コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2008年08月

和田創ブログ 2008年8月タイトル一覧

◇2008年8月31日(日) まもなく営業実践大学(再録)
◇2008年8月31日(日) 家庭内全面禁煙へ
◇2008年8月30日(土) 娘から絵手紙が届く
◇2008年8月29日(土) マイミクに連載依頼…月刊営業人
◇2008年8月29日(金) 雑誌社から取材の申し込み
◇2008年8月28日(木) ジョイントベンチャー設立へ月例会
◇2008年8月28日(木) 起業を目指す若者へ…三原淳氏
◇2008年8月27日(水) 不況打破、社長セミナー(再録)
◇2008年8月27日(水) 弱みを強みに転換する秘策
◇2008年8月26日(火) 1回2千円の継続型研修へ(再録)
◇2008年8月26日(火) 大不況の足音…胸の高鳴り
◇2008年8月25日(月) 社長講演…福島県商工会連合会
◇2008年8月24日(日) 第16回世界こども図画コンテスト
◇2008年8月23日(土) 「第36回我ら海の子展」授賞式
◇2008年8月23日(土) ソリューション研修を公開(再録)
◇2008年8月22日(金) 経営幹部を育成…精鋭道場
◇2008年8月21日(木) 社長の誤算…起業の現実
◇2008年8月20日(水) 「ぜんぜん売れません」
◇2008年8月19日(火) フリーランスの営業!?
◇2008年8月19日(火) 営業実践大学は抜本見直しへ
◇2008年8月18日(月) 不況乗り切り、営業強化セミナー
◇2008年8月17日(日) 第16回世界こども図画コンテスト
◇2008年8月15日(金) マイミクと歓談
◇2008年8月15日(金) 名ばかり営業職では会社がつぶれる
◇2008年8月14日(木) 倒産、倒産、倒産…その原因とは?
◇2008年8月13日(水) 安近短…熱海サンビーチの賑わい
◇2008年8月12日(火) 名ばかり営業職では会社がつぶれる
◇2008年8月11日(月) タカクラホテル福岡でマッサージ
◇2008年8月11日(月) だれかがやらなければ…
◇2008年8月10日(日) 透明水彩画は人生より厳しい
◇2008年8月9日(土) 手帳と睨めっこ
◇2008年8月8日(金) MBAの授業の準備に目が回る
◇2008年8月7日(木) 気候が壊れる
◇2008年8月7日(木) 社長と決算…起業の現実
◇2008年8月6日(水) タカクラホテル福岡
◇2008年8月6日(水) 社長セミナーをジェイックで開催!
◇2008年8月5日(火) 福岡・真夏・合宿研修
◇2008年8月5日(火) 腰痛が悪化
◇2008年8月4日(月) 営業強化で勝ち残りに当確ランプ!
◇2008年8月3日(日) 年金納付記録に愕然!
◇2008年8月2日(土) ベンチャーミーティング
◇2008年8月1日(金) 社長の休日…起業の現実

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家庭内全面禁煙へ

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わが子がこのところ煙に反応するようになった。
クルマの排気ガス、キャンプファイアの煙、焼肉の煙など。
それと、臭いにも…。
高温多湿の夏場に特有の臭い、飲食街のごちゃ混ぜな臭い、人いきれ。
結局、空気の汚れに過敏になっているのだろう。

センター南のシティクリニック(街医者)昭和大学横浜市北部病院に行ったが、いずれも喘息でないという診断だった。
したがって、治療や投薬などの処置は一切なし。
先生の見解が完璧に一致したのが、私のタバコの煙である。
「家で吸ったらダメ」ときついお達し。

ということで、わが家は木曜日から全面禁煙になった。
幸い私の部屋は広いルーフバルコニーに面している。
これまでデスクとベッドの2箇所に灰皿があった。
デスクのものを屋外に置いた。
枕元にあるとつい吸ってしまいそうなので、こちらは捨てた。
本数もいくらか減らせるかもしれない。

しかし、寒い季節になるとタバコを吸うのも命がけである。
このバルコニーは風の通り道になっている。
冬場では室内と屋外の温度差が非常に大きくなる。
私は老いて体が弱っており、心臓や脳が危ない。
1箱千円に値上げしてくれれば、やめられると思うのだが…。
意志が弱く、禁煙ができないのだ。

ところで、夜、ルーフバルコニーに出てタバコを吸うようになって気づいた。
空のあちこちがピカピカ光っている。
ニュース番組によれば、関東は連日、局地的な豪雨に見舞われてきた。
閃光が駆け巡っている。

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娘から絵手紙が届く

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先だって、娘から絵手紙が届いた。
前回はハガキだったが、今回は手紙である。
和紙2枚に毛筆で…。
娘は不器用なので、字も絵も味が出る。
つまり、「らしさ」。
どうか大切に伸ばしてほしい。
それはソツのない人やうまい人が持とうとして持てないものだろう。

「好き」などと書いてあり、何だかこそばゆい。
私は多忙を極めるが、一緒にランチを食べ、お茶を飲む約束を交わした。

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マイミクに連載依頼…月刊営業人

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私はNPO法人営業実践大学を主宰し、『月刊営業人(えいぎょうびと)』を発行している。
いわゆる会報であり、夏休みを除く年11回の発行。
といっても会員の減少と財政の逼迫に見舞われ、5月号からウェブ版に切り替えたが…。

さて、月刊営業人では、ボランティアで1年連載を引き受けてくださる方をつねに探している。
力があり、しかも安定した執筆者が理想。
そこで、白羽の矢を立てたのがマイミクのJK氏である。

私は昨年7月にミクシィに入会した。
しかし、忙しさに追われ、まれにマイミクのブログを覗くくらい。
そのなかで、日本企業の中国工場を苦労の末に立ち上げ、経営に当たっているJK氏のブログが気になっていた。
現地の文化や風土、慣習、風物、暮らしなどが生き生きと伝わってくる。
中国の国情や国民性を知らない私にとり、とても新鮮でエキサイティング。

JK氏は先だって、日本に一時帰国する予定があった。
私はこれ幸いと時間を割いていただき、東京駅近くの八重洲富士屋ホテルでお会いした。
あいにく猛烈な雷雨。
私は横浜での打ち合わせを大急ぎで片付け、定刻ぎりぎりにロビーに滑り込んだ。
そこにJK氏の厳しくも温かいお顔があった。
私が思い描いたとおりの雰囲気を漂わせる。
ご本人は少なくとも30分前には着いておられたのでは…。

