コンサルの引き出し|和田創ブログ


だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

2010年02月

浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ

フィギュアスケート女子の浅田真央(あさだ・まお)は、2014年ロシア・ソチ冬季五輪(オリンピック)での金メダルを目指し、早くも新コーチ探しに動き出した。
バンクーバー冬季五輪では、宿命のライバル、韓国のキム・ヨナに敗れて銀メダルに留まった。
所属は中京大。
ネットは、二人の選手の今後に関する話題で持ち切り…。

浅田真央は、苦手のショートプログラム(SP)で5点弱の得点差に抑え、得意のフリースケーティングで逆転を狙ったものの、結果は23点強の得点差に広がった。
女王、キム・ヨナの出来栄えが完璧で、つけ入るスキがなかったのだ。
驚くほどの大差をつけられ、完敗を喫した。
しかし、現時点でキム・ヨナと戦えるのは浅田真央しかいないこともはっきりした。
私は、国民の熱狂的な期待に押し潰されず、2選手とも立派な成績を残したと思う。
素晴らしいこと!

浅田真央は表彰式の終了後、ソチ五輪への挑戦を明言した。
気持ちを整理できたのか、表情は晴れやか。
試合の直後、大粒の涙をこぼした。
キム・ヨナに負けたことより、自分で納得のいく演技を行えなかったことが悔しかったのでないか。
バンクーバー五輪で金メダルを獲得したらアマチュアを引退し、プロへ転向するとの噂があった。
私たちはもう一度、オリンピックの大舞台で浅田真央の演技を楽しめる。

                       ◇

このブログで述べたとおり、浅田真央のキャラクターとイメージ、19歳という年齢からして、とくにフリーの選曲はどうだったのだろうと思う。
セルゲイ・ラフマニノフの前奏曲「鐘(かね)」は、荘厳で重厚である。
まず、内容の解釈が難しい。
また、会場の巻き込みが図りにくい。
もっとも浅田真央が勝利を収めていれば、タチアナ・タラソナコーチは称賛を受けたはずだ。
選手とコーチ、最終的に選手が決めることなので、周囲はとやかく言えない。
が、北米開催のオリンピックでは分かりやすさと具体性を大切にしたほうが結果はよかったのでは…。
この選曲は、年齢的にも場所的にもソチ五輪向き。
ラフマニノフはロシアの作曲家、ピアニスト。

タラソワコーチは選手に示唆を与えられるが、手本を示せない。
2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香が大会直前にコーチをかえた最大の理由だ。
また、健康状態が不安だ。
さらに、ロシアに教え子を持つため、オフシーズンの指導が中心になり、試合での現地合流が大半になる。
浅田真央にとり五輪代表選考のラストチャンス、昨年12月の全日本選手権はロシア選手権と重なり、タラソワコーチは来日できなかった。
二人が選手とコーチの関係で戦うのは、3月に行われるイタリア・トリノの世界選手権が最後になりそう。

浅田真央陣営は、日本人コーチを含めて人選に着手する。
ただ、タラソワコーチの指導を評価しており、「総合アドバイザー」として残す模様。
浅田真央の新しい一面をつくり出したのは、事実。
とりわけ表現に幅をもたらした。
今後の競技生活に大きなプラスとなるのは間違いない。
また、タラソワコーチは地元ロシアで豊かな人脈を築いている。
ソチ五輪で有利に働く。

キム・ヨナはショートプログラムとフリーを通し、初めてノーミスで滑った。
演技後は重圧から解放されてほっとしたのか、涙を流した。
韓国人の応援は日本人のそれの比でない。
度を超えている。
キム・ヨナの圧勝の背景に、彼女を支える万全の体制があった。
コーチを含めた3人が役割を分担して精神、技術、表現をブラッシュアップし、滑りを劇的に進化させた。
これが最大の勝因だろう。
ショートプログラム、フリー、合計のすべてで世界歴代最高得点を更新!

キム・ヨナは、外出時にボディガードが必須の人気者。
多くの有名企業がスポンサーにつき、年収は10億円に迫るらしい。
彼女は、百周年を迎える3月の世界選手権で2連覇に挑戦し、大会後に去就を発表するようだ。
アイスショーでの活動を望んでおり、プロ転向がささやかれている。
それでも4年後にアマチュア復帰は可能である。
今大会におけるロシアのエフゲニー・プルシェンコがそうだった。

浅田真央がバンクーバー五輪で銀メダルに終わったのは、選手の資質の優劣で片づけられない。
まして、努力の度合で…。
陣営は総合的かつ客観的に敗因を分析したうえで、勝てる体制を構築してほしい。
ソチ五輪で、浅田真央とキム・ヨナの宿命対決が再燃するかもしれない…。

フィギュアスケートのエキシビションが行われた。
私は、浅田真央の演技を見てつくづく思った。
彼女には“笑顔”が断然似合うと…。
愛らしく、可憐。
浅田真央の敗因に、キム・ヨナに見られる妖艶さが欠けている点を挙げる人がいるが、間違い。
フィギュアは女の色気の闘いでない(キム・ヨナには女優としても活躍できる可能性を感じるが…)。
浅田真央には彼女ならではのよさがある。
それが本大会で圧し殺されてしまった。
残念だ。

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
⇒2010年2月21日「葛西紀明、伊東大貴…ラージヒル決勝」はこちら。
⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。
⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

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和田創ブログ 2010年2月タイトル一覧

◇2010年2月28日(日) 浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ
◇2010年2月28日(日) 大手小売が宣戦布告…ネット販売を拡大
◇2010年2月27日(土) 住宅ローン破たん回避…返済猶予申請
◇2010年2月26日(金) 小平奈緒の2種目5位入賞は立派
◇2010年2月26日(金) 和田創研オフィス移転のお知らせ
◇2010年2月26日(金) ホテルで指圧…講師稼業は激務
◇2010年2月25日(木) MBA営業学講師、学生の成績を評価
◇2010年2月24日(水) 浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘
◇2010年2月23日(火) 宮里藍と石川遼、米ツアーで大活躍!
◇2010年2月23日(火) 2並びの日に和田創研移転
◇2010年2月22日(月) 丸の内トラストタワーにオフィス構築
◇2010年2月21日(日) 浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル
◇2010年2月21日(日) 葛西紀明、伊東大貴…ラージヒル決勝
◇2010年2月19日(金) 高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!
◇2010年2月19日(金) 高橋大輔、攻めか守りかメダル予想
◇2010年2月18日(木) 日本電産・永守重信、メダルに報奨金
◇2010年2月17日(水) 男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位
◇2010年2月17日(水) 渡辺喜美みんなの党勝利…参院選予想
◇2010年2月16日(火) 男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル
◇2010年2月15日(月) 創業一族の経営への関与度を巡る攻防
◇2010年2月15日(月) 中国人観光客が落とすカネ…春節商戦
◇2010年2月14日(日) モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?
◇2010年2月14日(日) 人生を変える…名言の宝庫(再録)
◇2010年2月13日(土) バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想
◇2010年2月12日(金) 鳩山内閣延命へ改革姿勢、小沢離れ
◇2010年2月12日(金) 野放しのマネーゲームに歯止め
◇2010年2月11日(木) 寝台特急北陸と北陸銀行セミナー
◇2010年2月10日(水) 稲盛和夫、初のリストラへ…日航再建
◇2010年2月10日(水) セールストークの急所を学ぶ(再録)
◇2010年2月9日(火) ユザワヤと玉子屋…蒲田の正直者
◇2010年2月9日(火) 中国で稼ぐ企業が危ない…バブル崩壊
◇2010年2月8日(月) キリン、サントリー統合交渉決裂の原因
◇2010年2月8日(月) リコールトヨタ販売激減、株価急落
◇2010年2月8日(月) 貴乃花・朝青龍・小沢一郎・地吹雪
◇2010年2月7日(日) 木村拓哉はスターか?(再録)
◇2010年2月5日(金) 値切り婚とローン婚…新郎新婦懐事情
◇2010年2月5日(金) 知識は成功の足かせ…勉強は非効率
◇2010年2月4日(木) わさびふりかけな食卓…カメヤ食品
◇2010年2月4日(木) トップセールスマンのトーク(再録)
◇2010年2月3日(水) 高級アパレル苦境…繁華街百貨店閉鎖
◇2010年2月2日(火) 自民惨敗、みんな躍進…参院選予想
◇2010年2月2日(火) 元気になる営業研修セミナー(再録)
◇2010年2月1日(月) 講演セミナー映像無料配信サービス
◇2010年2月1日(月) 長期出張へ…ぎっくり腰の営業講師
◇2010年2月1日(月) 社長よ、下請けから抜け出せ(再録)

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大手小売が宣戦布告…ネット販売を拡大

小売り大手がインターネットを通じた販売を急速に拡大させている。
ネット専業への反撃、宣戦布告である。
店舗販売が縮小して苦戦を強いられるなか、ネット販売は大幅な成長が続いていた。
いつまでも指をくわえて眺めているわけにいかない。
私は、取り組みが10年遅れたと思うが…。
小売りはそもそも長年のノウハウを持っている。
その彼らがようやくネット販売に本気になった。

小売り大手は店舗のネットワークを形成しており、その活用が可能である。
例えば、イオンは店頭で売る商品を自宅に届ける「ネットスーパー」を増やす。
むろん、近隣の店舗から。
食品がそれなりのウエイトを占めるはずで、即日配達になろう。
地域量販店など小売り中堅もこの動きに追随する。
また、小売り大手ではグループのコンビニエンスストアで注文商品を受け取られるようにするところも…。

日本ではインターネットの利用者が9千万人を超えた。
全国民の4分の3に上る。
もはや暮らしのインフラだ。

大手のネット重視により、小売りは変化が加速しながら競争が激化する。
ネット専業についても優勝劣敗がはっきりしてくる。
数年後、私たちの購買行動や購買スタイルは別物になっているかもしれない。

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住宅ローン破たん回避…返済猶予申請

2008年秋、米国から世界へと伝播した金融危機…。
主要国の財政出動と低金利政策により「過剰流動性」が拡大している。
カネが大量に出回っているのだ。

日本はデフレを抜け出せないどころか、デフレが深まっている。
その最大の問題は、収入が減るのに借金が変わらないことだ。
したがって、負担は重くなるばかり。
長期ローンを組んで高額商品を購入した人は、生活が圧迫されやすい。
まして現下の不況では賞与が激減したり消滅したり…。
ボーナス併用払いを選択していると、生活が成り立たない。

先日の日本経済新聞によれば、2009年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」による住宅ローンの返済猶予の申請が膨大な件数に上った。
銀行は、返済繰り延べや返済月額減額などの条件変更に応じているらしい。

実は、払えなくても買えるのがマイホームだ。
とくにマンションはその傾向が強い。
住宅市況によっては頭金さえ不要だ。
ローン破綻が急増して不思議はない。

頭金2割で買っていいのは中古であり、新築に手を出してならない。
所得が落ちたとき、売ろうに売れない。
借金と心中することに…。
中古でも高値のときに買うと、売ろうに売れない。
頭金の目安は中古で2割、新築で5割。

住宅購入頭金と住宅ローン破たんに関するブログは以下のとおり。
⇒2009年10月2日「デフレ加速、住宅ローン地獄!」はこちら。

かくいう私は新築物件を買った。
なぜなら買えたからだ。
この程度の理由で長期ローンを組むと、返済で苦しむ。

                       ◇

恥ずかしい話だが、私は住宅購入時にインフレになることを見込んでいた。
あれから12年。
予想は外れた。
ただし、不動産の実質価値の上昇を期待したわけでない(いまもそう)。

日本は、借金大国。
そして、先に述べた過剰流動性。
普通に考えれば、いつインフレに転じてもおかしくないが、デフレが収まる気配がない。

状況が一変する時期が来るのか?

