コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2010年11月

久保田千寿と浦霞禅、飲みやすくうまい淡麗辛口

先週のブログ「富山名物蒲鉾に舌鼓…魚津・河内屋」の続き。
私は魚津のかまぼこをつまみに日本酒を飲んだと記した。
実はどちらももらいもの。
魚津の隣、滑川に暮らす妹がかまぼこを土産に横浜のわが家にやってきた。

⇒2010年11月24日「富山名物蒲鉾(かまぼこ)に舌鼓…魚津・河内屋」はこちら。

私はその少し前、顧客から「久保田千寿(せんじゅ)」をいただいた。
米どころ、新潟の銘酒だ。
長岡市に本社を構える朝日酒造株式会社が製造する。
いわゆる淡麗辛口の本醸造酒(HPでは特別本醸造酒)。
飲みやすく、うまい。

私は味にうるさいということはない。
それ以前に、自分の味覚に自信がない。
日本酒の銘柄もたいして知っているわけでないが、そのなかで一番気に入っている。
そんな話をしたことを覚えてくれていたのだろう。
一升瓶を2本。

私は家で飲む習慣がまったくなかった。
ところが、老いて外に出かける元気がなくなり、ここ2〜3年は寝酒として飲むことがある。
ありがたい。

先ほど朝日酒造のホームページで価格を調べ、おやっと思った。
2,446円。
私の記憶ではもっと高い。
ときどき店頭で見かけると、5千円を超えたのでは?

また、私は飲んだことがないが、「久保田萬寿(まんじゅ)」がある。
こちらは淡麗辛口の大吟醸酒(HPでは純米大吟醸酒)。
まれに店頭で見かけると、1万円を優に超えたのでは?
とびきりうまいだろう。
しかし、味音痴の私にはもったいない。

やはり、飲んだことがないが、「久保田百寿(ひゃくじゅ)」がある。
こちらは淡麗辛口の本醸造酒。

なお、ホームページでは「淡麗辛口」という表現は用いられていない。
横軸が「味が浅い」「味が深い」、縦軸が「香りしずか」「香り豊か」というマトリクスのなかに、「萬寿」「千寿」「百寿」が位置づけられている。

私が久保田千寿に次いで好きな酒は「浦霞禅(うらがすみぜん)」。
宮城県塩竈市に本社を置く佐浦が製造する。
淡麗辛口の純米吟醸。
クラブやキャバクラで飲んでいた頃は、もっぱらこれ。
銘柄を指定して店に置いてもらった。
ホームページでは、2,268円。
ただし、こちらは720ml。
それなりの値段だ。

                       ◇

以下は、かつて「浦霞禅」をボトルキープしたクラブとキャバクラ。

⇒2010年5月4日「倉科カナ級オッパイ…新横浜クラブマナ」はこちら。

⇒2009年10月23日「クラブ・トゥルー…たまプラーザ」はこちら。

以下は、私が若ければ「浦霞禅」をボトルキープしたいキャバクラ。

⇒2010年10月29日「嬢王3原幹恵とティシュ箱…寒い深夜に暖を取る」はこちら。

⇒2010年10月16日「新卒女子大生、嬢王3で水商売へ…就活地獄」はこちら。

⇒2010年10月8日「嬢王3…カリスマキャバ嬢・杏藤舞(原幹恵)」はこちら。

⇒2009年9月30日「クラブ夢で遊ぶ…新横浜キャバクラ」はこちら。

以下は、私がもっとも気に入ったバー。

⇒2009年11月7日「ブルーマンデー…たまプラーザ」はこちら。

私は、もともと酒はたしなむ程度であり、最近はさらに量が減った。
それでもときどき口にすると、幸せな気分になれる。
とくに日本酒…。

半生を振り返り、日本酒が好きなのか、きれいなおねえさんが好きなのか、よく分からない。

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和田創ブログ 2010年11月タイトル一覧

◇2010年11月30日(火) 久保田千寿と浦霞禅、飲みやすくうまい淡麗辛口
◇2010年11月30日(火) 提案書優秀作…九州生産性大学提案営業コース
◇2010年11月29日(月) 結果を出せない営業はこう立て直す
◇2010年11月29日(月) 浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断
◇2010年11月28日(日) イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝
◇2010年11月28日(日) 惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?
◇2010年11月27日(土) 浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖
◇2010年11月26日(金) 貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代
◇2010年11月26日(金) テレビの買い時、エコポイントとの兼ね合い
◇2010年11月25日(木) 浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中
◇2010年11月24日(水) 自衛隊は日本を守れ…仙谷由人官房長官
◇2010年11月24日(水) 富山名物蒲鉾(かまぼこ)に舌鼓…魚津・河内屋
◇2010年11月23日(火) 浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・
◇2010年11月23日(火) 第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合
◇2010年11月22日(月) 「提案営業」著作権侵害につきまして
◇2010年11月21日(日) 浅田真央が流した悔し涙の価値とは?
◇2010年11月21日(日) てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?
◇2010年11月20日(土) 富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み
◇2010年11月19日(金) 松下奈緒が茶の間に届けた「ゲゲゲの貧幸」
◇2010年11月18日(木) 私費で提案営業を学ぶ…「起業の教科書」に感動
◇2010年11月18日(木) 倉本聰の名言「貧幸」…ゲゲゲの女房の教え
◇2010年11月17日(水) 富山ブラック2年連続日本一…東京ラーメンショー
◇2010年11月17日(水) 営業立て直し、業績テコ入れ…社長セミナー開催
◇2010年11月16日(火) りそな提案営業セミナーアンケート…受講者の声
◇2010年11月16日(火) どうしてもお礼を伝えたい…地獄の提案営業研修
◇2010年11月15日(月) 売り上げテコ入れの急所シリーズ、相次ぎ採用
◇2010年11月15日(月) 松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証
◇2010年11月14日(日) 東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大
◇2010年11月13日(土) 大杉漣、演技への怒涛の情熱とエネルギー
◇2010年11月13日(土) 新型エルグランドは大失敗か…値引き急拡大
◇2010年11月12日(金) 銀座高級クラブホステス…社長勉強会
◇2010年11月12日(金) 沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…
◇2010年11月11日(木) 一二三慎太は投手か打者か…阪神タイガース
◇2010年11月11日(木) ずばりテレビの買い時…紅白・松下奈緒が見たい
◇2010年11月10日(水) 安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度
◇2010年11月9日(火) てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技
◇2010年11月8日(月) 自分の時間を他人の批判に費やす
◇2010年11月8日(月) 近藤良平てっぱんダンス、あれは私です
◇2010年11月7日(日) 松下奈緒のオーラ…だれも勝てない紅白歌合戦
◇2010年11月6日(土) 斎藤佑樹エースナンバー18番で開幕投手へ
◇2010年11月6日(土) 公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決
◇2010年11月5日(金) 松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者
◇2010年11月5日(金) 富山ブラック麺家いろは…東京ラーメンショー
◇2010年11月4日(木) キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ
◇2010年11月4日(木) 財津和夫「青春の影」はなぜヒットしたか?
◇2010年11月3日(水) 斎藤佑樹は輝かしいスター、大舞台が似合う
◇2010年11月3日(水) 早慶優勝決定戦、斎藤佑樹と大石達也は登板?
◇2010年11月2日(火) ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ
◇2010年11月2日(火) 吉岡聖恵・ありがとう…いきものがかりライブ
◇2010年11月1日(月) 雇用確保、セーフティネット拡充のジョーク

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提案書優秀作…九州生産性大学提案営業コース

私は福岡の九州生産性大学で「提案営業マネージャー養成コース」の講師を務めた。
2度の合宿を含む計8日間(2日×4回)。
私が長年心血を注いできた企業研修「和田創方式 提案営業研修8日間コース」と同一のカリキュラムである。
日本でもっとも厳しい本格的な内容とされる。
受講者の2割は歓喜し、3割は必死に食らいつき、5割は逃げ出そうとする。

「和田創方式 地獄の提案営業研修」の詳細はこちら。

太鼓判講師として嬉しかったのは、受講者が作成した「提案書」が素晴らしかったこと。
限界まで内容を考え抜き、限界まで表現を練り上げた。
私がこだわる“本物の提案営業”の威力がいやというほど実感できる見事な出来栄えである。

さて、私は責任講師として優秀作1点を選んだ。
カーリース業界の営業マンが死力を尽くした「経営基盤再構築のご提案」。
感動レベル!
表彰するのは、財団法人九州生産性本部。

以下は、私が受賞者に贈ったコメントである。

                       ◇

《総評》
私が感動したのは、圧倒的な営業力である。
本コースを受講する以前に、営業としての“器”の大きさを備えていたのだろう。
これこそ、提案営業が目指している有力顧客に対する大型案件の仕掛けの好例である。
ポテンシャルの大きい企業への訪問、決定権の大きい人物との面会という最大のポイントが押さえられている。
それと関係するが、自社の上層部を巻き込んで組織営業を推し進めている。

本案件は、このコースにかかわらず、すでに進行していたのかもしれないが、それにしてもよくぞここまでこぎ着けた。
「提案営業」はかくあるべしという理想に到達している。

《内容》
営業との決別を図る「コンサルティングセールス」の思想、商品推奨からの脱却を図る「ソリューションセールス」の技術が高次元で融合している。
突出しているのは、商談の成否を決定づける「内容」の欄の充実である。
クルマと関わる業務レベルは当然として、その上の経営レベルに対する役立ちを追求した。
顧客の課題解決のトータルな仕組みが構築されている。
提案営業の取り組みにおけるキーワード、意識面の「顧客志向」が貫かれ、実践面の「顧客理解」が掘り下げられた結果である。

より具体的に述べれば、この顧客はクルマをおもに営業の足(手段)として用いている。
車両運用の合理化(経費削減を含む)に甘んじることなく、営業の強化とそれによる収益の向上に踏み込んだ姿勢と視点が秀逸である。

内容が顧客の機密に触れ、深部に切り込んでいるため、「優秀作」としての公開が不可能なことが講師として悔しい。
世の経営者や営業幹部にぜひとも見てほしいと思った。

《表現》
営業が手掛けた提案書としては十分なレベルである。
とはいえ、表現の粗さと混乱が気になる。
論理化部分に論理の整合性が取れない箇所が見受けられる。
さらに提案書のそれぞれの欄に他の欄に記すべき事柄が紛れ込むことがある。
文章の推敲もまだまだ…。
「ロジカルシンキング⇒ロジカルライティング⇒ロジカルプレゼンテーション」に関しては若干の問題が残る。

しかしながら、こうした短所や欠点を「内容」が補って余りある。
顧客に対する愛の大きさがそれらを覆い隠している。
提案書は渾身のラブレター、商談(プレゼンテーション)は渾身のプロポーズということを実践し証明してみせた。

《今後》
まだ若い。
今後は自分の成長に留まらず、部門や拠点などの職場、さらに会社全体に目を配り、企業の発展に尽くしてほしい。
それが十分に行えるパワーを持っている。
職業人生は先が長く、果敢な取り組みを行うほど幾度も壁にぶつかるだろう。
あくまでも謙虚に、そしておおらかに乗り越えていってほしい。

                       ◇

以上。

彼は提案営業を駆使し、ビッグ・ディールを育成した。
提案書から凄まじい気迫と情熱が伝わってくる。

                      ◇◆◇

私が講師として業績立て直しの根幹思想を語った、経営層向けのセミナー映像「営業変革講演」9テーマをネット上に公開している。

「和田創 営業変革講演一覧」はこちら。

また、無料研修映像「月刊トップセミナー」もバックナンバーの一部を公開している。
日本のあちこちで営業会議や営業研修に活用されている。
とりわけ収益低下に苦しむ社長や取締役、営業幹部は有益なヒントが得られるだろう。

「和田創 月刊トップセミナー バックナンバー」はこちら。

                      ◇◆◇
認定証
「和田創方式 提案営業研修」では、指導した私が感動する「提案(書)」をつくり込む受講者が現れる。
彼らの絶大な努力をたたえ、素晴らしい成果を証明している。

「提案営業スペシャリスト太鼓判」はこちら。

「提案営業スペシャリスト認定証」はこちら。

⇒2010年11月15日「松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証」はこちら。

和田創プロフィール・仰天名刺はこちら。

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結果を出せない営業はこう立て直す

私は先頃、定番の「提案営業セミナー」に続くカリキュラムをつくりあげた。
営業講師を十余年も務めていて、ようやく2つ目。
自分で言うのもなんだが、練りに練った。
コンテンツをじっくりと熟成したので、完成度はきわめて高い。
「《実践・売上短期回復セミナー》 結果を出せない営業はこう立て直す」。
新春のお披露目となる。

私は講師だ。
パンフレットにも「講師紹介」「講師略歴」と記される。
しかし、「提案営業セミナー」でもそうだが、営業講師として演台に立っているわけでない。
営業コンサルタントとして受講者に対している。
つまり、学校の先生でなく、業績拡大の指導者として講義を進めている。
知識の限界、いや知識の弊害を知っているからだ。

営業関係者が手法などに関する知識へ走ると、収益はかならず落ちる。
21世紀に入り、若い世代を中心に、知りたがる受講者が増えている。
そうした姿勢にブレーキをかけるのは大変だ。

この傾向は、業績低迷・不振企業でも同様である。
私は昨年まで企業へ出かけて「提案営業研修」を行っていた。
実施が決定すると、先方の反応が二つに分かれる。
関心が「提案」に向かうか、「営業」に向かうかだ。
営業を学ぶと受け止める企業や社員がいる。
かたや、提案の仕方を教わると思う企業や社員がいる。
後者は概して営業が弱い。
なかでも提案書のつくり方を習うと考える企業や社員は営業が好きでない。
非常に営業が弱い。

営業は顧客に深く切り込む。
パソコンへの傾斜は禁物。
下らん資料づくりなど放っておけ。
とくにキャリアの浅い段階で覚えると、営業としての成長が止まる。
自らの職業人生を台無しにしかねない。

ちなみに、私は1日の「提案営業セミナー」でも、提案内容をどう考え、提案書をどうまとめるか、その要諦はしっかりと述べている。
提案内容は営業が決めるものでなく、提案書は営業がつくるものでない。
にもかかわらず、テクニックを知りたいと…。

以下に、「営業立て直し、業績テコ入れ…社長セミナー開催」と題する2010年11月17日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

私は21世紀に入り、公開タイプとしては定番の「提案営業セミナー」に絞ってきた。
多くの受講者に支持され、私の代名詞のようになった。
「営業変革トップセミナー」など、ほかになかったわけでない。
しかし、基本はこれ一本を貫いた。
主力の企業研修を除き、公開セミナーだけで数百回の開催実績を誇る。

私は、数年前から職業人生の活性化と自己の成長のためにも、新しいテーマに挑戦したいと思っていた。
が、現実にはカリキュラムを構築する時間を確保できず、なかなか果たせないでいた。

そして、今月ついに新しい講演(セミナー)を完成させた。
「《実践・売上短期回復セミナー》 結果を出せない営業はこう立て直す」。
予算未達に苦しむ経営層・管理職向けの内容である。

私がコンサルタントとしての経験と実績を踏まえて懇切丁寧に解説する。
ちょっとしたワークショップも組み込んでおり、参加者それぞれの会社や職場が抱える課題に則し、営業をどのように変えるかを考えていただける。
最大の特徴は、組織ぐるみで売り上げの向上へ向けて「行動」を起こせることだ。
ぜひともご参加いただきたい。

以下は概要。

演題◆結果を出せない営業はこう立て直す 〜営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動
日時◆2011年1月13日(木) 10:20〜16:40
会場◆東京ステーションコンファレンス(東京駅徒歩0分)
対象◆社長、役員、支社・支店長、営業部・課長、営業所長、営業マネジャーなど

なお、会場は予定。
参加者数により東京駅近辺の別会場に変更になる場合がある。

「実践・売上短期回復セミナー」カラーパンフレットはこちら。

以下は内容紹介。

企業は業績の下落に直面し、歯止めをかけられません。上層部が頭を抱えるのは、現場から上がってくる数字の悪化、すなわち売り上げの低下、利益の縮小です。
社員や部下にこれまで以上の頑張りを求めても、モチベーションを削いで事態を深刻にします。数字は頑張った結果なのです。また、市場と顧客はすっかり変わりました。にもかかわらず、売れた時代の営業活動を足かせのように引きずっています。じり貧の業績をテコ入れするには、結果を出せない営業を変えるほかにありません。
本講座では、それぞれの企業や部門・拠点が抱える問題点をごく簡単なワークショップを交えてあぶり出しながら、営業再生の取り組みにおけるツボを明示します。収支責任を負う立場の経営トップと営業幹部の方々のご参加をお待ちしています。

以下は内容構成。

〔はじめに〕 業績低迷? どこでも、だれでも、一様に悪いわけでない

第1部◆営業再生の方向づけはこれだ! 〜自らの営業特性をつかみ、問題点を踏まえよ

1.収益を著しく左右する営業の2大エレメント
2.自らの営業活動の実態を把握する(演習)
3.きっかけを前提とした「受け身営業」の限界
4.顕在ニーズを刈り取る「御用聞き営業」の限界
5.資料づくりにいそしむ「おたく営業」の限界
6.顧客への貢献に徹する「役立ち営業」の優位性
7.営業診断マトリクスから浮かびあがる課題
8.これからの効果的な手法、理想的な人材とは?

第2部◆営業再生の勘どころはこれだ! 〜目指すべき営業はこれまでとはどう違うのか

1.じり貧の業績を上向きに変える2つの着眼点
2.提案営業の適合領域、構造と工程を知るべし
3.いわゆる提案営業はかならず収益の低下を招く
4.「価格提示型営業」から「価値提供型営業」へ
5.「御用聞き営業」から「案件育成営業」へ
6.「商品推奨営業」から「課題解決営業」へ
7.「予算争奪営業」から「予算創出営業」へ
8.売れた時代の常識はことごとく疑ってかかれ

第3部◆営業再生の具体行動はこれだ! 〜組織の指針と個人の約束の両建てでやり抜く

1.能力でなく行動、営業の本質の周知が大前提
2.決め手は超ルーティンが活発な組織風土づくり
3.管理が変わらないと営業は決して変われない
4.組織ぐるみで営業変革を推し進めよ(演習)
5.個人レベルへの落とし込みにより脱落を防ぐ
6.意識改革と行動改革を徹底させる秘訣とは?