ところで、JK氏のブログは、私のブログと対極である。
まさに経営者のブログ。筆が非常に速い。文章にも内容にも勢いがある。
それに対し、私は職人のブログ。着地のイメージを持っていないわけでないが、粘土をこねくり回しているうちにカタチができていく。

私は、JK氏の圧倒的なスピードに憧れる。
それと、読者から多数のコメントが寄せられるが、そのほとんどに返している。
社長業は多忙を極めるはずで、私には絶対にマネできない。
JK氏の信条の一つに「迅速」とある。
もっとも、私はコメントうんぬんの前に、ブログを1〜2週間分まとめ書きしている。
何という横着。

結局、JK氏は1年連載を快く引き受けてくださった。
心よりお礼を申しあげる。
帰り際には中国の緑茶をお土産にいただく。
ちなみに私は手ぶら…。

JK氏に依頼した原稿のあらましについては、9月初旬にこのブログで述べたい。

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雑誌社から取材の申し込み

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私が十余年行ってきた「提案営業研修」
基礎コースが「2日×4回=8日間」という、かなり重いカリキュラムである。
先だって、雑誌社から取材の申し込みをいただいた。
「ナマの指導を誌面で再現したい」とのこと。
ありがたい。

ところが…。
企業研修は、顧客の了承を得るのが大変である。
まず、OKは出ない。
それと、講義内容に業界特性や企業特性、商品特性を反映させている。
つまり、偏る。

では、公開セミナーはどうか?
実は、8日間コースの1日目に当たる。
奥深い「提案営業」を語り尽くすというわけにいかない。
時間の都合で話をはしょっているので、誤解が生じる恐れがある。
は、公開セミナーでは、休憩時間や終了後に質問を受け付けている。
それを少しでも回避したいと考えるからだ。

もう一つ。
講義を文章に起こすと、どうなるだろう?
目や表情、仕草で伝えられるものも少なくないと思うが、それらがすべて抜け落ちる。
もちろん、細かいニュアンスも…。

実現はなかなか難しそうだ。

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ジョイントベンチャー設立へ月例会

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先週土曜日、和田創研の会議室でジョイントベンチャー設立へ向けた月例ミーティングを開いた。
早くも8回目。
ということは、年初に始めたことになる。
この間、景気は急ブレーキがかかり、ベンチャーブームもIPOブームも去った。
一頃の浮かれた話はどこへやら、静寂が世の中を覆っている。

見方を変えれば、起業家にとり、じっくりとビジネスプランを練り、育てられる環境になった。
本ベンチャーも地に足の着いた事業展開、そして企業経営を行いたい。
リアルとITが結合すれば、高品質の職人技を標準化し、低価格で提供できる。
顧客の拡大、いや市場の創出が見込まれよう。
あくまで短期間でのIPOを目指す。

来月以降、本ベンチャーに入社を希望するメンバーが参画する予定。
申し分のない経験と実績を持っており、私は非常に心強い。
立ち上げの準備作業に弾みがつく。

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起業を目指す若者へ…三原淳氏

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15日のブログ「マイミクと歓談」、そして21日のブログ「社長の誤算…起業の現実」のそれぞれに対し、自宅近くのマイミク、コインランドリービジネスを手がけるMIS(エムアイエス)三原淳社長からコメントが寄せられた。
順番に紹介しよう。
                       ◇
先日は大変ためになるお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
とても楽しかったです。
またご一緒願います。
                       ◇
以上。
こちらこそ!
営業実践大学にご入会くださったそうで、まことにありがとうございます。
近い将来、お会いできることを楽しみにしています。

そして、もう一つ。
                       ◇
私も起業志願の20代の若い子から相談を受けることがあります。
ほとんどの子に起業はやめたほうがよいと言っています。
事業計画をすごく簡単に考えているので…。
しかも、起業の理由が「お金持ちになりたいから」。

起業イコールお金持ちではありません。
ハイリスク・ローリターンです。
24時間 365日闘えないなら、起業はやめるべきです。
                       ◇
以上。
まったく同感!
コメント、ありがとうございます。

三原さん、お願いが2つあります。
第1。
営業実践大学の会報『月刊営業人(えいぎょうびと)』(といってもウェブ版ですが)に、「MIS代表・三原淳の営業月報(仮題)」のような1年連載はいかがでしょうか。
社長業にご負担の少ない見開き(2ページ)くらいのボリュームで…。
もちろん、顧客名は伏せていただいて結構です。
第2。
来年の2〜5月頃、営業実践大学公開講座大学セミナーでの講師をいかがでしょうか。
お会いしたときにご相談させてください。
よろしくお願いします。

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弱みを強みに転換する秘策

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9月10日(水)の午後6時50分より神保町・ジェイック営業実践大学第148回公開講座を行う。
演題は、「“弱み”を“強み”に転換する秘策」
テーマは、不況下でも「売れる営業」になる!
ゲストは、ルーマス代表三井豊久氏。
氏は、青年時代に10年間日本全国を放浪し、生きる覚悟と知恵を体得したという異色の経歴の持ち主。
発想が面白く、講演内容がユニークである。
4月が大好評だったため、再登場をお願いした。

さて、ライバルとの競争に打ち勝つため、営業担当者はスキルの研鑽に励んでいる。
ところが、努力しなくても差別化につながる強みが備わっていることを見落としている。
魅力、持ち味、らしさは他人がマネできない固有のもので、それを生かせるなら、おのずと差別化が図れる。
実は、強みは自分の弱みのなかに潜んでいる。
それゆえ、まず弱みと向かい合い、それをコントロールすることで強みへと転換させていく必要がある。
今月は、演習を中心に自分の強みの引き出し方・伸ばし方を具体的に習得する。
そして、スキルと強みのシナジーを生かし、営業活動に限らず、仕事や人生に好循環を生み出す。

なお、社長スクールで講演を行う。
演題は、勝ち組は「営業生産性」にこだわる!

