コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2018年02月

メドベージェワの平昌五輪銀メダルは悪夢

日本勢の活躍は素晴らしかった!

休日も夜間(深夜)も仕事に追われる私は平昌五輪が盛りあがる中盤から終盤にかけての放送をほとんど見られませんでした。
それでも仕事でパソコンを立ちあげると、インターネットで結果は目に飛び込んできます。
日本勢の活躍は素晴らしかった!

スポーツ音痴の私ですが、これまではやり繰りをつけて冬季も夏季もオリンピックに熱狂してきました。
ところが、今大会は見どころさえ逃しました。

自分の都合に合わせて動画を再生できる便利な時代ですが、とくに強い関心を持つ種目については堪能したいと思っています。
わずかな隙間時間にちらっと視聴する気持ちになれません。
3月に入ったら、いくつかの種目をじっくりと楽しみます。

メドベージェワとザギトワの対決

私がもっとも気になったのが、ハイレベルな決戦が予想されたフィギュアスケート女子シングルでした。
結果は知っていますが、いまだに動画を含めてちらっとも見ていません。

ロシアの18歳のエフゲニア・メドベージェワと15歳のアリーナ・ザギトワは実力が異次元に達しており、だれもが「一騎打ち」になると考えていました。

が、私は正直に述べるなら、ザギトワがメドベージェワを倒すと考えていました。

二人はエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事する同門であり、互いに切磋琢磨してきた友人そしてライバルです。
(相手を倒すというより、相手に勝つという表現が適切でしょう。)

エフゲニア・メドベージェワはわりと最近まで「絶対女王」と呼ばれてきました。
しかし、アリーナ・ザギトワがシニアデビューシーズンに奇跡的な成長を遂げ、金メダル争いの行方が分からなくなっていました。

現行の採点法ではザギトワに軍配

フィギュアスケートはスポーツ、オリンピックはスポーツです。
したがって、「競技性」がベースになりますが、フィギュアスケートはもともと「芸術性」を備えており、それが私には最大の魅力でした。
同じように考えているフィギュアスケートファンも世界に大勢いるはずです。

「技術」を重んじた現行の採点法ではアリーナ・ザギトワに軍配が上がって当然です。
しかも個人資格での参加になったとはいえ、どちらもロシアの選手です。
審判員は公平で公正な採点を行ったはずです。

自分に有利になるように現行の採点法を生かしたアリーナ・ザギトワに問題はありません。
まして何の「罪」もありません。
ザギトワを責めることは筋違いです。
この新鋭はオリンピックで勝つべくして勝っています。

私はメドベージェワが勝者と思う

しかしながら、観戦の印象と実際の得点(順位)はまま異なります。
私が二人の演技を生放送で見たら、エフゲニア・メドベージェワが勝者と信じたはずです。

私はこれまでも「表現」の美しさと深さに溜め息をついてきました。
メドベージェワは女子シングル史上で名前を刻まれて然るべき選手です。

⇒2018年2月15日「メドベージェワ、団体戦SPは鳥肌ものの感動」はこちら。

フィギュアをもっと大人に競技に

私自身は、エフゲニア・メドベージェワが金メダルの栄冠に輝かない現行の採点法に疑問と不満を感じます。
十代半ばの選手に出場と活躍の機会を与えることに異論はありませんが、フィギュアスケートをもうちょっと大人の競技にしてほしい。

私がとくに悪夢と感じるのは、後半にジャンプを集中させたら有利になる点です。
プログラム(演技構成)としての全体の魅力が無視され、「点取り合戦」になるのは明白です。
フィギュアスケートを愛するファンが不在となった採点法と言わざるをえません。

技術&表現バランス重視の採点へ

採点法はとりわけオリンピックで表彰台争いに絡めそうなトップクラスの選手の滑りのありようを決定づけます。
4年後の北京五輪へ向け、選手は準備を始めています。
採点法をいち早く見直し、来シーズンから適用すべきです。

「競技性」と「芸術性」、「技術」と「表現」のバランスを重んじてほしい。
芸術性や表現の評価には「主観」が入りやすく、たやすくないことは承知しています。

例えば、加点(GOE)と減点にもっとメリハリがあっていい。
そもそもジャンプの基礎点が高すぎますし、差が大きすぎます。

美しいと感じるエレメントが大切

ジャンプ構成の基礎点で勝敗がほぼ決まってしまうのではフィギュアスケートならではの興趣がそがれます。
選手の滑りや演技を通じ、私たちが「美しい」と感じるエレメントを大切に扱ってほしい。

また、このブログで幾度も述べているとおり、ジャンプを主体とした技術の偏重は重大なけがや深刻な病気を増やし、選手寿命も縮めます。
(他の採点種目でも似た状況が起こっています。)

メドベージェワこそ真の金メダル

私は女子シングルの動画(放送収録)の視聴を楽しみにしています。
アリーナ・ザギトワの金メダルの演技に驚きを覚えるでしょう。
エフゲニア・メデベージェワの銀メダルの演技に感銘を受けるでしょう。
どちらも会心の演技だったはずです。

それでもメドベージェワの演技こそ真の金メダルにふさわしいと感じるでしょう。
数年から十数年の歳月を置いて映像に接すれば、たやすく腑に落ちます。

category:フィギュアスケートはこちら。



余談。
私は宮原知子の今シーズンの演技が正当に評価されていないと考えています。
技術面の進化もさることながら表現面の「深化」は素晴らしい。
そこから得られる「感動」が得点に反映されているとは到底思えません。

category:宮原知子ブログはこちら。

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宇野昌磨は平昌五輪銀メダルを悔しがれ!

男女初となるワンツーフィニッシュ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルが江陵アイスアリーナで行われました。
2月16日がショートプログラム(SP)、17日がフリースケーティング(FS)です。

私が期待した宇野昌磨は初出場のオリンピックで絶対王者の羽生結弦に続いて銀メダルを獲得しました。
自己ベストに迫る104.17点を出してSP3位で迎えた決戦のFSは最終滑走というプレッシャーのなかで何とか演技をまとめています。
まだ若い選手ですが、立派です。

しかし、私が気になったのは、金メダル獲得を願ったファンがいるにもかかわらず、本人が心の底から悔しがっていないように見受けられたことでした。
もちろん真のファンはあたたかいですから、どのような結果でも離れていくことはありません。
ましてフィギュアスケートシングルで男女を通じて初となるW表彰台ですし、ワンツーフィニッシュを飾りましたので、国民を熱狂させました。

私もお疲れさま、ありがとうという気持ちですが、宇野昌磨にもっと悔しがってほしいとも思いました。

4回転ループに失敗も大崩れはなし

FSはプッチーニのオペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」の荘厳な音楽に合わせて滑りはじめました。

しかし、冒頭の4回転ループでいきなり転倒してしまいました。
この失敗を引きずらず、4回転フリップ、3回転ループを決めています。

後半のトリプルアクセル(3回転半)は態勢を崩しながらも執念でこらえました。
4回転トウループ−2回転トウループはどちらも着氷が乱れました。
4回転トウループはきれいに降りました。
トリプルアクセル−1回転ループ−3回転フリップの3連続ジャンプは決めています。
最後の3回転サルコウ−3回転トウループの連続ジャンプも決めました。

FSが202.73点で306.90点となりましたが、自己ベストに遠く及びませんでした。
4回転ジャンプは3種4本という構成であり、技術点で羽生結弦を上回りました。

ノーミスの演技で金メダルを獲れる

宇野昌磨は朝の公式練習から体が動かず、あまり調子がよくないと自覚していました。
それでも不調を想定した練習を積んでおり、大きな不安を感じることなく試合に臨んでいます。
その成果が表れ、本番でもワンミスで抑えられました。

試合後に最終滑走は嫌だったと明かしました。
全員の演技と点数を見て、自分がノーミスの演技を行えれば1位になるという計算はしていました。
しかし、最初のジャンプを失敗した時点で諦めて、そこからは焦らずに自分のことだけに集中しました。
「笑いが込みあげてきた」と言いますから、冷静だったのでしょう。

五輪の舞台に特有の緊張は感じない

宇野昌磨は表彰台に上がり、樋口美穂子コーチを喜ばせました。
決していい得点でなかったと思いつつ、「自分の演技ができた」「自分に勝てた」ことに納得しました。
団体戦SP、個人戦SP、FSと3回の演技にそれなりの満足を得ています。

五輪の舞台に特有の緊張は感じなかったという言葉にも驚きました。
この選手はもともとオリンピックを特別視していないと語っていました。
「メンタル対策」でそうした発言を繰り返しているのなら驚きませんが、本気でそう考えているように見えます。
ほとんどのアスリートがオリンピック出場を最大の目標に掲げるなかで異例でしょう。

五輪の銀メダルも他の試合の銀メダルも、重み(価値)に違いを感じないとあっけらかんとしています。

GOEがつくジャンプを身につける

宇野昌磨はこのところ主要大会で2位に留まっており、本人はそれを承知しています。
「大崩れもなく爆発もなく」という言葉は自嘲でしょうか?
単に跳ぶだけでなく、GOE(出来栄え点)がつくようなジャンプを身につけたいと課題を挙げました。

「羽生選手をいつまでも追いつづけたい」と目をきらきらさせて語りました。
宇野昌磨は羽生結弦を目標にしているというより、羽生結弦に憧れているように映ります。
ほんわかとした天然な性格なのでしょう。

表彰台の頂点への欲を持ってほしい

私はフィギュアスケートファンとして、世界最高峰に位置する日本人選手が二人いて、同時期に演技を楽しめることにこの上ない喜びと誇りを感じます。

が、宇野昌磨にオリンピックの表彰台の頂点への強い「欲」を持ってほしい。
ライバルとの競争心があるのだろうかと思うほど、つかみどころのない選手です。

樋口美穂子コーチによれば、先を越されても落ち込まずに練習を続けてきました。
だから、真面目なのは確かです。
ただし、自分は自分という考えなのでしょう。

私は、宇野昌磨は「負けず嫌い」と思っていましたが、その気持ちはどうやら他人に対してでなく自分に対して働くようです。

北京五輪よりも世界選手権で頑張る

宇野昌磨は試合後すぐに「世界選手権が残っているので頑張りたい」と3月を見据えています。
2位に留まると引きずるはずですが、けろっとしています。

また、2022年北京五輪は念頭にないと語りました。
これは目指さないという意味でなく、当面の試合もしくは一つひとつのシーズンでしっかりと滑るとの意思でしょう。

宇野昌磨は勝敗を突き抜けた世界へ

宇野昌磨はどこまでもマイペースであり、先の「大崩れもなく爆発もなく」の主因でしょうか。
私は勝負に淡白なアスリートがいることが不思議です。
彼の持ち味でもあり魅力でもある「安定感」はそこからもたらされているように思います。

海外の4回転ジャンパーに感じるような「点取り虫」でなく、繊細さと豊饒性を備えた香気の高い演技が私は大好きです。
ある意味、勝敗を突き抜けた世界で滑っています。
この辺りが大好きだった高橋大輔と通じるところです。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月11日「宇野昌磨、五輪の魔物のぬいぐるみに笑顔」はこちら。

⇒2018年2月9日「宇野昌磨が平昌でネイサン・チェンをごくっと飲んだ!」はこちら。

⇒2018年2月7日「宇野昌磨と宇野藤雄が描く平昌五輪金メダル」はこちら。

⇒2018年2月5日「宇野昌磨と樋口美穂子コーチ、朝練なしの平昌五輪」はこちら。

⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

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坂本花織、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件

宮原知子とどちらかが逆転で表彰台へ!

平昌五輪のフィギュアスケート女子シングル。
21日にショートプログラム(SP)が行われ、宮原知子が4位、坂本花織が5位といい位置につけています。
男子シングルで五輪連覇の偉業を成し遂げた羽生結弦、ワンツーフィニッシュを飾った宇野昌磨から勇気を授かりました。

個人資格で参加しているロシアのエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワが目もくらむ高得点を叩き出しており、いずれかのワンツーフィニッシュになることは間違いありません。
二人はエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事する同門です。

そうなると、残されるのは「銅メダル」ということになります。

笑顔が出るときの坂本花織は出来がいい

日本勢は二人ともオリンピックに初出場です。
坂本花織は全日本選手権でぎりぎりで代表切符をつかみました。
しかも、安藤美姫以来となる高校生です

私は、伸び盛りの坂本花織が自己ベストを更新してきた勢いを保つなら、それなりの得点は出せると思っていました。
しかし、4年に一度の祭典では大変な重圧がかかり、勢いを殺がれるだろうと考えていました。

その坂本花織は笑顔で出たときには成績がいいとのことで、中野園子コーチからそこを念押しされて明るい表情でリンクに飛び出しました。
演技前にわずかでも精神的な余裕を持つことができました。

坂本花織はオリンピックの魔物に勝った

坂本花織はベートーベンの「月光」の調べに合わせて滑りはじめました。
基礎点が 1.1倍になる演技後半に集めた3つのジャンプを勢いよく踏み切り、伸びやかに着氷しました。
最初の3回転フリップ−3回転トウループは1.40点のGOE(出来栄え点)を引き出しました。

坂本花織はパワフルでしなやかなスケーティング、持ち味の高さと幅のあるダイナミックなジャンプで魅了しました。
楽しそうに滑り終え、渾身のガッツポーズを見せています。

自己ベストを更新する 73.18点をマークしました。
演技後のインタビューの充実した表情、ほっとした表情が印象的でした。
「いままでで一番よかった。オリンピックの魔物に勝った」と語っています。

category:坂本花織ブログはこちら。

表彰台争いはSP70点台の4選手になる

23日に行われるフリースケーティング(FS)の最終グループの6選手のうち、ロシア勢を除いた4選手はSPで70点台をマークしました。
おそらくここまでが銅メダル争いに加われるでしょう。

