コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2011年02月

和田創ブログ 2011年2月タイトル一覧

◇2011年2月28日(月) 瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり
◇2011年2月27日(日) アルファードとエルグランドの比較…人気と値引き額
◇2011年2月26日(土) 真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし
◇2011年2月25日(金) 安藤美姫、世界王者返り咲きへ…世界選手権
◇2011年2月24日(木) 営業学講義・授業…大学・大学院・MBA
◇2011年2月24日(木) 浅田真央は崖っぷち…世界フィギュア東京大会
◇2011年2月23日(水) 志村けんと優香は夫婦みたい…志村軒の二人
◇2011年2月22日(火) 安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・
◇2011年2月21日(月) 民放テレビ局から取材と出演の依頼
◇2011年2月20日(日) 高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会
◇2011年2月19日(土) 人と人を引き離そうとする人…嫉妬心と独占欲
◇2011年2月19日(土) 復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!
◇2011年2月18日(金) 博多じまん、人気の福岡土産のうまさ…明月堂
◇2011年2月17日(木) 浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権
◇2011年2月17日(木) 再建屋は因果な商売…営業立て直し一筋
◇2011年2月16日(水) キム・ヨナ、プロ転向、女優転身など基盤固め
◇2011年2月16日(水) てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突
◇2011年2月15日(火) 社内に波風を立てる…外部講師の意義と役割
◇2011年2月15日(火) 空飛ぶ車…トヨタがスバルと本格参戦か
◇2011年2月14日(月) 瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ
◇2011年2月14日(月) 社員教育の機会均等は負け組企業への道
◇2011年2月13日(日) 婚活・結婚がうまくいかない理由…バレンタイン
◇2011年2月13日(日) 遠距離恋愛カップルの逢瀬…バレンタインデー
◇2011年2月12日(土) 天才・山下達郎の後悔…クリスマス・イブ
◇2011年2月12日(土) 沢村拓一は伝説の投手になれ…城之内邦雄
◇2011年2月11日(金) ポール・ポッツ来日公演…読売日響と初共演
◇2011年2月11日(金) 沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督
◇2011年2月10日(木) ヴェルファイアとエルグランドの比較…人気と値引き額
◇2011年2月10日(木) 営業講師・経営講師の使命と価値、実力と評価
◇2011年2月9日(水) てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ
◇2011年2月9日(水) 全員最高評価の営業セミナーアンケート
◇2011年2月8日(火) 瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん
◇2011年2月8日(火) SMBC提案営業セミナー、毎回感動、30回開催
◇2011年2月7日(月) 沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ
◇2011年2月7日(月) 部品メーカー、下請け・孫請け社長の受注活動
◇2011年2月6日(日) 浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後
◇2011年2月5日(土) 浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会
◇2011年2月4日(金) 沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?
◇2011年2月4日(金) 松下奈緒の気になる演技力…女優は不向き?
◇2011年2月3日(木) 就活の御守、内定を呼び込む出陣餅の底力
◇2011年2月3日(木) 勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也
◇2011年2月2日(水) 細菌とウイルスの違い…横浜インフルエンザ猛威
◇2011年2月2日(水) 三人の“佑者”…斎藤佑樹、長友佑都、本田圭佑
◇2011年2月1日(火) 富山・滑川・魚津は記録的大雪…冬将軍猛威
◇2011年2月1日(火) 守護神・川島永嗣の目力と映画・大魔神の睨み

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瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり

私は先々週土曜日(2月19日)、福岡で丸1日の講演だった。
宿泊先の西鉄グランドホテルで早く目が覚めた。
会場が徒歩3分、開始が午前10時なので、時間にかなり余裕がある。
そこで、NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」を久しぶりに見た。

この朝ドラが始まった頃、ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎によるテーマ曲「ひまわり」が真っ先に完成したと知り、私は驚いた。
これが瀧本美織によるヒロイン・村上あかりの性格を決定づけ、そのうえで「てっぱん」のシナリオ(脚本)がつくられていった。
非常に珍しいケース。

私は変だなぁと思ったが、この日ようやく納得した。
ドラマでは、村上あかりの実の父が作曲し、トランペット好きの実の母に贈ったのが「ひまわり」だった。
愛し合っていた二人は何らかの事情で別れたが、すぐに母はヒロインを身ごもっていることを知った。
そして、出産と同時に亡くなった。
当時、ヒロインは母が吹くこの曲をおなかのなかで聞いた。

作曲家の父は村上あかりが娘と知った。
それを告げずに去ったが、母の形見のトランペットを大切にするヒロインに贈ったのはやはり「ひまわり」だった。
この曲を吹く村上あかりは、なぜか懐かしさを感じた。
どこかで聞いたよう・・・。

脚本の強引さが目に余った「てっぱん」。
実の父の出現もあまりに唐突だった。
そして、この日の展開も強引といえなくないが、私は初めてなるほどと思った。
シナリオ作成の当初から、このドラマのクライマックスの一つとして設定されていたのだろう(おそらく)。

私はこの日の深夜、電話で妻から「てっぱん」がクランクアップしたことを教えられた。
2月18日に3月26日放送分の最終回が収録された。
セレモニーでは、瀧本美織は実の祖母役の富司純子とともに大きな花束を受け取った。
昨年5月24日に広島県尾道市のロケからクランクインした。
瀧本美織は約9カ月間の長丁場を乗り切り、共演者や制作スタッフにねぎらわれて号泣…。
お疲れさまでした。

このブログで幾度も述べたが、彼女は非常に達者である。
新人と思えない頑張りだった。

以下に、「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」と題する2010年12月13日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私はすっかりご無沙汰している。
「てっぱん」のファンもさることながら、朝ドラ自体の熱心なファンがいて番組を支えているのだろう。
国民人気を博した松下奈緒主演の「ゲゲゲの女房」の後を受け、高い視聴率でスタートを切った。
私はその後どのように推移しているか知らないが…。

先だって「てっぱん」を久し振りに見た。
といっても、ながら視聴。
間が空いたので、内容が飲み込めない。
もともと骨太の思想というかストーリーのない朝ドラだが…。

私は、この朝ドラのシナリオに疑問を感じてきた。
幾度も述べているが、あまりに強引である。
偶然を脚本上でことごとく必然に塗り替えるやり方は目に余った。

それと、もう一つ。
お好み焼屋の開店は「てっぱん」が半ばを過ぎる年明けに持っていってほしかった。
あくまで個人的な希望。
この朝ドラのゴール辺りに開店が置かれていると思い込んでいた。
3分の2を超える2月くらいがよかったのでは…。

「がんぼたれ(男勝り)」の孫・村上あかり(瀧本美織)と「いけず(意地悪)」の祖母・田中初音(富司純子)の確執は、それなりに見応えがあった。
体当たりの新人女優と百戦錬磨のベテラン女優の演技の取り合わせも面白かった。

二人の間に氷解ムードが漂いはじめてから「おのみっちゃん」の開店に至るまでが一瞬で進行してしまった印象が残っている。
特別なゴールはないはずであり、急ぐ必要はなかったように思う。
制作陣はなにゆえに焦ったのか。

さまざまな人間ドラマが絡み、紆余曲折があって、村上あかりが苦労すればするほど、開店の感動は大きくなった。
私はあれっと拍子抜けした。
失敗では?

この朝ドラには、まだいくつかの山場が用意されているのだろう。
そうでなくては来年3月下旬まで視聴者をとても引っ張っていけない。
ひょっとして「てっぱん」の最後にビッグサプライズが仕込まれているのかなぁ・・・。

「てっぱん」は視聴者の涙を絞り取ることにより続いているドラマである。
そして、主演の瀧本美織はその点において天才的である。
私は歴代のヒロインをすべて知っているわけでないが、彼女に肩を並べる女優を思い出せない。

「てっぱん」は、制作の裏側が透けて見えるのが最大の難点である。
スタッフの立場からは「苦労」ということになるが、お茶の間の視聴者はしらけるかもしれない。

                      ◇◆◇

連続テレビ小説「てっぱん」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」とヒロイン・瀧本美織などに関するブログ(一部)は以下のとおり。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2011年1月29日「志村けん、てっぱんダンスとヒゲダンス…志村軒」はこちら。

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アルファードとエルグランドの比較…人気と値引き額

⇒(追加情報)2013年7月26日「アルファード&ヴェルファイア、フルモデルチェンジへ」はこちら。はこちら。

クルマが年間で一番売れる年度末。
買い替えを検討しているユーザーは少なくない。
昨夏にニッサン・エルグランドがフルモデルチェンジを遂げ、3代目となった。
ラージクラスミニバン市場が活性化している。

とはいえ、日本は景気低迷が依然として続く。
販売競争が激しくなり、値引き幅が急拡大している。
きわめて大雑把に限界額を示せば、エルグランドは60万円、ヴェルファイアは55万円、アルファードは50万円。
下のグレードでは値引き額も小さくなる。
これはクルマ本体でなく、オプションなどを含めた総額である。
また、メーカーキャンペーンや景気刺激策による優遇は含めない。

カーディーラー(販売店)は値引き額が大きい場合に、計算書(?)においてさまざまな名目に振り分ける。
また、例えば、最初(3年目)の車検で買い替える場合には、下取り価格のほうで上積みしてくれる。
これも実質的な値引きだ。
しかし、ガリバーなどの中古車買い取り専業が好条件を示すはずで、当たるべきだ。
下取りと買い取りでは、ラージクラスミニバンでは10万円ほど差がつこう。

なお、ローンを組むと、値引き額は大きくなるのでは…。
カーディーラーに手数料がいくらか入るからか?

先ほど示したのは、あくまで大都市での最大金額の目安だ。
簡単に引き出せないが、不可能とは言い切れない。
たいていはカーディーラー側の何らかの事情が絡んでいる。

値引き額を吊り上げるため、併売車種や競合車種を複数のカーディーラーで競わせる方法がよく指南されるが、暇人のやり方だ。
あるいは、値引きの過程を楽しみたい人向け。
購入後のセールスマンとのつきあいを考えてもどうか…。
私は一度もやったことがない。
むしろ、この店から、この人から、このクルマを買いたいという意思をしっかりと伝えたほうが有利でしかも断然早いように思う。

ラージクラスミニバンはゆとりを楽しむものだ。
大人が5名乗車するなら、排気量が大きいほうを選びたい。
長距離走行、高速走行などでストレスを感じない。
ただし、3年後の下取りもしくは買い取りは排気量が小さいほうが断然よく、かなり不利である。
それ以前に、おそらく2WD(二輪駆動)の大半は「エコカー減税」を受けられない(複雑なのでカーディーラーに確認のこと)。

私が愛した2代目エルグランドは最高だった。
が、3代目は“印象面”で見劣りする。
アルファード(ヴェルファイア)市場とエスティマ市場を両方欲張ったせいか、中途半端…。

⇒(追加情報)2013年7月23日「ノア、ヴォクシーハイブリッド…FMC」はこちら。

⇒(追加情報)2013年7月24日「ノアFMC、トヨタ店・トヨペット店に兄弟車(姉妹車)」はこちら。

⇒(追加情報)2013年7月28日「トヨペット店で新型ノアが買える…FMC情報」はこちら。

                       ◇

余談。
トヨペット店専売の「ハリアー」。
コストパフォーマンスに秀でた、高級感あふれるSUVタイプのクルマである。
レクサス店から「RX」が発売され、すっかり影が薄れた。
性能も古さを否めない。

しかし、ハリアーはそもそも完成度が高く、多用途(マルチ・パーパス)に対応できる。
しかも、このクルマの3年後の下取りもしくは買い取りは驚くほどよい(現時点)。
おもに新興国での評価と人気が抜群に高い。
分かる気がするなぁ…。

ラージクラスミニバンの購入を検討するなら、コストパフォーマンスの高いハリアーも忘れないでほしい。
ノアやヴォクシー、セレナなどのミドルクラスミニバンの購入でも・・・。
ただし、ハリアーハイブリッドでないと「エコカー減税」を受けられない(かならずカーディーラーに確認のこと)。

⇒(追加情報)2013年8月2日「ハリアーフルモデルチェンジ…根強い人気」はこちら。

⇒(追加情報)2013年8月3日「新型ハリアー販売予想…トヨタの本気」はこちら。

以下に、「3代目エルグランドと2代目アルファードの比較感想」と題する2010年9月4日のブログ、「エルグランドとアルファードの選択と値引き額」と題する5日のブログ、「人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランド」と題する6日のブログを収める。
ついては、3日間にわたったブログを1本にまとめた。
それにともない、記事にいくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

3代目(新型)エルグランドと2代目(現行)アルファードについて、比較を交えながら私の率直な感想を綴った。
「評価」というより、この2台が大好きな私の受け止め方である。

日産自動車(ニッサン)は2010年8月、「エルグランド」を約8年振りにフルモデルチェンジ(FMC)した。
3代目の登場を、ファンは首を長くして待ち望んだ。

新型エルグランドにおける最大の変化は、駆動方式がFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)に変更されたこと。
それにより「低床パッケージ」を追求できた。
ここから外観の洗練ほか、乗降性の改善や走行性能の強化など、多様かつ大幅な進化がもたらされた。

私は猛暑のさなか、自宅のそばの「神奈川日産ニュータウン都筑店」(横浜市都筑区北山田5-17-21)に足を運んだ。
この辺りでは最大の店舗。
「エコカー補助金」が9月で終了するせいか、店内はかなりの賑わいである。
実は、トヨタ自動車(トヨタ)が2代目アルファードを発売した際にも「横浜トヨペットあざみ野店」(横浜市青葉区荏田町131-1)へ出向いた。
わりと最近まで2代目エルグランドと初代(先代)アルファードのオーナーだった私は、FMCが行われたと知ると居ても立ってもいられないのだ(クルマの運転をやめたので買わない)。

2002年5月、2代目(先代)の登場時、店舗にはエルグランドが4〜5台置かれていた。
もっと多かったかもしれない。
すべてのボディカラーが揃っていた。
ところが、今回は実車がたった1台しかない。
それも展示車兼試乗車。
期待のFMC直後にどうなのか?
コストの削減が販売現場に及び、来店客は不便を強いられる。

私は試乗の順番待ちを諦め、せめて実車に触れようと思ったが、それもままならない。
初めは我慢、やがてイライラ…。
結局、1時間以上待たされ、クルマとの交流(?)は他の顧客と一緒にわずか5分間。

3代目エルグランドのフォルムは、箱(直方体)にサルーンの要素が加わり、上品でスマートになった。
ロー&ワイドなプロポーション。
ショルダーの張ったボディがそれを強調する。

3代目エルグランドの外観(エクステリア)は、とくにフロントマスクに大きな変化があった。
全高が抑えられたのでフロント部分の厚み(高さ)が減り、結果としてグリル(ビレット状)が薄くなった。
それによりデザイン的なまとまりがよくなった。
反面、インパクトが弱まった。
前を走るクルマを威圧するような2代目の迫力は乏しくなった。
さみしさを覚えるファンも少なくないのでは…。

私は運転席(ドライバーズシート)に着き、低床を実感!
着座位置、したがってアイポイントがかなり低くなった。
先々を見通しながら運転するのは気持ちよく、高速走行時などに女性や初心者は安心感が大きい。
そのよさが失われた。
ドライバーも同乗者も周囲のクルマを見下ろすような感覚が薄れた。
それがラージクラスミニバンに特有の優越感につながっていた。
オーバーな言い方をすれば、ドライビングポジションは2代目とセダンの中間くらい(この変化を好ましいと受け止めるユーザーもいるはずだ)。

その代わり、走行時の安定感を手に入れた。
2代目と、きっと別次元!
先代のオーナーは低重心を実感しよう。
姿勢の変化が小さい。

開発者によれば、足回りを煮詰め、高速だけでなく「ワインディング」を得意科目に加えた。
ミニバンでは、運転者の走りの満足より、同乗者の乗り心地のよさのほうが大事である。
3代目は後席、とくに3列目の揺さ振りが大幅に和らげられる。

私は、2代目の発売と同時に購入した最上級グレード(本革シート、ツインモニター)を2年4カ月で初代アルファードに買い替えた。
最大の理由は、それだった。
ドライバーにとり高速クルージングは申し分ない。
同乗者も快適だ。
ところが、例えば箱根に分け入ると、家族がクルマ酔いになった。
ふわふわするので、船酔い状態。
3代目は高級サルーンに近い上質でしっとりした乗り心地を確保したのでは…。

ラージクラスミニバンはドアが大きく、乗降はしやすい。
新型エルグランドは床(したがってステップ)がぐっと下がったので、運転席も後席もとても楽になった。
負担が少なく、腰や膝(ひざ)が痛む人はありがたみを感じる。

3代目エルグランドの内装(インテリア)は、派手さを抑えて仕上げられた?
インストルメントパネルからサイドへ、木目調パネルを流れるように配した。
大人7人がゆったりと座れる快適性はこのクラスでは常識(共通)である。
シートはモダンで立体的、硬めでしっかり。
助手席と2列目の計3席にシート一体型の大型オットマンを備えた。
さらに、2列目シートに肩甲骨の辺りでリクライニングできる“中折れ機能”をつけた。
シート全体で身体を保持し、長時間ドライブの疲労を軽減している。
足を伸ばせば、自宅のソファーでくつろぐみたいに極楽…。
3列目はシートの格納操作が容易である。
2列目はスライドドアの窓(ガラス)が昇降するようになった(私は未確認)。

