コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

来季は世界と戦えない、コロラド合宿は宮原知子にこそ必要

宮原知子は精神面を含め立て直しの時期
ババリアン1位から世界選手権表彰台へ

フィギュアスケートの「ババリアンオープン」は女子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)で2位に留まった宮原知子が合計204.56点で逆転優勝を収めています。
世界選手権へ向けての調整の機会とはいえ、2位ではさすがに格好がつきません。
(審判員の訓練や養成の機会なのか、滑る選手が気の毒なほど採点が乱れます。)

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

冒頭の3回転サルコウの着地で乱れ、終盤の3連続ジャンプの3つ目で軽く転んでいます。
ジャンプの見直しを進めているせいでしょうか、調子はいま一つでした。
というか、精彩を欠いています。

この選手の課題といえば、得点源の高難度ジャンプの「回転不足」の克服に尽きます。
(来シーズンからオリンピックまでを見据えると、合わせてジャンプ構成の基礎点を引き上げなければなりません。)

選手のポイントによる世界ランキングに関わるくらいの知識しか持たない私は、すでに世界のトップスケーターになり、女子シングルではベテランの部類に入る宮原知子がこうした大会に出場する意義がぴんと来ません。
(観客のほとんどいない会場で滑るとモチベーションが下がってしまうことはないのでしょうか。)

宮原知子は破壊的変革なくして成長なし

宮原知子は「試合に出ないから」と、さぼるはずがありません。
国内でみっちりと練習を積んだほうがいいのではと思いました。
あるいは紀平梨花のように海外で短期間の合宿を行うとかです。
集中して取り組まないと自分に染みついたジャンプを変えるのは不可能です。

成功体験(実績)を持つ選手こそ「破壊的変革」を成し遂げないと先の成長はありません。
数回のコロラド強化合宿が必要なのは宮原知子のほうです。
高地の力を借り、ジャンプの跳躍から着氷までの感覚を体に覚え込ませてほしい。
(私は素人ですが、1シーズンを棒に振るくらいの覚悟がないと世界の頂点で戦えなくなるということはないのでしょうか。)

宮原知子は全日本選手権で5連覇を阻まれ、「日本女王」の座から陥落しました。
4年にわたって日本女子を支えてきた重圧から解放されたともいえ、張り詰めていた気持ちが一度は緩んだはずです。
精神面を含め、フィギュアスケーターとして立て直しの時期に差しかかりました。

宮原知子は当然ながら母国開催の世界選手権で表彰台を目指しています。
心情として日本女王の坂本花織より上に行きたいはずです。
(紀平梨花にアクシデントがないかぎり、上回るのは不可能です。)

横浜清風高校・青木祐奈シニアデビュー

なお、ババリアンオープンで17歳、SPで1位に立った青木祐奈がFS2位、合計182.90点で2位というシニアデビューを果たしています。
この選手は私が暮らす横浜市にある横浜清風高校という私立高校に通っています。
フィギュアスケートの有力選手を抱える地域が名古屋・大阪・神戸と西へシフトしていますが、東京・神奈川でも五輪で活躍する選手が出てきてほしい。

category:宮原知子ブログはこちら。

◆書き加え(3月7日)

宮原知子もコロラドで万全の調整を積む

宮原知子が米国でコロラド合宿を行っていることを知りました。
濱田美栄コーチが紀平梨花に同行しているのに、宮原知子が行かないことが不思議でした。

ワールドアリーナアイスホールで二人が振付師のトム・ディクソンを挟む3ショットが公開されました。
(私が単に見落としていただけかもしれませんが、ウェブで今回の宮原知子のコロラド合宿は取り上げられていなかったように思います。)

私は宮原知子が回転不足を克服できれば世界選手権で表彰台に上ると考えていましたので、ようやく納得できました。
万全の調整を積み、さいたまで最高の笑顔を見せてほしい。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

⇒2018年12月12日「宮原知子から努力を取ったら何も残らない」はこちら。

⇒2018年12月3日「フィギュアGPファイナル2018優勝予想・順位予想」はこちら。

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紀平梨花がやばい、リングを嵌める左手薬指関節が腫れる

いま気づきました。
四大陸選手権で圧勝が当然と考えていた女子シングルの紀平梨花がアクシデントに見舞われ、私まで動揺したのでしょう。
2019年2月8日(金)付けでなぜか2本の記事を書いていました。
大会は終わって結果が出ていますが、以下にアップします。



回転軸を保てない? 突き指のアクシデント
四大陸選手権でトリプルアクセルを跳べない

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が米国・アナハイムで行われています。
女子シングルは初出場の紀平梨花が優勝候補の筆頭とされています。
シニア1年目にグランプリ(GP)シリーズ2戦とGPファイナルで3連勝を果たした演技が世界中のファンと関係者の注目を集めました。

