コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2009年10月

人は行動を嫌う。

人は行動を嫌う。
なぜか?
結果が出てしまうから。
就活でも、婚活でも、タスクでも、起業でも…。
あぁ、気が重い。

行動を起こすと、自分の能力が丸裸になる。
行動を内緒にしておけば、
結果を周囲に知られることはないが、
自分はごまかせない。
行動の結果を受け入れざるをえない、
そのストレスに耐えられないのだ。

行動を起こせば、失敗が増える。
恥をかくし、バカにされる。
いいでないか。
振り返るまでもなく、
自分などたいしたことはない。
行動を起こさなければ、失敗が減らせる。
恥をかかないし、バカにされない。

自分に成果をもたらすのは、行動だけである。
1日、1週、1月、1年…。
限られた時間のどれくらいを行動に費やしたかにより、
私たちが手にする成果が決まる。
行動を起こさないかぎり、何一つ変えられない。
何一つ変わらない。

不遇をかこつ人に共通するのは、
行動の絶対量が圧倒的に足らないこと。
世間は成果でしか評価しない。
自分の居場所を見つけられないのは、
行動を起こさないから…。
成果の出しようがない。
まして活躍の場は得られない。
募る寂しさ、昂じるイライラ…。

自責こそ自信。
自責こそプライド。

自分の行動に片っ端からブレーキをかけているのは、
ほかならぬ自分である。
人生でも、仕事でも、経営でも…。
行動を起こす前から結果を案じ、結果を恐れ、
行動をためらう。

勇気こそ才能。
勇気こそアドバンテージ。

私が人を見る関心は、いたってシンプル。
どのような行動を起こしているか。
どれくらい失敗を犯しているか。
ささやかな成果は後からついてこよう。

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2009年11月公開講座

和田創ブログ 2009年10月タイトル一覧

◇2009年10月31日(土) 人は行動を嫌う。
◇2009年10月31日(土) いざベンチャー設立へクレド制定!
◇2009年10月31日(土) 自動車部品メーカー経営危機(再録)
◇2009年10月30日(金) 過去の栄光…自動車メーカー凋落!
◇2009年10月30日(金) 税金注入、日航救済に国民感情は?
◇2009年10月29日(木) 永守重信2の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月29日(木) 国民の暮らし崩壊…自動車革命の衝撃
◇2009年10月29日(木) 二世経営者、後継者、偉大な父の重圧
◇2009年10月28日(水) 大反響セミナー映像(営業変革講演)
◇2009年10月28日(水) ジリ貧の人生。ジリ貧の経営。
◇2009年10月27日(火) トヨタ系部品メーカー、総入れ替え?
◇2009年10月27日(火) 営業が強い会社の売るツボとは?
◇2009年10月27日(火) あれがない。これがない。
◇2009年10月26日(月) トヨタはいらない…自動車革命
◇2009年10月26日(月) 受講申し込み殺到…人気営業セミナー
◇2009年10月26日(月) 新型インフル死者、千人超の衝撃!
◇2009年10月25日(日) 第41回東京モーターショー評価
◇2009年10月24日(土) エコカー比べ…東京モーターショー
◇2009年10月23日(金) クラブ・トゥルー…たまプラーザ
◇2009年10月23日(金) 公共事業、厳格精査、軒並み白紙へ
◇2009年10月23日(金) 御用聞き営業から抜け出せ!(再録)
◇2009年10月22日(木) 東京モーターショー、転落!
◇2009年10月22日(木) 高級ブランド、貧乏日本に見切り
◇2009年10月22日(木) 小泉内閣も真っ青の独断専行振り!
◇2009年10月22日(木) 社長の悩み、経営の苦しみ(再録)
◇2009年10月21日(水) オシッコ飛ばしとフルチン走り
◇2009年10月21日(水) 民主政権下、雇用は危険水域に突入!
◇2009年10月21日(水) 輪島功一の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月20日(火) 景気悪化…鳩山内閣、年内にも試練!
◇2009年10月20日(火) ゼネコン既設改修営業強化相談会
◇2009年10月20日(火) 顧客第一、価値提供型営業へ!(再録)
◇2009年10月19日(月) 自主再建断念か…日航問題
◇2009年10月19日(月) うそっ、少子高齢化はここまで!
◇2009年10月19日(月) 自主再建断念か…日航問題
◇2009年10月19日(月) うそっ、少子高齢化はここまで!
◇2009年10月19日(月) 壊滅ゼネコン、既設市場で総合改修?
◇2009年10月19日(月) 社長と取締役の人気セミナー(再録)
◇2009年10月18日(日) 新型インフルワクチンは1回接種へ
◇2009年10月18日(日) 中島誠之助の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月18日(日) Time To Say Goodbye … BEST
◇2009年10月18日(日) なぜ婚活がうまくいかないか(再録)
◇2009年10月17日(土) インフル対策スーツの注目度!
◇2009年10月17日(土) イチローの言葉と生き様(再録)
◇2009年10月17日(土) ポール・ポッツ、その歌唱!(再録)
◇2009年10月17日(土) ポール・ポッツ、その感動!(再録)
◇2009年10月16日(金) インフルエンザ注意報発令…大都市
◇2009年10月16日(金) リニア中央新幹線は伊那谷ルート!
◇2009年10月16日(金) 菓子卸・美多加堂のリテールサポート
◇2009年10月16日(金) 社長の苦悩…ウェブ営業相談(再録)
◇2009年10月15日(木) 経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進
◇2009年10月15日(木) 新型インフル猛威…横浜都筑の学校
◇2009年10月15日(木) 今夕、営業実践大学を開催(再録)
◇2009年10月14日(水) 凄い! 日経が電子版で読める!
◇2009年10月14日(水) 溜まった新聞にうんざり…出張帰り
◇2009年10月14日(水) 営業を強くしたい…経営相談(再録)
◇2009年10月13日(火) 渥美清の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月13日(火) 野村楽天、原巨人とシリーズで激突!
◇2009年10月13日(火) 西鉄グランドホテル、綾小路きみまろ
◇2009年10月13日(火) 営業強化・受注拡大相談会(再録)
◇2009年10月12日(月) 楽天、ファン感情無視、監督解任!
◇2009年10月12日(月) ニラレバかレバニラか民意を問う
◇2009年10月12日(月) 社長の常識…営業再生のツボ(再録)
◇2009年10月11日(日) 広島と長崎、2020年夏季五輪招致へ
◇2009年10月11日(日) 新型ワクチン接種、いよいよ
◇2009年10月11日(日) 経営革新・営業変革講演動画(再録)
◇2009年10月10日(土) 秋元康2の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月10日(土) 夫婦二人が月10万円で暮らせるか?
◇2009年10月10日(土) 社長よ、業績を諦めるな!(再録)
◇2009年10月9日(金) オバマ大統領? ノーベル平和賞受賞?
◇2009年10月9日(金) 三波春夫の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月9日(金) 社長よ、下期の売り上げを伸ばせ!
◇2009年10月8日(木) 永守重信の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月8日(木) ボリュームゾーン爆発、勢力地図一変!
◇2009年10月8日(木) 最強営業組織への再生法(再録)
◇2009年10月7日(水) 高橋竹山の言葉と生き様(再録)
◇2009年10月7日(水) 会員制ビジネス壊滅、更新激減
◇2009年10月7日(水) 営業が弱い、売上が足りない(再録)
◇2009年10月6日(火) 兼高かおるの言葉と生き様(再録)
◇2009年10月6日(火) 福岡滞在、最強台風18号にびくびく
◇2009年10月6日(火) 流通壊滅、店舗もパートも大リストラ
◇2009年10月6日(火) 仕事がない、給料が遅れる(再録)
◇2009年10月5日(月) 予算白紙、執行停止で景気急降下?
◇2009年10月5日(月) リクルート流・最強営業管理のツボ
◇2009年10月5日(月) 部品メーカー営業テコ入れ相談会
◇2009年10月4日(日) 不況深刻、最強ラーメン伝説
◇2009年10月4日(日) 所得減少、売れるのは大型冷蔵庫!
◇2009年10月3日(土) GMと日本航空に思う
◇2009年10月3日(土) 景気降下…野党感覚で発言する閣僚
◇2009年10月3日(土) 経営革新・営業変革講演動画(再録)
◇2009年10月3日(土) 民主景気に神風は吹かず…東京敗北
◇2009年10月2日(金) 五輪招致一発逆転、鳩山友愛スピーチ
◇2009年10月2日(金) 1964東京五輪の感動をもう一度!
◇2009年10月2日(金) デフレ加速、住宅ローン地獄!
◇2009年10月2日(金) 景気冷え込み、社長の打ち手とは?
◇2009年10月1日(木) 五輪東京招致なら景気浮揚の糸口に!
◇2009年10月1日(木) 東京オリンピック招致、決選投票!
◇2009年10月1日(木) トヨタ大変、円高と大規模リコール
◇2009年10月1日(木) 仕事がない、売上が足りない(再録)

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いざベンチャー設立へクレド制定!

資本金2円で新会社設立へ!
2社のジョイントベンチャーなので、各1円の出資となる。
私は込み入った計算が苦手なので、分かりやすくしてもらった。
起業教本0084先方の社長は東大とその大学院を出たわりに、簡単な足し算くらいしかできない。
そのせいか、新卒でソニーに入社し、すぐに退社した(辞めたのか、首になったのか、真実は不明)。
とても理工系出身と思えない。
明治大学経営学部5年中退の私といい勝負!

さて、確かに1円の出資にすぎないが、このご時世では結構な金額。
私は、ジョイントベンチャー立ち上げのために、ずっと引き出しの奥に隠しておいた“1円玉”をギュッと握り締めた。
起業教本0085アイタ、タ、タ…。
自分の2円だった。
虎の子のへそくり!