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小平奈緒の2種目5位入賞は立派

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)のスピードスケート女子。
小平奈緒(こだいら・なお)が1000メートルに続き、1500メートルで5位入賞を果たした。
それほど大きな話題にならなかったが立派な成績であり、健闘といえよう。
所属は相沢病院。

中距離の1500メートルはスプリント力と持久力の両方が必要になり、レースの組み立てが難しい。
飛ばすか刻むか、その判断は短距離型と長距離型、滑走順、当日の体調、さらにリンクの状態などで変わるらしい。
小平奈緒は、尊敬する橋本聖子(はしもと・せいこ)日本選手団団長の助言をよく咀嚼し、予定どおりのレース運びで力を出し切った。
前半を抑えて滑り、次第にテンポを上げていく冷静な作戦が奏功したのだ。
この種目での日本勢の入賞は、1992年アルベールビル五輪で銅メダルを獲得した橋本聖子以来。
オリンピック初出場の23歳なので、ソチ五輪での活躍が楽しみだ。

ところで、私は驚いた。
1988年カルガリー五輪、橋本聖子は個人全5種目で入賞を遂げた。
500メートルと1000メートルは5位、1500メートルと5000メートルは6位、3000メートルは7位。
凄すぎる記録で、私は言葉を失う。
「聖子」は、オリンピックで活躍するようにと父親が名づけたという話を聞いたことがある(不確か)。

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ホテルで指圧…講師稼業は激務

私は今週、講師の仕事で出張。
公開セミナーと企業研修が続いており、ホテル暮らし。
テーマは「営業変革」「提案営業」。
還暦間近になり、体力的に限界に達した。
午後3時を回ると、グロッキーになる。
ときに疲労と酸欠で意識が遠のくことも…。
プロは皆大変だが、講師稼業は激務。
覚悟が必須だ。

私はホテルの自室に戻ると、たいていベッドに倒れ込む。
前かがみの姿勢で大声を出しながら、一日中立ちっ放し。
腰はもちろん、背中に大きな負荷がかかる。
腹筋と背筋を鍛えればよいのは分かっているが、意志が弱いこともあって実行できない。
セミナーや研修が立て込むと、腰から背中にかけて強い張りが出る。
鉄板のよう。
最近は、腿とふくらはぎもだるかったり痛かったり…。

私は2日前、ついに我慢ができなくなり、指圧マッサージを呼んだ。
放っておくと、翌日の講義に大きな支障が生じるからだ。
腕はよかったので、いくらか体が楽になった。

しかし、夕方には逆戻りした。
きのう、私は再び指圧マッサージを頼んだ。
ちょっとした動きで、あちこちに痛みが走る。

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MBA営業学講師、学生の成績を評価

私は今週、講師の仕事で出張。
公開セミナーと企業研修が続いており、ホテル暮らし。
疲労が溜まり、体調が優れない。
しかも、私が「実践営業論」の授業を担当するMBAで、学生の課題採点と成績評価が重なった。

課題は、有力顧客に対して大型案件を仕掛けること。
学生は、そのためのツールとして「提案書(プロポーザル)」を作成する。
企業研修や九州生産性大学での長期セミナー「提案営業マネージャー養成コース」と異なり、このMBAはネット授業。
私は学生とじかに接しているわけでない。
一人ひとりの商談の背景や経緯を知る由もない。
こうした条件下で提案書を読み込んで点数をつけ、コメントを添えるのは容易でない。

学生は社会人であり、仕事を行いながら学習に励んでいる。
意識と意欲が高くなければ、それ以前に意志が強くなければ、すぐに挫折してしまう。
学生が真剣に取り組むだけに、講師は採点や評価が大変だ。
明治大学の昼間の学部を5年かけても卒業できなかった劣等生、いや怠け者の私がこうした作業を行うことは身に余るというか、気が引ける。
冷や汗が出てくる。

かなりの時間を要し、私はくたくた…。
また、ホテルのデスクは実作業に向いておらず、腰と背中が痛む。
さらに、照明も蛍光灯でなく、目が疲れる。
愚痴ばかりで、我ながら恥ずかしい。
学生は立派だ。

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浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)は終盤に差しかかった。
フィギュアスケート女子シングルが始まる。
きょうがショートプログラム(SP)、あすがフリー。
日本人の注目が一番高い種目だろう。
2006年トリノ五輪で唯一のメダルが、女子フィギュアでの荒川静香(あらかわ・しずか)の金メダルだった。

私は先日、NHKの「スポーツ大陸」を見た。
例により、ながら視聴。
日本経済新聞のテレビ欄に、「荒川静香 前年9位からの大逆転 栄光を生んだ選択とは」と記されていた。
インターネットで調べたら、過去の番組の再放送だった。
「大逆転スペシャル 栄光への選択 〜トリノ五輪 荒川静香〜」。
日本人初の金メダルを獲得した荒川静香。
確かに奇跡だったが、まぐれでなかった。
番組では、会心の勝利へ向けた苦悩と苦闘の足跡を紹介していた。

天才少女と称され、1998年長野五輪に16歳で初出場を果たした。
しかし、明確な目標を持てず、2002年ソルトレイクシティ五輪は出場を逃した。
2004年世界選手権で優勝し、才能が開花した。
が、採点方法の変更も影響してか、2005年世界選手権は9位に終わった。
何とかトリノ五輪の日本代表の座を手にしたが、荒川静香が目指したのは“勝利”でなかった。

「自分の最高の演技をたくさんの人の記憶に残したい」。
荒川静香は大会直前に非常識な決断を行った。
コーチと曲を変更し、得点につながらないイナバウアーを組み込んだ。
なるほど、これで謎が解けた。
日本経済新聞でスポーツ評論家が荒川静香を問題外と酷評していた。

本番では、ショートプログラム3位。
が、完璧なフリーで、大本命とされたロシアのイリーナ・スルツカヤを圧倒した。
ショートプログラムとフリーで自己ベストを更新。
当然、総合でも…。
大逆転で栄冠をつかんだ。

私は番組を通じ、荒川静香が五輪参加に「価値」を見出せなかったと知り、仰天した。
同時に、納得した。
プロフィギュアスケーターとしてやっていくには、デビューのきっかけが必要だ。
それが五輪でのメダル、なかでも金メダル。
彼女は競技でなく演技を究めたかったのだ。
それゆえ、技術と表現(美しさ)のはざまで葛藤した。

このブログで幾度か述べたが、荒川静香は五輪史上もっともエレガントなスケーティングを見せた。
芸術性はともかく、「優雅さ」ではカタリナ・ヴィットを凌ぐ。
私は「美しさ」という言葉を用いたいのだが、美とは何かという話になるとややこしい。
とりわけ驚嘆したのは、平板になりがちな“つなぎ”のスケーティングの豊かな表現力であり、突出した美しさである。
私は感動した。

五輪会場が熱狂に包まれるにつれ、荒川静香のフリーの演技は冴えわたっていった。
リンクで滑るのは、選手でなくアーティスト。
彼女は自らの願望に従い、ライバルと戦うのでなく、大勢に魅せた。

荒川静香にとり、オリンピックでの金メダルは目的でなく手段にすぎなかった。
目指すは、皆に喜んでもらうこと。
が、結局、自分のために滑った。
それが言いすぎなら、自分の夢をかなえるために滑った。

荒川静香はトリノ五輪の前から「引退」を決めていたのだ。
国民の興奮が冷めやらぬなか、やけにあっさり表明したと思ったら…。
五輪に何の未練もないのだ。
彼女は競技でなく演技の世界で生きたかった。
栄冠を手みやげにプロへ転向した。
そう、金メダルはゴールでなくスタート!

荒川静香は、日本人の感性では理解しがたいところがある。
「自我と自由」を大事にしているからだ。
そして、それを貫く。
大衆人気がいま一つの最大の理由では…。

                       ◇

やはり先日、私はNHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」を見た。
浅田真央(あさだ・まお)は、勝負のカギとなるフリーで、タチアナ・タラソワコーチと五輪の頂点に立つために磨き上げてきたプログラムを披露する。
可憐なイメージを脱ぎ捨て、ラフマニノフの荘厳な前奏曲「鐘(かね)」の曲調に合わせた表情と表現を打ち出すとか…。
こちらも賭けである。

本大会で日本勢はメダルを獲っているが、「金」はゼロ(2月23日午後9時現在)。
国民が無条件で熱狂するのは金メダルだ。
浅田真央はその期待を一身に背負い、本番のリンクに立つ。

私は、まずは自分のために大舞台での滑りを存分に楽しんでもらいたい。
結果は、後からついてこよう。

NHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。
                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
⇒2010年2月21日「葛西紀明、伊東大貴…ラージヒル決勝」はこちら。

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宮里藍と石川遼、米ツアーで大活躍!

巷ではバンクーバーオリンピックの話題で持ち切り。
私も日本勢の活躍が気になって仕方がない。
ほかの出来事はかすみやすい。

ところで、ゴルフで日本選手が頑張っていた。
五輪の影…。
男子では、石川遼。
米ツアーの3戦目「アクセンチュア世界マッチプレー選手権」で2回戦を勝ち抜き、ベスト16まで進出した。

女子では、宮里藍。
米ツアーの開幕戦「ホンダLPGA」で6打差を逆転して優勝した。
幸先のいいスタート!
昨年は予選落ちなしで、賞金ランキングも自己最高の3位になった。
今季の目標は、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の獲得。
最高の名誉だ。

私が報道番組などで二人を見て感心するのは、英語でインタビューに答えていること。
私は日本語以外はまったくダメなので、二人の英語力がどの程度か分からない。
が、実に堂々としている。
宮里藍は米国暮らしが長い(といっても5年目)なのでそれほど驚かないが、石川遼は…。
年齢も19歳。

ビジネスに限らず、世界へ飛び出そうとする人は、早い段階から英語の学習に取り組んでいるのか。

やがて中国語の習得も必須になる?