SP3位のカナダのケイトリン・オズモンドは昨シーズンの世界選手権でエフゲニア・メドベージェワに次いで銀メダルを獲得しています。
SP6位のイタリアのカロリーナ・コストナーは31歳であり、演技時間の長いFSでは厳しいような気もします。

4回転ジャンプ競争の男子シングルと違い、女子シングルはジャンプ構成そのもので大差がつきません。
それだけにちょっとしたミスが命取りになります。
完璧な演技が求められます。

宮原知子はFSで回転不足に神経を使う

ちなみに、宮原知子も自己ベストを更新する 75.94点をマークしました。
持ち味の安定感が戻っており、最大の課題だった「回転不足」を克服しています。
本人も目安としていた75点超えに手応えを感じました。

しかし、エースとして責任感や使命感が強い分、顔の表情も体の動きも硬いように見えました。
また、高難度ジャンプが多いFSでは回転不足に神経を使わなければなりません。
これだけでもかなり消耗しそうです。

坂本花織は得意のジャンプのGOE次第

坂本花織はSPでは気負いがなく、自然体で臨んでいます。
FSの前日練習でもリラックスしており、調子は悪くなさそうです。
「ここまで勢いで来られたので、そのまま突っ走っていきたい」と語っています。

とはいえ、演技構成点が4選手のなかでもっとも低得点でした。
FSではその演技構成点が倍になります。
それゆえ、得意のジャンプでつまずかないだけでなく、GOE(出来栄え点)をきちんと稼ぐことが必要条件になります。

坂本花織は団体戦FSで失敗した最初のジャンプをきれいに降りると波に乗れるでしょう。
しかし、得点と順位が決まる決戦では緊張感が格段に増します。
SPのように落ち着いて滑れるなら、5.69点差を逆転できるかもしれません。

安定感の宮原知子か、勢いの坂本花織か

安定感の宮原知子か、勢いの坂本花織か、どちらかが表彰台の一角に食い込んでくれると私はうれしい。
二人を応援しましょう。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月14日「坂本花織は平昌でどうした? らしくないぞ!」はこちら。

⇒2018年2月10日「坂本花織、平昌五輪で中野園子コーチの愛のしごき」はこちら。

⇒2018年2月3日「坂本花織は平昌五輪で残り一人の表彰台へ」はこちら。

⇒2018年2月2日「坂本花織、平昌五輪はジャンプGOEで稼ぐ」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

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宮原知子、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件

女子シングルの焦点は銅メダルの争い

平昌五輪フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
21日に江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われます。

私は出張中でまたしても生放送も再放送も楽しめず、動画で見ることになります。
時間の都合をつけられなくても動画に助けられているわけですから文句をいう筋合いでありませんが、先に結果を知ってしまうことになり、緊張感や期待感がありません。
どきどき、わくわくしながら宮原知子と坂本花織の演技を応援したかった・・・。

女子シングルはロシア(個人資格での参加)のエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの同門対決によるワンツーフィニッシュは動きません。
金メダルと銀メダルは2選手の実質、予約席です。

そうなると、焦点は表彰台の一角の「3位」です。
宮原知子はイタリアのカロリーナ・コストナー、カナダのケイトリン・オズモンドとともに銅メダル争いに身を投じます。
ほかに、カナダのガブリエル・デールマン、トリプルアクセル(3回転半)を跳ぶ米国の長洲未来です。

私は伸び盛りの坂本花織が勢いをそのまま出せれば十分にチャンスがあると考えています。

メダル獲得へ、求められる完璧な演技

4回転ジャンプ競争が過熱した男子シングルと異なり、女子シングルはジャンプの基礎点でそれほど差がつきません。
したがって、破綻のない演技が求められます。

宮原知子は「ミス・パーフェクト」の異名を持ちます。
とくに大きなミスはまず犯しません。

メダル獲得へ向け、宮原知子は完璧な演技が必要条件です。
(ここでいう必要条件とは、最低条件と置き換えられるでしょう。)
ところが、私には気がかりなことがあります。

category:宮原知子ブログはこちら。

ジャンプの低さを回転の速度でカバー

宮原知子は復帰戦となった昨年11月のGPシリーズ「NHK杯」を含め、今大会が6戦目となります(団体戦を1と数えると個人戦は7戦目)。
試合勘とスタミナはすでに取り戻しており、心配はいりません。
もともと練習量の豊富な選手でした。

問題は高難度ジャンプです。
苦手というわけでありませんが、ジャンプが低く、回転の速度でカバーしてきました。
高く跳べないと、速く回るほかにありません。

しかし、今シーズンはGPファイナルのフリースケーティング(FS)、全日本選手権のSPとFS、四大陸選手権のSPとFS、平昌五輪の団体戦SPと、6回連続で「回転不足」と判定されました。

宮原知子の最大のライバルは回転不足

宮原知子は持ち味だった演技の「安定感」に加え、おもに表現力を示す「演技構成点」でも稼げるようになりました。
にもかかわらず、総得点が伸び悩んでいます。

私は宮原知子の最大のライバルはメダル候補とされる有力選手でなく、自らの高難度ジャンプの「回転不足」と考えます。
回転不足をライバルと呼ぶのは日本語として適切でないのですが、この難敵を退治しなくては表彰台など上れません。

実は、いまに始まったことでなく、宮原知子はずっと回転不足に悩まされてきました。
濱田美栄コーチとオリンピックまでにその克服に時間を割いたはずです。

平昌五輪団体戦SPで表情が凍りつく

2月11日に行われた平昌五輪団体戦SP。
宮原知子と濱田美栄コーチ、そして私の妻のような熱烈なファンは衝撃を受けました。

宮原知子はジャンプの着氷もきれいで、パーフェクトな滑りを見せています。
演技の終了直後、確かな手応えに力強いガッツポーズを取りました。

しかし、キス&クライで 68.95点が表示された瞬間に表情が凍りつき、呆然としています。
宮原知子は自分の目を疑い、納得のいかない会場もざわつきました。
(私もあまりに低い点数に愕然としました。)

その原因は冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループでどちらも回転不足を取られたためでした。
回転不足を取られると「GOE(出来栄え点)」がマイナスになります。
高得点を見込んだコンビネーションジャンプで減点されると致命的です。

宮原知子はスピンやステップでレベル4を取れ、緊張やバテがないかぎりは取りこぼしません。
結局、6人中4位に甘んじています。

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回転不足は「グッ」「バンッ」で克服する

宮原知子はこの悪夢を振り払おうと、一時帰国の日本でも練習に励んできました。
しかし、私が気になったのは、SPの直前に語った回転不足の対処法でした。

それは、「グッと上がり、バンッと降りる」。
かの長嶋茂雄ばりの擬音語で克服への意志を明かしました。

後者は、足の裏の中心で降りる「ミッドフッド着氷」です。
それができるなら、次のジャンプでグッと上がれます。
はたして緊張の高まる本番で目論見どおりにやれるでしょうか。

染みついた回転不足の修正はたやすくない

回転不足の判定は微妙ですから「微修正」で済ませられるはずです。
が、それは宮原知子に染みついたものであり、立て直すのはたやすくありません。

選手はそれぞれが固有の跳ぶリズムやタイミング、高さや幅、空中姿勢や滞空時間を持ちます。
それをわずかに変えるだけでも自分のジャンプが崩壊するリスクがあります。
ごく限られた日数での修正は危険と裏腹です。

また、回転不足に神経質になると動きが鈍くなり、演技全般に悪影響を及ぼしかねません。
これまでの自分の努力を信じて思い切り滑ることです。

バンクーバー浅田真央以来のメダルを!

私は2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来となる女子シングルのメダルをぜひとも持ち帰ってほしい。

宮原知子は公式練習などでは相変わらずノーミスの好調を保っています。
後は、本番で審査員がジャンプをどう判定するかでしょう。

表彰台が残り一人の状況では宮原知子と坂本花織が二人ともというわけにいきません。
私自身はどちらも応援していますので、どちらかが銅メダルをつかんでくれるとうれしい。

このブログは書き溜め記事をアップしており、SPの結果が出ています。

私はそうならないことを願いますが、SPで修正できないとすれば、ジャンプの種類と本数の多いFSでは厳しい得点を覚悟しなければなりません。

北京五輪への課題は「ジャンプの高さ」

私は復帰後の宮原知子の演技に感動を覚えるようになりました。
表現力の向上を感じますし、演技構成点でライバルに引けを取りません。
それ以前に、演技中の表情がとても豊かになりました。
「練習の虫」にとって一番つらい長期離脱という苦難を乗り越え、人間的にも大きく成長したからです。

しかしながら、率直に言えば、高難度ジャンプにもっと高さがあれば、見るほうはもっと楽しめると感じてきました。
これは宮原知子自身にも技術面と表現面、さらにGOEにおいても可能性を生み出します。
平たく言えば、得点の伸び代になります。

平昌五輪も終わっていないのに、気の早い話ですみません。
私は、宮原知子の2022年北京五輪へ向けての最大の課題は、幅もさることながら「ジャンプの高さ」を出すことだと考えます。

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月11日「宮原知子、足は子鹿ちゃん、頭はおでこちゃん」はこちら。

⇒2018年2月4日「宮原知子と濱田美栄コーチ、自己ベストの平昌五輪」はこちら。

⇒2018年1月30日「宮原知子、平昌「練習の虫」作戦は大丈夫か?」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

⇒2018年1月7日「宮原知子選手に憧れました・・・」はこちら。

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羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略

体を折り、氷と右足に感謝を伝える

きのうのブログ「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」の続きです。

羽生結弦はFSを滑り終えると右手を突き上げ、感無量の表情を見せました。
何度か「勝った」と吠えたようです。
そして体を折り、氷へ感謝を伝えるとともに最後まで持ちこたえてくれた右足に感謝を伝えました。

「317.85点」が表示されると、会場は熱狂的な歓声に包まれました。
2選手を残して首位に立ち、メダル獲得を確定させました。

最終演技者の宇野昌磨が2位に入って金メダルが確定すると、待機していたグリーンルームで涙ぐむ羽生結弦の姿がスクリーンに映し出されました。

勝たないと意味がないと思っていた

羽生結弦は19歳で出場したソチ五輪で金メダルを獲得してから4年の歳月が経ました。
この間、幾多の苦難に見舞われています。
そして、オリンピックシーズンの大けがを乗り越えて出場し、見事な復活劇を成し遂げました。
今大会は団体戦を避け、個人戦にかけていました。

演技にミスが相次いだこともあり、ソチ五輪で「悔しい」と口にしています。
羽生結弦はそれを胸に刻み、あえてアスリートとして険しい道を選んできました。
次世代をしのぐ、飽くなき挑戦です。

しかし、「この試合はとくに勝たないと意味がないと思っていた」と明かしています。
ジャンプ構成の難度を下げても「勝ち」にこだわりました。
自分の強みを生かし、慎重に、慎重に結果を取りにいきました。
とても沈着冷静でした。

羽生結弦が表彰台の頂点に飛び乗る

SP3位の宇野昌磨が銀メダル、SP2位のスペインのハビエル・フェルナンデスが銅メダルとなりました。
全力を尽くして戦った3選手は抱き合い、互いの健闘を称えました。
私は敬意と友情が溢れるシーンに胸が熱くなりました。

ハビエル・フェルナンデスはフィギュアスケートの不毛の地とされてきたスペインに初のオリンピックメダルをもたらしています。
立派です。

「オリンピックチャンピオン」とコールされた羽生結弦は表彰台にぴょんと飛び乗り、最高の笑顔を見せました。
今大会初の「君が代」は金メダルに触れながら歌いました。
「真ん中に揚げた国旗は2回目だけれど、感慨深いものがあった」「頑張ってきてよかった」「生きていてよかった」と率直に語りました。

私は表彰台の頂点が似合う選手だと改めて感じました。
彼こそふさわしい。

北京五輪へ身体をいたわってほしい

私はこのブログで以前に述べたとおり、羽生結弦は五輪3連覇が狙える選手と考えていました。
確かに、平昌五輪では奇跡を目の当たりにしたような感動を覚えました。
スーパースターの勝利はうれしいの一言!
日本に生まれ育った私が使うと変ですが、「日本びいき」です。

しかし、「絶対王者」としてどっしりと構え、中国の金博洋や米国のネイサン・チェンが仕かけた高難度ジャンプ競争に巻き込まれてほしくありませんでした。
向こうは一か八かであり、けがのリスクが高すぎます。
これについても幾度か述べています。

逆境に強い羽生結弦は平昌五輪の個人戦にかろうじて間に合わせましたが、私は本調子の滑りとは感じられませんでした。
この選手のいまの実力で歴代世界最高得点である自己ベストを更新できないのはおかしい。
(今大会はFSで4回転ジャンプを2種4本に抑えていますが・・・。)

それだけでなく、けがが治ったとしても「選手寿命」は確実に短くなります。
日本はもとより世界に熱烈なファンが大勢いるわけですから、もっと身体をいたわってほしい。

トータルパッケージで北京を制する

フィギュアスケートは男女を問わず、選手にけがや病気が多発しました。
それもこれも、得点比重の高い高難度ジャンプ競争が過熱したからです。
練習による足腰や内臓への負荷が大きく、それ以前に食事制限(減量)による精神への負担が重くなります。

おそらく「採点法」が見直され、基礎点が下がるはずです。

羽生結弦は決してジャンプを苦手とするわけでありません。
むしろ、そのGOEも高い。
しかし、基本戦略として「トータルパッケージ」で勝利を収めるアスリートです。
それをだれよりも分かっているのは、ブライアン・オーサーコーチです。

2022年北京五輪3連覇へ向け、羽生結弦に追い風が吹くことは間違いありません。

今大会で伝説となったのは、常識では到底考えられない「復活」に関してでした。
真にそう呼ぶべきは、前人未到のオリンピック3連覇を成し遂げたときです。

私は、羽生結弦はそれを可能にする資質と資格を備えていると考えます。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。

⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。

⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

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羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル

宇野昌磨とワンツーフィニッシュ!