2社で2年前から準備作業をたらたら進めてきたが、ようやく来年前半の創設がぼんやり見えたところ。
そろそろ新会社の「クレド」を考えなくては…。
起業教本0086それがいつも頭の片隅にある。
なぜなら、私は「勝ち残りを決定づける最大の要因は、企業文化と組織風土」と信ずる。
この経営のキモを押さえるなら、会社は簡単に潰れるものでない。
ジョイントベンチャーの社長は、還暦間近の私より二回り以上若い。
彼に余計な苦労をさせたくないのだ。
私は持続的成長を可能にするクレドをつくり、全員がそれを唱和する習慣を根付かせたい。

ついては、どのような会社を目指すのか明確にし、そのうえで「社是⇒社訓⇒行動指針」の順に制定する。
起業教本0087新会社のグランドデザイン、そして骨格となる事業コンセプトとビジネスモデルは、昨秋までにボランティアの創業メンバーの力を借りながらおおよそ描いた。

現実の創業はかならずしも手続きどおりに進まない。
関係者は自分なりにテーマや問題意識を温めている。
起業教本0088目の前の段階に知恵を絞りつつも、その先の段階に関しても断片的にアイデアが湧いてくる。
どちらかといえば理詰めの前者に対し、後者は直感。
それが後に貴重になったりするので、忘れないうちに書き留めておく。
理屈とひらめきのバランスが、こうしたプランニングでは大事でなかろうか。
前者は緻密さを、後者は輝きをもたらす。

私は入浴中に2円を眺めていて、ふとフレーズが浮かんだ。
クレドを考えていたわけでない。

行動、行動、また行動!
挑戦、挑戦、また挑戦!
創造、創造、また創造!

起業教本0089あれ、なかなかいい。
新会社の「行動指針」に使えるかもしれない。
少なくとも素材や1案くらいになりそう。
もちろん、クレドの制定に当たっては「社是⇒社訓⇒行動指針」という流れを踏みながら、全体の整合性を検証して決め込む。

私には、皆が朝礼で心を合わせて大声で唱える光景が見えてきた。
資本金2円のジョイントベンチャーは、短期間でのIPOを目論む。

なお、会社をつくりたいと思っている人に知っておいてほしいことを、以下のブログで述べている。
「案ずるより産むが易い」。
実は、それほど難しくない。
⇒2007年08月26日「会社はごく簡単につくれる」はこちら。
⇒2009年3月12日「会社をつくりMBAに行こう」はこちら。

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過去の栄光…自動車メーカー凋落!

きのうの続き。
NHKスペシャル「自動車革命」第2回の内容は、私にとり衝撃的なものだった。
その影響は自動車産業だけでなく日本経済全体に及ぶ。
クルマの動力は、ガソリンエンジンから電気モーターへ。
再建屋雑記帳0905近い将来、クルマはすべて電気自動車(EV)に変わりそうな勢い。
ところが、ここに20世紀を謳歌した自動車メーカーにとり大問題が生じる。
電気自動車は、従来のような大規模な組み立てラインを持たなくても生産できるのだ。
要は、電化製品。
モーターとバッテリー(電池)があればつくれる?
部品の点数が1割に減少し、製造の工程がひどく簡素に…。
結果、価格は大幅に下落。

その気になれば、容易に自動車メーカーになれる。
中国や米国など、世界中に「スモール・ハンドレッド」が産声を上げている。
かつて町工場からホンダ(本田技研工業)が生まれたが、中国にもそうした熱気が渦巻いている。
再建屋雑記帳0906例えば、農村部の貧困層をターゲットに、常識外れの超低価格車の開発を進める。
このボリュームゾーンの取り込みに成功するなら、世界の新興国市場に打って出られる。
また、その計り知れない成長性に、これまでIT分野にのめり込んできた投資家がすでに目をつけている。
米国でもIT企業が「スマートグリッド」の開発を急いでいるらしいが、私は悲しいことに話をよく飲み込めない。

第13回上海国際モーターショー(2009年)には、名もないメーカーがさまざまな電気自動車を出品した。
過去最小規模となった第41回東京モーターショー(2009年)とは対照的に、こちらは過去最大規模となった。
再建屋雑記帳0907中国は国力と経済の勢いの差を見せつけた格好。
出展企業・組織は25カ国・地域の約1500社に及ぶ。
会場の賑わいと活気が目に浮かぶではないか。
むろん、長年の蓄積を持つ自動車メーカーとは、技術などすべての面における完成度で開きがある。
が、決して侮れない出来栄えだ。

こうしたうねりに対し、既存メーカーは内心穏やかでないはず。
ハイブリッド(HV)で先行したトヨタ自動車なども販売好調に浮かれていられない。
自ら電気自動車へのつなぎ、あるいは橋渡しと位置づけている節もある。
再建屋雑記帳0908また、日産自動車はライバルと一線を画し、ずばり電気自動車を重視している。
カルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「電気自動車の時代に主導権を握るのは、自動車に通じたクルマメーカーだ」と語った。
それはほんとうか?

既存メーカーはクルマづくりのプロフェッショナルだから、耐久性や安全性の確保では一日の長がある。
実際、重大な要素だ。
再建屋雑記帳0909どんなに安くても、すぐに故障を起こしたり命を落としたりしたのでは、ユーザーは離れる。
だが、スモール・ハンドレッドのなかには短期間で既存メーカーの水準に近づくところが現れるのでは…。

20世紀から21世紀初頭までモータリゼーションを牽引してきた名立たる自動車メーカー。
しかし、ガソリン自動車から電気自動車への歴史的大転換を契機に、凋落の道を辿るかもしれない。
脱ガソリンは、脱エンジン(内燃機関)、そして脱自動車メーカーなのだ。
再建屋雑記帳0910既存メーカーがふと気づいたら、過去の栄光しか残っていなかったという事態が現実にならないだろうか。
いま、自動車産業を形づくってきた規範も、自動車産業を支えてきた構造も、何もかも破壊されようとしている。
これは21世紀の「産業革命」と呼んでよい。
既存メーカーは、夢と野望を抱く新規参入者と同じスタートラインに立つ?

とりわけ中国やインドなど膨大な人口を有する新興国市場で超低価格の電気自動車の普及に火がついたとき、自動車メーカーの勢力図は一変するのでないか。
販売台数シェアが動き、地位が入れ替わる。
再建屋雑記帳0911トヨタ自動車は長い年月をかけて世界の頂点に上り詰めた。
最大のライバルだった米国ビッグ3の失敗や衰退に助けられながら…。
だが、今後は目まぐるしく順位の変動が起こりそう。
自動車産業に、そしてモータリゼーションに変化でなく「革命」の津波が押し寄せる。

続きは、あした。

なお、NHKスペシャル「自動車革命」第1回についての感想は以下。
⇒10月26日「トヨタはいらない…自動車革命」はこちら。
⇒10月27日「トヨタ系部品メーカー、総入れ替え?」はこちら。
また、NHKスペシャル「自動車革命」第2回についての感想は以下。
⇒10月29日「国民の暮らし崩壊…自動車革命の衝撃」はこちら。

Copyright (c)2009 by Sou Wada

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税金注入、日航救済に国民感情は?

日本航空(日航。JAL)は、政府が設立した「企業再生支援機構」を活用して再建を目指すことになった。
西松遥社長が同機構に対して正式に支援を要請し、事前相談を開始した。
再建屋雑記帳0899これを指示した前原誠司国土交通相前原誠司国土交通相は、「国の管理下で…」と語ったが、結局は“救済”。
日航問題はその解決を先送りしてきた自民党政権のツケなのだから、そう宣言してばっさりと切り捨てればよかった。

前原国交相直属の「JAL再生タスクフォース」は解散。
主要メンバーは自ら乗り込んで再建に取り組む意欲を示していたが、精査した財務状況は手遅れに近く、金融機関や財務省などと調整をつけられなかった。
再建屋雑記帳0900というわけで、土壇場で再建主体が変わった。
今後は企業再生支援機構が独自に資産査定を行い、再建計画を練り直す。
日本航空の資金ショートが懸念される11月に間に合いそうもない。
政府保証付きの“つなぎ融資”で乗り切ることになる?
最悪だ。

このブログで日本航空の危機を幾度も取りあげてきたが、私はいったん潰すべきだと思う。
債務超過、経営破綻の状態なのだから、潰れて当然…。
再建屋雑記帳0901責任がうやむやなまま巨額の公的資金が投入されることが我慢ならない。
借金まみれの日本が、一企業に税金を注ぎ込むなどということが許されるのか。
しかも、国民の多くは生活費を切り詰め、ぎりぎりの暮らしを強いられている。
この期に及んで高額の年金の削減にOBが猛反発しているらしい。
噂では月額50万円。
鳩山内閣は友愛の精神に基づき、そのカネを困窮者対策などに回したらよい。

日本航空は、国有化時代を含めて政官との癒着に由来する驕りと慢心が染み付いている。
高コスト体質もほっぽらかし。
関係者のインタビューが流れたが、権利を主張するばかり。
再建屋雑記帳0902だれも責任を取ろうとしない。
むろん、詫びはなし。
会社が腐っており、再生は至難だ。
どうせ潰せるはずがないと踏んでいるようだとしたら、私たちは舐められたものだ。
日本航空に、大きな犠牲を払ってまで残す価値はないのでは…。
労務コストにメスを入れられないなら、捨て金!
国民感情はいかに?

やはりこのブログで述べたとおり、日本航空は法的整理を潜らせたうえで、全日本空輸(全日空。ANA)にお願いして骨を拾ってもらうしかないのだ。
全日空にとり迷惑以外の何物でもないが、力を貸してもらわなくてはなるまい。
鳩山内閣は毅然とした態度を取り、一日も早く決着を図ってほしい。
再建屋雑記帳0903ただし、年金債務は優先債権に当たるかもしれないとのことで、倒産させるのも簡単でない。
関係者の強気の背景となっているのか。
年金削減の動きについても「訴訟」をちらつかせて牽制する向きもある。
私の率直な気持ちを述べれば、愚かな会社に1円の税金も使ってほしくない(すでにいっぱい使われている)。

迷走する日航問題…。
次元の低すぎる話で、私は悲しい。
この先、もう一波乱ある?