3代目エルグランドがFRからFFに変わることで獲得したメリットは大きく多い。
走りと乗り心地はもちろん、居住性や使い勝手など、格段のブラッシュアップを果たしたことは間違いない。

しかし、先代のゆったりとしたおおらかな走りと、ラージクラスミニバンのスケールの大きさはやや失われた。
クルマの開発は難しい。
私は飛ばすわけでなく、走行性は重視しない。
存在感の強い2代目のほうが断然好きである。
「キング・オブ・ミニバン」という称号を捧げたいと思った。
3代目に、印象面や感覚面で物足りなさを感じるファンも出てくるのでは…。

                      ◇◆◇

3代目(新型)エルグランドはFRからFFへの変更にともない、目覚ましい進化を遂げた。
ラージクラスミニバンの居住性や使い勝手にこだわりながら、走りと乗り心地を高級サルーンに近づけた。
手放しで喜ぶニッサンファン、エルグランドファンもいるだろう。

しかし、このクラスを所有している満足感にどっぷりと浸かりたいなら、2008年5月にフルモデルチェンジ(FMC)を済ませた2代目(現行)アルファードがよいのでは?
初代(先代)のこれでもかという雰囲気を受け継ぎながら、大人の節度がいくらか備わった。
私が乗っていた頃は、成金の悪趣味が恥ずかしかったが…。
しかも、トヨペット店扱いの「アルファード」に、ネッツトヨタ店扱いの「ヴェルファイア」が加わった。
こちらは初代。
“兄弟車”が設定され、フロントマスクなどでそれなりのキャラクター分けがなされている。

私はクルマに関して素人である。
が、3代目エルグランドでは、ラージクラスミニバンに対するユーザーの嗜好とズレが生じたということはないか?
内外ともに風格や質感がサルーンぽくなった。
ニッサンのマーケティングに疑問を感じる。
私の印象としては、豪華さの2代目アルファードに対し、高級感の3代目エルグランド。
洗練は“おとなしさ”につながる。

3代目エルグランドは月間の販売目標が1900台。
8年の間隔が空いたので、出足が好調なのは驚くに当たらない。
むろん、エコカー減税に適合する環境性能を備えている(ディーラーに確認のこと)。

ユーザーが新型の発売時にどのような選択を行っているか?
駆動は2WD(2駆)、排気量は 2.5リッター、乗員定員は7人乗りが中心。
ボディカラーは黒(ファントムブラック)と白(ブリリアントホワイトパール)が人気。
仕様は「ハイウェイスター」が大半。
フル乗車の機会があれば、 3.5リッターでないと後悔しそう。

私は、3代目エルグランドは販売が厳しいと予想する。
アルファード(ヴェルファイア)の独走にブレーキは掛けられるが、追撃するに至らない。
外したら、ごめん。

クルマは、自分が気に入ったものを選ぶのが何よりだ。
高級サルーンの代わりにラージクラスミニバンの最上級グレードを買うユーザーも増えているらしい。

3代目エルグランドは、ラージクラスミニバンの“成熟版”と見なせる。
これは確か!
トレンド(潮流)に沿っていよう。
日本の消費者の成熟が進んでいれば受け入れられるが、どうか。
3代目アルファード(2代目ヴェルファイア)は全高をいくらか落としてくると思うが…。

                       ◇

ところで、新型エルグランドの“買い時”はいつか?
クルマは、地デジ対応の液晶テレビ(薄型・大画面)と違い、価格の下落がほとんどない。
買いたいときに買えばよいのだが、アルファード(ヴェルファイア)も同じで、購入は早まらないほうが賢明である。
円高の進行、株価の低迷、政治の動揺など、景気が後退しそうな気配だ。
「エコカー補助金」もとりあえず終わった。

私は10月以降、国内の新車販売は急ブレーキがかかると考えている。
年明けには値引き幅が相当拡大しているはずだ。
買う側としては、クルマ本体にオプションパーツと付属品を含め、30〜40万円をメドにしたい。
上級グレードでは5〜10万円の上積みを狙いたい。
また、3代目エルグランドのほうが2代目アルファードよりも5〜10万円、値引き額が大きそう。
初代ヴェルファイアのほうが2代目アルファードよりも数万円、値引き額が大きそう。

大都市では60万円を超える金額を引き出せる可能性がなくもない。
これだと“武勇伝”になるかもしれない。

                      ◇◆◇

私は2008年5月(デビュー時)、「横浜トヨペットあざみ野店」(横浜市青葉区荏田町131-1)で2代目アルファードに触れた。
また、「ネッツトヨタ神奈川センター北店(横浜市都筑区中川中央1-32-21)」で初代ヴェルファイアに触れた。
兄弟車であり、おもにフロントとリアにおいてデザインの差別化が図られている。
ミドルクラスミニバンのノアとヴォクシーもそうだ。

私が暮らす横浜・港北ニュータウンの大規模団地では数世帯がアルファードとヴェルファイアを用いており、外観はときどき目にする。
しかし、内部の印象が曖昧になっていた。

一連のブログをアップするに当たり、もう一度実車を確かめたくなった。
そこで、ネッツトヨタへ(我ながら好きだなぁ)。

クルマ全体から改めてラージクラスミニバンの“押し出し”の強さが伝わってきた。
アルファードはさらに“こってり”していよう。

私はトヨペット店とネッツトヨタ店の客層の違いから、アルファードがヴェルファイアを販売台数で引き離していると勘違いしていた。
逆に2倍近い差をつけられていた。
消費者が派手さを嫌う不況下で、アルファードの“どうだ”という雰囲気が敬遠されているのか?

さて、ヴェルファイアは内部が箱っぽい。
これはアルファードも同じ。
移動する「部屋(ルーム)」という感覚が強調されているように思った。

新型(3代目)エルグランドは見た瞬間、“走り”のよさが伝わってきた。
安定性、そして乗り心地が先代と別物。
そんな想像が広がった。
が、私は正直、拍子抜けした。
クルマ全体が放つ“迫力”を期待していたからだ。

私は本田技研工業(ホンダ)が初代オデッセイに追加で設定した最上級グレードのプレステージを購入した。
ミニバンと思えない走りに舌を巻いた。
エンジンが気持ちいい。

しかし、私自身はエルグランドにはそちらへ歩み寄ってほしくない。
あくまで“箱っぽく”あれ。

FMC直後の熱が冷めれば、市場での人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランドの順か。

                       ◇

私は、神奈川日産ニュータウン都筑店で試乗はできなかったが、「新型エルグランド ご試乗ガイド」を受け取った。
そこに9つの体感ポイント(チェック項目)がコンパクトに記されていた。
参考までに、以下に示そう。
これまで述べてきたことと一部重複する。

第1は「ワンタッチで解錠とドアオープン」。
ワンタッチオートスライドドアは便利。手が荷物でふさがっていても、指先で操作が可能。

第2は「乗り降りのしやすさ」。
低重心プラットフォームにより低床化を実現。

第3は「やさしく包み込むようなシート」。
助手席と2列目にトリプルオットマンを採用、さらに2列目にシートバック中折れ機能を採用。ロングドライブでのくつろぎが可能。

第4は「ダイナミックかつ快適な走り」。
トルクフルで滑らかな走りを実現。

第5は「突き上げ感の少ない安定した走り」。
新設計のリヤマルチリンクサスペンションを採用。快適な乗り心地も実現。

第6は「意のままのコーナリング」。
低重心プラットフォームにより低く沈み込むような姿勢でカーブをクリア。

第7は「安心な右左折」。
三角窓や大型ミラーにより死角を減少。

第8は「大きさを感じさせない取り回しのよさ」。
最小回転半径5.4mを実現。路地などの通り抜けが容易。

第9は「スムーズな駐車」。
クルマを上空から見下ろしているかのようなアラウンドビューモニターを採用。駐車をサポート。

                      ◇◆◇

ニッサン・エルグランド、トヨタ・アルファード、ヴェルファイアに関するブログは以下のとおり。

⇒2008年5月11日「新型(2代目)アルファード、予約は上々」はこちら。

⇒2008年5月18日「新型(2代目)アルファード、実車さらによし」はこちら。

⇒2009年9月12日「アルファードハイブリッド仕様」はこちら。

⇒2009年9月13日「エルグランドとアルファードの至福」はこちら。

⇒2010年9月4日「3代目エルグランドと2代目アルファードの比較感想」はこちら。

⇒2010年9月5日「エルグランドとアルファードの選択と値引き額」はこちら。

⇒2010年9月6日「人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランド」はこちら。

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真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし

私は講演やセミナー、研修が立て込み、出張が続いた。
疲れが噴出し、2日ほどぐったり・・・。

このブログを「浅田真央 和田創」「和田創 浅田真央」のキーワード検索で訪れる読者がいる。
うれしいやら、はずかしいやら。
万一誤解が生じると、私が敬愛する浅田真央に迷惑が及ぶので、はっきりと断っておきたい。
二人はつきあったことがない。

浅田真央は3月下旬に代々木で行われる「世界フィギュアスケート選手権2011東京大会」へ向け、ぐっと気持ちが高まってきた。
モチベーションの一つに宿命のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍兒)の出場があることは間違いない。

昨季終了後に取り組んだ滑りの矯正が進んだのか、ジャンプがかなり安定してきた。
本人は否定したが、一時は精神的に追い込まれているように見えた。
四大陸フィギュアスケート選手権では、復調の兆しが表れた全日本フィギュアスケート選手権よりもさらにコンディションが上がっていた。
世界選手権は、今季抜群の安定感を誇る安藤美姫との三つ巴の優勝争いになりそうだ。

浅田真央は最近、マスコミに理想の男性像を尋ねられ、「かっこよくて、多情多感でおもしろい人」と答えた。
私が30歳若ければと悔やまれる。
また、10年後について「結婚もして、子どもも産みたい」。
やっぱり・・・。

                       ◇

さて、先日のブログ「空飛ぶ車…トヨタがスバルと本格参戦か」の続き。

⇒2011年2月15日「空飛ぶ車…トヨタがスバルと本格参戦か」はこちら。

米テレフギア(Terrafugia)社が空飛ぶ車(クルマ)「トランジション(Transition)」の生産を開始する。
ガソリンで普通に道を走れて空を飛べる画期的な陸空(空陸)両用車。
私と真央ちゃんの2人が乗れる。
パフォーマンスを考えれば、驚くほど安い。

実は、自動車業界の枠を超え、空飛ぶ車の開発競争が加速・激化していた。
今後、ベンチャーも参戦し、続々と新製品が登場しそうだ。

                       ◇

トヨタはリーマンショック前、国産ジェット旅客機の製造に参加する意向を表明していた(不確か)。
創業者の豊田喜一郎が1930年代に航空機の研究を行っていた。
私は、車を空に飛ばすほうを優先すべきだと考える。
豊田章男社長は決断せよ。

ホンダは2003年、ビジネスジェットの実験機を開発した。
2006年、アメリカを中心に受注活動を開始した。
創業者の本多宗一郎が航空機事業に憧れ、空飛ぶ車の実現を目指していた。

トヨタとホンダはおそらく早い段階から空飛ぶ車の開発に着手している。
実用化の手前までこぎ着けている可能性がある。
先行者利益が非常に大きいので、製造・発売を前倒ししてくるはずだ。

もはや電気自動車さえ斬新でない。
ここに関心を奪われると、今回の動きに乗り遅れる。
業界地位、市場シェアが短期間で劇的に変動するだろう。
もっとも、空飛ぶ自動車が普及すると、車と飛行機という境がなくなる。

余談。
空飛ぶ車の運転(?)にはパイロットのライセンスが必要だ。
苦境に立たされている自動車教習所のなかから空飛ぶ自動車教習所の市場に進出するところが出てくるかもしれない。

以下に、「トヨタのクルマは空を飛べ…東モ評価」と題する2009年11月02日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

きのうの続き。
このブログで過去5回にわたりNHKスペシャル「自動車革命」を見ての雑感を述べてきた。
悲観に偏ってしまったが、希望がなくはない。
再建屋雑記帳0920私は、自動車メーカーが空中移動の道具としてのクルマを本気で追求する時代に突入したと感じた。
いつまでも道路を走らなければならない理由はない。
21世紀、自動車メーカーは陸から“空”へ戦いの場を移すのかもしれない。
それは、はるかに巨大で魅力的な市場に育つのでは…。
そう考えると、気持ちが晴れよう。

ところで、10月24日から千葉・幕張メッセで一般公開されている第41回東京モーターショーも残すところ2日間。
かつては世界三大モーターショーとして国内外を問わず、熱い注目を集めた。
再建屋雑記帳0921しかし、今回は史上最小規模。
2年前の前回と様相が一変した。
日本の経済力の衰退を見事に反映している。
コンパニオンが少なくなったことも響いたのか、盛りあがりに欠けたようだ。
テレビ報道で映し出された会場はがらんとしていた。
ひっそりと閉幕…。

さて、環境保護の観点から電気自動車(EV)が大切なことは分かる。
が、私自身は電気自動車そのものにときめかない。
再建屋雑記帳0922動力がガソリンエンジンから電気モーターに変わったにすぎない。
しかも、ガソリン自動車で勝利した日本の自動車産業はそれにより優位性を一気に失いかねない。
大げさな言い方をすれば、私たちの暮らしが壊れる。
電気自動車では、中国など新興国のメーカーがどんどん追いあげてこよう。

私が第41回東京モーターショーで物足らなく感じたのは、トヨタ自動車。
日本最大の製造業だ。
現在は米国ゼネラルモーターズを抜き、世界最大の自動車メーカーにのし上がった。
再建屋雑記帳0923酷な言い方をすれば、私たちの暮らしがかかる。
だが、出品車は、1年後から数年先の目先を睨んだものばかり。
手堅いというか、つまらないというか…。

東京モーターショーは上海モーターショーの規模と勢いに押され、影が薄れるばかり。
トヨタ自動車には、センセーショナルな話題を提供して世界の度肝を抜いてほしかった。
再建屋雑記帳0924富士重工業(スバル。SUBARU)と組み、なぜ空を飛ぶクルマのプロトタイプくらい出さなかったのか?
現段階ではイマジネーションの産物で十分。
モノづくり日本の夢と構想を示したらよい。

…わが国を覆う閉塞感を取り払う。
トヨタ自動車は幕張メッセの天井をぶち抜く気迫を見せよ。
再建屋雑記帳09225「クルマは爆発だ」。
それはモータリゼーションの未来を切り開く第一歩となる。
日本の自動車メーカーは空を目指せ!

なお、私は岡本太郎について語ったことがある。
3分34秒の講話映像、ユーチューブの動画。
「芸術は爆発だ」。
岡本太郎の代表作の一つ「太陽の塔」は、1970年に開催された大阪万博において「お祭り広場」の真ん中辺りに大屋根から突き出す形で建造された。
それは、未来へ伸びる私たち。



再建屋雑記帳0926******************
講演TV(賢人編)
岡本太郎

******************

なお、NHKスペシャル「自動車革命」第1回についての感想は以下。
⇒10月26日「トヨタはいらない…自動車革命」はこちら。
⇒10月27日「トヨタ系部品メーカー、総入れ替え?」はこちら。
また、NHKスペシャル「自動車革命」第2回についての感想は以下。
⇒10月29日「国民の暮らし崩壊…自動車革命の衝撃」はこちら。
⇒10月30日「過去の栄光…自動車メーカー凋落!」はこちら。
⇒11月1日「白物家電へ…自動車周辺市場も壊滅!」はこちら。

岡本太郎自動車周辺市場とは、カーメンテナンス市場、カーリペア市場、カー用品市場、ピットサービス市場、中古車市場、カーレンタル(レンタカー)市場、カーシェアリング市場、ガソリンスタンド(サービスステーション)市場など。
自動車革命(EV化)にともない、これらのビジネスや事業が激しく縮むか成り立たなくなる可能性がある。
再建屋雑記帳0927あわせて、膨大な雇用が消える。

                      ◇◆◇

私が敬愛してやまない浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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安藤美姫、世界王者返り咲きへ…世界選手権

20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」、22日「安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・」に続いて…。
四大陸フィギュアスケート選手権で表彰台に立ったメダリストが先だって帰国した。

初制覇の安藤美姫は羽田空港に到着し、記者会見を行った。
ショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)もおおよそノーミスで滑り終えた。
体調がすぐれず、ジャンプのレベルを落とした。
が、スピンやステップで得点を稼いだ。
安藤美姫は、百点近い全日本フィギュアスケート選手権と比べて四大陸選手権は60点くらいと、演技の出来を冷静に振り返った。
それでも国際大会での自己ベストを塗り替え、史上4人目の2百点超えを果たした。

安藤美姫は今季5戦4勝。
強いし、安定している。
自国(東京)開催の世界フィギュアスケート選手権では、今回回避した「3回転−3回転」の連続ジャンプを取り入れる意向だ。
さらに、調子次第でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も…。
彼女はすぐに練習拠点のロシアに戻り、ニコライ・モロゾフコーチとプログラムの細部を煮詰めて完成度を高める。

安藤美姫は、競技生活をやめようというほどのスランプに陥った時期があった。
苦しみ抜いた経験から、勝ち方をつかんだのか…。
滑りの矯正に取り組む浅田真央に代わり、世界選手権では日本女子のエースとして大きな期待がかかる。
現在の調子をさらに上向かせられるなら、世界女王に返り咲くこともできそう。
とはいえ、1カ月先。
好調を維持するのでも大変な苦労?