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2並びの日に和田創研移転

私が代表を務める和田創研は月曜日、オフィスを移転し、連絡先を変更した。
横浜・港北ニュータウンから、東京駅歩0分の「丸の内トラストタワー本館」へ。
確か「丸の内トラストシティ」のサイトには歩1分とあったが、私の感覚では歩0分。
構内の出口がビルの入口。
地下街を含め、この辺りの利便性は突出している。
ビジネス環境としては日本一。

ところで、私はきのう知った。
月曜日は、平成22年2月22日だったのだ。
2並び。

だから、何だって?
たいした意味などない。
へぇ、そうなのかと思った。

私・和田創が職業人生最後のステージへ踏み出した記念の日が、たまたま2並びだった。
1並びでなく残念。
「金メダルでなく悔しい」というコメントにどこか通じる(通じない)。
私は銀メダルを獲った気分だ。

世間では「平成22年2月22日」がわりと話題になったらしい。
私にとり2月22日は「猫の日」。
ニャン、ニャン、ニャン。
ニャー、ニャー、ニャー。
ネコの鳴き声にちなむ。
私はアメショー(アメリカンショートヘア)が大好きなのだ。
数は減ったが、いまも3匹。

来年から猫の日は「創の日」になる(ならない)。

                       ◇

和田創研のオフィス移転に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月22日「丸の内トラストタワーにオフィス構築」はこちら。

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丸の内トラストタワーにオフィス構築

丸の内トラストタワー1私が代表を務める和田創研は本日、オフィスを移転し、連絡先を変更した。
東京駅に隣接する丸の内トラストタワー本館20階(東京都千代田区丸の内1−8−3)。
ご存知かと思うが、「サーブコープ(SERVCORP)」のオフィスサービスを利用した。
この高層ビルは本館とN館が一体となって「丸の内トラストシティ」を形成しており、森トラストの開発。
首都東京の玄関口・一等地に新たなランドマークとして誕生。

丸の内トラストタワー本館27〜37階(11フロア)は、五つ星クラスのラグジュアリーホテル「シャングリ・ラホテル東京」
優雅な空間と最高のホスピタリティが迎えてくれる。
シャングリ・ラホテル東京ここの「ザ・ロビーラウンジ」は使いやすい。
また、日本料理の名店「なだ万」が入る。
今朝、お世話になっている数千名の方々にメールでお知らせしたところ、知人の社長から早速電話をいただいた。
よくシャングリ・ラを利用しているとのこと。
来月、歓談の機会を持つ。

なだ万当然ながら、20階のオフィスからの眺望は素晴らしい。
東京駅に出入りする地上線を見下ろせ、鉄道ファンならずとも飽きない。
サーブコープには受付や秘書サービスが備わる。
中小・零細企業や個人事業者、フリーランスにとり利便性が高い。
さらにゴージャスで快適な環境がありがたい。
ただし、付加価値の高いビジネスでないと、こうしたオフィスサービスを利用するメリットは薄い。
料金は決して安くないので、それを使いこなせるかどうか、こちらの力量が問われる。
1階にはビル(丸の内トラストタワー本館)としての受付があり、セキュリティは万全。
このロビースペースは広大で、多くのソファーが置かれる。
また、本館の隣は「大丸東京店」で、レストランなどそれなりの飲食店が揃う。
クライアントとの面談や食事、接待などに重宝しそう。
もっとも丸の内界隈(大手町を含む)は、ちょっと足を延ばせば高級店に困らない。

                       ◇

私は来年度(2011年4月〜)を睨み、教材販売会社を設立する準備作業を進めている。
従来型の教材。
ネット型の教材。
2社ともジョイントベンチャーであり、経営者や職業人への「教育」を根底とした、広い意味でのコンサルティングビジネスを展開する。
あくまで「営業」を切り口とし、クライアントにおける「経営強化・再建」に貢献する所存だ。
テーマは、企業への「提案営業(ソリューションセールス、コンサルティングセールス)」の啓蒙・普及・定着。
価格提示型から価値提供型への転換を促進し、業績拡大・企業成長を支援する。
私が長らく和田創研で取り組んできた仕事の仕上げ、そして集大成となる。

いずれの会社も、社長はパートナーに委ねる。
私には会社を経営する意欲も能力もない。
本質は職人だ。

                       ◇

丸の内トラストタワー2私はこのたび、丸の内トラストタワー本館のサーブコープに、将来にわたる和田創のフロントオフィスを構築した。
これが正確な言い方だろう。
また、NTTコミュニケーションズのIP電話を選択した。
「050」は場所がどこであろうと変わらない。

実は、名刺が間に合わない。
また、ホームページなどは順次、表記を改めていく。
3月半ば頃に落ち着くか…。

新しい所在地と連絡先は、和田創研のホームページでご確認いただきたい。
NPO法人営業実践大学の事務局も「和田創研内」に移転・変更した。

                       ◇

私は1週間の出張中。
公開セミナーと企業研修が続く。
任に堪えられるか心配。
肉体労働が限界なのだ。

昼過ぎから多くのメールをいただいているようだが、ご返事は来週にずれ込む。
お許しください。

なお、「和田創ブログ」の更新も中断するかもしれない。

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浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)は後半戦に突入した。
早朝、ノルディックスキー・ジャンプのラージヒルの決勝がウィスラー・オリンピックパークで行われた。

私は日中、雑用で汗をかいて疲れていた。
眠い目をこすりながら1回目を見た。
応援むなしく日本の2選手は失敗ジャンプに終わった。
葛西紀明(かさい・のりあき)は121.5メートルで21位。
きのう、予選トップとなる142.5メートルの大ジャンプを飛んだせいか、気負いや力みがあった?
平常心で競技に臨むのは難しい。
伊東大貴(いとう・だいき)は117メートルで30位。
私は力が尽きて眠りに落ちた。

しかし、2回目…。
伊東大貴は128メートル50で20位。
最下位から巻き返し。
葛西紀明は開き直れたのか135メートルを飛び、239.2点で8位に入賞した。
2回目では4番目、1回目から13人抜き。
6大会連続出場も個人種目のメダルに手が届かなかったが、何とか意地は見せた。
残す団体戦で頑張ってほしい。

金メダルは、スイスのシモン・アマン。
やっぱり…。
1回目に144メートルの最長不倒、2回目に138メートルを飛んだ。
2002年ソルトレイクシティ五輪に次いで、ノーマルヒルとラージヒルの個人2冠を達成。
ジャンプで個人最多の金メダル4個。
図抜けている。
銀メダルは、ポーランドのアダム・マリシュ。
銅メダルは、オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー。
驚くことに、メダリストはノーマルヒルと順序を含め、まったく同じ顔ぶれだ。

                       ◇

今夜9時、NHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」が放映される。
50分弱の特集番組だ。
バンクーバー冬季五輪(オリンピック)、女子フィギュアスケート代表、浅田真央(あさだ・まお)。
中京大学に在学。
大地真央(だいち・まお)ファンの父親が名付けた。
上村愛子(うえむら・あいこ)と高橋大輔(たかはし・だいすけ)とともに金メダルの期待を背負い、五輪に臨む。
昨秋から、タチアナ・タラソワコーチと二人三脚で頂点に立つためのプログラムづくりを進めてきた。
カギとなるのは、フリーで行うラフマニノフの「鐘(かね)」の演技である。
日本経済新聞の番組欄によれば、「独占!極秘練習全記録 強敵キム・ヨナの秘策 決選間近!真央の決意」。

浅田真央は成田を出発し、バンクーバーに到着した。
出迎えた報道陣に改めて「金メダルがほしい」と語った。
今シーズン、武器となる3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)が不調なのが気がかり。
本番では、ショートプログラム(SP)で1回、フリーで2回跳ぶ。
それをきちんと決められるなら、金メダルに限りなく近づく。
最大のライバル、世界女王・韓国のキム・ヨナもバンクーバー入りし、練習した。
二人は19歳の同年齢。

浅田真央がオリンピックで勝つには、持ち前の技術と演技力をブラッシュアップし、究極の演技を披露しなければならない。
可憐なイメージを脱ぎ捨て、荘厳な「鐘」の曲に合わせた厳しい表情と表現を打ち出す。
はたしてリンクで別人になり切れるか。
それは賭けだ。
NHKは一年以上にわたり、浅田真央の金メダルへ向けた取り組みを追いかけてきた。
知られざる戦いの全容が明かされる。
私はとても楽しみだ。

4年に一度、世界の一流選手が集うオリンピック。
入賞するのは大変である。
まして、銅メダル、銀メダルを獲得するのは至難である。
しかし、国民が無条件で熱狂するのは金メダルである。
2006年トリノ五輪、日本代表はわずかメダル1個に留まった。
が、それが金メダルであり、しかも国民が諦めていた大会終盤に決まったものだから、喜びが爆発した。
荒川静香(あらかわ・しずか)は一躍スターになった。
オリンピック史上もっともエレガントなスケーティングだった。

私は、浅田真央にこれ以上プレッシャーをかけてはいけないと思いつつ、金メダルを期待してしまう。
安藤美姫(あんどう・みき)と競り合い、二人ともメダルを目指すような試合展開になれば、最高の結果がついてくるかもしれない。
五輪出場2度目の安藤美姫は日本勢が揃っての会見で、「いい作品を滑れるように…」と語った。
私は「作品」という言葉に、彼女の思いを感じ取った。
安藤美姫は一足早くバンクーバー入りし、調整していた。
浅田真央よりもマスコミの注目度が低く、わりと静かに本番を迎えられる環境にある。
所属はトヨタ自動車。
鈴木明子(すずき・あきこ)は最近まで無名。
スランプから深刻な摂食障害に陥り、47キログラムあった体重が32キログラムに落ちた。
しかし、どん底から這い上がり、五輪代表の座をつかんだ。
所属は邦和スポーツランド。

女子フィギュアスケートは男子と同様、3選手全員が入賞の実力を備えている。
日本女子よ、大舞台で華麗な舞を見せてほしい。

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。
⇒2010年2月21日「葛西紀明、伊東大貴…ラージヒル決勝」はこちら。

◆書き加え
NHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」を見た。
といっても仕事をしながら…。
貧乏暇なし。

浅田真央は、11人のオリンピック金メダリストをつくり出してきたタチアナ・タラソワコーチの指導のもと、従来の選曲と正反対ともいえるラフマニノフの「鐘」の練習に挑んでいた。
リスクが大きい。
この間、報道陣に公開されたのはエキシビションの練習だけ。
新しい「浅田真央」を隠し、披露時にあっといわせる作戦だった。

タラソワコーチが厳しく注文を付けたのは、つなぎの部分。
実は、時間にするとかなり大きい。
しかし、ここでの加点を目論んで演技の切れ目をなくそうとすると、スケーターは精神的にも肉体的にも限界になる。
金メダルを獲るためとはいえ、浅田真央にとり過酷なプログラムだ。
タラソワコーチは、「あなたは一番強い人間よ」。
浅田真央は筋力トレーニングにも励んでいたのだ。

審査は、技術点と演技構成点。
言い換えれば、ジャンプと表現。
どちらかに集中すると、一方が疎かになる。
この両立を高水準で図るのはきわめて難しい。

韓国のキム・ヨナは、女子で初めて200点超えを果たした。
浅田真央は大差をつけられた。
フランス大会ではさらに広がった。
ロシア大会ではジャンプをまったく決められない。
バンクーバー五輪直前にしてスケート人生最大のスランプに陥ってしまった。

浅田真央はマスコミの前から2カ月姿を消し、鐘を滑り込んだ。
そして、五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権ではほぼノーミスの演技で4年連続4度目の優勝を遂げた。
これがラストチャンスだったのだ。
しかも204.62点で自己最高をマークした。

女子フィギュアスケートは24日にショートプログラム(SP)、25日にフリーが行われる。
審査員の採点が観客の盛り上がりで左右されるとは思わないが、鐘は重い曲調である。
芸術性に優れるが、会場全体を巻き込みにくい。
ポピュラーなクラシックでなく、素人受けが望めない。
フリーの得点はどうだろう?