いま知ったのだが、鳩山内閣は日本航空の企業年金を強制的に減額する特別立法を検討しているようだ。
再建屋雑記帳0904膨大な税金を注入するなら、絶対条件!
私はずっとハラワタが煮えくり返っていた。
新政権にぜひとも頑張ってもらいたい。

以下は、私の一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。
⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。
⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。
⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。
⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。
⇒10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。

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2009年11月公開講座



国民の暮らし崩壊…自動車革命の衝撃

私は2週にわたりNHKスペシャル「自動車革命」を見た。
ガソリンから電気へ、クルマが歴史的な転換期を迎える。
第1回目と異なり、第2回目に驚いた。
再建屋雑記帳0891現実がそこまで進んでいることを知り、強烈なショックを受けた。
それは輸出型産業、それも「自動車産業」に依存してきた日本の一大事だった。
今後の凋落は決まり?
私は絶望的な気分…。

自動車産業は、自動車メーカーが頂点に立ち、その下に大手部品メーカー、下請け企業、孫請け町工場が裾野をつくるピラミッド型だ。
全就業人口の8パーセント、5百万人以上が働く。
再建屋雑記帳0892日本の経済を支えているといっても過言でない。
このオバケ産業がかつてない危機に直面している。
当然、雇用も壊れる。所得も減る。
私たちの暮らしが成り立たなくなる日はすぐそこ…。

深刻なのは、無数のクルマ部品メーカーも同じ。
すでに倒産が急増している。
クルマの動力は、ガソリンエンジンから電気モーターへ。
再建屋雑記帳0893電気自動車(EV)は、部品の点数がガソリン自動車の10分の1で済んでしまう。たった1割。
クルマの仕組みが極端に簡素化されるためだ。
しかも、電気部品や電子部品に置き換えられるものが少なくない。
さらに、エンジン回りが高温にならないので、鉄などの金属にこだわらなくてよい。
部品以前に素材自体が抜本的に見直される。
鉄板に覆われたボディを走らせていたことが、やがて笑い話になるのか。

電気自動車では、これまでのクルマ部品メーカーのなかで蚊帳の外に置かれるところが続出する。
再建屋雑記帳0894加えて、中国など新興国が品質面で追いついてきた。
かつてのように「安かろう悪かろう」でない。
日本勢はきわめて厳しい戦いを強いられる。

クルマ部品メーカーには、受注激減どころか受注消滅の嵐が吹き荒れそう。
「座して死を待つわけにいかない…」。
経営トップがそう考え、「脱下請け」の動きが一気に表面化してきた。
再建屋雑記帳0895遅い! 新分野や新市場に打って出るのがあまりに遅い!
自動車市場に依存しきり、危機感が欠落。
どうせ目論見どおりにいかない。
長らく下請け体質に染まっていた企業が、大変という理由で簡単に変われるだろうか。
冷静に眺めると、中小・中堅のクルマ部品メーカーは、営業部隊が確立していないか、営業能力と営業技術が貧弱である。
再建屋雑記帳0896慌てて営業を鍛えるとして、それが十分に機能するようになるまで、はたして会社が持ち堪えられるか。
かなりのクルマ部品メーカーは、淘汰や再編の大波に飲み込まれる?

ハイブリッド(HV)で先行したトヨタ自動車、そして日本の自動車メーカー。
環境重視のクルマづくりはおおいに評価されてよい。
それは、ガソリン自動車から電気自動車への転換を後押しした。
再建屋雑記帳0897いまや世界の揺るぎないトレンドになった。
が、その結果、自動車産業は垂直統合型から水平分業型へ。
いわゆる“業界”の壁が取り払われ、際がなくなろうとしている。
それは、業界が失う利益である。
戦後長い歳月をかけて築かれたピラミッド構造が崩壊する日が目前に迫る。
自動車革命が、関連する企業はもとより就業者に与えるインパクト(衝撃)は想像を絶するほど大きいのでないか。

実は、自動車産業のピラミッドの崩壊は、裾野に位置するクルマ部品メーカーだけでなく、頂点に陣取る自動車メーカーにとっても存続を危うくするはず。
私は、水平分業は「販売」に波及すると考えている。
再建屋雑記帳0898カーディーラーは生き残れないのでは…。
とりわけチャネルの充実したトヨタ自動車は地獄を見る。
このブログで幾度も述べてきたが、なぜ1日も早く「トヨタ店」「ネッツトヨタ店」「レクサス店」の3系列に再編・集約しないのか、まったく理解に苦しむ。

続きは、あした。

なお、NHKスペシャル「自動車革命」第1回についての感想は以下。
⇒10月26日「トヨタはいらない…自動車革命」はこちら。
⇒10月27日「トヨタ系部品メーカー、総入れ替え?」はこちら。

                       ◇

やはりこのブログで幾度も述べたとおり、私は昨秋来、社長や取締役を対象とした「個別経営相談」に力を入れている。
web営業相談室従業員百名〜千名の中小・中堅クラスを中心に、すでに70社以上が訪れている。
実は、相談者で目立つのが部品メーカー、とりわけクルマ部品メーカーの経営トップである(ほかに人材派遣会社、なかでも製造業関連が多い)。
中国などの新興国市場の好調に引っ張られるかたちで輸出が回復してきたが、以前の再建屋雑記帳0887水準に遠く及ばない。
しかも相談者の大半がこの先も厳しい業績見通しを持つ。
もはや営業担当者が既存顧客に対する「顔出し⇒御用聞き⇒見積書提示」のルーティンに留まっては、会社が回っていかない。
経営トップは営業のテコ入れに本腰を入れるべきだろう。

テーマは、「これでいいのか、うちの営業? 収益確保・業績拡大のための営業見直し」
私が再建屋としての豊富な経験と実績に則して、1社ごとに最大2時間の無料相談に応じている。
⇒詳しいカラーパンフレットはこちら(引受条件あり)。
また、事前に「電話相談」もお受けしている。
どうか気軽にお申し込みいただきたい。

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二世経営者、後継者、偉大な父の重圧

テレビ東京の「レディス4」で、「陳建一のチンゲン菜レシピ」を紹介していた。
私はチンゲン菜が大好きだが、レシピに興味はない。
再建屋雑記帳0888陳建一直伝の絶品・簡単料理が明かされた。
ゴクリ(唾を飲む音)。

…それにしても、懐かしい笑顔だ。
陳建一といえば、私が思い出すのはフジテレビの「料理の鉄人」である。
日本を代表する和洋中の3名のシェフに対し、腕に覚えのあるゲストシェフが毎週、真剣勝負を挑む。
調理(厨房)をエンターテイメントに演出した番組!
とてもエキサイティングで面白かった。
その中華の鉄人が、陳建一(ちん・けんいち)。
穏やかな表情からははかり知れない内面の葛藤があったようだ。

私は昨秋来、経営層を対象とした「個別経営相談会」を幾度も開いてきた。
そこに真っ暗な目で尋ねてくるわりと若い方が、二世経営者や後継者だったりする。
再建屋雑記帳0889カリスマ性の強い創業社長、オーナー社長に負い目を感じている。
その重圧から、自分にどうしても自信を持てない。
私は彼らが気の毒でならない。

周囲は不安そうな様子を隠さない。
とりわけ番頭格やベテラン社員が、ちょっとした意思決定など何かにつけて先代と比べる。
陳建一また、長らく懇意にしてきた取引先も…。
まして、いまや中小・中堅企業はぎりぎりの経営を強いられる。
会社が存続していけるかどうかは社長次第ということを、本人を含めて皆がよく分かっている。

陳建一は、勉強のつもりで引き受けた「料理の鉄人」で、当初1年間は負けが込んだ。
何せ、父は「中華の神様」と称えられた陳建民(ちん・けんみん)である。
再建屋雑記帳0890苦悩する毎日…。
が、その偉大さに押し潰されかけたとき、気づいた。
「父と僕は違う」。
わずかな意識の変化で陳建一はよみがえり、今日の地位と名声を築いていく…。

なお、私は陳建一について語ったことがある。
3分14秒の講話映像、ユーチューブの動画。
二世経営者や後継者に限らず、父の重圧と戦うすべての方々にご覧いただきたい。
親は親、子は子。
この世に一人しかいない自分を大切に、ね。



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講演TV(賢人編)
陳建一

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大反響セミナー映像(営業変革講演)

営業変革講演 1.目をおおう営業活動の実態業績の回復と向上をいかに図るべきか?
その核心を明かした「和田創・営業変革講演」の衝撃映像をアップした。
むろん、すべて無料。

私は、長らく理事長を務めるNPO法人営業実践大学月例公開講座、都市銀行系シンクタンクなどが主催する公開セミナー、多様な業種にわたる企業研修を含め、年間2百回弱の講演を行っている。
経営教本04671日当たりの参加費が3〜8万円と、かなり高額の講座もある。
これらは、私がMBAで講師を引き受ける「実践営業論」の膨大な授業内容がベースになっている。

「和田創・営業変革講演」では、そのうち経営層や上級管理職の方々が強い反応を示したコンテンツを中心に、ごく一部ながら無料で公開している。
営業変革講演 2.営業に“勝ち癖”をつけるいずれも高い評価と大きな人気を得たコンテンツばかり。
言い換えれば、大反響のセミナーの要所要所を再現した。
実際、受講後のアンケートでは「目からウロコ」「深い気づき」といった文字が躍る。

経営教本0468さて、全体のテーマは、「営業発・全社改革の思想」だ。
日本経済は閉塞感に覆い尽くされ、企業は崖っぷちに追い詰められている。
顧客目線に則った社員の意識改革と行動改革、それによる企業文化と組織風土の刷新は、最重要の経営課題といえよう。
営業変革講演 3.間違いだらけの営業研修この「和田創・営業変革講演」の映像(動画)は、合計9本・それぞれ12〜18分程度
私は早口で怒鳴り散らすとの指摘をよく受けるので、かなり抑え気味に語っている。
私のナマ講義を知る方が拍子抜けするほど、物静か。

経営教本0469とくに視聴していただきたい方は、社長・役員のほか、経営企画・業務改革推進室長、総務・人事・教育・研修部長、支社・支店長、営業部・課長など。
さらに講演・セミナーの企画担当者、新聞・雑誌・テレビなどのマスコミ関係者。
営業変革講演 4.全社に顧客の横串を通せそれでは、衝撃の講演映像をじっくりとお楽しみください。
そして“熱”を受け取ってください。

◆営業変革講演1
目をおおう営業活動の実態
〜「顧客第一」など大ウソである


経営教本0470◆営業変革講演2
営業に“勝ち癖”をつける
〜「変わったね」と、顧客から言われること!