紀平梨花はルール改定後の世界2位の高得点を誇り、本大会の出場選手では自己ベストが一番です。
10日間のコロラド強化合宿で振付師のトム・ディクソンの指導を仰ぎながら、フリースケーティング(FS)のプログラムの見直しとブラッシュアップを図りました。
表現力も一段と増したことでしょう。

紀平梨花は現地で精力的に練習を行い、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど好調振りを示していました。
ところが、アクシデントが起こりました。
公式練習の終了直前に3回転ルッツで転び、左手を着きました。

紀平梨花は青く腫れあがった薬指の関節をじっと見詰めました。
将来、リングが嵌まらなくなることを案じたというわけでないようです。
濱田美栄コーチのもとへ向かい、アイシングとテーピングの応急措置を施されました。

紀平梨花は報道陣に「やばい」と状況を説明しました。
それによれば、氷に開いていたくぼみに左手の薬指が引っかかり、「ぐにゃぐにゃ」になりました。
笑顔を絶やしませんが、痛みがじんじん出ており、歩くだけでも患部に響くという深刻さです。

「何とか間に合うかなという感じ」と、これから突き指の治療を受けると語りました。

フィギュア選手はジャンプを跳ぶときに、体を締めるために手をきつく握ります。
とくに高難度ジャンプを得点源とする紀平梨花はそうです。
体を締めないと、回転軸を真っ直ぐに保てなくなる恐れがあります。

紀平梨花は指に力を入れない空中姿勢も検討していますが、トリプルアクセルなどの成功は厳しいでしょう。

きのうのブログでも記しましたが、紀平梨花は現地で左のスケート靴だけをサブに替えました。
そのせいで右は金のエッジ、左は銀のエッジという色違いです。
全日本選手権後に新調したばかりですがコロラドでも猛練習を積んでおり、トリプルアクセルを踏み切る左が軟らかくなったようです。
練習では左のスケート靴の感触を確かめる仕草も見せています。

紀平梨花は非常事態に直面していますが、ショートプログラム(SP)とFSを揃えられるなら初制覇は当然として、アリーナ・ザギトワが持つ世界最高得点も更新できます。
(私自身は世界選手権の楽しみに取っておきたい気がします。)

余談。
紀平梨花は宇野昌磨に続き、チャレンジカップを欠場するはずです。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

宇野昌磨が女子シングルでも滑るという意味でありません。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月11日「紀平梨花と宇野昌磨はけがも金メダルも仲よし」はこちら。

⇒2019年2月10日「逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない」はこちら。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

⇒2019年2月8日「紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す」はこちら。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

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紀平梨花と宇野昌磨はけがも金メダルも仲よし

紀平梨花は演技のクオリティが別格
話し声、笑い声はかわいい女の子!

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた紀平梨花が1位の153.14点を記録し、合計221.99点で逆転優勝を収めています。
けがの影響をほとんど感じさせない完璧な演技でした。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」で記録した自己ベスト154.72点に迫る高得点です。

あらかじめ公表された予定演技構成表には冒頭のコンビネーションと直後の単発で「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」を置いています。
しかし、本番でこのとおり跳ぶ必要はありません。
紀平梨花は前日、直前の6分間練習で決めるとし、入れても1本になると語っていました。

紀平梨花はSPで冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセル(1回転半)になり、規定違反で0点に終わりました。
大会前に左手薬指を負傷し、練習でスケート靴の紐の調節などに手間取り、トリプルアクセルを跳ぶ回数が激減したことを主因の一つとして挙げました。
この経験を踏まえ、FS当日の公式練習では跳ぶ回数を増やし、4本連続を含む7本を決めました。
万全な調子にほど遠いとしても、いくらか感触と手応えはつかんでいました。

7つのジャンプすべてでGOE加点

紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルをクリーンに着氷しました。
2.51点の出来栄え点(GOE)を引き出しました。
この選手は失敗を成功へ生かす力がきわめて優れています。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

続くダブルアクセル(2回転半)−3回転トウループも決め、流れに乗りました。
(トリプルアクセルから落としました。)
そして、難度の高い3回転ルッツとのコンビネーションを2回転トウループから3回転トウループに変えて点数を上積みしました。
7つのジャンプすべてでGOEを得ています。
スピンやステップでもレベル4としたうえで加点を得ています。

おもに表現力を示す演技演技点(PCS)でも5項目のうちの4項目で8点台でした。
音の解釈の項目で9点台に乗せており、技術要素点(TES)と合わせてライバルを圧倒しました。
とにかく強い。

