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「どうぞきっくいやんせー! 宮崎県フェア」。
イトーヨーカドーららぽーと横浜店のチラシに、派手なハッピをまとった東国原英夫宮崎県知事の写真が載っていた。
「元気じゃひか? 東国原です。・・・中略・・・宮崎県の特産品をそのまんまお届けしました。・・・後略」。
お笑い出身とはいえ、そのバカ振りは際立っている。
これまでもお笑い芸人が政治家へ転身した事例は少なくない。
しかし、お笑いのまま笑われるだけか、お笑いを忘れてつまらなくなる。
その強みを最大限に実際の政治に生かし、顕著な成果を挙げた事例は珍しい。
代表格が宮崎県知事の東国原英夫である。
重責を担う地方自治体の長として、大車輪の活躍といってよい。
地域活性化に注力し、とりわけ県外の観光客の誘致と、県内の物産の拡販に取り組む。
体を張り、宮崎県のPRに努めている。
猪突猛進する姿は、たけし軍団の最初の一員にふさわしい。
有権者はかならずしもお笑い芸人に政治的手腕を期待して投票したわけでない。
当選を果たしたら、せめて風通しをよくすることに徹してほしい。
お笑い出身の名誉にかけて行うべきは、容赦ない毒舌で旧弊を笑い飛ばし、膿を出し切ること!
しがらみのないタレント政治家、とくにお笑い系にはそれが可能である。
ただし、東国原英夫の場合は、小学校の卒業文集に「夢は政治家とお笑い芸人」と記したそうだ。
その両方を叶えるとは、驚きである。
また、記された順番と行われた順番が逆になっているところに、彼のしたたかな知恵も感じる。
頭がいいのだ。
いずれにしろ強固な意志を持ち、果敢な行動を起こさなくては絶対に成し遂げられない。
40代後半で早稲田大学政治経済学部政治学科に入学した際には、政界進出の決意を固めていたのだろう。
私は敬意を表する。
県民のために「バカ」になりきり、体を張って飛び回る知事はほんとうに凄い。
それを演じるには賢く、かつ巧みでなくてはならない。
何がきっかけとなり急落するとも限らないが、県民の支持率は90パーセントを超えるらしい。
人気の半分をだれかさんに分けてあげたい。
東国原英夫は就任前から地方自治に関心を寄せ、その自立と独立を目指していた。
いまは外向けの活動が中心になり、就任時に「どげんかせんといかん」と張り切っていた過去の総括とそれを踏まえた改革の断行がやや後回しになっている点が気がかり。
なかでも財政の建て直しは難しいが、既得権益にお笑い精神で大ナタを振るってほしい。
彼は早くも売り上げ増加などの実績を残しており、これから地方変革のモデルをつくりあげる逸材かもしれない。
驚異の県民支持率を背景に、県職員の士気も高揚していると聞く。
彼らを味方につけたら、組織改革も強力に推し進められよう。
◇
「そのまんま東」。
芸人時代のデタラメをあまり掘り返すことはやめたい。
ケタ外れのバイタリティもそうした下地があればこそ。
彼が萎縮してしまうと、存在意義を失う。
人は皆、欠点だらけである。
問われるのは、政治家になってから責任ある仕事を行ったかどうかなのだから…。
最近、身内や側近の暴露本だけでなく、東国原自身が著した「知事の世界」が幻冬舎から刊行された。
彼に限らず、お笑い界には政治家として成功しそうな人財がゴロゴロ転がっている。
Copyright ©2008 by Sou Wada
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「どうぞきっくいやんせー! 宮崎県フェア」。
イトーヨーカドーららぽーと横浜店のチラシに、派手なハッピをまとった東国原英夫宮崎県知事の写真が載っていた。
「元気じゃひか? 東国原です。・・・中略・・・宮崎県の特産品をそのまんまお届けしました。・・・後略」。
お笑い出身とはいえ、そのバカ振りは際立っている。
これまでもお笑い芸人が政治家へ転身した事例は少なくない。
しかし、お笑いのまま笑われるだけか、お笑いを忘れてつまらなくなる。
その強みを最大限に実際の政治に生かし、顕著な成果を挙げた事例は珍しい。
代表格が宮崎県知事の東国原英夫である。
重責を担う地方自治体の長として、大車輪の活躍といってよい。
地域活性化に注力し、とりわけ県外の観光客の誘致と、県内の物産の拡販に取り組む。
体を張り、宮崎県のPRに努めている。
猪突猛進する姿は、たけし軍団の最初の一員にふさわしい。
有権者はかならずしもお笑い芸人に政治的手腕を期待して投票したわけでない。
当選を果たしたら、せめて風通しをよくすることに徹してほしい。
お笑い出身の名誉にかけて行うべきは、容赦ない毒舌で旧弊を笑い飛ばし、膿を出し切ること!
しがらみのないタレント政治家、とくにお笑い系にはそれが可能である。
ただし、東国原英夫の場合は、小学校の卒業文集に「夢は政治家とお笑い芸人」と記したそうだ。
その両方を叶えるとは、驚きである。
また、記された順番と行われた順番が逆になっているところに、彼のしたたかな知恵も感じる。
頭がいいのだ。
いずれにしろ強固な意志を持ち、果敢な行動を起こさなくては絶対に成し遂げられない。
40代後半で早稲田大学政治経済学部政治学科に入学した際には、政界進出の決意を固めていたのだろう。
私は敬意を表する。
県民のために「バカ」になりきり、体を張って飛び回る知事はほんとうに凄い。
それを演じるには賢く、かつ巧みでなくてはならない。
何がきっかけとなり急落するとも限らないが、県民の支持率は90パーセントを超えるらしい。
人気の半分をだれかさんに分けてあげたい。
東国原英夫は就任前から地方自治に関心を寄せ、その自立と独立を目指していた。
いまは外向けの活動が中心になり、就任時に「どげんかせんといかん」と張り切っていた過去の総括とそれを踏まえた改革の断行がやや後回しになっている点が気がかり。
なかでも財政の建て直しは難しいが、既得権益にお笑い精神で大ナタを振るってほしい。
彼は早くも売り上げ増加などの実績を残しており、これから地方変革のモデルをつくりあげる逸材かもしれない。
驚異の県民支持率を背景に、県職員の士気も高揚していると聞く。
彼らを味方につけたら、組織改革も強力に推し進められよう。
◇
「そのまんま東」。
芸人時代のデタラメをあまり掘り返すことはやめたい。
ケタ外れのバイタリティもそうした下地があればこそ。
彼が萎縮してしまうと、存在意義を失う。
人は皆、欠点だらけである。
問われるのは、政治家になってから責任ある仕事を行ったかどうかなのだから…。
最近、身内や側近の暴露本だけでなく、東国原自身が著した「知事の世界」が幻冬舎から刊行された。
彼に限らず、お笑い界には政治家として成功しそうな人財がゴロゴロ転がっている。
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