皆さまお誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。

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大不況の足音…胸の高鳴り

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私は営業なので、好況期は好きになれない。
商談が決まっても、自分の力で売ったという実感を味わいにくい。
まあ、売れて当たり前。

それに対し、不況期はワクワクする。
いよいよ営業の出番到来、腕の見せ所。
商談が決まると、自分の力で売ったという誇りを持てる。

私たちの真価が問われるのは、売れない環境下である。
ここでそれなりの数字を残せるなら、これまでだって売ってきたと威張れる。
社内の尊敬も集められるかもしれない。

大不況の足音が近づいている。
胸の高鳴りを抑えられないのが、根っからの営業だろう。

                       ◇

誤解されると困るので…。
あくまで一営業としての私の率直な気持ちを述べた。

だが、私は零細企業の経営者である。
しかも、顧客先を支援するコンサルタント会社。なかには業績不振に苦しむ企業もある。
また、それ以前に生活者である。
こうした立場からは、好況のほうが望ましい。

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社長講演…福島県商工会連合会

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私は9月8日(月)に福島県商工会連合会中通り広域指導センターが主催する講演会でトップセミナーを行う。
テーマは「営業変革による成長持続」、対象は製造業ほか中小企業の経営層、場所は郡山「ビッグパレットふくしま」、私の持ち時間は2時間。
中通りとは、会津若松出身の妻によれば、横長の福島県を縦に3分した場合の真ん中の呼称らしい。

郡山は何度も訪れたが、あれから30年の歳月が流れた。
仕事でいい思い出があり、とても懐かしい。
すでに大都市だったが、街の様子はどう変わっただろうか。
まだ東北新幹線がなかった。

事務局の方が熱心に私を誘ってくれた。
電話の向こうから、地元企業に対する愛情と危機感が伝わってくる。
「とても厳しいです」。
さらに、近い将来もっと深刻になると考えているようだ。
先方の希望は、営業の知識や方法に関するレクチャーではなかった。
「参加者の気づきを促してほしいのです。営業の必要性や重要性がどこまで分かっているか…」。
そう言われたら、の出番である。
二つ返事でお引き受けした。

図抜けた技術や製品を持っていれば別だが、そうしたところはまずない。
しかも、大半は看板もブランドもない中小企業である。
注文を待っていて飛び込んでくるはずもない。
顧客の引き合いが年々減りつづけるなか、それでは「座して死を待つ」に等しい。
倒産や廃業は時間の問題だ。

昨今、地域のつながりによる売り上げの確保も難しくなっている。
やはり社長や取締役が思い切って意識を変え、率先して営業に打って出なくてはなるまい。
その際に、買い手優位の市場環境化で通用する営業のあり方くらいは知っておきたい。
でなければ、成果が上がらず、惨敗を喫する。

限られた時間だが、私は営業講師としてベストを尽くす。

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第16回世界こども図画コンテスト

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わが子が一昨日、社団法人家の光協会が主催する「第16回世界こども図画コンテスト」の応募作品を仕上げた。
鉛筆の下絵はわりとスムーズだったが、不透明水彩での着色はおおいに手間取った。
合計30時間以上か。
会津ばんだい山
第15回では「会津ばんだい山」で国内優良賞をいただいた。
今回は、「カッパの盆踊り」。
日本にこだわった、続編みたいな空想画である。
例により、アイデアが奇抜。
2日に行った山田冨士公園の夏祭をそのまま描かないところが、わが子らしい。
カエルと異なり、カッパは実在しないだけに難しかったようだ。
投げ出しそうになりながらも、ようやく完成にこぎ着けた。
最後に鮮やかな花火を描き入れ、絵が一気に引き締まった。
私は力作だと思う。
忘れず、写真に撮っておかなければ…。

自己評価の厳しいわが子だが、まあまあの出来栄えなのだろう。
顔にそう書いてある。
そして、倒れ込むようにして眠りに就いた。
カッパと踊る夢でも見ているのか、ニコニコ…。

このところ4回の応募で3回の入賞を果たしている。
小学4年生の後半から、作品がコンスタントに評価されるようになった。
力が安定している。
さて、審査結果はいかに?

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「第36回我ら海の子展」授賞式

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水曜日にホテルニューオータニ「第36回我ら海の子展」の授賞式が行われた。
わが子が1時間半のセレモニーに参加した。
いくらか実感が湧いたようだ。

しかし、自己評価が厳しく、受賞作の出来にまったく納得していないと言う。
神奈川県の園児・小学生では一番いい賞をいただいたのだから、少しは喜んでほしいのだが…。
深海魚にびっくり!
立派な会場に受賞者全員の作品が展示されていた。
わが子の絵に見入る親子は決して少なくなかった。
「深海魚にびっくり!」
つくり込まれた空想画なので、異色の印象がある。
昨年、センター南駅に展示されたMOA美術館奨励賞の「恐竜が遊びにきたよ!」は、周りから完全に浮きあがっていた。小学生の絵に見えない。
恐竜が遊びにきたよ!
私はいつもわが子の作品をマンションのルーフバルコニーで撮影している。
ところが、今回は締め切り直前に描き終えたので、そのまま応募。
受付の事務局の方に尋ねたら、やはり受賞作は返却されないとのこと。
そこで、会場の床に絵を置き、写真を撮った。
照明が暗く、フラッシュを焚いたので、ピントが甘く、また色味が違ってしまった。

ところで、今回のグランプリ、国土交通大臣賞の「魚取りに行った海」は突出していた。
構図も色彩も完璧!
文句なしの選出だろう。
これは多色刷りの版画か?
小学6年生でここまでつくり込むとは…。
ほかにも力作がたくさんあり、レベルが非常に高い。
わが子は溜め息を漏らす…。

                       ◇

この「我ら海の子展」は、いわゆる児童画コンクールのなかでもっとも素敵な名称を与えられている。
たいがいは味気ない。

わが子は、泳ぎが好き。
水や海に親しみを感じている。
恐らく小学1年生から5年連続で応募してきたが、ついにその努力が報われた。

私「おめでとう」。
子「う〜ん」。
ジャングルを救え!
これまでに描きあげた作品のなかで十分に満足したものは1点もないとか…。
妻「それでも、あえて挙げれば?」。
「ジャングルを救え!」
小学3年生のときの作品である。
私は宝物として取っておきたくなり、わが子に応募を取り止めてもらった。

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経営幹部を育成…精鋭道場

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行き着くところ、「企業は人なり」。
和田創研では、将来の経営幹部や営業幹部の育成をしばしば引き受ける。
勉強型の集合研修とまったく別もの。プロジェクト型の精鋭道場である。
講義中心でなく演習主体になる。
会社から選ばれた6名のメンバーは、経営トップから与えられたタスクを1年前後で成し遂げなければならない。
猛特訓なので、心身ともにタフな社員ばかり。
それでも泣きが入る。
なかには涙を流したり、髪が抜けたり、胃を痛めたりする者も…。

なぜ、こんな無茶をするのか?
理由はたった一つ。
企業の中枢を担える人材がいないからだ。
これまで育成を怠ったことが最大の問題なのだが、とはいえそれが多くの企業の現実である。
のんびりやっていたら、とても間に合わない。
まあ、会社も個人も同じで、私たちは追い込まれないとなかなか本気になれない。

