コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

大半のSNSは壊滅状態に…

SNS、つまり「ソーシャルネットワークサービス」が壊滅状態に陥っている。
ごく一部を除き、コミュニティとして機能していない。
無料だから気軽に入会するものの、だれも進んで利用しない。
そのうえ、まったく利用しないのに、無料だからだれもあえて退会しない。
ふれあいを求める会員がいても、膨大な抜け殻に埋もれてしまい、互いに見つけにくい。
それも当然である。
大半のSNSは、間抜けな発想で設計されている。
立派な道路をつくり、通行者全員にプロフィール入りの名札をつけさせる。
そうすれば、きっと挨拶を行い、話を始めるに違いないと…。
そんなはずがない。人はすれ違うだけである。
彼らに足を止めさせ、野次馬として群がらせ、会話を成り立たせるには、話題を仕掛ける、事件を引き起こす。
さらに、リアルの接点を仕込む…。
SNSの運営者の苦労が分からないわけでない。
与えたいと願うのでなく得たいと望む参加者が、主体的でなく受け身や待ちの参加者が、大多数を占める。
一般に、期待して集まった人は、すぐに落胆して黙り込む。
結局、全員が「休眠会員」と化す。

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アントレプレナーは起業と営業を!

「ベンチャー」がブームの様相を呈している。
それは、よどみがちな日本の社会と経済に、元気な息吹を吹き込んでくれる。
ベンチャーの成功を、私は心から願う。
…さて、会社をつくるのはたやすい。
何せ資本金が1円あればよい。
登記を行うだけである。
ところが、会社を続けるのは難しい。
まして、会社を大きくするのは…。
私は、ベンチャーは永続性が最重要と考える。
それが前提となり、事業の拡大、会社の発展が叶う。
そして、設立した会社の永続性を確保するには、何はさておき「営業力」が不可欠である。
一般に、技術や商品の優位性は、長らく守れるものでない。
競合が出現したときに、先駆者として培った営業の基盤があるなら、恐れるに足らない。
起業は営業に支えられ、存続が許される。
「業を起こし、業を営む」。
アントレプレナーを目指す人は、起業に加え、ぜひ「営業」を学んでほしい。

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私にとっての「ベンチャー」とは…

私には「ベンチャーはこうあってほしい」という思い入れがある。それは、次の2点に集約される。
第1は、「志」の高さ―。
社会にどのような貢献を行うのか、明確であること。それは企業理念にもうたい込まれる。
この志は、尖っていて、くすんでいてはならない。
ベンチャーは、志の高さゆえに、世間から尊敬と共感を集める存在である。
第2は、「仕組み」の新しさ―。
先の志を、前例のないトータルかつシンプルな仕組みに落とし込んでいること。
それはビジネスモデルとも呼ばれる。
この仕組みは、顧客への価値提供の手段という次元に留まらない。自社のマネジメントやマーケティングの「戦略」という位置づけになる。
それらに関わるすべての活動が、標準化されたプロセスとルールに基づいて整然と行われる。
ベンチャーは、仕組みの新しさゆえに、世間から注目と興味を集める存在である。
…私なりの結論はこうだ。
従来の事業を従来のやり方で行う企業は、それが収益を上げ、株式公開を果たしたとしても「ベンチャー」と言えない。
アマゾンは書籍の流通を、デルはパソコンの販売と生産を、ミクシーは人のコミュニケーションを、高い志と新しい仕組みにより活性化してみせた。
社会に「革命」を引き起こす。
キモは、クリエイティビティの発揮と構成による、約束事の陳腐化である。
「ベンチャー」。
この言葉には、わくわくする響きがある。

