コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2007年06月

旧分野もやり方次第でおいしい

一昨日、中堅企業の役員の方々と、新事業の展開や新会社の設立について検討した。
場が盛り上がり、話が尽きない…。
私でよければ、お手伝いしたい。
エキサイティングな「プロジェクト」がスタートすることになるかもしれない。
新会社というと、新分野のベンチャーに脚光が集まる。
しかし、成長市場で競争が激しいし、技術革新などで浮き沈みがひどい。
その点、縮小市場で“勝ち残り”を遂げるなら、安定して儲かる。非常においしい。
旧分野もやり方次第だ。

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和田創ブログ 2007年6月タイトル一覧

◇2007年6月30日(土) 旧分野もやり方次第でおいしい
◇2007年6月30日(土) 人生のゴールを意識したとき人は…
◇2007年6月30日(土) 本を読むとは、自分が変わること
◇2007年6月29日(金) 東大卒とリクルート出身者だらけに
◇2007年6月29日(金) 営業ソフトを無料化!
◇2007年6月29日(金) 究極の選択で社長はどちらを選ぶか
◇2007年6月28日(木) 会社は元気なうちに飲み込まれよう
◇2007年6月28日(木) ベンチャーの一員として著作を刊行
◇2007年6月27日(水) 「社長は、社員を守らない」
◇2007年6月27日(水) 「知識産業が滅びることを望む」
◇2007年6月26日(火) 変わらないリスクのほうが大きい!
◇2007年6月26日(火) 営業ソフトはもうすぐタダに…
◇2007年6月25日(月) 「生きることはクリックすること」
◇2007年6月25日(月) 学びによる成長を目指すブログ
◇2007年6月25日(月) 営業研修・営業指導はタダに…
◇2007年6月24日(日) 知識社会では、知識産業は滅びる
◇2007年6月24日(日) 緊急地震速報、そのときあなたは?
◇2007年6月23日(土) 欠点と長所、先に見えるのはどちら
◇2007年6月22日(金) 営業を好きになろうとしないこと!
◇2007年6月21日(木) 「株式公開」の最短記録を目指す
◇2007年6月21日(木) アメとムチの鬼軍曹、ビリーが来日
◇2007年6月20日(水) 若い受講者から、おほめのメール
◇2007年6月20日(水) 渋谷・松涛は閑静な住宅街だった…
◇2007年6月19日(火) 渋谷区松涛1丁目で温泉施設が爆発
◇2007年6月19日(火) 事業承継は、営業を確立したうえで
◇2007年6月18日(月) 危機感と愛情が保守性を打破する!
◇2007年6月17日(日) 変われるものが生き残りを許される
◇2007年6月17日(日) 「児童画展」が絵の才能を摘み取る
◇2007年6月16日(土) ベンチャー挫折の最大の原因とは?
◇2007年6月16日(土) 学んでいるのに縁を生かせない悲劇
◇2007年6月15日(金) 土木・建設談合の隠語
◇2007年6月15日(金) 東京からの転校生というだけで大変
◇2007年6月14日(木) 日本一のブログを目指す!
◇2007年6月14日(木) 新学説「頭は筋肉」、本日発表!
◇2007年6月13日(水) 「和田創土日会」がまもなく開催
◇2007年6月13日(水) 会員が大企業の社長に就任!
◇2007年6月13日(水) ベンチャーがスタート!
◇2007年6月12日(火) あなたはドラッカーから学んだか?
◇2007年6月11日(月) 職業人生を変えたドラッカーの言葉
◇2007年6月10日(日) 江ノ島の恵比寿屋旅館に大満足!
◇2007年6月9日(土) ベンチャー、キックオフ!
◇2007年6月9日(土) キーマン面を笑ってやろうぜっ!
◇2007年6月8日(金) まもなく営業実践大学
◇2007年6月8日(金) 「人の本のうえに、私の本をつくる」
◇2007年6月7日(木) 才能とは、縁を生かす心のありよう
◇2007年6月6日(水) 読売で「営業変革トップセミナー」
◇2007年6月5日(火) 「そんなことは分かっています」
◇2007年6月4日(月) 毎年恒例、新人営業研修
◇2007年6月4日(月) ボーイスカウトで観音崎へ
◇2007年6月4日(月) 私のお墓の前で泣かないでください
◇2007年6月3日(日) わが家で久々に「創生水」を飲む
◇2007年6月2日(土)「経営と人生の名言」勉強会
◇2007年6月2日(土) 経営に関する松下幸之助の名言
◇2007年6月1日(金) 一生働かずにすませる方法がある

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人生のゴールを意識したとき人は…

私と同じ1951年生まれ、俳優の中村雅俊にこんな言葉がある。
「人生のゴールを意識したとき、人はもう一度純粋な気持ちで夢に向かう」。
共感できるなぁ…。
昨日、ベンチャーの第1回取締役会があった。
議長はボス。物静かで民主的なのだが、インテリと豪腕が同居している。
こうした人が“起業”を通じ、活力に乏しい日本経済に新しい風を吹き込むのだろう。
ボスから組織図が示され、当面の事業の内容とメンバーの役割が明らかになった。
それと、CI。これがかっこいい。
私は名刺が早くほしい。ホステスに渡すと、もてそう。
それはさて置き、私は「リタイア」が迫っている。
また、年齢的に“万一”を考えざるをえない。
そのとき家族は、そして社員は…。
会社についてはメドがつきつつある。
心配なのは家庭、妻と子ども。だから、死後のカネを少しくらい貯めたい。
嫌われ者は長生きする? ならば、老後のカネを残したい。
時間はわずかなのに、やりたいことはたくさんある。
しかし、それ以上に私が望むもの―。
「純粋な気持ちで夢に向かう」ことである。
私は、このベンチャーに、「教育者」としての自分の総仕上げを託したい。