さて、中堅企業の社長が10〜20年後の幹部を手当てしておこうと考えた。
前提として、自社に対する深い愛情と強い危機感がある。
その思いは、創業社長、オーナー社長に引けを取らない。
社長は、将来の道筋をしっかりつけたうえで退きたいのだ。
己の任務の全う。
…そうした意向を受け、はいま若い精鋭の指導に当たっている。

ここは内需縮小下にあって、貪欲に成長を追い求めている。
力強く勝ち残っていくには、収益性の高さに加え、企業規模の拡大も大事。
そのため、拠点展開を加速させようとしているが、拠点長が必要になる。
収支責任を負う拠点経営者にほかならない。場合により、営業推進者も兼ねる。
ところが、人材が豊富な中小企業はまずない。外部から採用することもままならない。
となると、内部から育成するほかにない。
拠点長の経験者のなかから役員も生まれよう。

プロジェクトのメンバーは、長期戦略の策定と「社是・社訓・行動指針」の作成に取り組んでいる。
社長は、自社の未来像を描く作業を10〜20年後の幹部に託したのだ。妥当な経営判断といえる。
決して無理難題を吹っかけたわけでない。
どのような会社にしたいかを明らかにすればよい。
にもかかわらず、遅々として進まない。

このプロジェクトを通じ、メンバーに気づいてほしいことは何か?
それは経営幹部が持つべき覚悟と職責の重さである。
何より社員とその家族の生活がかかっている。
それを左右してしまうのだから…。
一般に、取締役にふさわしい人材はきわめて少ない。

私がコンサルタントとして見るところ、不平や不満が渦巻いている職場は珍しくない。
社員どころか管理職でさえ経営層の陰口を叩く。
批判を行うだけで、代案を示さない。
それもそのはず、建設的な意見がないからだ。
経営幹部は前向きかつ具体的に述べよ。
しかも論理的に…。
このプロジェクトの狙いである。

「進んで働きたい職場になるよう、考えをまとめてみよ」。
そう命じられたら、自分の今後に関わることなので喜々として取り組んでよさそうだが、選ばれたメンバーにしてパニックに陥る。
なぜか?
第1に、希望や目標と呼べるものを持ったことがない。
第2に、そうしたテーマに頭を巡らせたことがない。
仮に考えをまとめたとしても、断片的・部分的な思いつきにすぎず、体系的・構造的な意見とならない。
依存と甘えの成れの果ては、他力と他責の企業体質、組織風土である。
遅いか早いかの違いはあれ、会社はつぶれるか飲み込まれる。

のたうつメンバーはだれか、何人か?
自分の仕事振りに感動した経験を味わわず、企業の中枢を担うことはできない。
社員とその家族の生活を守ることもできない。
長きにわたりよい会社とするために、渾身の知恵を絞ってほしい。

考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて…。
そう、考え抜くこと。

年明け、全役員と全社員を招集し、ビジョンを発表する。
メンバーは、はたして自らの努力と成果に大きな誇りと喜びを感じられるだろうか。

Copyright ©2008 by Sou Wada

社長の誤算…起業の現実

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零細企業や中小企業が金融機関から事業資金を借り入れる際には、社長が個人保証を行う。
いわゆる連帯保証だが、これを拒むと融資が下りない。
もちろん、会社が儲かっていないと、個人保証を申し出ても難しいが…。

はっきり言おう。
零細企業や中小企業に、会社の借入金というものはない。すべて社長の借金である。

会社の実印はいろいろな書類に使う。
それに対し、社長の実印はほとんど借用書に用いる。
「ここにしっかりと押してください」と、金融機関が言う。
会社をつくり、まさかこんな大きな借金を背負おうとは…。
社長の誤算である。
しかも、先日のブログ「社長の給料…起業の現実」で述べたように、社長は給料をろくに取れない。
オーナー社長のリスクは突出して高い。

このリスクを減らしたいなら、数名で資本を出し合い、取締役に就くやり方がよい。
ただし、オーナー社長と異なり、全権を握るわけにいかない。
起業の動機で依然として多い、「自分の会社を持ちたい」という人に向かない。
とはいえ、資金繰りが苦しいときには数名でハンコをつくことにより借入額を増やせる。
また、それは取締役全員が経営責任を取るとの証にほかならない。
社長の負担もいくらか軽くなるだろう。

なお、個人資産のない社長の連帯保証では、まとまった事業資金は手当てできない。
せめて自宅は持っていたい。
ただし、真っ先に担保に取られるので、それを失う覚悟が必要だ。
銀行業界では不動産以外に担保を広げようとの動きがあるが、実際にはまず行われない。

起業の現実は恐ろしく厳しい。
いったん会社をつくると、社長は退路を断たれてしまう。
もう引き返せない。
リスクが大きく、しかも支援が小さく、そのわりにメリットがはっきりしない。
踏み切るサラリーマンが少ないのもうなずける。

Copyright ©2008 by Sou Wada

「ぜんぜん売れません」

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かつてのテレビや新聞のように、手応えのあるメディアがなくなってしまった。
ここ数年注目されたインターネットの検索連動型広告にも陰りが見える。
例えば、商品を売る場合や客を集める場合に、ここに出稿すれば大丈夫という確信をなかなか持てない。
どの媒体を選んでも効き目が悪い。
スタグフレーションによる生活者の防衛意識の高まりがそれに輪をかける。

人口が減少し、メディアが増加するのだから、個々の媒体価値は低下して当然である。
しかも、嗜好が細分化し流動化する。
非常に厄介だ。
いわゆるメディアミックスの重要性が一段と高まっている。

しかし、それで問題が解決するわけでない。
PRやAD、SPに頼る限り、売り上げのジリ貧は免れないはず。
常識や成功体験に捉われない、斬新な発想と手法が不可欠になっている。

富裕層向け高額商品の販売責任者が私に言った。
「従来のやり方がまったく通用しなくなりました。ぜんぜん売れません。ひどい状態です。もう知恵を絞るしかありません」。
そのとおりだと思う。
営業とて同じである。

売れない日本が迫っている。
知恵で勝負せよ。

                       ◇

この先、新たな環境に応じた売り方を確立した企業だけが、ご褒美として好業績を挙げられる。
それには、追い詰められたネズミがネコをかむような一か八かの決断を下し、破天荒な行動を起こさなければならないかもしれない。
それはリスクそのもの。
しかし、挑戦を避ける企業は、存続も成長も叶えられない。

今日の経営は、変化への挑戦である。
昨日の破壊なくして、明日の創造なし。
自己否定が先決。

Copyright ©2008 by Sou Wada

フリーランスの営業!?