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
江陵アイスアリーナで16日のショートプログラム(SP)に続き、17日のフリースケーティング(FS)が行われました。

私は土日も夜間も仕事に追われ、大好きなフィギュアスケートはもとより日本勢のメダル獲得が予想された競技種目もまったく見られませんでした。
羽生結弦と宇野昌磨の活躍は知っていましたが、その演技を楽しむことができたのは月曜日になってからでした。
結果が出てからのダイジェストや動画よりも臨場感を味わえる生放送のほうが断然エキサイティングなのは言うまでもありません。

さて、SP1位の羽生結弦はFSで206.17点を記録し、合計317.85点でソチ五輪に続く金メダルを獲得しました。
男子シングルでのオリンピック連覇は1948年サンモリッツ五輪と1952年オスロ五輪を制した米国のディック・バトン以来、66年振りの快挙となりました。

羽生結弦は今大会で日本勢の金メダル第1号となりました。
宇野昌磨が銀メダルを獲得したため、日本フィギュアスケート史上初のワンツーフィニッシュとなりました。
実は、ダブル表彰台も初でした。

4回転は2種4本でも十分に勝てる

けがから復帰した羽生結弦は練習で2パターンの4回転ジャンプの構成を試していました。
サルコウとトウループの2種4本、ループとサルコウ、トウループの3種4本でした。

羽生結弦はだれも届かない高みに達したいと願い、勝利の確実性を重んじるブライアン・オーサーコーチと幾度もぶつかってきました。
しかし、最終目標が五輪連覇ということは共通でした。

羽生結弦は金メダルの有力候補のSPでの得点や順位を踏まえ、とくに宇野昌磨やスペインのハビエル・フェルナンデスのジャンプの基礎点も確かめたうえで、ブライアン・オーサーコーチの「精度と加点の高いジャンプなら、2種4本でも十分に戦える」という助言に従いました。
クリーンなトリプルアクセル(3回転半)でも、ジャンプ以外のエレメントでも得点を伸ばせます。

良質な4回転を3本降りて決まり!

羽生結弦は場内が割れんばかりの歓声に迎えられてリンクに立ち、映画「陰陽師」の「SEIMEI」を滑りました。
冒頭の4回転サルコウをきれいに決めて波に乗っています。
高さも幅もあり、着氷も至って自然で美しい。
突出したクオリティ(質)を感じさせ、GOE(出来栄え点)は満点でした。
続く4回転トウループは余裕があり、3回転フリップも上出来です。

後半の4回転サルコウ−3回転トウループをきれいに降りています。
4本の4回転ジャンプの3本を決めたこの時点で勝負はありました。

4回転トウループ−1回転ループ−3回転サルコウの3連続ジャンプは最初でステップアウトして単独になりました。
続くトリプルアクセル−2回転トウループの連続ジャンプはトリプルアクセル−1回転ループ−3回転サルコウの3連続ジャンプに変えました。

3回転ループは降りました。
最後の3回転ルッツは執念でかろうじてこらえました。
終盤ではバテており、右足首も限界だったのでしょう。

羽生結弦は総合力で危なげなく勝つ

男子シングルでは4回転ジャンプを何種も何本も跳ぶのが当たり前になりました。
それでも羽生結弦は「総合力」で危なげなく勝ってみせました。
技術点では4回転ジャンパーがノーミスで滑ると及ばないものの、9点台後半の演技構成点を合わせるとあまり引けを取りません。

ましてSPもFSも完璧に跳ぶということは緊張が極限まで高まるオリンピックでは多くないはずです。

私は羽生結弦の最大の不安は、時間が長く、高難度ジャンプの本数が多いFSを滑りきれるかどうかだと考えていました。
試合勘はセンスで戻せるとしても、スタミナは短期間で戻せません。

羽生結弦はとても賢い。
朝の公式練習を早く切りあげ、エネルギーを温存しました。
不安に負けると、練習時間を増やしたくなります。
選手生命にかかわる大けがを経て復帰し、冷静さも備えたようです。

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羽生結弦は狙い澄まして平昌五輪で勝利を収めました。
本人の意思と能力、努力がずば抜けていたのは当然として、金メダル請負業のブライアン・オーサーコーチ(チーム)の存在が大きかった。

続きは、あすのブログ「羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略」にて。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。

⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

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小平奈緒、けものでないのに平昌スケート女子 500m金メダル

オリンピックレコードに勝利確信

平昌五輪で日本選手が大活躍を見せています。
ところが、私は仕事のピークとぶつかり、祝日も土日も、そして夜間(深夜)もセミナーや研修、経営相談や打ち合わせが詰まっています。
経営層などとの会食の機会も続いています。
極度の疲労、背中など全身の痛みで、口を利くのもおっくうになり、ホテルで泥のように眠る毎日です。

というわけで、とても楽しみにしていた平昌五輪の生中継はもとより動画を見ることもままなりません。
頑張って更新していたブログも、きのう途絶えてしまいました。
熱心な読者に申し訳ないと思います。

さて、スピードスケート女子 500メートルが行われ、小平奈緒が金メダルを獲得しました。
ゴール直後に36秒94のオリンピックレコードと知り、ガッツポーズを見せました。
おそらく勝利を確信したのでしょう。

本人は後で「これで負けたら仕方がないと思った」と語っています。
結城匡啓コーチが小平奈緒に説いてきた「順位は相対的なものであり、絶対的なものでない」という教えが浸透していたわけです。
小平奈緒はライバルでなく自分、そしてタイムと戦い、勝利を収めています。

大本命が勝ちきる精神力の強さ!

小平奈緒は2016年10月からワールドカップ(W杯)など国内外のレースで24連勝中でした。
W杯でも15戦負けなしです。
国民の期待の重圧がのしかかる大本命が実力をそのまま発揮して勝ちきるのは、並々ならぬ精神力を備えているからでしょう。
(W杯で無敵だったスキージャンプ女子の高梨沙羅がソチ五輪で表彰台を逃したことでもいかに難しいかが分かります。)

小平奈緒はバンクーバー五輪の団体追い抜きと今大会の1000メートルで銀メダルを獲得していましたが、それでも大変なプレッシャーを感じていたはずです。
それを凄まじい集中力と闘争心ではねのけました。

小平奈緒はけもののような滑り!

興奮したインタビュアーが「けもののような滑り」と口を滑らしました。
許してやってください。
本人は「けものかどうか分からない」と苦笑しました。
が、確かに獲物を狙うかのような鋭い眼光で躍動感にあふれたレースを見せてくれました。
おめでとう、小平奈緒、よくやった!

小平奈緒は最初の百メートルで同走の選手とほぼ並んでいたため、自分が遅いのでないかと思ったそうです。
しかし、滑りの感覚としてはよかったので、その後はぐんぐん加速しました。

私は短距離の 500mは瞬発力と俊敏性に優れた若い選手が有利と考えてきました。
小平奈緒が31歳ということにも驚かされます。

冬季主将は勝てないとのジンクス

小平奈緒の金メダルはいくつかの記録が絡んでいます。
スピードスケートの日本勢の金メダルは長野五輪の男子 500mの清水宏保以来でした。
女子で初!
また、通算3個のメダル獲得は冬季五輪の女子で最多です。
さらに、小平奈緒は日本選手団主将として冬季五輪で初の金メダリストになりました。

今大会ではフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦が金メダルを獲得しています。
小平奈緒が続いたことにより日本勢のメダル獲得数は過去最多の長野五輪の10個(金5、銀1、銅4)に並びました。
海外開催の冬季五輪で日本勢が金メダルを複数獲得したのも初!

「男子の滑りをいま滑れないか」

小平奈緒は結城匡啓コーチと二人三脚で「究極の滑り」をずっと追い求めてきました。
あるとき、結城匡啓コーチが語った「いまの男子の滑りは10年後の女子の滑り」という言葉に、小平奈緒はそれをいま滑れないかと思ったそうです。
低地リンクで前人未到の36秒台という目標を設定した根底には男子に勝とうとの意識がありました。

スケート大国のオランダに渡って2年間、修行を積んだのもそのためでした。
身体と技術での強化を図れましたが、それだけでなく「適当さ」と「達観」というメンタル面の収穫が得られました。
日本に戻ってきたときには別人になっていました。
これが先に述べた大本命の金メダル獲得につながりました。

小平奈緒の滑りには「マイペースでやれることをやる」という、自信に裏打ちされた落ち着きがありました。

感謝の気持ちで涙を抑えられない

また、「スピードスケートの魅力を自分の体で表現したい」とも語ってきました。

試合後のインタビューでは、相澤病院、コーチ、学生、チームの仲間、ファンなど、自分を支えてくれたすべての関係者に感謝の言葉を述べました。
このチームの仲間には小平奈緒の能力を引き出した男子の選手も含まれます。

いつもはひょうひょうとしている小平奈緒もこのときばかりは涙を抑えられませんでした。
とてもいい表情でした。

韓国の李相花と健闘を称え合う!

小平奈緒は地元・韓国の李相花(イ・サンファ)の3連覇を阻みました。
バンクーバー五輪とソチ五輪で連覇を成し遂げ、「氷速女帝」と呼ばれた最大のライバルです。

しかし、李相花は37秒33で銀メダルに留まっています。
「自国開催でなければ引退していた」と語りましたが、けがに苦しんだ時期がありました。
試合後に3連覇を期待する国民の重圧から解放され、感情がこみ上げました。

涙を流す李相花を小平奈緒は抱き締めました。
ねぎらいと敬意を込めた言葉をかけ、李相花は勝者を祝福しました。
そして、互いの健闘を称え合いながらウイニングラン。
感動的な光景です。

小平奈緒は沸き立つ日本のファンへ向け、静かにというジェスチャーをしました。
レースの準備を行っていた李相花への配慮でした。
(後に「残り2組がフェアに戦えるように」と語っています。)
日韓関係は冷え切っていますが、二人は「オリンピック精神」を世界に示しています。
それ以前に、真の友情は国境を越えることを示しています。
私は、胸が熱くなりました。

伊那市西春近の伊那西高校を卒業

小平奈緒は伊那市西春近の伊那西高校を卒業しました。
私は1964年から1966年まで伊那中学校に在籍していましたが、1965年4月1日に伊那市は南に隣接する西春近村を編入しています。
当時、西春近から通っているクラスメイトがいました。

出身地の茅野市はもちろんのこと、長野県はおおいに盛りあがっていることでしょう。
私も誇らしいです。

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羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇

フィギュア男子シングルFSへ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
きのう、江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われました。

私は羽生結弦と宇野昌磨の演技の出来が気になって仕方がありませんでした。
しかし、研修やセミナーなど7日間の出張中であり、仕事が終わったのが午後11時近くでした。
動画を視聴できたのは、日付が変わった深夜です。

練習で見せた滑りを本番で再現

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月振りに実戦に復帰した羽生結弦でしたが、その場がオリンピックの個人戦になりました。
結論から言えば、練習で見せた滑りをそのまま本番で再現しました。
運も味方し、本人が大好きという1番滑走(最終組25番滑走)です。

ショパンの「バラード第1番」の美しい調べに合わせ、しっとりと舞いはじめました。

冒頭で予定していた4回転ループは4回転サルコウに難度を落として決めました。
ジャンプの基礎点が 1.1倍になる後半に得意のトリプルアクセル(3回転半)を余裕で決めました。
4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションジャンプは2本目で両手を挙げています。

魂がこもる演技にファンが熱狂

羽生結弦が登場したときはもちろん、ジャンプを決めるたびに歓声や拍手が沸き、やがて曲がかき消されました。
演技後に客席から「くまのプーさん」がこれでもかと投げ込まれました。
熱狂的な応援を受けました。

不安視された4回転ジャンプを含め、質の高い演技を見せています。
魂がこもっていましたし、ファンへの感謝の気持ちが伝わってきました。
そして、自らが持つ世界最高得点の112.72点に迫る111.68点をマークしています。

66年振りの連覇を視野に収める

氷上練習を再開して1か月ちょっと。
わずかな期間でどうしてここまで戻せるのか、「奇跡」を目の当たりにした思いです。
世界中のメディアが絶賛していますが、滑りはベストコンディションからは差があると感じました。
彼本来の力はもっと上です。

とはいえ、私には「人間業(にんげんわざ)」と思えない復活劇でした。
羽生結弦は男子シングルで66年振りの五輪連覇を視野に収めました。

僅差で続く百点台の選手が3人

私が驚いたのは、羽生結弦に僅差で続く百点台の選手が3人も出たことです。
宇野昌磨のほかにはいないと考えていました。

2位はスペインのハビエル・フェルナンデスで107.58点。
3位は宇野昌磨で104.17点。
4位は中国の金博洋で103.32点。
とくに金博洋は団体戦に続いて自己ベストを更新しています。
高難度ジャンプを得意にしており、完璧に決まると得点が伸びます。

いよいよ運命のフリースケーティング(FS)が始まります。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

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羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ

調子に手応え、練習を早めに切り上げる

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
昨年11月のGPシリーズ「NHK杯」前日の大けがからの復帰戦がいきなりオリンピック個人戦となります。
16日に江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われます。

日本だけでなく、世界のメディアとファンが群がり、大フィーバーが巻き起こっています。

その羽生結弦が練習を行い、うそみたいな絶好調を見せつけました。
「クオリティ」のきわめて高い滑りです。
私は金メダル請負業のブライアン・オーサーコーチが発信情報を巧みにコントロールしながら心理戦を仕掛けていたと思いました。

足への負担を減らすためか、エネルギーの温存を考えたせいか、それとも調子に手応えを得られたからか、割り当て時間を8分も残してリンクを引きあげました。

五輪連覇へ向けてギアが一気に上がった

羽生結弦は4回転トウループ、4回転サルコウを決め、さらに右足で踏み切るために難度が高くなる4回転ループを決めています。
しかも、空中姿勢が凛とし、着氷が自然で美しい。
つい最近まで氷上練習もできなかった選手とは到底思えません。

それ以前に、スケーティングのスピードも増しました。
ギアが一気に上がった印象です。

バンクーバー五輪銅メダリストで元世界王者の高橋大輔は羽生結弦がはやる気持ちを抑え、練習をぎりぎりまで我慢したことをほめています。

この選手は逆境に強い!