私は、バンクーバー五輪の大舞台で浅田真央の努力が実ることを心より願う。

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葛西紀明、伊東大貴…ラージヒル決勝

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)。
男子フィギュアスケートで、高橋大輔(たかはし・だいすけ)が日本初の銅メダルを獲得してから2日。
3回転に留めていたら、勝負の行方は違ったかもしれないと思わないわけでない。
表現面の地力では、アメリカのエバン・ライサチェクを上回る。
冒頭でジャンプを確実に決めれば心に余裕が生まれ、その後の演技も波に乗れたろう。
となると、金メダルの可能性も…。
残念。
しかし、高橋大輔がメダルを期待され、それに応えたのは非常に立派だ。
実力があり、かつ精神がタフだったから。
私は表彰台の一番高いところに立つ姿を見たかった。

男子フィギュアスケートに関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

                       ◇

ノルディックスキー・ジャンプのラージヒル。
まもなく決勝が行われる。
会場はウィスラー五輪公園。

日本勢はきのう行われた予選で4人全員が予選を突破した。
私の一番のお気に入りは、葛西紀明(かさい・のりあき)。
所属は土屋ホーム。
ヒルサイズ(HS)を上回る142.5メートルの大ジャンプで、1位通過。
ノーマルヒルで苦しんだ助走路の姿勢が安定した。
しかし、飛びすぎてテレマーク姿勢を入れられなかった。
1992年アルベールビル五輪から6大会連続出場の余裕か、それとも楽天的な性格なのか、笑顔で「金メダル」という言葉を口にした。
悲壮感がなくてよい。

ただし、今季ワールドカップ(W杯)個人総合の上位10選手は予選を免除されている。
しかも、ノーマルヒルを制したスイスのシモン・アマンはこの日、スタート位置を3メートルも下げながら140メートルまで伸ばした(予選は免除)。
恐ろしい飛距離!
実力が図抜けており、安定感も抜群だ。
葛西紀明はむろん承知で、気を引き締める。

ノーマルヒルで日本勢最高の15位だった伊東大貴(いとう・だいき)は139.5メートルで、2位通過。
所属は雪印。
こちらは好調を維持している。

決勝はゲートが下がり、向かい風が吹きやすい時間帯に行われる。
強豪が揃い、日本勢のメダル獲得はきわめて厳しい。
が、二人ともラージヒルのほうが飛びやすいという。
とても楽しみだ。

メダルの色は問わない。
表彰台に上ってほしい。
高橋大輔に続け!

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高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第7日。
フィギュアスケート男子フリーは、ショートプログラム(SP)上位24選手が出場して行われた。
そして、日本の3選手はそれぞれが頑張った。

SP3位の高橋大輔は22番目(第4グループ)に登場。
ちなみに、2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香は21番目。
SP3位だった。
滑走順としてはとてもよい。
2002年ソルトレイクシティ五輪4位の本田武史は、高橋大輔は今季一番の状態と太鼓判を押していた。
しかし、直前の公式練習で4回転ジャンプを2回とも失敗し、私は嫌な予感…。
それでも高橋大輔は4回転にこだわった。
演技構成点はエフゲニー・プルシェンコを上回るはずで、それが成功するなら栄冠をつかめるからだ。
実際、2008年2月の4大陸選手権で4回転を決めた高橋大輔がマークしたフリーと総合の得点はいまだに破られていない。
3回転ジャンプに留めればメダルが確実なのに、今季未成功の大技に挑むのは賭けだった。
残念ながら不安は的中し、冒頭の4回転で大きく転倒。
直後のトリプルアクセルとダブルトーループの連続ジャンプ、トリプルループを決めて立て直した。
が、総じてジャンプに安定感を欠いた。
華麗で情熱的なステップとスピンもいつもほどの冴えが見られず、本来の力を出し切れなかった。
観客はスタンディングオベーションで渾身の演技を称えた。
SPは90.25点(自己ベスト)。
フリーは156.98点。
総合は247.23点。
2選手の滑走を残して2位。
次のアメリカのジョニー・ウィアが高橋大輔を下回り、この時点でメダルが確定した。
結局、3位で銅メダルを獲得した。
おめでとう!
競技後のインタビューでは、「涙は、安心感と嬉しさで出てきてしまいました。男子初のメダルを誇りにしたい」と語った。
そして、表彰台でも涙…。
長くて辛い復帰の道のりが心に浮かんだのでないか…。

SP4位の織田信成は20番目(第4グループ)に登場。
初出場のオリンピックの雰囲気に飲まれたのか、SPでは硬さが目立った。
しかし、フリーでは落ち着いて演技を始めた。
が、最初の4回転を回避したことが響いたのか、なかなか勢いに乗れない…。
後半のジャンプで手をつき、直後に演技を中断した。
何と靴ひもが切れてしまったのだ。
信じられないアクシデント!
再開したものの、減点。
気を取り直し、力を振り絞り滑り終えた織田信成に、観客が大きな拍手でねぎらった。
感動的なシーン。
私自身は、織田信成のスタイルとチャップリンのイメージがどうも重ならない。
演技や動きを美しく見せるためのスリムなスラックス(ズボン、パンツ)がしっくり来ない。
織田信成の持ち前の柔軟性とスピード感をもっと生かせる曲がなかったか。
SPは84.85点。
フリーは153.69点。
総合は238.54点で7位入賞。
織田信成は目の前にぶら下がるメダルに手が届かなかった。
競技後のインタビューでは悔し涙が止まらず、言葉が出てこない。
お疲れさま。

SP8位の小塚崇彦は13番目(第3グループ)に登場。
トリプルアクセルで転倒したが、自身初の4回転に成功した。
SPは79.59点。
フリーは151.60点。
総合は231.19(自己ベスト)で8位入賞。
最終の第4グループ6選手を残して2位。
この時点で入賞が確定した。
競技後のインタビューでは、「オリンピックで4回転を跳べてよかったです」と満面の笑みを浮かべた。
お疲れさま。
リコール問題に苦しむトヨタ自動車にとり久々に明るい話題となった。

アメリカのエバン・ライサチェク。
2009年の世界王者。
SPは90.30点で2位。
フリーは167.37点。
合計は257.67点で1位。
逆転の金メダル。
確実性を重視した、すきのない完璧な演技。
4回転を跳ばないチャンピオンが生まれた。

ロシアのエフゲニー・プルシェンコ。
2006年トリノ五輪の覇者。
SPは90.85点で1位。
フリーは165.51点。
合計は256.36点で2位。
大波乱の銀メダル。
3年間のブランクの影響が土壇場で出たのか、技の精度を欠いた。
本来の調子と程遠い出来栄え。
エバン・ライサチェクの高得点でプレッシャーがかかった?
オリンピック連覇は夢とついえた。
が、表彰台で勝者を称えた。
立派な態度だ。

男子フィギュア日本初の五輪メダルの色は「銅」になった。
高橋大輔にとり4回転を跳ばない金メダルではプライドを持てなかったのだろう。
それは競技者が決めることだ。
試合終了後のインタビューでは、最初からやると決めていたことを明かした。

実は、女子フィギュアを含め、日本勢のメダルは、1992年アルベールビル五輪の伊藤みどりの銀、2006年トリノ五輪の荒川静香の金に次いで3人目。

なお、バンクーバーオリンピックで日本勢が獲得したメダルは、スピードスケート男子500メートル2位の長島圭一郎、3位の加藤条治に続いて3個目となった。
かなりの健闘といえよう。

スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒(こだいら・なお)が76秒80で5位に入賞した。
3位とはわずか0秒08差。
相沢病院の所属。
日本選手団最年少15歳の高木美帆は完走した35選手で最下位となり、ほろ苦い五輪デビューとなった。
大舞台の怖さが分かったろう。
幕別町立札内中学校に在学。
2014年ソチ五輪のエースだ。

カーリング女子の日本は昨季世界選手権優勝の中国に完敗した。
連敗で1勝2敗。

                       ◇

以下は、「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」と題する今朝のブログ。

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)、フィギュアスケート男子シングル。
ショートプログラム(SP)を終えた段階の得点では、メダル争いは上位3選手に絞られたように思えなくもない。
4位とは差が開いたからだ。

ロシアのエフゲニー・プルシェンコは王者の貫録。
90.85点で首位。
細かく見れば、3年間のブランクが感じられる。
滑りに2006年トリノ五輪のときの切れがない。
しかし、4回転ジャンプが安定しており、フリーでミスを犯すとは考えにくい。
高く、遠く、早い。
優勝候補の筆頭だ。
アメリカのエバン・ライサチェクは90.30点で2位。

対する日本。
関大大学院所属の高橋大輔(たかはし・だいすけ)は90.25点で3位。
プルシェンコとは0.60点、ライサチェクとは0.05点の差。
オリンピックの大舞台で有力選手がミスを犯すなか、高橋大輔は落ち着いており、堂々としていた。
世界一と評されるステップに加え、ジャンプも好調。
自己最高点をマークした。
表現力はもともと抜群だ。
右ひざ前十字靱帯断裂の大けがと辛いリハビリを乗り越えた経験が強じんな精神力をもたらしたのか。
きょうのフリーの演技が非常に楽しみだ。
有給休暇を取り、テレビにくぎ付けになるファンもいる。

が、高橋大輔は難しい判断を迫られる。
実は、男子はオリンピックで一度もメダルを取っていない。
フリーには、日本勢にとり初のメダル獲得がかかっている。
エフゲニー・プルシェンコは、「4回転を跳ばなければ、男じゃない」と言い切り、メダル圏内のライバルを挑発した。
4回転勝負に持ち込めば、メダル争いで有利になるからだ。

フィギュアスケート男子シングルは、ショートプログラムとフリーに1日の間隔が空いたことで“心理戦”の様相を帯びてきた。
高橋大輔は考えを整理し、演技に臨まなくてなるまい。
守りの3回転で銀メダルを狙う、悪くても銅メダルを取るという選択も…。
確実性を重視するのだ。
何せフリーは、高橋大輔が強みとする表現のウエイトが大きい。
そして、高得点でエフゲニー・プルシェンコにプレッシャーをかける。
ひょっとすると…。

私は思う。
4回転ジャンプは練習でほぼ成功するレベルでなくては、本番で使うのは危険だ。
失敗すれば、すべてのメダルを失う。
恐らくもっともいけないのは、迷いだ。

上位3選手が揃ってのインタビューで、高橋大輔は4回転へのこだわりを口にした。
リスクを承知で、あくまで頂点「金メダル」を目指すようだ。
4回転を跳ばない王者はイメージできないのか。
賭けに近いが、攻めに徹する。
その心意気やよし。
皆で声援を送ろう。

なお、関大所属の織田信成(おだ・のぶなり)は84.85点で4位。
厳しいとはいえ、金メダルはぎりぎり射程圏内。
一か八かの大勝負をかけざるをえない立場であり、いい意味での開き直りが可能だ。
織田信長の末裔・織田信成は一発逆転の“天下獲り”を目論む。
戦国模様の男子フィギュアで風雲児となれるか。

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。
⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

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高橋大輔、攻めか守りかメダル予想

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)、フィギュアスケート男子シングル。
ショートプログラム(SP)を終えた段階の得点では、メダル争いは上位3選手に絞られたように思えなくもない。
4位とは差が開いたからだ。

