
有力かつ客観的な尺度の一つが、自分に対する「スカウト」の多寡である。
営業担当者は既存顧客へ通うほか、新規顧客へ飛び込むなど、仕事を通じて多数の顧客と接することになる。
そうした顧客のなかには、「商品を買う前に、営業担当者を買う」と言い切る人もいる。つまり、営業担当者はいつも顧客から“品定め”されている。
5年や10年の営業経験があれば、複数の顧客からスカウトされた経験を持っていて当然だろう。「どうだ、うちでやってみないか」。
なお、そうした言葉をかけてくれるのは、窓口や現場などの担当者でない。「決定権者」や「キーマン」である。彼らと接触していない営業担当者がスカウトされることはまれといえよう。
さて、いまは「情報社会」である。
あなたが真に優れた営業ならば、その情報は地獄耳の「人材会社」にかならず入っている。
そうした企業から、どれくらいお誘いが舞い込んだだろうか。
以前、優良企業へ「提案営業研修」に伺い、レベルの高さに驚嘆したことがある。私は不適切と思いながら、ついつい受講者に尋ねてしまった…。
顧客からの声かけを除き、スカウト会社からの「勧誘」を受けた人が、全体の8割にのぼった。5割は、2社以上である。彼らは自信がみなぎっている。
ここは、仕事の権限と自由度が大きく、とても働きやすい。また、会社への社員のロイヤリティ(忠誠心)がきわめて高い。
会社が商品の品質に絶対の自信を持っていることもあり、自社を愛する社員だらけである。スカウトされても、ほとんど動かない。人材の定着率が恐ろしく高い。
有名な話がある―。
「リクルート」では一人の定年退職者も出していない。確か、創業40年を経過した2000年頃に耳にした。いまも状況はあまり変化していないだろう。
同社では、キャリアアップや自己実現を目指し、転職するか、スカウトされるか、独立・起業する社員しかいない。
戦後、私たちの硬直した職業観や人生観を揺さぶり、人材の流動化と最適化を牽引してきた会社だから、当然といえば当然なのだが…。
また、アントレプレナーや社長の輩出を通じ、日本経済の発展に大きく寄与する会社でもある。
そうした企業文化や組織風土をつくりあげた「創業者」が凄かった。それは、リクルートの社員のDNAとなっている。
ところで、私は若い頃、中堅企業や中小企業を含めると、30社くらいからスカウトされた。日本を代表する大手企業だけでも、10社近くになる。
そして、すべて丁重にお断りした。
私にとって最重要の関心は「自由」であり、それは何物にも代えがたい。
また、私の場合、スカウトされると、給料がかなり減ってしまう。だが、報酬の問題は、二の次である。
この経験は、私が、自分の職業人としての「市場価値」を客観的に評価するきっかけになった。さらに、職業人として生きていくうえで、絶大な“自信”になった。
私は、何度か試練に見舞われたが、このお陰で乗り越えられたと断言できる。
スカウトされたからといって、「転職」しなければならない理由は何もない。
皆さま、たくさんスカウトされましょう。選択肢のある、ゆとりの職業人生を楽しみましょう。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?

目からウロコというよりも脱皮!

昨夜、富山での公開セミナーの受講者から、メールをいただいた。
「最初は理解に苦しみましたが、話を聞くうちに目からウロコというよりも“脱皮”に近い状態で勉強していました。今後とも和田さまの言葉を胸に秘め、営業活動を頑張ります」。
ごめんなさい、唐突に「営業マンをきっぱりとやめよ」とか、「商談やビジネスなんて後回しだ」とか、言いたい放題で…。
さぞかし驚いたことでしょう。
でも、メールを拝見し、私の意図や主張を正しく理解してくれていると確信した。
どうか提案営業を掘りさげてください。ご丁寧にありがとうございました。遠くて大変ですが、ときどき「営業実践大学」にいらしてください。

Copyright ©2007 by Sou Wada

自分の営業力が丸裸同然になる!