ライバルに猛烈なプレッシャーをかける

そして、羽生結弦の調子のよさに腰を抜かしたのがライバルでした。
なかでも金メダル有力候補の宇野昌磨と米国のネイサン・チェンはちょっとでもミスを犯したら勝てないと、猛烈なプレッシャーを感じました。

羽生結弦はジャンプ構成の基礎点を落としたとしても、GOE(出来栄え点)と演技構成点でしっかりと稼ぐことができます。
完璧に滑れば、おそらくだれもかなわない高みに達します。

SPの順位と点数でFSに4回転ループ

羽生結弦はここまで跳べると、17日のフリースケーティング(FS)のプログラムに4回転ループを入れられるでしょう。
はたしてサルコウとトウループの2種4本に留めるか、ループを加えた3種4本で戦うか。

後者だと基礎点が上がるだけでなく、得意のトリプルアクセル(3回転半)を2本跳ぶことができます。
SPでの順位、ライバルとの得点差を踏まえ、どちらかを選ぶはずです。

本番でどれくらい集中力を高められるか

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月振りの実戦となりますので「試合勘」は鈍っています。
それを補うのが豊富な経験ですが、もっと重要なのは本番でどれくらい「集中力」を高められるかでしょう。
羽生結弦が自然体を保ちながら集中力を発揮できるなら、ノーミスで演技をまとめられる可能性があります。

不安材料として挙げるとすれば、演技時間の長いFSでスタミナが持つかどうかです。

リラックスし、表情にも自信がみなぎる

私自身は、羽生結弦は平昌五輪までに万全のコンディションを整えられず、金メダルを期待するのは気の毒と考えてきました。
しかし、現地での練習映像を見て、66年振りの五輪連覇もありうると考え直しました。

本番直前と思えないほどリラックスしており、表情にも自信がみなぎっています。
試合で滑るのが待ち遠しくて仕方がないといった様子です。
本人が大好きな1番滑走(最終組)を抽選で引き当てたことにも運の強さが感じられます。

日本勢の平昌金メダル第1号となれるか

ここまで日本勢は平昌五輪で金メダルがゼロです。
羽生結弦はソチ五輪で金メダルを獲得した唯一の選手です。
今大会は日本勢が好調であり、複数の金メダリストが生まれるでしょう。
羽生結弦はその第1号になるかもしれません。

本気のスイッチが完全に入りました。
私はいまだに半信半疑ですが、羽生結弦が奇跡的な復活劇を見せてくれるかもしれません。
「絶対王者」の称号を取り戻しそうな期待を抱かせます・・・。

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◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

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⇒2018年1月17日「高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール」はこちら。

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メドベージェワ、団体戦SPは鳥肌ものの感動

世界歴代最高を更新して完全復活へ

平昌五輪フィギュアスケート団体戦女子シングルのショートプログラム(SP)が2月11日に行われました。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワがショパン「ノクターン」の調べに乗せて滑り、自身が持つ世界歴代最高を更新する 81.06点をマークしています。
(これまでの最高は昨年4月の国別対抗戦の 80.85点でした。)

エフゲニア・メドベージェワは五輪の夢舞台で鳥肌ものの演技を見せました。
息を飲むような美しさとはこのこと。
異次元の「舞」は世界に衝撃を与えています。
技術も表現もどちらも完璧であり、一頃の羽生結弦のようなすごみを感じさせました。

冒頭のスピン、ステップシークエンスを経て、3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めました。
2本目のトウループでは両腕を高く上げて跳びました。
3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)も決めました。
演技終盤には会場が拍手と歓声に包まれています。
観衆を惹き込む力が突出しています。

首をのけぞらせて喜びを爆発させる

エフゲニア・メドベージェワはキスアンドクライで、表示された得点にガッツポーズを取り、首をのけぞらせて喜びを爆発させました。

「10年間、五輪を待ちつづけていた。この舞台に来たかった」。
意気込みが強すぎたせいか、最初はちょっと緊張していたそうで、「演技はタフだった」と振り返りました。

自らの存在と実力を改めてアピール

エフゲニア・メドベージェワはシニアデビューのアリーナ・ザギトワが驚異的な成長を遂げるまで、自他ともに認める平昌五輪金メダルの大本命でした。
彼女は同じエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事する後輩です。

メダル争いの関心は銀メダル以下に絞られていましたが、GPシリーズ連勝後の11月に右足甲にひびが入る故障が判明し、GPファイナルを欠場しています。
そして、復帰戦の1月の欧州選手権でアリーナ・ザギトワに敗れ、2年振りに個人戦勝利を逃しました。

エフゲニア・メドベージェワは団体戦SPで、自らの存在と実力を世界に改めてアピールしました。
しかしながら、勝負は言うまでもなく「個人戦」です。

ザギトワが団体戦FSで完璧な演技

12日に行われた団体戦フリースケーティング(FS)でアリーナ・ザギトワが世界歴代2位の158.08点を記録しています。
五輪初出場の緊張をまったく感じさせず、完ぺきな演技を見せています。
アリーナ・ザギトワは揺るぎない自信が伝わってくる滑りであり、いまだに成長の勢いが止まっていません。
二人のオリンピックでの激突は伝説として語り継がれるかもしれません。
どのような得点で決着がつくのか、私は予想ができません。

エフゲニア・メドベージェワもそれを十分に承知しており、団体戦SPの演技に対して「5点満点で3.75点」ときわめて辛口の自己採点を行っています。
小学生の通知表でいうと「4△」でしょうか。
自分はもっと得点を伸ばせると言いたかったようです。

メドベージェワに感じる特別な価値

転倒など、大きなミスだらけの男子シングルと異なり、女子シングルのレベルは高いし、何よりもフィギュアスケートの美しさと醍醐味を堪能できます。
いくら「競技」とはいえ、あそこまでひどいと興覚めであり、私が会場へ足を運んでいたら「チケット代を返せ」と言いたくなったかもしれません。

エフゲニア・メドベージェワの演技は文字どおり特別な「価値」を感じさせる出来でした。
フィニッシュと同時に浮かべた万感の表情に、こちらも胸が熱くなりました。
苦しいけがを乗り越えて「完全復活」を果たしましたので、体の底から湧きあがるものがあったのでしょう。
この選手は飛び切りの美人だから、こうした仕草が余計に引き立ちます。

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坂本花織は平昌でどうした? らしくないぞ!

滑るたびに自己ベストを更新しそう

平昌五輪フィギュアスケートの女子シングル。
オリンピックに初出場の坂本花織が4日、日本オリンピック委員会(JOC)の公式スーツに身を包んで現地入りしています。
報道陣に「ジャケットが似合っている」と言われ、「イエ〜イ」と笑顔で返しました。
何なんでしょう、この選手は・・・。

リュックサックに20個ほどの「御守」がぶら下がっていたそうです。
数の多さで御利益を増やそうとするタイプなのでしょうか。

坂本花織は初出場の四大陸選手権で初優勝を収めており、五輪代表切符をつかんだ全日本選手権から勢いに乗っています。
滑るたびに自己ベストを更新しそうな期待を抱かせてくれます。
気温の高い台湾の四大陸選手権で激しい痛みが出て不安視された右足のうおのめは「ちょっと削ってもらった」と語りました。
平昌は「脳みそが凍る寒さ」ということもあり、大きな支障がないようで一安心です。

寒さ対策も早起き対策も万全に行う

出国前には同じ中野園子コーチの指導を受ける三原舞依からマフラーやカイロなどのチェックが入りました。
三原舞依は平昌五輪本番会場で行われた昨年の四大陸選手権を制し、「寒さ対策」を気にかけてくれました。
代表切符を逃した悔しさを胸にしまい込み、坂本花織のサポートと応援に徹しています・・・。

坂本花織は現地で「早起き対策」も行っています。
太陽に代わる人工の光を浴びて起きられる「照射器」を取り入れました。
かなりの効果があるようで目覚めはいいそうです。

坂本花織は現地で早めに練習を始め、さらにソウルで極秘練習を積んだうえで、11日に江陵アイスアリーナで公式練習を行っています。
ここまでのところはリラックスできており、好調も維持しています。
12日に団体戦女子シングルのフリースケーティング(FS)に出場しますが、やってくれそうです。

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冒頭の得点源でつまずいて動揺する

団体戦女子シングルFSが終わりました。
私が期待を寄せる坂本花織は失敗をやってくれました。
131.91点で5人中5位に終わっています。

冒頭の3回転フリップ−3回転トウループは、最初のジャンプでバランスを崩してコンビネーションにできませんでした。
大きな得点源でつまずき、すっかり動揺してしまいました。
(回転不足も取られています。)
その後もミスが出ています。
懸命にリカバリーに努めましたが、得点を伸ばせませんでした。

個人戦で思い切りのよさを発揮せよ

坂本花織は演技終了直後に顔の前で両手を合わせ、応援席の仲間に謝罪のポーズを示しました。
「いつもどおりの試合と思って臨んだが、どのジャンプも自分のジャンプじゃなかったので悔しい」と振り返っています。
四大陸選手権や全日本選手権よりも足が震え、ジャンプのタイミングが合わなかったとのこと。

坂本花織は緊張感から持ち前の明るさとパワー、思い切りのよさが影を潜め、不本意な出来でした。
「自分には勢いしかない」と語っていたのに、その勢いがまるで感じられません。
私は「どうした? らしくないぞ!」とつぶやいてしまいました・・・。

「少し時間があるので締め直し、個人戦でミスをしないようにしたい」と誓いました。
私は団体戦での日本のメダル獲得は無理と思っていました。
この失敗を引きずらず、個人戦へ向けて貴重な経験を積めたと前向きにとらえるべきです。

夢舞台を楽しむ気持ちを忘れないで

自分に気合を入れるだけでは緊張が増します。
4年の一度の夢舞台に出られ、夢舞台で滑れることを楽しむ気持ちを忘れないでください。
個人戦女子シングルのSPは21日、FSは23日に行われます・・・。

私は坂本花織と宮原知子のどちらかに表彰台に上ってほしいと思っています。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月10日「坂本花織、平昌五輪で中野園子コーチの愛のしごき」はこちら。

⇒2018年2月3日「坂本花織は平昌五輪で残り一人の表彰台へ」はこちら。

⇒2018年2月2日「坂本花織、平昌五輪はジャンプGOEで稼ぐ」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

⇒2017年12月25日「エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表」はこちら。

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高梨沙羅おめでとう、平昌五輪銅メダル

すっかり感動してしまう!

私はきょうから7日間の出張でしたが平昌五輪を見てしまいました。
でも、夜更かしをした甲斐がありました。

スピードスケート女子1500mで高木美帆が世界記録保持者を破り、銀メダルを獲りました。
女子の個人種目で銀メダルは初です。
また、私が知らない選手ですが、原大智がフリースタイルスキー男子モーグルで初となる銅メダルを獲りました。
平昌五輪で日本勢のメダル第1号になります。
高木美帆も、原大智もよく頑張った!

私が冬季五輪で金メダルを獲らせてあげたいともっとも思ったのはフィギュアスケート女子シングルの浅田真央、そしてノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅でした。
その高梨沙羅が銅メダルをつかみました。
コメントを含め、すっかり感動してしまいました。
表彰台に立ててよかったし、ほっとしました。
高梨沙羅、おめでとう!

⇒2018年2月9日「平昌五輪メダル獲得予想、日本勢は金も総数も過去最多」はこちら。

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講演、セミナー、研修、経営相談、会食がびっしり

あすから土日を含めた1週間の「長期出張」となり、その準備に追われています。
例年ならば仕事の立て込まない2月ですが、講演、セミナー、研修、経営相談、会食の予定がびっしりと詰まっています。
ありがたいことだと心から思います。
が、66歳の私ははたして体力が持つかどうか不安です。

長時間(距離)の移動、大勢との接触がありますので「インフルエンザ感染」を恐れています。
のどスプレー、トローチ、マスク、首かけマスクは使いますが、それでも絶対に大丈夫という保証はありません。

それと懸命に「ダイエット」に努めてきましたが、クライアントや参加者、来訪者と食事をともにする機会が計7回あり、スーツのスラックスがはちきれないか心配です。
私は日常生活ではインスタントラーメン(袋緬)でもうまいと思うほどの「粗食」ですので、立派な食事をいただくと腹回りに脂肪がみるみるつきます。

加えて、各地で雪が降り積もっています。
新幹線が通常どおり動くかどうかも気になります。

体調を崩さないことを第一に、極寒時期の長期出張を無事に乗り切りたいと思います。
「気合」のスイッチは入りつつあります。

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羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず

しっかりとした足取りで取材エリアへ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルに出場する羽生結弦が2月11日夕方に韓国・仁川国際空港に到着しました。
姿を現すと、大勢のファンが殺到しています。
この選手の人気の凄さには感心させられます。

羽生結弦は8人のガードマンに守られ、しっかりとした足取りで囲み取材のエリアに入っています。
そして、私が想像していたより精悍な表情でインタビューに応じました。

状態は何%かとの質問には答に詰まる

「もどかしい気持ちを抱きながら、治療と陸上のリハビリに努めてきた」「試合の場に来られたことを嬉しく思う」。

男子シングルでは66年振りとなる五輪連覇への自信を問われ、「自分に嘘をつかないのであれば、2連覇をしたい」「少なからず、自身はある」。

状態は何パーセントかというストレートな質問には言葉に詰まりました。
「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くある」と何とかかわしています。

ピークに持っていける伸び代がある?