3年ぶり制覇の高橋大輔は関西国際空港に到着し、世界選手権に気持ちをぶつけたいと語った。
初の世界王者になった昨季終盤の勢いが感じられる。
表情に闘争心が現れ、演技に気迫がみなぎってきた。
調子はもちろん、体力が戻ったか。
ステップで足がもつれる印象もない。
日本人初の連覇には4回転ジャンプを決めることが条件と考えている。
さらに、調子次第で加点を狙い、「3回転−3回転」の連続ジャンプを取り入れる意向だ。

日本勢は世界選手権で昨季、高橋大輔と浅田真央がアベック優勝。
今季、男女最年長の高橋大輔と安藤美姫がアベック優勝か?

余談。
安藤美姫の優勝に対するマスコミの扱いが小さすぎる。
彼女は素晴らしい演技を見せてくれる。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月22日「安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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営業学講義・授業…大学・大学院・MBA

4年制大学の新卒の就職内定率が惨憺たる数字のまま、卒業式が近づいている。
求人がほとんどないわけでなく、学生が大手志向をさらに強めていることも一因だ。
中小企業のなかには手を尽くしても新卒の採用に至らないところが珍しくない。
私が講演会などで接する社長は「なかなか来てくれない」と嘆く。

それと、どうなのだろう、企業が求める職種と学生が望む職種にミスマッチ(不適合)が生じていることも一因では…。
私が見聞きする範囲では、営業職の質が年々低下している。
たいていの企業は営業系の人材不足が深刻である。
それなりの学生については採用に前向きのはずだ。

学生が何かと有利な大手企業にこだわる気持ちが分からないわけでない。
しかし、選り好みせず、自分を評価してくれる会社に入ることを勧める。
また、営業職として働くことを勧める。
適職は探して見つかるわけでない。
仕事を掘りさげていかないと、面白さに突き当たらない。
適職は携わりながらつくるものである。

健闘を祈る。

私は現在、社会人大学院(MBA)で「実践営業論」の授業を持っている。
このブログで以前、学生の率直な感想・評価を紹介した。
彼らが体系的かつ実践的な「営業学」の講義をいかに切実に待ち望んでいたかが文面から伝わってくる。

以下に、「大学は営業を教えよ」と題する2008年5月14日のブログを収める。
いくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

欧米の先進国と比べ、日本では「営業」の社会地位、さらに社内地位が非常に低い。
それが災いしているのか、「営業職」を希望する学生はきわめて少ない。
営業コンサルタントの私としてはさみしいかぎり。
また、己の力不足を痛感する。
私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学を含め、和田創研は十余年いったい何をやっていたのだろう。

さて、問題の本質は、営業の仕事に対する世間の偏見にあるのでなく、当事者の誤解にある。
だから、厄介なのだ。
戦後長らく続いた売り手優位の市場環境下での営業思想を引きずり、その営業手法から抜け出すことができない。
「売る」のが目的というより、「売りつける」のが使命だと勘違いする人がいまだに大勢いる。
この仕事に価値と誇りを見出しにくくしている張本人は、残念ながら営業自身である。

そこで、こうした頑固な思い込みを根絶やしにすることが、営業の社会地位と社内地位を向上させ、ひいては若者の営業職離れを食い止める出発点となる。
実は、私が「提案営業研修」で最重視してきたのは、当事者に営業の仕事を正しく理解してもらうことだった。
それなしに世間の認識を改められるはずがない。
気の遠くなる戦い…。

とはいえ、営業職を希望する学生はいる。
また、入社後に営業部門に配属される学生はいる。
例えば、メーカーでは、製品が営業を介して商品に変わることで初めて収益をもたらしてくれる。
製品そのものはコストでしかない。
営業職は貴重であり必須だ。

そこで、私からの提案―。
「大学は営業を教えよ」。
経営学部などの授業に「営業」を組み込むべきである。
それも営業を狭い概念に閉じ込めるのでなく、学生が実社会へ出てから活路を切り開く基礎的な行為と位置づけて…。

実際、職業人生とは自分という商品の営業活動の歴史であり、その成果にほかならない。
就職や転職、昇進や昇給、独立や起業など、私たちのステップアップの局面に深く関わる。

私は、営業力の有無が当人の成功をもっとも左右するのではないかと考えている。
燃えるような向上意欲や自己実現欲求を持つ学生にはどうしても身につけておいてほしい。
また、それはビジネスがグローバル化するなかで、日本の経済と企業が勝ち抜いていくうえで不可欠のインフラになると思うのだが…。

大学、大学院、社会人大学院(MBA)で「営業」が正規の課程として認められ、4単位が与えられるのはいつの日か。

                      ◇◆◇

大学、大学院、社会人大学院(MBA)の営業学、営業授業に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月10日「大学・大学院で営業学の授業が増加」はこちら。

⇒2009年4月13日「MBA、大学で営業学の授業」はこちら。

⇒2008年5月14日「大学は営業を教えよ」はこちら。

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浅田真央は崖っぷち…世界フィギュア東京大会

プロボクサー・長谷川穂積は現WBC世界フェザー級王者、元WBC世界バンタム級王者である。
2010年11月に日本人で初となる飛び級での2階級制覇を成し遂げた。
対戦相手は1位、メキシコのファン・カルロス・ブルゴス。

長谷川穂積は2005年4月に14度防衛中のタイのウィラポン・ナコンルアンプロモーションを破って以来、5年間で10度の王座防衛を果たし、「バンタム級絶対王者」と称された。
攻守とも速くて巧みだ。
パンチも強い。

しかし、2010年4月に11度目の防衛戦でTKO負けし、王座陥落。
対戦相手はWBO世界同級王者、メキシコのフェルナンド・モンティエール。
WBOでフライ級、スーパーフライ級、バンタム級の3階級制覇を果たしている強豪だった。

それをきっかけに、長谷川穂積はスーパーバンタム級を飛び越え、フェザー級へ転向した。
減量に苦しむ自身が「本来の階級」と語っていた。

その長谷川穂積が年頭にテレビ番組に出演した。
30歳になり、1試合1試合が崖っぷちの状態という認識を示した。
私が驚いたのは、この後の発言。
趣旨は、それをいかに楽しむかが今年の課題。
名言だろう。
次元の高さに、私はうなるしかない。

崖っぷちを楽しむ。
崖っぷちで頑張るというのが普通である。

                       ◇

「世界フィギュアスケート選手権2011」が近づいてきた。
自国(東京・代々木)開催。
韓国のキム・ヨナ(金妍兒)が出場すれば、両国のファンは猛烈にヒートアップする。

私が敬愛してやまない浅田真央には、どうか崖っぷちを楽しんでもらいたい。
連覇を望む声が高まろうが、それはそれ。
まだ滑りの矯正期間である。

自身が代表の座をつかんだ際のインタビューで語ったように、全日本フィギュアスケート選手権よりもいい演技が行えればよし。
結果にかかわらず、どうか笑顔を見せてほしい。

◆書き加え1(2月23日)

このブログは思い出せないくらい前に書いた。
「四大陸フィギュアスケート選手権」に関する一連の記事のほうがずっと後に書いたので、内容がかなり前後している。
アップの順序が滅茶苦茶。
申し訳ない。

四大陸選手権で浅田真央は安藤美姫に敗れて2位に留まったとはいえ、表情がずいぶん明るかった。
また、演技にも力がみなぎってきた。
おそらく復調に強い手応えを感じている。
フリーできれいなトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めることができたと喜びを語った。

浅田真央は3月下旬の世界選手権へ、コンディションが大幅に向上する可能性が出てきた。
もともとスロースターターであり、しかも追い込まれると非常に強い選手である。
愛らしい表情からうかがい知れないほどメンタルは強靭!

浅田真央は報道陣に対し、キム・ヨナが世界選手権に出場するなら世界中が注目する大会になると、それを歓迎する気持ちを表した。
昨年の世界選手権以来1年ぶりの“激突”に思いを馳せている。
私は楽しみになってきた。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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志村けんと優香は夫婦みたい…志村軒の二人

水曜日の深夜、フジテレビで「志村軒」が放送されている。
「志村屋です。」の続編。
私はときどき楽しむくらい。
ばかばかしくて好きな番組の一つ。

なぜだろう、「志村軒」で夫婦を演じる志村けんと優香はとても自然である。
いいコンビ。
緊張の避けられない撮影にもかかわらず、互いにリラックスしている雰囲気がテレビ画面を通じて伝わってくる。
私はほっとする。

優香は、元祖・癒し系。
1999年に飯島直子と共演した缶コーヒー「ジョージア」のCMがきっかけになり、仕事の軸足をグラビアアイドルからバラエティ番組やCMの出演に移していった。

優香は、ほんわかした雰囲気を漂わせる。
しかし、表情をよく見ていると、非常に負けず嫌いで芯が強いことが分かる。
まあ、そうでなくては熾烈な芸能界で生き残れない。

以下に、「志村けん、てっぱんダンスとヒゲダンス…志村軒」と題する2011年1月29日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は書斎でデスクワークを行うときは、テレビをつけっ放しにしている。
水曜日の深夜、フジテレビで「志村軒」が放送されていた。
正確には、木曜日の未明。
たまたま“ながら視聴”することがある。
ホームページによれば、爆笑ハートフル人情コント。
私はたいていかなり疲れており、このバラエティ番組のたわいなさに癒されたりする。

「志村軒」は、下町のちっぽけなラーメン店「けんちゃんラーメン」が舞台である。
店主は志村けん、妻は優香。
巨乳の森下悠里はやる気のないバイト役。

優香はグラビアアイドル出身で、清潔な印象と細身(?)のボディに似合わず、バストが豊か。
肌は浅黒い。
女の子と呼べる年齢は過ぎたが、かわいらしさは相変わらず。

二人は共演歴が長いせいか息がぴったり合っており、本物の夫婦みたい。
私は志村けんも優香もお気に入り。

また、「志村軒」と路地を挟んだ向かいが「喫茶ポエム」である。
マスターはダチョウ倶楽部の肥後克広、ママはハリセンボンの近藤春菜。
ハリセンボンの箕輪はるかはパート役。

それと、ダチョウ倶楽部の上島竜兵は「けんちゃんラーメン」の常連客。
何の仕事で収入を得ているか不明。

私はダチョウ倶楽部が登場した頃、このグループは2〜3年で消えると考えていた。
ところが、3人はそれぞれ、芸能界に居場所をつくった。
熾烈な生き残り競争をかいくぐり、今日までやってこられたのは立派といえよう。

この番組は以前、下町の運送屋(?)を舞台とした「志村屋です。」だった。
「志村軒」はこれにテコ入れを図った格好。
主力の出演者は変わっていない。
何年続いているのか…。

                       ◇

志村けんといえば、私は昔のザ・ドリフターズを思い出す。
芸達者な男がグループに遅れて入ってきた。
志村けんは加藤茶とコンビで「ヒゲダンス」を踊っていた。
きわめてシンプルな動きしかないので視聴者を飽きさせないのが大変である。
目の使い方や視線を含めた表情のつくり方が実によく工夫されていた。

私は、志村けんと加藤茶がもう少し若ければ、近藤良平が振り付けをした「てっぱんダンス」を踊ってほしい。
二人はどんなダンスに仕立てるだろう。
加藤茶は数年前、三途の川を渡りかけた。

私は人の好き嫌いを表明しないように努めているが、もっとも好きな“男優”の一人が「いかりや長介」。
これは、私のプロフィール情報などに記している。
また、渋谷・松涛で暮らしていた頃、自宅から徒歩3分程の距離に「仲本工事の店」があった。
プロレスラーなどが出入りしていたらしい。
私は居酒屋が苦手で、同店に行ったことがない。

俗悪のレッテルを貼られた「8時だョ! 全員集合」は日本のバラエティ番組史上に名を残した。
いかりや長介の“笑い”にかける執念が凄まじかった。
それ以来、私はザ・ドリフターズのメンバーのファンである。

「志村軒」の最後に視聴者プレゼントとして登場する「けんちゃんラーメン」を食べてみたい。

以下に、「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」と題する2010年10月23日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
今朝のブログは数日前に記した。
21日の放送で、大家と下宿人が家族のように夕食(?)を囲んでいた。
急展開に唖然…。
私は、いきなり鉄板で引っ繰り返された気分。

村上あかり(瀧本美織)は「日常的な不幸」を「日常的な感動」に変えていく。
それができれば、私たちはどんなに喜びに満ちた毎日を送れるだろう。

先行きに大きな夢や希望を持ちにくい時代だからこそ、「てっぱん」は足もとのささやかな幸福をつかむことの大切さを“お茶の間”に伝えようとしているのかもしれない。

かなり好意的な解釈である。

                       ◇

老いた私は世相やトレンドにうとく、子どもによく笑われる。

ときどき耳にした「スーパーモデル」という言葉が、スーパーのチラシで目玉商品の衣料を着るモデルのことだと教えられた。

「てっぱん」はわりと勉強になる。

                       ◇

「てっぱん」のオープニングダンス。

おそらく視聴者が踊りに参加している。
その様子を眺めていると、踊りは人々を幸せにすることに気づかされる。

葉加瀬太郎のテーマ曲「ひまわり」と近藤良平の「てっぱんダンス」が素晴らしいことも関係しているのだろう。
顔、顔、顔、にこにこにこ・・・。

「食」も人々を幸せにする。
関西以西では「鉄板」ならなおさらか。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

先だって、知人が悔しそうに語った。
「てっぱんに、やられっ放し」。
ドラマ(シナリオ)がえらく乱暴だと思いながらも、涙を絞られてしまうと…。

制作陣のペースにはまってきた視聴者も少なくない?

ボクチンは男(♂)の子だから泣かない。

                       ◇

時代は変わった。
「てっぱん」のヒロイン・村上あかりみたいに周囲と果敢に関わろう、深く交わろうとする若者はほとんど見かけなくなった。
まして懐に飛び込むことはしない。

一定の距離を保ち、それを崩さない。

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安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・

台湾・台北で開催された「四大陸フィギュアスケート選手権2011」。
日本の4選手にとり3月下旬に東京・代々木で開催される「世界フィギュアスケート選手権2011」の試金石になった。
見る側からは彼らの現時点での調整状況がそれなりに分かった。

さて、日曜日に女子のフリースケーティング(FS)が行なわれた。
ショートプログラム(SP)で今季自己最高をマークして首位に立った安藤美姫は、フリーでも完璧の演技を見せて初優勝を決めた。
全日本フィギュアスケート選手権を制した勢いそのまま。
フリーも合計も自己ベスト。
2百点超えは女子で史上4人目の快挙。
冒頭の「3回転−2回転」の連続ジャンプ、それに続くすべてのジャンプを決めた。
また、3つのスピンが最高レベルの判定。

安藤美姫はSP後のインタビューで、音楽がよく聞こえると語っていた。
恐ろしいほど落ち着いており、かつ慎重である。
彼女ならではのダイナミックな滑りとジャンプの力強さに、荒川静香のような優雅なスピリッツとしなやかな動きが加わった。
ため息が出るほど美しい!

私はフィギュアスケートの採点方法に関する知識を持たない。
“印象”に過ぎないが、SP、フリーともに、安藤美姫と浅田真央ではかなりの差があった。
まったく危なげなく逃げ切った。

浅田真央はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でつまずき、SPは2位だった。
フリーはトリプルアクセルを決めた後、ジャンプで回転不足などのミスが出た。
今季自己最高をマークしたが2位に終わった。
大会連覇はならず。
しかし、矯正が進んだのか、それとも矯正が馴染んだのか、復調傾向が一段と鮮明になった。
安藤美姫との得点差はわずかであり、ミスを減らすだけで逆転が可能かもしれない。

男子は高橋大輔がSPとフリーで1位、3年ぶり2度目の優勝を“ぶっちぎり”で飾った。
高橋大輔と浅田真央が制した2008年以来3年ぶりのアベック優勝。

SP3位の羽生結弦はフリーで2位に順位を上げた。
SP6位の小塚崇彦はフリーで2位の得点を出したが、4位に留まった。

夜、上位選手によるエキシビションが行われた。
高橋大輔はアンコールに応え、SPと同じラテンの音楽で踊った。
安藤美姫はフリーの黒から純白のドレスに着替え、しっとりと舞った。

四大陸選手権は日本勢の華麗な演技が際立った。
フィギュアスケートの国際大会が初開催だった台湾の観客は魅了されたことだろう。
入場券は無料配布というから驚き!

