コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2014年09月

新型ノア&ヴォクシーは出来がいい

トヨタの新型ノア(NOAH)と新型ヴォクシー(VOXY)を見た。
年明けにフルモデルチェンジ(FMC)を受けた。
ネッツトヨタだったので、新型ヴォクシーである。

私はトヨタのミドルクラスミニバンがずっと気になっていた。
我が家は最多で8人だった家族が3人になり、ラージクラスミニバンを必要としない。
街乗り中心の利用であり、アルファード3.5Lはお化けのようにガソリンを食う。
いつかノア(ヴォクシーに非ず)に買い替える日が来るかもしれない。

結論を述べれば、新型ノアと新型ヴォクシーは予想どおり出来がいい。
このクラスのユーザーニーズに見事に応えている。
5〜6人家族が街乗りを中心にしながら年に数回レジャーやツアーに用いる。
長距離帰省にも…。
子どもがはしゃぎ、年寄りがくつろぎ、3世代の交流が深まる。
圧倒的な販売台数に、新型ノアと新型ヴォクシーに対する評価の高さがうかがえる。
メインターゲットがゆとりのない子育て世代(30代〜40代前半の夫婦)なので、価格を抑えている。
値頃感、割安感がある。

新型ノアと新型ヴォクシーは室内空間がずいぶん広くなった印象を受ける。
全長を10cm伸ばした。
低床化も寄与している。
閉じ込められるというストレスを感じない。
加えて、窓が大きく、視界が開ける。
乗員の心理的な余裕が格段に増した。
3列目シートも3人が何とか座れる。

内装(インテリア)はそつがない。
外観(エクステリア)はちゃんと主張しながら、よくこなれている。
明快で、受けがよさそうだ。

荷室(トランクルーム)は広い。
積載容量が大きく、使い勝手がいい。
週末のまとめ買いにも、ちょっとした旅行にも頼もしい。
ほかに、シートアレンジの自由度が高い。

おそらく女性(奥様)でも運転はもちろん取り回しが苦にならない。
座面が高く、見晴らしが利く。
しかもハンドルが軽いとのことだ。
1BOXは車幅も捉えやすい。

電動スライドドアはつけたいところ。
子どもや年寄りに手動ドアは重い。

新型ノアと新型ヴォクシーは最大公約数のニーズを満たすことを優先している。
それは売れ筋のクルマに共通するが、新型ノアと新型ヴォクシーは徹底している。
デザインを含め、完成度がきわめて高い。
大切な家族を載せてやさしく走るクルマなので、走りの質や乗り味に関わる微妙なところは問題にならないはずだ。
相当な低重心化が図られているので、走行安定性が増しているはずだ。
また、乗降性がとてもよくなった。

気になる燃費は13.6km/L⇒16.0km/Lに高まった(ガソリン車)。
街乗りでも極端に悪くならない。
当然、ハイブリッドモデルが設定されている。
この基本性能はプリウスと同じ。

新型ノアと新型ヴォクシーは欠点を探すのが難しい。
売れるクルマのお手本である。

⇒2014年8月31日「アルファード、フルモデルチェンジへ」はこちら。

            ◇◆◇

ノア、ヴォクシーに関するブログは以下のとおり。

⇒2013年7月28日「トヨペット店で新型ノアが買える…FMC情報」はこちら。

⇒2013年7月24日「ノアFMC、トヨタ店・トヨペット店に兄弟車(姉妹車)」はこちら。

⇒2013年7月23日「ノア、ヴォクシーハイブリッド…FMC」はこちら。

⇒2013年2月21日「アルファード、ノアFMC、ハイブリッド⇒避難場所」はこちら。

⇒2013年2月14日「ノア&ヴォクシー、フルモデルチェンジ予想・時期」はこちら。

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紅白歌合戦はMay J.(メイ・ジェイ)

NHKが紅白歌合戦に松たか子を出したがっているという情報をネットで見つけ、驚いた。
真偽のほどは分からず、根拠のない噂なのかもしれない。

劇中歌を映画と切り離して松たか子にステージで歌わせるなど、とんでもないことだ。
このブログで幾度か述べたが、私が映画館に足を運ぶ気になったのは、ユーチューブで視聴した松たか子の「Let It Go ありのままで」がきっかけである。
ディズニー映画「アナと雪の女王」が爆発的にヒットした主因の一つということは間違いない。
多くの国民が松たか子の劇中歌に感動を覚えたはずだ。
宝物のような余韻を壊すのはやめてほしい。
アニメーションを見ながら聴くから松たか子の歌唱が生きる。