ロシアのエフゲニー・プルシェンコは王者の貫録。
90.85点で首位。
細かく見れば、3年間のブランクが感じられる。
滑りに2006年トリノ五輪のときの切れがない。
しかし、4回転ジャンプが安定しており、フリーでミスを犯すとは考えにくい。
高く、遠く、早い。
優勝候補の筆頭だ。
アメリカのエバン・ライサチェクは90.30点で2位。

対する日本。
関大大学院所属の高橋大輔(たかはし・だいすけ)は90.25点で3位。
プルシェンコとは0.60点、ライサチェクとは0.05点の差。
オリンピックの大舞台で有力選手がミスを犯すなか、高橋大輔は落ち着いており、堂々としていた。
世界一と評されるステップに加え、ジャンプも好調。
自己最高点をマークした。
表現力はもともと抜群だ。
右ひざ前十字靱帯断裂の大けがと辛いリハビリを乗り越えた経験が強じんな精神力をもたらしたのか。
きょうのフリーの演技が非常に楽しみだ。
有給休暇を取り、テレビにくぎ付けになるファンもいる。

が、高橋大輔は難しい判断を迫られる。
実は、男子はオリンピックで一度もメダルを取っていない。
フリーには、日本勢にとり初のメダル獲得がかかっている。
エフゲニー・プルシェンコは、「4回転を跳ばなければ、男じゃない」と言い切り、メダル圏内のライバルを挑発した。
4回転勝負に持ち込めば、メダル争いで有利になるからだ。

フィギュアスケート男子シングルは、ショートプログラムとフリーに1日の間隔が空いたことで“心理戦”の様相を帯びてきた。
高橋大輔は考えを整理し、演技に臨まなくてなるまい。
守りの3回転で銀メダルを狙う、悪くても銅メダルを取るという選択も…。
確実性を重視するのだ。
何せフリーは、高橋大輔が強みとする表現のウエイトが大きい。
そして、高得点でエフゲニー・プルシェンコにプレッシャーをかける。
ひょっとすると…。

私は思う。
4回転ジャンプは練習でほぼ成功するレベルでなくては、本番で使うのは危険だ。
失敗すれば、すべてのメダルを失う。
恐らくもっともいけないのは、迷いだ。

上位3選手が揃ってのインタビューで、高橋大輔は4回転へのこだわりを口にした。
リスクを承知で、あくまで頂点「金メダル」を目指すようだ。
4回転を跳ばない王者はイメージできないのか。
賭けに近いが、攻めに徹する。
その心意気やよし。
皆で声援を送ろう。

なお、関大所属の織田信成(おだ・のぶなり)は84.85点で4位。
厳しいとはいえ、金メダルはぎりぎり射程圏内。
一か八かの大勝負をかけざるをえない立場であり、いい意味での開き直りが可能だ。
織田信長の末裔・織田信成は一発逆転の“天下獲り”を目論む。
戦国模様の男子フィギュアで風雲児となれるか。

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。

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日本電産・永守重信、メダルに報奨金

精密小型モーターの分野で勝ちっ放しの日本電産。
世界トップシェアを誇る。
創業社長の永守重信(ながもり・しげのぶ)は闘争心の塊であり、「一番以外はビリや」の過激な発言で知られる。
また、社訓の「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」はつとに有名である。
(同社では「社訓」と呼んでいない。私はクレドの性格が強いと思う)。

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第4日、日本の得意競技、スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎(ながしま・けいいちろう)が銀メダル、加藤条治(かとう・じょうじ)が銅メダルを獲得した。
二人は日本電産サンキョーの所属。
永守重信は、同社会長。

その日本電産サンキョーが二人に報奨金を贈る。
長島圭一郎に1千万円、加藤条治に6百万円。
しかも、同社と永守重信会長が折半で出す。
自腹、ポケットマネーだ。
日本経済新聞によれば、「ハードな練習に耐えた結果で、高く評価したい。次のソチ五輪にはより多くの選手を送り、多数のメダル獲得を目指したい」と語った。
これまで永守重信は口にした事柄をやり抜いてきた。
2014年ソチ五輪のスピードスケートのリンクには、日本電産旋風が吹き荒れるかもしれない。

二人のメダリストはレース後のインタビューで、ライバルへの競争心と合わせて感謝を口にした。
切磋琢磨により互いにメダルを手にした。
長島圭一郎はきょう1000メートルに挑む。
また、スピードスケート女子500メートルで日本勢唯一の入賞(5位)を果たした吉井小百合(よしい・さゆり)も日本電産サンキョーの所属。
五輪では自身初の入賞であり、1000メートルと1500メートルに臨む。
二人にメダルの期待がかかる。
実は、4大会連続出場し、金・銀・銅メダルを獲得した清水宏保(しみず・ひろやす)も同社(旧三協精機製作所)に所属していたことがある。
スピードスケート界の名門中の名門。

ところで、永守重信はM&Aによる企業再建の名手でもある。
優れた技術を持ちながら業績悪化、経営危機に陥った企業を買収し、たちどころに建て直してしまう。
しかも、人員削減や工場閉鎖に手をつけない。
口癖は、「人は、能力差はわずかだが、意識差は凄まじい」。
精神面の強化・改革を何よりも重視する。
なお、最高益を更新した買収企業は、「日本電産****」と名乗る。
三協精機製作所もそうだったのか?

日本電産グループの社員は意欲や士気(モラール)が高く、ハードワークを苦にしない。
仕事の密度も濃いので、会社は勝ち組になる。
自信を失いがちな日本が復活を遂げるうえで、同社から学ぶべきことは少なくない。
日本電産サンキョーの二人のメダル獲得は、日本選手の今後の戦いに火をつけた。
がんばれ! ニッポン!

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

永守重信の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
日本電産の社員の強さ、日本電産サンキョーの選手の強さの理由が分かるのでないか…。

和田創講演TV賢人編「永守重信」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信3」はこちら。

清水宏保の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
スピードスケート史上で日本初の金メダルの栄冠に輝いた理由が分かるのでないか…。

和田創講演TV賢人編「清水宏保」はこちら。
和田創講演TV賢人編「清水宏保2」はこちら。

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男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第5日、パシフィックコロシアムでフィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行われた。
混戦模様と言われていたが、力みから大崩れする有力選手が出た。

やはり、優勝候補筆頭、2006年トリノ五輪で圧勝したロシアのエフゲニー・プルシェンコが90.85点で首位に立った。
王者はブランクを感じさせない。
打倒一番手と目されたカナダのパトリック・チャンが81.12点で7位に留まった。
地元の声援がプレッシャーになったか。
アメリカのエバン・ライサチェクが90.30点で2位につけた。

日本勢は3選手とも落ち着いていた。
関大大学院所属の高橋大輔(たかはし・だいすけ)は90.25点で3位。
関大所属の織田信成(おだ・のぶなり)は84.85点で4位。
トヨタ自動車所属の小塚崇彦(こづか・たかひこ)は79.59点で8位だった。
全員が入賞圏内。
ケガ復帰の高橋大輔は自己最高点をマークする出来で、国民の期待に見事応えた。
試合後のインタビューの表情が明るかった。
日本初のメダルを取れるか、フリーが楽しみだ。

リッチモンド・五輪オーバルでスピードスケート女子500メートルが行われた。
日本勢は吉井小百合(よしい・さゆり)の5位が最高だった。
五輪では自身初の入賞であり、得意の1000メートルを残している。1500メートルも…。
彼女は、銀メダルの長島圭一郎(ながしま・けいいちろう)、銅メダルの加藤条治(かとう・じょうじ)と同じ日本電産サンキョーの所属。
メダルを取ってほしい。
日本勢はこの種目で4大会連続の入賞を果たした。
優勝は伏兵、韓国のイ・サンファ。
これで、スピードスケート500メートル(短距離)は男女とも韓国勢が金メダルを獲得した。
男子のモ・テボンも伏兵。
5大会連続出場の岡崎朋美(おかざき・ともみ)は過去最低の16位に終わった。
レース後、スタンドに向かい、笑顔で手を振った。
富士急の所属。

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。

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渡辺喜美みんなの党勝利…参院選予想

鳩山由紀夫内閣の支持率が急落した。
全国紙の世論調査でも不支持が支持を上回った。
政治とカネの問題を巡る対応、マニフェスト(政権公約)の後退や撤回、米軍基地移設に関する首相のリーダーシップのなさなどに対し、国民の苛立ちが募っているのだ。
また、経済成長を推し進められず、財政悪化を加速させる。
さらに、首相は発言がコロコロ変わる。
信念を欠き、情緒に流される。

昨夏の衆院選で、多くの有権者が政権交代に期待を寄せた。
しかし、無党派層を中心に政府与党に失望が広がっている。
とはいえ、惨敗後に何の変化も改革も見られない自民党に支持が向かうはずもない。
党勢を建て直すどころか消滅が危惧される状況だ。
情けない。

今夏の参院選で、渡辺喜美代表が率いる「みんなの党」がささやかな勝利を収める?
だが、閉塞した日本にインパクトを与えるには力不足である。
4月以降、自民党を飛び出して新党を立ち上げる中堅・若手の有力議員が現れるか。
彼らがみんなの党と合流して第3極の政治勢力を形成するなら、投票がかなり集中する可能性もある。

議員により意見の違いはあって当然だが、基本路線が異なっては身動きが取れないのが政党。
大規模な政界再編を経ないと、日本再生の理念も戦略も方策も固められない。
いつになるやら…。

このままでは政治の混迷が深まり、経済の衰退、社会の沈下が進む。

2010年参院選に関する希望的な観測は以下のとおり。
⇒2010年2月2日「自民惨敗、みんな躍進…参院選予想」はこちら。

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男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第4日、日本勢が初のメダルに輝いた。
しかも、2個同時の快挙。
国中が歓喜した。
日本の得意競技、スピードスケート男子500メートル。
長島圭一郎(ながしま・けいいちろう)が銀メダル、加藤条治(かとう・じょうじ)が銅メダル。
いずれも日本電産サンキョー所属。

永守重信が二人に“闘魂”を注入したか。
まさか「一番以外はビリや」とは言うまい。
日本電産グループの熱狂が目に浮かぶようだ。
オリンピックの大舞台でメダルを手にするには、実力に加えてメンタル面の強さが必須である。
それを欠いては「運」も引き寄せられない。
大活躍、おめでとう!