演技構成点(PCS)はまだ伸びる

今シーズンの全試合で1位となっているFS「ビューティフル・ストーム」は1月に行ったコロラドでの10日間合宿で振付師のトム・ディクソンとブラッシュアップを図りました。
四肢の使い方、顔の表情などに磨きがかかり、PCSに反映されました。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

私は紀平梨花の演技全体を通じた繊細な美しさとともに、群を抜く運動量が素晴らしいと思います。
クオリティの高さは別格、世界一といえます。
PCSはまだ伸びていくのでないでしょうか。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

滑り切るとガッツポーズが飛び出し、会場はスタンディングオベーションに包まれました。
濱田美栄コーチがやさしい笑みで出迎え、ねぎらいの言葉をかけました。
(厳しいだけではないのです。)
そのやり取りが一部漏れ聞こえてきます。
話し声、とくに笑い声はかわいい女の子です。
話し方にあどけなさが残ります。
大人びた意思とのギャップが不思議です。

安全にいい成績を残せるよう考える

紀平梨花は試合後の会見で「ミスは許されない」と、高い集中力を持って臨んだと振り返りました。
6分間練習が終わったときに「無理することなく、安全にいい成績を残せるように考えて1本と決めました」と明かしました。
彼女は冷静で賢明な判断を行えますが、ならばSPの演技前に「無理することなく、安全にいい成績を残せるように考えてダブルアクセルに変えました」と言ってほしかった。

⇒2019年2月10日(日)「逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない」はこちら。

自らの代名詞となったトリプルアクセルですが、出場選手の顔触れや調子、試合の展開によっては跳ばなくても問題なく勝てるということです。
すべての要素でGOEを稼げ、ナチュラルスケーティングを土台としたPCSも高い。
今シーズンについてはライバルが見当たりません。

紀平梨花はシニアデビューシーズンの国際スケート連盟(ISU)公認の国際大会で5戦5勝と連勝を伸ばしました。
3月には今シーズン最大のイベントとなる世界選手権が行われます。
母国開催となり、日本女子の実質エースとして平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワらロシア勢を迎え撃つことになります。
スケート靴を含め、ベストコンディションで臨み、圧勝を収めてほしい。
トリプルアクセルを3本決められれば、おのずとSPとFSが揃います。

爆笑で会心の演技の余韻が台無しに

私がFSで一番ほっとしたのは、フィニッシュポーズの直前で上体を反らしたときに、後ろに引っ繰り返らなかったことです。
おそらく氷についた右膝が滑ったのでしょう。
(へろへろだったようには見えません。)
爆笑が起こり、会心の演技の余韻が台無しになるところでした。
アナハイムのホンダセンターに名を刻んだかもしれません。

紀平梨花は魂が震えるような感動を与えてくれました。
この選手は異次元です。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月10日)

けがも仲よし、金メダルも仲よし!

男子シングルの宇野昌磨がFSを気迫で滑り切り、主要国際大会で初となる優勝を収めました。
オイラーを挟んだ3回転フリップをステップアウトしましたが、ほぼ完璧な出来です。
ルール改定後の今シーズンのFS最高得点を記録しました。
フィニッシュポーズを取った後にリンクに崩れ落ちました。
精も根も尽き、立っていられなかったのでしょう。

宇野昌磨は全日本選手権でのウオーミングアップを含めて右足首を3度捻挫し、本格的な練習の再開は現地入り後だったようです。

四大陸選手権で紀平梨花と宇野昌磨はけがも仲よし、金メダルも仲よしです。
(宇野昌磨は前日に紀平梨花にあれだけの演技をされたら、頑張らないわけにいかなかったでしょう。)

酷寒の3連休でしたが、私は心がとても温まりました。
文句のつけようのないFSを見せてくれた二人に感謝するとともに「おめでとう」と言いたい。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月10日「逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない」はこちら。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

⇒2019年2月8日「紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す」はこちら。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

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逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない

ミスを引きずらない精神力が凄まじい
が、接戦では判断ミスが命取りになる

四大陸フィギュアスケート選手権2019の女子シングル。
優勝候補筆頭の紀平梨花は練習中に左手薬指を亜脱臼し、薬指と小指を固定し、痛み止めの薬を服用してショートプログラム(SP)に臨みました。
そして、直前の6分間練習後にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑むと決断を下しました。
しかし、踏み切った直後に体を締められず、空中で回転がほどけてしまいました。