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本を読むとは、自分が変わること

私はこのブログで、いわゆる「読書」について、たびたび取りあげてきた。
なかには誤解する方がいて、「あなたは本が嫌いですか」「おまえは本を憎んでいるのか」。
嫌いでないし、まして憎んでいない。どちらかといえば、本は好きなほうである。学生時代、暇つぶしに重宝した。
私が言いたいことは一つ。
せっかく読むのだから、本との“つきあい方”を考えて、より多く学んでほしい。
とくに仕事や業務に関わる読書については、自分の豊かさと幸せに確実につながるものにしてほしい。
…たかが読書なのに、なぜこだわるのか?
私にとり、「本を読むとは、自分が変わること」を意味するからである。
変わる大変さ、変わるリスクは分かっているつもり。慎重、億劫、臆病になって当然だろう。
したがって、本に手を延ばせない。
私は、1冊読むと、長らく引きずりつづける。
「考え、そして行う」。
例えば、1冊本を書く。これにより、自分の仕事のステージが上がるのは許せるが、方向性が変わるのは怖い。
あるいは、読んだ本が「ベンチャー」に関する内容なら、1つ会社をつくる。
自分が“別人”になる可能性をはらむ…。
本を読むのはベッドに寝そべっていてもできるが、事を起こすのはたいがい命がけである。
実際、本に触れると、私のなかに眠っている何かが騒ぎ出す。脳に鳥肌が立ち、全身の血が逆流する感じ。
何せ世の中は、面白いことだらけ、つまらない仕事など一つもない。
いろんな世界をのぞいてしまうと、収拾がつかなくなる。
職業人生は“波乱万丈”に!
私は、読書を軽んじているわけでない。読書にストイックなのだろう。
覚悟が決まらない限り、本に手を延ばせない。
「読書とは、己の運命を揺るがす冒険である」。
…私が最近出会い、つきあっている人たちは、高学歴だ。最高邦を卒業した方が多い。
「頭がいい」ところへもってきて、まあよく本を読むこと。
でも、私がそれ以上に感心するのは、読んだらかならず考え、すぐ使う、しっかり行うこと!
「成果」への直結性に、目を見張らざるをえない。
20代、30代の社長、役員が大勢いる。しかも、ベンチャーの経営層にありがちな浮ついたところがみじんもない。
もちろん、圧巻は、彼らを見抜き、引き立て、束ねるボスであることは論を待たない。

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東大卒とリクルート出身者だらけに

26日のブログ「営業ソフトはもうすぐタダに…」について、コメントをいただいた。
私は、その方のブログをのぞき、びっくり!
SFA、CRMのスペシャリストである。
そこで、昨夜24時近く、「よろしければ本プロジェクトにオブザーバとして参画しませんか」と返した。
即座に「喜んで参加させていただきたいと思います」。
私は、この方をまったく知らない。プロフィールが不明だ。何屋さんなのだろう?
機密保持の件、そして報酬の件があるので、すべては一度お会いしてから…。
まもなく和田創研とIT企業との「ジョイントベンチャー」を立ち上げる。
ここに加わっていただくことになれば、鬼に金棒!
ますます夢が膨らむ。
…今年になって会社のホームページを開設し、先ごろ個人のブログを登録した(遅い遅い)。
それ以来、出会いが凄い、とくに「質」が…。
私の周りは東大卒とリクルート出身者だらけになってきた。
明治大学を5年で中退し、会社勤務をまったく経験していないので、肩身が狭い。
でも、知ってか知らずか、だれも“雑草”の私にそうしたことを尋ねてこない。
彼らの優しさだろう。
気のせいか、私に対してだけは、「ミッション」や「アライアンス」といったカタカナ言葉が少ない。

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営業ソフトを無料化!

一昨日、営業ソフトの無料化について打ち合わせを持った。
「ビジネスモデル」の細部を決め込む段階に入っている。
むろん、顧客のベネフィットにフォーカスし、私たちがどこまで踏み込んで“貢献”できるかである。
有料でなく、無料だからこそ肝心。妥協は禁物。
「これはいいっ!」。
そんなアイデアが固まってきた。
興奮するなぁ…。

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究極の選択で社長はどちらを選ぶか

27日のブログの内容に関し、和田創研の顧客先企業の役員の方から、異議を唱えるメールをいただいた。
わりと長文で、行間に怒りが感じられる。
「社長は、社員を守らない」。
一度もリストラを行っていない会社である。この役員の方は、社長を尊敬しておられるのだろう…。
私は、それほど難しい話をしたつもりはない。
「社員をリストラしないと会社がつぶれるというぎりぎりの状態に追い込まれたとき、社長はそれを行う」。
実際、私がコンサルタントとして十余年見つづけてきたのは、リストラである。
社長は心のなかで社員に詫び、その家族を案じるが、そうするしかない。
つまり、会社がつぶれるか、社員をリストラするか、究極の選択では後者を選ぶと…。
私は、そんな状態に陥らないことを切に願う。
しかし、いよいよとなれば、そうした決断を絶対にダメと退けるわけにいかない。
だって、会社がなくなってしまうのだから…。
長い職業人生では、いろんな“大波”に見舞われるので、社員はしっかりと考え、ちゃんと備えよう。そうでないと、自分と家族の生活を守れないと…。
私が和田創研の社長として、社員に繰り返し述べている言葉がある。
「会社はつぶれるという前提で働いてほしい」。