〔おわりに〕 外部要因は当てにせず、自助努力で生き残りを成し遂げよ

以下は講師紹介。

和田創研代表
和田 創(わだ・そう)
チェンジコンサルティング一筋。「営業発の全社改革」にこだわり、全国の顧問先で業績の回復や伸長を成し遂げてきた。「顧客第一・価値提供・利益重視」をキーワードに経営革新・マーケティング改革を断行し、多くの勝ち組企業を育てあげる。
不毛の“ガンバリズム”と決別、「環境適応と経済合理性」を2本柱とした営業指導に対し、経営トップが絶大な信頼を寄せる。とりわけコンサルティングセールスの思想とソリューションセールスの技術に根差した“本物の提案営業”の定着に心血を注ぐ。
また、NPO法人営業実践大学理事長として営業の技術確立と地位向上に尽くすほか、MBA(社会人大学院)講師として営業教育に当たる。さらに、都市銀行シンクタンク経営相談員として社長の個別相談にも応じる。
なお、無料配信の講演映像『月刊トップセミナー』は社長・幹部と次世代リーダーを中心に熱烈なファンを持つ。年間の講演実績は2百回に迫る。

以上。

売り上げの短期間での回復を成し遂げるために、皆がどう考え、どう動けばよいかがよく分かる。
すなわち、会社や職場での指導、社員や部下への助言が可能になる。
セミナーの切り口の鋭さと中身の濃さは随一、どうか早めにお申し込みいただきたい。

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結果を出せない営業はこう立て直す20110113

浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断

おとといのブログ「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」の続き。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

浅田真央は佐藤信夫コーチのもと、ジャンプを含めた滑りの矯正に取り組んでいる。
より高い次元に到達するうえでの弱点や欠陥を自覚していることになる。
20歳の女の子は、あえて困難に挑戦する道を選んだ。

ネット上の信頼の置けそうな情報によれば、佐藤信夫コーチは技術と芸術のバランスを大切にするとのこと。
基礎を重視し、展望と計画に基づいて指導する。
焦ったところで、オリンピックで勝てないのは確か。
タチアナ・タラソワコーチは浅田真央のそばにいられず、しかもジャンプを見られなかった。
佐藤信夫コーチは彼女に張り付けるし、具体的に教えられる。

浅田真央は自らの意思で行うからいいが、コーチは見守るしかない。
しかも、世間は結果を性急に求める。
佐藤信夫はつらい立場である。

浅田真央は矯正を加速させるに当たり、佐藤信夫と長久保裕による2人コーチ体制を排した。
やはりネット上の情報によれば、ジャンプの修正か改造かで方針が違うらしい。
リスクの大きい後者をためらった?

浅田真央は従来の滑りで立派な実績を残してきた。
佐藤信夫コーチの助言を得ながら、そこに「修正」を加えることでレベルアップを図っていく。

長久保裕はジャンプ専門のコーチとして招かれた。
「改造」は避けられない、ついては長い歳月がかかると考えた模様。
また、鈴木明子のメインコーチであり、そのことへの遠慮もありそうだ。

オリンピックに出場するほどの選手は競技にすべてをかけている。
無我夢中なので、過酷な練習も乗り切れる。
まして金メダルを狙う浅田真央は…。
しかし、コーチはひたすら辛抱…。

私は佐藤信夫がコーチに就任した経緯を知らない。
迷い揺れる浅田真央を見かねて手を差し延べた?
それが「火中の栗を拾う」ことになるかもしれないと思いつつ…。
実際には、あらかじめ覚悟していたよりもっと大変だったのでは…。
NHK杯で敗れただけで、解任を求める声が上がる始末。

オリンピックの表彰台の一番高いところで満面の笑みを浮かべる選手。
猛烈な努力が花開いたわけだが、それを支えていたのはコーチの地獄の苦悩でなかろうか。
そんな気がした。

フィギュアスケートに何の専門知識も持たない私は、コーチに関する一連の判断が浅田真央をいい方向へ導くことを祈るのみ。

続きはあさって、「浅田真央は工事中、勝てないのが当然」のブログで…。

◆書き加え1(11月28日)

浅田真央はNHK杯に続き、フランス大会でも惨敗を喫した。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

佐藤信夫コーチに対する不満や不信の声が大きくなりそうだ。
救いは、同じ教え子の小塚崇彦がGPシリーズで格段に進化した演技を見せたこと。
2大会とも圧勝を遂げた。
私たちが理解しておかなくてならないのは、コーチの非難は浅田真央を苦しめ、追い詰めるということである。
自らの意思で最終的に指導を要請した彼女が一番心を痛める。
浅田真央を応援するなら行うべきでない。

また、浅田真央に対する失望や揶揄の声が大きくなるかもしれない。
しかし、政治家や評論家などと異なり、選手はそもそも批判の対象でない。
日本の代表候補や代表には強化費や遠征費などの税金が投入されている?
確かにそのとおりだが、批判は選手がやってならないことをやったときに限られる。
競技に懸命に取り組む選手に向けるべきでない。

アスリートは私たちに素晴らしい感動を与えてくれる。
感謝の気持ちを忘れないことだ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

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イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝

けさのブログ「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」に続いて…。
浅田真央は、大学(中京大)が同じ、コーチ(佐藤信夫)が同じ小塚崇彦としばしば一緒に練習するらしい。
二人は「切磋琢磨」が望める環境に身を置いている。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

さて、その小塚崇彦が浅田真央などとともにグランプリ(GP)シリーズ「フランス大会」に出場した。
中国大会ではショートプログラム(SP)もフリースケーティングも1位の完勝だった。
その勢いに乗り、やはりSPもフリーも1位。
自己ベストを大幅に更新、2位の選手に20点近い得点差をつけて圧勝!
危なげなくグランプリ(GP)ファイナルへ進出。

小塚崇彦は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で4回転ジャンプを決めた。
佐藤信夫コーチから長らく指導を受けてきたスケーティングは至って滑らかである。
今後は技術に加えて「表現」に磨きをかけていくことになろう。
すでにテクニックは一流の域に達しているが、観客へアピールする“何か”が足りない。
高橋大輔と比べて印象に残りにくく、国民の人気がいま一つ盛りあがらない理由だろう。
小塚崇彦が解決すべき大きな課題では…。

自分の持ち味を尖らせ、「小塚崇彦ならこれ」という代名詞をぜひとも生み出したい。
何で魅了するか、分かりやすさはきわめて大事。
それと「演技力」ということになるはずだが、これもさまざま要素の積み重ねである。
簡単に高められない。
浅田真央に限らず、小塚崇彦も苦闘の真っ只中にいる(一流選手は全員)。

素人の意見だが、小塚崇彦は表情の特訓が必要でないか。
「男は愛嬌」の時代に、それがあまり感じられない。
これも広い意味での演技力に含まれよう。
非常に損をしていると思った。
笑顔専門家の指導を受けることを勧める。
あれは顔面の筋肉を再構築するようだ。

日本代表クラスの男子選手のなかで顔の“整い方”は一番。
フランス大会では「イケメン」というパネルを掲げる若い女性ファンがいた。
私もそう感じた。
小塚崇彦は演技も表情も総じて淡々としている。
もったいない・・・。

私たちが考えるより、表情が人の動きに与える影響は大きい。
行動や動作、仕種(しぐさ)を変える力がある。
小塚崇彦は表情を含めた全身で喜びを表現したい。
表情を含めた全身で歓喜を爆発させたい。

国際レベルの大会で、選手が会場全体を巻き込むことにより審判員が採点を変えると思えない。
しかし、興奮まして熱狂の渦に包まれると、圧力になるのは間違いない。
観客を味方につけるうえでチャーミングな笑顔は不可欠だ。

私は営業再建一筋のコンサルタントである。
幸い指導するのは「ソリューションセールス」なので愛嬌は必須でないが、持っていて悪いことはない。
相手に好かれるので商談を有利に進められる。
そして、私自身も和田創研の代表として営業活動を行ってきた。
これまでに顧客からもっとも言われたのは「愛想がない」である。
愛嬌と愛想はニュアンスが異なるが、似たようなものだ。
これしきのことを克服できないまま還暦前年に至った。
まあ、他人をとやかく言うのはたやすい。

                       ◇

小塚崇彦は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で男子のエースに育っているのでは…。
女子の浅田真央と合わせ、フィギュアスケート王国の二枚看板。

日本勢全員を応援する私がとくに力が入るのは高橋大輔である。
が、年齢的に微妙…。
むろんそれを乗り越えてほしいと思っているが、本人もその辺りはいくらか気にかけている様子。
どうなるか?

もっとも、こんな心配ができること自体、フィギュアスケートファンとしてこの上ない贅沢である。
選手と指導者、関係者の尽力に感謝したい。

                       ◇

フランス大会(最終戦)が終わり、カナダ大会(第2戦)もアメリカ大会(第4戦)も2位の織田信成は、12月9日から中国で開催されるGPファイナルの出場が確定した。
NHK杯(開幕戦)もアメリカ大会も優勝の高橋大輔は早々と決定した。
こちらは余裕。

結局、顔ぶれはバンクーバーオリンピックと同じ。
出場6選手のうち、日本勢が3人を占める。
女子と同じで立派だ。

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惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?

きのう、このブログのページ・ビュー(PV)が1万を超えた。
これまで7〜8千に達することはあったが、初めてのこと(おそらく)。
大勢の読者に感謝したい。
通常は2〜3千くらい。

さて、浅田真央に関する一連のブログはかなり前に記した。
来週水曜日まで6回にわたり続いている。

私はたいてい1〜2週間分の記事(原稿)を書き溜めて割り振り、妻などにアップを頼んでいる。
ゆえに、たまたま時間が取れてブログを書くと、他のブログと順序や内容が前後するといったことが起こりやすい。
きょうのブログはそれ。
お許しいただきたい。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

グランプリ(GP)シリーズ「フランス大会」が開催された。
最終戦(第6戦)である。
これに浅田真央が出場した。
私などはコンディションが戦えるレベルに達していないのなら、やめたほうがいいと思ってしまう。
何せ世界最高峰の実績を有する選手である。
猛烈な努力の末に確立した自らのイメージやブランドを壊しかねないからだ。

しかし、浅田真央と佐藤信夫コーチは、現時点の技量と状態を把握する最良の機会として公式試合を位置づけている。
結果は、ショートプログラム(SP)7位からいくらか巻き返したものの5位。
SP3位の今井遥は6位。
村主章枝は8位。
今回の日本女子で一番上だった。

浅田真央はフランス大会で復調のきっかけをつかめるかという声が上がっていた。
どうして世間はこうせっかちなのか。
私自身は、彼女が本気で矯正に取り組んでいるとすれば、ずっと先のことと考えていた。
長らく続けてきた自分の滑りやジャンプを変えるリスクは大きく、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の金メダルを見据えた大胆な決断である。

また、輝きを取り戻せるかという声も耳にした。
私は噴き出してしまった。
そもそも浅田真央は輝きを失っていない。

案の定、NHK杯(開幕戦)に続いてフランス大会も惨敗。
が、それでよし。
出なければ失態は避けられるが、自らの意思で出たわけだから…。

他のスポーツと同様、フィギュアスケートは「心技体」のそれぞれがベストに達し、しかも調和が取れていないと勝てない。
とりわけ選手が緊張するジャンプは、どれか一つがほんのちょっと不十分か不安定なだけで、バランスを崩して失敗したり転倒したり…。
非常にデリケートだ。

                       ◇

浅田真央は私の地元にある「新横浜スケートセンター」でも練習を行っている。
私がときどき出かける「新横浜ラーメン博物館」のすぐ先。
ご存知、佐野実の「支那そばや」が出店する。
浅田真央の練習は、入場料か何かを払えば、私でも見られる?
一般人が入ったら集中できないので無理かなぁ。

浅田真央はいま「ジャンプ」を一からやり直している。
それはジャンプ・コントロールの変更を意味する。
跳ぶタイミングと跳び方を変えている。
後者は、不要な上下動をなるべく抑える。
流れるように美しいジャンプに不可欠である。

ついては、その土台となるスケーティング自体のブラッシュアップも図っている。
佐藤信夫コーチは、滑りの“エッジ音”に耳を傾ける。
選手にもそれを大切にさせる。
浅田真央は滑りがスムーズになり、スピードが増してきた。
これを得意なジャンプに生かそうと悪戦苦闘しているところ。
気が遠くなるほど滑り込むしかない。
時間が必要だ。

私がもっとも恐れるのは、勝つための妥協である。
おそらく浅田真央はアスリートで人気ナンバーワン(国内)。
世間から寄せられる勝利への期待は恐ろしく大きく、それに押されるようにして短期間でまとめる・・・。
滑りとジャンプの見直しを中途半端で終えることこそ最悪!
浅田真央と佐藤信夫コーチはじっくりと取り組むべき。
まして年末に開催される「全日本フィギュアスケート選手権」に間に合わせようとする必要はさらさらない。
結果を気にせず、たくさん失敗したらいい。

私は思う。
人気者の宿命として勝ちながらの矯正を考えたくなるが、それをやったら選手生命を縮めかねない。

浅田真央が好きな言葉は「日進月歩」。
この子は早くも、矯正後のさらなる成長に思いを馳せている。
向上心の塊。
が、焦りは禁物。

                       ◇

12月9日から中国で開催されるグランプリ(GP)ファイナルへの日本女子の出場者は以下のとおり。

中国大会(第3戦)もロシア大会(第5戦)も優勝の安藤美姫。
こちらは余裕。
NHK杯(開幕戦)が3位、アメリカ大会(第4戦)が優勝の村上佳菜子。
中国大会もロシア大会も安藤美姫に次いで2位の鈴木明子。

出場6選手のうち、日本勢が3人を占める。
立派だ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

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貧しいとき、幸せは現れやすい。

食べるものにも不自由する貧乏はつらい。
だれだってそうした状態は避けたい。
生活に苦労はないに越したことはない。

が、
長い人生では厳しい時期が訪れる。
人により幾度も…。

ちょっとしたことでも幸せを感じられる貧乏は、
それほど嫌いでない。
確かに困りはする。
しかし、
心が落ち着く。

幸せとは大げさなものでなく、
ささやかなものだ。
幸せとはめったに得られないものでなく、
いつもそばにあるものだ。
自分がそれに気づけるかどうか。

貧しいとき、
幸せは現れやすい。
心が澄んでいるからか。

豊かなとき、
幸せは霞みやすい。
心が濁っているからか。

おそらく幸せはだれにもほほ笑んでいる。
気づく機会が多いのが貧しい人。
そう考えると、
老後にいくらか希望が湧いてくる。

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浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖

おとといのブログ「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」の続き。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

浅田真央は、これまでの滑りの延長ではオリンピックで勝利を収められないと考えた。
そこで、見直しと矯正に取り組む決意を固めた。

さらなる高みを目指すとき、いったん壊さなくてならないことは、スポーツ競技全般はもちろん、私が指導する仕事においても珍しくない。
好ましくない習性に染まっている可能性もある。
そして、これまでのやり方を変える過程で、しばしば大スランプに陥る。

私は長年、営業の見直しを通じて収益の回復・伸長を支援するコンサルタントとして多くの企業を訪れた。
後者は結果にすぎない。
私が苦労するのは前者である。
従来の営業を改めさせることが困難を極める。
それは彼らにこびりついている。
過去に幾度も途中で放り出したくなった。

このたびの見直しと矯正には、浅田真央が得意としてきた「ジャンプ」も含まれる。
その前後のスケーティングをもっとスムーズにしなくてなるまい。
ちょっとした癖が得点の伸びを邪魔しているようだ。
数年前ならおそらく何の問題もなかった。
しかし、2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)の後に、フィギュアスケートのレベルが大幅に向上した。

滑りの矯正。
頭で分かっていても、それを確実に行えるようになるのがきわめて難しい。
基礎的な練習を気が遠くなるほど繰り返し、体に覚え込ませる。
行動や動作に落とせないと、本番は悲惨である。

浅田真央は少女時代と体のバランスが変わったことも、ジャンプに精彩を欠く一因か。
不安が頭をかすめても、やり抜くしかない。

選手が自分の得意な部分を見直すのは、よくよくのこと。
それも採点で大きな比重を占めている。
自己否定そのものであり、私のような凡人は考えもしない。
浅田真央に頭が下がる。
不安と書いたが、それは「恐怖」に違いない。

浅田真央は、2014年ソチ冬季五輪の金メダルをどうしても獲得したいのだ。
そのために自分と向かい合い、闘っている。
凄い子。
私は日本勢を応援しているが、彼女は格別である。

続きはあさって、「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」のブログで…。

◆書き加え1(11月24日)

私のブログは数日から十数日の書き溜め記事が中心である。
ゆえに、「書き加え」を含め、内容の順序が前後しやすい。

浅田真央がグランプリ(GP)シリーズフランス大会に出場する。
これを放送するテレビ朝日は、「浅田真央、屈辱の開幕戦から1カ月。フランスの地で復活への第一歩を踏み出す」と前評判をあおっている(フレーズはうろ覚え)。
相当な放映権料を払っているので、視聴率を上げなくてならないという局側の事情は分かるが…。

開幕戦(第1戦)が日本大会「NHK杯」。
浅田真央はシニア後最低の得点(スコア)と順位に終わった。
練習でできたのに本番でままできないのがスポーツの常。
浅田真央は練習でできなかったので案外、結果を冷静に受け止めている?
すでにグランプリ(GP)ファイナルへの出場は消えており、テレビ朝日は頭を痛めているのでは…。

私自身は、浅田真央がフランス大会でどのような順位になるか興味がない。
しばらく結果を出せないほうが望ましいと考えている。
それは当然なのだ。
来年一杯くらい勝敗は二の次だ。
ただし、佐藤信夫コーチは叩かれつづける。
私は、指導者が先に参るのでないかと案じている。

もし、浅田真央がフランス大会で勝ってしまうとしたら…。
とてもうれしいが、あまり喜べない。
私は複雑な気持ち。

その理由は、来週水曜日のブログ「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」で述べている。

◆書き加え2(11月27日)

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズフランス大会は男女ともにショートプログラム(SP)を行った。

男子は中国大会で優勝した小塚崇彦が首位で発進した。
きょうフリーを行う。
合計点で3位以内に入れば、GPシリーズの獲得ポイント上位6選手で争うグランプリ(GP)ファイナルへ自力で進出する。

女子は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)銀メダル・浅田真央が7位と出遅れた。
今季シニア転向の今井遥(日本橋女学館高)が3位に食い込んだ。
カナダ大会で5位に入り、フランス大会で優勝すればGPファイナル進出の可能性がある。

好調な小塚崇彦を指導する佐藤信夫は浅田真央のコーチに就任したばかり。
小塚崇彦と浅田真央はともに中京大(小塚崇彦はトヨタ自動車に所属)。
コーチが一緒なので、練習もしばしば一緒のようだ。
二人は世界のトップクラスの選手であり、互いにいい刺激を与え合っている。
心強いだろう。

                      ◇◆◇

2010年カナダ・バンクーバー冬季五輪(第21回冬季オリンピック)およびフィギュアスケート女子・浅田真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年5月4日「アンジェラ・アキと浅田真央の失敗」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代

先だって「貧幸(ひんこう)」について述べた。
北海道・富良野で自然とともに暮らす脚本家・倉本聰(聡)が実感を込めて語った言葉である。
人生哲学といってよい。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

私は、物質的な豊かさが増すにつれ、精神的な豊かさを感じにくくなったように思う。
昔は、後者をあえて意識することも追い求めることもなかった。
貧しさのなかに幸せが息づいていた。

なかでも日本人が敗戦から立ち直りつつあった昭和30年代〜40年代。
うろ覚えだが、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が描いたのは、この辺りが中心でなかったか。
あっけらかんとした社会だったと記憶している。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

叶わないと知りつつ、あの頃に戻りたいと思うことがある。
私が単に年を取っただけの話?