◆営業変革講演3
間違いだらけの営業研修
〜提案営業をかじると、売り上げは落ちる

営業変革講演 5.営業管理者の仕事とは何か?
◆営業変革講演4
全社に顧客の横串を通せ
〜勝ち残りへのムーブメントを引き起こす


◆営業変革講演5
営業管理者の仕事とは何か?
〜「おれの部下でホント、幸せもんだ」

経営教本0471
◆営業変革講演6
エラソォ〜な製造を変える
〜「つくったから売れ」「生産ラインを空けるな」


◆営業変革講演7
勝ち組は営業生産性にこだわる
〜価格提示型から「価値提供型」へ転換させよ

営業変革講演 6.エラソォ〜な製造を変える
◆営業変革講演8
営業ノウハウは役立たずなのか?
〜「そうやってもダメだった」。ウソばっかり!


◆営業変革講演9
営業人材&手法マトリクス
〜合言葉は「ソリューションへ針路を取れ!」

経営教本0472
以上。
なお、ところどころに言い間違いがある。
とくに営業変革講演2において、営業のことを「顧客説得の窓口」と述べているが、正しくは「顧客接触の窓口」。
経営教本0473お許しいただきたい。
いつか撮り直しを行うつもり。

                       ◇

私は経営コンサルタントとして十数年にわたり、おもに「営業再建」に携わってきた。
営業変革講演 7.勝ち組は営業生産性にこだわる規模を問わず数多くの企業で営業変革に取り組み、収益の改善・強化・伸長に寄与したとの自負を持っている。
そうした困難な経験からつかんだ勝ち残りの指針と勘所、打ち手などを縦横に述べている。
社長が急ぐべきは、顧客を唯一の拠りどころとした会社と社員の再生であろう。
経営教本0474それは営業変革に留まらず、商品や事業などのマーケティング改革、ひいては経営改革をもたらす。
御社の存続を決めるのは顧客。

は、「和田創・営業変革講演」の無料動画を大勢の経営層や上級管理職の方々に視聴していただきたい。
これらは21世紀の“常識”と信ずる。
営業変革講演 8.営業ノウハウは役立たずなのか?社員や部下を正しく指導するうえで絶対不可欠。
ここを外しては彼らに不毛の努力を強いることになり、業績は永遠に立て直せない。
そして、講演映像から何か感じるところがあったら、ぜひ周りの方々にご紹介、ご推奨いただきたい。
さらに、職場や会議などでご利用いただきたい。平均15分前後なので研修教材として最適。
営業変革講演 9.営業手法&人材マトリクス皆さまにとり営業再建のヒントになれば、講師としてこれに勝る喜びはない。

私は9本の講演映像を通じ、渾身のエールを送った。
日本のすべての会社と社員を元気にしたいのだ!

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営業変革トップセミナー





ジリ貧の人生。ジリ貧の経営。

頑張っている。
でも、ジリ貧の人生。ジリ貧の経営。
なぜだろう?

それは「挑戦」がないこと。
できること、できそうなことの繰り返し。
だから、失敗はなし。

やっている中身が変わらなくては、
人生も経営も変わらない。
時代に置いてきぼり…。

変わるが勝ち!

人生のご褒美。経営のご褒美。
それは変化への挑戦によりもたらされる。

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トヨタ系部品メーカー、総入れ替え?

経営と人生の名言0223きのうの続き。
脱ガソリンエンジン、EV化で、クルマ部品メーカー(下請け・孫請け)は深刻な経営危機に陥る?

NHKスペシャル「自動車革命」。
それは、日本の産業構造までも変えようとしている。
再建屋雑記帳0882かつて1万点程の部品がいまや3万点程に膨張。
それにともない部品メーカーも増え、従業員も増えた。
クルマメーカーが頂点に立ち、部品メーカーなどが裾野に広がる肥沃なピラミッドが形成された。
しかし、それが電気自動車(EV)になると部品数が劇的に縮小。
内燃機関よりモーターのほうが、仕組みがはるかにシンプルなのだ。
また、電気を得意とする部品メーカーがのしてくる。
再建屋雑記帳0883さらに、エンジンによる発熱がないため、金属はプラスチックなどに置き換えられる。
クルマの歴史的転換期に適応できない部品メーカーはあっという間に仕事を失い、倒産に追い込まれる。

このブログで幾度も述べたとおり、「クルマ部品メーカー」という呼称がそもそも特異だった。
それくらい売り上げ規模が大きかったわけだが、一つの市場・業界への依存にほかならない。
⇒2009年2月15日「自動車部品メーカー消滅」はこちら。
⇒2009年9月26日「ダイハツ、日本で激安車を発売!」はこちら。

私は2008年2月頃、三菱UFJリサーチ&コンサルティング名古屋で社長や取締役などを対象とした「営業変革トップセミナー」を行った。
丸1日、抜本見直しによる営業強化・再建の必要性を分かりやすく説いた。
再建屋雑記帳0884ところが、休憩時間にクルマ部品メーカーの営業幹部から耳を疑う話を聞かされた。
大手自動車メーカーのライン増設や工場新設、海外進出に従うだけでこなし切れないほどの仕事が降ってくるから、営業などたいした問題でない…。
私は、あまりのひどさに返す言葉を失った。
危機感が皆無!

再建屋ノート4そして、1年後の2009年2月頃、やはり同じセミナーを行った。
東京第一ホテル錦の窓から見渡す中部随一の歓楽街・栄(錦三丁目)は火が消え、閑古鳥が鳴いていた。
クラブホステス(きれいどころ)とアグレッシブに連れ添うおじさまがいないではないか。
翌日のセミナーは、参加者の顔つきが険しくなり、会場の雰囲気が一変していた。
皆、講演に食らいつくように耳を傾けてくれた。

脱ガソリンエンジン、EV化で、トヨタグループ(系列)の下請け企業や孫請け工場など、クルマ部品メーカーの“総入れ替え”が起こるかもしれない。
再建屋雑記帳0885それと並行して「価格破壊」も進んでおり、新興国など世界中から格安部品の調達が盛んになろう。
クルマ部品メーカーは、創業以来一度も経験したことのない受注低下の試練に見舞われる。
⇒2008年10月27日「やはり名古屋はトヨタ頼み」はこちら。
⇒2008年11月27日「トヨタに命を預ける…太っ腹経営者」はこちら。

電気自動車があすの“量販車”に昇格するのは間違いない。
モータリゼーションの歴史からすれば、一瞬!
この流れを強く後押しするのは、消費者の意識変化。
再建屋雑記帳0886環境にやさしいことはクール、つまりかっこいい。
かたや、既設を含めて駐車場が簡単に充電可能に変えられるようになってきた。
電気自動車の爆発的な普及を支えるインフラが急速に整いつつある。

                       ◇

やはりこのブログで幾度も述べたとおり、私は昨秋来、社長や取締役を対象とした「個別経営相談」に力を入れている。
web営業相談室従業員百名〜千名の中小・中堅クラスを中心に、すでに70社以上が訪れている。
実は、相談者で目立つのが部品メーカー、とりわけクルマ部品メーカーの経営トップである(ほかに人材派遣会社、なかでも製造業関連が多い)。
中国などの新興国市場の好調に引っ張られるかたちで輸出が回復してきたが、以前の再建屋雑記帳0887水準に遠く及ばない。
しかも相談者の大半がこの先も厳しい業績見通しを持つ。
もはや営業担当者が既存顧客に対する「顔出し⇒御用聞き⇒見積書提示」のルーティンに留まっては、会社が回っていかない。
経営トップは営業のテコ入れに本腰を入れるべきだろう。

テーマは、「これでいいのか、うちの営業? 収益確保・業績拡大のための営業見直し」
私が再建屋としての豊富な経験と実績に則して、1社ごとに最大2時間の無料相談に応じている。
⇒詳しいカラーパンフレットはこちら(引受条件あり)。
また、事前に「電話相談」もお受けしている。
どうか気軽にお申し込みいただきたい。

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無料個別相談会20091111







営業が強い会社の売るツボとは?

11月10日火曜日夜間、交通の要所・地下鉄神保町駅至近で、私が理事長を務める「NPO法人営業実践大学」第161回公開講座を行う。
会場は、営業人材紹介で有名なジェイックのセミナールーム。
同社が行う「JAIC営業カレッジ」は、テレビ東京の「日経スペシャル ガイアの夜明け」や「WBS(ワールドビジネスサテライト)」などで大々的に取りあげられた。
同社は毎回、番組で映し出された会場を無償で提供してくださる。
財政難で苦しみながらもNPO法人営業実践大学が続いているのは、同社の支援の賜物。
心より感謝したい。

さて、時間は、午後7時40分〜9時20分(1時間40分)。業務に差し障りはないはず。
演題は、「下期に間に合う事例とツール講座」
副題は、「営業が強い会社の“売るツボ”とは…」
ゲストは、吉見範一(営業を不要にする営業コンサルタント)。
氏は、教材販売会社で営業に従事。試行錯誤を重ねてツールを用いた独自の手法を編み出し、初年度からトップになる。
その後、多くの企業で責任者として営業拠点の立て直しに当たる。
講演・セミナーは年間 100回を超える。著書に『売れる営業のカバンの中身がみたい』がある。ビジネス小説『奇跡の営業所』主人公のモデル。
以下は、ご案内文(転載)。