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会社は元気なうちに飲み込まれよう

「倒産の時代」が終わり、「再編の時代」に入った。
むろん、会社の倒産がなくなるわけでない…。
バブル崩壊後、経営者は変わった。自社が危ないとなると、ためらわずリストラに踏み切る。それでも立ち直らないとなると、すぐに身売りに動く。
社会の関心は、会社の再編に向かうようになる。
M&AやTOBなどによる、企業の取得や統合が急増する。事業や部門が対象になることもあるだろう…。
ところで、会社が弱ってから飲み込まれると、資本家や経営者は大損をする。私のようなオーナー社長がすべてを失うのは自業自得だから、どうでもよい。
悲惨なのは、社員である。
大半は、それまでの地位を下げられるか、奪われる。立場が弱いし、肩身も狭い。私の父は、ひどかった。
ただし、給料は上がることがないといえない。
…経営者、とくにオーナー社長は、自社の“衰退”が避けられない状態に陥ってから考えるのでは、明らかに遅い。
ということで、私は、2010年3月31日に和田創研をたたむ算段で動きはじめた。
早めに“次”を手当てしておけば、破格値での「閉店セール」を打たなくて済む。
長らく苦楽をともにした社員に対し、多少は“有利”な条件や環境を残せる…。
「会社は元気なうちに飲み込まれよう」。
これは、ベンチャーにも知っておいてほしい。創業10年後の生存率は10パーセントに満たないのだから…。
手遅れになると、アントレプレナーの再起が難しい。

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ベンチャーの一員として著作を刊行

昨夕、虎ノ門で、秋に出す「本」の打ち合わせを行った。久し振りの著作である。
私は怠け者のうえに優柔不断ときている。だれかに追い込まれないとダメなのだ。
つまり、尻を叩いてくれる人との相性がとてもよい(相手はちぇっと舌打ちしているだろうが…)。
この5年間、幾度か本を出そうと誓いながら、ずるずる先延ばしにしてきた。
これも、先ごろ設立されたベンチャーとの“縁”があって実現した企画といえよう。
ボスには、感謝の言葉が見つからない。
私は、この人が怖い。「凛」という形容がぴったり。
のらりくらりやってきた私は、この人にちょっと睨まれると、得意の言い訳が出てこない。
「創業メンバーの一員!」。
私のさびた責任感と闘争心に火がついた。
本は、私にとって初のテーマである。一人ではとても浮かばなかった。このブログもかなり収録する。
…刊行半年後には、仕事どころか人生まで変わってしまう予感がある。
優れた人との出会いにより、大きく変えられていく自分が楽しみでならない。

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「社長は、社員を守らない」

個人と個人のつきあいは、とっくに自由になった。
「処女でなければ」とか、「童貞でなければ」とか、だれもこだわらない。
それどころか、同性が愛し合う。
会社と会社のつきあいも、ずいぶん自由になった。
くっついたり離れたり、上になったり下になったり、飲み込んだり飲み込まれたり、「何でもあり」に近い。
ところが、唯一、自由でないのは、個人と会社のつきあいである。
例えば、「同期」という言葉を、私はいまだに耳にする。
それも経営者でなく、従業員が使っているのだ、特別の想いを込めて…。
新卒入社が、たまたま同じタイミングだったにすぎない。
大昔に、上層部への忠誠心を高め、仲間との連帯感を強め、組織からの離脱を防ぐために編み出された用語である。
終身雇用と年功序列が崩れ、リストラと身売りがはびこり、実力主義と成果給が根づいたというのに、いまさら「同期」はないでしょう。
雇う側はかなり変わったが、雇われる側はまるで変わっていない。
いまの“好況”が終われば、経営者はかならず減らす、削る、無くす。
現役の経営者がそう“言い切る”のだから、間違いない。
「社長は、社員を守らない」。
これがコンサルタントとして十余年、多くの企業を見てきた私の結論である。
自社のことは後に回し、自分と家族のことを先に案じよう。
私たちは、個人と会社のつきあいを、真剣に考え直すべき時期を迎えている。
私は願う。
「この世にせっかく生まれてきたからには、豊かさと幸せをつかんでほしい」。
なお、この「和田創ブログ」に掲載している原稿は、今秋刊行の図書に収録されます。

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「知識産業が滅びることを望む」

昨夜、24日のブログの内容に関してメールをいただいた。
「知識社会では、知識産業は滅びる」。
私の趣旨はこうである。
知識社会が本格化・高度化するなかで、知識産業に求められる価値や効用、知識産業が果たす役割や機能は変わるはずだし、変わるべきだ…。
それについて、当事者の自分も含めて、常識や既成概念に捉われず、まっさらで考えようということ。
実際、旧来の新聞や雑誌、書籍が部数を激しく落としている。
技術革新につれ、思いも寄らないメディアが次々と現れ、利用者にとっての“魅力”が薄れた結果にほかならない。
ユーザーの「利用」にどこまで踏み込めるか?
私は、知識産業の将来に“悲観”しているのでなく、“期待”しているのである。
「知識産業が滅びることを望む」などありえねーっ!

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変わらないリスクのほうが大きい!