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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民放テレビ局から取材と出演の依頼

和田創のブログや和田創研のホームページに掲載された記事がキーワード検索に引っかかり、テレビ局から取材の依頼がポツリポツリと入る。
実際には、番組の担当者や制作会社のスタッフから…。
しかし、当日、翌日、余裕があったとしても3日後。
メディアの特性を考えれば、致し方ないのかもしれない。
が、数日先の予定が空白ということはまずない。
とくに依頼が多いのは、いますぐ。
先日も打診を受け、これでNHKのほかはすべて。
私は最近、時間に余裕のある人でなければテレビ局の期待にとても応えられないということが分かってきた。
マスコミは仕事の進め方においてもスピードが命なのだ。

私は数カ月で還暦を迎える。
体力が低下し、体調が悪化して、企業研修や公開セミナーを含め、多くの講演をこなすことが困難になった。
フェイス・トゥ・フェイスでメッセージを伝えられる機会はどんどん減っていくだろう。
ましてアルツハイマーの家系であり、職業人生の幕引きはそう遠くない。

私は教育基軸のコンサルタントとして、日本の営業の活性化を支援してきたとの強い自負を持つ。
それでも、さらなる貢献が可能である。
生意気を言えば、長い試行錯誤と厳しい研鑽の末に確立し蓄積した営業立て直し、業績テコ入れに関するノウハウは膨大であり、だれにも負けない。
それをより大勢に、より効率的に伝えたい。

ネット社会の到来のなかで情報発信力を大きく落としたとされるテレビ。
だが、そうした目的において、もっとも有効なメディアであることに変わりない。
私はタイミングが合えば、喜んで取材に応じる。

先だって民放テレビ局からレギュラー出演の依頼が入った。
1週間に1回、自分の主張をしっかりと述べられる最良の機会が突然降ってきた。
おそらく新年度(4月)の番組改編期をにらんだ働きかけだろう。
新番組でない。
視聴者は飽きやすいので、鮮度の維持や魅力の増強のためのリニューアルが欠かせない。
担当者がわざわざ私の講演先まで足を運んでくれた。
企画というより、いきなり実務の打ち合わせである。
実質、準備期間は1カ月しかない。

私は年末から次年度の講演などのスケジュールが次第に埋まっていく。
したがって、この時期に話をいただいても、物理的に引き受けられない。
来年4月以降なら日程を取れるのだが・・・。
テレビ局のスピードとなかなか噛み合わない。
残念!

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社長と上司、目標必達の打ち手20110223

高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会

私は福岡滞在。
土曜日、丸1日の講演が終わり、参加者の方々に夕食をご馳走になった。
アルコールもいただき、ほろ酔い状態で西鉄グランドホテルに戻ってきた。
たまたまつけたテレビから、台湾・台北で開催中の「四大陸フィギュアスケート選手権2011」の映像が流れた。

かなり疲れており、腰痛と背筋痛もひどかった。
が、結局、最後まで見てしまった。
私は日曜日、丸1日の講演・・・。

小塚崇彦はショートプログラム(SP)、初制覇の「全日本フィギュアスケート選手権」と別人の出来だった。
ジャンプで着氷できない。
6位と出遅れ。
そして、フリーは今季初の第3グループでの演技になった。
冒頭の4回転ジャンプで転倒。
調整がうまくいかなかったのだろう、全体に低調。
順位を上げたが4位止まり。

現地の練習で不調が目立った高橋大輔はショートプログラムで今季自己最高をマークして首位に立った。
これも意外。
不安だったジャンプをことごとく決めた。
完璧に近い出来。
フリーは4回転ジャンプで転倒した。
ステップもいま一つ。
が、今季自己最高。
体力は戻った?
2位に大差をつけ、3年ぶり2度目の優勝を飾った。
世界選手権東京大会で金メダルを取りたいと力強く語った。
浅田真央とともに2連覇を狙う。

16歳の羽生結弦はショートプログラム、自己最高得点で3位。
フリーは冒頭の4回転ジャンプをきれいに決めた。
途中でミスがあったが、何とか滑りきった。
後半は見るからにバテバテ…。
が、今季自己最高をマークした。
2位に食い込んだのは立派。
シニア転向後、初の表彰台に立った。

                       ◇

全日本選手権で絶好調だった安藤美姫はショートプログラムでほぼ完璧な演技を見せ、今季自己最高をマークして首位に立った。
ジャンプに加えてスピンがよかった。
いまは自信があるのだろう、落ち着き払っている。
情感に溢れ、円熟味が増した。
安藤美姫は体調が悪かったらしい。
信じられない。

大会連覇を狙う浅田真央はショートプログラム、冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足と判定されて2位。
まだジャンプは安定していない。
が、それを素直に悔しがったのは調子が上向きと感じているからだろう。

きょうはフリーが行われる。
最終滑走は浅田真央。
はたして?

                      ◇◆◇

フィギュアスケートに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

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人と人を引き離そうとする人…嫉妬心と独占欲

私は年末にパソコンがクラッシュしてデータが消滅し、いまだに仕事の遅れを取り戻せない。

以下に、「私に幸せをもたらす人、周囲に不幸をばらまく人」と題する2010年12月19日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私はブログのストックがほとんどなくなった。
かなり焦っている。

このブログは、1〜2年前の走り書き(素材)を仕上げた。
私が人を見る際の重大な物差しを、ポエム調の短文で述べている。
それはまた、前の妻が大切にし、いまの妻が大切にしている物差しだ。
後日、もう少し踏み込んで記そうと思う。

悲しいかな、不幸をばらまく人が世間に少なくない。

                       ◇

世の中には二種類の人間がいる。
人と人を近づけようとする人。
人と人を引き離そうとする人。
身内に、近所に、サークルに、職場に、学校に、社会にいる。

人と人を引き離そうとする人は、それが叶うと満たされる。
たいてい嫉妬心が強く、独占欲が強い。
それが叶わないとイライラする。
身内に、近所に、サークルに、職場に、学校に、社会にいる。

例えば、三者の関係。
この人は、私とあの人の距離を縮めようとしているのか。
この人は、私とあの人の距離を遠ざけようとしているのか。
そんな尺度でときどき話を聞くと、その人の本性や本質がたやすく分かる。

人と人が仲よくなると自分のことのように喜ぶ人を信じることだ。
それは、私に幸せをもたらす人。

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復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!

世界女王・浅田真央(あさだ・まお)。
「四大陸フィギュアスケート選手権2011」に出場するため、中部国際空港から一人旅で初の台湾入り。
桃園空港で報道陣に迎えられ、「世界選手権につながる試合がしたい」と力強く語った。
要は、腕試しの場だと…。
シーズン序盤と比べ、表情がかなり明るい。
復調に手応えを感じはじめているのだろう。

それとも食べ物を楽しみにしているからか。
「食べすぎると、大変なことになっちゃうんで…」と意味不明の笑いを浮かべた。
おそらく浅田真央の頭のなかで、本場の中華が高速で回転している。
元気になり、よかった。
ストナリニ選手権といい四大陸選手権といい、このところ回りっ放し。
浅田真央は3月に代々木で行われる「世界フィギュアスケート選手権2011東京大会」へ向けて勢いづいてきた。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

昨秋から矯正中のジャンプで苦しんだが、年末の「全日本フィギュアスケート選手権2010」でかろうじて代表の座をつかんだ。
練習の強化につれ、大技の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の成功率が高まってきた。

浅田真央は四大陸選手権の公式練習で、振付師が手直ししたフリーの演技構成を披露した。
技のつなぎやステップを変え、全日本選手権のフリーとはまったく違うプログラムに生まれ変わった。
また、得点が1割増になる後半に高難度の「2回転半−3回転ジャンプ」を組み込むなど、明らかに“勝ち”を意識している。
世界選手権で日本人初の2連覇を目指す。
そのためには、おそらく五輪女王・金妍兒(キム・ヨナ)との一騎討ちを制しなくてなるまい。
宿命のライバルの対決は約1年ぶりだ。

浅田真央は現地の練習でトリプルアクセルを幾度も成功させた。
そして、高難度の「3回転フリップ―3回転ループ」の連続ジャンプで着氷した。
回転不足など失敗が続き、約2年間封印していた。
佐藤信夫コーチは、後の3回転が不十分と慎重だが、浅田真央は挑戦するかもしれない。

現地では浅田真央に熱烈なファンができた。
大勢を魅了してやまないスター性を持つ。
四大陸選手権で2年連続3度目の優勝を目指す。
きょうは女子のショートプログラム(SP)だ。

余談。
フィギュアスケート王国といえば名古屋。
そして、名古屋といえばTOYOTA(トヨォ〜タァ)。
私は、モノづくり日本を代表するトヨタが業務提携関係にあるスバルと技術力を結集し、早々に「空飛ぶ車(クルマ)」を発売してほしい。

⇒2011年2月15日「空飛ぶ車…トヨタがスバルと本格参戦か」はこちら。

米国のベンチャー・テレフギア社が空飛ぶ車(クルマ)「トランジション」の生産を開始する。
この陸空(空陸)両用のガソリン車は、私と真央ちゃんの2人しか乗れない。
トヨタにはせめて4人乗りで先行してほしい。

私は金曜日から来週水曜日まで講演出張。
いまは福岡。
空を飛べたら、どんなに体がらくだろう。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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博多じまん、人気の福岡土産のうまさ…明月堂

新幹線の駅が「博多」のせいか、「博多土産」とは言っても「福岡土産」とは言わない。
それとも私が勝手に思い込んでいるだけなのか・・・。
博多じまん1先日、社長向けの営業再建・変革講演会を行った帰路、博多駅構内の売店で「博多通りもん」と「博多じまん」を買い求めた。
ここは福岡市や福岡県に留まらず、九州の土産物が豊富に揃っている。

「博多通りもん」はこれまで幾度か土産にいただき、その存在を知った。
博多じまん2妻と子どもがその味にすっかり魅せられ、私がときどき購入するようになった。
あっという間になくなるはずなのだが、二人は我慢して大切に大切に食べている。
幸せそうな顔だ。
私はもともと甘いものがまったくダメだった。
とくに和菓子。
ところが、講師という激務に就き、そこに加齢による味覚の変化がともない、甘味を楽しめるようになった。
博多じまん3しかし、依然として白餡(あん)はちょっと苦手である。

博多通りもんは、福岡市の株式会社明月堂が製造している。
ホームページには「博多西洋和菓子 明月堂」とある。
和洋折衷の銘菓だ。
確かに、うまさに和と洋の枠(わく)はない。
創業81年の老舗。

博多じまん4博多通りもんは2001年から2010年まで10年連続でモンドセレクション金賞を受賞した。
2007年から2010年は、最高位の特別金賞。
やさしいミルクの香りがする皮に白餡が包まれ、その白餡に練乳・バターが使われている。
HPでは「柔らかいしろ餡が舌の上でとろける博多の傑作まんじゅう 博多通りもん」と謳われる。
通りもん1私はミルク味もちょっと苦手である。
が、博多通りもんは食べられる。
抑制が利いており、開けた都会の「粋(すい)」が感じられる。
上品。

「博多じまん」は今回初めて買い求めた。
店頭の見本で心が動いた。
中が粒餡なのだ。
この粒餡は、良質の小豆に、てぼう豆(白いんげん豆)を加えて練りあげられた。
通りもん2自然な甘さとやさしい風味を醸し出す。
こちらもなかなかの人気商品らしい。
HPでは「博多の歴史をお菓子に託したお饅頭」と謳われる。
私は体が疲れていて糖分を欲していたこともあり、めちゃくちゃおいしく感じた。
好きだなぁ…。

明月堂では、博多通りもんの「おまんじゅう」と博多じまんの「お饅頭」を使い分けている?
通りもん3私は財団法人九州生産性本部など福岡にしばしば伺う。
その際、明月堂の関係者にお会いできる可能性がある。
思い切って質問をぶつけてみたい。
どうなんだっ!

                      ◇◆◇

通りもん4福岡・博多に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年8月19日「石原裕次郎が愛した隠れ家…タカクラホテル」はこちら。

⇒2010年5月26日「チャリンコホステス大増殖…博多中洲」はこちら。

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浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権

国際スケート連盟が主催する「四大陸フィギュアスケート選手権2011」が2月15日から20日まで、チャイニーズタイペイで行われている。
アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアの4つの大陸の選手が出場資格を持つ国際大会。
ヨーロッパは除外。
種目は、男女シングル、ペア、アイスダンス。

日本人が関心を寄せる男女シングルが始まる。
なのに、大会予告のCMが流れない。
どうも変だと思ったら、地上波での放送はなし。
前評判が盛りあがらないはずだ。

放送は、スポーツ専門チャンネル「J SPORTS」。
野球、サッカー、ラグビー、格闘技、モータースポーツ、バスケットボール、サイクルロードレース、卓球、ダンスなど、主要な競技をカバーしている。
我が家は視聴契約を結んでおらず、見られない?
それともケーブルテレビなら大丈夫?
どちらにしろ、私は出張中であり、スポーツニュースでダイジェストに触れるくらい。
実際には、競技結果が中心の報道になるのでは…。

2月18日(金)、午後は男子ショートプログラム。
2月19日(土)、午後は女子ショートプログラム、夜間は男子フリー。
2月20日(日)、午後は女子フリー。

日本代表は、男子が小塚崇彦、高橋大輔、羽生結弦、女子が安藤美姫、浅田真央、鈴木明子。
これだけの顔ぶれが揃えば、他国を含めて有力選手の演技はちゃんと見たいところ。

世界フィギュアスケート選手権2011に出場する男女各2選手にとり調整具合を確認する機会になるのか。
彼らは表彰台にのぼりそう。
浅田真央は、全日本フィギュアスケート選手権2010は本調子から遠かった。
あれ以降、滑りの矯正が着実に進んでいるのか、おおよそ分かる。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

昨年は、バンクーバー冬季五輪(オリンピック)を直後に控えていたせいで、世界のトップクラスの選手は一人しか参加しなかった。
それが浅田真央であり、優勝。
2位は鈴木明子。
男子は2位が町田樹。

今年はそれなりに国際大会らしくなる。
浅田真央は連覇を意識していないだろう。
韓国のキム・ヨナ(金妍兒)は貫禄(?)の欠場。

⇒2011年2月16日「キム・ヨナ、プロ転向、女優転身など基盤固め」はこちら。

◆書き加え1(2月17日)

私は来週に行う、新テーマの講演のコンテンツ作成に追われ、へろへろ・・・。
睡眠不足に加え、目の疲労、肩・背中・腰の痛みに悩まされている。
時間が足りず、自信を持ってつくり込んだといえる状態にまで持っていけそうにない。
悔しく、また申し訳ない。

ところで、「四大陸フィギュアスケート選手権2011」に出場する日本選手が続々と現地入りした。
台湾・台北。
高橋大輔は苦しんでおり、いい状態になかなか戻れない。
初練習で転倒が目立った。
男子の小塚崇彦と羽生結弦、女子の安藤美姫と鈴木明子の練習はどうだった?
全日本選手権で優勝した小塚崇彦と安藤美姫は好調?
とくに安藤美姫は強さが際立った。
SPでミスが出なければ、圧勝?
しかし、フィギュアスケートはデリケートなスポーツであり、絶好調を維持するのが非常に難しい。

日本勢のライバルはおもに米国の3選手、アリッサ・シズニー、レイチェル・フラット、長洲未来。

日本選手でもっとも遅く現地入りした浅田真央は、全日本選手権より調子が上がっているとマスコミに語った。
彼女はたいてい直前である。

世界選手権に出場する4選手は四大陸選手権を調整のステップと考えているようだ。
弾みをつけられるのはだれか?

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

なお、キム・ヨナが出ないので、四大陸選手権を世界選手権の「前哨戦」と呼べない。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・小塚崇彦に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

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再建屋は因果な商売…営業立て直し一筋

営業は毎日のように顧客と接している。
市場の変化を肌で実感できる職種だ。
したがって、他部門と比べて革新的であってよい。
ところが、保守的である。
理由はおもに2つ。

第1は、社長や上司などによる呪縛。
上の「営業観」がどうしようもなく古い。
そうした理念や思想を反映した営業行動は、今日の顧客とまったく噛み合わない。
例えば、需給関係が逆転して売ろうとしても売れないのに、下に売らせようとする。
社員や部下は地獄を味わう。
それは社長や上司に跳ね返ってくる。
業績は淵に沈んだまま…。
野球を思い起こせば分かりやすいが、チームが数年Bクラスに低迷しているなら、監督の命令やコーチの指示が間違っている。
営業担当者のなかには現状に危機感を抱いている人がいないわけでない。
しかし、管理が変わらないかぎり、営業は変われない。

第2は、営業職の特性。
社員や部下はたいてい仕事のやり方を実地で覚える。
それが体に染みついて習性となり、やがて垢のように溜まっていく。
そうしてこびり付いたものを洗い流し、新たなものを身につけるのはきわめて難しい。
なぜなら、これまでの働き方を否定することになる。
職業が人生で相当な比重を占めるため、これまでの生き方を否定することになりかねない。
人はだれしも己へのダメ出しをもっとも嫌う。
営業はなかなか変われない。

私は、チェンジコンサルティング一筋である。
営業の立て直しを通じて業績のテコ入れを図る。
その前提は、社長と社員、上司と部下など、すべての営業関係者の意識改革、それに基づく発想転換を促すこと。
むろん、最終的に行動改革につなげなくてならない。

売れた時代の常識は、売れない時代の非常識に決まっている。
しかし、営業関係者は錆びた固定観念や成功体験を足かせみたいに引きずっている。

営業変革に特化した経営コンサルタント。
自分の意思で選んだ道である。
が、すぐに気づいた。
もろもろの企業活動のなかでも営業活動を変えさせるのはもっとも骨が折れると…。

営業再建屋は心を鬼にしなくては成果を上げられない。
仕事の基本はダメ出しだ。
変革が必要な個人や組織ほど、変革に対する抵抗が激しい。
私は会社の再生を手伝おうとしているのに、白い目で見られる。
どこへいっても煙たがられ、胡散臭がられる。
ときに営業部長など上級管理者からもそうした視線を浴びせられる。
覚悟しているとはいえ、因果な商売である。

周りから嫌われたくない人は講師やコンサルタントになるべきでない。
なったとしても、貢献はわずか。
したがって、すぐに仕事を失う。
プロとして食べていけない。

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社長と上司、目標必達の打ち手20110223

キム・ヨナ、プロ転向、女優転身など基盤固め

フィギュアスケート女子、韓国のキム・ヨナ(金妍兒)は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で浅田真央など2位以下に大差をつけて圧勝し、金メダルに輝いた。
母国での応援は文字どおり熱狂的だった。
が、米国での支持も大きく伸びた。

キム・ヨナは昨年、米国スポーツアカデミーによる「今年の選手」の女性部門で選ばれた。
オンライン投票で、世界的に有名なアスリートを引き離した。

また、日刊紙シカゴ・トリビューンによる「2010年最優秀選手(MVP)10人」に選ばれた。
五輪フィギュアスケート史上もっとも秀でた“技量”と称えられた。
ほかの9人は米国人。

私は知らなかったが、どちらも快挙といえる。
キム・ヨナは人気も実力も頂点を極めた。

あれっ、“人格者”の道を歩みはじめている。
国際親善大使を務める国連児童基金(ユニセフ)に寄付を行った。
名声に対してもどん欲である。

キム・ヨナは自らを商品と捉え、ブランドイメージづくりに励んでいるかのようだ。
プロスケーターへの転向はもちろん、CM出演の拡大、女優・タレントへの転身など、近い将来の活躍の基盤を固めている?