また、「ピークに持っていける伸び代がたくさんある選手の一人だと思っている」と言葉を添えました。
これは微妙な言い回しです。
伸び代があるとは、本調子にほど遠いという意味でしょう。
このブログに書きましたが、私は「回復途上」という印象を受けました。

ブライアン・オーサーコーチは開幕前に、羽生結弦がトウループ、サルコウ、ループの3種類の4回転ジャンプを跳び、曲をかけた練習、スタミナを戻す練習も行っていると語っていました。
それでも時間(日数)がまったく足りません。

本番のジャンプ構成は固まっていない

ファンや関係者がもっとも知りたい本番でのジャンプ構成については「現地で調整して決める。選択肢はいろいろある。周りの状況を見て作戦を立てながら」。
氷上練習を始めたのは1月上旬でしたから無理もありませんが、この時点で固まっていないのはあまりに厳しい。
オーサーコーチと話し合うのでしょうか。

羽生結弦は2017年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来となる「ぶっつけ」で本番に挑みます。
個人戦男子シングルSPは16日、FSは17日に行われます。

私は宇野昌磨と二人で金メダルを争い、日本勢でワンツーフィニッシュを飾ってほしいと思います。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

⇒2018年1月17日「高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール」はこちら。

⇒2018年1月8日「羽生結弦ファン、ぶっつけ団体へ願掛け」はこちら。

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宮原知子、足は子鹿ちゃん、頭はおでこちゃん

わくわく、初出場のオリンピックへ

平昌五輪フィギュアスケート団体戦女子シングル。
ショートプログラム(SP)がきのう行われ、全日本選手権4連覇中のエース、宮原知子が滑りました。

開幕直前の7日に現地に入り、初の夢舞台となるピョンチャンオリンピック出場に、「わくわくしていて、楽しみな気持ちでいっぱい。メダルというより、しっかりと自分の演技をすることしか考えていない」と抱負を語っています。

SAYURIも蝶々夫人も練習好調

四大陸選手権では左足甲の炎症の影響で3位に留まり、珍しく悔し涙を流しています。
その後は曲かけ練習を倍増させて追い込みましたが、痛みは出ていないとか。
一日にSPとフリースケーティング(FS)をそれぞれ2〜3回通しました。
「プログラムを滑りきる練習と厳しい状況でもジャンプを跳べる練習を積んできた」と納得の表情で話しました。

当初は練習中の滑走でバランスを崩して転倒し、ヘッドスライディングしたこともありました。
スケート初心者のように「足が子鹿ちゃんみたいになりました」となぞのコメントを残しています。
しかし、日に日に調子を上げてきました。
四大陸選手権で取られた回転不足も克服できたようで濱田美栄コーチも太鼓判を押しています。
(空耳でしょうか、私にはポンという音が聞こえました。)

ピンクの本番衣装で臨んだ公式練習ではSP「SAYURI」を通して滑り、3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションなど、すべてのジャンプを決めました。
夕方のサブリンクではFS「蝶々夫人」を通して滑り、冒頭の3回転ループで回転が抜けたほかはミスなくまとめました。
手応えを感じているせいか、表情は柔和です。

オズモンド、コストナーとぶつかる

SPでは金メダルの最有力候補、ロシアのエフゲニア・メドベージェワ、表彰台争いのカナダのケイトリン・オズモンド、イタリアのカロリーナ・コストナーとぶつかります。
個人戦の前哨戦として、火花が散ります。

しかし、宮原知子がライバルの出来を気にしたところでどうにもなりません。
「自分のスケートを成長させてくれるチャンス」と前向きにとらえています。

宇野昌磨の団体戦SPの活躍に刺激

宮原知子はかつて「五輪の魔物」についてレポートをまとめたそうです。
したがって、自分の気持ちに負けるとか、オリンピックの雰囲気に飲まれることはありません。

宮原知子は応援席で見届けた男子SP1位の宇野昌磨の活躍に「さすが」と刺激を受けました。
その雄姿を脳裏に焼きつけ、団体戦SPに立ち向かいます。

category:宮原知子ブログはこちら。

濱田美栄コーチと額をつけられない

会場の江陵アイスアリーナは、昨年の四大陸選手権を欠場した宮原知子にとって初めてになります。
が、氷の状態がいいうえに、滑っていて汗ばむほどの暖かさだそうです。
けがで苦しんだ彼女は、体が温まりやすく動きやすいこのアイスリンクが気に入りました。

ところが、大問題が発覚しています。
サイドフェンスが恐ろしく分厚くて、濱田美栄コーチが宮原知子と額をくっつけてアドバイスを与え、リンクに送り出す恒例のセレモニー(儀式)ができません。
あれは集中力を高めるとともにスイッチを入れる役割を果たします。

「二人の愛を引き裂くな」とフェンスを叱ったところで手遅れです。

◆書き加え(2月11日)

ガッツポーズ後、得点に呆然とする

宮原知子がフィギュアスケートを滑る一番の理由は「見てくださる方々に感動を伝えたい」という思いです。
私は団体戦SPのパーフェクトな演技を見て、それが伝わる出来だとうれしくなりました。
本人も演技後にガッツポーズで喜びを表しました。

しかし、発表された 68.95点に信じられないという表情を浮かべました。
予想していた得点と大きな開きがあり、キスアンドクライ(応援席)で呆然としています。

私は前滑走のカロリーナ・コストナーの演技を素晴らしいと思いつつ、得点は宮原知子のほうが上と感じていました。
ちなみに、1位のエフゲニア・メドベージェワが自らの世界歴代最高を更新する 81.06点、2位のカロリーナ・コストナーが 75.10点、3位のケイトリン・オズモンドが 71.38点です。

銅メダルにはSPで75点前後が必要

宮原知子は冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプのいずれでも回転不足を取られています。
練習でしっかりと跳べているはずなのに、本番でなぜこうしたことが起こるのか素人の私には分かりません。
(それにしても得点が低すぎると私は感じています。)

救いは、本人の「それほど硬くならなかった」というコメントです。
実際、落ち着き払って滑ることができました。
もう一つ、かろうじて濱田美栄コーチとおでこがくっついています。
これこそ二人の愛が引き起こした正真正銘の奇跡です。

宮原知子が平昌五輪で銅メダルをつかむためにはSPでどうしても75点前後を出しておきたい。
ならば、FSとの合計で 225点前後に届き、表彰台に立てる可能性が大きくなります。

しかし、この回転不足の解消はあまり簡単でないのかもしれません。
自分の感覚と審判の判定がずれているわけで、気をつけないと個人戦でも同じ失点を繰り返します。

私は2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来となる女子シングルメダルをぜひとも日本に持ち帰ってほしい。

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月4日「宮原知子と濱田美栄コーチ、自己ベストの平昌五輪」はこちら。

⇒2018年1月30日「宮原知子、平昌「練習の虫」作戦は大丈夫か?」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

⇒2018年1月7日「宮原知子選手に憧れました・・・」はこちら。

⇒2017年12月31日「宮原知子の演技はお年玉並みの安定感」はこちら。

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宇野昌磨、五輪の魔物のぬいぐるみに笑顔

初出場でもただ一人百点台を叩き出す

平昌五輪フィギュアスケートの男子シングル。
2月9日の開会式に先立って行われた団体戦ショートプログラム(SP)で有力選手が得点源のジャンプで大きなミスを連発しました。
そのなかでただ一人百点台を叩き出したのが宇野昌磨です。

演技後に申し訳なさそうに「緊張しなかった」と明かしました。
本人はそれではインタビューが盛りあがらないことを知っています。
オリンピック初出場にもかかわらず、普段どおりに滑りました。

ライバルが五輪に棲む魔物の餌食になるなか、宇野昌磨は五輪の魔物をぬいぐるみのように手なずけました。
この「五輪の魔物」とは、心に巣食う不安や重圧、緊張が実態です。
自分を信じきれない弱さと言い換えられます。

咄嗟の反応でミスを最小失点に留める

オリンピックは4年に一度の大舞台であり、すべてのアスリートが目標にしています。
しかし、宇野昌磨は以前から五輪を特別視しないと語っていました。
大会に優劣をつけることをしません。

個人戦でメダル争いに絡むといわれた米国のネイサン・チェン、ロシアのミハイル・コリャダ、カナダのパトリック・チャンは目を疑うほどの無残な出来でした。

それを最終滑走の宇野昌磨は控え通路のモニターで見ています。
会場が重い空気に包まれていきます。
次々と潰れていくライバルに「朝が早いからかな」「自分も失敗するかな」と不安を抱いて試合に臨んでいます。

その動揺が冒頭の4回転フリップで着氷の乱れにつながりましたが、左手をつくだけで踏ん張りました。
そして演技後半、不安に思っていた4回転トウループ+3回転トウループはきれいに着氷しました。
最後のトリプルアクセル(3回転半)は2.29点のGOE(出来栄え点)がつきました。

結局、集中力を失わず、しっかりと滑りきっています。
最初のミスを何とか最小限の失点に留められたのも体が咄嗟に反応してくれたからで、これは練習の賜物でした。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

朝が苦手という不安を吹き飛ばした

宇野昌磨が今大会でもっとも懸念したのは、競技が午前に開始されることでした。
米国でのテレビ放送の都合によるものです(不確か)。
出場選手は五輪前から生活の時間帯とリズムを変えて慣らしてきたはずです。

しかし、宇野昌磨は「早起き」が大の苦手でした。
しかも、起床後どころか午前中は動きが鈍い状態です。

本人は自分には無理と諦め、試合だけ頑張るという、いささか虫のいい決断を下しました。
マイペースを貫き、いつもどおりにするわけです。
これも五輪を特別視しないことと関係しています。

宇野昌磨は朝5時に目覚め、うとうとして6時くらいに起きました。
だったら6時に目覚めればいいと思いますが、そうはいかないようです。
公式練習では無理に体を動かそうとせず、アップもろくにしていません。
どこまでも自然体です。

「団体戦と個人戦は別物」ときっぱり

4年前のソチ五輪では羽生結弦が団体戦SPで1位になり、その勢いのまま男子シングルを制しました。
宇野昌磨は金メダルをつかみそうな予感がします。
ファンも日本人も期待して当然です。

ところが、宇野昌磨は浮かれていません。
「団体戦と個人戦はまったくの別物。たまたま僕がうまくいっただけで、何かつながるものはない」と謙虚に語りました。
20歳の若者のこの落着きはいったい何なのでしょうか。

それでもかなりの手応えを感じているだろうことは演技後とインタビューの笑顔から見て取れます。

宇野昌磨は持ち味の安定感を取り戻しました。
朝の弱点を克服するとともに平常心を保持できた経験は大きな自信になります。

16日に始まる個人戦には復帰の羽生結弦、中国の金博洋なども登場しますが、宇野昌磨はSPをノーミスで滑るなら 110点に迫る高得点を叩き出せるかもしれません。
いいイメージで臨めるのは確かです。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月9日「宇野昌磨が平昌でネイサン・チェンをごくっと飲んだ!」はこちら。

⇒2018年2月7日「宇野昌磨と宇野藤雄が描く平昌五輪金メダル」はこちら。

⇒2018年2月5日「宇野昌磨と樋口美穂子コーチ、朝練なしの平昌五輪」はこちら。

⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

⇒2018年1月28日「宇野昌磨、平昌五輪金メダル獲得の必要条件」はこちら。

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坂本花織、平昌五輪で中野園子コーチの愛のしごき

体調不良か、8日午後から行方不明

平昌五輪フィギュアスケートの女子シングル。
開幕前日の2月8日午前の練習まで元気一杯だった坂本花織が突然、行方不明になっています。

9日の公式練習、さらに団体戦の応援に姿を見せなかったことから、報道陣に大きな波紋を広げました。
宮原知子はショートプログラム(SP)の曲かけ練習を行い、しかも応援に駆けつけています。

日本フィギュアの小林芳子監督は体調不良を否定しました。
しかし、「4日に現地に入ってからずっと練習してきた。ちょっと疲れてはいる」と語っています。

宮原知子が団体戦SP&FSを滑る

坂本花織は当初、団体戦フリースケーティング(FS)への出場が噂されていました。
指をばきばき鳴らして威嚇できるのでさらわれることはないとしても何らかの「異変」が起こったものと思われます。
シニアデビューシーズンの中盤から急成長を遂げて五輪代表切符をつかんでおり、本番を前に疲れが噴出したのでしょう。

坂本花織が離脱となると、代表2人の女子シングルは11日の団体戦SPと12日の団体戦FSを宮原知子が一人で滑るほかにありません。
実は、足に痛みを抱えながらのオリンピック出場です。
彼女にかかる負担が一気に重くなります。

私は坂本花織も心配ですが、宮原知子も心配です。

category:坂本花織ブログはこちら。



ソウル市内のリンクで極秘練習とか

・・・現場から東海林のり子がお伝えします。

たったいま、坂本花織の動静が分かりました。
選手村を離れ、ソウル市内のリンクで極秘練習を行っています。
中野園子コーチの愛のしごき(猛特訓)が発覚しています。

現在はフィギュア団体戦に加えてショートトラックが行われており、十分な練習時間を取れないことが最大の理由のようです。
そうならそうと言ってほしいですね。

団体戦女子SPのエントリー申請までは選手起用に関する情報が抑えられていました。

私は坂本花織がこっそりと選手村を抜け出し、焼肉とカルビを頬張っているのでないかとも疑っていました。

これにより、身の潔白が証明されました。
話題づくりが随分うまくなりました。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月3日「坂本花織は平昌五輪で残り一人の表彰台へ」はこちら。

⇒2018年2月2日「坂本花織、平昌五輪はジャンプGOEで稼ぐ」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

⇒2017年12月25日「エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表」はこちら。

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

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宇野昌磨が平昌でネイサン・チェンをごくっと飲んだ!