昨日の続き―。
社会や経済が変わる。市場や顧客が変わる。会社やワークが変わる、かつてないほどに…。
時代が動くとき、自分や自社が変わるリスクより、「変わらないリスク」のほうがはるかに大きい。
これからが、それ―。
変わらないとは、「留まる」とは違う。周りが動くにもかかわらず、自分や自社が留まるということは、「置いていかれる」ということである。
あっという間に、世間や業界の“最後尾”に…。
おこぼれをもらって生きていければよいのだが、いまの好況が終わったとき、そうはいくまい。
…どのような「変化」にもリスクがつきまとう。
私たちは、それをよく知っているから、経営や事業、営業などを変えることをためらう。
あるいは、職場や仕事などを変えることをためらう。
だれかが耳元で甘くささやく。
「リスクは少ないほうがよい」。
それは、内なる声か、それとも社員や家族の声か…。
しかし、環境が変わるのに、自社が変わらないのでは、危険すぎる。
雇う会社が変わるのに、雇われる自分が変わらないのでは、危険すぎる。
…恐怖心を振り払い、腹を括るしかない。
「変わろう」。
変わればうまくいくという保証はないけれど、変わらない限り生き残れない。
私は、そう断言しうる。

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営業ソフトはもうすぐタダに…

昨日の続き―。
「営業研修・営業指導はタダになる」と述べた。
それだけでない。
営業ソフトはタダになる。
「SFA」や「CRM」と呼ばれるものである。
実は、営業研修・営業指導の無料化より、営業ソフトの無料化のほうが早い。
和田創研には、十余年に及ぶ営業指導の経験を踏まえて確立した高度なノウハウが豊富に蓄積されている。
今夏、IT企業とジョイントベンチャーを立ち上げ、そのプログラミングに着手する。
恐らく日本で最高峰の、本格的な「営業管理支援システム」になるだろう。
おもに新案件の仕掛けと新収益の積み増しにフォーカスした、勝ち組営業のためのアクティブでダイナミックなプログラムである。先々の収益も見通せる。
キーワードは、「超ルーティン」。
新年度をメドに、市場へ投じたい。
なお、無料なので、営業ソフトを導入し、成果が上がらないどころか利用に至らない企業でも、気軽に試せる…。
ここで、分かりやすい事例を紹介しよう。
「ホームページ」に関わるビジネスは、有力な“収益源”になるはずだった。
ところが、ITブームの追い風に乗って受託したものの、ホームページをつくりっ放しにし、市場の芽を摘んだ。
顧客にとり、ホームページを購入(制作)することは目的でなく、手段にすぎない。それにより、どれくらいの成果を得られたかにしか関心がない。
ホームページの開設でカネをもらうのでなく、その利用に付き添うことで永続的にカネが入るモデルを築くべきだった。
実際、その制作をタダにする企業が現れ、集客や販売などの効果に応じて“報酬”を受け取っている。
マーケティングのノウハウが磨かれるので、顧客の利用価値と満足度が高まる“好循環”が実現する。
また、無料だから、営業の苦労や負担が軽減される。
同様に、営業ソフトについても、販売に熱心で利用に冷淡な企業が、顧客からそっぽを向かれる。
売りっ放しにするのでなく、どこまで営業現場と営業数値に踏み込めるかの“真剣勝負”となる。
仮に有料ソフトが残ったとしても、成果が上がらない場合には“全額返金”するように変わるだろう。
こうしたやり方だと、営業のノウハウが蓄えられ、ソフトにフィードバックされて、利用の成果が上がる。
顧客の信頼と支持を得られるので、自社の成長に弾みがつく。
互いのメリットは計り知れない。

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「生きることはクリックすること」

バブル後の日本の低迷期を「空白の十年」と呼ぶらしい。
マスコミでは、倒産や人員削減、給与カットなど、後ろ向きのニュースが連日報じられた。
時を同じくしてIT革命が起こり、パソコンが職場、そして個人に普及する。さらに、ネットワークが形成される。
この間の事象や現象は、私たちの脳裏に劇的な「変化」として焼きついている。
…しかし、それは“序章”にすぎなかったのでないか。
1990年代後半と2000年代前半は、社会人がおもに業務効率や知的生産性を高めようと、「仕事の道具」として使っていた。
ところが、ここ2〜3年は、子どもから年寄りまでがおもに利便性や快適性、自由や娯楽を得ようと、「生活の手段」として用いるようになった。
パソコンとネットワークがビジネスの世界に飽き足らず、暮らしの深部に入り込んでいる。
合理的満足のギアから、精神的満足のメソッドへ。
それらは、私たちの人生にしっかりと根づいた…。
人が1日に“クリック”する回数と時間はいかほどか?
はっきりしているのは、親が子どもの頭をなでるより、恋人同士がキスをするより、はるかに多いという現実である。
好むと好まざるを問わず、「生きることはクリックすること」になる…。
私たちを取り巻く環境は、空前絶後のスピードとスケールで変化しはじめた。
そして、それに一段と加速がつく“本編”は、2010年代から。
もう、だれにも止められない…。

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学びによる成長を目指すブログ

私は、この「和田創ブログ」を懸命にしたためている。
実際、ここ3カ月に関しては、文字どおり“夢中”である。ブログ漬けの状態に近い。
ひどく疲れているが、なんとも心地よい。
6月13日に初めて「社長ブログランキング」に登録した。それが昨日、百位以内に入る。
決して次元の高い話でないし、いつ百位から外れるとも限らない。
このブログには、派手さや豪華さ、楽しさや面白さがない。あるのは、呆れるほどの生真面目さと、煩わしいほどの執念だ。
「辛口の教育」。
私は大勢から好かれるほうでないが、学びによる成長を目指す方々にぜひとも読んでいただきたい。
また、そうした方々に支持されての百位だと考えている。
これからも“応援”をよろしくお願いします。

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営業研修・営業指導はタダに…

昨日の続き―。
私は数年来、考えつづけている。
「和田創研の最大の商品であり収益源である『提案営業研修8日間コース』を無料化できたら、どんなによいだろう」。
もともと顧客にとり、和田創研の研修を購入(実施)することは目的でなく、手段にすぎない。
顧客の関心は、「営業の強化」にある。いや最終的な関心は、「収益の拡大」にある。
それゆえ、研修による“成果”をシェアするやり方のほうが、顧客の納得が得られやすい。
また、私どもの能力も伸びやすい。さらに、研修を受託するための「営業活動」の苦労や負担が軽くなる。
互いのメリットは計り知れない。
ただし、現時点では、研修成果の正確な測定手法を確立できずにいる。
なるべく早い時期に、定額の講師料を支払うタイプと、歩合の成功報酬を支払うタイプと、顧客が選べるようにしたい。
近い将来、営業に関わる研修や指導は、タダになるのではないか。