◆書き加え1(1月30日)

キム・ヨナは「四大陸フィギュアスケート選手権2011」に欠場する。
試合からずいぶん遠ざかっている。
3月に東京で開催される「世界フィギュアスケート選手権2011」にいきなり出場して勝てると踏んでいるのだろう。
「一強時代」との自信か・・・。

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てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突

私は年末にパソコンがクラッシュしてデータが消滅し、いまだに仕事の遅れを取り戻せない。
無理がたたり、疲労の蓄積と腰痛の悪化に苦しんでいる。
背中もずっと鉄板状態。
NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」はすっかりご無沙汰。

だいぶ前、ちらっと見たとき、瀧本美織が鼻声だった。
長丁場のヒロイン役は恐ろしく大変なはずだ。
実際に務めないと、絶対に分からない。
健康管理に万全の注意を払っていても、どこかで体調を崩してしまう。
インフルエンザだろうか・・・。
高齢の富司純子は頑張っている。

1週間ほど前、村上あかりの実の父らしき人物が現れた。
唐突は、この朝ドラの十八番。
制作陣がそうした展開に持っていくだろうと思っていたが、案の定。

視聴者の関心をつなぎ止めるため、ドラマの本流と関係のないハプニングまで仕込むようになった。
「てっぱん」のシナリオ(脚本)は依然として滅茶苦茶である。
出演者が懸命にリアリティを与えている。
視聴率はわりと好調のようだ。

以下に、「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」と題する2010年11月9日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
このところ動きが鈍ってきた。

てっぱんは急発進、急加速で猛ダッシュし、全速力でデコボコ道を突っ走ってきた。
案の定、飛ばしすぎて息切れが起こった。
必要以上に燃料を消費してガス欠になったのか、それともオーバーヒートを起こしたのか。

ようやく1カ月半を過ぎたところ。
先は長い。

                       ◇

ところで、てっぱんには、シナリオ自体の軽さをカバーするために、あちこちに名言が織り込まれている。
それをヒロイン・村上あかり(瀧本美織)の育ての母(安田成美)や育ての父(遠藤憲一)、実の祖母(富司純子)が言うならともかく、本人が発する。
ムリが多い。

私は、先週金曜日の放送で耳にした言葉に感動した。
「親いうもんは、子どもを守るために立ちはだかるもんや」(不確か)。
祖母の言葉を村上あかりが繰り返すシーンである。

父がそうだった。
私は親の反対を押し切って富山から東京に出てきた。
形をつくれるまでは戻れないとの決意で…。
私は虚無感におかされていたが、それでも何とか頑張り、踏みとどまることができた。
今日までやってこられたことを感謝している。

親は子を守るために立ちはだかる。
私がてっぱんを視聴したなかで一番の名言である。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

◆書き加え1(11月5日)

やはり先週金曜日の放送。
猛烈な台風が大阪を直撃し、お好み焼き屋の覆い(おおい)、さらに戸(玄関)を吹き飛ばした。
開かずの間が開いた瞬間である。

てっぱんは、シナリオが強引ということを受け入れなくては見る気になれない朝ドラである。
私は覚悟している。
が、あまりに乱暴。
だれだ、こんな破天荒なアイデアを出したのは?
いや、破れかぶれか…。

瀧本美織は19歳ながら抜群にうまい。
ベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)がしっかりと支えているとはいえ、この子の体当たりの演技と爆発的なエネルギーで持っているような印象だ。

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社内に波風を立てる…外部講師の意義と役割

きのうのブログ「社員教育の機会均等は負け組企業への道」の続き。

大手企業で研修の打ち合わせを行うと、営業に関係する全部門、全拠点(支社・支店・支所など)に均等に受講者を割り振ろうとする。
例えば、広く薄く、1年間に各職場でせいぜい1〜2名。

そうしたやり方では目に見えた結果を出すまでにかなりの歳月を要する。
そのうち、当事者の熱が冷め、周囲の雑音が増し、中途半端に終わりやすい。

事務局が研修の効果に無関心であり、研修の実施を目的にしている。
要は、社内に“波風”を立てたくない。
私は一昔前の役所の窓口と相対しているかのような錯覚に陥る。

これは社歴の長い企業に珍しくない。
成員が固定観念に捉われている。
職場が閉塞感に覆われている。
たいていはじり貧が続き、毎年のように規模が縮んでいる。

今日の研修はそもそも社内に波風を立てるために行うということがまったく分かっていない。
そして、外部講師の意義と役割はここにあると、私は思う。

                       ◇

私が社長や取締役など、経営トップを対象として行った「営業立て直し・業績テコ入れ」講演会。
その参加者から早速、企業講演(研修)の依頼を受けた。
中小企業の社長だが、その場で実施を誓ったようだ。
話が早い。
心より感謝したい。

                       ◇

私は以前、このブログで「和田創 プロ講師養成塾」と題するシリーズ記事をアップした。
長年、職業講師として企業研修や公開セミナー、講演に携わってきた。
そうした経験を踏まえ、プロ講師の養成を念頭に、この仕事や稼業のキモをつづった。
私が十余年にわたり理事長として運営に当たった「NPO法人営業実践大学」でも、おもに次世代に活躍のきっかけや場を提供してきた。
プロ講師を目指す人はもとより、社内講師を務める人にも役立つ内容と自負する。

また、企業が研修や講演の際に外部講師を選択する目安になろう。
そうした機会が有益になるかどうかは講師の力量に尽きる。
だれを起用するかにより、効果は数倍どころか数十倍は違うと、私は考えている。

お目通しくだされば、興味をそそられるはずだ。
ありきたりの“講師本”に書かれていない、きわめて刺激的な中身である。

                      ◇◆◇

「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。

⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。

⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。

⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。

⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。

⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年6月18日「プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける」はこちら。

                      ◇◆◇

営業強化・再建、営業教育・指導に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月14日「社員教育の機会均等は負け組企業への道」はこちら。

⇒2011年2月10日「営業講師・経営講師の使命と価値、実力と評価」はこちら。

⇒2011年2月9日「全員最高評価の営業セミナーアンケート」はこちら。

⇒2011年2月8日「SMBC提案営業セミナー、毎回感動、30回開催」はこちら。

⇒2011年2月7日「部品メーカー、下請け・孫請け社長の受注活動」はこちら。

⇒2011年1月26日「大田区町工場を救え…社長の受注強化セミナー」はこちら。

⇒2011年1月25日「名古屋地場製造業が苦しい…社長セミナー」はこちら。

⇒2011年1月24日「新規開拓を活発にする…SMBC実践営業塾」はこちら。

⇒2011年1月22日「ぎっくり腰講師…営業再建・社長向け講演」はこちら。

⇒2010年10月28日「仕事がない…何と愚かな言葉だろう」はこちら。

⇒2009年11月4日「社長の悲鳴…中小製造業・零細町工場」はこちら。

⇒2008年12月4日「トヨタ系部品メーカーの悲鳴」はこちら。

⇒2008年11月27日「トヨタに命を預ける…太っ腹経営者」はこちら。

⇒2008年10月27日「やはり名古屋はトヨタ頼み」はこちら。

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社長と上司、目標必達の打ち手20110223

空飛ぶ車…トヨタがスバルと本格参戦か

人類の夢がついに現実になった。
米テレフギア(Terrafugia)社が「空飛ぶ車(クルマ)」の生産を年内にも始める。
陸空両用、翼がついた車「トランジション(Transition)」。
機能的には飛行機に近い。
空港で離着陸でき、道路も走れる。

同社は2006年、マサチューセッツ工科大学(MIT)出身の5人のパイロットが中心になり、マサチューセッツ州に設立。
2009年、車と軽飛行機を合体させた移動手段としてトランジションのプロトタイプを発表した。
そして、初フライトを公開して世界を驚嘆させた。

トランジションは30秒で車と飛行機の変身(?)が可能。
オープンカーの開閉にかかる時間とそれほど変わらない。
ガソリンエンジンを搭載、駆動方式はFF。
燃料は一般的なガソリンスタンドで補給できる無鉛ガソリン。
また、満タンでの最長飛行距離は 740キロメートル。
最高時速は 185キロメートル。
車としての時速は 104キロメートル。
高速道路を走行できる。
燃費は1リットル当たり(リッター)12.7キロメートル。
乗車定員は2名。
全幅2メートルで、標準的なガレージに保管できる。

市販のネックは重量だった。
米国の自家用機で最軽量の「ライトスポーツ」カテゴリーの最大離陸重量は 600キログラム以下と規定されている。
トランジションは公道走行時の安全性を確保したため、約55キログラムオーバー。
米連邦航空局(FAA)は特例措置としてこのカテゴリーに分類することを認めた。
水陸両用飛行機と同じ約 650キログラムでの離陸が可能になった。
ライトスポーツカテゴリーは、20時間の訓練飛行で免許が取得できるなど、費用面でのメリットも大きい。

米テレフギア社のリチャード・ガーシュ(Richard Gersh)は「すでに 100台の注文が入っている」と語った。
ウェブサイトから1万ドルで予約が可能。
1600万円から2100万円なので、富裕層がたやすく買える。
量産効果で価格が劇的に落ちていきそうだ。
あっという間に数百万円…。

                       ◇

世界の自動車メーカーはインターネット上の仮想3D空間「セカンドライフ」で空飛ぶ車(クルマ)を発表していた。
それがアメリカンドリームとして最初に花開いた。
私は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出した。
道を走っていた車が変形して空を飛んでいく。
何とエキサイティングなことか・・・。

先進国に留まらず、道路が未整備、渋滞が最悪の中国やブラジルなどの新興国市場で売れそうだ。

近い将来、陸を走るのは車、空を飛ぶのは飛行機という区分けが消える。
地上車は売れなくなる?
これに追随するところが続出するはずだ。

実は、空飛ぶ車の開発競争が加速・激化していた。
米航空機大手ボーイング社が空陸両用車を、アメリカ航空宇宙局(NASA)が自動車並みの操縦性の小型飛行機を計画している。
ほかにベンチャーも参戦…。
この動きに乗り遅れると、短期間でシェアを低下させかねない。
となると、世界市場で健闘している日本の自動車メーカーも劣勢に立たされる。

私は、豊田章男社長が率いるトヨタ自動車に期待したい。
なぜなら、スバル(SUBARU)ブランドの自動車を製造する富士重工業と業務提携関係にある。
昔、軍用機とそのエンジンを開発した。
前身は戦前の「中島飛行機」。
トヨタは、出資比率はそれほど高くないが筆頭株主であり、開発部門の交流も盛んに行われている模様。

                      ◇◆◇

トヨタと豊田章男社長に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月21日「豊田章男と奥田碩…トヨタ社長評価」はこちら。

⇒2010年3月2日「豊田章男社長…独り矢面に立つ創業家」はこちら。

⇒2010年2月8日「リコールトヨタ販売激減、株価急落」はこちら。

⇒2010年1月29日「トヨタ車の品質・安全神話が崩壊」はこちら。

⇒2009年1月21日「豊田章男氏のもとディーラー再編!?」はこちら。

⇒2008年11月19日「トヨタディーラー再編」はこちら。

⇒2008年5月21日「トヨタディーラーは3系列へ再編」はこちら。

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瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
ヒロイン・瀧本美織は「おのみっちゃん」でお好み焼きをいっぱいつくっている。
猛練習を積んだせいか、実に手馴れている。
主婦の経験がある富司純子はもちろん。

きょうはバレンタインデー。
瀧本美織は愛情をいっぱい込めた手づくりチョコを贈る相手はいるのだろうか。
彼女はかわいくて快活。
年頃なので、いても不思議はない。

瀧本美織は自分から気持ちを打ち明けたいタイプか。

男は外に出て働き、女は内(家)にいて守る。
そうした役割分担が薄れ、性差が縮まった。
愛の告白やプロポーズ(結婚の申し込み)は男の側からという時代は終わった。

ちなみに、私は昭和26年生まれの古い人間なので、先に切り出されるのは大嫌い。
何が何でも自分から告げたい。

以下に、「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」と題する2010年11月20日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は10日間ほど仕事に忙殺され、ご無沙汰している。
木曜日、たまたま番組を見た。
例によりストーリーが急展開したようで、私は事情がよく飲み込めない。

瀧本美織が演じるヒロイン・村上あかりが実の祖母・田中初音が封印したお好み焼屋をやりたいと言い出した。
それは昔、自分を生んでくれた母を養うために死に物狂いで切り盛りしていた。
ドラマではずっと「開かずの間」だったところ。

この祖母を演じているのが、富司純子(ふじ・すみこ)。
庶民の瀧本美織と対照的に、血統というか家系が別格。
中高年の邦画ファン、とりわけ任侠映画にのめり込んだ方にはいまでも「藤純子(ふじ・じゅんこ)」のほうがしっくりするだろう。

「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子を演じた『緋牡丹博徒』は大ヒットしてシリーズ化された。
やくざ映画にヒロインが誕生。
ついに鶴田浩二、高倉健と並んで“男の東映”の3大スターとなり、観客動員におおいに貢献した。
緋牡丹の刺青を背負った姿は目に焼きついて離れない。
スクリーンいっぱいに凄絶な美しさが漂った。
代表作はシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』。

昔、フジテレビのワイドショー『3時のあなた』で本名の寺島純子(てらしま・じゅんこ)で司会を務めた。

私が覚えているのは、1989年に名作『あ・うん』で映画に復帰したこと。
この際、新人女優としてスタートしたいと、現在の富司純子に改名した。

私がドラマからしばらく離れているうちに、田中初音は人格が変わったよう。
表情が柔らかくなり、しかもときどきはにかみ笑いを見せる。
村上あかりが祖母の閉ざされた心を開いていったのだろう。
すっかり、かわいい孫を見守るおばあちゃんだ。

祖母は育ての親(遠藤憲一、安田成美)が許すなら、孫がお好み焼屋を始めることを認めようと考えていた。
そして、条件が整い、孫を含めた関係者を呼び集め、突然仕切りはじめた。
富司純子は凛とし、静かな気迫と覚悟が伝わってくる。
空気が一変し、場に緊張感が走る。
本領発揮、任侠女優の凄みを彷彿させる。
一人ひとりの意思を尋ねた。
いよいよ自分の考えを述べるところで、続きはあした。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

◆書き加え1(11月19日)

「話は分かった」。
祖母のこの一言で、村上あかりがお好み焼き屋を開店することが決まった。

私は昼休みの時間だったがバタバタしていて、ろくに見られなかった。

店名は「おのみっちゃん」。
あした開店とか…。
せわしない。

◆書き加え2(11月20日)

「庶民の瀧本美織と対照的に…」と記した。
うかつだった。
本人が漂わせる雰囲気から、私はそう感じた。
役柄のせいかもしれない。

ウィキペディアによれば、小学生の頃からダンスのレッスンなどを受けるためにたびたび上京していたらしい。
余裕のない家庭では不可能。

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社員教育の機会均等は負け組企業への道

日本企業が大切にする概念に「機会均等」がある。
和を尊ぶ日本人の国民性、そして最近まで維持された終身雇用制度も深く影響していよう。

例えば、社員に対して一律に教育を施す。
全員が学習する機会を公平に得られるわけだから、絶対に悪いということでない。

だが、時間が非常にかかる。
変化の激しい時代、人が伸びるとは、人が変わることだ。
人が育つとは、人が変わることだ。
そのスピードがシビアに問われる。
ライバルに後れを取りかねない。

また、費用が非常にかかる。
コスト削減は教育も例外でない。
カネを投じるからには効果がシビアに問われる。
それも学習でなく仕事における成果。
平たく言えば、業績が向上することだ。

最低限の機会均等は確保されるべきだが、そこから先は人により異なって当然である。
能力もさることながら、意識と意欲がまるで違う。

となると、可能性の大きな社員に教育予算を重点的に配分・投入するほうが断然有利になる。
全員底上げの時代は終わり、リーダー養成の時代に入った。

そうした認識を踏まえ、私が長年企業で行い、このたびコンテンツを大幅にリニューアルした「提案営業研修」についても中堅幹部や若手精鋭の育成に軸足を移した。

続きはあした、「社内に波風を立てる…外部講師の意義と役割」のブログで…。

                      ◇◆◇

営業強化・再建、営業教育・指導に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月10日「営業講師・経営講師の使命と価値、実力と評価」はこちら。

⇒2011年2月9日「全員最高評価の営業セミナーアンケート」はこちら。

⇒2011年2月8日「SMBC提案営業セミナー、毎回感動、30回開催」はこちら。

⇒2011年2月7日「部品メーカー、下請け・孫請け社長の受注活動」はこちら。

⇒2011年1月26日「大田区町工場を救え…社長の受注強化セミナー」はこちら。

⇒2011年1月25日「名古屋地場製造業が苦しい…社長セミナー」はこちら。

⇒2011年1月24日「新規開拓を活発にする…SMBC実践営業塾」はこちら。

⇒2011年1月22日「ぎっくり腰講師…営業再建・社長向け講演」はこちら。

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⇒2009年11月4日「社長の悲鳴…中小製造業・零細町工場」はこちら。

⇒2008年12月4日「トヨタ系部品メーカーの悲鳴」はこちら。

⇒2008年11月27日「トヨタに命を預ける…太っ腹経営者」はこちら。

⇒2008年10月27日「やはり名古屋はトヨタ頼み」はこちら。

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社長と上司、目標必達の打ち手20110223

婚活・結婚がうまくいかない理由…バレンタイン

あすはセントバレンタインデー。
この日を待ち詫びた女性(女の子)、そして男性(男の子)も少なくないだろう。
チョコレートをうまく本命に渡せるか、本命にもらえるか・・・。
職場での“義理チョコ”の風習はすたれた?