宇野昌磨にオリンピック初出場の気負いなし

平昌五輪第1日、2月9日、江陵アイスアリーナでフィギュアスケート団体戦が始まりました。

男子シングルのショートプログラム(SP)。
宇野昌磨はヴィヴァルディ「四季」の「冬」で103.25点を出し、ぶっちりぎりの1位になりました。
気持ちがいい!

冒頭の4回転フリップは着氷が乱れています。
後半の4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションジャンプは決めています。
最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も決めています。

宇野昌磨は中国の金博洋に逆転されて2位に終わった1月の四大陸選手権以降はミスのない演技ができるまでやめないと誓い、練習で本番のプログラムを自分の体に染み込ませてきました。
冒頭のジャンプを失敗したにもかかわらず演技をまとめられたことにその成果がはっきりと出ています。

⇒2018年1月28日「宇野昌磨、平昌五輪金メダル獲得の必要条件」はこちら。

⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

私の予想で宇野昌磨はなぜ銀メダルなのか?

私は直前のブログで宇野昌磨の個人戦の順位を2位(銀メダル)としました。
熱心なファンに叱られるかもしれません。

⇒2018年2月9日「平昌五輪メダル獲得予想、日本勢は金も総数も過去最多」はこちら。

しかしながら、それは羽生結弦が万全のコンディションで臨めるという前提です。
不可能を可能にしてしまうところが羽生結弦の凄さとはいえ、現実的には難しいのでないかと思っています。
五輪王者と世界王者であり、長らく「絶対王者」として男子シングルを牽引してきた羽生結弦に対する敬意も込めました。

私はむろん羽生結弦の完全復活を願っていますが、年明けからの氷上練習でベストパフォーマンスを発揮できる水準に高めることはいささか考えにくい。

羽生結弦も個人戦に弾みをつけて金メダルへ

宇野昌磨は羽生結弦の背中を追いかけて世界ランキング2位になり、初のオリンピックに出場しました。
しかし、団体戦SPでは特別な緊張感が湧き出ることもなく、最終滑走でも自分の演技を行っています。
全日本選手権のほうが緊張したと笑わせています。

思い起こせば、羽生結弦はオリンピック初出場のソチ五輪の団体戦SPの最終滑走で1位となり、いい流れに乗って個人戦で金メダルを獲得しています。

宇野昌磨だけが大舞台の雰囲気に飲まれることなく唯一の百点台を記録しました。
2月16日から始まる個人戦へ大きな弾みをつけました。
私は二人の順序はともかくとして、ワンツーフィニッシュをまたしても確信しました。

ネイサン・チェンは得意のジャンプがぼろぼろ

宇野昌磨は昨年のGPファイナルで丁寧に滑るだけで勝利を収められました。
米国のネイサン・チェンはオリンピックシーズンに「無敗」の快進撃を続けており、勝たせてはいけない相手でした。

ネイサン・チェンはこれまでに5種類の4回転ジャンプを決めています。
ジャンプ構成の基礎点の一番高い選手ですので、本番で自信を持って滑られると厄介です。

しかし、冒頭の4回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションジャンプはダブルトウループに変わりました。
続く4回転トウループは2回転になりました。
最後のトリプルアクセルでも転倒しています。
すべてのジャンプで致命的なミスを犯しています。

ネイサン・チェンは得意のジャンプがぼろぼろになり、うそでしょうと言いたくなる低得点 80.61点で4位に終わっています。
ちなみに、カナダのパトリック・チャンは 81.66点で3位に留まっています。
女子シングルのロシア勢の2選手、エフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワに負けそうです。

ネイサン・チェンはやはりメンタルの弱さを露呈してしまいました。
日本はいただきました!

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月7日「宇野昌磨と宇野藤雄が描く平昌五輪金メダル」はこちら。

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⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

⇒2018年1月28日「宇野昌磨、平昌五輪金メダル獲得の必要条件」はこちら。

⇒2018年1月27日「四大陸選手権男子シングル結果 宇野昌磨と金博洋」はこちら。

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クライアントが相次いで東証上場

仕事の中心が社業発展の請け負いに変化する

私は2011年、60歳くらいからクライアントを大手企業から中堅・中小企業へ変えています。
おもに厳しい競争環境に身を置く内需・地場企業です。
これをきっかけに仕事の中心が業績立て直しの支援から社業発展の請け負いに移りました。

黒子でもまれにセレモニーでスピーチを行う

私が中期経営計画の策定を請け負ってきたクライアントが先だって東証上場を成し遂げました。
そして、わりと最近まで零細企業だったクライアントがまもなく東証上場を迎えます。
いまはその準備にばたばたです。

コンサルタントとしての誇りは「黒子」にありますので、上場関連のセレモニーなどは固辞しています。
私は会社の成長構想や経営・事業・営業戦略の策定などの核心に携わることが多く、表に出ていくとおかしなことになってしまいます。
(とくにオーナー企業のクライアントでは、私のほうが役員よりも機密情報を持っています。)

それでも熱心なお奨めにより、まれにスピーチを引き受けることがあります。
クライアント、とりわけ社長などの上層部の笑顔を見ながら、華やかな雰囲気に包まれた会場でしゃべるのは嫌いではありません。

日本経済・中小企業の沈下に危惧の念を抱く

戦後経済を長らく支えてきた中小企業の大半が元気を失いつつあります。
国際社会における日本の地盤沈下に歯止めがかかっていません。
そうした現状に危惧の念を抱いています。

老いた私にできることは限られますが、中小企業の成長持続による「勝ち残り」に寄与したいと心から願っています。
「IPO」がすべてと思いませんが、とても分かりやすい目標になることは確かです。
概して社長自身も力が湧いてきます。

コンサルタントいう仕事はほんとうに面白い。
クライアントの飛躍を見ることが何にも代えられない喜びです。
これからも中小企業の株式上場を支援し実現していきます。

和田創研ホームページはこちら。

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平昌五輪メダル獲得予想、日本勢は金も総数も過去最多

平昌五輪がいよいよ本日開幕!

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)がいよいよ本日開幕します。
2018年2月9日から25日までの17日間で、7競技 102種目が行われます。
関係が冷え切っている韓国での開催になりますが、日本選手団は「史上最強」との声も聞こえ、国民の期待は沸騰しています。
はたして幾つのメダルを持ち帰れってくれることでしょう。

スポーツメディアやスポーツコメンテーターなどが予想を示しており、私も気になります。
これには多分に日本勢の「応援」という意味合いが含まれています。
それでいいのです。

オリンピックの感動に触れたい

私は二八(にっぱち)の2月ですが、今年は珍しく企業研修と公開セミナー、企画制作などの受託業務が猛烈に立て込んでいます。
インフルエンザ感染が怖い長期出張・長距離移動も含まれます。
66歳ですので体力が持つかどうかも心配ですが、それでもフィギュアスケートを中心にオリンピックの感動に触れたいと思っています。
すでにわくわくしています。

ただし、オリンピックの生中継を観るのはなかなか難しいでしょう。
それでもダイジェスト番組やスポーツニュースなどで日本選手の活躍を目に焼きつけられます。
(いまはネット上の動画も楽しめます。)

私はオリンピック期間中、仕事と観戦に時間の大半を奪われ、ブログにどれくらいのエネルギーを避けるか分かりません。
睡眠不足と疲労蓄積で「へろへろ」になるのは確実ですが、熱心な読者のためにも頑張って記事を更新したいたいと思います。

日本選手はメダルラッシュ確実

結論を先に述べれば、平昌五輪ではメダルラッシュに沸きます。
金メダルは過去最多だった1998年長野五輪の5個を上回ります。
メダル総数は過去最多だった長野五輪の10個(金5、銀1、銅4)を上回ります。
牽引するのは、2014年ソチ五輪でメダルがゼロに終わったスピードスケート女子です。
ちなみに、ソチ五輪では金1、銀4、銅3でした。

なお、日刊スポーツが金9、銀4、銅9というとんでもない予想をしていることが好感を持てます。

金メダルは小平奈緒などで7個

◆スピードスケート
◇女子 500mで小平奈緒が昨シーズンから無敗を続けているそうだ。
◇女子1000mで小平奈緒が今シーズンに世界記録を打ち立てている。
 男子と練習をともにし、滑りをダイナミックにした。向かうところ敵なし。
◇女子1500mで高木美帆が今シーズンにW杯4連勝を果たしている。
 オールラウンダーの高木美帆は小平奈緒よりも持久力がある。
女子団体追い抜き(チームパシュート)でW杯3戦連続で世界記録を更新している。
 金メダルの可能性がもっとも高い。

◆ノルディック複合
◇ラージヒルで渡部暁斗が今シーズンW杯で勝利を積み上げている。
 平昌五輪のジャンプ台は風の変化が激しく、運にもかなり左右される。
 しかし、ジャンプが絶好調であり、逃げ切れる。

◆スノーボード
◇男子ハーフパイプで平野歩夢が直前のXゲームで連続4回転を決めて調子を上げている。
 中学生で出場したソチ五輪に続いて銀メダルとなるだろうか。
 大けがを乗り越えて精神的に強くなったので金メダルとする。

◆フィギュアスケート
◇男子シングルで羽生結弦が調子を整えられるなら、ぶっつけ本番でも連覇を果たす。
 負担の大きい4回転ルッツを回避して総合力で戦う。GOEも大きい。

銀メダルは高梨沙羅などで7個

◆スピードスケート
◇女子1000mで高木美帆がW杯3戦で小平奈緒に次ぐ2位になっている。
◇マススタートで高木菜那が昨シーズンの世界距離別選手権で2位になっている。
 高木美帆の姉であり、女子団体追い抜きにも入っている。

◆スキージャンプ
◇女子で高梨沙羅が今シーズンW杯未勝利であり、銀メダルに入れるのは勇気がいる。
 金メダル最有力の期待を背負ったソチ五輪と異なり、本来なら追う立場で気楽に臨める。
 技術が優れており、変化の激しい平昌五輪のジャンプ台で風に恵まれるなら1位もある。
 ただし、あえて平昌五輪での勝利を口にする表情があまりに硬い。
 私がもっともメダルを獲ってほしいと思う選手である(色は贅沢を言わない)。
 だれかこの真面目な子を表彰台に立たせてくれ!

◆ノルディック複合
◇ノーマルヒルで渡部暁斗が好調を維持している。
 ソチ五輪に続いて銀メダルとなるか。ラージヒルとの2冠もある。
 ただし、得意のジャンプでラージヒルよりも差をつけにくい。

◆フリースタイルスキー
◇女子ハーフパイプで小野塚彩那が昨シーズンの世界選手権で優勝している。
◇男子モーグルで堀島行真が昨シーズンの世界選手権で2冠に輝く。
 周囲を驚かせたが、今シーズンは調子がいま一つである。

◆フィギュアスケート
◇男子シングルで宇野昌磨が昨シーズンの世界選手権の調子を取り戻しつつある。
 団体戦でいい流れをつくれるか。羽生結弦の調子次第では金メダルもある。
 いずれにしても日本初の同時表彰台、それもワンツーフィニッシュになる。

銅メダルは宮原知子などで9個

◆スピードスケート
◇女子3000mで高木美帆が日本勢のメダル第1号となりそうだ。
 オランダ勢が強いらしい。
◇女子 500mで郷亜里砂が今シーズンW杯の表彰台に安定して上る。
◇男子 500mで加藤条治が4大会連続出場の経験を一発勝負に生かせる。

◆スキージャンプ
◇女子で伊藤有希が昨シーズンに急成長を遂げて虎視眈々と表彰台を狙っている。
 世界選手権で2位が2度という実績を持つ。
 心臓が強そうで、大舞台向きだ。意外性が魅力で1位もある。
◇ラージヒルで葛西紀明がソチ五輪で銀メダルを獲得している。
 8度目の五輪出場となる。海外の選手からも「レジェンド」と尊敬されている。

◆スノーボード
◇女子スロープスタイルで鬼塚雅が昨シーズン世界選手権で3位になる。
 岩渕麗楽とどちらかで表彰台に食い込みそうだ。
◇女子ビッグエアで鬼塚雅がW杯第2戦で2位になる。
 岩渕麗楽とどちらかで表彰台に食い込めるかもしれない。

◆フィギュアスケート
◇女子シングルで宮原知子が激戦を制して表彰台に上りそうだ。
 坂本花織、カナダのケイトリン・オズモンドやガブリエル・デールマンなどと戦う。
 伸び盛りの坂本花織が宮原知子に取って代わるかもしれない(どちらかで銅)。

◆カーリング
◇女子でLS北見が2016年世界選手権で2位に入っている。
 五輪2大会を経験済みの本橋麻里が精神的な支柱となる。
 3位以下は力の差がない。

以上。
このうち、高梨沙羅、加藤条治、葛西紀明は私のほとんど願望です。
結局、日本選手団は金メダル7個、銀メダル7個、銅メダル9個を獲得することになりました。
メダル総数は23個と恐ろしく景気のいい予想です。
私はすべての選手に頑張ってほしい!