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知識社会では、知識産業は滅びる

いつ頃からだろうか、私たちの周りは「情報」や「知識」だらけになった。
当然だが、「知識社会では、知識産業は滅びる」。
空気を「カネ」に変えることはできない。
従来の知的サービスは、いかなるものも“無料化”する。
「え、あなたは知識産業で働いている?」。
大丈夫、心配はいらない…。
それを無料化した企業は、今後の知識社会で勝者になれる。
21世紀にふさわしい「ビジネスモデル」を築くこと。
それにしても夢みたい…。
早晩、新聞や雑誌、それとソフトはタダで手に入る。
まあ、ある意味で正常なことである。情報やソフトは、私たちにとって目的でなく、手段にしかすぎない。
それを用い、何を得たかに関心が移っていく。
高度で専門的なものを除き、たいがいの情報やソフトは自由に使えるように…。
知識産業を営む側からすれば、利用者数という「量」を競うなら無料にする。
逆に、有料にこだわるなら利用価値という「質」を競う。
…知識の提供にあぐらをかき、その成果に責任を負わない企業が、顧客から“対価”をもらいにくくなる、健全な時代がやってきた。

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緊急地震速報、そのときあなたは?

「緊急地震速報」が出されたら…。
そのとき、あなたは、そして家族はどう対応するか?
気象庁が10月1日から「緊急地震速報」を提供する。
画期的だ!
このところ日本のあちこちで大地震が続いている。
しかし、東京から名古屋にかけての一帯は、不気味なくらい静まり返っている。
怖いなぁ。
素人ながら、エネルギーが溜まりに溜まっているのではと不安になる…。
この制度が、巨大地震の発生に間に合うなら、被害はかなり軽減されよう。
最大の問題は、私たちが地震に直撃される前に、この情報を受け取れるか、そして行動を起こせるかである。
初期微動(P波)をとらえ、地震(S波)がくるまでに揺れの強さを伝えてくれるとのこと。
この間、どれくらいの余裕があるのだろう。
とっさにガラスや家具から離れるとか、机やテーブルの下にもぐるとか、ブロック塀やビルから遠ざかるとか、古い家屋から逃げ出すとか…。
わが家では、巨大地震に見舞われた場合について、幾度か話し合ってきた。
自宅も会社も横浜・港北ニュータウンにあり、地盤が固い。
しかも、自宅は頑丈な低層マンションの最上階である。会社は新築のオフィスビルである。
恐らく家族も社員も大丈夫だ。
となると、いつも出歩いている私が一番危ない…。

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欠点と長所、先に見えるのはどちら

人と接したときの感じ方についていえば、人間には2タイプしかない。
他人の悪い点や劣った点が先に見えてくる人と、良い点や優れた点が先に見えてくる人だ。
悲しいかな、前者は幸せはもとより、豊かさと程遠い。実際、“縁”をほとんどつくれないし、生かせていないはず…。
では、なぜ欠点が先に飛び込んでくるのか。
むろん、「頭が悪い」からである。
こうした人は、人から学べないので、能力の伸長や人間の成長が非常に遅い。
学ぶ気持ちがあるにもかかわらず、人から多く学べないと、本から何とか学ぼうとする。
しかし、頭が悪いから、「他人の知識」をたくさん持っても、「自分の気づき」をほとんど得られない。
結局、学ぶこともできず、知ることが関の山…。
こうなると、本を捨て、人と接することから、仕事や人生をやり直すしかない。
だが、まったく絶望的というわけでない。
「欠点に目をつぶり、長所に心を寄せる」。
あーら不思議!
これだけで、ほんの少し他人に優しくなれる。ほんの少し他人に優しくされる…。
自分の関心が、徐々に長所へ向かいはじめる。
そして、人と接し、悪い点や劣った点より、良い点や優れた点が先に飛び込んでくるようになったとき、社会の扉が開かれ、幸せと豊かさの道がいざなう。
もう、言語情報から知るのでなく、事実情報から学べる。
風景が一変する。
「開眼」とは、よく言ったもの。
まあ、そんな難しい話をしなくても、人の欠点が先に見えてくるとしたら、何と気の毒なことだろう。
満たされない日々の繰り返し…。

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営業を好きになろうとしないこと!

売れない時代になり、製品の利用実態を知り、コンプレインに通じたサービスや技術が「営業」の役割を強く期待されるようになった。
彼らが営業を担うなら、自社も助かるし、顧客も喜ぶ。本人を除けば、いいこと尽くめである…。
なかには営業がいやだから、サービスや技術になったという人さえいる。
和田創研が受託する「提案営業研修」のうち、3分の1はサービスや技術が対象である。
十年前と様変わりといえよう。
だが、営業を命じられた当人は、決して明るい顔つきでない。ときに“赤紙”を受け取ったかのような、真っ暗な目つきになっている人もいる。
いやでいやで仕方がないのだ…。
だから、いきなり「営業」を好きになろうとしないこと。ムリをすると、心が壊れる。
よし、分かった!
「営業を好きにならなくてよい。その代わり、ほんの少し『人間』を好きになるところから始めよう」。
これなら、気楽!
なお、ITなど、ベンチャー企業でも同様である。
会社や事業、商品が、世間や顧客の注目を集めている状態は、営業の“死”を招く。
先方からきっかけをもらい、営業というより「打ち合わせ」をこなせば、売り上げが立ってしまう。
営業が強いところは、まずない。
それゆえ、関心が薄れ、追い風がやむと、簡単につぶれるか、どこかに飲み込まれる。
創業の苦労が台無しになったり、おいしい部分をさらわれたりする。
やはり、ほんの少し「人間」を好きになるところから始めればよい。
…一般に、若い人は、ちょっとしたコミュニケーションでもストレスを感じやすい。
核家族で世代と交わらず、少子化で兄弟と交わらない。いじめの問題もあり、学校で級友と交わらない。
結果、つねに“距離”を保つ。
大人になる過程で、他人と関係をつくり、それを深めていく経験を重ねていない。まして「懐に飛び込む」という感覚を味わっていない。
言い換えれば、大人になり切れなかった…。
人間を好きにならずに営業として成功を収めようとすると、気の遠くなる頑張りが必要になる。
人間を好きにならずに経営者として成功を収めようとすると、気の遠くなる頑張りが必要になる。
苦労がひどい…。