岡崎真は紀平梨花がいつもよりトリプルアクセルを跳びにいこうとしすぎていたと指摘しています。
突き指の影響で体を締めきれないと思ったのか、あるいは助走のスピードが足りなかったのか、無理に高さを出そうとして余分な動作が増え、軸が外れてばらけたように見えたと述べています。
専門家の分析です。

紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセルに抜けて0点になってからの演技が見事でした。
慌てず、落胆せず、落ち着いて丁寧に滑り終えました。
何事もなかったようで、ミスを決して引きずりません。
16歳と思えない凄まじい「精神力」です。
紀平梨花は 68.85点で5位発進となりました。

自分を信じ、データを重んじてほしい

紀平梨花はトリプルアクセルが代名詞とはいえ、演技構成点を含めた総合力で戦える選手です。
進化を遂げた自分をもっと信じるべきでした。
SPで大幅に出遅れると上位選手にプレッシャーをかけられず、戦ううえで不利です。

真のチャンピオンは、最終グループの後半の3人のなかで滑って勝利を収めます。
紀平梨花は今シーズンに滑ったフリースケーティング(FS)すべてで一番ですので、この事実を踏まえればSPで無難に滑るだけで勝てるのです。
客観的なデータをもっと重んじるべきでした。

SPで1位と僅差につけておけば十分

紀平梨花は負傷した状態で一か八かの勝負に出るのなら、FSにしたほうがよかった。
彼女にしては珍しく「冷静さ」を欠きました。
SPで1位と僅差につけておけば、安心して単発のトリプルアクセルに絞れます。
すべての要素での出来栄え点(GOE)、美しいスケーティングを土台とした演技構成点で不足分は十分に補えます。

マスコミは 73.91点で1位の米国女王、ブレイディ・テネルと5.06点差で逆転の射程圏内につけたと書き立てていますが、ナンセンスです。
私もそうですが坂本花織を2位と予想していたわけですから、フォーカスすべきは二人の点差です。
紀平梨花が勝利を収めたとしても、坂本花織がミスを犯すことが前提になる他力にすぎません。

私自身は四大陸選手権での「勝ち負け」にはそれほど興味がありません。
世界の頂点を狙える選手は調整と実戦感覚養成の機会と位置づけるべきです。
毎試合で勝とうとしていたら、けがのリスクが高まります。
いまやフィギュアスケートはもっとも過酷なスポーツの一つに変わりました。
男子シングルに数年遅れで4回転ジャンプ競争に突入しつつある女子シングルもそうです。

マスコミに逆転で本領発揮と書かれる

この原稿はFSが行われる前に、紀平梨花が敗れるという予想に基づいて書きました。

結局、紀平梨花は1位の153.14点を記録し、合計221.99点で逆転優勝を収めています。
私はこの結果にまったく驚きません。
230 点台が当然という実力の持ち主ですから。

指を痛めると日常生活さえ不便になることを考えれば、私は四大陸選手権での演技は立派だったと思います。
しかし、マスコミに「逆転で本領発揮」と書かれるのでは真のチャンピオンと呼べません。
「結果オーライ」で喜ぶというわけにいかないのです。
私は紀平梨花を荒川静香、羽生結弦というオリンピック金メダリストの流れを引き継げるアスリートと考えています。
強敵のいる接戦では判断ミスが命取りになります。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

紀平梨花は「逆境に強い」とも書かれていました。
ことさら強調することもありません。
大舞台で勝利を収める選手は皆たいていそうです。
世界選手権ではぜひともクリーンな演技を見せてください。

ちなみに、私の印象では、四大陸選手権は1位が紀平梨花、2位が三原舞依、3位が坂本花織であり、日本勢が表彰台を独占していました。
三原舞依はもっと点数が出てもいい。

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紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因

突き指で回転軸と回転速度をつくれず
ダブルアクセルに落としてほしかった

紀平梨花はシニア1年目に得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の成功率を高めて自信をつけ、優れた資質を一気に開花させました。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」で日本勢として初出場・初優勝を飾ると、第6戦「フランス杯」でも優勝を飾っています。
勢いに乗って平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワを破り、日本勢として2013年の浅田真央以来となるGPファイナル制覇を成し遂げました。
今シーズンは国際大会で負けなしの快進撃を続けており、四大陸選手権では優勝候補本命と目されています。
3月にさいたまで行われる世界選手権に弾みをつけたいところです。

紀平梨花はコロラド強化合宿からいったん帰国して現地入りし、練習で好調振りを示していました。
ところが、ショートプログラム(SP)の前々日の公式練習で3回転ルッツで転倒して左手薬指を負傷し、暗雲が垂れ込めました。
昨年1月に骨折して完治に約3か月を要した古傷です。