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「接点を耕し、交点と成す」

営業分野のコンサルタントとインストラクターという仕事柄、数え切れない「出会い」があった。
ところが、目の回るような忙しさに、文字どおり「心が亡ぶ」状態に陥っていた。せっかくの出会いを生かせないまま、いたずらに齢を重ねる…。
それに気づいた私は、50代半ばにしてようやく出会いを大切にするようになった。
人は、だれそれとの「接点」とか、どこそことの接点といった話をよく口にする。
実は、接点を見出すのは、さほど難しくない。
しかし、接点は、はかないものである。どちらかの思いが変わるか関心が移ろうだけで、簡単に消える。
したがって、接点を見出したからといって、うまくいくわけでない。まして豊かさや幸せを実感するには至らない。
両者のつきあいや取り組みを揺るぎないものとし、それを永続させるには、あらかじめ「交点」を築いておく必要がある。
…私はこの夏、ジョイントベンチャーの実質的なスタートを切ろうとしている。
ついては、私が重要視するのは一つ。
「接点を耕し、交点と成す」。
それが出会いを生かすことにつながろう。

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「社長になんかなりたくなかった」

今年1月、中堅企業の「社長」に就任することが確実視されている方と、社外でお会いした。長いおつきあいである。
上機嫌と思いきや憂鬱そうで、私は驚いた。
「社長になんかなりたくなかった」。
近い将来、激しく市場が縮小し、業界が衰退する。大胆な「変革」を打たないと、いまの社員数を保てない。
分かり切った事実なのに、だれも率先して変わろうとしない、だれも自分についてきそうにない。
それどころか、半数のベテラン社員と一部の部長クラスが抵抗する構えを見せている。
「会社を変える自信がない…」。
古くてかたくなな人たちに、そして染みついた風土と慣行に、お手上げという表情である。
ずいぶん前のこと―。
プレジデント社が、中小企業の社長や大手企業の幹部を対象とし、落ち着いた会場で2日間セミナーを開催した。
そこに、トヨタのグループ企業の役員が参加していた。
「名古屋にはよくお越しになるのでしょう」。
「めったに伺いません。バブル崩壊後、どこも右肩下がりでした。しかし、名古屋は影響がもっとも軽微でした。浜松から名古屋までの一帯は、日本の“ものづくり”を代表する地域です。やはり優秀なのでしょう」。
「それはまずい。名古屋が変革の流れから取り残されるということですよ」。
私が誉めているのだから、素直に従ってもよいのでは…。
でも、これがトヨタの凄みである。
あきれるほどの危機感! 勝ちっ放しになるのもうなずける。
沈みがちな企業と、変革へかける決意は比べようがない。
一般に、大手企業ほど、名門企業ほど、動きが鈍い。
苦しくなってから変革に取り組むようでは手遅れであり、リストラは不可避である。
逆風をものともせずに高収益を上げつづける企業は、組織そのものが「変革」の機能を内包しているのではないか。

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いまの地位や評価ってどうなのよ?

自分の地位や評価とは、何だろう。
もちろん、いま勤務している会社という“器”のなかでの約束事にすぎない。
したがって、器が壊れるか、器から追われると、職業人生の保障を失う。
一歩会社の外へ出ると、そうした約束事はほとんど役に立たない。多くの中高年が味わった落胆であろう。
…時代が大きく変化するなかで、十年前と同じような発言を繰り返す人がいる。
「井の中の蛙」は、気の毒なほど世間を知らない。
うちは、うちは、とうるさいこと!
会社は、業績が落ち込めば、自分を放り出す。
束の間の職場にすぎないのに、「うち」と親しげに呼ぶのはやめよう。
この言葉は、家庭に取っておくべきだ。
…私たちが自社の経営や事業、商品や営業について議論する際に忘れてならないことがある。
その発言が別の業界や他の企業でも通用するかという客観視、そして検証姿勢である。
いざというときのシミュレーションを積むことで、転職も行いやすく、戸惑いも減らせるだろう。
いまの会社での働き方だって違ってくる。

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企画本の仕上げに頭が沸騰状態…

私は、年内の刊行を目指し、原稿に手を入れる毎日である。予定どおり進めば、8月中に終わるのだが…。
何せ十年以上も前に執筆した。この間、ビジネス界は激しく変動した。内容が古いことは否めない。
当時、大手出版社からOKが出ていた。
しかし、私につまらないこだわりがあり、出来が気に入らなかった。
その後長らく、年間2百回近くセミナーや研修で全国を飛び回ることになる。原稿を仕上げようと思いつつ、引き出しの奥に眠らせてしまった…。
久々の「企画本」。はたして、いま通用するのか?
プランナーとしての私の仕事の“流儀”を著したものだ。
思い切った削除とこまめな加筆が非常に大変である。また、長文の書き起こしもかなり多い。
延べ7日間。もう頭が沸騰している感じ。先が思いやられる。
私は、あすから3日間、大好きな「博多」だぁ。