世間はきょうまで3連休。
恋人同士はチョコレートの受け渡し(?)が終わっていることだろう。

ところで、ポール・ポッツがゴールデンウィークに来日し、東京など3都市で公演を行う。
イギリスの公開オーディション番組で栄冠に輝いたことが、彼の人生を一変させた。
が、それは妻との出会いなしに決して起こらなかった。
そうした観点では「奇跡の愛」と呼べよう。

21世紀に入り、就活と並んで困難を極めるのが「婚活」である。
いずれにおいても、大方は相手から“得る”ことを追い求める。
そうでなく、相手に“与える”ことを考え抜く。

この学生は当社に価値をもたらしてくれると確信したとき、企業は採用に踏み切る。
この男性は自分に幸福をもたらしてくれると確信したとき、女性は結婚に踏み切る。

自分は相手に何ができるか?
絶えざる問いかけが就活と婚活に成功を引き寄せる。

以下に、「ポール・ポッツの運命を変えた『結婚力』とは?」と題する2010年10月9日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
ほとんどカネにならない漫画に打ち込む村井茂(水木しげる。武良茂)を村井布美枝(武良布枝)は懸命に支えつづけた。
夫に尊敬と信頼を寄せ、連れ添うことに誇りを抱いていた。
水木しげるの成功の影に、妻の存在があった。

著名人の家庭でなくても、夫婦とはそうしたものだ。
互いの頑張りが噛み合ったとき、初めてちょっこし前へ進める。

                       ◇

「ラストチャンス」と言い聞かせ、自ら運命を切り開いたポール・ポッツ。
夢だったプロ歌手として世界各国を飛び回っている。
日本にも幾度か訪れ、多くのファンを持つ。

ポール・ポッツの成功の陰に、妻の存在があった。
彼が「ブリテンズ・ゴット・タレント」で栄冠を勝ち取るまでの半生が、ユーチューブの動画で紹介されている。
日本のテレビ局が番組用にドラマ仕立てにした映像を公開している。
私はそれを繰り返し見た。

そして、妻の力なくしてポール・ポッツのブレークはなかったと確信した。
歌を諦めないよう彼を励ましつづけただけでなく、ぎりぎりの生活を支えた。
この女性と結婚したことが、ポール・ポッツの人生に「奇跡の大逆転」をもたらした。
そういう意味では、彼女とネット上で巡り合い、そこに特別な“縁”を感じ取ったポール・ポッツも凄い。

私たちは、ポール・ポッツの幸運に目を奪われやすい。
彼は自ら運命を切り開いたのだ。
ただし、その機会は一人でつかんだものでない。
妻がポール・ポッツの運命を変えたともいえよう。

さらに私は、結婚は始まりにすぎず、大切なのはその後の互いの思い遣りと努力だと改めて気づかされた。
「自分は相手に何をしてあげられるか?」。
二人は、結婚の継続にとり不可欠かつ根源的な問いかけを決して忘れなかった。
不遇のどん底でも“夫婦の絆”が切れない道理である。

よい結婚は、たとえささやかであっても、二人にかならず幸せをもたらす。
それは、いわば「結婚力」。
相手に“与える”との決意。
生涯をともに歩む覚悟が生み出す特有の力だろう。

ところで、数年前から「婚活」が注目を集めている。
就職活動を「就活」と縮めるように、結婚活動を略した言葉。
社会に定着した感がある。
それくらい結婚が難しくなったのだ。

結婚相談所が行う「お見合いパーティ」を含め、男女の出会いの場がいろいろ設けられている。
しかし、結婚にたどり着ける確率は高くない。
相手から“得る”という思惑が強すぎるせいだ。

結婚はもちろん、人生、得ようとして得られることはない。
だれもが得たいと望んでいるのだから…。
得ようとして得られるなら、私たちはとっくにあり余る幸せを手に入れている。
が、かならずしもそうなっていない。
婚活では、相手に“与える”ことに徹すればよい。
得るなど、与えた結果にすぎない。

婚活はゲームでない。
うまくやろうとしたら、お仕舞い。
仮に結婚につなげたとしても、ほどなく破綻を迎える。
婚活において第一に問われているのは、自分の姿勢である。
その相手に何をしたいか、何ができるかを突き詰めて考えることだ。

                       ◇

女性も意欲と能力があれば、男性と対等に働ける環境が整いつつある。
外で働く妻を“主夫”が内で支えるケースが日本でも出てきた。
そこまでいかなくても若い世代を中心に「イクメン」が増えている。

いまや結婚の形、家庭のありようもどんどん変化している。
こうでなければならないと、古い規範や価値観に閉じ込めることはできない。
私たちは自由であるべきだ。

大事なのは、夫婦が相手への貢献を誓うこと。
実践は容易でないが、その気持ちは忘れずにいたい。
ならば、長くて険しいデコボコ道を二人で何とか歩んでいけよう。

                       ◇

このブログは、2009年8月23日の「結婚力」に思い切って手を加えた。

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遠距離恋愛カップルの逢瀬…バレンタインデー

私は40歳までプランナーだった。
若い頃、体がチョコレートを受け付けなかった。
記憶が曖昧だが、40代になってからいくらか食べられるように変わった。

その私がプランナーとして携わったのは、バレンタインデーのセールスプロモーション(SP)企画。
大半はプレミアムキャンペーンである。
おもに若い女性に購買を促進する。
しかし、それ以前に「バレンタインデー」そのものを日本社会に浸透させる。

私は凸版印刷(トッパンアイデアセンター)や電通などの代理店を経由し、森永製菓や明治製菓などの仕事を行った。
また、高級品のメリーチョコレートにかなり。

ヨーロッパなどでは女性から男性へ、男性から女性へ、銘々が自由にプレゼントする。
花やケーキ、カードなどさまざま。
チョコレートがアイテムに加わるのは19世紀後半以降。
やがてハート型などのギフトボックスが開発され、恋人用に使われ出した。

したがって、日本のようにホワイトデーは存在しない。
キャンディなどの販売促進のために考案された。
私は菓子メーカーの商魂に驚きながら、この企画にもいくらか関わった。

今日、女性から男性へ愛情や親しみを込めてチョコレートを贈る習慣が根づいている。
しかし、「JR東海バレンタイン・エクスプレス」は存在しない。

以下に、「JR東海クリスマス・エクスプレス赤い口紅CM」と題する2010年12月22日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私が、クリスマスが近づくと思い出すのが、山下達郎の「クリスマス・イブ」。
それともう一つ、JR東海のクリスマスCM。
以下は、ウィキペディアなどの情報を交えて記した。

JR東海「クリスマス・エクスプレス」。
東海道新幹線のイメージCMシリーズである。
「会うのが、いちばん。」。
若者の共感を呼び、バブル崩壊の1990年を挟んだ前後各2年ほど展開された。
ターゲット世代の期間中の利用を増やしただけでなく、学生の就職人気企業ランキングを上位に押しあげた。

とはいえ、私が記憶しているのは、1988年に放映された「ホームタウン・エクスプレス」のクリスマス編。
遠距離恋愛のカップルが新幹線でクリスマスに再会を果たすドラマ仕立てだった。
翌年以降制作された「クリスマス・エクスプレス」シリーズの第1弾となった作品。

私が鮮明に覚えているのは、真っ赤な口紅を塗った、顔立ちのはっきりしたボーイッシュ(ショートカット)の女の子。
年齢不詳…。
ところは新幹線のプラットフォーム。
最終列車だろうか、待ち侘びた彼は現れなかった。
落胆した背中の向こう、柱の陰からリボンで結ばれたクリスマスプレゼントが覗く。
やがてプレゼントで顔を隠した男がムーンウォークを踊る・・・。
ストーリーも演出もよく、完成度が高かった。
ほかの作品はすべて忘れたが、赤い口紅のこの作品だけは強く印象に残っている。
名作だろう。

ネット上のCM動画を再生したら、女の子は大きなイヤリングが赤、タートルネック(マフラー? スカーフ?)が赤、マニキュアが赤、プレゼントは包装紙が赤だった。
男の子はパントマイム風。
女の子の口の動きが面白い。
当時15歳の深津絵里(高原里絵)だった。

ケータイのない時代、離れて暮らす若い男女がコミュニケーションを取ることが大変だった。
思いが募り、イマジネーションが膨らんだ。
たまに会えるとなると、心が高揚した。
不案内な場所で待ち合わせると、相手を見逃すまい、相手とすれ違いになるまいと、目を凝らした。
切ない時間だった。

いまシリーズ5作品をすべて見た。
他の作品もぼんやりと記憶がよみがえってきた。
CMは時代を映す鏡であり、世相を濃厚にまとう。
全作品が日本の絶頂期を背景にしている。
「クリスマス・エクスプレス」という提案自体がそう。
真っ赤な口紅の女の子もそうだし、ムーンウォークの男の子もそう。
ただし、この作品はどこか懐かしさを引きずっている。
逢瀬(おうせ)の普遍性を表現しているように思う。

1990年の作品はバブルそのもの。
そして、1992年の作品にかけてトーンダウン・・・。

なお、CMのテーマ曲に使われた山下達郎の「クリスマス・イブ」はクリスマスソングとしてすっかり定着した。

⇒2010年12月21日「山下達郎クリスマスソング…絶句する完成度」はこちら。

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天才・山下達郎の後悔…クリスマス・イブ

アサヒビールの「アサヒSlat(すらっと)」のCMソングに、山下達郎の「高気圧ガール」が使われている。
1983年の曲であり、懐かしい。
なお、「アサヒすらっと」は1缶 350ml当たり88kcalのフルーツチューハイ。
果実をその場でしぼったような味わいと香りが特長。
みずみずしい果汁感と果肉のほどよい甘さが楽しめる。

山下達郎オフィシャルサイトによれば、音楽活動35周年を締めくくる2011年の第1弾となるニューシングルは、前作「街物語」に引き続き、TBS日曜劇場のドラマ主題歌に決定した「愛してるって言えなくたって」。

「ドラマのために書き下ろした入魂のバラードです。」。
この入魂という言葉は、完全主義の山下達郎にピッタリ。
ドラマとは「冬のサクラ」。

山下達郎は一曲、一曲、実に丁寧につくり込んでいる。

以下に、「山下達郎クリスマス・イブ…絶句する完成度」と題する2010年12月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

師走になると決まって流れるのが、シンガーソングライター・山下達郎の「クリスマス・イブ」。
以下は、ウィキペディアなどの情報を交えて記した。

「クリスマス・イブ」は、1983年リリースのアルバム「MELODIES(メロディーズ)」から1986年にシングルカットされ、ミリオンヒット。

私はかつて渋谷・松涛に住んでいた。
1990年代半ばを過ぎた頃、クラブ三条のホステスからアルバム(CD)をプレゼントされた。
なぜか紛失してしまい、それが「MELODIES」かどうか不明。
曲の大半もしくは過半がクリスマスソングだったと記憶している。
幾度か聞いたが、絶句するほどの完成度!
どうやってレコーディングしているのか不思議だった。
山下達郎の世界が結晶したかのような美しさがあり、しびれた。

私は、初めて山下達郎の楽曲に触れたときを思い出した。
1980年、「RIDE ON TIME(ライド・オン・タイム)」。
反体制的なフォークや四畳半的なフォークをさんざん聞かされた耳に、このポップスは衝撃的だった。
リゾートソング?
当時、学生や若者の間にブルジョアを忌み嫌う空気がいくらか残っていた。
同じ日本人がつくった楽曲とはとても思えなかった。

余談…。
山下達郎はアルバムをリリースすると同時に後悔の念にとらわれると、どこかで述べていた(不確か)。
私は次元がまったく違うが、本を出すと同時に後悔の念にとらわれる。
あの天才にしてそうなのかと、救われた気分になった。
凡人では当然である。

                       ◇

山下達郎は、私より2歳下、早生まれで1学年下。
明治大学法学部中退。
明大中退といえば、北野武を思い出す。
私は明治大学経営学部中退。
二人とどうしてこんなに差がついたのか?

◆書き加え1(12月18日)

山下達郎の「クリスマス・イブ」。
深夜のテレビ番組で、この曲のピッチを変えると竹内マリアになることを知った。
彼女が歌っている。
区別がつかない。

私は鳥肌が立った。
二人は夫婦。
凄い。

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沢村拓一は伝説の投手になれ…城之内邦雄

読売ジャイアンツ(巨人)の沢村拓一。
合同自主トレ、宮崎1軍キャンプと、評価がうなぎのぼりだ。
華のある斎藤佑樹に目を奪われがちだが、全身から放つオーラなら決して負けない。
武士のような面構えからふてぶてしい印象が先行するが、彼は求道的である。
私はルーキーイヤーから大車輪の活躍を予想している。
むろん、押しも押されもせぬエースへ。

私は野球に関して専門知識を持たない。
素人の直感で述べれば、上原浩治の入団時よりも上である。
馬力が凄い。

その上原浩治。
大阪体育大学から逆指名制度を活用し、ドラフト1位で巨人に入団した。
ルーキーイヤーの1999年、歴代4位タイの15連勝を含め、20勝4敗という素晴らしい成績を残した。
ポンポン投げ込む様は、実に小気味よかった。
バッターは読みを働かせる間を持てない。

新人の20勝到達は木田勇以来、19年ぶり。
最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠、合わせて最高勝率に輝いた。
新人王、沢村賞、ベストナイン(最優秀投手賞)のタイトルをつかんだ。
興行面も意識したローテーションが組まれ、「サンデー上原」と称された。

上原浩治は速球の切れもさることながら、コントロールが精密だった。
それに対し、沢村拓一は剛速球が命。
あまり制球にこだわらないことだ。
重心が非常に低いので案外、コントロールは悪くない?
ただし、入れ込みやすく、故障が心配。
無茶をしそう…。

巨人OBの城之内邦雄が先月、新人合同自主トレの打ち上げの日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、沢村拓一を絶賛した。
1962年、新人ながら開幕投手を務めた背番号15「エースのジョー」だ。
背番号15、沢村拓一に開幕投手の太鼓判を押した。
さらに、下半身を鍛えればとの前提で、20勝の可能性を告げた。

開幕は3月25日。
沢村拓一が東京ドームで行われる横浜戦で先発を務めれば49年ぶりの快挙。

宮崎1軍キャンプ。
セ・リーグ他球団のスコアラーが偵察に訪れる。
沢村拓一の剛速球は、味方がざわめくほどの迫力だ。
捕手・阿部慎之助は「上原さんの全盛期の球を重くした感じ」と、印象を語った。

⇒2011年2月3日「勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也」はこちら。

⇒2011年2月4日「沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?」はこちら。

⇒2011年2月7日「沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ」はこちら。

⇒2011年2月11日「沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督」はこちら。

余談。
私が新人投手でもっとも記憶に残っているのは、日本ハムの木田勇である。
化け物だった。
ルーキーイヤーの1980年、22勝8敗4セーブ、 225奪三振、防御率2.28、勝率.733という成績を残した。
投手部門のタイトルを独占。
新人王は当然として、史上初となる新人でのMVPに輝いた。
が、あっという間に燃え尽きた。

◆書き加え1(2月6日)

城之内邦雄の発言を取りあげたら、懐かしさが込みあげてきた。
デビューは、私が直江津小学校の高学年だった。
実は、プロ野球で一番好きなピッチャーである。
記憶がすっかり曖昧になってしまった。
以下は、おそらく。

寡黙というか無愛想というかポーカーフェイスというか…。
バッターに完全に背を向け、ひるがえって体重を乗せて投げ込む変則フォーム。
つんのめる感じ。
野茂英雄の「トルネード投法」みたいなシンボリックなかっこよさはない。
腰はサイドスローの回転なのに、リリースポイントが胸の高さ。
しかも、腕が体に巻きついて出てくるような、わけの分からない投球法。
しかし、きわめて合理的でもある。
武器は、癖のある速球とえぐいシュート。
バッターは打ちづらいし、怖かったろう。
入団から5年で 100勝に到達した投手は城之内邦雄以降、現れていない。