病院で撮影したレントゲンをもとに、帯同するチームドクターが下した診断は左手薬指の亜脱臼でした。
濱田美栄コーチ、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長などに相談し、自らの意志で出場を決断しました。
「痛いのは痛い。この状態でなんとかやろうと思う」と語りました。

フィギュアスケートでは、指はジャンプの際に拳を握り、体を締めて跳ぶための部位です。
とりわけ高難度のトリプルアクセルにおいては重要になります。
さらに、レイバックスピンでも片足のブレードを持ちます。
患部への負担を減らすには中指から小指まで3本を固定するのが理想的ですが、試行錯誤の末に薬指と小指の2本をテーピングすることにしました。

トリプルアクセルは0点でもSP5位

四大陸選手権は女子シングルのSPが行われ、紀平梨花は 68.85点で5位でした。
冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセルになり、SPの要件を満たせません。
案の定、回転軸と回転速度をつくれませんでした。
それでも続く3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは落ち着いて決めました。
後半の3回転ルッツもクリーンに降りました。
3つのスピンのうち、フライングシットスピンはレベル3になりました。
ステップはレベル4でした。

前向きにとらえれば、トリプルアクセルが抜けて痛恨の「0点」にもかかわらず、70点近い5位に踏み止まりました。
スケーティングの評価の高さ、得点力の大きさを示しています。
演技構成点は3番目の 33.03点です。

演技前に濱田美栄コーチからかけられた「真のチャンピオンになるにはこういう試練も必要だし、挑戦だと思って頑張って」という言葉が支えになりました。
英才教育モードですね。
ジャンプ構成の難度を落としてダブルアクセルにするという選択肢もありました。
(私はそうすべきだと思いました。)

紀平梨花は直前の6分間練習を終えるまで迷い、しかも事前の練習がまるで不足した状態で挑みました。
氷の感触も十分につかめていなかったかもしれません。
(この選手はつねに完ぺきを求めています。)
そのうえ、踏み切る際のスピードがなくては、トリプルアクセルの失敗もやむをえません。

坂本花織は得意の最終滑走でノーミ

演技後にフリースケーティング(FS)の抽選が行われ、最終組3番目の19番滑走と決まりました。
GPシリーズNHK杯では5位のSPからFSで154.72点を記録し、6.58点差を引っ繰り返しています。
1位の全米女王のブレイディ・テネルと5.06点差であり、FSでの巻き返しを期待する声もありますが、私は上位選手に大きなミスでも出ないかぎり難しいと考えます。
僅差の2位につけ、FSで得意の最終滑走となる坂本花織はほぼノーミスの演技を見せるでしょう。

また、負傷出場の紀平梨花にパーフェクトな演技を望むのも酷です。
トリプルアクセルは入れたとしても1本です。
結果から眺めるとSPでトリプルアクセルに挑んだことが敗因になるかもしれません。
(他力になりますが、優勝にこだわるならダブルアクセルでGOE加点狙いの様子見でした。)

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⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

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紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す

優勝候補筆頭が大ピンチに陥った

紀平梨花は四大陸選手権で優勝候補筆頭です。
今シーズンの国際スケート連盟(ISU)の公認記録は四大陸選手権の出場選手で2番目の坂本花織に 19.22点という大差をつけています。
初出場・初優勝で3月にさいたまで行われる世界選手権へ弾みをつけようと狙っています。

紀平梨花は6日の練習終盤に3回転ルッツで転得し、左手薬指を痛めました。
激しい「突き指」です。
患部は昨年1月に骨折した古傷ですので、大ピンチに陥ったといえます。

フィギュアスケーターはジャンプを跳び、空中でぶれない回転軸を保つために両脇で体を締めます。
とくにトリプルアクセルを跳ぶ紀平梨花は力を込めて手を握ります。
それができないとジャンプが乱れやすくなります。

診断結果は左手薬指関節の亜脱臼

本番会場で公式練習が行われ、紀平梨花は約17分遅れで参加しています。
日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によると、朝一番の6時に予約を取って病院へ行き、レントゲンを撮影しました。
負傷した左手は、中指、薬指、小指の3本をテーピングと添え木で固定していました。
ジャンプの踏み切りで体を締める動作を繰り返しています。
3回転サルコウと3回転フリップを計5本、ダブルアクセル(2回転半)を2度決めています。

午後の練習では、トリプルアクセル(3回転半)を降りたようです。
また、3回転ルッツからのコンビネーション、左手で片足を持つレイバックスピンも確かめたようです。

結局、帯同するチームドクターから「左手薬指関節の亜脱臼」と診断されました。
濱田美栄コーチはショートプログラム(SP)でジャンプの難度を落とさないと語りましたが、無理に跳ぶ必要はありません。