平昌冬季五輪での日本勢の活躍は2年後に行われる東京夏季五輪のメダル獲得に大きな勢いを与えてくれることでしょう。

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大手企業の業績回復・経営再生を支援する

業界・市場最大手から営業再建を請け負う

10年前後にわたり業績下落と規模縮小から抜け出せない会社を支援することになりました。

私は2011年、60歳くらいまで、クライアントが不振に苦しむ業界や市場の最大手企業が中心でした。
実は、バブル崩壊後、大企業でも一度や二度は苦境に陥っています。
私は営業立て直しによる業績回復がおもな仕事でした。
(リストラなどの支出削減でなく、収入増加で成し遂げます。)

具体的に述べれば、社長や役員などの上層部、管理者、そして社員に対する教育(研修)を請け負ってきました。
しかし、当事者に勉強をさせたからといって、振るわない数字がみるみる変わるわけでありません。

短期間で劇的な効果が上がったクライアントでは、新たな経営・事業・営業戦略の策定、全員の指針となるスローガンの考案、営業活動の有効性を高める管理ツール、受注と販売の即効性に優れる営業ツールの制作を並行して請け負いました。
ほかに、クライアントが社内で用いる研修テキストや営業マニュアルの作成なども請け負いました。
これらの施策がトータルに実行されて相乗効果を発揮することが条件となります。
文字どおり「渾身の知恵」を絞り、最大手クラスのクライアントを優良企業によみがえらせてきました。

中小企業から社業発展・IPOを請け負う

私は60歳くらいからはクライアントを中堅・中小企業に変えました。
オーナー社長が突出した成功欲求や事業意欲を持つ元気一杯の会社です。
そして、業績向上・社業発展をおもな仕事としました。
株式市場への上場(IPO)を睨んでいる企業も少なくありません。

具体的に述べれば、営業の強化もさることながら、経営計画の策定、会社・事業・商品企画の立案、フランチャイズ構想の描写、HP、会社・事業案内、商談ツールの制作などに重きを置いて請け負っています。
規模の小さい会社ほど、こちらの腕次第で成長を早められます。
コンサルタントとして「やりがい」を実感しやすいのが中堅・中小企業です。

経営・事業・営業の三位一体の改革を促す

このたび深い「縁」があり、久し振りに大手企業の業績回復を手伝うことになり、私自身も身が引き締まる思いです。
老骨に鞭を打ち、地獄に飛び込んでいく心境というか覚悟です。

私はバブル崩壊後から当初は講師として、やがてコンサルタントとして営業再建・経営再生に携わってきましたが、なかには大変な会社もあります。

。掘腺固を超えて業績不振が止まらないにもかかわらず、潰れない会社
⊆卍垢3年前後で降りてくる子会社

この2タイプの会社は私の経験では至難です。

私が携わることになった会社は、新聞で業績回復へ向けた決意と取り組みのあらましが報道されました。
経営改革は当然とし、同時に事業改革・営業改革も断行します。
三位一体による推進が不可欠という判断でしょう。

もともと変革系の講師・コンサルタントだった私は、イノベーション系の「プロジェクト」を手がける機会が多くなりました。
ほとんどが社運をかけています。

私としては早期に業績下落に歯止めをかけ、「和田創を呼んでよかった」と言ってもらえるように頑張りたいと思います。
可能ならば、新事業・新会社も仕込みたいと考えます。

和田創研ホームページはこちら。

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羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦

平昌五輪前のコメントはどこまでがほんとうか

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
負傷後は練習拠点のカナダ・トロントに戻り、リハビリとトレーニングに励んできました。

ブライアン・オーサーコーチは江陵の本番会場で羽生結弦に関する取材に応じ、個人戦への出場を断言しました。
合わせて、調整日数の不足から団体戦の回避も明言しています。
けがの原因となった4回転ルッツについては「準備ができていない」としてプログラムに組み込まないと語りました。

これまでファンはもとより、世界が注目していた羽生結弦のオリンピック出場がようやく確定しました。

ブライアン・オーサーは自信たっぷりに語る?

羽生結弦は1月上旬に氷上練習を再開したばかりですが、日ごとに力強さが増しています。
4回転ジャンプを跳び、曲を通して滑っています。
スピードとキレが戻り、いまは体力と持久力を戻すトレーニングを積んでいます。
(私はあまりにも順調すぎると感じました。)

ブライアン・オーサーコーチは個人戦までに万全の状態になると自信たっぷりに語り、太鼓判を押しました。
が、この太鼓判は金メダル獲得という意味なのでしょうか。
(メダル候補に名前の挙がる他の選手も指導していますから、使いにくいというのは分かりますが・・・。)

category:羽生結弦ブログはこちら。

コンディションの実際のところは推察が難しい

羽生結弦は故障後に公の場に姿を見せていません。
本人が発したコメントは目標への決意や本番への努力に関するものが中心で、肝心の状態や練習に関する情報が含まれていません。

実は、ブライアン・オーサーコーチが記者団に語った内容にもそれほど具体性がないことに気づきます。
コメントから受ける印象より、実際のところはいいのか悪いのか推察できません。

何せSPとFSの最終的なプログラム(ジャンプ構成)がまだ固まっていません。

勝負は高難度ジャンプの構成だけで決まらない

勝負のかぎとなる4回転ジャンプについては、高難度のルッツを封印し、ループ、サルコウ、トウループを組み込むというのは間違いないでしょう。

羽生結弦は2シーズン前のGPファイナルでサルコウ、トウループの2種3本でFS世界最高得点を出しました。
そして、昨シーズンの世界選手権でこれにループを加えた3種4本で世界最高得点を更新しました。
演技構成点とジャンプのGOE(出来栄え点)で勝負できることを証明しました。

ブライアン・オーサーコーチはオリンピックシーズンの当初から「ジャンプは一つの要素にすぎない。羽生結弦は他のすべての要素で勝っている」と語っていました。
勝負は高難度ジャンプの構成だけで決まらないと本人にもファンにも強調したのです。

このコーチはもともとトータルパッケージでの戦いを重んじてきました。

オーサーは「見くびっては困る」と言い放った

ブライアン・オーサーコーチは五輪が迫る時点での負傷という危機でも平静さを保ち、復帰の努力を続ける羽生結弦から感銘を受けたそうです。

金メダル争いは羽生結弦と宇野昌磨、米国のネイサン・チェンに絞られたように思います。
史上初めて5種類の4回転ジャンプを決めたネイサン・チェンは、オリンピックシーズン無敗で本番に臨みます。
そこに、スペインのハビエル・フェルナンデス、中国の金博洋(ボーヤン・ジン)が絡んでくる展開でしょうか。

とはいえ、羽生結弦がジャンプのノーミスを含めて完成度の高い演技を行えるならば、だれも勝てないでしょう。
そうなると、焦点はどれくらいコンディションを整えられるかですが、羽生結弦は逆境に強く、短期間で立て直せる術を心得ています。

ブライアン・オーサーコーチは「彼を見くびっては困る」と言い放ちました。
米国のディック・バトンが1948年サンモリッツ五輪、1952年オスロ五輪で成し遂げた連覇の偉業に挑みます。
66年振りの快挙となるのでしょうか。

金メダル請負コーチの名声と地位を保持したい

ブライアン・オーサーはオリンピックの「金メダル請負コーチ」の名声と地位を確立しました。
それを保持するために技術面の指導を行うだけでなく、選手が有利に本番で戦えるように渾身の知恵を絞ります。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)を2010年バンクーバー五輪で金メダルへ導いた際にはしきりに不安を口にしました。
そのキム・ヨナはショートプログラム(FS)でもフリースケーティング(FS)でも歴代最高得点を記録し、最大のライバルとされた浅田真央を圧倒しました。
ブライアン・オーサーコーチは選手のプレッシャーをいかに減らすかに心を砕きます。
私はキム・ヨナが過度の期待の重圧から守られていたと感じました。
伸び伸びと楽しそうに滑っていたキム・ヨナの姿が目に浮かんできます。

ブライアン・オーサーコーチは羽生結弦の団体戦の出場を意図的に取り止めたと考えられなくもありません。
鉄のカーテンを下ろし、緘口令を敷いたうえで、どうにも解釈できそうな情報を出しています。

選手の性格や状況、環境に応じた情報のコントロールに長けており、コメントの信憑性がつかみにくい。

category:羽生結弦ブログはこちら。

愛弟子の一大事に心理戦でライバルを揺さ振る

ブライアン・オーサーコーチはメンタルの要素がフィギュアスケートの勝敗を著しく左右することを知り尽くしています。
とくに4年に一度の大舞台でライバルの調子や出来が気になるとミスを犯します。
(それ以前に、ジャンプ構成の基礎点が見えないのは心に引っかかるし、いやでしょう。)

ブライアン・オーサーコーチは本音ではスペインのハビエル・フェルナンデスは金メダルまでは獲れないと考えています。
むろん、自分が指導する選手ですので表彰台に立たせたいとは思っています。

そこで、本人と同じくらい羽生結弦の金メダルを望んでいます。
しかし、コンディションが上がっているとしても、試合勘がかなり鈍っています。
歴代最高得点の保持者にとってもぎりぎりの戦いになると踏んでいます。

私はブライアン・オーサーコーチが愛弟子の一大事に心理戦でライバルを揺さ振ろうとしているように思います。
攪乱のターゲットは宇野昌磨とネイサン・チェンです。

私は平昌五輪で日本人のコーチが選手に金メダルを獲らせられるかどうかにも興味があります。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

⇒2018年1月17日「高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール」はこちら。

⇒2018年1月8日「羽生結弦ファン、ぶっつけ団体へ願掛け」はこちら。

⇒2018年1月1日「羽生結弦ファン、足の神社で回復祈願と足湯交流」はこちら。

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宇野昌磨と宇野藤雄が描く平昌五輪金メダル

国民の注目が集まり、期待が高まる

平昌五輪フィギュアスケートの男子シングル。
宇野昌磨はオリンピックに初出場となります。

世界で絶対王者とされてきた羽生結弦がけがの回復が遅れ、「ぶっつけ本番」で個人戦に臨みます。
私はいまも実力が突出していることを疑いませんが、この状況ではさすがに金メダルを獲れないと考えています。

そこで、フィギュア好きの日本人の注目が集まり、期待が高まっているのが宇野昌磨です。
「伸び盛り」という言葉をかぶせたいのですが、オリンピックシーズンに得点を伸ばそうとするあまり調子を落としています。

宇野昌磨は歴代2位の高得点記録者

とはいえ、昨年の世界選手権で321.59点の羽生結弦に迫る319.31点という高得点を出し、2位になりました。
ショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)も自己ベストを更新しています。

ちなみに、歴代最高得点は羽生結弦が2015年GPファイナルで記録した330.43点です。
それに続くのは宇野昌磨が2017年ロンバルディア杯で記録した319.84点です。
羽生結弦のコンディションが上がらなくて得点を伸ばせない展開では、宇野昌磨が勝利を収めて何の不思議もないのです。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

祖父・洋画家の宇野藤雄が金予知絵

そして、平昌五輪で宇野昌磨が表彰台の一番高いところに上ると確信しているのが、宇野昌磨の90歳の祖父、洋画家の宇野藤雄氏です。
カンヌ国際展グランプリなど多くの受賞歴を持ちます。
作品はプラハ国立美術館、タヒチのゴーギャン美術館などにも収蔵されています。

私は宇野昌磨の演技に芸術の香気を感じてきましたが、血筋だったのですね。
当初から並外れた「表現力」を発揮してきました。

祖父の宇野藤雄氏は昨年10月から3か月をかけ、孫の宇野昌磨がオリンピックで優勝する「予知絵」を完成させています。

間もなく本番を迎えようとする宇野昌磨には最高の応援になるでしょう。

宇野昌磨にジャンプの転倒を奨める

祖父は宇野昌磨に「試合のたびに転ばなきゃダメだ」と言ってきたそうです。
そのせいでしょうか、宇野昌磨はオリンピックシーズンで転びっ放しでした。

そのうえで、転んだ原因を追究して本番で転ばないようにしなさいとの教えです。
祖父は宇野昌磨が転ぶたびに金メダルを確信したとか。
私にはこの芸術家の話が深すぎて、いささかついていけません。

「人々がゴッホの絵に感動するのは狂気があるから」。
フィギュアスケーターも芸術家であり、自分自身との真剣勝負を求められるそうです。

周囲に舞子が配される『氷上の舞』

絵画のタイトルは『氷上の舞』。
白い衣装の宇野昌磨が中央でポーズを取り、周囲に日本文化の象徴としての舞妓が配されています。
鑑賞に耐えられる作品にするという狙いからです。

金メダルを獲得した暁には絵を展覧会で発表したうえで本人にプレゼントします。
そうならなかったらどうするのかと突っ込みたくもなりますが、そのときはそのときなのでしょう。

祖父の思惑どおり、宇野昌磨がノーミスで滑り、なおかつ完成度の高い演技を見せられるならば、予知絵の効き目があったということです。

◆書き加え(2月6日)

宇野昌磨は団体戦の朝寝坊が心配!?