私は堀内恒夫、江川卓、斎藤雅樹をしのぐと思う。
が、マスコミに取りあげられることがなかった。
「伝説」という言葉は、城之内邦雄に贈りたい。

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ポール・ポッツ来日公演…読売日響と初共演

ポール・ポッツがゴールデンウィーク(GW)に東京、横浜、大阪で行われる「読売日響グランドコンサート」に出演するため、1年ぶりに来日する。

今回はフルオーケストラをバックに、最新アルバム「ニュー・シネマ・パラダイス 〜ベスト・ムービー・ソングス」の収録曲を中心に歌う。
曲目は、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」「ゴッドファーザー 愛のテーマ」「ジェルソミーナ」などが予定されている。
彼の代表曲「誰も寝てはならぬ」も…。
指揮は渡邊一正。

チケットの一般発売は2月6日に始まった。
日本での人気は根強いのか。

◆東京公演
日時/2011年4月28日(木)午後7時開演
会場/Bunkamuraオーチャードホール
※GW前日。

◆横浜公演
日時/2011年4月29日(金)午後2時開演
会場/横浜みなとみらいホール

◆大阪公演
日時/2011年5月1日(日)午後2時開演
会場/ザ・シンフォニーホール

問い合わせは、読売新聞東京本社文化事業部へ。
TEL:03−3561−6346
PC:info.yomiuri.co.jp/event/music/

以下に、「ポール・ポッツの歌唱レベルを問う…実力評価」と題する2010年10月11日のブログを収める。

◇◆◇

ネット上で、ポール・ポッツの歌唱は音楽大学の学生レベルという指摘があった。
私は吹き出してしまった。
もしそうなら、音大生は皆オーディションで優勝し、成功者だらけになる。

この人は、歌唱のテクニックを問題にしているのだろう。
が、それは教室内での評価である。
プロ歌手に対して的外れ。
そもそも技巧の優劣を気にしながら音楽を聴いているとしたら、気の毒。

音楽は、どれくらい感動させられるかがすべて。
この点において、ポール・ポッツは大きなエネルギーを備えている。
彼は、世間に知れ渡ったアリアを得意とするポピュラー歌手である。
オペラ歌手と横並びで比較するのは愚かしい。

ただし、ポール・ポッツがいつまで人々を魅了できるかは不明。
経済的に恵まれたので、家族の生活を守るといったモチベーションが働きにくい。
それはひとえに歌うことへの情熱、そして希求を持ちつづけられるかどうかにかかっていよう。

そうはいっても…。
ジャンルを問わず、タレントは競争が熾烈だ。
次々と登場し、あっという間に消滅する。
3年、人気を博したら凄い。
5年、注目を保てたら素晴らしい。
10年、関心をつなぎ止められたら大変なことだ。
ポール・ポッツはすでに3年の実績を有している。
聴き手に感動を与えられなくては不可能。

以下に、「ポール・ポッツに思う」と題する2009年8月22日〜23日のブログを収める。
ついては、原稿を一本にまとめ、かつ大幅に修正した。

◆◇◆

イギリスに「ブリテンズ・ゴット・タレント」という公開オーディション番組がある。
歌やパフォーマンスなどジャンルを問わず、埋もれた才能の発掘を目指す。
その模様はユーチューブの動画でも配信され、大勢の人々の目に触れる。
近年は世界中のマスメディアがこぞって取りあげるようになり、膨大なアクセスを得るものも…。

毎年決勝が行われ、2007年に優勝したのがご存知「ポール・ポッツ」である。
冴えない風貌でステージに登場したケータイショップの店員は場違いで、自信がなさそう。
私には半ベソのように映る。
ところが、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」の曲が流れた途端、姿勢と表情が一変する。
予選会場の「ミレニアム・ホール」を埋め尽くす2千人を熱狂させた。
そして、準決勝、決勝へ進み、栄冠に輝く。

そのプロセスはとてもドラマチックだった。
ポール・ポッツは、審査員長格でありプロデューサーのサイモン・コーウェルに後押しされ、プロ歌手へ転身した。
同年、アルバム『ワン・チャンス』でデビュー。
世界で3百万枚(現在、4百万枚)を超えるセールスを記録した。
文字どおり、一夜で運命が変わった。
私は音楽に関しては素人だが、思うところがあったので述べたい。

さて、私は画質も音質も劣悪なユーチューブの動画に心を揺さ振られ、体が熱くなった。
「素晴らしい!」の一言。
大勢がポール・ポッツの歌に涙を流している。

妻思いのポール・ポッツは、これでダメなら歌を諦めるとの覚悟でオーディションに臨んだようだ。
自らの夢にきっぱりと引導を渡すつもりだったのか。
予選の「誰も寝てはならぬ」には、歌うことへの強い情熱と深い祈りがこもっている。
圧倒的な感動は、最初にして最後となるチャンスにかけた気迫が招いたのでないか。

人生の夕暮れに佇む私が言うのは気恥ずかしいが、ポール・ポッツの歌に触れておおいに勇気づけられた。
「人生の苦労にムダなことなど一つもない」。

動画に寄せられたコメントの大半は好意的であり、ポール・ポッツを誉め称えている。
だが、辛口なものもある。
予選でポール・ポッツが審査員に「オペラを歌う」と答えたせいか、ルチアーノ・パバロッティなどが引き合いに出されている。

ルチアーノ・パバロッティは幼少期からオペラに親しんで育ち、声楽の教育を受けて若くしてデビュー、テノール歌手の頂点に登り詰めたプロフェッショナルである。
かたやポール・ポッツは地方都市の聖歌隊やオペラ劇団などで歌っていたアマチュアにすぎない。
受けたとしてもボイス・トレーニングが中心である。
両者は生い立ちが違う。

私は、ポール・ポッツを彼と比べることに、ましてこき下ろすことに何の意味があるのかと思う。
実際、私はオペラ歌手では経験したことのない、大きな感銘を受けた。

ポール・ポッツは、予選で観衆を総立ちにさせ、暮らし向きが変わりはじめたようだ。
周囲から支援の手が差し延べられた?
決勝までの間にレッスンを積むことができたせいか、歌がうまくなった。
また、身だしなみが格段によくなった。

しかし、デビュー後を含め、いまだに予選を超えられないのでないか。
大勢が流した涙は、歌のうまさに対してでない。
ゆえに、ポール・ポッツが初心を忘れたとき、その歌は魅力を失うはずだ。
私は、彼の人生を貫く「愚直さ」が心を打ったのだと考えている。

とはいえ、いったんプロ歌手として歩み出した以上、容赦ない評価にさらされる。
初めは半生と重ね合わせて聴いてくれた人々も、やがては歌自体を味わいたいというふうに変わる。
あれから2年を経て動画に寄せられるコメントはどんどん厳しさを増している。

そうしたコメントのなかには、彼がつかんだ栄冠に疑問を呈するものもある。
オーディションの決勝はたいてい接戦であり、審査は困難を極める。
出場者の年齢がまちまちな場合には、将来性を加味するかどうかでも結果は違ってくる。
まして横一線では、だれが勝ったかを判定するというより、だれに勝利を与えるかを決断することになろう。

そして、勝利は幸運に恵まれない限りもたらされない。
しかし、もっと大事なのは、その幸運は努力を惜しまない人にしか訪れないこと。
歌もさることながら執念ともいえる努力に対して授けられた褒美でなかったか。
その執念が気迫となり、オーディション会場に乗り移った。

この世に懸命に頑張る人は星の数ほどいるが、その多くはこれといって報われているわけでない。
ポール・ポッツは代表選手として選ばれた。
私たちにまれに天使が舞い降りてきてもよいのでは…。
「ブリテンズ・ゴット・タレント」の審査結果に異議を唱えることもない。
ポール・ポッツの歌に目くじらを立てることもない。
私は的確なジャッジだったと思う。

ところで、私は日本語のほかは理解不能。
それでも感じるのは、ポール・ポッツの発声法が関係するのかどうか、言葉が分かりにくいのだ。
歌詞の明瞭さは大事なのでは?
やはりユーチューブで、ミュージカル出身のサラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を聞いて、そんな印象を持った。
彼女の歌唱の巧みさはもとより言葉の美しさに痺れた。

ポール・ポッツは、とりあえずワン・チャンスを生かし、好きな歌を仕事にしたいという夢を叶えた。
しかし、どのようなプロ歌手としてやっていくのか、今後の立ち位置が難しくなろう。
現状は中途半端だ。
アルバム『ワン・チャンス』の驚異的な売り上げは、デビューのご祝儀のようなもの。
ポール・ポッツへの、大勢の期待の表れである。
渾身のエールを送られたら、それに何とか応えたいところ…。

年齢的にも「オペラ」を究めるのは不可能?
素人の私でさえ、ポール・ポッツは声量も技量も及ばないと察しがつく。
したがって、高音を押し出すと平板になり、低音で抑えると聞こえづらい。
目一杯歌おうとするためか歌唱に深さやニュアンスが乏しく、プロ歌手としての“色気”を欠く。
オペラ歌手と張り合わなければならない理由は一つもなく、私はもっとマイクの使い方に通じるべきだと思う。
少なくとも手に持ったほうがよい。

ポール・ポッツよ。
コメントのなかには、消え去るのは時間の問題との指摘もあった。
どうか独自の世界を築いてほしい。
そして、これから先も私たちをあたたかい感動で包み込んでほしい。
それは、世界中のごくごく普通の人々に夢と希望を与えつづけること。

私はポール・ポッツの成功を切に願う。

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沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督

読売ジャイアンツ(巨人)の宮崎1軍キャンプ。
新人でただ一人帯同している期待の星、沢村拓一が6日、初のフリー打撃(バッティング)に登板した。
坂本勇人と大田泰示を相手に55球。
巨人が松井秀喜(ゴジラ)の後継を託す大田泰示の背番号55を意識したかどうか、私は知らない。

沢村拓一は伸びのある内角直球で坂本勇人のバットを2度へし折った。
疲労がピークに達していたせいかブルペンで不安定だった制球がこの日、バッターに向かった途端にしゃんとした。
セットポジションからスピンの利いた速球を投げ込む。
このピッチャーは実戦にめちゃくちゃ強そうだ。
投球フォームも球筋もきれいな斎藤佑樹と対照的に、実にえげつない。

沢村拓一は、今後さらに切れと球速が増すだろう。
川口和久投手総合コーは「特上」と絶賛した。

課題はコントロール(制球)だが、売りはあくまで速球。
荒れるかも…。
打者からすれば、嫌な投手である。
好かれたらプロとしてやっていけない。
剛腕ルーキーは15日の紅白戦でデビューするようだ。
沢村拓一よ、小笠原道大のバットをへし折ってやれ。

原辰徳監督は開幕投手を白紙としており、沢村拓一は内海哲也、東野峻という左右の両エースと並んで最有力候補の一角。
私は本命と考える。
開幕投手テスト(試験)になろう。
本人も虎視眈々と狙っているはずだ。
決定のリミットは3月3日、雛祭り(ひなまつり)。

沢村拓一は3月25日、東京ドームのオープニングゲーム(開幕試合)、横浜戦の先発マウンドに立っていなくてならない。
21世紀に入り、プロ野球は話題がパ・リーグに集中している。
長らく球界の盟主を自負してきた巨人は人気面での巻き返しが必須なのだ。

⇒2011年2月3日「勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也」はこちら。

⇒2011年2月4日「沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?」はこちら。

⇒2011年2月7日「沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ」はこちら。

以下に、「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」と題する2010年11月12日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は日曜日の深夜(月曜日午前1時半過ぎ)だというのに、朝一に提出する経営トップ・営業幹部向けの講演パンフレットの原稿を作成しているところ。
テキストのレジュメを固めるまでが大変である。
これはそのまま講演のプログラムになる。
老いた頭を一日中動かしたので、くたくた…。
私は頑張っているのだけれど、仕事が非常に遅い。
朝方5時、6時は覚悟している。
終わらないかぎり眠れない。

そんなとき、つけっ放しのテレビ朝日「Get Sports」で、読売ジャイアンツから単独1位指名を受けた沢村拓一を取りあげていた。
母親と初めて見に行ったのが東京ドームの巨人戦だった。
念願の巨人入りを果たした。

私は沢村拓一の不敵な面構えが好きだ。
闘争心がそのまま顔になっている。

「自分をいじめることが好きなんですよ、結構」。
なるほど、「M」である。

沢村拓一は高校時代に投手失格を言い渡され、挫折を味わった。
悩み苦しみ、体重も落ちるところまで落ちた。
中央大学へ進学する際、ここで結果を出せないようなら野球をやめると誓った。
彼の気迫を真正面から受け止めたのが恩師・高橋善正監督だった。
この出会いが彼の人生を好転させた。

沢村拓一は「練習しないと、先はない…」とさらっと語った。
何と厳しい言葉だろう。
練習量が突出しており、徹底的に自分をいじめ抜く。
納得がいくまで決してやめない。

それと、沢村拓一がこだわったのがウエイト(筋力)トレーニング。
下半身を集中的に鍛え抜いた。
私はその映像を見たが、体を壊してしまうのでないかと心配になった。
野球選手、まして投手としてはあまりに過酷。
こうした壮絶な努力が実り、ついに大学球界最速時速 157キロメートルをマークした。

沢村拓一は今シーズン先発6試合、すべて完投。
そのなかに延長戦も含まれる。
9回でも時速 150キロメートル台の剛速球を投げる。

沢村拓一は不断の鍛錬により気持ちの強さと類まれなスタミナの両方を手に入れた。
1年目から読売ジャイアンツの先発完投型投手の一番手として大車輪の活躍を見せそう。
投手崩壊のチーム事情からすれば、開幕投手も夢でない。
ぜひ「沢村賞」を狙ってほしい。

力量では巨人のエース格だ。
メジャーリーグへ移籍した上原浩治の入団時よりも上でなかろうか。
掛け値なしに「逸材」と呼べる。
沢村拓一は持ち前の強気と執念でドラフトを実質的に「逆指名」に変えてしまった。

⇒2010年11月6日「斎藤佑樹エースナンバー18番で開幕投手へ」はこちら。

⇒2010年11月6日「公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決」はこちら。

⇒2010年11月3日「斎藤佑樹は輝かしいスター、大舞台が似合う」はこちら。

⇒2010年11月3日「早慶優勝決定戦、斎藤佑樹と大石達也は登板?」はこちら。

◆書き加え1(11月8日)

野球の素人ながら、沢村拓一の言葉がちょっと気になった。
「自分は下半身しか鍛えない」。
基本は下半身であり、真っ当な考え方だと思う。
沢村拓一は力感あふれるダイナミックなフォームが魅力的である。

しかし、下半身があれほどまでに強いと、肩や腕を含めた上半身に相当な負荷がかかるのでは…。
上半身が下半身に負け、怪我や故障につながる可能性はないのか。
どうなのだろう?

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ヴェルファイアとエルグランドの比較…人気と値引き額

クルマが年間で一番売れる年度末。
買い替えを検討しているユーザーは少なくない。
昨夏にニッサン・エルグランドがフルモデルチェンジを遂げ、3代目となった。
ラージクラスミニバン市場が活性化している。

とはいえ、日本は景気低迷が依然として続く。
販売競争が激しくなり、値引き幅が急拡大している。
きわめて大雑把に限界額を示せば、エルグランドは60万円、ヴェルファイアは55万円、アルファードは50万円。
下のグレードでは値引き額も小さくなる。
これはクルマ本体でなく、オプションなどを含めた総額である。
また、メーカーキャンペーンや景気刺激策による優遇は含めない。

カーディーラー(販売店)は値引き額が大きい場合に、計算書(?)においてさまざまな名目に振り分ける。
また、例えば、最初(3年目)の車検で買い替える場合には、下取り価格のほうで上積みしてくれる。
これも実質的な値引きだ。
しかし、ガリバーなどの中古車買い取り専業が好条件を示すはずで、当たるべきだ。
下取りと買い取りでは、ラージクラスミニバンでは10万円ほど差がつこう。

なお、ローンを組むと、値引き額は大きくなるのでは…。
カーディーラーに手数料がいくらか入るからか?