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「株式公開」の最短記録を目指す

史上最短での株式公開を目指すベンチャーの設立が済み、実務面の具体的な打ち合わせを行った。
私は全速力で、社会人の啓蒙と教育のためのカリキュラムをつくり込むことに…。
スピードと完成度の両方を要求されているので、めちゃくちゃ大変である。
7月までにテキストの作成を終え、8月からは大都市圏で講演を始める。
正直、間に合うか不安であるが、やるしかないでしょう。
40日間は、地獄の忙しさ!
まもなく虎ノ門か神谷町の一等地に、立派なオフィスが手当てされる。
泊り込みなんて事態にならなければよいが…。徹夜は、来月56歳を迎えるこの身にひどく堪える。
ところで、このベンチャーは東証マザーズ、そのすぐ先に東証一部を睨んでいる。
早ければよいというわけでないが、創業メンバーの励みとして「記録更新」はとても分かりやすい。
日付は、有力な目標だ。
頑張ろうっと!

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アメとムチの鬼軍曹、ビリーが来日

「7日間集中ダイエット」のカリスマ・インストラクター、ビリー・ブランクスが昨夕来日した。
引き締まった強靭なボディが、着衣でもダイレクトに伝わる。鍛えに鍛えた努力の“賜物”だろう。
「アメとムチの鬼軍曹」と呼ばれ、アメリカはもとより世界で人気が沸騰している。
彼のダイエットプログラム「ビリーズブートキャンプ」は、1千万本の売り上げを記録しているとか…。
ハリウッドスターやアスリートに信奉者が多い。日本の芸能人などにも実践者が少なくない。
成田空港に大勢のファンが詰めかけた。
…情けない話を明かそう。
私は昨日、東京駅近くのりそな創研で10時から16時45分まで、「提案営業セミナー」の講師を務めた。
ところが…。
一昨日、私が長らく住んでいた渋谷・松涛の女性専用温泉施設「シエスパ」の別棟で爆発事故があり、ひどい寝不足だった。子ども3人が松涛中学校を卒業しており、地元といえる。
また、GW以降の研修の疲労も溜まっていたのだろう。
開講時から頭が重く、口が動かない。午前の講義が終わった段階で、息が上がりかけている。まずい…。
そこで、気合とエネルギーを補給しようと、大盛りの「ランチ握り」を食べる。この大盛りが余分だった。
胃がもたれ、体がだるい。
午後の講義は地獄…。
息が続かない。受講者の目をはばからず、酸素を幾度か吸入する。ボンベを持参していて助かった。
やがて汗がしたたる。ついに意識が薄れる。
私は堪らず、水戸黄門の紋所を、スーツの内ポケットから取り出した。そして一くさり講釈を垂れ、「ユンケルファンティ」を一気に飲み干した!
これで何とか講義を終えられたが、文字どおりグロッキー。
途中で、倒れなかったのが不思議である。
…その理由は、決定的な「運動不足」。私の場合は、不足でなく“皆無”。
30年以上、体を動かすどころか、足を動かすこともない。とくにここ十余年、「歩く」ことがない。
実は、うちの近くに、腕のいい整体師がいる。私は、たびたびお世話になってきた。
しかし、いつも厳しい言葉を浴びせられる。
「私がどんなに治療しても、あなたがまったく運動しなければ意味がない」。
つまり、進んで体を動かし、稼動域を広げるとともに、筋肉をつけなさいと…。
分かってはいるが、それができないのだ。
エクササイズは、体の柔軟性を高め、しかも心肺機能を強めてくれる。
講師の仕事に明け暮れる私に“打ってつけ”なのだ。
…テレビの映像を見る限り、かなりハードである。
私にできるかなぁ?
よし、体が壊れない程度に、「ビリーズブートキャンプ」を取り入れてみよう。
ぶよぶよの下腹もすっきりするに違いない。
となると、スラックスのウエストを詰めないと…。

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若い受講者から、おほめのメール

私の「提案営業研修」を受講した男性が、おほめのメールを送ってくれた。
実は、彼は4日の「和田創ブログ」で紹介した、入社2年目の若手営業担当者である。
その後に頂戴したメールだ。
私は、こういう人にからきし弱い。頭のよさはもちろん、「生きる姿勢」の素晴らしさがストレートに伝わってくる。
彼の年齢に、はたして自分はどうだったかと考えると、冷や汗が出てくる。
ただただ溜め息…。
メールの一部を抜粋し要約して紹介しよう。
「和田先生のお言葉は、少しでも油断すると本意を汲み取れないほど、エッセンスが詰まっていました。
というよりも、エッセンスだらけのお話のように感じていました(私:照れますぅ)。
受講後に、和田先生のホームページのなかで、当日の内容の確認、さらに掘り下げができるので嬉しいです(私:講義の総括と発展に役立ててください)。
私はこの先どんな人に会い、自分がどう成長していくのか、楽しみでなりません(私:この年でも同じですよ)。
この気持ちさえ忘れなければ、だれしも充実した人生を手に入れられるでしょう。
そうした思いがあったから、和田先生とも素敵な“ご縁”を持つことができました(私:縁を育てましょう)。
出会いを大切にしながら、自分の人生を決めていきたいと思います」。
ご丁寧にありがとうございます。
…私は、締め括りの一文の、彼の大きさと深さに感動してしまった。これは凄いっ!
彼はあくまでも自分の意思と責任において、「人生」を決めると言っている。
だが、それは「出会い」を生かしながら行うと…。
縁を育むことにより変わっていく、変えられていく自分を、積極的に受け入れるわけである。
それは、人生最大の“醍醐味”に違いない。