ところで、このブログは書き溜め記事が主体になる。
私はときに1〜2年前の走り書き(素材)を仕上げてアップする。
以下は、それ。

                       ◇

食べるものにも不自由する貧乏はつらい。
だれだってそうした状態は避けたい。
生活に苦労はないに越したことはない。

が、長い人生では厳しい時期が訪れる。
人により幾度も…。

私自身はちょっとしたことでも幸せを感じられる貧乏は嫌いでない。
確かに困りはする。
しかし、心が落ち着く。

幸せとは大げさなものでなく、ささやかなものだ。
幸せとはめったに得られないものでなく、いつもそばにあるものだ。
自分がそれに気づけるかどうか。

貧しいとき、幸せは現れやすい。
心が澄んでいるからか。

豊かなとき、幸せは霞みやすい。
心が濁っているからか。

おそらく幸せはだれにもほほ笑んでいる。
気づく機会が多いのが貧しい人。
そう考えると、老後にいくらか希望が湧いてくる。

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テレビの買い時、エコポイントとの兼ね合い

12月からテレビ購入時のエコポイントがほぼ半減される。
さらに年明けから適用が限定される。
しかも、地上アナログテレビ放送が2011年7月に打ち切られる。
大方は買い替えを考えるはずだ(もっとも、地デジ対応受信機の世帯普及率はすでに90パーセント近く)。
11月最後の土・日曜日、家電量販店のテレビ売り場は大賑わいになる?

さて、テレビを購入するとなると、買い時を外したくないのが消費者心理である。
しかし、これが案外難しい。
理由は2つ。
第1に、テレビは数年前から劇的に進化しており、新機能がどんどん搭載されている。
第2に、ここ数年間の急落状態はいくらか収まったものの、テレビはいまも価格が低下している。

それゆえ、テレビの購入は遅いほどよい。
結局、テレビの買い時は「壊れたとき」。
使いつぶすのがベスト。
修理に出すくらいなら、新品を買うほうが賢明か。

私は先だって自宅(家族用)のテレビが壊れてしまい、エコポイントを利用して購入した。
その際、ここまで値崩れしたのかと驚いた。
1〜2年我慢した甲斐があった。
印象としては3分の1くらい?

新しいテレビは画面が大きく映りがきれいで、楽しみも広がる。
しかも場所を取らない。
大画面・高機能・薄型テレビなので当然。
人はだれしも欲望や欲求を持っている。
まして冬の賞与(ボーナス)が支給されれば心が動く。

年末・年始休暇の特別番組や大みそかの紅白歌合戦、とくに紅組司会の「松下奈緒」の美しさをとっくりと見たいとなると、12月にテレビを購入したくなる。
師走に価格が急落していないと限らないが、その場合には11月中に買い替えたほうが無難かもしれない。
わずか1カ月でエコポイントの半分、店頭実勢価格が値下がりするかどうかは微妙…。

ただし、年の瀬までに購入しなくてよいとすれば、ぎりぎりまで待ちたいところ。
エコポイントのメリットと価格の下落幅では、後者が大きいのでは?
新機能が実装されたテレビさえ、発売直後から激しい値引き競争を繰り広げている。
日本製は優秀で、商品寿命も長い。
どうせなら、少しでも進化した機種を選びたいではないか。

                       ◇

ところで、テレビの購入時に迷うのは何インチにするか。
基本は、部屋の広さとの兼ね合いで、テレビ画面の大きさを決める。
家電量販店は売り場が広大であり、しかも利益率の高い大画面テレビをずらっと陳列している。
店頭で選んだ製品を自宅に置くと、思ったより大きく感じるはずだ。
狭い部屋では視線の移動が大きくなり、目の弱い人は疲れる。

部屋の広さに加え、用途も大事だ。
好きな番組を堪能するとか、映画を鑑賞するとか、真剣(?)な視聴が中心なら40インチ以上。
私みたいにつけっ放し、ながら視聴の場合は32インチどまり。
中間は37インチ。
37インチ以上はほとんどが「フルハイビジョン対応」。
なお、テレビ画面の大型化は今後も進行すると思われるが…。

ここ数年、制作費の削減などで番組(コンテンツ)の質が落ちている。
また、私たちは自分により適した番組を選んでいる。
目的の明確な視聴を志向するようになった。
ゆえに、ほとんどが「BS・CS対応」。

いよいよ購入となったら、「テレビ人気(売れ筋)ランキング」などのキーワードで検索して事前に調べておく。
例えば、「価格.com」。
スペックを含めた製品比較がごく簡単に行える。
むろん、価格比較も…。
ユーザーのレビュー(評価)にざっと目を通すだけで、購入後の後悔をかなり防げる。
私のような家電音痴は、多くの現物を前にして冷静に考えられないからだ。
安易と叱られるかもしれないが、ベストテンなど上位機種を選べば無難では?

液晶テレビに限らず、主要な家電製品は通信販売が断然安いが、それに不安を感じる人も少なくない。
が、事前に最安値を知っていれば、店頭で購入する際に値引き交渉の有力な材料になる。
驚きのプライスを提示してくることも…。
私が自宅(家庭用)のテレビを買い替えたときがそうだった。
他店(競合店)のチラシを持参するより安くなるだろう。

家電製品はいくらか当たり外れがあるようで、万一故障などが生じた場合、名の通ったメーカー(ブランド)の製品はありがたみが分かる。
安さに目を奪われると危険かもしれない。
先のテレビはシャープ製の液晶テレビ「アクオス(AQUOS)」。

プラズマテレビは、液晶テレビの大画面化に押されて分が悪い。
後者は、横方向や斜め方向から見た場合の弱点が克服されつつある。
液晶テレビが9割前後を占めるようだ。
おそらく優位は揺るがない。

                       ◇

メーカー各社は地上アナログ放送の終了が迫り、新製品の投入・販売に力を入れる。
価格下落と値引き拡大の両方が加速するだろう。

地上デジタルテレビ放送の完全移行期には多少の混乱が起こるかもしれない。
直前に店頭での販売価格が強気になるとか、工事費や設置代(据付費)が上がるとか…。
が、それは一時的な現象だろう(実際には、在庫処分で販売価格が弱気になるのでは?)。

カネに余裕のある世帯はともかく、テレビの購入は待つのが賢明。
地上アナログ放送の終了後、地上デジタル放送の移行後のつもりでよい。
店頭実勢価格はまだまだ下がりそう。
流通独自のポイントを加味すると、さらに安くなる。

買い替えが間に合わず、放送(番組)を見られなくてもたいした問題でない。
しばらく不便な生活を我慢すればよい。
こうした機会でもないと、テレビのない静かな生活を経験できない。
とても貴重だ。

私は、テレビをまったく見られないのは仕事上も困るので、自室のテレビを地上アナログ放送終了後に買い替える。
商戦が一段落し、大画面・高機能・薄型テレビは信じられない値段になっている可能性がある。

◆書き加え1(11月26日)

この記事をアップするタイミングが1〜2週間遅かったようだ。
書き溜めの限界を感じる。

先ほどネットで調べたところでは、エコポイント半減前の駆け込み需要が爆発してテレビは品薄状態らしい。
店頭実勢価格は一時的に強気に変わった。

12月に入って反動が出ないと言い切れないが、こうなったら地上デジタル放送への移行期をにらみながら、腰を据えてテレビを購入するのがよいのでは…。

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浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中

おとといのブログ「浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・」の続き。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

浅田真央は、女子フィギュアスケート王国・日本のエースである。
「至宝」と呼んだほうが適切か…。

2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)での敗北を受け、2014年ソチ冬季五輪での勝利へ向け、私はどのようなコーチ体制を敷くのか関心があった。
ところが、なかなか固まらない。
うわさでは難航が伝えられた。
人選もさることながら、チームとしての編成が大変なのだろう。
つまり、コーチ間の調整に手間取っている…。

夏の最中(さなか)、シーズン開幕が迫る頃になり佐藤信夫の指導を仰ぐことになった。
あれれれ、コーチ体制を確立すると思い込んでいた私は拍子抜け。
どうしてこれほど時間がかかったのか。
浅田真央が望むコーチが大役に尻込みしたわけであるまい。
私はその背景や事情がまったく分かっていない。

この知らせを聞いたとき、たった一人で重責を背負い込んだ佐藤信夫コーチの勇気に驚いた。
世界フィギュアスケート殿堂入りを果たした名伯楽。
選手として全日本選手権10連覇を達成、指導者として多くのオリンピック代表選手を育成している。

しかし、経験が豊富で実績が抜群だとしても、浅田真央の成績が悪ければ、猛烈なバッシングを浴びせられる。
よほどの覚悟がないと引き受けられない。

サッカーのワールドカップ(W杯)を例に引くまでもなく、外国人のほうが断然気楽だろう。
私はてっきりそうなると…。

指導者はチームや選手を勝たせなくてならないプレッシャー、結果を責め立てられるストレスから逃れることができない。
日本代表「サムライブルー」をイビチャ・オシム監督に代わって率いた岡田武史監督は非難の嵐に耐えつづけなければならなかった。

岡田武史をコンサドーレ札幌の監督時代から応援してきた富良野在住の脚本家・倉本聰(聡)が、ワールドカップ南アフリカ大会の終了後に対面した際にかけたねぎらいの言葉は印象的だった。
「下ろされたり持ち上げられたり、大変だったでしょう」(記憶が曖昧)。
私もホント、そう思う。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

注目の大きい団体競技の監督と、人気の高い個人競技のコーチを同列で比較できないが、指導者が想像を絶する苦労を味わうことに変わりない。

佐藤信夫コーチは高齢であり、胸中はいかに…。

続きは、あさって「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」のブログで…。

◆書き加え1(11月24日)

浅田真央がグランプリ(GP)シリーズフランス大会に出場する。
国民の注目度がまったく変わってこよう。

が、私は勝たなくていいと思う。
滑りの矯正を優先させており、大会で敗れたとしても気にしない、気にしない。

こんなことを言うと佐藤信夫コーチに失礼だが、浅田真央は問題を自覚しているのでないか。
スポーツに限らず、何事も問題解決においては問題把握のほうが重要である。
解決手法について、佐藤信夫コーチから具体的な助言を得ることは言うまでもないが…。

浅田真央はテレビで2005年頃、つまり15歳当時のジャンプの高さとキレを取り戻したいと語った。

やはり、こんなことを言うと荒川静香に失礼だが、バンクーバー五輪への出場をあっさりと諦めた理由の一つは浅田真央の存在でないか。
クルクル回る少女と4年後に対戦することに絶望的な気分になった可能性がある。
荒川静香は五輪のメダルをプロへのパスポートと位置づけていたことはすでに述べたとおりだが…。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

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自衛隊は日本を守れ…仙谷由人官房長官

仙谷由人官房長官は先日、参院予算委員会の答弁のなかで「自衛隊は暴力装置」と発言した。
自民党議員の抗議を受け、その場で撤回と謝罪を行った。

内閣官房長官は首相(副首相)に次ぐ権限を持つ。
ナンバー2といってよい。
重大な懸案に関する政府の公式見解を発表する機会が多く、マスコミへの露出も大きい。
いわば内閣の要が、あまりに軽率な発言。
この件に限らないが、配慮を欠く。
首相の懐刀が窮地に陥っている菅直人に刃を突き付ける構図。

なぜ、仙谷由人官房長官はわざわざ野党に攻撃材料を与えるのか。
陳謝で済まないとの声が起こり、問責決議案を提出する動きが広がるのは必定である。
公明党が補正予算の採決が優先と難色を示しているが…。
官房長官が政権の運営に混乱を招き、危機に輪をかけている。
その地位にふさわしくなく、仙谷由人は辞任すべき。

国会軽視の発言により問責決議案の可決が避けられない情勢となり、続投宣言から一転して辞意表明した柳田稔法相といい、私は呆れるばかり。
柳田稔法相は菅直人首相など首脳部のシナリオに沿った辞任であり、つまり罷免(更迭)。

政治家のレベルに達していない人間が内閣の重要ポストに就いている。
柳田稔法相は粗末、仙谷由人官房長官は迂闊。
これは自民党政権の末期から目立つ現象であり、閣僚が言葉の重みを分かっていない。

                       ◇

「自衛隊は暴力装置」発言が波紋を呼ぶなか、韓国と北朝鮮の間で軍事衝突が起きた。
韓国側が定める海の軍事境界線の付近で、北朝鮮軍が延坪(ヨンピョン)島と周辺の黄海水域に向けて砲撃を行った。
うち数十発が着弾し、多数の民家が炎上した。
これに韓国軍が応戦した。
韓国側は兵士だけでなく、住人(民間人)にも死傷者が出た模様。

北朝鮮は以前、長距離弾道ミサイルを発射し、東北地方の上空を通過させたあげく、「人工衛星」の打ち上げに成功したと発表した。
この国は挑発を繰り返している。

また、日本は沖縄・尖閣諸島付近で中国と衝突した。
漁船(?)が日本領海で違法操業を行ったうえ、海上保安庁の巡視船に体当たりしてきた。
中国政府の意思に沿った実力行使により事件は引き起こされた。
幸い米国政府が、中国が領有権を主張する尖閣諸島は「日米安全保障条約」の適用対象になるとの見解を表明した。
有事の際に米軍が対処することを示唆したのだ。
中国は強大な軍事力を背景に尖閣諸島の領有化、南シナ海の内海化を推し進めている。

                       ◇

日中間に緊張が高まり、朝鮮半島で緊迫が強まって、民主党政権は国防のあり方を明確にしなくてならない。

仙谷由人官房長官は「自衛隊は日本を守れ」と記者団を前に檄を飛ばすのだろうか。
説得力がまったくない。

このままでは国土も国民も守れない。
仙谷由人官房長官を更迭しなければ、菅直人内閣は有権者の信頼を失い、支持率がさらに下がる。
内外ともに難問山積の時期、民主党政権には緊張感のかけらもない。

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富山名物蒲鉾(かまぼこ)に舌鼓…魚津・河内屋

「和田創 講演講師の引き出し」。
このブログの読者が徐々に、しかし確実に増えている。
ユニークユーザー(ケータイを含む)が1日1千人〜1千6百人になった。
ブログの左サイドに置いた「ありがとうカウンター」はページビューである。
こちらはユニークユーザーのおおよそ5割増で、1千5百〜2千4百人。
著名人でなく一般人のブログとしては決して少なくない。
何かのきっかけで1日のアクセスが数倍に達することもある。
熱心な読者に心より感謝したい。

                      ◇◆◇

さて、富山・滑川、かつての両親の自宅に暮らす妹が先頃、特別養護老人ホームに入所する父を見舞った。
アルツハイマーが進み、数年前から何も分からない。
このところ急激に体力が低下した。

誤嚥(ごえん)や衰弱、発熱…。
何かあったときに間に合わないはずだから顔を見ておいたほうがよいと、私が電話をかけた。
父は妹をかわいがった。
妹は父に感謝している。
田舎から横浜・港北ニュータウンに出てくるのは費用も時間もかかり大変だ。
が、私は妹に悔いを残させたくなかった。

                       ◇

ところで、妹が上京する際、魚津名物、蒲鉾(かまぼこ)を持ってきてくれた。
魚津は滑川の隣の市。
赤と青、それと昆布の3種類。
家族の大好物であり、すぐになくなった。
なかでも昆布で巻いたかまぼこが一番人気。

私は、たまたまいただいた日本酒「久保田千寿」のつまみとしても食べた。
冷酒と非常に合う。
通常のつまみにありがちな味の濃さや癖がなく、酒の邪魔をしない。
かまぼこも酒もおいしく楽しめた。

パッケージが残っておらず、インターネットで調べたが、製造元を断定できなかった。

以下は、ウィキペディアに基づいてまとめた(ほぼ転載)。
蒲鉾(かまぼこ)は、おもに白身魚のすり身を主原料とし、塩分を加えて加熱することにより、木の板の上にゲル化させて製造した魚肉練り製品。
板は、臭みのないモミ、シラベなどが好まれる。
が、魚津のかまぼこは板付きでない。

さらにウィキペディアを読み進めると、こんな記述が見つかった。
「巻かまぼこ」は、富山県で一般的な板なしかまぼこ。
板状にしたすり身をだし巻き卵のように巻いてつくる。
断面に鳴門巻きのような模様ができるのが特徴である。
これだ。

もともと昆布を巻き込んだ「昆布巻(こぶまき)」の製法。
昆布の代わりに焼き締めたかまぼこで巻く「赤巻」などもある。
富山県では定番の食材であり、地元でうどんなどを食べると、ラーメンの鳴門のように入っている。
ここでは板付きかまぼこはほとんどつくられない。
県外に出るまで、かまぼこ板を見たことがない人が珍しくない。

私は、最後の一文に噴き出した。

                       ◇

グーグルで「魚津 かまぼこ」で検索した際にトップに表示されたのが、「鮨蒲本舗 河内屋(かわちや)」。
私はクリックし、仰天した。
「鮨蒲(すしかま)」。
知らなかった…。

河内一雄(現代表取締役会長)が売れる商品開発に懸命に取り組んでいるとき、寿司屋でネタの付加価値の大切さに気づいて思いついた。
ホームページに寿司のように盛りつけられたかまぼこの写真が掲載されている。
実に鮮やか、うまそう。

河内屋は老舗で、とくに土産用や贈答用に力を注いでいる。
「細工かまぼこ」での受賞歴も豊富だ。
斬新なかまぼこづくりに情熱を注ぎ、創意工夫を重ねている。

ホームページでは小巻として「赤巻」「青巻」「昆布巻」が紹介されているが、私が食べたかまぼこかどうかは不明だ。
おそらく同一商品でなかろうか。

河内屋は本社・工場所在地がJR魚津駅前。
私は富山県立魚津高校の卒業であり、最寄りの魚津駅(当時は国鉄)を利用した。
通学路からわずかに外れていて気づかなかった。

続きは来週、「久保田千寿と浦霞禅、飲みやすくうまい淡麗辛口」のブログで…。

                      ◇◆◇

富山県と魚津高校に関するブログ(一部)は以下のとおり。

⇒2010年11月17日「富山ブラック2年連続日本一…東京ラーメンショー」はこちら。

⇒2010年11月5日「富山ブラック麺家いろは…東京ラーメンショー」はこちら。

⇒2010年6月7日「富山ダイチのスケート親父…田中実会長」はこちら。

⇒2010年5月18日「魚津の蜃気楼に壮大なロマンを感じる」はこちら。

⇒2010年4月29日「特急はくたか、強風で全面運休」はこちら。

⇒2010年4月15日「ダイチ・田畑真紀、メダルへの道のり」はこちら。

⇒2010年3月22日「魚津高校出身講師のセミナー」はこちら。

⇒2010年3月17日「卒業式シーズン…大人への通過儀礼」はこちら。

⇒2010年3月9日「五輪銀メダルのダイチは富山中小企業」はこちら。

⇒2010年2月11日「寝台特急北陸と北陸銀行セミナー」はこちら。

⇒2009年12月21日「寝台特急北陸、急行能登が消える」はこちら。

⇒2009年12月20日「巨大カボチャ風呂に入る…富山・入善」はこちら。

⇒2009年11月10日「地方紙危機、北日本新聞が夕刊廃止へ」はこちら。

⇒2008年2月19日「古里への屈折した思い」はこちら。

⇒2007年5月9日「月収1位、富山は富の山だった!」はこちら。

⇒2007年4月24日「親不孝、富山の実家に寄りつかず」はこちら。

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浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・

おとといのブログ「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」の続き。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

女子フィギュアスケート・浅田真央は人気が突出している。
彼女には熱烈なファンがついている。
そして、大半が冬季五輪(オリンピック)で表彰台の一番高いところにのぼってほしいと願っている。

しかし、2010年バンクーバー冬季五輪では韓国のキム・ヨナに敗れ、銀メダルに留まった。
私がそれ以上にショックだったのは、信じられない大差をつけられたことだ。
当時のブログで述べたが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への配点が低すぎる。

それと、五輪の興奮が収まったので言っておきたい。
順位に異議を唱えるものでないが、採点システムが浅田真央に気の毒だった。
結果として不利な改正になった。
宿命のライバル対決なのに、どうもすっきりしなかった。
キム・ヨナは完璧な出来栄えだったにしろ、あの点差はおかしい。
素人の私でも採点システムに疑問を感じる。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

                       ◇

浅田真央は不調を極めており、それを心配する声が絶えない。
精神的にも肉体的にも疲労が抜けきらないのかもしれない。
また、オリンピックで勝とうとして勝てなかったのだから、迷いが生じて当然である。
そうでなくては、2014年ソチ冬季五輪で金メダルをつかめない。
まして浅田真央は納得をとことん追い求めようとする。
根が完全主義であり、立ちあがりは遅く、悪い。
決して器用でない?