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15日のブログ「名ばかり営業職では会社がつぶれる」に関し、マイミクのムッチー氏からコメントが寄せられた。
といっても、このブログがきっかけとなって浮かんだ思いである。
以下に紹介しよう。
                       ◇
ご無沙汰しています。
当社では、若手から社是・社訓なるものを20年目にして明確にしようとの意見が上がり、経営陣に提案を行いました(私:とても大事なことです)。
返ってきた答は「社内公募」。…初耳です(私:わりとあります)。
しかし、いまだに結果が発表されず、放置されたまま(私:これはいけません)。

また、ホームページも開設されず、頓挫したまま(私:う〜ん)。
当社の仕事柄、一般に公開できない内容が多いので、新規開拓の対象企業に限り閲覧してもらう目的です(私:例えば、過去の実績や作品の類ですね)。
こんな状態で営業成績が悪いと責められても、どうしてよいのか手立てに困ります(私:市場環境が厳しいので、会社が営業を支援してあげないと…)。

出向にしても、直属の部長から「正式な辞令は出ないので、自分で時期を決めろ」と言われています(私:滅茶苦茶です)。
こんな状態で売り上げを伸ばせと命じられても、さっぱりモチベーションが上がりません(私:確かに…)。

いっそ個人で仕事を行ったほうがよいのではないかと思う今日この頃です(私:慎重に…)。
                       ◇
以上。
ありがとうございます。

この文面から、彼が現在の会社で営業として働くことに苦悩している様子がうかがえる。
ただし、独立や転職がよい結果をもたらすかどうか、私には判断材料が足らない。

私自身のフリーランスの経験から述べれば、それはそれで食べていくのが大変である。
うまく言えないが、大きな自由はあるものの、ほとんど時間がない。場合により、カネもない。
私は営業力に秀でたプランナー(スタッフ)だったので何とかやっていけたが、はたして営業そのものではどうだろう。
確かにこの業界に限らず、フリーランスの営業は存在する。数千万円プレイヤーは珍しくない。

秋以降、不況がさらに深まる懸念がある。
思い切った決断には当然、大きなリスクがともなう。

ムッチーさん、営業実践大学に顔を出してください。
飲食(立食パーティ)をなくし、受講料を大幅に下げました。
少しお話をできませんか?

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営業実践大学は抜本見直しへ

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日本経済の風向きが昨秋以降、劇的に変わった。
営業に向かい風が吹きはじめ、しかも勢いを増している。
「売れない時代」に突入しそうな雲行きである。
営業も勉強しなくてはやっていけない。

…と思うのだが、私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学は月例の公開講座に参加者が集まらない。
赤字が拡大し、困り果てている。

そこで、9月から抜本的な見直しに踏み切る。
創設時より大事にしてきた「懇親パーティ」を当面中止することにした。
苦渋の決断である。
会場での飲食をなくすことにより、受講料が会員は5千円から「2千円」、一般は7千円から「4千円」となる。
ぐっと参加しやすい。
ただし、味気ない。
当然、ビールでの乾杯もなくなる…。

なお、これまでの懇親パーティを「名刺交換会」に改め、時間も30分を20分に縮める。
本大学の発端が異業種交流勉強会だったので、会員同士の情報交換やゲスト講師への質問など、人的交流の要素はどうしても残したい。
私の強いこだわりである。

                       ◇

原油と資源の高騰に一服感が出ているが、スタグフレーションの脅威が遠のいたわけでない。
景気の先行きは予断を許さない。

営業実践大学は、1回2千円、1年11回2万2千円の継続型社員研修へ。
経営トップよ、営業関係者よ、どうか大勢ご参加ください。
9月10日(水)、午後6時50分スタート。

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不況乗り切り、営業強化セミナー

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景気は土砂降りから嵐に突入しそうな気配…。
いよいよ大不況がやってくるのだろうか?
すでに営業現場では顧客からの引き合いが減りはじめている。
顔出しや御用聞きのレベルではとてもやっていけない。
秋口、業績の下方修正や企業の経営破綻が相次ぐはず。
この難局を乗り切るには、営業強化が必須かつ急務である。

そこで、近々、和田創公開講座「提案営業研修1日体験版」を開催する。
私が、営業関係者の意識改革の重要性、提案営業の必要性を懇切丁寧に解説する。
経営トップが主導し、「営業発の全社改革」を断行する際に、社内コンセンサスが円滑に形成されよう。
ちなみに、この提案営業は「コンサルティングセールス」「ソリューションセールス」とも呼ばれ、生き残りでなく勝ち残りを目指す営業手法だ。
内需縮小下でも持続的成長を成し遂げる。

当日は、提案営業研修の定番、和田創研「8日間コース」のエッセンスを丸1日、心ゆくまで堪能できる。
私ども主催ならではの至れり尽くせり。中身の濃さ、気づきの深さは随一。
研修+懇親会で、膝を叩いて納得できる。
24名限定で、衝撃・感動の貴賓席をご用意している。

以下に、私どもの「提案営業研修8日間コース」の際立った特色を紹介しよう。

                       ◇

私が長年の試行錯誤の末につかんだ営業の真髄を、企業向けのカリキュラムに仕上げたのが「和田創方式提案営業研修8日間コース」である。

本研修を世に送り出し、十余年―。
この間、私は研修の反応や成果を検証しながらコンテンツを見直し、カリキュラムを練りあげてきた。
こうした不断の改善の執念が実り、日本を代表する営業研修として、不動の地位を確立している。

これまでに業種や商品、規模や階層を超え、多くの企業で採用され、圧倒的な評価を獲得してきた。
うなりを立てて押し寄せる「受講者の声、声、声…」がそれを物語っている。
机上の空論を排し、己の営業体験と優績者の営業思想・営業技術で裏打ちした、実践的かつ具体的なカリキュラムである。

私がとくに心血を注いだのは、トップセールスパーソンの秀でたセオリーとノウハウを咀嚼し翻訳して、普通の営業担当者にフィードバックすることだった。
その意味で、本コンテンツの有効性は、その成り立ちからも担保されている。
実践的かつ具体的なばかりでなく、実証的かつ合理的なカリキュラムである。

本研修は、成長を願うすべての営業関係者に、「血となり肉となる」ものであることをお約束する。

                       ◇

以上。
私の通常の公開セミナーと比較し、時間をたっぷりと確保している。
この1〜2時間のプラスが“本物の提案営業”を把握するうえで非常に重大である。
また、参加者を経営層と管理職に限定しているので、落ち着いた雰囲気のなかで受講できる。
さらに、夕食を交えた「懇親会」で質疑応答や意見交換が行える。
「提案営業研修1日体験版」のカラーパンフレットこちら