紅白歌合戦はMay J.(メイ・ジェイ)が適任である。
もともと主題歌を任せるために起用した。
彼女はよどみなく歌う。

余談・・・。
May J.はうまい。
が、あれほど上手な歌手で、あれほど不器用な歌手も珍しいのでないか。
歌い回しが固定されており、どのような曲も似て聞こえかねない。
うまく歌うことより心に響かせることを追い求めてほしい。
May J.は生き方そのものが不器用で、かなり損をしている可能性がある。
貴重な歌姫だから、応援しよう。
余計なことを言えば、恋愛も不器用そう・・・。

以下に、「松たか子、レリゴーのつまずき」と題する8月30日のブログを収める。
この記事はアップ後に若干の推敲を行った。

            ◇◆◇

私はもともとディズニーが好きで、キャラクター入りのネクタイを締めたこともある。
ブランド品でクオリティが高かった。
自分で言うのもなんだが、とてもよく似合った。

ディズニー映画「アナと雪の女王」は早くから気になっていた。
が、私が「アナと雪の女王」を観た最大の理由は、公開前にユーチューブで視聴した主題歌「Let It Go ありのままで」(レット・イット・ゴー。以下、レリゴー)の虜(とりこ)になったからだ。
歌うのは、雪の女王(姉のエルサ)役の松たか子である。
聞くほどに完璧な歌唱だと思った。
字幕版しかなかったら、映画館にわざわざ足を運ばなかったかもしれない。
松たか子はテレビや映画の女優だけでなく、舞台(芝居)の役者を務める。
物語の解釈が的確なうえ、強い声で歌唱に落とし込める。
それ以前に、頭がいい。

⇒2014年8月22日「松たか子と神田沙也加のちぐはぐ」はこちら。

レリゴーの出だしのつまずきはさすがだ。
エルサが逡巡や傷心を引きずり、歌になっていない。
内面と向き合い、一つひとつ確かめるようだ。

ありのままの自分を受け入れるにつれて歌らしくなり、やがて強い意思と大きなエネルギーで苦悩や不安を振り払い、自分を解き放っていく。

そして自らの魔力で一瞬にして築いた天空の「氷の宮殿」の表舞台に立ち、歌舞伎の大見得(おおみえ)を切るように歌い終わる。
松たか子はその血を引いているので、びしっと決めた。
勇気と希望に満ち、爽快感が凄い。

お父さん(9代目松本幸四郎)はとくにレリゴーの締めを聴いてしまうと、松たか子を歌舞伎役者(男)にしたかったと悔しがるはず(推察)。

⇒2014年8月21日「松たか子、才能と歌唱…アナと雪の女王」はこちら。

松たか子のレリゴーは厳密には劇中歌である。
ヒロインの心情の揺れとその変化をだれにも分かりやすく、親しみやすく表現した。
台詞(訳詞)と楽曲を融合させながら説得力のある世界をつくりあげた。
松たか子は繊細かつ大胆であり、「共感」を引き出すという点においてすべてのエルサ役でナンバーワンだと思う。
それもぶっちぎり。
私は実際、映画館でその世界に引き込まれ、しびれた。
(隣が妻でなく彼女だったら、手を握りしめていただろう。)

なお、May J.(メイ・ジェイ)が歌う「Let It Go ありのままで」はエンドソングであり、ポップスである。
劇中歌と比べることに意味はない。
こちらが主題歌。
本職が歌っているという感じで、私はうまいと思った。

当然ながら、松たか子とMay J.の起用は計算されている。

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朝ドラ美輪明宏物語…脚本は書き下ろし

きのうのブログ「花子とアンは視聴率ありきのつくり」に続いて・・・。

⇒2014年9月1日「花子とアンは視聴率ありきのつくり」はこちら。

私はNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」をときどき楽しんでいる。
朝に心の健康食品を採るのは、素晴らしい生活習慣である。
スパイスは利いていないが、いい素材を用いているのでそれなりにおいしい。
「花子とアン」が癖になった人も多いようで、高視聴率を当然のように叩き出している。

さて、きのうのブログでこう述べた。

美輪明宏の何とも絶妙な「ごきげんよう。さようなら」が、各回の内容をきれいに包み込んでしまう。
やわらかで安心感があるので、すべてよしという雰囲気になる。
これだけの大物を起用するなら、美輪明宏が登場人物に突っ込むか、物語を引っ掻き回すほうが面白かったと思う。

その際に、私の頭に浮かんだことがある。
きょうのブログで記したい。

NHKは美輪明宏をナレーターに起用するのでなく、彼をヒロイン(?)とした朝ドラをつくるべきだ。
脚本は、半生(実話)を土台にフィクションとして書き下ろし。
NHK朝の連続テレビ小説「美輪明宏物語」。