先だってのNHK杯では、初のシニア対決となった後輩の村上佳菜子に敗れた。
これをもって追い抜かれたと大騒ぎする向きもある。
私は村上佳菜子も応援しているが、そんなはずがない。
今日まで浅田真央が重ねた努力、味わった苦労の凄さを振り返れば、たやすく気づくだろう。

村上佳菜子は浅田真央がいるから、わりと気楽に滑れる。
国民の注目と期待を一身に浴びた経験がない。

トップランナーは大きな重圧と戦う。
さらに深い孤独と戦う。
この2つに打ち克ち、初めて先頭を走れる。
大変さはそのポジションについた人間にしか分からない。

繰り返すが、私は村上佳菜子も応援している。
安藤美姫も鈴木明子も日本選手はすべて…。
誤解を恐れずに述べれば、浅田真央は村上佳菜子と同じ次元で練習に取り組んでいるのでない。
彼女はすでに超一流だ。
従来の延長線上で滑るなら、NHK杯で無様な姿は見せなくて済んだ。

浅田真央はソチの栄冠を目指し、試行錯誤を始めたばかり。
そのトンネルから抜け出すまでに相当な時間を要すると覚悟している?
名伯楽の佐藤信夫コーチを選んだ理由の一つか。
雑音を引き受け、自分を辛抱強く見守ってくれる人がほしいのでは…。

続きはあさって、「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」のブログで…。

◆書き加え1(11月21日)

村上佳菜子の存在は、浅田真央にとって刺激になるだけでなく、心強いのでなかろうか。
負担だっていくらか軽くなる。
私は、両者は相乗効果を望める関係だと思う。
村上佳菜子は浅田真央が通った道を歩いている。

たったいま安藤美姫と鈴木明子がワン・ツー・フィニッシュ。
仲よくグランプリ(GP)ファイナル進出を決定した。
おめでとう。
日本勢は皆、頑張っている。

私は午前3時近くまで仕事がずれ込み、へとへと…。
おやすみなさい。

                      ◇◆◇

2010年カナダ・バンクーバー冬季五輪(第21回冬季オリンピック)およびフィギュアスケート女子・浅田真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年5月4日「アンジェラ・アキと浅田真央の失敗」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合

きょうは「勤労感謝の日」。
祝日。
大阪城公園で「第1回てっぱんダンス収録会」が開催される。
NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の番組公式サイトでの呼びかけ「踊ってみたい人、集まれ!」に応じ、大勢が詰めかけるのでなかろうか。
きっと盛りあがる。
この会場は、私が大阪出張の際にしばしば宿泊するホテルからいつも一望している。

私は仕事に追われ、可憐な瀧本美織がヒロイン・村上あかりを演じる「てっぱん」そのものはなかなか見られない。
テレビをつけていたとしても音声を聞く程度。
しかし、葉加瀬太郎の「ひまわり」が流れ、近藤良平の「てっぱんダンス」が始まると、つい手を止めてしまう。
オープニングが気になって仕方ないのだ。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

私のお気に入りの“踊り手”は以下のとおり。
額の汗をぬぐい、一息つく小学生の男の子。
鰹節(かつおぶし)をひらひらする呉服屋(?)の若女将(?)。
「トン! トン! トン!」のポーズをする魚屋(?)のおっちゃん。
腕を組んで回る若い男女。
実は、この男性は何を隠そう私である。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

作曲も振付も最高!
地元に留まらず周辺、さらに各地から朝ドラ「てっぱん」ファンが駆けつけるのでは…。
元気なら自家用ジェットで大阪城公園へ飛んでいき、パラシュートで踊ってみたい。
このところわが家の物置でホコリをかぶっている。

しかし、私と妻は体調不良。
きょうは二人並んで1時間の入念なボディケアを施してもらう。
日頃の頑張りが足りないせいか、だれも褒めてくれない。
そこで、自らにプレゼントを贈ることにした。
長年の無理がたたり、夫婦ともに体がぼろぼろ…。
とくに仕事と家事をこなしてきた妻が弱っている。

以下に、「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」と題する2010年11月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
バイオリニスト・葉加瀬太郎(はかせ・たろう)が手がけたテーマ曲「ひまわり」の美しさ、そして振付師・近藤良平(こんどう・りょうへい)が手がけた「てっぱんダンス」の温かさ。
絶妙な取り合わせ!
楽曲と踊りは傑作である。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

そして、ヒロイン・村上あかり役の「瀧本美織(たきもと・みおり)」が体当たりの演技を見せる。
ちっこいが、大きな情熱とエネルギーがほとばしる。
それと、この子は抜群にうまい。
おまけに感極まって、いつもうるうるしている。
とてもチャーミング!

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

瀧本美織の脇をベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)ががっちりと固める。
説得力の強い中村玉緒(なかむら・たまお)の語りの力も動員し、ハチャメチャなシナリオ(脚本)をほとんどカバーしてしまう。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

すべてが“力技”で成り立つ画期的な朝ドラである。
それもそのはず、テーマ曲「ひまわり」が完成し、それがヒロインのキャラクター(性格)を決定づけた。
シナリオはさらに後工程。
視聴者も強引さに慣れてきた?

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

さて、おとといの昼休み、近藤良平がコンドルズのメンバーを率いてNHKの「金曜バラエティー」に出演し、「てっぱんダンス」の実演・特訓を行った。
私は仕事の途中だったので、テレビ画面をほとんど見られなかった。
会場は中高年が中心だが、全員が立ちあがり一緒に踊りを楽しんだ。
皆、笑顔がこぼれ、幸せそう。

先のブログ「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」で述べたとおり、「てっぱんダンス」は大げさなのに自然。
面白おかしく、どこか切なく、それでいてうれしい。
私は内臓を熱くされ、すっかり感動してしまった。
楽曲の高揚と相まって、「鉄板」を介した人々の交流が深まっていく。
さらに、村上家の家族の絆、あかりと祖母の絆が深まっていく。

やはり先のブログで、私は「てっぱん」のテーマ音楽とダンスがどれくらい大勢の視聴者を巻き込んでいけるかが、この朝ドラが人気を得るうえで大きなカギを握ると述べた。

NHK(制作陣)も同じ考えのようで、総合テレビを中心に、「てっぱんダンス」の一大キャンペーンを展開しはじめた。
枠はミニ番組「NHKプレマップ」。
「てっぱんダンス・ひとり編(2分)」「てっぱんダンス・グループ編(2分)」「てっぱんダンス・全部編(5分)」を12月末まで繰り返し放送するようだ。

おそらく「てっぱん」の前の朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒロイン・松下奈緒(まつした・なお)が紅組司会を務める大みそかの「NHK紅白歌合戦」でピークに持っていこうとしているのでは…。
近藤良平やコンドルズが登場するか。
それどころか紅白の出演者全員が踊るかもしれない。
となると、当然、瀧本美織もうるうるしながら踊ることに…。
かわいいだろうなぁ。

「てっぱん」公式サイトには、振付を担当した近藤良平による「てっぱんダンス(正規版)」の教則映像が公開されており、膨大なアクセスを得ている。
「解説付き」に加え、素人が練習しやすいように左右の「反転版」が用意される。
しかも、それぞれ一人編と二人一組編。
恐ろしく親切である。
さらに、コンドルズ(メンバー)によるアレンジバージョンも用意される。

NHKは本気になり「てっぱんダンス」をはやらせようとしている。

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「提案営業」著作権侵害につきまして

1カ月程前に「著作権侵害につきまして」と題するメールが寄せられた。
多忙な立場にもかかわらず、こうした報告をくださるとは、よほど腹に据えかねたのだろう。
穏やかな記述だが、行間に憤りが感じられる。

私は感謝しつつ、忙しさに紛れて失念してしまった。

ところが、先日、年輩の方から電話がかかってきた。
「和田さんのパクリでないですか」。
私はこのところ立てつづけに「提案営業」の公開セミナーを行い、幸い高い評価をいただいて大勢と名刺を交換した。
そのお一人。
この受講者はセミナーをきっかけに提案営業に目覚め、インターネットで情報を集める過程でほとんど同じような内容に遭遇して驚いたという。

私はそれを承知している。
長年放っておいたが、このブログで取りあげることにした。
ほかにも大きな理由はあるが…。

以下にメールを紹介しよう。
私はまったく手を加えていない。
完璧な文章である。

                       ◇

いつも大変お世話になっております。
5〜6年程前のことになりますが、和田先生のセミナーに参加させていただきました。

当時の衝撃と感動はいまだに忘れられません。

一時期営業職を離れておりましたが、最近再び営業の仕事に就くことになり、当時を思い出すべく「提案営業」をキーワードとしてネットを調べていましたところ、あまりにも和田先生の提案営業に酷似したサイトを見つけました。

検索結果の上位に表示されるので、すでにご存知かもしれませんが一応ご報告いたします。

本サイトに書かれていることは、論理展開や言葉遣いまで、当時のセミナーを思い出すくらいにそっくりで、最初は和田先生の書かれたサイトかと思ったほどです。

ご確認いただければと思います。

                       ◇

以上。
メールの文中のセミナーとは、公開セミナーでなく「企業研修」のことでなかろうか?

さて、同様の指摘をずいぶん前からいろいろな機会にいろいろな手段(メール、FAX、口頭ほか)でいただいてきた。
私は十余年「提案営業」一筋でやってきたため、講演や公開セミナー、企業研修の受講者は膨大である。
なかには私の著作やブログの読者も含まれるが、たいていは受講者の方々だ。
いずれにしろ私の主張に強く共感してくださったわけで、ありがたい。
ファンみたいな存在である。

例の情報は大手サイトに公開されている。
驚くかもしれないが、現在の原稿は当初の原稿とこれでもずいぶんと変化している。
大幅に内容の改定と拡充が図られた。
なのに、先のメールのような指摘が寄せられる。

最初は、私の著作『提案営業成功の法則』のほとんどそのまんまである。
むろん、いまも下敷きはこれなので、基本となる精神や思想、骨格となるセオリーやノウハウを濃厚に引きずっている。
ゆえに、「論理展開や言葉遣いまで、当時のセミナーを思い出すくらいにそっくり…」という声につながる。

それにしても最初はひどかった。
『提案営業成功の法則』の要約でさえなく、抜粋だけでまとめていた。
彼はこれを自分の原稿として発表した。
私はとても勉強になったので、この原稿をデータで保存した。

現在の原稿は、私の第2弾の著作『提案営業成功の極意』の内容のほか、「和田創ブログ」の内容などが補強されている。
さらに、提案営業に関わりの深い他人の主張なども加味されている。

彼は講師としてそれなりに活躍しているが、当時は駆け出しで何とかきっかけをつかもうと必死だった。
そこで、私は知らんぷりをした。
そのうちに改めるだろうと…。

しかし、彼は一向に変わらない。
私は、この人間の本質だと悟った。
同業者としてあまりに次元が低く、私は怒るよりも悲しくなってしまう。
この件については、日本を代表するビジネスセミナー会社の部長やスタッフがやはり嘆いている。

そもそもこうした人間が講師面をして社員を指導していることが恐ろしい。
一番よく分かっているのは自身であり、本人がどう考えるかだ。

おそらく、これは何も私の著作に限らないのでなかろうか。
他人の著作のエッセンスなど、これは使えると思ったものを寄せ集め、つぎはぎし、さまざまなコンテンツをつくっている。
実際、彼はデビューし、短期間に驚くほど多くのセミナー(メニュー)を品揃えした。
そのなかに「提案営業」も含まれる。
私は、彼が企業研修で用いている教材を見てみたい。
以前、彼がつくったものでないが、著作権侵害のテキストが私宛に送られてきた。
『提案営業成功の法則』の抜粋で構成されており、ほとんどそのままだった。

当然ながら、新しいテーマで自分ならではのカリキュラムを構築するには、気の遠くなるような情熱、そして労力と時間を要する。
それ以前に、人を指導するのだから、自らやってみる必要があろう。
経験も踏まえずに借り物の知識を伝えているのか。
それも無断なので借用でなく盗用。

彼は頭がよく、小器用さでこの業界を巧みに渡り歩いている。
教育者の風上に置けない。
講師としてはもちろん、人間としてどうなのか。
クズは相手にしない。

私がこの問題をいつかブログで取りあげようと思った真のきっかけは、もう少し前にある。
9月の公開セミナーだった。
参加者が休憩時間の喫煙ルームで、私に対して疑念を向けてきたのだ。
不愉快だった。

けれども、冷静に考えれば、例の情報は膨大なアクセスを得ており、こうした事態が起こっても不思議でない。
若い世代を中心に、提案営業に関する予備知識を仕込んでいる人も少なくない。
私は話が逆になりかねないと、このときに危機感を持った。

ふと思い出した。
昔、若者が和田創研にファクスを送ってきた。
著作権侵害の抗議文である。
当時その分野で鳴らしていた人物のファンからだった。
「企画」に関する私の論考が、それに酷似しているとの指摘である。
私が発表した時期のほうが早かったとすぐに分かった。
彼は直後、私が講師を務める日経ビジネススクール(日本経済新聞社)だったか日経イベント(日経BP社)の「企画力養成講座」に参加してくれた。
また、私が主宰する「営業実践大学」の会員に登録してくれた。

読者は、後で見たほうが著作権を侵害していると思い込む。

                       ◇

笑えない笑い話だが、私が知らないところで、和田創が「提案営業講座」を数回にわたり連載していた。
それも社団法人が発行する立派な機関誌である。
私は絶句。
このときも指摘が寄せられた。
すべて、『提案営業成功の法則』からそのまま引用。
つまり、転載。
数十ページに及ぶ。
さすがに放っておけなくて申し入れを行った。
相手は即座に始末書を送ってきた。
確信犯。
しかし、これは「和田創」が連載をやっているので、むしろ良心的なケース?
笑ってはいけないが、かなり笑える。

著作権侵害は目に余る。
それを平気でやるのが、大勢の指導に当たる立場の人間だから深刻だ。
私の著作を刊行してくれた出版社の編集長などからもときどき「著作権侵害」で訴えましょうと水を向けられる。
私は訴訟手続きが面倒で、ついつい笑ってすませてしまう。
きちんと行動を起こさないといけないのかもしれない。

それなりの舞台で講師を務めている人の大多数は、大変な苦労を経てコンテンツをつくり込んでいるはずだ。

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浅田真央が流した悔し涙の価値とは?