レースは、アウトとインのコースを入れ替えて滑り、2回の合計タイムを競う。
実は、2回目の最終組の滑走を前に、長島圭一郎が2位。
最終組に加藤条治がいる。
したがって、この時点で日本選手のメダルは確定していた。
国民の関心は、二人のメダル、とくに加藤条治の金メダルが実現するかだった。
結果は、加藤条治が3位となり、日本勢は銀と銅。
1984年サラエボ五輪から6大会連続のメダル獲得が2006年トリノ五輪で途絶え、2大会ぶり。

レースを振り返ろう。
加藤条治は1回目に3位につけた。
34秒93で、1位のフィンランドのポウタラとは0.07秒差。
金メダルへの期待が一気に高まった。
2回目に35秒07で、合計70秒01。
気負いやプレッシャーがあったのか、スタートでフライングを犯した。
力むなと言うほうがムリ。
タイムを伸ばせなかった。
(が、この記述は、私のフライングだった。2回目でなく1回目。失礼)。

長島圭一郎は1回目に6位と出遅れた。
35秒10。
2回目に34秒87で、合計69秒98。
最終カーブで膨らんでしまい、タイムをロスしたのが惜しまれる。
勝負事に「たら」「れば」はないが、0.12秒差で金メダルを逃した。

私が思うに、所属が同じことが幸いした?
二人が競争心を刺激し合いながら相乗効果を生み出した。
「どうしてもメダルが欲しかったので…、まあ金が欲しかったのですが…、とりあえず取れたので嬉しいっす」と長島圭一郎。
「とりあえず最低限の責任は果たした」と加藤条治。
二人ともレース直後はほっとした表情を浮かべたが、その後のインタビューではお詫びの言葉を繰り返した。
「一番」でないことが悔しそう。
長島圭一郎は1000メートルに挑む。

優勝は韓国のモ・テボンで合計69秒82。
アジア勢がスピードスケート男子500メートルの表彰台を独占した。
韓国のイ・ギュヒョクとイ・ガンソクの本命二人はメダルを逃した。
世界の男子スピードスケート界を長く引っ張ったカナダのウォザースプーンは結果を残せなかった。

大会の早い段階でメダルが取れたことで、日本選手団に弾みがつくかもしれない。
今後の競技がますます楽しみになってきた。
清水宏保が自分のことのように喜んでいたのが印象的だった。
清水宏保は4大会連続出場し、長野五輪では500メートルで金メダル、1000メートルで銅メダル、ソルトレイクシティ五輪では500メートルでトップと0.03秒差の銀メダルに輝いた。
(いま思うに、競技会場の人影は清水宏保でなかったか)。
大胆なメダル予想を行ったテリー伊藤も爆発していることだろう。

なお、1回目は前半10レースを終えた時点の整氷作業で、整氷車に故障が生じた。
日本代表が登場した後半10レースは1時間半近くの大幅遅れで始まった。
前代未聞のアクシデント。
バンクーバーオリンピックは開会式から不手際や不具合が気がかり。

ところで、フィギアスケート・ペアは、中国勢が金・銀を取り、ロシア勢(旧ソ連を含む)の五輪13連覇が消えた。
スミルノフと川口悠子(かわぐち・ゆうこ)のペアは、フリーでミスを連発し、まさかの4位に終わった。
国籍を変えてまで金メダルを目指した執念は実らなかった。
しかし、川口悠子はインタビューで日本人の応援に対する感謝の言葉を忘れなかった。

勝者もいれば、敗者もいる。
それがオリンピック。
お疲れさま!



日本代表はきのう3選手が入賞する活躍を見せた。
フリースタイルスキー男子モーグルの遠藤尚(えんどう・しょう)は7位入賞。
この種目で日本初。
19歳の新星の誕生だ。
所属は忍建設。
遠藤尚は福島県猪苗代町の出身。
私の妻は会津若松市の出身であり、大喜び。
遠藤尚の両親は猪苗代で経営するペンションで地元の人たちと懸命に声援を送ったらしい。
また、忍建設(宮城県名取市)の中村忍社長はモーグル選手だとかで、わざわざ現地入りして応援した甲斐があった。
社長は、攻めの滑りを絶賛した。
私は2014年ソチ五輪が待ち遠しい。
そういえば、女子モーグル8位入賞の村田愛里咲(むらた・ありさ)も19歳。
こちらは北翔大1年生。

ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルの小林範仁(こばやし・のりひと)は7位入賞。
複合個人種目で2大会ぶり。
所属は東京美装。
前半の飛躍で12位。
後半の距離でトップから58秒遅れでスタートした小林範仁は猛烈に追い上げ、最終周で先頭に立って見せ場をつくった。
拙速や暴走との指摘も見受けられるが、目立ちたがり屋のお祭り男の本領発揮、それはそれでよいでないか。
私は金メダルを取るのでないかと、手に汗を握った。
前半の飛躍でリードして逃げ切る日本勢の必勝パターンは、距離を重視するルール変更により通用しなくなった。
後半が得意な小林範仁は、複合ニッポン復活のカギを握る。
私は団体戦、そして個人ラージヒルでの活躍を願う。

スピードスケート女子3000メートルの穂積雅子(ほづみ・まさこ)は6位入賞。
五輪初代表・初レースで立派だ。
所属はダイチ。
タイムは4分7秒36。
同走はワールドカップ総合1位、4分2秒53で金メダルを獲得したチェコのマルティナ・サブリコバ。
穂積雅子は持ち前の負けん気と粘り強さで懸命に食い下がった。
「表彰台を逃したのは悔しい」が、手応えはつかんだ。
5000メートルが残されており、次のレースにつなげてほしい。

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。

永守重信の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
和田創講演TV賢人編「永守重信」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信3」はこちら。

清水宏保の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
和田創講演TV賢人編「清水宏保」はこちら。
和田創講演TV賢人編「清水宏保2」はこちら。

                       ◇

フィギュアスケート男子シングルは第5日、あすがショートプログラム(SP)。
群雄割拠の混戦模様で、テレビの前に釘付けになる人が多いはず。
優勝候補の筆頭は、2006年トリノ五輪で圧勝したロシアのプルシェンコ。

高橋大輔(関大大学院)、織田信成(関大)、小塚崇彦(トヨタ自動車)の日本勢は調子を上げているという。
全員が入賞可能な実力者。
もちろんメダル獲得も…。
カギは、4回転ジャンプの成功。
金メダルを狙うには取り入れざるをえない。
右ひざ手術から1年で復帰した高橋大輔は、国民の期待が集中するので大変だ。
日本勢、頑張れ!

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創業一族の経営への関与度を巡る攻防

キリンとサントリーの破談の報道から1週間ほど経った。
私はプランナー時代、大手広告代理店などを通じて両社の主力商品や新規商品のセールスプロモーション企画にずいぶんと携わった。
親近感が強い。
サントリーの赤坂の社屋で催されたパーティで酒を振る舞っていただいたこともある。
返す返すも残念だ。

統合交渉の決裂は、互いの企業価値をどれほど認めるか、言い換えれば「統合比率」に関する主張の隔たりが原因だろう。
私はマスコミ報道をいくつか見たが、新会社におけるサントリー創業一族の持ち株比率3分の1超が最大の焦点になったかどうか、真相は分からなかった。
しかし、創業一族の経営への関与度を巡る攻防だったことは間違いない。
大勢の投資家を有する上場企業のキリンには飲めない話だった。

両社の統合は、業績の伸び悩みに直面する内需型の日本企業が今後の発展を追求するうえでのモデルケースになるはずだった。
公開企業とオーナー企業の合併だけに画期的。
優良企業同士なので、グローバル競争に伍していける巨大飲料・食品会社が誕生した。
創業一族は断トツの筆頭株主になるのだから、日本経済の活性化という見地から決断してほしかった。
「さすがサントリー」。
世間の尊敬も獲得できた。

経営統合交渉は、双方が譲歩の精神を欠いては実らない。
さまざまな業種で大規模な再編が起こらないと、日本経済は衰退がひどくなろう。
戦後の高度成長の恩恵に浴した多くの企業にとり、伸長余地の大きい海外市場での事業展開の加速が急務である。

ところで、日本国内での生き残りをかけて統合交渉を進めていた新生銀行とあおぞら銀行は合併を断念し、破談を発表する。
新会社の路線対立と主導権争いが原因か。
なかなかまとまらない。

キリンとサントリーの破談に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月8日「キリン、サントリー統合交渉決裂の原因」はこちら。

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中国人観光客が落とすカネ…春節商戦

中国の正月に当たる「春節(しゅんせつ)」。
中華圏では大型連休で消費が盛り上がる。
この春節商戦は、欧米のクリスマス商戦に匹敵する。
上海のルイ・ヴィトンやシャネルの店頭には、長い行列ができるらしい。
ユニクロみたいなディスカウントの量販店ならまだしも…。
中国人の購買パワーは凄い。
海外の高級ブランドが日本での事業の縮小や撤退に動くのもうなずける。

消費者の財布縮小と節約志向により販売低迷に苦しむ日本の家電などの量販店、百貨店が、春節休暇を利用して訪れる中国人観光客の取り込みに躍起となっている。
ここでも中国頼み。

昔から「二八(にっぱち)」という言葉があり、2月は商売が振るわず、売り上げが落ち込む。
懐の豊かな中国人への期待は大きい。
彼らは観光バスで押しかけ、1時間前後の制約のなかで高額商品を立てつづけに購入する。
春節特需に沸く店頭の様子がテレビに映し出された。
財布のなかに万札がびっしり、羽振りがよい。
家電量販店では中国語が堪能な店員を雇用し、彼らの買い物に付き添わせていた。
百貨店は中国人向けの専用ブースを設ける。
客単価が日本人より高いので、量販店も百貨店も特別待遇だ。
彼らが効率よく買い物できるように万全の準備を整えている。

日本人も海外で買いあさった時期があったのだろうか。

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SMBCコンサルティング20100218

モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?

バンクーバー冬季五輪フリースタイルスキー女子モーグル。
日本のエース、上村愛子(うえむら・あいこ)は、悲願のメダルに手が届かなかった。
後一人を残して3位のポジションについていたが、最終の滑走者が金メダルを獲得して圏外へ。
とても残念。
が、4位入賞は健闘したといってよい。

これで上村愛子は「7⇒6⇒5⇒4位」。
大会の都度、一つずつ順位を上げてきた。
立派なこと。
1998年長野が7位、2002年ソルトレイクシティが6位、2006年トリノが5位。
2010年バンクーバーは競技生活の集大成と位置づけて大会本番に臨んだが…。

オリンピックシーズン、そして競技当日をベストの調子で迎えるのは至難だ。
そこにピークを持ってこられた選手が勝利する。
上村愛子は、一番いいときの滑りではなかった。

私は、色はともかくオリンピックメダルを首にかけてあげたかった。
ラストから4人目、3人目の選手が相次いで転倒した。
いけないことと承知で、ハプニングを願ってしまった。

上村愛子は年齢的に厳しくなるが、「ソチ3位」への挑戦はどうする?
心と体を休めたうえで、じっくりと考えてほしい。
スポーツ選手としての経験と実績に加え、人気と人望があり、ルックスも申し分ないので、活躍の舞台に困ることはないが…。
今後の身の振り方に世間の注目が集まりそう。

国民の期待を背負った上村愛子。
笑顔と涙が同居したインタビューは印象的だった。
全力を出し切ったものの、目指していたメダルはするりと逃げた。
「何でこんなに一段一段なんだろう」と語った。
すがすがしい表情が救いである。

ところで、モーグルは、ノルウェー語の「Mogul(雪のコブ)」が語源。
凹凸(でこぼこ)の急斜面を滑り降り、ターン技術、エア演技、スピードの合計点を競う。
長く競技生活を続けると、腰と膝、足首がガタガタになるのでは…。
女性にとり過酷なスポーツに思える。
また、スリルを盛りあげるためなのか、上位3名が「ソファー(名称は不明)」に座る。
競技の途中はまだしも、最後に弾き出される選手にとり残酷な演出に思える。

上村愛子は米国のハナ・カーニーと抱き合い、金メダルを祝福した。
気持ちは複雑だろうに、偉い。
お疲れさま!