運気が下降、アクシデントが続く

今シーズンの中盤の全日本選手権から後半の四大陸選手権にかけて運気が下降気味なのかもしれません。
全日本選手権では寿命を迎えたスケート靴の調整に苦しみ、2位に甘んじました。
コロラド強化合宿でブラッシュアップを図り、今大会の練習でもトリプルアクセルを決めるなど好調振りが目立っていましたが、2試合連続のアクシデントです。
さらに、全日本選手権後に新調したスケート靴が軟らかくなり、左だけサブを急きょ投入したばかりでした。
紀平梨花は「この状態でどうにかしてやろうと思います」と前を向きました。

どのように体を締めるのか、いくつかの対処プランを練っています。
親指と人差し指だけを握るパターン、親指と人差し指と中指を握るパターン、5本の指を握らないパターンなどです。
素人の私には、親指と人差し指で輪っかをつくるのが力を入れやすく、しかも残りの3本指が動きにくい気がします。
これなら勝ち運も取り戻せそうですが、OKサインは国や地域により悪い意味になるとかで避けたほうが無難かもしれません。

これまでに述べたジャンプに留まらず、指を痛めると演技全般に相当な支障が出ます。
神経の行き届いた繊細な表現など絶望的です。
手の表情は演技構成点も左右します。
(痛み止めを飲むか打つかするのでしょうが、大変そうです。)

紀平梨花は一番よい方法を選んで何とかするはずです。
「絶対に間違わない」という言葉に決意と覚悟がにじんでいました。

世界選手権へ調整という位置づけ

しかし、こうなった以上、私は世界選手権への調整の機会という位置づけで臨めばいいと考えます。
優勝にしがみつくことはありません。
「日本勢の表彰台独占に貢献できればうれしい」くらいにトーンダウンすべきかな・・・。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

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紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が2019年2月6日(水)〜2月11日(月)に米国・アナハイムで開催されます(日本時間)。
全日本選手権で2位の紀平梨花が出場します。
シニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制しており、優勝は動かないという声がほとんどです。
それくらい世界で評価されているのです。

この選手は最大の武器である「トリプルアクセル(3回転半)」をショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で決められるなら、おのずと表彰台の頂点に立ちます。
今シーズンについては、ジャンプの基礎点がもっとも高いプログラムを組んでいます。
来シーズンについては、4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア勢がシニアに上がってきます。

先ごろ国際スケート連盟(ISU)は公式サイトで紀平梨花の特集記事を掲げました。
見出しは「私はいま自分自身を信じられる」です。
ジュニア時代は世界選手権でメダルも獲れなかった選手が一気にブレイクした要因を結論づけています。
それは、トリプルアクセルの安定度が増したこと。
これにより、トップクラスの選手と互角に戦えるとの自信がつきました。
さらに、ジャンプのほかのエレメンツとスケーティングのクオリティが高まったこと。
ISUも出来栄え点(GOE)を含めた「総合力」を認めています。

紀平梨花は他の日本選手とともに練習を行っています。
トリプルアクセルはコンビネーションも単発もそれなりの確率で決めているようです。

ところが、ウェブでスケート靴を左足だけ取り替えたという記事を見かけました。
しかも、現地で、です。
調整に苦しんだ全日本選手権後にスケート靴を新調したばかりです。
何らかの不安を感じたとしか思えません。
私には理由が分かりません。
(詳しい情報がほしいところです。)

スケート靴がしっくり来ないと、トリプルアクセルは決められないはずです。

紀平梨花は出場する以上は優勝を目指しています。
が、見据えているのはシーズン最大のイベント、3月にさいたまで開催される世界選手権でしょう。
だれからも「世界一」と認められるためにはこの大会で圧勝する必要があります。
四大陸選手権は、そこへ向けた調整と実戦感覚を取り戻す機会という位置づけで十分です。

(2月5日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月6日)

紀平梨花は全日本選手権で足首付近をテープで固定して滑りました。
大会終了後に新調したスケート靴がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を踏み切る「左」だけが軟化し、「サブシューズ」を投入しました。
その結果、右が金のエッジ、左が銀のエッジという色違いで試合に臨みます。
(両方のメダルを獲ろうとしているという意味でありません。)

スケート靴は選手の「命」です。
時間をかけて足に馴染ませても、高難度ジャンプを跳ぶ選手の場合はせいぜい3か月で踏ん張りが利かなくなるようです。

紀平梨花は1月にコロラド強化合宿で4回転ジャンプも含めた猛練習を積んできたこともあり、スケート靴がわずか1か月で寿命を迎えました。
高難度ジャンプが身体にも大変な負荷になっていることが実感として分かります。
跳ぶ瞬間、さらに降りる瞬間の衝撃は凄まじいのでしょう。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