何事も中途半端で投げ出してきた私は、これまで一度も悔し涙を流したことがない。
「30人31脚」「全日本吹奏楽コンクール」など、子ども(少年・青年)が出場するさまざまな競技が舞台裏を含めてテレビで放送される。
敗者はたいてい大泣きする。
本気で悔しがるのは、本気で取り組んだ証である。
そう、限界まで頑張った。
私は立派だと思う。
そうした涙を否定しない。

⇒2010年1月3日「本気で悔しがる生き方、働き方」はこちら。

本気で悔しがる。
ありそうでない。
私自身はこれからも経験せずに一生を終えるのでないか。
本気で数知れず悔しがれるのは、ごく一握り成功者だ。
彼らの最大の共通点は、敗北や挫折、失敗の経験が突出して多いことである。

⇒2009年11月9日「成功の条件を考える」はこちら。

しかし、私は昭和26年(1951年)生まれの古い人間であり、人前で涙を流すのは潔くないという気持ちをどこかで引きずっている。
最近、だれもかれもたやすく泣きすぎる…。

そう考える私が感動したのが、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で浅田真央が流した大粒の涙である。
とても痛ましかったが、同時にとても美しかった。
彼女が本番を迎えるまでに重ねてきた努力、乗り越えてきた試練に思いを馳せれば、悔し涙には正当な「価値」が認められる。
その尊さが、私たちの心を強く打った。

バンクーバー五輪で浅田真央は敗北を喫したわけでなく、銀メダルを得た。
ただ、彼女が望んでいた表彰台の一番高いところに立てなかった。
そこにすべてをかけ、凄まじい情熱とエネルギーを傾けてきた。
私が過去のオリンピックでもっとも印象に残った悔し涙である。

浅田真央は、自分に厳しい。
そして、周囲に優しい。
とくに気配りが半端でない。
若いのだから、私は気楽に、いや勝手に振る舞ってもらいたい。
が、浅田真央は決してそうしない。
この子が背負うものはあまりに重い。

2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)金メダリストの荒川静香はしがらみと無縁だった。
本番では、大勢の期待に応えるのでなく、自分の滑りを見せることに徹した。
彼女が目指したのは、あくまでプロ転向の片道切符を手にすること。
私が知る範囲でもっともエレガントなスケーティングだと感じたが、人気はそれほど高くない。
ちなみに、もっともドラマチックなスケーティングだと感じたのはカタリナ・ヴィット。

荒川静香は目的志向が強く、そこから少しでも外れたものはばさばさ切り捨てられる。
日本人のウエットな国民性とかけ離れた地点に立つ。
これも立派な見識だろう。
そして、自分にとっての至上命題をクリアした。

日本選手が一つもメダルを取れないうちに、トリノ五輪は最終盤に差しかかった。
私たちが諦めかけていたとき、荒川静香はもっともまぶしいメダルをつかんだ。
努力が大前提にしろ、先の意思(考え)がそれを引き寄せた。
また、運をあわせ持っていた。

この選手に何が何でも金メダルを取らせてあげたい。
国民の多くがそう願うこと自体がとんでもなく凄い。
私は、2014年ソチ五輪で浅田真央が楽しく滑る姿を見られるなら満足である。
それだけで十分にうれしい。
が、栄冠に輝くことがあれば熱狂するだろう。
おそらく近藤良平「てっぱんダンス」でもっとも印象的な「トン! トン! トン!」のポーズをやってしまう。
あれは最高の歓喜を表現している。
浅田真央には頂点が似合う。

続きはあさって、「浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・」のブログで…。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

以下に、「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」と題する2010年2月24日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)は終盤に差しかかった。
フィギュアスケート女子シングルが始まる。
きょうがショートプログラム(SP)、あすがフリー。
日本人の注目が一番高い種目だろう。
2006年トリノ五輪で唯一のメダルが、女子フィギュアでの荒川静香(あらかわ・しずか)の金メダルだった。

私は先日、NHKの「スポーツ大陸」を見た。
例により、ながら視聴。
日本経済新聞のテレビ欄に、「荒川静香 前年9位からの大逆転 栄光を生んだ選択とは」と記されていた。
インターネットで調べたら、過去の番組の再放送だった。
「大逆転スペシャル 栄光への選択 〜トリノ五輪 荒川静香〜」。
日本人初の金メダルを獲得した荒川静香。
確かに奇跡だったが、まぐれでなかった。
番組では、会心の勝利へ向けた苦悩と苦闘の足跡を紹介していた。

天才少女と称され、1998年長野五輪に16歳で初出場を果たした。
しかし、明確な目標を持てず、2002年ソルトレイクシティ五輪は出場を逃した。
2004年世界選手権で優勝し、才能が開花した。
が、採点方法の変更も影響してか、2005年世界選手権は9位に終わった。
何とかトリノ五輪の日本代表の座を手にしたが、荒川静香が目指したのは“勝利”でなかった。

「自分の最高の演技をたくさんの人の記憶に残したい」。
荒川静香は大会直前に非常識な決断を行った。
コーチと曲を変更し、得点につながらないイナバウアーを組み込んだ。
なるほど、これで謎が解けた。
日本経済新聞でスポーツ評論家が荒川静香を問題外と酷評していた。

本番では、ショートプログラム3位。
が、完璧なフリーで、大本命とされたロシアのイリーナ・スルツカヤを圧倒した。
ショートプログラムとフリーで自己ベストを更新。
当然、総合でも…。
大逆転で栄冠をつかんだ。

私は番組を通じ、荒川静香が五輪参加に「価値」を見出せなかったと知り、仰天した。
同時に、納得した。
プロフィギュアスケーターとしてやっていくには、デビューのきっかけが必要だ。
それが五輪でのメダル、なかでも金メダル。
彼女は競技でなく演技を究めたかったのだ。
それゆえ、技術と表現(美しさ)のはざまで葛藤した。

このブログで幾度か述べたが、荒川静香は五輪史上もっともエレガントなスケーティングを見せた。
芸術性はともかく、「優雅さ」ではカタリナ・ヴィットを凌ぐ。
私は「美しさ」という言葉を用いたいのだが、美とは何かという話になるとややこしい。
とりわけ驚嘆したのは、平板になりがちな“つなぎ”のスケーティングの豊かな表現力であり、突出した美しさである。
私は感動した。

五輪会場が熱狂に包まれるにつれ、荒川静香のフリーの演技は冴えわたっていった。
リンクで滑るのは、選手でなくアーティスト。
彼女は自らの願望に従い、ライバルと戦うのでなく、大勢に魅せた。

荒川静香にとり、オリンピックでの金メダルは目的でなく手段にすぎなかった。
目指すは、皆に喜んでもらうこと。
が、結局、自分のために滑った。
それが言いすぎなら、自分の夢をかなえるために滑った。

荒川静香はトリノ五輪の前から「引退」を決めていたのだ。
国民の興奮が冷めやらぬなか、やけにあっさり表明したと思ったら…。
五輪に何の未練もないのだ。
彼女は競技でなく演技の世界で生きたかった。
栄冠を手みやげにプロへ転向した。
そう、金メダルはゴールでなくスタート!

荒川静香は、日本人の感性では理解しがたいところがある。
「自我と自由」を大事にしているからだ。
そして、それを貫く。
大衆人気がいま一つの最大の理由では…。

                       ◇

やはり先日、私はNHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」を見た。
浅田真央(あさだ・まお)は、勝負のカギとなるフリーで、タチアナ・タラソワコーチと五輪の頂点に立つために磨き上げてきたプログラムを披露する。
可憐なイメージを脱ぎ捨て、ラフマニノフの荘厳な前奏曲「鐘(かね)」の曲調に合わせた表情と表現を打ち出すとか…。
こちらも賭けである。

本大会で日本勢はメダルを獲っているが、「金」はゼロ(2月23日午後9時現在)。
国民が無条件で熱狂するのは金メダルだ。
浅田真央はその期待を一身に背負い、本番のリンクに立つ。

私は、まずは自分のために大舞台での滑りを存分に楽しんでもらいたい。
結果は、後からついてこよう。

                      ◇◆◇

2010年カナダ・バンクーバー冬季五輪(第21回冬季オリンピック)およびフィギュアスケート女子・浅田真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年5月4日「アンジェラ・アキと浅田真央の失敗」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
バイオリニスト・葉加瀬太郎(はかせ・たろう)が手がけたテーマ曲「ひまわり」の美しさ、そして振付師・近藤良平(こんどう・りょうへい)が手がけた「てっぱんダンス」の温かさ。
絶妙な取り合わせ!
楽曲と踊りは傑作である。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

そして、ヒロイン・村上あかり役の「瀧本美織(たきもと・みおり)」が体当たりの演技を見せる。
ちっこいが、大きな情熱とエネルギーがほとばしる。
それと、この子は抜群にうまい。
おまけに感極まって、いつもうるうるしている。
とてもチャーミング!

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

瀧本美織の脇をベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)ががっちりと固める。
説得力の強い中村玉緒(なかむら・たまお)の語りの力も動員し、ハチャメチャなシナリオ(脚本)をほとんどカバーしてしまう。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

すべてが“力技”で成り立つ画期的な朝ドラである。
それもそのはず、テーマ曲「ひまわり」が完成し、それがヒロインのキャラクター(性格)を決定づけた。
シナリオはさらに後工程。
視聴者も強引さに慣れてきた?

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

さて、おとといの昼休み、近藤良平がコンドルズのメンバーを率いてNHKの「金曜バラエティー」に出演し、「てっぱんダンス」の実演・特訓を行った。
私は仕事の途中だったので、テレビ画面をほとんど見られなかった。
会場は中高年が中心だが、全員が立ちあがり一緒に踊りを楽しんだ。
皆、笑顔がこぼれ、幸せそう。

先のブログ「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」で述べたとおり、「てっぱんダンス」は大げさなのに自然。
面白おかしく、どこか切なく、それでいてうれしい。
私は内臓を熱くされ、すっかり感動してしまった。
楽曲の高揚と相まって、「鉄板」を介した人々の交流が深まっていく。
さらに、村上家の家族の絆、あかりと祖母の絆が深まっていく。

やはり先のブログで、私は「てっぱん」のテーマ音楽とダンスがどれくらい大勢の視聴者を巻き込んでいけるかが、この朝ドラが人気を得るうえで大きなカギを握ると述べた。

NHK(制作陣)も同じ考えのようで、総合テレビを中心に、「てっぱんダンス」の一大キャンペーンを展開しはじめた。
枠はミニ番組「NHKプレマップ」。
「てっぱんダンス・ひとり編(2分)」「てっぱんダンス・グループ編(2分)」「てっぱんダンス・全部編(5分)」を12月末まで繰り返し放送するようだ。

おそらく「てっぱん」の前の朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒロイン・松下奈緒(まつした・なお)が紅組司会を務める大みそかの「NHK紅白歌合戦」でピークに持っていこうとしているのでは…。
近藤良平やコンドルズが登場するか。
それどころか紅白の出演者全員が踊るかもしれない。
となると、当然、瀧本美織もうるうるしながら踊ることに…。
かわいいだろうなぁ。

「てっぱん」公式サイトには、振付を担当した近藤良平による「てっぱんダンス(正規版)」の教則映像が公開されており、膨大なアクセスを得ている。
「解説付き」に加え、素人が練習しやすいように左右の「反転版」が用意される。
しかも、それぞれ一人編と二人一組編。
恐ろしく親切である。
さらに、コンドルズ(メンバー)によるアレンジバージョンも用意される。

NHKは本気になり「てっぱんダンス」をはやらせようとしている。

あれ、公式サイトで「踊ってみたい人、集まれ!」という呼びかけが行われている。
第1回「てっぱんダンス」収録会 in 大阪城公園。
私が講演・セミナー講師として幾度も宿泊したホテルから一望できる会場だ。
11月23日、勤労感謝の日に開催される。
大変な人出で賑わいそう。

以下に、「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」と題する2010年11月8日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
そのオープニングダンス。
私は公式サイトで数十回は見た。
この朝ドラの当初(おそらく)の映像が掲載されている。
視聴者、といっても番組開始前なので一般人の「てっぱんダンス(踊り)」で構成される。
振付・近藤良平の教則ビデオは当然として、これが実にいい。

私は「てっぱん」はときどき見る程度。
しかも仕事をしながら…。
まあ、聞いている。

それでも葉加瀬太郎のテーマ曲「ひまわり」が流れると、ついテレビの画面に向かってしまう。
オープニングダンスが好きなのだ。
そして、いつも踊り出したくなる。
現実には、慢性の腰痛と背筋痛を抱えており不可能。

てっぱんダンス(踊り)。
なぜ、体の奥が熱くなる?
私は、ようやく謎が解けた。
自分が純粋だった頃を思い出させるからだ。

「純粋」。
それは、人が生きていくためにどこかに置いてきたもの。
こう述べると、いまも純粋な大勢の大人たちに叱られるかもしれないが…。

懐かしく温かい「ひたむきさ」。
近藤良平の振り付けは、そこまで考えられているのだろうか。

あくまで私の場合、映像でカギを握るのは、若い男女の踊り。
腕を組んで回る二人が視聴者かどうかはどうでもよい(うますぎる)。
また、二人が学生か社会人かはどうでもよい(制服みたい)。

せいぜい2〜3秒の映像が自分を揺さ振る。
叶わなかった初恋(こんな言葉はもはや死語か)の記憶がよみがえってくる。
むろん、老若男女が登場するから、このシーンが一段と重みを増すのだ。
私の人生にだってこうした切なくて幸せな時期があった、と…。

都立墨田川高校時代、クラスメートの女の子に夢中になった。
あまりに好きで、性欲の対象にならなかったというのはこのときだけである。
いま思うに、「プラトニックラブ」。
どうだ、参ったか!

⇒2009年11月29日「親を捨てる口実…新聞奨学生物語」はこちら。

私は長らく「ピュア」と無縁。
それを忘れた自分が悲しい。

なお、オープニングダンスで映し出される視聴者は少しずつ変わっている。

二人の映像が消えるとさみしい。
「あそこで踊っている男の子は、私です」と言いたい。

実際の私は二人でも一人でも踊ったことがない。
くぅ〜。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

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富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は10日間ほど仕事に忙殺され、ご無沙汰している。
木曜日、たまたま番組を見た。
例によりストーリーが急展開したようで、私は事情がよく飲み込めない。

瀧本美織が演じるヒロイン・村上あかりが実の祖母・田中初音が封印したお好み焼屋をやりたいと言い出した。
それは昔、自分を生んでくれた母を養うために死に物狂いで切り盛りしていた。
ドラマではずっと「開かずの間」だったところ。

この祖母を演じているのが、富司純子(ふじ・すみこ)。
庶民の瀧本美織と対照的に、血統というか家系が別格。
中高年の邦画ファン、とりわけ任侠映画にのめり込んだ方にはいまでも「藤純子(ふじ・じゅんこ)」のほうがしっくりするだろう。

「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子を演じた『緋牡丹博徒』は大ヒットしてシリーズ化された。
やくざ映画にヒロインが誕生。
ついに鶴田浩二、高倉健と並んで“男の東映”の3大スターとなり、観客動員におおいに貢献した。
緋牡丹の刺青を背負った姿は目に焼きついて離れない。
スクリーンいっぱいに凄絶な美しさが漂った。
代表作はシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』。

昔、フジテレビのワイドショー『3時のあなた』で本名の寺島純子(てらしま・じゅんこ)で司会を務めた。

私が覚えているのは、1989年に名作『あ・うん』で映画に復帰したこと。
この際、新人女優としてスタートしたいと、現在の富司純子に改名した。

私がドラマからしばらく離れているうちに、田中初音は人格が変わったよう。
表情が柔らかくなり、しかもときどきはにかみ笑いを見せる。
村上あかりが祖母の閉ざされた心を開いていったのだろう。
すっかり、かわいい孫を見守るおばあちゃんだ。

祖母は育ての親(遠藤憲一、安田成美)が許すなら、孫がお好み焼屋を始めることを認めようと考えていた。
そして、条件が整い、孫を含めた関係者を呼び集め、突然仕切りはじめた。
富司純子は凛とし、静かな気迫と覚悟が伝わってくる。
空気が一変し、場に緊張感が走る。
本領発揮、任侠女優の凄みを彷彿させる。
一人ひとりの意思を尋ねた。
いよいよ自分の考えを述べるところで、続きはあした。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

◆書き加え1(11月19日)

「話は分かった」。
祖母のこの一言で、村上あかりがお好み焼き屋を開店することが決まった。

私は昼休みの時間だったがバタバタしていて、ろくに見られなかった。

店名は「おのみっちゃん」。
あした開店とか…。
せわしない。

◆書き加え2(11月20日)

「庶民の瀧本美織と対照的に…」と記した。
うかつだった。
本人が漂わせる雰囲気から、私はそう感じた。
役柄のせいかもしれない。

ウィキペディアによれば、小学生の頃からダンスのレッスンなどを受けるためにたびたび上京していたらしい。
余裕のない家庭では不可能。

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松下奈緒が茶の間に届けた「ゲゲゲの貧幸」

きのうのブログで、倉本聰(聡)がつくった「貧幸」という名言を取りあげた。
半生を振り返り、これほど自分の実感にぴったりする言葉はない。
貧しくても幸せな暮らしのすがすがしさ…。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

その大切さを改めて気づかせてくれたのがNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」である。
私にとり人生の教科書だった。
ありがとう。

島根・安来の娘が、言葉を交わしたこともない男といきなり東京・調布で結婚生活を始める。
しかも、収入のほとんどない極貧状態。
家財道具などはことごとく質札に変わっていた。
そのうえ、夫は不気味な妖怪漫画を描いている。

ヒロイン・武良布枝は地獄のような暮らしを運命として受け入れ、愚痴一つこぼさず、仕事に打ち込む夫を支えつづけた。
食べ物にも不自由する毎日…。
世間的な常識では、これ以上の不幸はないように思える。
しかし、水木しげる(武良茂)との半生は喜びと誇りに満ちていた。
夫婦は笑いながら生きていった。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

この難しい役どころを、キャリアの浅い松下奈緒と向井理のフレッシュコンビが好演した。
二人は結局「貧幸」を茶の間に届けて視聴者の共感を呼び、国民的な人気を博した。
ついにNHK紅白歌合戦の紅組の司会者に抜擢された。

⇒2010年11月7日「松下奈緒のオーラ…だれも勝てない紅白歌合戦」はこちら。

⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

⇒2010年11月11日「ずばりテレビの買い時…紅白・松下奈緒が見たい」はこちら。

以下に、「頑固親父とちゃぶ台」と題する2009年6月6日のブログを収める。
わずかに手を加えた。

                      ◇◆◇

私は昭和26年(1951年)生まれ。
「頑張れば豊かになれる」。
戦後の高度成長と軌を一にして生きてきた。

まもなく58歳。
人生の夕暮れに差しかかり、遅きに失した感は否めないが、今回の空前の不況(リーマンショック)はとりわけ「消費」を見詰め直すとてもよい機会になった。
そう、要らないものにどっぷりと浸かっている自分がいた。

思い起こせば50年前、新潟県直江津市の生家にはちゃぶ台とたんすくらいしかなかった。
近所も同じで、生活は貧しかった。
大半の家庭では最低限の衣食住がようやく揃ったにすぎないが、だれも不便や不満を感じていなかった。
あの頃がとても懐かしい。

昔、マンガやアニメ、ドラマなどで、頑固親父がちゃぶ台を引っ繰り返すシーンが出てきた。
あながちつくり話でなかろう。
これには2つの時代背景があったのでないか。
第1に、怒りをぶつけるにも家のなかにモノが少ない。
第2に、怒りを伝えるには大事なものを滅茶苦茶にするのがよい。
となると、壊れにくく、しかもインパクトの大きいちゃぶ台。
何せ皆いつも腹を空かしており、食事の時間を待ち望んでいた。
それは、家長がときどき自分の権威を家族に誇示するための儀式だったのかもしれない。

…やがて、国民所得の上昇と歩調を合わせるように、いろいろなものが登場する。
私たちの身の回りにモノ、とくに家電製品があふれはじめた。
文明の利器。
そして、それらが徐々に家族を遠ざけ、さらに友人や知人を遠ざけた。
人類を幸せにするはずだった豊かな社会の実現が、人同士の距離をどんどん押し広げていった。
それが私の戦後にほかならない。