                       ◇

五輪初出場の村田愛里咲(むらた・ありさ)が8位入賞。
19歳、大学1年生。
大きな自信をつかんだはずで、4年後が楽しみだ。

私は思う。
日本代表に選出されるのが大変。
各国の有力選手が照準を合わせ、一堂に集うのが4年に一度のオリンピック。
世界でベストテンに入る選手は、ホント凄い。
まして、何回も入る選手は…。

次元の低い話をして申し訳ない。
私に言わせれば、自分を熱く応援してくれる人が大勢いること自体が凄い。
能力だけでなく努力とか人柄とかが周囲や世間を魅了してやまないのだろう。
通常は振り向いてももらえない。
私などは嫌われてばかり。

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想

バンクーバー冬季五輪(第21回オリンピック冬季競技大会)が日本時間の午前11時頃に開幕する。
夏季・冬季を通じ、史上初の屋内での開会式。

「オリンピックは、参加することに意義がある」。
オリンピックの創立者、クーベルタン男爵の名言とされる(ウィキペディアによれば、真相は違う)。
しかし、選手として参加するからにはメダル、それも金メダルを手にしたいのでは…。

選手の胸の内はどうなのだろう?
自分のためにメダルが欲しい。
己の頑張りへのご褒美だ。
あるいは、ファン、国民、そして国のためにメダルが欲しい。
周囲の応援への恩返しだ。
いずれも自然な心情である。
恐らくすべての選手が両方の気持ちを抱いているはずだが、そのウエイトは人により異なる。
自分を直接支えてくれた家族やコーチなどは、己と周囲の中間の存在か。

私が思うに、浅田真央や上村愛子は後者が強いのでは…。
自分に対する世間の期待の大きさが痛いほど分かっているように見受けられる。
二人はどんなにつらいときでも気丈に振る舞う。
インタビューでも人柄が伝わってくる。
こうした選手に金メダルを熱望しては酷でなかろうか。
私は演技・競技を見るのが怖い。
二人がオリンピックを楽しんでくれれば、それで十分だ。
そして、結果がついてくれば、もちろん最高!

トリノ五輪女子フィギュアスケート金メダルの荒川静香。
彼女は五輪史上もっともエレガントなスケーティングを見せてくれた(芸術性はともかく、優雅さにおいては、カタリナ・ヴィットを凌ぐ)。
荒川静香は前者が強かったのでは…。
開幕前はだれも予想しなかった伏兵の優勝。
確か、日本経済新聞でスポーツ評論家が彼女を問題外とけなした。
荒川静香の金メダルは、トリノ五輪で日本選手が獲得した唯一のメダルである。
努力は当然として、運も…。

バンクーバー五輪で、日本代表はトリノ五輪のような惨敗はないだろう。
しかし、2〜3人の選手には想像を絶するプレッシャーがのしかかる。
後者が強すぎると、よい結果は生まれにくい?
日本代表が気楽なはずがないが、いくらかでも気楽な立場の選手がメダルを取ってくれると嬉しい。
例えば、高木美帆、織田信成、安藤美姫など。

両方の気持ちを強く抱きながら金メダルが取れる選手は、オリンピックの申し子だ。
例えば、北島康介。
凄いこと。
それでも初めは前者が強かったのでないか。

メダルが欲しいという気持ちのない選手は日本代表に入れない。
が、それが本番でプラスに作用するか、それともマイナスに作用するか、人により異なる。
それを「力み」でなく「力」に変えるには、メンタル面の強さが欠かせない。
勝負度胸とは「開き直り」では?

                       ◇

スポーツライターの青島健太によれば、その競技にとりメダルが取れることは非常に大事である。
バンクーバー五輪の日本選手団はベテラン勢が多く、世代交代や新陳代謝があまり進んでいない。
最大の原因は、日本企業の余力がなくなり、関心や注目の低い競技にスポンサーがつかなくなったこと。
選手の育成には膨大な費用がかかるのだ。
フィギュアスケートの男女6名は入賞の可能性を持つ実力者揃いだが、それも荒川静香の金メダルがあったから。
支援がここに集中した。

私は、オリンピックの舞台でライバルが本来の力を出せない事態が起こらないかぎり、日本選手の金メダルは難しいと思っている。
過去、極度の緊張でミスを犯した本命は少なくない。
五輪ではハプニングがしばしば起きるにしろ、日本は合計で5個のメダルを取れたら大健闘だ。
皆で応援しよう。

ちなみに、コメンテーターのテリー伊藤は、日本代表は金メダル4個、銀メダル6個、銅メダル17個、計27個を獲得する見込みで、国別の獲得数では首位をうかがう勢いと予想した。
この人ならではの愛情と大胆さ。
思いやり溢れる応援だ。

                       ◇

ノルディックスキー・ジャンプ個人ノーマルヒルの日本代表4選手は全員が予選を通過し、あすの決勝へ進出した。
葛西紀明選手は6大会連続五輪出場。
とんでもないこと。

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鳩山内閣延命へ改革姿勢、小沢離れ

政府与党が参議院議員選挙(2010年7月)をにらみ、激しく動きはじめた。
連立政権の難しさを痛感させられており、どうしても参議院で単独過半数を実現したい。
が、このままでは厳しい。
自民党の不甲斐なさに救われているとはいえ、第3勢力などに敗北を喫しかねない情勢だ。

政府与党は手始めに、支持率急落の主因となった政治とカネの問題から有権者の目を逸らそうとしている。
とくに小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る事件。
余談ながら、だれが名付けたのか「陸山会」にはゼネコン業界に睨みを利かせる凄みが感じられる。
政府与党は、大きな懸案について中長期のプロジェクトを立ち上げ、改革姿勢を印象付ける作戦に出た。
昨夏の衆院選と同様、情緒とポーズで有権者を煙に巻く。
何せ結論を容易に下せない問題なので、鳩山由紀夫内閣の延命を図れる。

また、枝野幸男元政調会長を「行政刷新担当相」として入閣させた。
例の「事業仕分け」を実質的に取り仕切った。
余談ながら、事業仕分けは有権者に分かりやすい最高のパフォーマンスだった。
4月以降、第2弾がスタートする。
参院選前の支持率回復に即効性がある。

しかも、枝野行刷相は非小沢系の代表格の一人。
鳩山首相は小沢幹事長と距離を置くつもりか。
一蓮托生でないことを示して世論の批判をかわし、鳩山内閣の延命を狙う。

鳩山首相は予算審議中の異例の人事で、小沢幹事長の問題を巡って与党内に生じた軋轢を修復するとともに、小沢幹事長から政権運営の主導権を奪取しようとしている。
今後、小沢離れが鮮明になるのか。

                         ◇

日本経済新聞によれば、鳩山首相は「政権を取る前のほうが楽だった」と明かした。
総理とは思えない志の低さに、私は愕然とした。

本音は、政権を投げ出したい?
鳩山内閣は末期を迎えつつある。

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野放しのマネーゲームに歯止め

先日の日本経済新聞によれば、穀物の国際価格が急落している。
ヘッジファンドなど大口投資家の売りが拡大しているのだ。
やれやれ…。

このブログで述べたとおり、投機資金は人類がもっとも困るところを狙い撃ちにする。
それが儲かるからだ。
食べ物は人の命がかかる。

米国の金融規制案の発表も重なり、過去最高の豊作が予想されるトウモロコシや大豆の下落幅が大きい。
中国の金融引き締めの観測も強まった。
穀物に限らず、上昇基調だった原油や金など主要商品価格が調整局面に入った。

                       ◇

世界で巨額の投機資金が行き場を求めてさまよう。
人類の幸福は関心外であり、自身の利益に執着する。
モラル(道徳・倫理)の欠如。
投機資金が結託すれば、一国の経済を丸飲みし、壊しかねない状況である。
野放しのマネーゲームに歯止めをかけなくてならない。

金融資本主義は恐ろしい。
カネが人類を苦しめるとは、だれが考えたろうか。

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SMBCコンサルティング20100218

寝台特急北陸と北陸銀行セミナー

私が出張に出かけている間に、昨年に引き続いて北陸銀行のシンクタンク「北陸経済研究所」での公開セミナーが決まっていた。
日程は4月27日火曜日。
場所は富山か金沢。
過去2回は4月に富山で「提案営業セミナー」を開催した。
が、今回は「営業変革トップセミナー」。
地場企業の社長や取締役、営業幹部を対象とした内容。

私は富山県立魚津高校の卒業であり、妹夫婦が富山県滑川市の両親のかつての実家に暮らしている。
北経研から講師の仕事をいただくと、富山に行くのに、富山に帰る気分になる。
帰省のワクワク感…。
北陸銀行は当然、両親も利用していた。
私にとり北陸でのセミナーは格別。
いま知ったのだが、北陸銀行は北海道銀行と「ほくほくフィナンシャルグループ」を形成し、横浜銀行に次いで地方銀行第2位。

過去2回は帰路で生まれ故郷の直江津(新潟県上越市)に途中下車し、駅前の「ホテルセンチュリーイカヤ」に宿泊した。
そして、マイミクと歓談したり、生家や直江津小学校の周辺を散策したりした。

ところで、「寝台特急北陸」が3月12日で廃止になる。
北陸から上京した人には忘れられない夜行列車だろう。
私の場合、ホームで見送ってくれた両親の姿と重なる。

私は若くて貧しい頃に数回乗っただけであり、一度もA寝台を使っていない。
同列車が消滅すると聞き、がっかり。
言い訳がましいが、昨年、直江津に立ち寄るか、セミナー終了後に富山で夕食を楽しんで時間を潰し、寝台特急北陸A寝台で東京(上野駅)に戻ってくるか迷った。
廃止になると分かっていたら、かならずそうした。

というわけで、今回も直江津に一泊するつもり。
ただし、ホテルセンチュリーイカヤの隣「ホテルハイマート」に宿泊してみたい。
社長は、個性的な駅弁づくりに情熱を傾ける名物男・山崎邦夫氏。
ホテルセンチュリーイカヤはリストラの一環で駅弁事業から撤退し、直江津駅の駅弁を手がけるのはホテルハイマート1社になった。
以前、妻と子どもが同ホテルの「鱈めし(たらめし)」を食べ、そのうまさに感嘆の声を上げた。
私は食べていない。
今回は直江津駅で買い求め、北越急行ほくほく線の「特急はくたか」の車内で味わってみたい。
余談ながら、はくたかは日本最速の特急であり、時速 160キロメートルを誇る(ほくほく線区間)。

それと、直江津の土産に、かなざわ総本舗(新潟県上越市)が製造する「出陣餅」。
よく似た商品に「信玄餅」「筑紫もち」がある。
私個人の好みを述べれば、「出陣餅」が一番おいしい。
妻は、くさのやの「謙信笹だんご」にも目がない。
2つ、3つはペロッと食べる。

                       ◇

寝台特急北陸に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年12月21日「寝台特急北陸、急行能登が消える」はこちら。

ホテルハイマートの駅弁「鱈めし」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月15日「絶品駅弁! 直江津ハイマート鱈めし」はこちら。

過去2回の直江津途中下車に関するブログは以下のとおり。
⇒2007年4月25日「生まれ故郷・直江津へ自分探しの旅」はこちら。
⇒2008年2月17日「故郷・直江津にマイミク」はこちら。
⇒2009年8月30日「関川と荒川…直江津を流れる川」はこちら。