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四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝

四大陸フィギュア2019日程、テレビ放送
私自身は三原舞依に優勝を収めてほしい

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が2019年2月6日(水)〜2月11日(月)に米国・アナハイムで開催されます(日本時間)。
アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの主要選手が演技を競います。
ロシアを含めたヨーロッパの主要選手が演技を競う欧州フィギュアスケート選手権と対を成す国際大会です。

日本勢は、女子シングルに坂本花織(1位)、紀平梨花(2位)、三原舞依(4位)、男子シングルに宇野昌磨(1位)、田中刑事(3位)、友野一希(4位)が出場します。
カッコ内は全日本選手権の順位です。

メディアで優勝候補の筆頭に挙げられているのが、シニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制した紀平梨花です。
ほぼ異論なし。
さらに、2位に坂本花織、3位に三原舞依が予想されています。
そうなると、日本勢が2年連続で表彰台を独占することになります。
ちなみに、前回(台北大会)は坂本花織が1位、三原舞依が2位、宮原知子が3位でした。

日本勢の対抗馬として名前が挙がっているのは、韓国のイム・ウンス、米国のマライア・ベル、ブレイディ・テネルです。
地元の米国では3位にマライア・ベルが予想されています。
そうなると、三原舞依が表彰台から外れます。

私自身は今シーズン、いい演技を続けている三原舞依に表彰台の頂点に立ってほしい。
紀平梨花、宮原知子、坂本花織の陰に隠れて目立ちませんが、実力はトップクラスにあります。
どうも得点も順位も運がないように思います。

三原舞依は2年ぶりの優勝へ「調子はまずまずです。かおちゃんが死ぬ気でがんばると言っているので、私は死なない程度にがんばります」と語っています。
かおちゃんとは、中野園子コーチ同門の後輩、坂本花織のことです。
切磋琢磨するライバルであるとともに掛け替えのない親友でもあります。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

私は宇野昌磨が四大陸選手権で未勝利ということが不思議でなりません。
むろん優勝候補の筆頭です。
羽生結弦も米国のネイサン・チェンも出場しませんから、異論なし。

宇野昌磨は2018年平昌五輪、2017年と2018年の世界選手権とGPファイナルでも銀メダルです。
この四大陸選手権は2017年江陵大会で銅メダル、台北大会で銀メダルでした。
ライバルになるとしたら、前回を制した中国のボーヤン・ジン、GPファイナルで銅メダルを獲った韓国のチャ・ジュンファンくらいです。

全日本選手権で痛めた右足首に不安が残っていますが、「シルバーコレクター」の汚名を返上できるかどうかに注目が集まっています。

◆四大陸選手権競技日程(予定)

◇2月8日(金) 05:30〜8:40 女子SP
◇2月8日(金) 11:15〜15:15 男子SP
◇2月9日(土) 12:00〜15:40 女子FS(以降、表彰式)
◇2月10日(日) 12:00〜15:55 男子FS(以降、表彰式)
◇2月11日(月) 11:00〜13:30 エキシビション
※いずれも日本時間。

◆四大陸選手権テレビ放送(予定)

フジテレビ系列で放送されます。

◇2月8日(金) 19:57〜 女子SP 男子SP
◇2月9日(土) 19:00〜 女子FS
◇2月10日(日) 19:00〜 男子FS
※いずれも録画放送。

競技日程もテレビ放送も予定が変更になることがあります。
かならず確認してください。

四大陸選手権は、3月にさいたまで行われる世界選手権の前哨戦とされています。
が、トップクラスの選手が揃うわけでありません。
この大会の結果で占うことは難しい。

category:三原舞依ブログはこちら。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

⇒2018年11月10日「三原舞依はGPシリーズNHK杯で遅れを取り戻す」はこちら。

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紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権

欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権が7日に米国・アハナイムで開幕します。
前回覇者で日本女王の坂本花織、2017年大会覇者で全日本選手権4位の三原舞依が現地時間の3日、田中刑事、友野一希とともにロサンゼルス空港に到着しています。

坂本花織はまたしても「死ぬ気でがんばります」と語りました。
全日本選手権のフリースケーティング(FS)の前にも死んだはずです。
これでは命がいくつあっても足りません。

三原舞依は2年ぶりの優勝へ「調子はまずまずです。かおちゃんが死ぬ気でがんばると言っているので、私は死なない程度にがんばります」と返しています。
この子の対応は正しい。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