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渋谷・松涛は閑静な住宅街だった…

かつて渋谷・松涛は、都内で屈指の高級住宅街だった。
気品と威厳がみごとに調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
私はそれに憧れ、移り住んだ経緯がある。月々の家賃の支払いは大変だったが、それに見合った満足感が得られた。
松涛は略字で、「松濤」。
この「濤」は波である。松の枝と葉が、あたかも波が重なるように居並んでいたのだろう。
往時の街並みが目に浮かぶではないか…。
ところが、バブル期に若者が住宅街に入り込むようになり、それを見込んでおしゃれな店がつくられた。
そして、それがさらに若者を住宅街に呼び寄せる…。
また、松涛1丁目は、神山町と神泉町に挟まれている。
両隣は、町名に「神」が付くので、宗教団体が多かった。
それが松涛まで増えてきた。バブル後に広大な屋敷(敷地)が遺産相続で売り出され、金のある新興宗教などが買った。
閑静な住宅街が、喧騒の繁華街に侵食されていく…。
私が、住み慣れた松涛と決別し、港北ニュータウンに転居した最大の理由である。
きのうの爆発事故は、その松涛に建てられた「高級スパ」で起こった。イメージの打ち出しに、手っ取り早かったからか。
松涛は、様変わり―。
とはいえ、地元を愛し、地元を離れられない人たちは大勢残っている。
昔からの住民が惨事に巻き込まれなかったことが、唯一の救いといえよう。

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渋谷区松涛1丁目で温泉施設が爆発

たったいま八重洲富士屋ホテルにチェックインした。
明日、近くのりそな総研で「提案営業」の公開セミナーが行われ、その講師を私が務める。
部屋に入り、テレビをつけてびっくり!
渋谷区松涛1丁目にある女性専用「松涛温泉シエスパ」の別棟施設で爆発事故が起き、建物が全壊した。
映し出された現場の様子に、私は血の気が引いた…。
何と9年前まで住んでいた松涛1丁目の自宅マンションと至近距離である。
家族が日常的に出入りしていた日本そばの春木屋、酒の松本屋と目と鼻の先…。
当時は住宅街であり、そうした高級スパはなかった。原因は地下のメタンガスか。
別棟施設は裏通りだが、私と妻が生まれたばかりの子どもを抱き、昼間たびたび歩いたところだ。
いまの横浜に引っ越さなければ、通行人として爆発事故に巻き込まれた可能性は十分にある。
連日通ったスナックのリラックスミーに電話をかけているが、ずっと話中でつながらない…。
気の毒に、温泉の従業員の方が3名亡くなったらしい。
世話になった近所の方々に何事もなければよいのだが…。

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事業承継は、営業を確立したうえで

読売新聞社が6月6日に開催した「営業変革トップセミナー」の受講者からメールをいただいた。
彼女の仕事は、企業再建・承継のコンサルティングである。
社長やアントレプレナーを輩出する企業の出身者が中心になって設立した会社である。
私の仕事と比べものにならないくらいハードだろう。
しかし、それを成し遂げたあかつきには、顧客から絶大な感謝と信頼を寄せられる。やり甲斐があるというもの。
メールの一部を抜粋し要約して紹介しよう。
「非常に分かりやすい講義をありがとうございました(私:こちらこそ)。
出身企業のDNAを受け継ぎながら、私なりにこれまでやってきた営業が体系づけられていて、参加した意義をおおいに感じました(私:うれしい!)。
企業再建に5年ほど携わってきましたが、この1年は後継者問題に悩む創業者と子息の相談に乗る機会が増えました(私:頼りにされている証拠です)。
結局、中小企業の社長の仕事は「営業」になります。2代目には、先生がおっしゃるような提案営業を実践してもらわないと、会社が伸びるチャンスを失います(私:まったく同感です)。
いろいろな“接点”が考えられますので、先生のベンチャー設立が落ち着きましたら、ぜひ情報交換をさせてください(私:喜んでお伺いします)」。
わざわざご丁寧にありがとうございます。
実は、私は常々、オーナー社長に対し、「事業承継は、営業を確立したうえで」と忠告している。
また、和田創研では、その子息に対し、マンツーマンかつ短期集中で営業を指導している。
…戦後誕生した会社が、後継者へのバトンタッチの時期を続々と迎えつつある。

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危機感と愛情が保守性を打破する!