かなざわ総本舗「出陣餅」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
⇒2009年8月29日「筑紫もち、信玄餅、出陣餅、三つ巴」はこちら。

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SMBCコンサルティング20100218

稲盛和夫、初のリストラへ…日航再建

日本航空(日航、JAL)は新たな経営体制が固まり、再建へ向けて具体的に動き出した。
「世のため人のため」という人生観に従い、無報酬で会長職を引き受けた稲盛和夫。
私は頭が下がる。

しかし、日航の建て直しは、大規模な債権放棄と公的資金注入の支援を得ても、それほど容易でない。
輝かしい足跡が吹き飛ぶかもしれない大仕事!
親方日の丸体質の一掃に加え、強力なリストラが収支改善の絶対条件である。
路線の撤退、グループ会社の整理、機材の小型化はもとより、人員の削減を避けて通れない。

ところが、一代で京セラを世界企業に育て上げた稲盛和夫は社員の“首切り”を行った経験がない。
何せ優良企業である。
日航については、再建策の実行は大西賢社長、稲盛和夫会長は精神的な支柱という役割分担らしい。
だとしても、大変つらいことに違いない。

稲盛和夫は心を鬼にして踏み切れるのか。
3年間はあっという間だ。

                       ◇

私自身は、日航の信用失墜による顧客流出に歯止めをかけるうえで稲盛和夫が果たす貢献は非常に大きいと思う。
経営者やビジネスパーソンなどオピニオンリーダーを中心に、日本中に大勢のファンや信奉者がいる。
血の滲むコストカットを断行したとしても、肝心の旅客収入が激減しては、再建は叶わない。

                      ◇◆◇

以下に、「日本航空、破綻の原因と今後の再建」と題する2010年1月22日のブログを収める。

テレビの報道番組などで、会社更生法の適用申請から一夜明けた日本航空(日航、JAL)の様子が映し出された。
官民ファンドの「企業再生支援機構」による支援決定と、国などによる一般債権の全額保護の打ち出しで、大きな混乱は起こらなかった。
現場は普段どおりの運営と運行が保たれ、何より。

日航は、カウンタースタッフやキャビンアテンダント(スチュワーデス)など、顧客とじかに接する女性社員がとくに頑張っている。
そうせざるをえないとはいえ、涙を堪え、明るく元気に振る舞う姿は痛ましい。
30パーセントのOBに対し、現役は年金が50パーセントの減額になるようだ。
また、自分がリストラされるかもしれない。
気の毒なこと。

が、どうしてこんなひどい状態を招いてしまったのか。
日航は追い詰められてからも皆が立場と権利を主張するばかりで、自らにメスを入れなかった。
従業員が倒産のリアリティを感じたのは、わりと最近でなかろうか?
危機感を欠き、問題を先送りした。

世間離れした大甘の企業体質が受け継がれてきたことが、破綻の原因だろう。
悪しき体質とは、全体に広がった病巣にほかならない。
それに劣らず、歴代の社長と取り巻きの経営陣に大きな責任がある。
それに加えて、癒着と依存の構造を決定づけた自民党政権時代の議員と役人に重い責任がある。
政官業馴れ合いの尻拭いは、国民に押し付けられた。

日航は、民主党政権の管理のもとで再生を目指す。
破綻処理なので、患部の摘出といった外科手術を先行させることになる。
それにともない、多くの出血が避けられない。
従業員の疲弊、モチベーションの低下が予想されるなか、メンタル面を重視する稲盛和夫京セラ名誉会長のCEO(最高経営責任者)就任は明るいニュースである。
業績の建て直しとともに、腐り切った企業文化や組織風土の刷新を推し進めるはずだ。

稲盛和夫は、経営者やビジネスマンのなかに信奉者やファンが多く、客離れにもブレーキをかけられよう。

                      ◇◆◇

以下は、日航問題に関する一連のブログ。

⇒2009年9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。

⇒2009年9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。

⇒2009年9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。

⇒2009年10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。

⇒2009年10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。

⇒2009年10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。

⇒2009年10月30日「税金注入、日航救済に国民感情は?」はこちら。

⇒2009年11月19日「もう空を飛べない…日本航空消滅」はこちら。

⇒2010年1月13日「日航法的整理、稲盛CEOが再建!?」はこちら。

⇒2010年1月22日「日本航空、破綻の原因と今後の再建」はこちら。

⇒2010年1月23日「1社体制へ…日航は全日空に吸収か!?」はこちら。

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2010年2月公開講座

ユザワヤと玉子屋…蒲田の正直者

私はテレビ東京の「カンブリア宮殿」をつけるようにしている。
といっても、おもに音声を聞き、まれに映像を見るくらい。
学ぶところが多く、お気に入り。

番組の企画も手掛けるホストの村上龍が「正直者はバカを見ない特集」をやりたいという。
昨日、ゲストとしてユザワヤの畑中利元会長が登場した。
創業54年、手芸用品・生地・ホビー材料の大型専門店を展開している。
売れない商品まで陳列しており、品揃えの豊富さで圧倒している。
70万アイテム。

さらに、つくり方の店頭無料講習会を開き、手づくり専門のカルチャースクール「ユザワヤ芸術学院」を営むなど、楽しさの啓蒙と手法・技術の普及に努めている。
自前でファンを育てているのだ。
まさに「手作りの殿堂」といえる。
ユザワヤには年間2千万人が訪れるというから、驚きだ。

番組では、世界最大級のホビーハウスの経営哲学が紹介され、人気の秘密が解き明かされた。
消費不況のなか、既成の衣料に演出を施す「プチデコレーション」が注目を集めている。
ユザワヤはそのブームを支える。
ユニクロの大衆衣料もちょっとした工夫と手間で、世界に一着のオリジナルに変わる。
単なる節約でなく、自分らしさの表現なのだ。
また、ユザワヤは「現金仕入れ・返品なし」を貫き、業者に優しい。

私は思い出した。
この特集でないが、以前、玉子屋の菅原勇継会長が番組に登場した。
実は、ユザワヤも玉子屋も蒲田駅近くの会社である。
両社に共通するのは、泥臭いほど徹底した顧客目線。
「正直」をとことん大切にする企業だ。

蒲田は、下町のよさを色濃く残す土地柄といえよう。
駅の周辺を散策すれば、すぐに分かる。
両会長からにじみ出るのは、人間的な温もり。
名付けて「カマタオーラ」。
顧客はもとより、従業員と取引先を大切にし、長い時間をかけて信頼を育んできた。
ユザワヤと玉子屋は社会に幸福を届ける企業である。

仕出し弁当の玉子屋に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年1月12日「玉子屋・菅原会長…カンブリア宮殿」はこちら。

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2010年2月公開講座

中国で稼ぐ企業が危ない…バブル崩壊

今年度の好決算が予想される製造業はだいたい新興国での収益拡大が寄与している。
とくに中国に注力した企業は業績の立ち直りが早かった。
トップは経営判断の正しさに胸を張っていることだろう。

先進国が不況に喘ぐ現在、中国が世界経済を支えている。
これは間違いない。
非製造業を含め、多くの企業が中国市場への傾斜を加速させている。

しかし、大丈夫か?
私は中国で稼いでいる企業は危ないと見ている。

中国は高度成長が続いた結果、景気が過熱している。
それ以前に、自らの実力を過信している。
国中が浮かれ切った状態…。
政治も社会も未熟だ。
遠からずバブルの崩壊に直面しそう。

中国は、膨大な人口を抱える大国である。
生活レベルの向上を実感するのはこれからという人々も少なくない。
トレンドとしては上昇が見込まれる。
が、そろそろ踊り場に差しかかっているのでないか。
企業は中国市場での事業展開のスピードとスケールについて、ブレーキを踏むくらいでよい。
やけどが怖い。

中国は勢いに乗っている。
ゆえに、企業が現地でアライアンスを組むにしろ、不利な条件を飲まざるをえない。
むしろ欧米こそ狙い目でなかろうか。

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2010年2月公開講座

キリン、サントリー統合交渉決裂の原因

キリンとサントリーの“破談”のニュースが飛び込んできた。
やれやれ…。
私は昨夏、両社の経営統合の報道に接したとき、佐治信忠サントリー社長の胆っ玉の大きさに驚いた。
何せ上場企業とオーナー企業の合併である。
己の会社を失う覚悟を固めなくては、進められる話でない。
大英断に拍手を送りたい気持ちになった。

が、実は気がかりだった。
報道の直後から、両社が自分を大きく見せようと、M&A(企業取得)競争を繰り広げはじめたからだ。
「少しでも有利な条件で結ばれたい」。
企業価値向上の思惑が強く働いた。
通常なら、結婚前は大人しくする。

大丈夫かと案じていた矢先、キリンホールディングスとサントリーホールディングスが経営統合交渉の打ち切りを発表した。
当初の予定では、基本合意は2010年1月中。
それが延びていたのだ。

キリンの加藤壹康社長とサントリーの佐治信忠社長が会談したが、新会社の統合比率や経営体制などで主張が折り合わなかった。
条件交渉の決裂だ。
キリンは、新会社の経営の独立性と透明性が担保されるべきと訴えた。
サントリーは、創業家が新会社の株式の3分の1超を保有できるようにこだわった。
合意に達しなくて当然だろう。

私は、サントリーが初代社長に就任する代わり、持ち株比率でキリンに譲歩すると思い込んでいた。
そうでなくては、新会社の船出は不可能。

酒・飲料で首位のキリン、2位のサントリー。
内需縮小が続くなか、経営統合により国際競争力を強化し、海外での事業展開を加速させることが最大の狙いだった。
世界有数の酒・飲料メーカーの誕生は幻となった。

両社が上場企業なら話がまとまったのでないか。
結局、サントリー(創業一族)の支配をキリンが拒絶した。
私はサントリーに知人がおり、あまり悪く言いたくないが、サントリーに破談の原因がある。
佐治信忠社長は公開会社が何かを分かっていない。
それとも創業一族(寿不動産)の説得がうまくいかなかったのか。
創業家の私欲から、サントリーがキリンの実質買収を目論んだと言われても仕方がない。
がっかり…。

しかし、この統合交渉失敗のニュースを笑うのは間違いだ。
飲料や食品に限らず、日本企業がグローバル競争を勝ち抜くには再編を避けて通れない。
欧米はもとより新興国に巨大企業が出現するなか、相対的に小粒になってしまった。
このままでは世界市場で伍していけない。
私は、大手同士が合併の可能性を追求する動きがもっと活発になるべきだと思う。

キリンとサントリーの経営統合に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月3日「飲料・食品メーカーが苦しい」はこちら。

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和田創研代表

数字がすべて、結果がすべて。
目標達成、業績向上、成長持続、社業発展など、「収益伸長」の一点に特化したコンサルタント。
プランナー時代を含めて40年を超える経験と実績、信念と情熱を土台に、多くのクライアントを優良企業に育ててきた。
近年は新商品や新事業、新会社の開発を請け負いながら、内需・地場の中小・中堅企業の短期再生に取り組む。
その一環として、年中無休、昼夜を問わず、社長の個別相談に応じる。
また、経営から管理、人事(採用)、マーケティング、事業、商品、企画まで、おもにトップを対象としたセミナーを行う。

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