先行きは依然として不透明です。
「売れる営業」のカバンの中身が見たい!―“新規開拓の神様”が明かす必勝ツール34多くの企業は業績低迷から抜け出せずに苦しんでいます。
しかし、「売れないのは景気のせいでなく、売り方に知恵が足らないからだ」と、ゲストの吉見範一氏は断言します。
事実、ライバルが戦意を喪失する不況期ほど売り上げを伸ばしている企業があります。
営業が強い会社とは“売るツボ”をつかんでいるものです。
かつての成長市場ではよい商品があればだれでも売ることができましたが、今日の成熟市場では売り方に思い切った工夫を加えなくては安定した売り上げを残すことはできません。
今月は即取り入れられる事例とツールを中心に学びます。

以上。
当日は、顧客の説得に重きを置いた従来型営業の限界を踏まえ、売り込まないほど売れる“営業のツボ”を示していただく。
営業が強い会社と弱い会社の違いも飲み込めよう。
事例とツールが豊富。

私・和田創は前座として、「社長スクール」で講演を行う。
演題は、「工事、保守、物流など 業務拠点の営業拠点化」
時間は、午後6時50分〜7時20分(30分間)。
工事・技術、保守・管理、集荷・配送などの業務拠点を全国に展開する企業は少なくない。
ところが、このところ肝心の業務が減っているのだ。
拠点長の立場では、営業部隊が取ってくる仕事を待っているわけにいかない。
経営者の立場では、業務拠点が自ら動いて仕事を増やしてもらわなくてならない。
そうでなければ、収支は赤字に転落する。
業務拠点の営業拠点化、営業戦力化。
私は、この切実な経営課題について述べる。
業績不振に苦しむ社長・取締役、支社・支店長、営業・業務部長にヒントをつかんでいただきたい。

当日の受講料は一般4千円、会員2千円(その場で入会手続きが可能)。
NPO法人なので、収益事業でなく社会貢献事業。
ぜひお気軽にご参加ください。
初めての方、営業未経験者、学生、大歓迎です。

なお、途中の20分間はフリータイム(名刺交換会&休憩)。
毎回、ゲストと参加者、参加者同士で大盛りあがり。
どうか名刺をお忘れなく。
お持ちでない方は、手書きなどでも結構。

では、会場でお目にかかりましょう。

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2009年11月公開講座



あれがない。これがない。

あれがない。これがない。
そう嘆くのはやめよう。
嘆いているうちに、知恵も勇気もなくなる。

あれがない。これがない。
それは失うものが何もないということ。
開き直って前へ進めたら、これほど強いことはない。

そもそも人生でも経営でもないものだらけ。
あれもこれもないのが当たり前なのだ。

自ら行動を起こす。
それが唯一の解決策だ。

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トヨタはいらない…自動車革命

私は2週にわたりNHKスペシャル「自動車革命」を見た。
第1回目に驚くほどの情報はない。
再建屋雑記帳0878これまで断片的に語られてきたことを、世界最強のクルマメーカー・トヨタ自動車を例題に引きながら検証し、確認するという趣旨。
が、それなりに面白かった。
民放が制作費の縮小に苦しむ昨今、こうした番組はNHKでなくては難しくなった。

明日へのヒント 奥田碩さて、エコカー市場で先行し、圧倒的な優位に立つトヨタ自動車。
にもかかわらず豊田章男社長は記者会見で、「21世紀にトヨタはいらない。そうお客さまが考えるのか…」と、危機感をあらわにした。
確かに、企業の存続を決めるのは顧客である。
再建屋雑記帳0879自ら「トヨタ不要論」を切り出した。
創業家出身の社長ならではの凄まじい丹力!
実際、世界中のライバルが相次いでエコカーの開発・生産に乗り出した。
その最大の標的は、むろんトヨタ。

地球温暖化、資源枯渇…。
石油の時代が行き詰まりを見せている。
再建屋雑記帳0880ガソリンから電気へ、いままさにクルマの主役の座が変わろうとしている。
変化のスピードについていけなければ、世界的なクルマメーカーでさえも市場競争からすぐに脱落する。
カギを握るのは、環境技術の大幅な向上だ。

経営◇勝ち残りの条件2トヨタ自動車は「プラグインハイブリッド(PHV)」を戦略車と位置づけ、その投入に全力を傾けている。
従来のハイブリッド(HV)との相違点は、ガソリンと電気の力関係が逆転したこと。
実質的な電気自動車(EV)に近づいた。
モーターだけで走る電気自動車の時代が来るのは、もう少し先と読んでいる。
トヨタはプラグインハイブリッドを磨き、やがてガソリンエンジンを外す予定。
再建屋雑記帳0881ハイブリッドの成功体験が、電気自動車開発の足かせになることはないのか…。
もっとも、リチウムイオン電池の開発に余念がない。
バッテリーを制する者が自動車革命を制する?

続きは、あした。

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SMBCコンサルティング20091112





受講申し込み殺到…人気営業セミナー

「素晴らしい集客です」。
電話の向こう、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのセミナー担当者の声が弾んだ。
再建屋雑記帳0874失礼を承知で言えば、品川はビジネスセミナーの会場としてはそれほどよいロケーションでない。
むろん、いまや立派な副都心。
JR品川駅港南口は超高層ビルが林立する。
これほど短期間で様相が一変した駅前は、東京でも珍しい。
が、セミナー会場は駅からやや距離があり、しかも場所がちょっと分かりにくい。
東京駅周辺など都心で行うセミナーと比べ、集客のうえでかなりのハンディを背負う。

営業セミナー実は、昨秋来の不況の影響で、セミナー会社はどこでも集客が激しく落ち込んでいる。
私が思うに、企業は削減一辺倒では縮小均衡を繰り返すことになり、将来の生き残りは難しい。
しかし、業績低迷に苦しむ企業は、1日1名3万円前後の受講料を払えないのだ。
長らく安定した集客を誇ってきた定番講座さえ大苦戦を強いられている。
再建屋雑記帳0875売り上げの不足を補おうと企画した新規セミナーは、もっと悲惨な状態…。
数十名から百名近く入る会場に一桁しか参加者が集まらず、採算割れに陥ったり中止に追い込まれたりする。

そこに輪をかけたのが、新型インフルエンザの流行。
夏が過ぎて感染が拡大し、大都市を中心に注意報が発令された。
再建屋雑記帳0876大手企業などは社員に人込みや集会を避けるよう通達した。
ビジネスセミナーは散々であり、講師とて食べていけない。

は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングで同じ「提案営業セミナー」を7月に行ったばかり。
にもかかわらず11月の追加開催を告知したところ人気沸騰、受講申し込みが殺到したという。
このご時世で“満員御礼”とは…。
三菱UFJ20091118参加者が会社に戻り、上司や同僚、部下にセミナー評価を伝えてくれているようだ。
口コミで広がり、リピーター(同一企業派遣)が突出して多い。
「年明けにもお願いできますか?」。
電話口で、2010年2月の緊急開催が決定した。
主催者と参加者に心より感謝したい。

                       ◇

ちなみに、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの提案営業セミナーは、おもに営業管理者と営業担当者を対象としている。
これを社長や取締役向けにアレンジし、きわめて小人数に限っているのが、私ども和田創研主催の「提案営業研修1日体験版」である。
カラーパンフレットはこちら。

再建屋雑記帳0877毎回、「目からウロコ」と圧倒的な評価をいただいている。
強い営業に変えられるかどうかは、やはり経営トップ次第。
受講後は夕食を交えた「懇親会」で質疑応答や意見交換が行える。
顧客目線に基づく「営業発の全社改革」を志向する経営トップはぜひご参加ください。

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提案営業研修1日体験版20091106

新型インフル死者、千人超の衝撃!

私は時間のゆとりがない。
新聞も溜まりっ放し…。
疲労と腰痛がひどい。
ブログもずさん…。

米国で新型インフルエンザによる入院患者が2万人を、死者が千人を超えた。
私が衝撃を受けたのは、死者の数の多さ。
ウイルスの毒性は季節性インフルエンザと同程度でなかったのか?
理由は不明だが、リスクは決して低くない。
わが国で大人にワクチン接種の順番が回ってくるのはいつ頃か?

そのワクチンは、最初に接種を受けた医療従事者にわずかながら副作用が出た。
彼らは“実験台”になったことに…。
国民の多くが副作用に不安を抱いている。

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第41回東京モーターショー評価

第41回東京モーターショーがきのうから千葉・幕張メッセで一般公開されている。
世界不況の直撃、日本市場の縮小を背景に、海外勢が出展を見送った。
過去最小規模。
初日の人出はどうだったのか。
実は、早くも芳しくない評価が…。
「不満」どころか「失望」の声が目立つ。
2年に1度の恒例イベントに彩りを添えてきたコンパニオンが経費削減の一環で激減。
豪華な演出も消滅。
これまでの賑々しさに馴染んできた常連には物足らなく映ったか…。
催事イベントには、レジャーやエンタテイメント、ホスピタリティの要素を期待する人も大勢詰め掛けよう。

ところが、一部の入場者は質素に様変わりした東京モーターショーを歓迎した。
「満足」に加えて「驚嘆」の声も上がる。
モータリゼーションはガソリンエンジン(内燃機関)によりもたらされた。
が、電気モーターへ。
歴史的な転換点!
展示内容にはそれにふさわしい斬新な提案が含まれているはず。
しかも、多くのコンセプトカー(試作車)は、デザインはともかく実用化されるのでは…。
きれいどころと演出が大きく後退したおかげで、クルマが華、それも国産車が主役となった。
本来の姿を取り戻した格好。

展示はエコカー(環境対応車)主体。
例えば、トヨタ自動車のプラグインハイブリッド(PHV)、「プリウス」。
ガソリンと電気、エンジンとモーターの主従関係が逆転する画期的なクルマだ。
日産自動車の電気自動車(EV)、「ランドグライダー」。
前後各1人乗りで、カーブでは車体とタイヤが傾き、バイクのような走行感覚を楽しめる。
これ、いいなぁ…。
各社、電気自動車の本格市販は間近!