いまや自宅や自室に時間をつぶせる環境が整った。
私たちは一日、だれかとじかに接しなくても、モノといくらでも過ごせる。
退屈しない。
昨今はパソコンなどを通じ、人とふれあった錯覚まで楽しめるようになった。

私は、当時のがらんとした“すがすがしさ”を大切にしたいと思う。
それに近い環境だったのが、上京後しばらくして始めた東小金井での一間暮らし。
文字どおりの「赤貧」。
敷きっ放しの煎餅布団以外、何もなかったといってよい。

…そして、私に出会いがあった。
彼女は大家の目を忍んで通ってきた。
すぐに半同棲へ…。

部屋が狭いうえに隔てるものが何一つなかったから、じかにふれあえる。
一緒にいるときは話をするか、エッチをするか、どちらか。
いつもくっついて暮らしていた。

無人島で二人きりだと、人は愛しあうしかない。

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私費で提案営業を学ぶ…「起業の教科書」に感動

私は“本物の提案営業”にこだわってきた。
なぜなら、いわゆる「提案営業」は営業の弱体化をもたらすと考えるからだ。
世間で行われている「提案営業研修」や「提案営業セミナー」はたいてい提案の仕方、ソリューションの技法を提供しているにすぎない。
なかには提案書のつくり方。
それでは、社員や部下が仕事の本質からどんどん離れてしまう。
収益の伸長につながらないどころか低下を招く。

耳慣れた「提案営業」。
難しいのは提案でなく「営業」である。
苦しいのは提案でなく「営業」である。
苦難の克服を踏まえない提案営業など、単なる「資料づくり営業」。
本物の提案営業はかならず成果を上げられる。

起業の教科書 ―次世代リーダーに求められる資質とスキル営業はテクニックに関心を奪われると最悪。
なかでも知識をありがたがると、成績は底を這うようになっている。
机上で営業を学んでならない。
現場で営業を学ぶべきである。
東洋経済新報社から刊行した共著『起業の教科書』のなかで断言したとおり、「営業とはパソコンでなく顧客である。」。
高学歴の若手、先端のベンチャーの営業などに、このことを分かっていない人が目立つ。

⇒2010年7月23日「『起業の教科書』刊行…SBI大学院大学」はこちら。

さて、私が講師を務めた夜間講演の参加者からメールが寄せられた。
以下に紹介しよう。

                       ◇

和田先生、営業マネジメントセミナーに初めて参加させていただき、その際に最初に名刺を交換させていただきました。
講演の最後にお薦めいただいた『起業の教科書』を早速購入しました。
そして精読し、たいへん感動いたしました。

ぜひとも私費で「提案営業」のノウハウを学びたいと思い、SBI大学院の単科コースを申し込もうとしたのですが、和田先生の講座は開講しておりませんでした。

私は今年の1月から営業に異動になり、個人の人脈を頼りに新規顧客の開拓に努力しております。
この10カ月の成果は、東証一部上場企業を1社開拓できただけです。
和田先生とのご縁を大切にし、ぜひとも講義を受けさせていただきたく心から切に願っております。
なにとぞご指導をいただける機会をたまわりますようお願い申しあげます。

                       ◇

以上。

私はSBI大学院大学(MBA)で「実践営業論」の講義を受け持っている。
といっても、インターネット授業。
『起業の教科書』が発売されたのが、7月下旬。
本書には、わざわざ入学しなくても「実践営業論」の単科コースの受講が可能と記した。
そうした話を同大学の事務局から聞かされていたからだ。
また、この本は事務局が全体を管理している。
彼らは当然、先の箇所(記述)を知っている。
削除の指示はなかった。

いまインターネットでSBI大学院大学のホームページ(公式サイト)を覗いた。
あれ、「実践営業論」は単科コースが設定されていない。
なぜだろう?
まことに申し訳なく思う。

起業の教科書 ―次世代リーダーに求められる資質とスキル『起業の教科書』はビジネス書である。
それも実務書の趣が強い。
感想が寄せられたとしても、有益だったとか面白かったとか…。
仕事の本で「感動」という評価をいただくと、私はとてもうれしい。
実は初の共著であり、競争心がおおいに刺激された。
かなり気合いを入れて執筆した。

なお、同書には、私が担当した部分にひどい誤りがある。
知らないうちに数箇所、原稿に手を入れられた。
あげく、結論まで逆になってしまった。

⇒2010年7月27日「起業の教科書・正誤表…SBI/東洋経済」はこちら。

もう一人。
別の主催者による夜間講演の参加者から…。

                       ◇

先日はまことにありがとうございました。
2時間ほどのセミナーでしたが、営業のことや日本社会のことなど、勉強させていただいたことも多くございました。

また、無料講演映像『月刊トップセミナー』のご配信もありがとうございます。
まだ営業の仕事を始めたばかりの初心者ですが、先日のセミナー内容にプラスして学んでいきたいと思います。
これからもなにとぞよろしくお願い申しあげます。

                       ◇

以上。

この受講者は「日本社会のこと」についても考えが及んだようだ。

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結果を出せない営業はこう立て直す20110113

倉本聰の名言「貧幸」…ゲゲゲの女房の教え

インターネットで脚本家の倉本聰(聡)について調べていたら、昨夏にNHK番組「生活ほっとモーニング」の「この人にトキメキっ!」のコーナー(?)に出演していたことを知った。
北海道・富良野からの生中継。

倉本聡が役者やシナリオライターを養成しようと四半世紀続けてきた私塾「富良野塾」。
私は名前を聞いたことがある。
しかし、体力の限界を理由として2010年3月末に閉塾した。

私は「NPO法人営業実践大学」を足かけ16年続けてきた。
自分を含め、関係者の営業力を向上することが目的だった。
が、それに留まらず、次世代の営業コンサルタントや営業講師に活躍のきっかけや場を提供したいという生意気な気持ちもあった。
彼らの養成につながればと…。
私は根性なしで、還暦前年、今年9月に閉講した。
大きな労力と時間、そして何よりも費用がかかった。
持ち出しはきつかった。
老後の備えに少し取っておくべきだった。
倉本聡の取り組みがいかに大変か、いくらか分かるつもり。
共感が湧いた。

東京生まれの倉本聡は42歳で富良野へ移住した。
自然を愛し、自然を守る生活体験のなかから、名作ドラマ「北の国から」が生まれた。
倉本聡は「富良野自然塾」で元ゴルフ場を森に戻す植樹活動のほか、環境を見直すワークショップなどを行う。
木はもちろん葉(緑)を増やすことにより、人間や動物の命に不可欠な酸素と水を確保しようとしている。
私は、地球の46億年の歴史を 460メートルの道に表し、大勢の人々に体感してもらっているという話をどこかで耳にした。
演出家も務める倉本聡ならでは趣向である。
今後は富良野の自然を育てながら、年に数本の脚本を書くようだ。
創造と創作の意欲が衰えたわけでない。

倉本聡は三度の飯よりもタバコとコーヒーが好きらしい。
私もデスクワークの日はタバコとコーヒーが手放せない。
油断(?)すると、いまでも2箱、10杯を超える。
ここでも共感が湧いた。

倉本聡は、番組の最後に「貧幸」という自筆の言葉を披露した。
現在の日本は上辺の豊かさを求め、真の幸せが分かっていない。
金銭や出世といった経済的な尺度に目が向かいやすい。
10代で父親を亡くした倉本聡だが、その寝息をはっきりと覚えている。
昔の日本は家屋が狭く、生活が苦しく、家族が寄り添うように寝た。
私は蒸し暑い夏に、蚊帳(かや)を吊って眠ったことが印象に強く残っている。
懐かしい。

倉本聡が言うとおり、貧しくても幸せな暮らしは確かにある。
「家電製品の量が増えるにしたがい、幸せの量が反比例して減った…」。
鋭い指摘である。
実は、私はこれと同じ趣旨の事柄を以前のブログで記した(あす紹介)。

日本は戦後しばらくして衣食住が整い、やがて物質的に恵まれていった。
それにつれ、欲望は膨らんでいく。
満たされない何かが心に巣食いはじめた。
幸せのハードルがどんどん高くなり、ついに霞んでしまった。

モノが豊かになるにつれ、心が貧しくなるということがあっては困る。
しかし、世間を眺めると、そうした現実を否定できない。
私たちが生み出した「文明」とは何だったのか?

私は、「幸せ」とはもっともシンプルな感情だと思う。
ゆえに、自分自身をごまかせない。
幸せと感じるとき、人は幸せなのだ。
幸せとは幸せと感じること。
どのような状況に置かれているかは、あまり関係がない。

松下奈緒と向井理の好演もあり、国民的な人気を博したNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
まったく売れなくても仕事に打ち込む漫画家・水木しげる(村井茂)を懸命に支えるヒロイン・村井布美枝。
武良茂と武良布枝はその日に口に入れるものにも困る状態が長かった。
出口の見えない貧乏。
しかし、夫婦に暗さはなかった。
それどころか笑って暮らした。
ゲゲゲの女房は、自分の結婚後の生活を再現してくれているようだった。
「貧幸」という言葉がぴったり。

そのせいか、私などは貧しいときのほうが、心が落ち着く。
さらに、思いどおりにならないときのほうが、自分にしっくりする。
困ったものだ。

私は今年初め、たまたま倉本聡へのインタビュー番組を見た。
それは再放送なのか、それともテレビ局や番組が違うのか、それさえも思い出せない。

以下に、「倉本聡・貧幸…悟りの境地」と題する2010年1月10日のブログを収める。

                      ◇◆◇

倉本聡(くらもと・そう)がきのうのテレビ番組で語っていた。
場所は、北海道・富良野の自宅とその周辺だろう。
印象に残ったのは、氏がつくった「貧幸(ひんこう)」という言葉。

日本は大不況の真っ只中。
だが、それでも数十年前と比べて経済的に豊かである。
では、昔は不幸だったかといえば、そんなことはない。
「貧しさのなかに幸せがあった」。
私もそう思う。

当然ながら、富めることがかならずしも幸せでない。
右肩下がりの時代へ転じ、所得の向上を望みにくくなった。
私たちは価値観そのものを見直さなければならないのかもしれない。

氏によれば、「幸せとは、どのような状況にあろうと、いまが満ち足りていると感じられること」。
容易に到達できない悟りの境地である。

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富山ブラック2年連続日本一…東京ラーメンショー

先日のブログ「富山ブラック麺家いろは…東京ラーメンショー」に引き続いて…。
駒沢オリンピック公園で11月3日〜7日の5日間にわたって開催された「東京ラーメンショー」。
今年が2回目。
1回目の昨年に売り上げ日本一に輝いたのが射水市に本拠を置く「富山ブラック 麺家いろは」。
3日間の会期に4041杯を売り上げた。

マスコミの事前取材に対し、栗原清会長(?)は2年連続日本一を狙うと豪語した(若い人だったかもしれない)。
しかし、私は難しいと思っていた。
味の問題でない。
昨年に食べた来場者が今年も食べることは考えにくく、いわばハンディを負っている。
ところが、5日間の会期に 13355杯を売り上げ、27店中トップを記録した。
V2の快挙!
私がつくったわけでないが、富山県立魚津高校出身なので誇らしい。

ここで提供したのは、「東京ラーメンショー2010」のために開発した限定メニューだったらしく、基本は同じでも違いを打ち出した。
秘伝の魚醤によるコクに加え、氷見産煮干しで取ったスープ、レンコンを練り込んだ無添加全粒粉の腰のある麺。
富山湾のなかの氷見湾辺りのイワシは、良質なプランクトンを食べて栄養満点になるとのこと(大陸棚の発達が影響?)。
イワシの煮干しの出汁に特有のクセが抑えられる。
「富山ブラック2010」は濃厚なのに、すっきり。
他店もこのイベントでしか食べられない味を提供しているのかもしれない。

会期中は行列が半端でなかったようだ。
私はラーメンが好きだが、並んで食べるほどの情熱は持っていない。
佐野実の「醤油らぁ麺」を食べたくて「新横浜ラーメン博物館」へ出向いたが、「支那そばや」の長蛇の列を見た途端に絶望的な気分になって諦めた。
幸い、1階のショップに持ち帰り用の商品が販売されていたので、それを買い求めて自宅で食べた。

⇒2008年12月31日「佐野実『支那そばや』の一途」はこちら。

⇒2008年5月5日「支那そばやと刺身定食」はこちら。

なお、「富山ブラック 麺家いろは」のホームページに掲げられているおもなフレーズは以下のとおり。
「支那そばを知り尽くした伝統の技に富山の自然の恵みを存分に加え、素材と仕込みにこだわりました。」。
「秘伝の魚醤」。
「見た目は黒いが、味はあっさり。それでいて、深いコクがある。」。
人気一番は「黒醤油ラーメン」か。
私が以前、横浜・港北ニュータウンで食べたのはこれでは…。
最高!

以下に、「富山ブラック麺家いろは…東京ラーメンショー」と題する2010年11月5日のブログを収める。

                      ◇◆◇

「東京ラーメンショー2010」が開催されている。
北海道から沖縄まで日本全国の有名店百店以上が集結して27ブースを出店するラーメンの祭典である。
会期は3日〜7日、5日間。
会場は駒沢オリンピック公園(入場無料)。
来場者見込みは50万人(不確か)。

当然、各店のプライドがぶつかり合う。
ここでしか食べられないラーメン、さらに有名店同士のコラボレーションラーメンも用意されている。
ラーメンはチケット制、どれでも1杯 750円。
通常より量が少なめになっており、食欲の旺盛な人なら2杯3杯いけるかもしれない。

温かいラーメンが恋しくなる季節。
私は老いたいまでも屋台のラーメンが好きである。
屋外での立ち食いは、なぜかおいしい。
私は家族と東京ラーメンショーに出かけたかった。
しかし、このところの寒さが堪えている。
私は腰痛を抱え、妻は体調不良に苦しむ。
とくに妻は医者から気温の低下にくれぐれも気をつけるように言われている。
テレビの報道番組で長い行列が映し出された。
寒風に吹かれながら、かなり待たなくてなるまい…。

                       ◇

ところで、東京ラーメンショーは昨年が第1回。
日本一に輝いたのが富山県射水市に本店を置く「富山ブラック 麺家いろは」。
3日間の会期で4千杯を売り上げた。
人出は10万人(不確か)。

今年は初日に2700杯を売った。
が、去年食べた人が違うラーメンを選ぶはずなので、2年連続日本一は難しいだろう。

実は、「富山ブラック 麺家いろは」は数年前、港北ニュータウンの「ラーメン甲子園」に出店した。
横浜市営地下鉄センター北駅ビル「ショッピングタウンあいたい」3階。
富山県立魚津高校卒業の私はさっそく食べにいった。
とてもおいしかったので、家族を連れていった。

⇒2007年3月10日「越中おわら節の哀愁…、叶わぬ夢…」はこちら。

ただし、駅ビル「あいたい」自体が閑散としており、すぐに撤退した。
だから余計に東京ラーメンショーに出かけたかった。
残念・・・。

                      ◇◆◇

富山県と魚津高校に関するブログ(一部)は以下のとおり。

⇒2010年11月5日「富山ブラック麺家いろは…東京ラーメンショー」はこちら。

⇒2010年6月7日「富山ダイチのスケート親父…田中実会長」はこちら。

⇒2010年5月18日「魚津の蜃気楼に壮大なロマンを感じる」はこちら。

⇒2010年4月29日「特急はくたか、強風で全面運休」はこちら。

⇒2010年4月15日「ダイチ・田畑真紀、メダルへの道のり」はこちら。

⇒2010年3月22日「魚津高校出身講師のセミナー」はこちら。

⇒2010年3月17日「卒業式シーズン…大人への通過儀礼」はこちら。

⇒2010年3月9日「五輪銀メダルのダイチは富山中小企業」はこちら。

⇒2010年2月11日「寝台特急北陸と北陸銀行セミナー」はこちら。

⇒2009年12月21日「寝台特急北陸、急行能登が消える」はこちら。

⇒2009年12月20日「巨大カボチャ風呂に入る…富山・入善」はこちら。

⇒2009年11月10日「地方紙危機、北日本新聞が夕刊廃止へ」はこちら。

⇒2008年2月19日「古里への屈折した思い」はこちら。

⇒2007年5月9日「月収1位、富山は富の山だった!」はこちら。

⇒2007年4月24日「親不孝、富山の実家に寄りつかず」はこちら。

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営業立て直し、業績テコ入れ…社長セミナー開催

私は21世紀に入り、公開タイプとしては定番の「提案営業セミナー」に絞ってきた。
多くの受講者に支持され、私の代名詞のようになった。
「営業変革トップセミナー」など、ほかになかったわけでない。
しかし、基本はこれ一本を貫いた。
主力の企業研修を除き、公開セミナーだけで数百回の開催実績を誇る。

私は、数年前から職業人生の活性化と自己の成長のためにも、新しいテーマに挑戦したいと思っていた。
が、現実にはカリキュラムを構築する時間を確保できず、なかなか果たせないでいた。

そして、今月ついに新しい講演(セミナー)を完成させた。
「《実践・売上短期回復セミナー》 結果を出せない営業はこう立て直す」。
予算未達に苦しむ経営層・管理職向けの内容である。

私がコンサルタントとしての経験と実績を踏まえて懇切丁寧に解説する。
ちょっとしたワークショップも組み込んでおり、参加者それぞれの会社や職場が抱える課題に則し、営業をどのように変えるかを考えていただける。
最大の特徴は、組織ぐるみで売り上げの向上へ向けて「行動」を起こせることだ。
ぜひともご参加いただきたい。

以下は概要。

演題◆結果を出せない営業はこう立て直す 〜営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動
日時◆2011年1月13日(木) 10:20〜16:40
会場◆東京ステーションコンファレンス(東京駅徒歩0分)
対象◆社長、役員、支社・支店長、営業部・課長、営業所長、営業マネジャーなど

なお、会場は予定。
参加者数により東京駅近辺の別会場に変更になる場合がある。

「実践・売上短期回復セミナー」カラーパンフレットはこちら。

以下は内容紹介。

企業は業績の下落に直面し、歯止めをかけられません。上層部が頭を抱えるのは、現場から上がってくる数字の悪化、すなわち売り上げの低下、利益の縮小です。
社員や部下にこれまで以上の頑張りを求めても、モチベーションを削いで事態を深刻にします。数字は頑張った結果なのです。また、市場と顧客はすっかり変わりました。にもかかわらず、売れた時代の営業活動を足かせのように引きずっています。じり貧の業績をテコ入れするには、結果を出せない営業を変えるほかにありません。
本講座では、それぞれの企業や部門・拠点が抱える問題点をごく簡単なワークショップを交えてあぶり出しながら、営業再生の取り組みにおけるツボを明示します。収支責任を負う立場の経営トップと営業幹部の方々のご参加をお待ちしています。

以下は内容構成。

〔はじめに〕 業績低迷? どこでも、だれでも、一様に悪いわけでない

第1部◆営業再生の方向づけはこれだ! 〜自らの営業特性をつかみ、問題点を踏まえよ

1.収益を著しく左右する営業の2大エレメント
2.自らの営業活動の実態を把握する(演習)
3.きっかけを前提とした「受け身営業」の限界
4.顕在ニーズを刈り取る「御用聞き営業」の限界
5.資料づくりにいそしむ「おたく営業」の限界
6.顧客への貢献に徹する「役立ち営業」の優位性
7.営業診断マトリクスから浮かびあがる課題
8.これからの効果的な手法、理想的な人材とは?