ついては、見目麗しい女優を男装させて主演(主役)にする。
ヒロインと呼ぶべきか、ヒーローと呼ぶべきか、話がややこしい。
奇想天外、波瀾万丈、刺激に満ち、アクの強い朝ドラになる。

登場人物が多士済々なので、制作費は高騰しそうだ。
三島由紀夫にも会える。
美輪明宏が存命中に準備(取材)し、存命中に放送してほしい。

明日へのヒント第29号「美輪明宏」はこちら。

余談・・・。
私は、今年大ヒットした「アナと雪の女王」と「花子とアン」の名前がごちゃごちゃになる。
63歳を過ぎ、ボケが忍び寄ってきた。
どちらも「女と女」というのが「女性の時代」を実感させる。
近い将来、「男不要」が映画やドラマのステイタスになる。
美輪明宏にこの流れを止めてもらいたい。
やはり話がややこしい。

⇒2014年9月1日「花子とアンは視聴率ありきのつくり」はこちら。

⇒2014年8月29日「嘉納伝助は世間の笑いもの…花子とアン」はこちら。

⇒2014年8月23日「花子とアン平均視聴率の驚異」はこちら。

            ◇◆◇

⇒2014年8月30日「松たか子、レリゴーのつまずき」はこちら。

⇒2014年8月22日「松たか子と神田沙也加のちぐはぐ」はこちら。

⇒2014年8月21日「松たか子、才能と歌唱…アナと雪の女王」はこちら。

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花子とアンは視聴率ありきのつくり

NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」。
ヒロイン花子を吉高由里子が演じる。
「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の半生に基づく。

実話が土台ということで、私はときどき見ていた。
「花子とアン」が面白いのは認める。
初回視聴率が21.8%、最高視聴率が7月5日の25.9%、8月25日までの期間平均視聴率が22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
申し分のない数字が絶大な人気と評価を物語る。
朝ドラは楽しければいいと思わないわけでない。

しかし、私が期待していたリアリティが乏しい。
松下奈緒主演の「ゲゲゲの女房」のように感情移入ができないのだ。
(フリーランスの経験が長かった私は、この作品が一番身近に感じられた。)

⇒2014年8月27日「松下奈緒、富士山頂の妻が似合うわけ」はこちら。

「花子とアン」が見応えのあるドラマになるうえで、大切なものが欠けているように思う。
しかし、私はじっくりと考える時間をつくれず、原因を突き止められない。
こんなに面白いのに何が不満なのかと自分でも不思議である。

「花子とアン」は、きれいなつくりものを見せられているという気分になる。
キャスティング(主演)、シナリオ(脚本)、演出のいずれか、もしくはすべてに問題がありそうだ。

ヒロインが非の打ちどころがない優等生ということに加え、全体のまとまりがよすぎる。
偏りや綻びがなく、バランス感覚のなかで物語が進んでいく。
それを整った美女の吉高由里子が演じるから、さらに完璧になり、親しみが湧きにくい。
尾野真千子主演の「カーネーション」のような欠点や愚かさがいとおしい。
(朝ドラ史上最高傑作と信じる。)

また、本来は豊かな登場人物の個性がほとんど伝わってこない。
皆、影が薄いのだ。
対照的な葉山蓮子(仲間由紀恵)でさえ、結局、村岡花子と同化してしまう。
そもそも、なぜ二人は馬が合うのかも腑に落ちない。
描写に奥行きがない。

そして、美輪明宏の何とも絶妙な「ごきげんよう。さようなら」が、各回の内容をきれいに包み込んでしまう。
やわらかで安心感があるので、すべてよしという雰囲気になる。
これだけの大物を起用するなら、美輪明宏が登場人物に突っ込むか、物語を引っ掻き回すほうが面白かったと思う。

朝ドラの脚本家は地獄を味わうらしい。
中園ミホも同様に骨を折っているだろう。
しかし、取材が浅いのでないかと疑いたくなる(そんなはずはない)。
私は、この朝ドラに大きな感動を覚えないのはおかしいと自分を責めてきた。

「花子とアン」は視聴率ありきで、そこから逆算して優れたパーツをかき集め、ドラマを組み立てたという印象が強く残る。
そのパーツが互いに弱め合っている。
となると、プロデュースに問題がある。
それが事実でないとしても、そうした勘繰りを与えてしまうのはどうか。

「花子とアン」はつくりが薄味である。
朝は健康第一と言われているようでもある。
私はときどきだが、これからも料理をいただく。

⇒2014年8月29日「嘉納伝助は世間の笑いもの…花子とアン」はこちら。

⇒2014年8月23日「花子とアン平均視聴率の驚異」はこちら。

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和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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