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給与は若い人が中高年を支える構図

日本企業の給与体系は、若い頃の頑張りを、中年以降に換金するように設計されている。
社員が全額を受け取らず、会社に一部を預けるスタイルだ。
それを無事返してもらおうとすると長く働かざるをえず、「終身雇用」が維持されることになる。
この仕組みは、右肩上がりの経済でうまく回った。
ところが、環境が一変する。
いまや中年以降はビクビク…。
会社が倒産するかリストラで放り出されると、自分や家族が深刻なダメージを負う。
再就職したとしても給与が半減しかねず、人生設計が狂う。
不安はそれに留まらない。
会社の事情や都合で、年功給が「実力給」に切り替わると、大きな損害を受ける。貸付が回収不能に陥る。
日本企業の給与体系は、若い人が中高年を支える構図という見方も成り立つ。
ゆえに、新人が減り、若年層が手薄になると破綻しやすい。
人事考課についても、簿価方式から「時価方式」に改める時期を迎えている。
「いま働き、いまもらう」。
…すでに終身雇用は崩壊した。
なのに、給与体系はいまだにそれを引きずっている。

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新人は、仕事をしてはならない

規模の大きな会社や歴史の長い会社への就職を目指している学生に、どうしても知っておいてほしいことがある。
入社して「こんなはずでなかった」と後悔しないために…。
実は、仕事をばりばりこなす新卒は、職場や組織にとって非常に迷惑な存在である。
それをやられると、年功に応じた仕事の割り振りなど、長らく保ってきた秩序が乱れたり壊れたりする。
「新人は、仕事をしてはならない」。
多くの日本企業における暗黙のルールである。
新人は、手順として、長期の下積みを経験する。
“出る杭”は、村八分の状態に置かれるどころか、イジメの集中砲火を浴びる…。
社内の平和のために、新人は可愛くなければならない。
分かり切った仕事のやり方を、上司や先輩にしおらしく尋ねる姿勢こそが評価される。
自分がやりたい仕事をやれるようになるのは、気の遠くなる下積みに耐えて発言力を持った場合に限られる。
ところが、その頃には意識が腐り意欲が萎え、能力も錆びついている。仕事をばりばりこなす新卒が目障りになる。
こうして企業文化や組織風土が無事に受け継がれていく…。
学生が持つべきは、就職とは「就社」という、大人の分別であろう。
とくに人気企業への就職は、手段でなく目的であると割り切ったほうが、周りとうまくやっていけるのではないか。
「仕事に燃えたい」。
そんな願望を抱く学生に応えられるところは多くない。

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世の中に「適職」など存在しない

適職と巡り合いたいと願う限り、仕事で成功を収めるのは難しいのではないか。
「適職」という発想そのものが、非常に受け身である。
あたかもそれが自分の知らないどこかにあるかのような…。
そんなふうに考えていたら、あっという間に年を取り、人生を終える。回り道を繰り返し、ロスが大きい。
自己実現のゴールに到達するのは、とても不可能。
そもそも、世の中に「適職」など存在しない。
それは、「外部に見つかる」ものでなく、「自分でつくる」ものである。
つまらない仕事は、一つとしてない。目移りして困るほど、面白い仕事が私たちの周りにあふれている…。
さて、適職をつくるうえで大事な働き方は、2点である。
第1は、その仕事に対する心理距離を縮めていくこと。
次の適職を探したがる自分に、「いやといえるほどやったか」と率直に問いかける。
何事ものめり込まないと、面白さの一端に触れられない。
第2は、その仕事に占める作業比率を下げていくこと。
頭を使わず、習慣で行える要素を減らす。すなわち、「できることはやらない」と心に誓う。
未知の領域に挑まないと、面白さの核心に近づけない。
わずか2点の意識改革により、仕事がエキサイティングでクリエイティブなものに変わるから不思議…。
適職を自分でつくったことになる。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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