第2部◆営業再生の勘どころはこれだ! 〜目指すべき営業はこれまでとはどう違うのか

1.じり貧の業績を上向きに変える2つの着眼点
2.提案営業の適合領域、構造と工程を知るべし
3.いわゆる提案営業はかならず収益の低下を招く
4.「価格提示型営業」から「価値提供型営業」へ
5.「御用聞き営業」から「案件育成営業」へ
6.「商品推奨営業」から「課題解決営業」へ
7.「予算争奪営業」から「予算創出営業」へ
8.売れた時代の常識はことごとく疑ってかかれ

第3部◆営業再生の具体行動はこれだ! 〜組織の指針と個人の約束の両建てでやり抜く

1.能力でなく行動、営業の本質の周知が大前提
2.決め手は超ルーティンが活発な組織風土づくり
3.管理が変わらないと営業は決して変われない
4.組織ぐるみで営業変革を推し進めよ(演習)
5.個人レベルへの落とし込みにより脱落を防ぐ
6.意識改革と行動改革を徹底させる秘訣とは?

〔おわりに〕 外部要因は当てにせず、自助努力で生き残りを成し遂げよ

以下は講師紹介。

和田創研代表
和田 創(わだ・そう)
チェンジコンサルティング一筋。「営業発の全社改革」にこだわり、全国の顧問先で業績の回復や伸長を成し遂げてきた。「顧客第一・価値提供・利益重視」をキーワードに経営革新・マーケティング改革を断行し、多くの勝ち組企業を育てあげる。
不毛の“ガンバリズム”と決別、「環境適応と経済合理性」を2本柱とした営業指導に対し、経営トップが絶大な信頼を寄せる。とりわけコンサルティングセールスの思想とソリューションセールスの技術に根差した“本物の提案営業”の定着に心血を注ぐ。
また、NPO法人営業実践大学理事長として営業の技術確立と地位向上に尽くすほか、MBA(社会人大学院)講師として営業教育に当たる。さらに、都市銀行シンクタンク経営相談員として社長の個別相談にも応じる。
なお、無料配信の講演映像『月刊トップセミナー』は社長・幹部と次世代リーダーを中心に熱烈なファンを持つ。年間の講演実績は2百回に迫る。

以上。

売り上げの短期間での回復を成し遂げるために、皆がどう考え、どう動けばよいかがよく分かる。
すなわち、会社や職場での指導、社員や部下への助言が可能になる。
セミナーの切り口の鋭さと中身の濃さは随一、どうか早めにお申し込みいただきたい。

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結果を出せない営業はこう立て直す20110113

りそな提案営業セミナーアンケート…受講者の声

私はりそな総合研究所(東陽町駅)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(品川駅)、三井住友SMBCコンサルティング(半蔵門駅)と「提案営業セミナー」が続いている。
以前なら平気だったが、ここ2〜3年は体調不良と体力低下により重い疲労が残るようになった。
きょうは三菱UFJ、あすはSMBC。

この提案営業セミナーは公開セミナーだけでもすでに数百回は繰り返しており、その都度、一定の集客が得られる。
受講者、そして派遣元(企業)に感謝したい。
マナーなど営業社員のきわめて基礎的なセミナーを別にすれば、異例の開催実績を誇っている。
1995年以降、とりわけ2000年以降、こうした営業セミナーはほとんどないはずだ。

私は、りそな総合研究所で「提案営業セミナー」を行ったばかり。
受講者からアンケートが寄せらており、以下に紹介しよう。
いずれも率直な声である。

1人目。
30代・男性、製パン、営業。
「大変勉強になりました。
研修で得たものをきょうからでも会社のなかで活かしていけるようにしていきたいと思います」。
一番印象に残った言葉は「従来のやり方の敗北」。
⇒和田創:大丈夫、売ろうとしても売れません。
売るための研修や勉強だけはやめてください。
自社と自分の首をどんどん絞めます。

2人目。
20代・女性、繊維メーカー、営業。
「この不況でつらい営業ばかり強いられていた自分…。
きょうのセミナーでそのつらさが取っ払え、新しい視点で営業という仕事を見ることができた。
“真逆”。
そのとおりだと思った。
上司から教わるありきたりの営業はやめます。
きょうのお話を忘れず、ぜひとも自身の営業に活かします」。
一番印象に残った言葉は「営業とはコンサルタント」。
⇒和田創:大丈夫、得ようとしても得られません。
まずは与えることを楽しみましょう。
個人成績も企業業績も与えた結果にすぎません。
営業職は誇りの世界で働いています。
営業をじっくりと究めてください。

3人目。
40代・男性、ソフトウエア、営業・部長。
「すごい。
営業は楽しい」。
一番印象に残った言葉は「愛」。
⇒和田創:自分でも和田さんはすごいと思います。
売ることにしか関心がない営業マンを、顧客はもっとも嫌います。
自社はさておき、相手を案じましょう。
知子さんの幸せや豊かさに関心を寄せるのです。
会社・商品について語るな、顧客について語れ(問いかけよ)。

4人目。
30代・男性、カーリース、販売・マネージャー。
一番印象に残った言葉は「営業とは与えること」。
⇒和田創:誇り高く仕事をしたいですね。
顧客が営業マンの訪問に時間を割いてよかったと思えること。
そうでなくては「通う」ことは不可能です。
そして、最終的には提案を通じて“役立ち”という価値を与えます。
すなわち、価格提示型から価値提供型へ。
価値を提供できない営業は、価格で勝負するしかありません。

5人目。
20代・男性、建物総合サービス。
「下記は、自分が管理者の立場になったとき、いまの気持ち・想いを忘れずに取り組んでいきたいと思いました」。
一番印象に残った言葉は「管理の仕方が変わらないと、営業の仕方が変わらない」。
⇒和田創:社長は社員が変わらない、上司は部下が変わらないと嘆きます。
管理が変わらないと、営業は変わりたくても変われません。
変化・変革・革新を阻害しているのは“上”です。
間違いない。

6人目。
30代・男性、機械メーカー、係長。
「正直、そのままいまの営業に活用するには難しそうですが、大変勉強になりました」。
一番印象に残った言葉は「営業=与える。営業≠奪う」。
⇒和田創:いまの営業をやめるためのセミナーです。
相手から奪おうとすると顔つきが卑しくなり、成績が悪くなります。
顧客は敏感に感じ取りますので、自分がつらいです。
相手に何を与えたかという問いかけを忘れないことです。
ここから始めましょう。

7人目。
40代・男性、建設業、営業。
「これまでとは違った視点をいただきました。
あすから実践するようにします。
きょうはありがとうございました。
体、大事にして、またお願いします」。
一番印象に残った言葉は「顧客のアッシーにならず、パートナー(ホームドクター)になる」。
⇒和田創:顧客の言いなりになったらお仕舞いです。
何でも従うと思われます。
営業を忙しくしているのは、もちろん営業自身です。
営業の大きな仕事は、顧客の教育です。
そのためには、日頃からうまく叱らなくてはなりませんね。

8人目。
20代・男性、食品卸。
一番印象に残った言葉は「顧客は○しかつけられない」。
⇒和田創:当然ですが、商品を売る提案営業はありません。
それでは「推奨営業」になります。
かならず課題解決策というノウハウ(ソフト)を売ります。
顧客の課題を明確にしたうえで、課題解決策という「答」を投げかけるのです。
顧客は○しかつけられません。
これがソリューションセールスの本質です。

9人目。
30代・男性、繊維メーカー。
「下記の言葉を分かっていない人間が社内に多数おります。
私は力を持っているわけでありませんが、こつこつと改革に努めたいです。
とくに“上”には柔軟に発想転換を図ってもらうように頑張ります」。
一番印象に残った言葉は「営業が売ってきたのでない。いつだって景気が売ってきた」。
⇒和田創:景気に左右されない企業、個人に変わらないと、自社、自分と家族を守れません。
そのための第一歩は、顧客の要望やニーズに応えないこと。
注文に「YES」と返すと、不況期では注文が減った分だけ収益が落ちますからね。
要望やニーズにきちんと応える営業を「御用聞き営業」と呼びます。
社員や部下を御用聞きにしたのは、営業のエの字も知らない社長や上司です。

10人目。
40代・男性、営業。
「大変勉強になりました。
ありがとうございました」。
一番印象に残った言葉は「営業マンからコンサルタントになる」。
⇒和田創:提案営業では、自社の営業マンの立場を離れ、顧客の購買コンサルタントの役割に徹します。
顧客が流通の場合は、仕入れコンサルタントの役割に徹します。
立ち位置や観点が、従来営業が自社(売り手)側にあったのに対し、提案営業は顧客(買い手)側にあります。
真逆発想。

11人目。
20代・男性、流通卸売業、営業。
「先生の話を上司に聞かせてやりたいです。
社内で討議してみます」。
一番印象に残った言葉は「商品の効果的な利用方法(販売方法)に踏み込んだ提案」。
⇒和田創:顧客にとって商品の購入は目的でなく手段にしかすぎません。
顧客は所有価値でなく利用価値を第一に考えています。
営業活動では、どこまで「利用(方法)」に踏み込めるかの勝負になります。
顧客が流通の場合は、商品の仕入れは目的でなく手段にしかすぎません。
顧客は陳列価値でなく販売価値を第一に考えています。
営業活動では、どこまで「販売(方法)」に踏み込めるかの勝負になります。
なお、踏み込むとは、自社サイドでなく顧客サイドに立って考え抜くということです。
これが「顧客志向」。

以上。
心より感謝したい。

                       ◇

私が年明けから月1本のペースでリリースする「和田創 講演メニュー(全15テーマ)」がセミナー会社や公的機関などで採用されはじめた。

〔全体名称〕売上テコ入れの急所シリーズ 〜その営業はこう変えよ!
〔所要時間〕90分〜3時間(90分は要点主体。2時間〜2時間半は説明補足。3時間は演習込み)
〔主要対象〕営業を牽引・指導する立場の方々

以下に、開発の趣旨を記す。

日本は内需縮小が半世紀は続き、景気後退に幾度も見舞われよう。
景気は変動を繰り返しながら、右肩下がりへ。
「あしたはかならず悪くなる」。
経営を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。
すでに多くの企業は衰退傾向が鮮明になっている。

実は、数年来の業績不振は従来の営業の敗北を意味する。
にもかかわらず、売れた時代の常識や成功体験をいまだに引きずっている。
それらは売れない時代の足かせや重石となる。
収益の低下に歯止めをかけて回復を図るには、結果を出せない営業を見直すほかにない。

ところが、新しい営業は、考え方も進め方もやり方も“逆”になるはずだ。
従来の延長線上に“答”はない。
これに気づいている社長や上司はまれである。
営業関係者が意識や発想、工程や段取り、手法や話法を思い切って変えなくてならない。
言うのは簡単、行うのは至難。

私は十余年、コンサルタントとして営業における環境適応と経済合理性を重視しつつ、企業へ出向いて業績のテコ入れ、営業の立て直しを支援してきた。
そうした経験と実績を踏まえ、営業強化・再建のセオリーとノウハウを「売上テコ入れの急所シリーズ」に凝縮した。
内容に関しては、収益の伸長を成し遂げるガイドラインとポイントを明示することを心がけた。
切り口の鋭さと中身の濃さは随一、参加者に突出した満足を与えられるものと確信している。

以下に、「売上テコ入れの急所シリーズ 〜その営業はこう変えよ!」の全15テーマとリリース時期を記す。

◆2011年1月
営業マンの新規開拓を活発にするポイント
〜誤解払拭と動機づけ、ストレス軽減が決め手

◆2011年2月
テルアポイントの取り方、見込客の増やし方
〜一本釣り方式とフィルター方式、それぞれのコツ

◆2011年3月
会話がはずむアプローチブックのつくり方
〜飛び込みと初回訪問をスムーズにする万能ツール

◆2011年4月
狙いを定めた「情報営業」の流儀と作法
〜キーマンに通える営業、喜ばれる営業に変わる

◆2011年5月
売上向上に直結する「質問力」の磨き方
〜ニーズ引き出しと商機発見は、顧客理解の掘り下げから

◆2011年6月
顧客がうなずくセールストークのポイント
〜相手の心をかならずとらえる鉄則と条件とは?

◆2011年7月
プッシュしないクロージングのポイント
〜買うか買わないか、その分かれ目のしたたかな制し方

◆2011年8月
目からウロコ、営業提案書のつくり方
〜時間をかけずに売り上げを伸ばすフォーム&サンプル

◆2011年9月
決まるプレゼンテーションの進め方
〜大口商談を絶対に落とさない段取りと必須条件

◆2011年10月
社員・部下の売り上げをどう伸ばすか?
〜頑張る成績不振者に対する具体的なアドバイス

◆2011年11月
勝てる朝礼・営業会議の進め方とポイント
〜行動の明確化・具体化と動機づけで職場はよみがえる

◆2011年12月
営業マンへの同行指導の進め方とポイント
〜OJT、こうすれば成果が上がる、人材が育つ

◆2012年1月
「営業生産性向上」は生き残りに必須の経営課題
〜ワーク・ライフ・バランスの追求が高収益体質への突破口となる

◆2012年2月
技術・サービススタッフ営業戦力化のコツ
〜苦手意識をやりがいに変えて収益を上げさせるには?

◆2012年3月
出向者・配置転換者の再生と戦力化の手筋
〜受け入れ時における上長の対応のあり方と留意点

私は年中無休で営業のあり方を考えつづけている。
食事をとりながら、風呂につかりながら、トイレに入りながら…。
コンテンツにとことんこだわる。
クオリティの高い教材(テキスト)を参加者に提供すべく、気迫を忘れず、情熱を傾け、膨大なエネルギーを注いでいる。
教材の完成度は高いと言い切れる。
それは、私がデザインを含めて自ら作成した、きわめてユニークな三つ折り6面構成フルカラー名刺を見ていただいても実感できよう。

和田創プロフィール・仰天名刺はこちら。

なお、関連性の高い2テーマを括って1日のセミナーに、4テーマを括って2日のセミナーに仕立てることが可能である。
気軽にご相談いただきたい。

「売り上げテコ入れの急所シリーズ ご案内(料金表付き)」はこちら。

従来の「和田創講師料」の2分の1から4分の1程度に設定した。
ほんとうは無料(0円)にしたいのだが、講師料で生計を立てている方々が大勢おり、遠慮した。
定価制なので、これ以上の金額も、これ以下の金額もお断りする。

新メニューのイメージが湧きやすいよう、本年12月リリース講座のパンフレットを公開した。

「営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動」3時間講演パンフレットはこちら。

「営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動」1日間セミナーパンフレットはこちら。

こちらはすでにカリキュラムが完成しており、一般企業での講演を中心に、現時点で30社以上の採用が決定している。

                       ◇

私が講師として業績立て直しの根幹思想を語った、経営層向けのセミナー映像「営業変革講演」9テーマをネット上に公開している。

「和田創 営業変革講演一覧」はこちら。

また、無料研修映像「月刊トップセミナー」もバックナンバーの一部を公開している。
日本のあちこちで営業会議や営業研修に活用されている。
とりわけ収益低下に苦しむ社長や取締役、営業幹部は有益なヒントが得られるだろう。

「和田創 月刊トップセミナー バックナンバー」はこちら。

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SMBC20101117

どうしてもお礼を伝えたい…地獄の提案営業研修

きのうのブログ「松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証」に引き続いて…。
財団法人九州生産性本部が主催する「提案営業セミナー(九州生産性大学)」に参加した受講者から、先だって率直な感想がメールで寄せられた。
日本で一番本格的な公開型提案営業研修である。
2度の合宿を含む、全14日間にわたる地獄の特訓コース。

提案営業では、提案でなく「営業」のほうが断然重要である。
言い換えると、アウトプットでなく「インプット」のほう。
提案営業は、提案を重視しない。
実際、営業により顧客とリレーション(関係)を形成し、相手の情報を引き出すことが圧倒的に大変だ。
しかも、大きな予算の創出を目指しているので、相手は大手・中堅企業の社長など経営層に限られる。
ポテンシャルの大きい訪問先、決定権の大きい面会先。
あてがわれた予算の消化が仕事となる担当者(窓口・現場)に対する提案営業などそもそもない。
ルーティンに甘んじ、担当者への顔出しに慣れきった営業職にとり、胃に穴が開くほど怖い。

受講者がつらくて逃げ出したくなるのは、営業を通じた「顧客理解」、そうインプットである。
提案書の作成はパソコンが相手なので、どうってことはない。
営業が資料づくりに励むと、しっかりと収益が落ちるようになっている。
世間でいうところの提案営業は、かならず業績を低下させる。

営業ができない人は、提案はもっとできない。
絶対に不可能!
受講者はこの営業を乗り越える過程で地獄を味わい、ようやく「提案」へ進める。

さて、先の受講者のメールを紹介しよう。
業種・企業・部署・個人などに関わる具体的な情報は伏せた。

                       ◇

九州生産性大学で「提案営業マネージャー養成コース」を受講する生徒の一人でございます。
どうしても先生へお礼の気持ちを伝えたくなり、メールをお送りさせていただきました。

数日前、何とか提案書を提出いたしました。
期限が私たちの業界で忙しい月末・月初と重なり、さらに個人的にメーカー実施の検定試験とぶつかり、かなりハードな日程を乗り越えたところです。

本題ですが、ほんとうにありがとうございました。
私は、これまでにメーカー、社内、そして社外など、さまざまな営業研修を受けてきました。
しかし、こんなにも「心を揺さぶられた」研修は初めてでした。
まだ「提案営業マネージャー養成コース」は続いていますが、仕事が落ち着いたところで提案書を見直して、改めて思いが込みあげてきました。
そこで、このメールをお送りさせていただきました。

研修に「ハマッた」ことは初めてでした。
講師の方にわざわざお礼のご連絡をさせていただいたのも初めてです。
自分は、それほど几帳面な人間ではないはずなのですが…。
今後も、というより、今後のほうがハマりそうです。
もっといろいろ伝えたい気持ちはあるのですが、終わらないのでこの辺で失礼いたします。