自分の「営業力」をどのように判定するか。
いくつかの観点や尺度があり、さらに考慮すべき事柄がある。
一般には、売り上げや利益などの金額、社内や部内での順位といった「個人成績」が大きな目安となる。
19日のブログでは、自分の営業力を評価するにあたり、企業の規模や業界地位を勘案することの重要性を説いた。
きょうは、乱暴であるが、すぐに実行できる簡単な「判定法」を紹介したい。リトマス試験紙並みの手軽さである。ただし「名刺」を用いる。
自分の名刺から、会社や商品、部署や肩書などをすべて消し、飛び込んでみることである。業種により、テルアポを絡めてもよい。以前なら公衆電話に頼るしかないが、現在ではケータイを使える。
すなわち、企業に属さない一個人として「新規開拓」に挑戦する。
実際にはアプローチやコンタクトの段階が中心になり、顧客とリレーションが形成された段階で“種明かし”することになる。ここで、おおいに受けよう。
いまや、名刺をつくるのにかかる時間は10分程度、費用は千円以下である。その気なら、自らパソコンでカラー名刺さえ作成できる。
そうした一個人としての営業活動は、私が20歳から長らく、フリーランスとして行ったものである。
これにより、自分の営業力は“丸裸”になる。
判定の「信頼性」は非常に高い。それで結果が思わしくなかったとしても、営業力の強化や伸長のための手立てを講じられる。いいこと尽くめ―。
このやり方による営業力の判定は、職業人生を守り抜くとか切り開く局面において、重大な意味を持つ。
第1は、「転職」する場合。
大手企業や上位企業で働く人が、顧客からの問い合わせや引き合いがきわめて少ないか、まったくない零細企業や下位企業へ転職し、それなりの「営業成績」を残していけるかどうかが、きわめてリアルに、実感レベルで分かる。
倒産や再編、リストラなど、いざというときの備えにもつながるだろう。
一つの企業、とくに大手企業や上位企業で働いてきた人は、自分の営業力を客観視することが難しい。
私は仕事柄、こんな提案書や企画書をつくったと持ってこられることが多いが、大半は粗末な出来だ。自分が案件を決めたわけでなく、会社が案件を決めたのである。
第2は、「独立」「起業」する場合。
自分の営業力を確かめられると、独立や起業への不安が和らいで、踏み切ることが可能になる。社員が数人の零細企業は、社長が仕事を取ってこられれば続く。独立や起業の是非を、営業力の有無で判断するのは基本中の基本といえる。
以前、知人から「創業後10年の会社の生存率は、3パーセントくらい」という話を聞かされたことがある(真偽のほどは分からない)。先の判定を踏まえて起業するなら、この数値はかなり改善されるのではなかろうか。
なお、これは旧来型の一人起業を念頭において述べている。また、会社を大きくできるかどうかは別問題である。
もっとも、個人名刺での飛び込みは、会社にこっそりやるしかない。ばれると、大目玉を食らうかもしれない。
ただ、「トップセールスパーソン」と呼ばれる人のなかで、そうした経験を持つ人が少なからずいることを知ってほしい。
彼らは、つねに働き方を考えており、しかも自己評価を怠らない。忙しさに流される人との開きは、広がる一方である。
説明を補足するなら、先のやり方だと、会社案内や製品カタログ、商品パンフレットを使えないので、自社都合の「推奨営業」を脱却することになる。
いきなり会社説明や商品説明から入ることができないため、顧客を知ることから始めざるをえない。結果として、営業成績はぐんぐん伸びる。
私は一個人として営業活動を行うにあたり、会社案内や製品カタログ、商品パンフレットを持ち歩いたことがない。つくっていなかったのだから。
そして、その習慣は私の営業体質として染みついており、「和田創研」の代表を務める今日でも変わっていない。いまだに会社案内すらない。
実際、きのうは最大手クラスの物流会社を訪れ、重要人物との面談に臨んだが、先方のヒントになりそうな情報を持参しただけである。
私は、これを「おみやげ」と呼んでいる。いかなる場合も商談やビジネスは後回しにし、プレゼントやボランティアを先行させている。
さて、結論―。
いきなり転職、独立・起業するのは、あまりにもリスキーである。
こうした経験を幾度か積むことにより、自分の営業力が信頼に値するかを正確に見極められ、転職、独立・起業してから後悔するという最悪の事態は避けられる。
キャリアアップや自己実現を真剣に望む人は、積極的に試みるべきだろう。

Copyright ©2007 by Sou Wada

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
フリーランス募集
コピーライター、デザイナー(グラフィック、ウェブ)、イラストレーターなどのクリエイター、コンサルタントなどを求めています。
詳しくは、和田創研のホームページをご覧ください。

和田創研
9784907620035-00

9784907620059-00

tokuhon-salestool

tokuhon-salesrobot


応援クリック
いつもおつきあいくださり、ありがとうございます。
皆さまに応援していただくと大きな励みになります。

人気ブログランキングへ

このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
ここに掲載した記事を複写・複製・翻訳・転載・掲示・送信・配信すること、および各種媒体に入力することは、著作者の権利侵害となります。
和田創PDF無料本
(308頁。2月14日発売)
9784907620004-00

(272頁。2月10日発売)
9784907620011-00
プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研

お気に入り

わだ・そう

カテゴリ




QRコード
QRコード


最新記事









月別アーカイブ
  • ライブドアブログ