事前に私どものホームページにお目通しくださると、研修内容をスムーズに理解できる。
研修および懇親会の会場は決定次第、詳しい地図を添えてご連絡する。
また、和田創のプロフィールこちら
どうか奮ってご参加ください。

なお、こうした長年の努力と多大な実績が認められ、10月よりSBI大学院大学にて「実践営業論」を指導することになった。
MBAで「営業」が通年の授業として採用されるのは、私の知る範囲では日本初である。
しかも、通常の倍の単位が認定される。

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第16回世界こども図画コンテスト

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社団法人家の光協会が主催する「第16回世界こども図画コンテスト」
わが子が応募しようと、作品に取り組んでいる。
会津ばんだい山前回、「会津ばんだい山」で国内優良賞を受賞し、立派な表彰状(額)と作品集をいただいた。
会津磐梯山を背景に、カエルが田んぼで民謡を奏で、唄う。
何よりも会津若松の祖母が喜んでくれた。
世界各国から大勢参加するので、本人としては「日本」にこだわりたいようだ。

今回、テーマは「盆踊り」。
8月2日に地元の山田冨士公園で夏祭が行われたが、それがヒントになっている。
私は、鉛筆の下絵に吹き出してしまった。
面白い!
同時に、唸ってしまった。
親バカと笑われるのを承知で言えば、凄い!

いつもながらの空想画。
そして、どこから見てもわが子の絵。
結局、こういう作品になる。
すでに一つの世界を持っているのでは?
アイデア、全体の構図、個々のカタチへのこだわりは顕在である。
先日から不透明水彩による着色が進んでいる。
私は作品の完成がとても楽しみ。
このブログにもアップしたいと思う。

なお、世界こども図画コンテストは今回から締め切りが早まった。注意が必要だ。

「世界はレベルが高い…」。
わが子が金賞受賞作品を眺め、深い溜め息をついていた。

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五輪…なぜ感動するのか?

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私はSBI大学院大学(MBA)での講義の収録に備え、コンテンツの作成に追われている。
仕事、仕事、仕事…。
北京オリンピックをテレビ観戦する時間もない。
深夜のニュース番組で結果を知るくらい。
しかし、ダイジェストなのに感動を覚える。
胸が熱くなるのだ。

なぜか?
あくまで私について述べれば、これまでの人生で極限まで挑戦した経験を持っていないからだ。
全身が震えるほどの高揚や達成感を味わったことがない。
自分で行えないと、他人に求めたくなる。
それはソファに横たわり、「プロジェクトX」を観て涙するビジネスパーソンに通じる。
人は、自分の怠惰や不甲斐なさを、他人の努力に感動することで補いたがる。
実際、私は彼らみたいに頑張りたいと思わないし、また頑張れるとも思わない。
どんなに感動しても、行動を起こすに至らない。

                       ◇

ところで、オリンピックの表彰式を見ていて思うことが2つある。

競泳のブレンダン・ハンセン北島康介…。
オリンピックに愛される選手でないと、金メダルは取れない。ましていくつも…。
そうでない選手が表彰台の一番高いところに上ることはない。

柔道の表彰式…。
一人敗者のようにうつむく選手がいる。
勝ってもらう銅メダル。負けてもらう銀メダル。
何という皮肉。
恐らく、一番悔しいのは2位である。
柔道ほどでないにしろ、競泳の銀メダリストも同じような心境かもしれない。

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マイミクと歓談

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自宅から徒歩で数分のところに、マイミクがいる。
コインランドリー輸入商社・不動産売買仲介会社、MIS(エムアイエス)三原淳社長である。
私は先日、昼時に訪問した。

同社は設立8年、地味な業界ながら、業績を着実に伸ばしてきた。
勉強熱心で人間味あふれる社長ゆえ…。
決して楽な仕事でないが、社員の離職率が非常に低い。

私は、オフィスに掲げられた経営理念を見て驚いた。
3カ条の最初に「街づくりへの貢献」とある。
これは珍しい。
そういえば、地元の夏祭を盛り上げていた。
こうした準備・運営・後片付けは滅茶苦茶大変である。やった人でないと苦労は分からない。
確か、社員の方々も手伝ったはず。
お疲れさまでした。

三原社長はコインランドリービジネスを手がけている。
「地元のお母さんを助けたい」とのこと。
なるほど、明快。

その後、道路を挟んだデニーズでランチをご馳走になった。
とても楽しい、くつろいだ時間を共有することができた。
私はエムアイエスの発展を願ってやまない。

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名ばかり営業職では会社がつぶれる

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12日のブログ「名ばかり営業職では会社がつぶれる」に対し、マイミクのけんぞう氏からコメントが寄せられた。
以下に紹介しよう。
                       ◇
確かに「名ばかり営業職」が増えていると思います。
が、20代〜30代の人たちは、どうすればよいのかのノウハウを知らずにここまできてしまったのだと考えます。

これを親子関係にたとえて述べますと、親がたくさん知識や経験を伝え、子はいろんなノウハウを取得できます。
そして、これには「コミュニケーション」というものが非常に大事になってきます。

現代社会は「メール」を多用するようになり、「話す」ということを忘れてしまっています。

営業に関するノウハウをメールで送信して終わりの管理職が非常に多いと感じます。

確かに営業マンにも悪いところはあります。
しかし、根本的な問題は管理職にあるのではないでしょうか。
彼らへの教育こそ重要です。
                       ◇
ありがとうございます。
ときどきお立ち寄りください。

さて、私の考えを述べよう。
何も営業や営業力に限らないが、**がダメだとか**力が弱いというとき、肩書の偉い順に責任がある。
地位とは、そうしたもの。
つまり、平より係長が、係長より課長が、課長より部長が、部長より取締役が、取締役より社長が悪い。
これが基本。
ちなみに、私は社長だ。

したがって、このブログで何度か述べたとおり、私は営業研修を受託する場合に、経営トップ以下の受講を義務づけている。
その意味で、管理職に問題があるとの指摘は、同感。
とくに数人の部下を持つ、直属の上司。
営業担当者を育てるのは、彼らの仕事である。

もう一つ。
メールへの依存が深刻な企業や職場があるのは事実。
ただし、本質的な問題は、伝えるべきノウハウを持っていないことというのが、営業コンサルタントとしての結論。

私が営業研修で説いているのは、「1年1日」。
営業経験が1年につき、営業ノウハウを1日語れなければならない。
10年の先輩は後輩に10日、20年の上司は部下に20日、自分のやり方を教えて当然だと…。
しかし、実際にはそうなっていない。
研修会場が静まり返る。

12日のブログはこれらを前提にしたうえで、仕事でなく作業に甘んじる営業担当者にも問題があるということ。
自責と受け止めない限り、営業力を高められない。また、配属先の上司に職業人生を委ねることになる。
営業再建一筋の私からの叱咤激励!