                       ◇

私は先だって、今年度上半期の新車販売ランキングで、トヨタ・プリウスが軽自動車(ケイ)を押しのけて1位に躍り出たことを知った。
プラグインハイブリッド(PHV)や電気自動車(EV)の市場導入が迫り、IHIは立体駐車場の全機種を電気自動車対応にする。
既設に装着も可能。
東京モーターショーの会場でもこうした駐車場施設・機器などのアピールが行われている?
エコカーラッシュは駐車場ビジネスに追い風となり、ガソリンスタンド(サービスステーション)に逆風となる。

9月2日のブログ「ガソリン車下取り、暴落!?」で述べたとおり、ガソリンの消費量が激減する。
GSやSSは一気に廃業や倒産に追い込まれそう。
幹線道路の風景が一変する。

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エコカー比べ…東京モーターショー

きょうから千葉・幕張メッセで一般公開される「第41回東京モーターショー」(日本自動車工業会主催)。
今回は自動車不況でとくに海外勢の出展見送りが相次ぎ、英国ロータスなど3社に留まった。
出展者は55年の歴史で最少となった。
出展車は前回の半分。
輸入車ファンは足を運んでも意味がない?
1991年に2百万人を超えた入場者は、百万人を超えられるか微妙な情勢。
このところ30年以上前の水準に落ち込んでいた。

当然、豪華な演出は消え、簡素な展示が主体になる。
展示面積は前回の半分以下。
それでもスペースが余り、ホール中央に休憩場所「モーターラウンジ」が設けられた。
韓国の現代自動車が直前に出展を取り止めた場所らしい。
これまでの東京モーターショーを知っているファンは、拍子抜けするほど寂しく感じる?

さて、会場は華やかさが薄れたが、内容は斬新な提案を含んでいる。
とくに“脱ガソリン”という歴史的転換期にふさわしい、エコカー市場の覇権をかけた意欲作が披露される。
その開発・投入はメーカーにとり、その購入・利用はユーザーにとり、いまや“クール”となりつつある。
時代の流れは、だれにも止められない。
東京モーターショーでは、日本勢がリードする環境技術の最先端に触れられる。
これは今後の世界市場において、ブランドイメージの向上に大きく寄与するだろう。

トヨタ自動車は家庭用電源から充電可能な「プリウス」のプラグインハイブリッドを出品するとともに、小型電気自動車のコンセプトカー(試作車)を世界初公開する。
ホンダはハイブリッド車のラインナップ拡充を、日産自動車は電気自動車の早期展開を目指している。

ところで、今回の寂しい東京モーターショーを歓迎する向きもある。
クルマファン、それも国産車ファン。
予算の切り詰めによりきれいどころ(コンパニオン)が少なくなり、カメラを持った連中が展示車の周辺を埋め尽くす状態がかなり解消されるとのこと。
そうか、被写体はクルマでなくコンパニオンという来場者が多いのか…。
私は以前、何かのついでにキャンピングカーのショーに立ち寄ったことがあるが、東京モーターショーはなし。
例年10〜11月は営業講師の書き入れ時であり、「提案営業研修」などで全国を飛び回っている。
噂では、何もかも別格。

かつて広告業界やイベント業界は、東京モーターショーで荒稼ぎしたのでないか。
仕事にあぶれ、収入の当てが外れたコンパニオンも大勢いるはずだ。
ひょっとして東京モーターショーに出られると箔が付く?

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クラブ・トゥルー…たまプラーザ

私が横浜・港北ニュータウンに引っ越してくる前は、東急のホームグラウンド・渋谷のど真ん中に暮らしていた。
東急百貨店本店、東急文化村の先、昔は閑静な高級住宅街だった松涛である。
わが人生0600そして、渋谷から延びる東急田園都市線に「たまプラーザ」という駅がある。
ここにも東急百貨店を筆頭に東急グループの商業施設が集まっている。
さて、きょうはたまプラーザのキャバクラを取りあげる。
このブログで前に述べたセンター南の「TORAZO」、新横浜の「夢」と同様、昔の話だ。

「クラブ・トゥルー(CLUB TRUE)」。
ここは昔、大手の居酒屋チェーンが入っていたスペース。
恐らく「養老の滝」。
地下1階だが、閉塞感とか息苦しさとかはない。
店内はそこそこ広く、しかもどの席からも全体が見渡せる造りになっている。
こうした解放感に加え、清潔感もある。
わが人生0601あくまで住宅街のキャバクラだが、東急田園都市線屈指のブランド地「たまプラーザ」ならではの気品は感じられる。
料金が関内や横浜、新横浜のキャバクラより3〜4割安いので、あまりうるさいことは言えない。
女の子は、学生がいくらか混じるものの、平均年齢が20代半ばという印象で落ち着いている。
駅に近い古い商店街に3店くらいキャバクラがあったが、いまはほとんど残っていない。
クラブ・トゥルーがホステスの質を含め、このエリアで一番よいのでは?

私は接待などにときどき利用したが、相手に十分に楽しんでもらえた。
特別の顧客をもてなす場としては不向きだが、中堅・中小企業のざっくばらんな社長や取締役なら大丈夫。
わが人生0602くつろいだ雰囲気の宴席にもってこい。
銀座などの都心、関内や横浜、新横浜のクラブに勤めていたホステスも諸般の事情により流れてくる。
ノルマがない店なのでホステスは派閥がなく、働きやすいのでないか。

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りそな総合研究所20091116



公共事業、厳格精査、軒並み白紙へ

公共事業、なかでも大規模なものは、数十年がかりで進められる。
構想を固め、プランをつくったのが四半世紀前どころか半世紀前ということも珍しくない。
再建屋雑記帳0869一度ゴーサインがかかり、走り出すと止まらない。
やがて時代環境や社会情勢が劇的に変化…。
しかし、途中で真剣な見直しの機会は設けられず、工事が当然のように続けられる。
どう考えても理不尽!

しかも、公共事業の多くはその着工に踏み切らせるため、大甘な利用予測を土台にずさんな収支計画が描かれた。
完成にこぎ着ければ、いろいろな名目で収益不足を補える?
再建屋雑記帳0870こうして赤字がどんどん膨らんでいく。
税金の無駄遣いそのもの!
一例が、百箇所近くに達する空港。
採算を度外視して建設を押し切った結果である。
その後の出血を止めようともしない。
財政が破綻した国のやることでない。

いま進行中のものもすでに完成済みのものも、その妥当性を検証することが急務。
しがらみや利権は置いておき、中止するのか閉鎖するのか、鳩山内閣は客観的に判断すべきだ。
再建屋雑記帳0871いったん凍結し、厳格に精査したらよい。
軒並み白紙の可能性も…。
国民の利益を第一に考え、負担が重すぎるものはやめて当然だろう。

前原誠国土交通相は、「まずは宣言!」と語った。
「先に各地の意向を尋ねたら、どこも地元の利益を優先するので、何一つ変わらない。
やめてくれと言われるに決まっている。
再建屋雑記帳0872それでは日本を覆う閉塞感を打破できない。
また、すでに動いているものにまったく切り込めない」。
なるほど…。
そうなると、私たちも変わらなくてなるまい。
欲望の増殖にブレーキをかけ、ときに不便を受け入れる覚悟が欠かせない?

                       ◇

前原国交相は休日を返上するなどして各地を精力的に飛び回っており、頭が下がる。
ここまで真剣な大臣は近年、珍しい?
再建屋雑記帳0873マスコミでの露出は突出している。
何せ国交省には戦後の自民党政治の“膿”がごっそりと溜まっている。
ここで顕著な成果を上げたら、次期首相の有力候補の一人になるのでは…。

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SMBCコンサルティング20091112





東京モーターショー、転落!

24日から幕張メッセで開催される「第41回東京モーターショー」。
再建屋雑記帳0866ドイツのフランクフルト・モーターショー、アメリカのデトロイト・オートショーと並び、長らく世界3大モーターショーの一つとして大きな注目を集めてきた。
ところが、今回は様相が異なる。

そう、海外メーカーが相次いで出展を取り止めた。
昨秋来の世界同時不況によるクルマの販売不振が背景だが、同時に日本市場の魅力低下も要因である。
海外高級ブランドと同様、輸入車は販売台数が激しく落ち込んでいる。
再建屋雑記帳0867海外メーカーは費用の制約から、雪崩を打って上海モーターショーへ出展を切り替えたのだ。
中国市場の伸びが突出しており、「長い物には巻かれろ」という判断を下した。
カーデザインの模倣に目くじらを立てている場合でない?
すでに中国はアメリカを抜き、新車販売台数では断トツの世界一。

東京モーターショーは世界3大モーターショーの地位から実質的に転落した。
今後、アジアでの日本の地盤沈下がさまざまなところで露呈するだろう。
むろん、世界でも…。
「貧しい日本人は大嫌い!」ということか。

再建屋雑記帳0868堺屋太一が昔行った近未来予想の2パターンのうち、「日本はアジアの片田舎になる」というシナリオがぴったり。
私は氏の洞察力の凄さに驚く。
このままではきわめて長期にわたる凋落が避けられない。
日本の次世代は大変。

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三菱UFJ20091118


高級ブランド、貧乏日本に見切り

ここ1〜2年で海外高級ブランドは日本での売り上げが大幅に落ち込んだ。
軒並み深刻な不振。
今後も拍車がかかるとの見通しから、ショップを閉鎖したり出店を中止したりしている。
再建屋雑記帳0861こうした日本事業の縮小に留まらず、日本市場の撤退も相次ごう。
イタリアの「ヴェルサーチ」も…。
派手さばかりに目を奪われやすいが、古典とモダン、伝統と革新、威厳と官能が見事に融合したデザインに根強いファンがいた。
ヴェルサーチ一筋という著名人も少なくなく、さみしい思いをしているだろう。

このところ新興国で富裕層が形成されつつある。
海外高級ブランドが見逃すはずがない。
再建屋雑記帳0862出店先を日本から新興国へ鞍替えする動きが加速している。
購買力の衰えた日本人に見切りをつけた結果である。
すでに買わせるだけ買わせた。
カネが底を突いたと感じた途端に離れる。
海外高級ブランドと高級クラブホステスは貧乏人が大嫌い。

経営◇勝ち残りの条件1これらは昨秋以降の不況が引き金になっているが、それが理由のすべてでない。
日本人の価値観も大きく変わった。
再建屋雑記帳0863むろん、経済の低迷が背景にあるが…。
社会の先行きも読めず、人生の将来も見えないなか、ライフスタイルが堅実になっている。
しかも、市場競争の激化とデフレの進行にともない、「安くてよいもの」が続々と現れている。
当然、私たちの消費行動も大きく変わる。

海外高級ブランドを身にまとうことは、かならずしもかっこいいことでなくなった。
世の中を支配する空気が“贅沢”を嫌うようになり、周囲から浮きあがってしまうのだ。
再建屋雑記帳0864そもそも海外高級ブランドが似合う人は一部に限られる。
非常に意地悪につくられており、内面の醜さが際立つようになっている。
富裕層なら大丈夫というわけでない。
まして庶民は一点豪華になりやすく、シンボルを装着したかのようなちぐはぐさ…。
そういえば、大きなロゴマークが入った紙袋を持ち歩く人をあまり見かけなくなった。

海外高級ブランドの不振を尻目に、ユニクロやH&Mなど「ファストファッション」が業績を伸ばしている。
トレンドに敏感な若い世代を中心に、安いものをそれと感じさせずに着こなすことが“クール”と考える人が増えた。
再建屋雑記帳0865賢さとセンスの証!
あくまで“身の丈”に合わせ、おしゃれを工夫する。
どう、偉いと思わない?