紀平梨花も3日、ロサンゼルス空港に到着しましたが、ウェブ記事では別行動だったかどうか分かりません。
それともシニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制したので単独扱いなのでしょうか。

紀平梨花は10日間のコロラド合宿を終えたばかりであり、振付も変えました。
到着2時間半後、ロサンゼルス郊外のアイスリンクに直行して練習を行いました。
FS「ビューティフル・ストーム」の曲をかけて冒頭のトリプルアクセル(3回転半)−2回転トウループ、続く単発のトリプルアクセルを降りるなど、約1時間汗を流しました。
「まだふわふわしている」とか。
(練習では宇野昌磨、友野一希も一緒だったらしい。)

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

「気合を入れて自己ベストを更新したい」と語っています。
ショートプログラム(SP)で出遅れた全日本選手権では2位に甘んじましたので期するところがあるはずです。
しかし、狙いを定めているのは、3月にさいたまで行われる世界選手権での優勝でしょう。

ところで、紀平梨花はコロラド合宿で4回転サルコウと4回転トウループを跳んでいます。
この情報は国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子史上初めて4回転ルッツを決めた14際のアレクサンドラ・トルソワなど、ジュニア女子の4回転ジャンパーが複数いるロシアでも「シニア女子の4回転革命の始まり」として報じられました。
個人差はあるにしろ、成長期を迎えた16歳の紀平梨花が着氷させたことに驚きが広がりました。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

紀平梨花はトリプルアクセルを武器に平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワなどを倒しましたが、来シーズンに4回転ジャンプを組み込むかどうかに注目が集まっています。

余談。
新調したスケート靴はいくらか馴染んできたのでしょうか。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

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万全でない羽生結弦はさいたまで負ける

ネイサン・チェンに自信をつけさせない
前人未到の五輪3連覇にフォーカスせよ

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
先ごろ行われた全米選手権を見たでしょうか。
ショートプログラム(SP)で世界王者のネイサン・チェンが1位に立ち、フリースケーティング(FS)で衝撃的なスコアを叩き出し、悠々と3連覇を成し遂げました。

朝飯前と言わんばかり、3種類、計4本の4回転ジャンプをパーフェクトに決めています。
点数が1割増しとなる後半にすべてのコンビネーションを置くというどん欲な構成でした。
国際スケート連盟(ISU)の非公認ながら228.80点、合計342.22点を記録しました。
本田真凜を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチとキス・アンド・クライで得点を見て「ワオ」と驚きました。

いったいどういう採点をしているのか?

ネイサン・チェンは出来栄え点(GOE)も際立ちました。
おもに表現力を示す「演技構成点」でも、2項目で10点満点、残り3項目で9点台後半でした。
グランプリ(GP)シリーズ「スケートアメリカ」で記録したパーソナルベスト282.42点を60点近くも上回りました。
とんでもない数字であり、いったいどういう採点をしているのかと怒りたくなります。

羽生結弦がGPシリーズ「フィンランド大会」で記録したルール改定後の最高得点297.12点を45点ほど上回りました。
参考までに記せば、「歴史的高得点」とされてきた昨シーズンまでの世界歴代最高得点は羽生結弦が2015年GPファイナルで記録した330.43点です。

羽生結弦も宇野昌磨もけがの回復途上!

ネイサン・チェンは3月にさいたまで行われる世界選手権に出場します。
GPファイナル連覇、世界選手権制覇により課題だった「メンタルの弱さ」を克服しつつあります。
かたや、五輪2連覇の羽生結弦も平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨もけがの回復途上です。
しかも、宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖がついています。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

素晴らしい実力を備える二人といえども万全の状態で臨まないとネイサン・チェンに敗れる恐れがあります。
メンタルの状態で成否が左右される高難度ジャンパーに自信をつけさせるときわめて厄介です。
2022年北京五輪を含めた大舞台で最大のライバルに楽に滑らせることになります。
ルール改定により演技の「質」が重視されるようになりましたが、依然として得点に占めるジャンプの比重は大きい。

最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない

ネイサン・チェンは名門エール大学1年に在籍する文武両道のスーパーエリートです。
さいたまで彼の時代が幕を開けるかもしれません。
私はとくに日本男子の最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

羽生結弦は前人未到のオリンピック3連覇の偉業を成し遂げられる力を持っていると考えています。
あくまでも北京五輪にフォーカスし、史上最高のフィギュアスケーターとして、まばゆい栄光とともに競技人生を締め括ってください。

これこそが羽生結弦にふさわしい最後の大仕事といえます。

(1月28日執筆)

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

⇒2018年11月20日「羽生結弦に奇跡の復活は期待できない」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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