なお、どうすれば伝えるべきノウハウを残せるかについては、このブログで何度か述べている。

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倒産、倒産、倒産…その原因とは?

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お盆休みのさなか、負債総額2558億円の大型倒産があった。
広島のアーバンコーポレイション
つい最近までのミニバブルはどこへやら、このところ不動産会社や建設会社の破綻が相次いでいる。
厳しい言い方になってしまうが、当然の結末だ。
追い風やブームに乗って業容を拡大してきた企業は、それがやんだ途端に倒産する。
販売不振、そして融資引き締めは確かに直接的な原因かもしれない。
しかし、本質的な問題でない。
私は、「営業」を軽視したツケが回ったのだと思う。
企業経営でもっとも怖いのは好業績に浮かれ、その実態の検証を怠ること。
「勢いで売れているのか、営業で売っているのか?」。
好業績の要因が他力か自力か、しっかりと見極めておかなければなるまい。

そもそも市場や顧客とじかに接する営業を重んじていない企業は、経営が地に足が着いていない。
目先の決算に一喜一憂する。

景気は、経済の天気だ。
きょうは快晴でも、あすは土砂降りになるかもしれない。
この程度のことも分かっていない経営トップが多すぎる。

ところで、零細企業の社長、そして営業分野のコンサルタントとしての私の関心は、好況期になく、不況期にある。
好況期は業績がよくて当たり前。
ただ一つ、不況期を乗り切れる営業を築いておくこと。

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安近短…熱海サンビーチの賑わい

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この夏、熱海サンビーチが久々の賑わいを見せている。伊豆白浜の砂を持ち込んだ人工の海水浴場。
昨年の2倍を大きく上回る人出だとか。
むろん、不況による生活防衛意識の高まりが背景にある。
いわゆる「安近短」。
ここは海の家をつくれないのだろうか、結果としてカネを使わずに済む。
家族連れもカップルも出費を抑えられそう。
日程が合えば熱海海上花火大会の楽しみも…。

また、尾崎紅葉の名作「金色夜叉」で描かれた貫一とお宮の別れのシーンの、そして「お宮の松」がある。

ところで、観光客の誘致を目的にこしらえたサンビーチの人出が、そのまま宿泊客の増加につながるわけでない。
日帰り客がかなり含まれるはず。
それでも、街全体に活気を取り戻せる。
さみしい観光地は、さらに人を遠ざけてしまう。

かつて、この海岸通りは名門ホテルが立ち並び、浴衣姿の団体客が闊歩していた。
いまや、光景は一変している。
バブル崩壊後、ホテルの廃業や倒産が相次ぎ、その跡地に豪華なリゾートマンションが建てられた。
だが、購入した当初はそれなりに利用しても、次第に頻度が低下する。
総戸数が多いわりに人影を見かけないので、さびれた印象に輪をかける。
また、ホテルや旅館の宿泊客と異なり、地元にあまりカネを落とさない。
経済の活性化や財政への寄与などの効果はごくわずかか。

なお、熱海市のホームページでは、熱海後楽園ホテルタワー館屋上に設置したライブカメラの映像を流している。

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名ばかり営業職では会社がつぶれる

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私は先週後半、九州生産性本部「提案営業マネージャー養成コース」の講師を務めた。
その休憩時間、受講者との雑談のなかで「名ばかり営業」という辛辣な言葉が飛び出した。
彼は、「従来の営業では会社がつぶれる」と危機感を募らせており、あまりにも不甲斐ない自社の現状を痛烈に皮肉ったのだった。

怒りは静まらない。
「顔を出し、御用を聞くレベル」。
「引き合いに見積書で応じる程度」。
仕事というより作業に終始するので、何年携わったところでこれといった営業ノウハウは残らない。
したがって、顧客の引き合いが減ると、その分だけ営業担当者の売り上げが落ちる。
営業力で売った例がないのだ。
自社を支えられないし、自分や家族の生活も守れない。

それにしても、いいヒントをいただいた。
私は彼に断ったうえで、こうした受け身の典型を「名ばかり営業職」と呼ぶことにした。

少し前「名ばかり管理職」という言葉がマスコミにしばしば登場した。
地位に見合った権限を与えられず、責任だけを背負わされたサービス業の店長などが会社を訴え、過酷な労働実態が明るみに出た。
「管理職にしてしまえば、残業代を支払わなくて済む」。
企業の側にそうした思惑がまったくなかったとはいえない。

しかし、「名ばかり営業職」は本人の側に原因がある。
もちろん、企業の側に問題がないわけでない。
例えば、営業活動へのトップの考え方とか、営業部門を支配する風土などである。
これらが古かったり腐っていたり…。
売れた経験が忘れられないのだ。

営業は志望者が著しく減った結果、採用者の質が極端に下がっている。
やむをえず、他部門からの配置転換でしのぐケースも増えている。
前向きに取り組もうとする人材は限られ、名ばかり営業職がのさばりかねない状況である。

                       ◇

ところで、金曜日の講義中、宮崎県の建設会社で最大手の「志多組」が倒産したという情報が飛び込んできた。
あのシーガイアのホテル施行などを手がけたらしい。
負債総額は 278億円。
受講者に会社から緊急連絡が入ったとかで、私は休憩時間に教えられた。
幸い、被害は小さい。

秋口から年内にかけ、建設会社や不動産会社の倒産が相次ぐとの予測もある。
景気は土砂降りになるのか。
買い手の立場で言えば、マンションや戸建ての購入は危険すぎる。
業界には気の毒だが、先送りすべき。

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タカクラホテル福岡でマッサージ

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金曜日の夜、私は合宿研修の疲れが限界を超え、背中に異常な張りが出た。
吐き気が治まらない。
北京オリンピックの開会式を見ようという気さえ起こらない。
そこで、宿泊先のタカクラホテル福岡で1時間のマッサージを受けた。
部屋に来てくれた高齢の女性は腕がよく、力が強い。
「凄いコリですね」と呆れつつ、入念な仕事振り。
1度の指圧で張りが取れるはずもないが、ずいぶんと体がラクになった。