「営業は度胸。いかなる手法や技術、まして知識より大事」。
「営業は能力でなく行動。できるかできないかでなく、やるかやらないか。ここに営業の仕事の厳しさと奥深さがある」。
先生のこの教えは、もっとも強く心に響きました。

細かなテクニックなどは、営業の要諦「金持ちとつきあう(ポテンシャルの大きい企業を訪問し、決定権の大きい人物と面会する)」など、研修内容を実践しながら身につけていきます。

先生の提案営業研修は、すべての同僚、すべての後輩に受けてもらいたいと心底思いました。
高額の受講料にもかかわらず、この研修に派遣してくれた会社に対しても大変感謝しております。

体調のことをよく口にされていましたが、お気をつけください。
ほんとうにありがとうございました。

                       ◇

この辺で終わりそうで、なかなか終わらないメールだった。
受講者の大きな熱と固い決意が伝わってくる。
心より感謝したい。
老いた私はとても励まされる。
ありがとう(いきものがかり)。

ちなみに、彼は精魂を込め、顧客への提案書を作成した。
出来が素晴らしい。
それだけでない。
他の社員が営業教材として用いられるよう、さらに他の社員が営業活動で使い回せるよう、「汎用性」を追求した。
同僚や後輩のサポートまで考えている。
立派な態度だ。

彼の懸命な努力に対し、私は家計を顧みず、ポケットマネーを出して「提案営業スペシャリスト認定証」を差しあげることにした。
サッポロ一番塩主催者(九州生産性本部)の表彰とは別であり、あくまで講師のささやかな気持である。
おかげで今週の夕食は連日、インスタントラーメン(袋麺)になりそうだ。

⇒2010年10月27日「サッポロ一番・塩らーめん〔袋麺名作第1位〕」はこちら。

「和田創方式 提案営業研修」では、指導した私が感動する「提案(書)」を創造する受講者が現れる。
そこで、彼らの素晴らしい成果をたたえることにした。

⇒2010年11月15日「松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証」はこちら。

「提案営業スペシャリスト太鼓判」はこちら。

「提案営業スペシャリスト認定証」はこちら。

和田創プロフィール・仰天名刺はこちら。

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売り上げテコ入れの急所シリーズ、相次ぎ採用

私が来年以降に向けて開発している「和田創 講演メニュー(全15テーマ)」がセミナー会社や公的機関などで採用されはじめた。
年明けから月1本のペースで新テーマ(講演)を順次リリース(開催)。
採用第1号は三井住友銀行系列のシンクタンク「SMBCコンサルティング」。
膨大な本数のビジネスセミナーを開催している。
全15テーマが実施される見通しであり、心より感謝したい。
実は、先週から徐々に関係者へメールやメール便で告知を行っている。

〔全体名称〕売上テコ入れの急所シリーズ 〜その営業はこう変えよ!
〔所要時間〕90分〜3時間(90分は要点主体。2時間〜2時間半は説明補足。3時間は演習込み)
〔主要対象〕営業を牽引・指導する立場の方々

以下に、開発の趣旨を記す。

日本は内需縮小が半世紀は続き、景気後退に幾度も見舞われよう。
景気は変動を繰り返しながら、右肩下がりへ。
「あしたはかならず悪くなる」。
経営を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。
すでに多くの企業は衰退傾向が鮮明になっている。

実は、数年来の業績不振は従来の営業の敗北を意味する。
にもかかわらず、売れた時代の常識や成功体験をいまだに引きずっている。
それらは売れない時代の足かせや重石となる。
収益の低下に歯止めをかけて回復を図るには、結果を出せない営業を見直すほかにない。

ところが、新しい営業は、考え方も進め方もやり方も“逆”になるはずだ。
従来の延長線上に“答”はない。
これに気づいている社長や上司はまれである。
営業関係者が意識や発想、工程や段取り、手法や話法を思い切って変えなくてならない。
言うのは簡単、行うのは至難。

私は十余年、コンサルタントとして営業における環境適応と経済合理性を重視しつつ、企業へ出向いて業績のテコ入れ、営業の立て直しを支援してきた。
そうした経験と実績を踏まえ、営業強化・再建のセオリーとノウハウを「売上テコ入れの急所シリーズ」に凝縮した。
内容に関しては、収益の伸長を成し遂げるガイドラインとポイントを明示することを心がけた。
切り口の鋭さと中身の濃さは随一、参加者に突出した満足を与えられるものと確信している。

以下に、「売上テコ入れの急所シリーズ 〜その営業はこう変えよ!」の全15テーマとリリース時期を記す。

◆2011年1月
営業マンの新規開拓を活発にするポイント
〜誤解払拭と動機づけ、ストレス軽減が決め手

◆2011年2月
テルアポイントの取り方、見込客の増やし方
〜一本釣り方式とフィルター方式、それぞれのコツ

◆2011年3月
会話がはずむアプローチブックのつくり方
〜飛び込みと初回訪問をスムーズにする万能ツール

◆2011年4月
狙いを定めた「情報営業」の流儀と作法
〜キーマンに通える営業、喜ばれる営業に変わる

◆2011年5月
売上向上に直結する「質問力」の磨き方
〜ニーズ引き出しと商機発見は、顧客理解の掘り下げから

◆2011年6月
顧客がうなずくセールストークのポイント
〜相手の心をかならずとらえる鉄則と条件とは?

◆2011年7月
プッシュしないクロージングのポイント
〜買うか買わないか、その分かれ目のしたたかな制し方

◆2011年8月
目からウロコ、営業提案書のつくり方
〜時間をかけずに売り上げを伸ばすフォーム&サンプル

◆2011年9月
決まるプレゼンテーションの進め方
〜大口商談を絶対に落とさない段取りと必須条件

◆2011年10月
社員・部下の売り上げをどう伸ばすか?
〜頑張る成績不振者に対する具体的なアドバイス

◆2011年11月
勝てる朝礼・営業会議の進め方とポイント
〜行動の明確化・具体化と動機づけで職場はよみがえる

◆2011年12月
営業マンへの同行指導の進め方とポイント
〜OJT、こうすれば成果が上がる、人材が育つ

◆2012年1月
「営業生産性向上」は生き残りに必須の経営課題
〜ワーク・ライフ・バランスの追求が高収益体質への突破口となる

◆2012年2月
技術・サービススタッフ営業戦力化のコツ
〜苦手意識をやりがいに変えて収益を上げさせるには?

◆2012年3月
出向者・配置転換者の再生と戦力化の手筋
〜受け入れ時における上長の対応のあり方と留意点

私は年中無休で営業のあり方を考えつづけている。
食事をとりながら、風呂につかりながら、トイレに入りながら…。
コンテンツにとことんこだわる。
クオリティの高い教材(テキスト)を参加者に提供すべく、気迫を忘れず、情熱を傾け、膨大なエネルギーを注いでいる。
教材の完成度は高いと言い切れる。
それは、私がデザインを含めて自ら作成した、きわめてユニークな三つ折り6面構成フルカラー名刺を見ていただいても実感できよう。

和田創プロフィール・仰天名刺はこちら。

なお、関連性の高い2テーマを括って1日のセミナーに、4テーマを括って2日のセミナーに仕立てることが可能である。
気軽にご相談いただきたい。

「売り上げテコ入れの急所シリーズ ご案内(料金表付き)」はこちら。

従来の「和田創講師料」の2分の1から4分の1程度に設定した。
ほんとうは無料(0円)にしたいのだが、講師料で生計を立てている方々が大勢おり、遠慮した。
定価制なので、これ以上の金額も、これ以下の金額もお断りする。

新メニューのイメージが湧きやすいよう、本年12月リリース講座のパンフレットを公開した。

「営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動」3時間講演パンフレットはこちら。

「営業再生の方向づけと勘どころ、具体行動」1日間セミナーパンフレットはこちら。

こちらはすでにカリキュラムが完成しており、一般企業での講演を中心に、現時点で30社以上の採用が決定している。

                       ◇

私はまもなく還暦の節目を迎える。
これまで行ってきた「和田創方式 提案営業研修8日間コース」は激務であり、年齢的に困難になった。
朝から晩まで、ときに深夜まで、大声で言葉を連射してきた。
機関銃状態。
ここ2〜3年は、目まいや息切れが起こったり、立っていられないほど疲れたりという状態が続いていた。
倒れるのでないかと思ったのは1度や2度でない。
そうなると、顧客に大変な迷惑をかけてしまう。
最近、「更年期障害」と判明した。

私は来年以降、穏やかに進められる90分〜3時間講演に力を入れていく。
1日間セミナーの場合でも演習(ワークショップ)がいくつか組み込まれているため、心身の負担はぐっと軽くなる。
参加者も聞きっ放しでなく、いくらか手を動かしたほうが身につこう。

人生は挑戦だ。
私は、60歳からのサードキャリアを楽しみたい。

                       ◇

私が講師として業績立て直しの根幹思想を語った、経営層向けのセミナー映像「営業変革講演」9テーマをネット上に公開している。

「和田創 営業変革講演一覧」はこちら。

また、無料研修映像「月刊トップセミナー」もバックナンバーの一部を公開している。
日本のあちこちで営業会議や営業研修に活用されている。
とりわけ収益低下に苦しむ社長や取締役、営業幹部は有益なヒントが得られるだろう。

「和田創 月刊トップセミナー バックナンバー」はこちら。

                      ◇◆◇

「和田創方式 提案営業研修」では、指導した私が感動する「提案(書)」をつくり込む受講者が現れる。
彼らの壮絶な努力をたたえ、素晴らしい成果を証明している。

「提案営業スペシャリスト太鼓判」はこちら。

「提案営業スペシャリスト認定証」はこちら。

⇒2010年11月15日「松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証」はこちら。

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松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証

私は先月、福岡の九州生産性大学で「提案営業マネージャー養成コース」の講師を務めた。
全14日間(2日×7カ月)の講師は全員、和田創研がコーディネートする。
私自身が担当したのは、2度の合宿(タカクラホテル)を含む計8日間(2日×4回)。

⇒2010年8月19日「石原裕次郎が愛した隠れ家…タカクラホテル」はこちら。

私が長年力を注いできた企業研修「和田創方式 提案営業研修8日間コース」と同一のカリキュラムである。
年齢的に長時間の講義が困難になり、企業研修については既存顧客を除いて昨年中に終了した。
営業関係者がこれを受講するとしたら、九州生産性大学のこの公開セミナーしかない。

さて、講師として嬉しかったのは、受講者が作成した「提案書」が素晴らしかったこと。
誤解されると困るのではっきりしておくと、むろん「提案」の内容と表現の双方である。
限界まで内容を考え抜き、限界まで表現を練り上げる。
大事なのは上辺でなく中身。

このコースは毎年恒例になっている。
最大の課題が有力顧客に対する大型案件の仕掛けであり、その成果は「提案書」という形に現れる。
これまでに個々の提案書では優れた作品がいろいろあった。
しかし、全体の平均では間違いなく過去最高の出来栄えだった。
世間の社長や営業管理者、営業パーソンが手に取れば唸らざるをえない。
“本物の提案営業”の凄まじい威力を即座に理解できよう。
とくに優秀作(1点)は言葉を失う。
指導した私が驚嘆するほどだ。
感動レベルに到達!
評価が激辛と言われる私が納得した提案書が全参加者の半数を占めた。
こうした記憶はない。

実は、今年は私に大きな変化があった。
というか、私が大きく変化した。
提案営業研修の講師は激務であり、それを続けられるのはせいぜい3年程。
これまでの責任に加え、強い使命を感じた。
滅多に怒らなかった私が一転し、怒りっ放し。
受講者に厳しく接した。
私を鬼と思った人がいるかもしれない。

受講者は途中で課題を投げ出したかった。
大半はこのコースを選んだことを後悔しただろう。
大人、それも男だから涙を流さないが、はっきりしているのは彼らが悩み苦しんだことだ。
私がこだわる“本物の提案営業”は難しく、地獄を通らなくては決して習得できない。
その代わりいったんマスターするなら、ライバルは追いつけない。
営業活動で圧倒的な優位に立てる。
提案営業は、難しいからよいのだ。

提案書の充実ぶりを目の当たりにし、私はおおいに反省した。
これが本来のあり方だ、と。
これまでの受講者に大変申し訳なく思う。

受講者は挑戦の足跡、そして格闘の結果を提案書という形で確かめられ、何よりも自信になった。
また、この提案書は彼らにとり「作品」といえる。
プロとアマチュアの違いは、自分の作品を持っているかどうかだ。
営業も同様。
さらに、職場では上司から部下へ、先輩から後輩へ指導を行う際に“最良の教材”となる。
これ以上の手本はない。
提案書を用いれば、商談(プレゼンテーション)の再現が可能である。
優れた営業ノウハウや成功事例の共有とはこれ。

私は和田創研の代表として20年近く社員の採用を行った。
履歴書も職歴書も信用しない。
あんなものはいくらでも書きようがある。
私が重視するのは提案書。
他人がつくった提案書を持ってきてもダメ。
突っ込んで質問すれば、すぐにウソと見破れる。

受講者がつくった作品は将来、不幸にして職場を失う事態に陥ったときなどに、転職活動の強力な助っ人になる。

                       ◇

私は九州生産性大学の受講者がのめり込むように取り組んだ課題に心を動かされた。

認定証そこで、優れた提案書を生み出した受講者に対し、「和田創方式 提案営業研修」をしっかりと理解したという証明を与えることにした。
彼らはどこへ出しても恥ずかしくない。
私の生徒と呼べる。
これは主催者(財団法人九州生産性本部)による表彰とは別に、私が単独で行う。
もちろん初めてのこと。

「提案営業スペシャリスト認定証」。
私の十余年の講師経験を振り返り、受講者全体の2割以内のレベルに達した場合に発行する。
今回は受講者のちょうど半数。
いかに彼らが頑張ったかが分かるだろう。

太鼓判「提案営業スペシャリスト太鼓判」。
受講者全体の3パーセント以内のレベルに達した場合に発行する。
今回は1名。

誤解が起こらないよう、説明を補う。
このレベルに届かないかぎり発行しない。
私は先頃、つきあいが十数年に及ぶ既存顧客で研修を行った。
このときは認定証も太鼓判も発行していなかった。
仮に発行していたとして、認定証が1〜3名か。
また、MBA(社会人大学院)で「実践営業論」の講義を行ってきたが、認定証も太鼓判もゼロである。
遠く及ばない。

私が感動したNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
松下奈緒(武良布枝)と向井理(武良茂。水木しげる)。
それにちなんで(?)、松下奈男に太鼓判を、向井理子に認定証を与えることにした。
写真では細かい文字を読めないと思うので、PDFファイルを公開した。

⇒松下奈男「提案営業スペシャリスト太鼓判」はこちら。

⇒向井理子「提案営業スペシャリスト認定証」はこちら。

これは資格でない。
権威もない。
ただの紙切れ。
ゆえに、昇進や転職に有利になることもなかろう、おそらく。
私と同じで、役立たず。

「和田創方式 提案営業研修」は日本でもっとも本格的なカリキュラムと自負する。
このコースに死に物狂いで食らいついてきた受講者の努力そして成果に対し、私は敬意を表する。
九州生産性大学での授与式は12月10日に行われる。

私はまもなく提案営業研修の講師を完全に降りるが、それまでは認定証と太鼓判の発行を続けることにした。
ただし、レベルに届けば…。
安易に与えることは決してしない。

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東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大

プロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受けた中央大学野球部のエース右腕・沢村拓一。
数球団の重複指名が予想されていたが、ふたを開けてみれば巨人の単独使命だった。
本人がドラフト直前になり、巨人以外は入団拒否の意向を伝えていたらしく、他球団はリスクを避けた。

この沢村拓一を育てたのが、プロ野球出身で巨人でも投手として活躍した高橋善正監督である。
高校時代は投手失格の烙印を押された無名の沢村拓一を鍛え直し、東都大学どころか大学ナンバーワン投手へ導いた。
本人も恩師との出会いがなければ、いまの自分はないと断言している。

今年の甲子園で、松坂大輔を擁した神奈川・横浜高校以来の春夏連覇を成し遂げた沖縄・興南高校。
そのエース左腕・島袋洋奨が来春、中央大学に入学する見通しだ。
私は即プロ入りと思っていた。
彼が中央大学野球部を選んだ理由に、高橋善正監督の指導を受けたいという気持ちがあったのでなかろうか…。
順調に育てば、4年後の大学ナンバーワン投手になる。

⇒2010年8月22日「夏の甲子園、決勝の残酷…東海大相模・一二三慎太」はこちら。

来年の大学ナンバーワン投手は東海大学野球部のエース右腕・菅野智之らしい。
球速は沢村拓一と同じ時速 157キロメートル(現時点)。
早くも2011年プロ野球ドラフト会議の超目玉とされている。
沢村拓一と食事をする仲。

この菅野智之は原辰徳監督と母校が同じというだけでない。
「おい」と「おじ」の関係。
監督はもちろん清武英利球団代表も気持ちは固まっている。
親族に対しては遠慮するのがドラフトの慣例になっており、読売ジャイアンツが菅野智之を一本釣りする。
怪我や故障、極度のスランプでもないかぎり、巨人入りが確実な情勢だ。

そうなると、タイプの似た先発完投型・速球派の右投手が2年連続して1位指名。
まあ、いい投手は何人いてもいいわけだが…。
読売ジャイアンツは斎藤佑樹か大石達也という選択はなかったのか?

⇒2010年11月12日「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」はこちら。

⇒2010年11月6日「斎藤佑樹エースナンバー18番で開幕投手へ」はこちら。

⇒2010年11月6日「公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決」はこちら。

⇒2010年11月3日「斎藤佑樹は輝かしいスター、大舞台が似合う」はこちら。

⇒2010年11月3日「早慶優勝決定戦、斎藤佑樹と大石達也は登板?」はこちら。

◆書き加え1(11月8日)

東海大学野球部は「第41回明治神宮野球大会」の大学の部で15日に登場する。
エース・菅野智之は当然投げるはずだ。
スカウトなど大勢のドラフト関係者がスタンドから熱い視線を注ぐ。

◆書き加え2(11月18日)

明治神宮野球大会の決勝戦が18日に行われ、東海大学は早稲田大学に1対2で惜敗した。
早稲田大学はドラ1トリオが力を発揮した。
福井優也が6回を1失点、大石達也が2回を無失点に抑え、斎藤佑樹が1回(最終回)を締めて初優勝。

東海大学のエース・菅野智之は好投した。
速球を主体に5回まで1安打無失点。
しかし、6回に味方のエラーが出て、逆転を許した。
二死からのタイムリーによる失点であり、気の毒だった。

こうした悔しい経験は、菅野智之を一回り大きくすることだろう。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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