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小泉内閣も真っ青の独断専行振り!

社会が閉塞感に覆い尽くされている。
戦後政治のツケは暮らしの隅々に回ってきた。
が、私は「政治」を諦めていた。
再建屋雑記帳0856どうせこの状況は変えられまい。
ならば、ベテランドライバーの運転が無難…。
そんな気持ちを捨て切れなくて衆院選の神奈川7区で自民党の候補者に一票を投じた(みんなの党は候補者を立てず)。
マニフェストで明らかなように、民主党政権に変わると景気が悪くなるのが目に見えていたからだ。
しかし、鳩山内閣は日本を本気で変えようとしている。
実は、これほど毅然とした態度で突き進むとまったく予想していなかった。
恐れ入谷の鬼子母神(古いぞ)。

時代は変わった。
成長社会から成熟社会へ。
右肩上がりの経済から右肩下がりの経済へ。
再建屋雑記帳0857人口増加から人口減少へ。
要は、真逆(まぎゃく)!
これにともない、税収が落ち込んできた。
そして、今後も落ち込みつづける。
従来の制度は経済の成長や人口の増加を前提につくられていたために、財政が破綻することに…。

鳩山由紀夫内閣は、小泉純一郎内閣も真っ青の“独断専行”だった。
「鳩」から連想するイメージと対照的。
民主主義を大切にしたら日本の再生は遅れるばかりと考えているのか?
再建屋雑記帳0858有権者の絶大な支持を後ろ盾に、これほど手続きを端折って強権を発動するとは…。
野党との話し合いはもとより、党内でのすり合わせを経ない。
蚊帳の外に置かれた民主党の国会議員はストレスが募りそう(もともと定数が多すぎる)。
それにしても鳩山内閣の閣僚は一度言ったら絶対引かない。
高速道路無料化など、国民が疑問を呈してもお構いなし。

確かに、過去の延長で突っ走ったら日本は破滅へ向かう。
毎年の衰退、将来の凋落は止められない。
どこかで思い切った過去の清算が必要だった。
再建屋雑記帳0859有権者は、戦後初の野党への政権交代という選択を行った。
これにより国の事業とカネの流れがいったん止まり、新たな分野へ向かいはじめる。
それがいくらか軌道に乗るまで、ひどい低迷に陥るかもしれない。
とくに企業の経営は…。ほどなく家計の運営も…。

かくなるうえは中長期にわたる経済の成長戦略を合わせて策定し、持ち前の強権で断行してほしい。
現状では肝心のところが見えてこない。
再建屋雑記帳0860これを欠いたまま進んでは、社会に大混乱しか残さない。
新政権の責任は重大。
そして、ゆくゆくは国家の活力、国民の元気を取り戻してほしい。
私は、鳩山内閣の誕生により日本が変わるのは分かったが、最終的によくなるか悪くなるかがいま一つつかめない。

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りそな総合研究所20091116







オシッコ飛ばしとフルチン走り

経営と人生の名言0222先日、「うそっ、少子高齢化はここまで!」と題してブログを書いた。
老人用オムツをする自分をイメージしていたら、若い頃のでたらめな思い出が懐かしく甦ってきた。

オシッコをどれくらい遠くまで飛ばせるか?
それは生命力の証だろう。

わが人生059718歳で富山から無一文で上京した私は、何となく芸術家に憧れていた。
とはいえ、書も絵画(油彩)も陶芸もどれ一つとして学んだことはなかった。
学ぶには遅すぎる。
また、学ぶにもカネがない。
仮に学べても、それで食べていくのは絶望的…。

そんな思いから悶々とした日々が続いた。
寝付かれない夜は街中を長時間歩き回った。
わが人生0598そして尿意を催すと、高級住宅の塀に大きな文字を書道家の気分で描いた。
排出量の加減と止めるタイミングがつかめ、次第にそれらしくなった。
よく膀胱炎にならなかったなぁ。
なかでも大物俳優の豪邸は最高のキャンバス!
ときどき通行人に見つかったが、とがめられもしないおおらかな時代だった。
世間が立ち小便にうるさくなったのはいつからか…。

いまになり、本気なら学ぶ道は開けたのでないかと思わないわけでないが、恐らく才能に乏しく、結局それで食べていけなかったろう。
その日口に入れるものを探すことに精一杯だった。

わが人生0599還暦目前の私は、かつてオシッコ飛ばしに生き甲斐のようなものを感じていた自分がとても不思議…。
青春とはそうしたものか?

慶応大学の学生9人がフルチン(フリチン)で東急東横線日吉駅の構内を走り回ったという。
午前5時前のこと。
どうやら思い出をつくりたかったらしい。
う〜ん。
バカなことをしでかしたと思うが、当時の私とあまり差はない。
許してやってほしい。
ごめんなさい。

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SMBCコンサルティング20091112





民主政権下、雇用は危険水域に突入!

いったん持ち直しかけた雇用が冷え込んでいる。
年末、年度末にかけて悪化し、失業率が上昇しそうな気配である。
“危険水域”と指摘する向きもある。
また、年明けに失業予備軍が大量に控える。

再建屋雑記帳0852夏場以降、企業は採用意欲がしぼんだ。
わりと好調な製造業でさえ…。
鳩山内閣の政策を見極めようとの判断も働いているはず。
円高の進行、先進国市場の回復の遅れ、内需の低迷なども背景にある。
デフレは深刻であり、物価下落⇒業績不振⇒所得減少⇒消費低迷という“負の連鎖”が鮮明になってきた。
雇用は下振れリスクが増大している。

確かに、非常時ではセーフティネットの整備が必須だろう。
生活保障と再就職支援が2本柱。
とくに後者が大事であり、その中心施策は「教育」だ。
再建屋雑記帳0853人材としての価値を高めること。
実際、職業訓練校が離職者の駆け込み寺になっている。
年齢層は20代から50代まで幅広い。
しかし、あくまでセーフティネットの色合いが濃く、職業訓練が再就職、ましてステップアップにつながらないのが実情。

このブログで幾度も述べたとおり、雇用問題は雇用創出によってしか本質的な解決を図れない。
この視点を欠いたままセーフティネットを安易に拡充すれば、“ばら撒き”で終わる。
財政危機に瀕する日本は、借金を増やせない。
和田創講演TV社会編「雇用確保の大合唱」はこちら。

基本線は、政治主導で福祉の充実と経済の成長を両立させる中長期戦略を策定して実行していく。
当面について述べれば、仕事をつくる。職場をつくる。
再建屋雑記帳0854そのためには、既存企業の業績をよくする。新規企業の立ち上げを促す。
前者は、このブログ「なぜ景気は悪いのか?」で述べたとおり、大企業なかでも輸出型製造業を元気にする。
為替相場への配慮も当然だ。
円高容認などバカげている。
後者は、すぐに効果が得られるわけでない。
だが、衰退し消滅する分くらいは補わなくてならない。

雇用問題は、時間との戦いになってきた。
来年2月に「雇用調整助成金」が打ち切られる。
この安全弁がなくなり、潜在的な失業者が職場から一斉に放り出される可能性がある。
再建屋雑記帳0855何せ支給対象者は3百万人に迫ろうかという勢いである。
失業率は米国並の10パーセントに近づく?

鳩山内閣の政策は困窮者の救済に偏り、景気の浮揚に弱い。
個人消費を伸ばす内需拡大型という触れ込みだが、計算どおりにいくかはおおいに疑問符が付く。
先行きに経済成長が見えてこない状態で、国民はカネを使わないのでは…。
私は、消費者の節約志向が一段と強まると思う。

無気力な自民党は民主党と鳩山内閣の支持率低下を待つ。

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営業変革トップセミナー





景気悪化…鳩山内閣、年内にも試練!