つくづく思う。
「人は変化を嫌う」。
それは多くの場合、過去の働き方や生き方の否定をともなう。自分に「ノー」を突き付けることになる。
変わらずにこの先もやっていけるなら、だれしも変わりたくない。むろん、私も…。
だが、周りが劇的に変化するいま、そうはいくまい…。
私は、業績の低迷や不振に悩む社長に申しあげている。
「あまり難しく考えないでください。時代は変わり、環境は変わった。十年前と同じような事業を行い、同じような営業で売っていたら、業績が悪くて当たり前です」。
人は変化を嫌うが、それは人に限らず、存在に固有のものではないのか。
あらゆる存在は、その本質において「保守的」である。
存在を生命と置き換えてもよい。
とくに「人」に関して言えば、その保守性を打破しうるのは、現状への危機感と、未来への愛情である。
未来とは、明日、そして社員や部下、後輩などの次世代。
変わらずにやっていけないと気づいた私は、進んで変化に挑むどころか、変化を楽しむ心境になりつつある。

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「児童画展」が絵の才能を摘み取る

小学4年生の子どもが終日、「絵」の仕上げに没頭している。いつもながら凄い集中力。
全国レベルの児童画コンクールに応募する作品であり、締め切りが目前に迫る。
延べで1週間、50時間はかけている…。
よくよく絵が好きだ。先ごろ落選し、失意のどん底に沈んだばかりなのに…。
すでに何度も塗り直したため、画用紙がずっしり重い。ついに不透明水彩の表面がひび割れし、ぼろぼろ剥がれてきた。
たまらず定着液をスプレーしたら、表面がぎらぎら光ってしまった。
悲惨な状態になり、肩を落としている…。
さて、子どもは作品を描きながら、かなり悩んでいた。
これまでの経験で、上手な絵は入賞や入選の前に、審査対象から外されることを知っている。
「どうすれば審査員が喜ぶ、子どもらしい絵になるか」。
彼らの思い込みや尺度に合わせない限り、評価されない…。
これを愚かと笑えない。
膨大なエネルギーをかけてコンクールに応募する以上、入賞したいと願うのは当然であり、子どもを責められない。
愚かなのは、審査員である。
うまく描けるのに、へたに描くわけだから、さぞかしストレスが大きいだろう…。
世の中は変わった。
子どもは子どもらしい絵を描くべきだという時代錯誤の審査員たちが、大きく伸びようとする「才能」の芽をみごとに摘み取っている。
世界に通用する画家が、日本から育たない道理である。
絵の英才教育を受けている幼稚園児や小学生が少なからずいるのではないか。
ちなみに、子どもは趣味として楽しんでいる。

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変われるものが生き残りを許される

きのうまで、製造現場に関わるメーカーで「提案営業研修」。その第1回・2日間―。
社長が立ち会ってくださり、私は開講前と昼食時にじっくりとお話を伺った。
ここ2〜3年、多くの日本企業は業績が好調に推移しており、ここも例外でない。
しかし、近い将来に対する社長の“危機感”は強い。
とくに2010年以降は毎年百万人分の市場が失われるため、国内を対象とした生産ラインは著しく縮んでいく。
私はこれまでに十数社、創業百年を超える企業に指導で訪れたり、営業担当者として働きかけたりした。
そして、強く印象に残ったこと―。
「百年」に対する受け止め方が、まったく正反対なのだ。
「百年も続いているから、大丈夫だろう…」と言っていた企業は、ダウントレンドに飲み込まれ、リストラを繰り返して、あっという間に中小企業になってしまった。
東証一部でさえ、衰退し切った名門企業が抜け殻のように残っている。
「百年も続いているから、そろそろ危ない…」と言っていた企業は、国内のシェアを着実に伸ばしながら、海外の市場へ果敢に打って出ている。
トップの危機感がいかに会社の“運命”を分かつか、私は目の当たりにしてきた。
ちなみに、危機感の横綱は「トヨタ」であり、しかも一人横綱の状態が長らく続いている。
さて、研修は定刻の17時を若干オーバーして終わった。受講態度は至って真面目だ。
さらに別の場所で、特別に熱心な営業管理者と営業担当者の7名に囲まれ、18時半まで話し合った。
講師冥利…。
百年後を考えるのはムリとしても、5年後、10年後くらいの生き残りを睨んで議論を深めてほしい。
私が十余年の指導経験のなかで、もっとも多く受けた反発や抵抗は、「うちに提案営業は合わない」である。
人により、さまざまな感想を持って当然だ。
ただ、私が繰り返し説くのは、「ならば、自社の営業はどうあるべきか、どうするべきか、前向きで具体的な意見を述べよ。代案もなく否定するのは無責任すぎる」である。
自分の後に続く社員や部下、後輩を案じよう。
この先、時代や環境の変化は、私たちの想像を絶するほど大きく激しくなる…。
学生時代に読んだダーウィンの『種の起源』の一節が、いまなお頭にこびりついている。
「強いものが生き残るわけでない。優れたものが生き残るわけでない。変われるものだけが生き残りを許される」。
けだし名言である。

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ベンチャー挫折の最大の原因とは?

12日のブログの終わりで、ベンチャーのあっけない挫折について触れた。
誤解があるといけないので、説明を補足しよう。
私は、ベンチャーの出発点は「志」であってほしいと考えている。
だからといって、ベンチャーの動機が「金」であってならないなどと言うつもりはない。
私はそこまで堅苦しくないし、まして聖人君子でない。
アントレプレナーは大きなリスクを冒すわけだから、成功した暁にそれに見合ったマネーを手にして当然である。
たとえ金目当てで立ち上げたベンチャーであっても、それは衰退しがちな日本の産業や経済を活性化するし、雇用の機会を創出することは事実だ。
大きな効用と貢献をもたらす…。
富への欲望が根底にあったとしても、徐々に「心」が磨かれ、「志」に目覚めていくならば何の問題もない。
成功を収めたかに見えるベンチャーのあっけない挫折の最大の原因は、会社が劇的に成長したにもかかわらず、創業者がまったく成長しなかったことではないのか。
先ごろ保釈された2人についても、マスコミで発言を聞いたり行動を見たりする限りでは、人間としての“成熟”がみごとに停止していたことが分かる。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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