先ほど示したのは、あくまで大都市での最大金額の目安だ。
簡単に引き出せないが、不可能とは言い切れない。
たいていはカーディーラー側の何らかの事情が絡んでいる。

値引き額を吊り上げるため、併売車種や競合車種を複数のカーディーラーで競わせる方法がよく指南されるが、暇人のやり方だ。
あるいは、値引きの過程を楽しみたい人向け。
購入後のセールスマンとのつきあいを考えてもどうか…。
私は一度もやったことがない。
むしろ、この店から、この人から、このクルマを買いたいという意思をしっかりと伝えたほうが有利でしかも断然早いように思う。

ラージクラスミニバンはゆとりを楽しむものだ。
大人が5名乗車するなら、排気量が大きいほうを選びたい。
長距離走行、高速走行などでストレスを感じない。
ただし、3年後の下取りもしくは買い取りは排気量が小さいほうが断然よく、かなり不利である。
それ以前に、おそらく2WD(二輪駆動)の大半は「エコカー減税」を受けられない(複雑なのでカーディーラーに確認のこと)。

私が愛した2代目エルグランドは最高だった。
が、3代目は“印象面”で見劣りする。
アルファード(ヴェルファイア)市場とエスティマ市場を両方欲張ったせいか、中途半端…。

以下に、「3代目エルグランドと2代目アルファードの比較感想」と題する2010年9月4日のブログ、「エルグランドとアルファードの選択と値引き額」と題する5日のブログ、「人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランド」と題する6日のブログを収める。
ついては、3日間にわたったブログを1本にまとめた。
それにともない、記事にいくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

3代目(新型)エルグランドと2代目(現行)アルファードについて、比較を交えながら私の率直な感想を綴った。
「評価」というより、この2台が大好きな私の受け止め方である。

日産自動車(ニッサン)は2010年8月、「エルグランド」を約8年振りにフルモデルチェンジ(FMC)した。
3代目の登場を、ファンは首を長くして待ち望んだ。

新型エルグランドにおける最大の変化は、駆動方式がFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)に変更されたこと。
それにより「低床パッケージ」を追求できた。
ここから外観の洗練ほか、乗降性の改善や走行性能の強化など、多様かつ大幅な進化がもたらされた。

私は猛暑のさなか、自宅のそばの「神奈川日産ニュータウン都筑店」(横浜市都筑区北山田5-17-21)に足を運んだ。
この辺りでは最大の店舗。
「エコカー補助金」が9月で終了するせいか、店内はかなりの賑わいである。
実は、トヨタ自動車(トヨタ)が2代目アルファードを発売した際にも「横浜トヨペットあざみ野店」(横浜市青葉区荏田町131-1)へ出向いた。
わりと最近まで2代目エルグランドと初代(先代)アルファードのオーナーだった私は、FMCが行われたと知ると居ても立ってもいられないのだ(クルマの運転をやめたので買わない)。

2002年5月、2代目(先代)の登場時、店舗にはエルグランドが4〜5台置かれていた。
もっと多かったかもしれない。
すべてのボディカラーが揃っていた。
ところが、今回は実車がたった1台しかない。
それも展示車兼試乗車。
期待のFMC直後にどうなのか?
コストの削減が販売現場に及び、来店客は不便を強いられる。

私は試乗の順番待ちを諦め、せめて実車に触れようと思ったが、それもままならない。
初めは我慢、やがてイライラ…。
結局、1時間以上待たされ、クルマとの交流(?)は他の顧客と一緒にわずか5分間。

3代目エルグランドのフォルムは、箱(直方体)にサルーンの要素が加わり、上品でスマートになった。
ロー&ワイドなプロポーション。
ショルダーの張ったボディがそれを強調する。

3代目エルグランドの外観(エクステリア)は、とくにフロントマスクに大きな変化があった。
全高が抑えられたのでフロント部分の厚み(高さ)が減り、結果としてグリル(ビレット状)が薄くなった。
それによりデザイン的なまとまりがよくなった。
反面、インパクトが弱まった。
前を走るクルマを威圧するような2代目の迫力は乏しくなった。
さみしさを覚えるファンも少なくないのでは…。

私は運転席(ドライバーズシート)に着き、低床を実感!
着座位置、したがってアイポイントがかなり低くなった。
先々を見通しながら運転するのは気持ちよく、高速走行時などに女性や初心者は安心感が大きい。
そのよさが失われた。
ドライバーも同乗者も周囲のクルマを見下ろすような感覚が薄れた。
それがラージクラスミニバンに特有の優越感につながっていた。
オーバーな言い方をすれば、ドライビングポジションは2代目とセダンの中間くらい(この変化を好ましいと受け止めるユーザーもいるはずだ)。

その代わり、走行時の安定感を手に入れた。
2代目と、きっと別次元!
先代のオーナーは低重心を実感しよう。
姿勢の変化が小さい。

開発者によれば、足回りを煮詰め、高速だけでなく「ワインディング」を得意科目に加えた。
ミニバンでは、運転者の走りの満足より、同乗者の乗り心地のよさのほうが大事である。
3代目は後席、とくに3列目の揺さ振りが大幅に和らげられる。

私は、2代目の発売と同時に購入した最上級グレード(本革シート、ツインモニター)を2年4カ月で初代アルファードに買い替えた。
最大の理由は、それだった。
ドライバーにとり高速クルージングは申し分ない。
同乗者も快適だ。
ところが、例えば箱根に分け入ると、家族がクルマ酔いになった。
ふわふわするので、船酔い状態。
3代目は高級サルーンに近い上質でしっとりした乗り心地を確保したのでは…。

ラージクラスミニバンはドアが大きく、乗降はしやすい。
新型エルグランドは床(したがってステップ)がぐっと下がったので、運転席も後席もとても楽になった。
負担が少なく、腰や膝(ひざ)が痛む人はありがたみを感じる。

3代目エルグランドの内装(インテリア)は、派手さを抑えて仕上げられた?
インストルメントパネルからサイドへ、木目調パネルを流れるように配した。
大人7人がゆったりと座れる快適性はこのクラスでは常識(共通)である。
シートはモダンで立体的、硬めでしっかり。
助手席と2列目の計3席にシート一体型の大型オットマンを備えた。
さらに、2列目シートに肩甲骨の辺りでリクライニングできる“中折れ機能”をつけた。
シート全体で身体を保持し、長時間ドライブの疲労を軽減している。
足を伸ばせば、自宅のソファーでくつろぐみたいに極楽…。
3列目はシートの格納操作が容易である。
2列目はスライドドアの窓(ガラス)が昇降するようになった(私は未確認)。

3代目エルグランドがFRからFFに変わることで獲得したメリットは大きく多い。
走りと乗り心地はもちろん、居住性や使い勝手など、格段のブラッシュアップを果たしたことは間違いない。

しかし、先代のゆったりとしたおおらかな走りと、ラージクラスミニバンのスケールの大きさはやや失われた。
クルマの開発は難しい。
私は飛ばすわけでなく、走行性は重視しない。
存在感の強い2代目のほうが断然好きである。
「キング・オブ・ミニバン」という称号を捧げたいと思った。
3代目に、印象面や感覚面で物足りなさを感じるファンも出てくるのでは…。

                      ◇◆◇

3代目(新型)エルグランドはFRからFFへの変更にともない、目覚ましい進化を遂げた。
ラージクラスミニバンの居住性や使い勝手にこだわりながら、走りと乗り心地を高級サルーンに近づけた。
手放しで喜ぶニッサンファン、エルグランドファンもいるだろう。

しかし、このクラスを所有している満足感にどっぷりと浸かりたいなら、2008年5月にフルモデルチェンジ(FMC)を済ませた2代目(現行)アルファードがよいのでは?
初代(先代)のこれでもかという雰囲気を受け継ぎながら、大人の節度がいくらか備わった。
私が乗っていた頃は、成金の悪趣味が恥ずかしかったが…。
しかも、トヨペット店扱いの「アルファード」に、ネッツトヨタ店扱いの「ヴェルファイア」が加わった。
こちらは初代。
“兄弟車”が設定され、フロントマスクなどでそれなりのキャラクター分けがなされている。

私はクルマに関して素人である。
が、3代目エルグランドでは、ラージクラスミニバンに対するユーザーの嗜好とズレが生じたということはないか?
内外ともに風格や質感がサルーンぽくなった。
ニッサンのマーケティングに疑問を感じる。
私の印象としては、豪華さの2代目アルファードに対し、高級感の3代目エルグランド。
洗練は“おとなしさ”につながる。

3代目エルグランドは月間の販売目標が1900台。
8年の間隔が空いたので、出足が好調なのは驚くに当たらない。
むろん、エコカー減税に適合する環境性能を備えている(ディーラーに確認のこと)。

ユーザーが新型の発売時にどのような選択を行っているか?
駆動は2WD(2駆)、排気量は 2.5リッター、乗員定員は7人乗りが中心。
ボディカラーは黒(ファントムブラック)と白(ブリリアントホワイトパール)が人気。
仕様は「ハイウェイスター」が大半。
フル乗車の機会があれば、 3.5リッターでないと後悔しそう。

私は、3代目エルグランドは販売が厳しいと予想する。
アルファード(ヴェルファイア)の独走にブレーキは掛けられるが、追撃するに至らない。
外したら、ごめん。

クルマは、自分が気に入ったものを選ぶのが何よりだ。
高級サルーンの代わりにラージクラスミニバンの最上級グレードを買うユーザーも増えているらしい。

3代目エルグランドは、ラージクラスミニバンの“成熟版”と見なせる。
これは確か!
トレンド(潮流)に沿っていよう。
日本の消費者の成熟が進んでいれば受け入れられるが、どうか。
3代目アルファード(2代目ヴェルファイア)は全高をいくらか落としてくると思うが…。

                       ◇

ところで、新型エルグランドの“買い時”はいつか?
クルマは、地デジ対応の液晶テレビ(薄型・大画面)と違い、価格の下落がほとんどない。
買いたいときに買えばよいのだが、アルファード(ヴェルファイア)も同じで、購入は早まらないほうが賢明である。
円高の進行、株価の低迷、政治の動揺など、景気が後退しそうな気配だ。
「エコカー補助金」もとりあえず終わった。

私は10月以降、国内の新車販売は急ブレーキがかかると考えている。
年明けには値引き幅が相当拡大しているはずだ。
買う側としては、クルマ本体にオプションパーツと付属品を含め、30〜40万円をメドにしたい。
上級グレードでは5〜10万円の上積みを狙いたい。
また、3代目エルグランドのほうが2代目アルファードよりも5〜10万円、値引き額が大きそう。
初代ヴェルファイアのほうが2代目アルファードよりも数万円、値引き額が大きそう。

大都市では60万円を超える金額を引き出せる可能性がなくもない。
これだと“武勇伝”になるかもしれない。

                      ◇◆◇

私は2008年5月(デビュー時)、「横浜トヨペットあざみ野店」(横浜市青葉区荏田町131-1)で2代目アルファードに触れた。
また、「ネッツトヨタ神奈川センター北店(横浜市都筑区中川中央1-32-21)」で初代ヴェルファイアに触れた。
兄弟車であり、おもにフロントとリアにおいてデザインの差別化が図られている。
ミドルクラスミニバンのノアとヴォクシーもそうだ。

私が暮らす横浜・港北ニュータウンの大規模団地では数世帯がアルファードとヴェルファイアを用いており、外観はときどき目にする。
しかし、内部の印象が曖昧になっていた。

一連のブログをアップするに当たり、もう一度実車を確かめたくなった。
そこで、ネッツトヨタへ(我ながら好きだなぁ)。

クルマ全体から改めてラージクラスミニバンの“押し出し”の強さが伝わってきた。
アルファードはさらに“こってり”していよう。

私はトヨペット店とネッツトヨタ店の客層の違いから、アルファードがヴェルファイアを販売台数で引き離していると勘違いしていた。
逆に2倍近い差をつけられていた。
消費者が派手さを嫌う不況下で、アルファードの“どうだ”という雰囲気が敬遠されているのか?

さて、ヴェルファイアは内部が箱っぽい。
これはアルファードも同じ。
移動する「部屋(ルーム)」という感覚が強調されているように思った。

新型(3代目)エルグランドは見た瞬間、“走り”のよさが伝わってきた。
安定性、そして乗り心地が先代と別物。
そんな想像が広がった。
が、私は正直、拍子抜けした。
クルマ全体が放つ“迫力”を期待していたからだ。

私は本田技研工業(ホンダ)が初代オデッセイに追加で設定した最上級グレードのプレステージを購入した。
ミニバンと思えない走りに舌を巻いた。
エンジンが気持ちいい。

しかし、私自身はエルグランドにはそちらへ歩み寄ってほしくない。
あくまで“箱っぽく”あれ。

FMC直後の熱が冷めれば、市場での人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランドの順か。

                       ◇

私は、神奈川日産ニュータウン都筑店で試乗はできなかったが、「新型エルグランド ご試乗ガイド」を受け取った。
そこに9つの体感ポイント(チェック項目)がコンパクトに記されていた。
参考までに、以下に示そう。
これまで述べてきたことと一部重複する。

第1は「ワンタッチで解錠とドアオープン」。
ワンタッチオートスライドドアは便利。手が荷物でふさがっていても、指先で操作が可能。

第2は「乗り降りのしやすさ」。
低重心プラットフォームにより低床化を実現。

第3は「やさしく包み込むようなシート」。
助手席と2列目にトリプルオットマンを採用、さらに2列目にシートバック中折れ機能を採用。ロングドライブでのくつろぎが可能。

第4は「ダイナミックかつ快適な走り」。
トルクフルで滑らかな走りを実現。

第5は「突き上げ感の少ない安定した走り」。
新設計のリヤマルチリンクサスペンションを採用。快適な乗り心地も実現。

第6は「意のままのコーナリング」。
低重心プラットフォームにより低く沈み込むような姿勢でカーブをクリア。

第7は「安心な右左折」。
三角窓や大型ミラーにより死角を減少。

第8は「大きさを感じさせない取り回しのよさ」。
最小回転半径5.4mを実現。路地などの通り抜けが容易。

第9は「スムーズな駐車」。
クルマを上空から見下ろしているかのようなアラウンドビューモニターを採用。駐車をサポート。

                      ◇◆◇

ニッサン・エルグランド、トヨタ・アルファード、ヴェルファイアに関するブログは以下のとおり。

⇒2008年5月11日「新型(2代目)アルファード、予約は上々」はこちら。

⇒2008年5月18日「新型(2代目)アルファード、実車さらによし」はこちら。

⇒2009年9月12日「アルファードハイブリッド仕様」はこちら。

⇒2009年9月13日「エルグランドとアルファードの至福」はこちら。

⇒2010年9月4日「3代目エルグランドと2代目アルファードの比較感想」はこちら。

⇒2010年9月5日「エルグランドとアルファードの選択と値引き額」はこちら。

⇒2010年9月6日「人気はヴェルファイア、アルファード、エルグランド」はこちら。

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営業講師・経営講師の使命と価値、実力と評価

私は8日、横浜銀行のシンクタンク「浜銀総合研究所」に伺った。
場所は、みなとみらいの横浜銀行本店ビル。
地銀といっても、単独では1位。
要件は、私が開発した新セミナーの採用の働きかけである。

ちなみに、銀行グループでは1位は「ふくおかフィナンシャルグループ」、2位は「ほくほくフィナンシャルグループ」。
私はグループ2位の北陸銀行のシンクタンク「北陸経済研究所」で計3回、公開セミナーと社長など経営層向けの講演会を行っている。

浜銀総合研究所でセミナーの開催が決まるなら、私が暮らす地元なので非常にうれしい。
はたして?

きのう、三井住友銀行のシンクタンク「SMBCコンサルティング」でロングセラーの「提案営業セミナー」を行い、昨今の営業セミナーとしては異例の大盛況となった。
会場(セミナールーム)を急きょ変更。
同社の東京地区だけで30回目の開催。
主催者と参加者に感謝したい。

◆書き加え1(2月8日)

このブログは書き溜め記事が中心である。
ときに半月先、1カ月先。
いまも都心のホテルで書き溜め。

私は年末のパソコンのクラッシュにより消滅した仕事の遅れをいまだに取り戻せない。
書斎でデスクワークに集中できればよいのだが、講演や公開セミナー、企業研修などの出張がしばしば…。

8日、「浜銀総合研究所」で公開セミナーの実施が決まった。
これまで横浜市そして神奈川県で企業研修はかなり行ったが、公開セミナーは初めて。
なぜか縁がなかった。
地元の企業の営業の強化や再建に役立てるならうれしい。
なにせ売り上げが足りなくて困っているところが少なくない。

                       ◇

私は以前、このブログで「和田創 プロ講師養成塾」と題するシリーズ記事をアップした。
長年、職業講師として企業研修や公開セミナー、講演に携わってきた。
そうした経験を踏まえ、プロ講師の養成を念頭に、この仕事や稼業のキモをつづった。
私が十余年にわたり理事長として運営に当たった「NPO法人営業実践大学」でも、おもに次世代に活躍のきっかけや場を提供してきた。
プロ講師を目指す人はもとより、社内講師を務める人にも役立つ内容と自負する。

また、企業が研修や講演の際に外部講師を選択する目安になろう。
そうした機会が有益になるかどうかは講師の力量に尽きる。
だれを起用するかにより、効果は数倍どころか数十倍は違うと、私は考えている。

お目通しくだされば、興味をそそられるはずだ。
ありきたりの“講師本”に書かれていない、きわめて刺激的な中身である。

                      ◇◆◇

「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。

⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。

⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。

⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。

⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。

⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年6月18日「プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける」はこちら。

                      ◇◆◇

営業強化・再建、営業教育・指導に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月9日「全員最高評価の営業セミナーアンケート」はこちら。

⇒2011年2月8日「SMBC提案営業セミナー、毎回感動、30回開催」はこちら。

⇒2011年2月7日「部品メーカー、下請け・孫請け社長の受注活動」はこちら。

⇒2011年1月26日「大田区町工場を救え…社長の受注強化セミナー」はこちら。

⇒2011年1月25日「名古屋地場製造業が苦しい…社長セミナー」はこちら。

⇒2011年1月24日「新規開拓を活発にする…SMBC実践営業塾」はこちら。

⇒2011年1月22日「ぎっくり腰講師…営業再建・社長向け講演」はこちら。

⇒2010年10月28日「仕事がない…何と愚かな言葉だろう」はこちら。

⇒2009年11月4日「社長の悲鳴…中小製造業・零細町工場」はこちら。

⇒2008年12月4日「トヨタ系部品メーカーの悲鳴」はこちら。

⇒2008年11月27日「トヨタに命を預ける…太っ腹経営者」はこちら。

⇒2008年10月27日「やはり名古屋はトヨタ頼み」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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