米国発の金融危機に飲み込まれ、早1年が過ぎた。
政府発表の経済指標は概して上向いているが、私たちが回復を実感するには至っていない。
再建屋雑記帳0847中小企業では、業績が一段と低下しているところも少なくない。
私が行う社長や取締役を対象とした個別経営相談会でも、今後の仕事を手当てできないという悲痛な声を耳にする。
営業強化により業績テコ入れを図るための検討の場に、後ろ向きのリストラの話が飛び出す。
経営トップの苦悩と疲弊はきわめて深い。

企業がぎりぎりの経営状態だから、大半の勤労者世帯は所得減少にあえぎ、雇用不安に怯えている。
再建屋雑記帳0848多くの会社では年2回の賞与が減り、さらに会社によっては給料が下がり、手当てが減ったりなくなったり…。
財布がどんどん小さくなる。
また、倒産やリストラの報道が再び増えている。

私たちが実際に使えるカネが減り、そのうえ怖くてカネを使えない。
所得の減少幅よりも消費の縮小幅のほうが大きい?
デフレが止まらない道理である。

web営業相談室私が暮らす横浜・港北ニュータウンは、プチ富裕層が21世紀に大量に流れ込み、その旺盛な購買力を見込んで複合商業施設が相次いでオープンした。
が、昨秋来、集客は激減!
休日はともかく、平日はひっそりと静まり返っている。
再建屋雑記帳0849私はテナントがそれほど撤退しないのが不思議だ。
どうやって利益を出しているのか。

先頃、戦後初の野党第1党による政権交代が起こった。
当然、民主党の打ち手は革命の色合いが濃くなる。
「維新」の様相!
財政再建、日本再生へ向け、自民党がしがらみや利権でずるずると引きずってきた政策や事業をとことん見直している。

再建屋雑記帳0850しかし、それと並行して何らかの手立てを、しかも早急に講じるべきでないか。
通常国会にずれ込んでは遅い。
秋の深まりにつれて景気が目に見えて悪化するようだと、民主党を支持した有権者でさえ我慢できなくなる。
もともと自民党に不満、民主党に不安といわれた先の衆院選だった。

私が個別経営相談会で接するのは業績不振に陥った企業の社長が中心になるので、どうしても悲観的になりやすい。
再建屋雑記帳0851ゆえに社会情勢をかならずしも正確につかめていないが、景気は重大な岐路に差し掛かっているように思えてならない。
第3四半期が落ち込むと、第4四半期は真っ暗。
いわゆる“二番底”へ。

国民の間に景気後退懸念が急速に広まっている。
鳩山内閣の最初の試練は年内に訪れるかもしれない。

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無料個別相談会20091111





ゼネコン既設改修営業強化相談会

私は、建設・建築関連企業の社長や取締役を対象とした「個別経営相談会」を行っている。
営業教本0129テーマは、きのうのブログ「壊滅ゼネコン、既設市場で総合改修?」で述べたとおり。
すなわち、既設のビルなどの補修・改修・リニューアル・リファイン工事や保守管理(メンテナンス)サービスを請け負うための「施主直接営業」を軌道に乗せること。
空調や照明などの省エネルギー関連も含む。

既設営業では“予算手当て”の努力がカギとなり、新築営業とは違った苦労がある。
営業パーソンが施主に対して追加の支出でなく前向きな「投資」と考えさせない限り、大きな予算は引き出せない。
営業教本0130ついては、ハードと耐震技術や環境技術のほか、IT技術を絡めた一括受託を目指す。
既設ビルの性能向上を図り、競争力強化を叶えるわけだ。
これがトータルソリューションによるお役立ち!

ゼネコン関連業界を巡る市場環境はきわめて厳しい。
営業のあり方を抜本的に見直すくらいの気持ちがないと、生き残りさえ覚束ない。
営業教本0131今後の収益の確保と伸長を実現しようとする経営トップにお申し込みいただきたい。

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みずほ総合研究所20091021






自主再建断念か…日航問題

「日航問題」が大詰めを迎えている。
前原誠国交相直属のタスクフォース(作業部会)がまとめた再建素案の受け入れは不透明に…。
財務省と日本政策投資銀行などが難色を示した。
財務省は巨額の公的資金を投じるのは国民の理解が得られないとし、メーンバンクは新規の金融支援に応じられないとした。
暗礁に乗り上げた格好…。
ことは簡単に運ばない。

焦点になっている年金債務の削減はOBの反発が強く、そして大幅に積み増された1万人のリストラは労働組合の反発が強く、実効性は覚束ない。
かならず実行されるとの保証がないのだ。
そこで、作業部会では主力メンバーが日航に乗り込んで大ナタを振るうとしている。

タスクフォースが策定した再建素案でさえ練り直しが必至。
日航が当初提示した再建策はデタラメだった。
この会社は権利意識に凝り固まった内部にまったくメスを入れられないのだ。
問題の先送りがどうにもならない経営危機を招いた。
自民党政権の責任もきわめて重大。
そのツケが民主党政権に災難となって降りかかる。
前原誠国交相は怒鳴りたい気分だろう。

となると、自主再建は断念?
「企業再生支援機構」を活用し、政府を後ろ盾に中立的な立場で利害調整を進めるほうが、再建が早くなる。

しかし、ほんとうのところはどうか。
日航に法的整理を潜らせるハードランディングのほうがより確かなのでは…。
いったん潰して“負の遺産”を片付けるのが先決?
債権の抜本処理に踏み込まないと、あすの再生は叶わないはず。
現在の状況で「航空2社体制」の堅持にこだわれば、国民が失うものが大きすぎよう。
はたして鳩山内閣はどのような判断を下すのか?

以下は、日航問題に関する一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。

⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。

⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。

⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。

⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。

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うそっ、少子高齢化はここまで!

知らなかった。
日本で少子高齢化がここまで進んでいるとは…。
それを消費面から裏付けた記事が日本経済新聞に載っていた。
メガネは、老眼鏡の売り上げが最大になる。
オムツは、高齢者向けが幼児向けを上回る。
ただし、現実なのか予測なのか、私は記憶があいまい。
これは恐らく一例にすぎない。

私は道を踏み外してばかりで、ふと気づくと還暦が目前に迫る。
人生は短い。
一般的な分類では私は高齢者に属さないのかもしれないが、だいぶ前から老眼鏡を用いている。
ほどなくオムツを使うことに…。

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みずほ総合研究所20091021



壊滅ゼネコン、既設市場で総合改修?

ゼネコンがビルの改修需要を掘り起こそうとしている。
大手は専門の営業チームを編成した。
ご苦労なこと。
どうせうまくいかない?

経営教本0463ゼネコンが目論む受注はハードに留まらず、環境技術や省エネ技術、耐震技術、IT技術といったソフトに及ぶ。
既設ビルの「性能」を高めるトータルな改修工事とすることで、ビジネスとしてのうまみ(付加価値)を膨らませる。
要は、一括請負。
が、本気になるのがあまりに遅すぎないか…。

ゼネコンを頂点とする建設業界は危機感が希薄である。
新築工事が目に見えて減少しはじめた1990年代半ば以降、それでも“新築偏重”の姿勢に大きな変化は見られなかった。
経営教本0464日本は昨秋、米国発の世界金融危機のあおりを受けて大不況に陥った。
さらに今夏、戦後初の野党による政権交代が起こった。
そこで誕生した民主党新政権(鳩山由紀夫内閣)が公共事業の進捗中止や白紙撤回を矢継ぎ早に表明した。
そのうち新築市場は持ち直すだろうという根拠のない期待を捨てざるをえなくなった。
経営◇勝ち残りの条件2この間、ビルのストックは着実に増えつづけた。
ゼネコンはようやく重い腰を上げて既設市場へ乗り出し、リニューアル事業に取り組む。

ただし、新築営業と既設営業では性格が異なり、困難度も違う。
決定的な相違点は、ビルオーナーへ働きかけて予算をゼロから生み出すこと!
気が遠くなるほど大変な営業活動である。

経営教本0465私はゼネコン関連の一部上場企業において既設営業を確立すべく、コンサルティングの思想とソリューションの技術に根差した「提案営業研修」を行った。
そして、創業以来の最大のヒット研修という評価を得て、すでに十数年続いている。
これまでを振り返り、リニューアル・リファイン営業を一応の軌道に乗せるまでに3年の歳月を要した。
一朝一夕で施主直接営業を築くことはできない。
この会社は新築関連の受注減少を既設関連の市場創造で見事に補い、業績は好調を保つ。
経営教本0466むろん、リストラにまったく手を染めていない。

どん底ゼネコンの本気は、はたして不慣れな既設市場で通用するのか?
彼らにそんな知恵もノウハウもないだろう。

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みずほ総合研究所20091021



新型インフルワクチンは1回接種へ

大都市を中心に、新型インフルエンザ患者が急増中。
すでに注意報レベルを超えたとの指摘もなされる。
ウイルスに感染したとして、重症化を防ぐにはワクチン接種が欠かせない。
以前のブログ「細菌とウイルスの違い」で述べたとおり、インフルエンザは薬で治らない。
治すのは、あくまで患者自身。
そう、本人の“抵抗力”により…。
だから、ワクチンなのだ。

多くの人が新型インフルエンザワクチンの1日も早い接種を願う。
そこに朗報!
厚生労働省は「13歳以上は原則1回接種」に改めた。
それでも十分な免疫反応が期待できるとの理由から。
実は、アメリカなどではだいぶ前から話が出ていた。
したがって、優先接種者のスケジュールが前倒しになる。
今回の措置により、輸入分を含めると全国民が接種を受けられる。
大量に余りそう・・・。
費用は1回分(初回分)で済む。
医師の判断で2回接種も可能?
もっとも、大急ぎで開発されたワクチンであり、“副作用”を心配して接種を受けない人も出てこよう。
専門家の話では大丈夫のようだ。

新型インフルエンザは、毒性の強さは季節性インフルエンザとあまり変わらないとのことだった。
ところが、実際には重症化する患者が季節性と比べてかなり多い。
接種するより接種しないリスクのほうが大きいのでなかろうか。

                       ◇

私は講師という仕事柄、インフルエンザにかかれない。
つねに細心の注意を払っている。
とりわけ東京地区で開く公開セミナーには、北は北海道から、南は九州沖縄から参加者がやってくる。
1日3万円前後の受講料を払い、仕事をやり繰りし、交通費や宿泊費まで使っている。
セミナー会場に皆が揃っているのに、講師が現れないということは許されない。
しかし、新型インフルエンザについては免疫力がなく、ウイルスが体内に入ったら一溜まりもないはず。

私がワクチン接種を受けられるのはいつ頃か?
念には念を入れ、2回接種にしてもらうつもり。
センター南の和田創研近くの「シティクリニック」で…。
ここは土日も診療。しかも急患24時間受け入れ。
五十嵐力先生には、わが子がかなりお世話になっている。
横浜・港北ニュータウンの小児科や内科は、新型インフルエンザの患者の対応、そしてワクチン接種の問い合わせで大混乱している模様。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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