私の年齢だと、やはり朝から深夜まで講師を務めるのはムリがある。

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だれかがやらなければ…

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私は40代で企画と営業に関するノウハウ本を何冊か出した。
いまだに書店の店頭で見かけることがある。
さて、読者やセミナー受講者からときどき指摘を受ける。面と向かってでないが…。
「つまらない」と。

うーん。
読む側がつまらないなら、書く側はその百倍や千倍つまらないという簡単なことが、なぜ分からないのだろう。
頭が悪い。
うそだと思うなら、私のようなノウハウ本の執筆に挑んでみるがよい。
めちゃくちゃ大変。
少なくとも私は、面白さを感じない。

書きたくて書いたのでない。
必要性を認めて書いたのだ。
基礎的な知識や技術、作業や行動を時間軸に則してまとめたマニュアルが助けとなる人が世の中にいる。
だれかがやらなければ…。

その証拠に、これらは何度か増刷している。
1万部から数万部ほどで、地味なノウハウ本としてはかなりの売れ行きである。
それだけでない。これらは著作権侵害の嵐にさらされた。やはり待ち望む人があちこちにいる。

                       ◇

ところで、こうしたマニュアルに近いノウハウ本を1冊書く間に、読み物に近いビジネス本を何冊か書ける。
しかも、前者は作業の積み重ねに留まり、苦しい。後者は発想の飛翔を含み、楽しい。
ノウハウ本は、体力のある若いときでないと取り組めない。

実は、十年以上前に書いた原稿が何冊分かある。ほとんどがこの類である。
それに修正を施し、完成度を高めるなら、出版社が刊行を引き受けてくれる可能性はある。
しかし、そのわずかばかりの仕上げが非常におおごと。
というわけで、私は長らく本を出せないまま…。

将来、原稿を起こすことがあれば、読み物に近いビジネス本になるだろう。
老いた私には、マニュアルに近いノウハウ本はムリである。
次の世代に委ねたい。
もっとも、こんな割に合わないことは、だれもやりたがらないかなぁ。
およそ仕事にならない。

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透明水彩画は人生より厳しい

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わが子は横浜画塾の創設時の生徒として、笠井一男先生にお世話になった。
場所は、横浜市営地下鉄センター南駅のそば。
先生のプロフィールは凄い。
東京藝術大学大学院を出た。
ユニークな広告で知られるパルコの宣伝部長を務めた。
画塾を立ち上げた翌年、初の著作『水彩画のすすめ』宝島社から刊行した。

先生は水彩画、それも透明水彩画一筋。
わが子が打ち込む様子を見て、私も描いてみたいと思ったことがある。
本を滅多に買わない私が、先生の本を読んだ。
いかに本気だったかが分かるだろう。

さて、私の結論―。
第1に、透明水彩画は“いい人”しか描けない。
透明なので、心が美しいことが絶対条件となる。
私のように心が濁った人間では、それが見えてしまう。
これは致命的。

第2に、透明水彩画は「計画性」が欠かせない。
透明なので、着色の設計と段取りが決め手となる。
私のように行き当たりばったりの生き方が染み付いている人間には、とても難しい。

第3に、透明水彩画は「失敗」が許されない。
透明なので、その痕跡を隠しようがない。
人生でさえ、多少の失敗は許される。
その意味で、透明水彩画は人生より厳しい。
ひょっとして失敗を楽しむものなのか?

                       ◇

何も透明水彩画に限らないが、絵を描くには時間の余裕がほしいところ。
仕事に追われる私には、心のゆとりがない。とても叶えられないと思い知った。

念のため―。
透明水彩画を茶化したブログでない。
率直に感じた事柄をまとめた。
私にまったく不向きである。

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手帳と睨めっこ

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きのうのブログで、SBI大学院大学でまもなく「実践営業論」の授業が始めると述べた。
いま、その準備にどれくらいの日数が必要か計算している。
コンテンツのベースはあるが、それでも1時限に丸3日はかかるという結論に達した。
したがって、15時限、延45日。
1時限に教材として図版12枚なら計180枚、16枚なら計240枚。
膨大な作業だ。

こうした機会を与えられないと、なかなか新しいカリキュラムをつくれない。
いずれにしろ地獄を味わうわけだから、無謀を承知でオリジナルにこだわる。
決意というか覚悟が固まってきた。

私は手帳と睨めっこ…。
あらかじめスケジュールは空けておいたといっても、それなりの仕事は抱えている。
日程を書き入れると案の定、8月から10月まで3カ月はびっしり。
いや11月までずれ込むか。

第1時限の収録が目と鼻の先、22日(金)に迫る。
私には土日や祝日はおろか、北京オリンピックのテレビ観戦もお盆休みもない。

Copyright ©2008 by Sou Wada

MBAの授業の準備に目が回る

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私は、起業家養成のSBI大学院大学(MBA)での「実践営業論」のレクチャーに備え、目が回るほどの忙しさ。
同校の設立趣旨に共感して講師を引き受けたものの、いよいよ授業が始まるとなると準備が非常に大変なことが分かってきた。
火曜日に横浜・関内の同校で打ち合わせを行った。
正直、とても気が重い。

長らく講師として経験を積んできたので、コンテンツのベースはある。
定番の「提案営業研修8日間コース」
ソリューション研修の最高峰と自負している。
したがって、ゼロからカリキュラムをつくるわけでない。
しかし、SBI大学院大学はインターネットを通じて授業を進めるため、教材をきちんと用意しなければならない。
私は企業研修公開セミナーで板書を多用しているが、これをすべて図版に起こす。
殴り書きと異なり、内容の詰めを欠かせない。
かなりの時間がかかりそう。
さらに、放送大学みたいな収録に15日ほど取られる。
8月から10月まで、文字どおり寝る間を惜しむ状態か…。

大学などで講師を務めた経験を持つ方なら分かると思うが、名誉職のようなもの。
したがって、ビジネスでなくボランティアになる。
こんなことを言うと、事務局から報酬を支払っていると叱られそうだが、これに要する一切の時間で割ると、マクドナルドの時給よりはるかに安い。
一足早く短大の講師になった知人が同じことを言っていた。笑いながら…。

                       ◇

MBAで営業が通年のしかも正規の授業に組み込まれたのは、恐らく日本初!
そのうえ2倍の時間、それゆえ2倍の単位が与えられる。
そして、講師にほかならぬこのが選ばれた。
頑張ってきた甲斐があった。
心より感謝したい。

私が使命としてきたのは、わずか2つである。
第1に、営業変革
第2に、営業の地位向上
これは企業勝ち残りの条件と考えているからだ。

今回のMBAの授業への採用は、この第2にいくらか貢献するだろう。
弱音を吐いている場合でない。

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しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
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プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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