宇野昌磨が韓国・仁川空港に到着し、報道陣の取材を受けています。

団体戦はSPが開幕日の2月9日、FSが12日に行われ、どうやら先陣を切ってSPのほうを滑ります。
羽生結弦は調整が遅れて団体戦を回避しますので、宇野昌磨がエースとなります。

試合の実感が湧いていないようですが、「いい順位を取れるようにしたい」と日本チームへの貢献を誓いました。
しかし、4年に一度の大舞台の雰囲気に慣れる意味合いが強いはずです。

注目の個人戦はSPが2月16日、FSが17日に行われます。
宇野昌磨は「メダルを獲ることは重要」としつつも、「結果を出すためには自分が練習してきたことを出すのが近道」と語りました。
2位に終わった四大陸選手権の後に地元の名古屋で「質」に重きを置いた濃い練習ができたと明かしました。

今大会のフィギュアスケートは午前開始です。
宇野昌磨は朝が大の苦手ですので、「当日は寝坊しないように気をつける」と語りました。
いまのところは自然体です。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月5日「宇野昌磨と樋口美穂子コーチ、朝練なしの平昌五輪」はこちら。

⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

⇒2018年1月28日「宇野昌磨、平昌五輪金メダル獲得の必要条件」はこちら。

⇒2018年1月27日「四大陸選手権男子シングル結果 宇野昌磨と金博洋」はこちら。

⇒2018年1月26日「宇野昌磨は四大陸選手権で五輪プログラムを滑る」はこちら。

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営業精鋭学校ガイダンス

営業精鋭学校説明会

和田創研主催の人気セミナーのご案内になります。
内容の濃さと完成度の高さに自信があります。
大きな学びと深い気づきが得られるでしょう。

「営業精鋭学校」の説明会(ガイダンスセミナー)を開きます。
とはいえ、ソリューションの本質をつかめる本格的な内容です。
このセミナー自体に突出した価値があります。
成功事例の紹介では「提案営業」のあまりの威力に絶句されることでしょう。

=======================
社長と幹部をトップセールスに育成する
営業精鋭学校説明会
「ソリューション」のツボをシンプル解説
=======================
◆日時
いずれかお選びください。
2018年2月16日(金) 午後1時20分〜4時40分
          午後6時〜9時
2018年3月6日(火) 午後1時20分〜4時40分
          午後6時〜9時
◆会場
和田創研セミナールーム(東京・銀座)
◆対象
社長、取締役、管理者、担当者、後継者の方々

大口商談・提案営業成功事例多数

当日は、優良顧客や大口商談の取り込みの事例、新商品や新事業の立ち上げの事例にも触れていただけます。
いずれも大きな感動を覚えるレベルです。

本セミナーの詳しいご案内と参加のお申し込みはこちら。
営業精鋭学校説明会 〜深い学びと大きな感動」

☆☆☆

営業精鋭学校受講申し込み受付中

2018年度「営業精鋭学校」はただいま受講申込みを受付中です。
平日コースと土日コースの2タイプからご都合のいいほうをお選びいただけます。
多忙な方は週末の日程をお選びください。

営業精鋭学校はこちら。
それぞれ若干名の定員に達し次第、締め切ります。

以上。
なにとぞ奮ってご参加ください。

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平昌フィギュア男女シングル、メダル争いの不安材料

期待の高まりに反し、雲行きが怪しくなる

平昌五輪の開幕が迫り、日本のお家芸のフィギュアスケート男女シングルに期待が高まっています。
それに反し、雲行きが怪しくなってきました。

メダル争いに加われそうな女子シングルの坂本花織と宮原知子、男子シングルの宇野昌磨と羽生結弦の4選手はそれぞれが不安材料を抱えています。
日本勢はかならずしも展望が明るいといえません。

坂本花織はうおのめの痛みで追い込めない

オリンピック前の最後の調整の機会となった四大陸選手権で坂本花織がうおのめで苦しんでいることが判明しました。
練習でジャンプを嫌がった理由がそれでした。
本人は中野園子コーチに視線を送り、首を横に振りました。
痛みに耐えられなかったのでしょう。

試合では応急手当てを施して逆転優勝を果たしました。
この大会では若さと勢いで乗り切ることができました。

しかし、このうおのめには現役を引退した鈴木明子もソチ五輪で悩まされました。
スケート靴できつく締めた足で滑り、そして跳ぶフィギュア選手にとっては職業病といえます。
こじらせると厄介であり、パフォーマンスが落ちます。

坂本花織は本番へ向けて猛練習を積んでいるはずです。
さらに悪化しないことを祈るばかりです。
逆に、うおのめの痛みで追い込んだ練習ができない恐れもあります。

ほかにも右肩痛に悩まされています。

category:坂本花織ブログはこちら。

宮原知子は右足甲の炎症でうまく跳べない

四大陸選手権でショートプログラム(SP)1位の宮原知子がフリースケーティング(FS)の演技後半のジャンプで転倒し、優勝を逃しています。
濱田美栄コーチの試合後のコメントにより右足甲の炎症を抱えていたことが判明しました。
宮原知子が転ぶのはよくよくのことですが、ほかに2度の「回転不足」を取られています。
ジャンプで違和感があったからでしょう。

「練習の虫」の宮原知子は左股関節の疲労骨折で、つい最近まで10か月ほど試合に出られませんでした。
右足甲の炎症はおそらく復帰の前後の猛練習が関係しています。
頑張りたいという気持ちを抑えながら慎重に調整を進めないと悪化しかねません。

足を痛めてしまっては高難度のジャンプはまず跳べません。

category:宮原知子ブログはこちら。

宇野昌磨は崩壊した安定感を取り戻せない

四大陸選手権でSP1位の宇野昌磨がFSで中国の金博洋(きん・はくよう。ボーヤン・ジン)にまさかの逆転負けを喫しました。
私は余裕の逃げ切りを予想していましたので、この結果には驚きました。

このブログで幾度か述べていますが、宇野昌磨はオリンピックシーズンが深まるにつれて最大の強みだった演技の「安定感」が崩れました。
とりわけ昨年12月のGPファイナルと全日本選手権ではその後の会見で自信喪失状態に陥っていたことが判明しています。
GPファイナルでは平昌五輪でライバルとなる米国のネイサン・チェンに自信を持たせてしまいました。
また、全日本選手権では連覇を果たしましたが、羽生結弦がけがで欠場していました。
自分が納得できる勝利と呼べない得点でした。

ただし、四大陸選手権は完成度を優先させ、ジャンプ構成の難度を落としました。
心身の負担の軽減により、今シーズンの調子の急降下に歯止めをかけられました。
なかでも鬼門となっていた4回転トウループを決められたことはプラスです。

とはいえ、回転不足や転倒が出て、本調子にほど遠い出来に変わりはありません。
本番ではジャンプミス一つで表彰台から弾き飛ばされるかもしれません。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

羽生結弦は情報を出せない事情がありそう

GPシリーズ「NHK杯」の前日練習で右足関節外側靱帯損傷のけがを負った羽生結弦は年明け1月初旬に氷上練習を再開したばかりということが判明しました。
(治ったのでなく見切り発車ということも考えられます。)

ブライアン・オーサーコーチが箝口令を敷いています。
練習の強度はどのくらいか、4回転ジャンプを跳んでいるのかなど、現時点の体力と調子、本番での得点を推察できる情報がまるでありません。

練習期間が短く、羽生結弦は平昌五輪にベストコンディションで臨めません。
4種類にまで増やした4回転ジャンプとその本数を減らすはずですので、基礎点がかなり低くなります。
難度を落としたジャンプ構成でネイサン・チェンなどのライバルと戦いますのでノーミスが五輪連覇の絶対条件になりますが、試合勘が鈍っているので容易でありません。

それ以前に、復活を目指した練習のなかで無理を重ねているかもしれません。
けがを悪化させて出場を取り止める事態もありえます。

熱烈なファンが大勢いる選手ですから、もうちょっと情報を出してあげてほしい。
皆、やきもきしているはずです。
それとも情報を出せない事情があるのでしょうか。

category:羽生結弦ブログはこちら。

私は、男子シングルでメダル2個、女子シングルでメダル1個を期待しています。
ロシアの2選手が突出する女子については銅メダルになりますが、男子については金メダルと銀メダルになることを願っています。
しかし、このブログで述べたように4選手が大きな不安材料を抱えていることも事実です。

◆書き加え(2月3日)

羽生結弦はぶっつけ本番ながら個人戦出場

このブログは2月1日に書きました。

きょう羽生結弦が個人戦で復帰することが発表されました。
情報が遅すぎますが、何はともあれよかった!!!

予想されていた団体戦は損傷個所の負担を軽くするために出場しません。
羽生結弦は文字どおりの「ぶっつけ本番」になります。
男子シングルは、2月16日にショートプログラム(SP)、17日にフリースケーティング(FS)が行われます。

なお、羽生結弦の回復の度合がもっともはっきりするのはSPとFSのジャンプ構成です。
それがまだ発表されていないのは、固めきれていないからです。
調整の水準を踏まえ、ぎりぎりのタイミングで決めるのかもしれません。

この状況で彼に金メダルを望むのは酷でしょうか。

category:冬季五輪はこちら。

◆書き加え(2月6日)

4回転ルッツ以外のジャンプはすべてOK

ブライアン・オーサーコーチは5日、羽生結弦が故障の原因となった4回転ルッツを回避することを明らかにしています。
逆に言えば、そのほかのジャンプは跳べます。
金メダルを狙えると太鼓判を押しました。
もしそうなら尋常でない回復力です。

◆書き加え(2月6日)

羽生結弦は万全の状態で個人戦に出場可能

ブライアン・オーサーコーチが平昌五輪の本番会場となる江陵アイスアリーナで報道陣の取材に応じ、「羽生結弦は 100%回復する」と楽観的な見通しを述べました。
私には奇跡としか思えませんが、個人戦に万全の状態で出場できるとのこと。

練習ではループ、サルコウ、トウループの3種類の4回転ジャンプに絞って跳んでいます。
現在は曲をかけて演技を通す練習を行うとともに、スタミナを取り戻すための練習も積んでいます。
日に日に状態が上向いているということです。

羽生結弦はGPシリーズ「ロシア杯」以来の4か月振りの実戦となりますが、本人もオーサーコーチもどちらも自信があると語っています。
私はさすがに金メダルを獲るのは難しいと考えていましたが、66年振りの五輪連覇もありうる状況です。

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第4回ロボットビジネス勉強会&交流会ご案内

第4回ロボットビジネス勉強会&交流会

「ロボットビジネス勉強会」第4回を開催します。
今月は営業に関わる先端システムをご紹介します。
的確で迅速な「営業管理」が容易に実現し、収益伸長と業績向上に結びつけることができます。
それ以前に、社員の営業行動を科学的に把握し、営業力の強化と営業人材の育成につなげられます。

今回はコストパフォーマンスと使い勝手のよさで注目が集まるメーカーをゲストにお招きしてプレゼンテーションを行っていただくだけでなく、日本ロボコム株式会社の代表・本郷理一が日本の主要なSFA・CRMのそれぞれのメリットとデメリットについて公平・率直な比較を行います。
簡潔で分かりやすい説明に努めます。

近年、こうした受注・販売支援システムはどんどん進化しており、「ここまでできるのか!」と驚かれることでしょう。
今回は営業分野ですので間口を狭めず、ロボットビジネスに関心のない方でもご参加いただけます。

「ロボットビジネス勉強会」第3回は世界で愛されるコミュニケーションロボット「NAO」の実機2体を持ち込み、楽しいプレゼンテーションを行ってくださいました。
参加者との接触あり、ゲームありで親近感を持つことができました。

私・和田創(「面白くないジョークの会」初代会長)が司会進行役を務めていることもあり、驚くほど活発です。
真面目な内容でありながら、ゲストと参加者、司会と参加者、参加者と参加者の距離がきわめて近いことが特色です。

第4回ロボットビジネス勉強会
営業系ソフトウェアの注目商材
日 程◇2018年2月27日(火)
時 間◇午後6時30分〜8時30分
内 容◇わずかな費用、抜群の使い勝手で導入続々
    受注・販売支援システム
    自社の営業課題に応じた必須機能のみチョイス
特 色◇営業活動(商談)を再現
    貴社の新事業のイメージが超リアルにつかめます。
    文系でも十分に営業活動が可能な商材に絞っています。
ゲスト◇株式会社エクレアラボ 高山恵一氏
会 場◇東京・銀座(後日連絡)
参加費◇2千円(会場費・機材費など実費程度。消費税別途)
備 考◇終了後に有志の交流会あり(近隣飲食店。実費)

本セミナーの詳しいご案内と参加のお申し込みはこちら。
第4回ロボットビジネス勉強会 〜営業系ソフトウェアの注目商材」

ロボットビジネス勉強会は任意団体であり、株式会社和田創研および日本ロボコム株式会社の営利事業でありません。
皆さまのご判断のもと、希望者は後日メーカーと直接やり取りを行ってください。

以上。
皆さまの新商品や新事業としてただちに取り扱える商材ばかりです。
どうか奮ってご参加ください(先着順受付につき、満席の節はご容赦ください)。

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宇野昌磨と樋口美穂子コーチ、朝練なしの平昌五輪

眠くて体がぐらつき、朝練をやめる

平昌五輪のフィギュアスケートは異例となる午前に行われます。
表彰台を狙える有力選手は練習開始の時刻を早め、本番で最高のパフォーマンスを発揮できるように体を慣らしています。

金メダルの最有力候補の一人として名前が挙がる宇野昌磨も全日本選手権以降、「朝練」に取り組みました。
朝練とは朝の練習ですが、ニュアンスとしては「早朝練習」のこと。

ところが、宇野昌磨は四大陸選手権の前に「朝早いのがきつすぎてやめました」と明かしています。
眠くて昼の練習で体がぐらつくようです。
「しょうまないなぁ」とダジャレを言うのはよしましょう。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

宇野昌磨体内時計はクマ並みに正確

宇野昌磨は確か「時差」にも弱かったと思います。
ちなみに、平昌五輪は時差がありません。
東にある日本のほうがいくらか時間が進んでいますが、問題にならないでしょう。

私が書斎で飼うクマ(アメショー)は7時きっかりにえさを食べはじめます。
ちょっとでも遅れようものなら、がぶっと人間に噛みつきます。
彼のポリシーとして一切、手加減はしません。

宇野昌磨はいわゆる「体内時計」がとても正確に動いています。
人より2〜3時間遅れているだけのことです。

平昌五輪本番だけ頑張ることにした

実は、以前から「朝は苦手」と公言していました。
夜の世界に生きる男みたいです。
国民栄誉賞を受賞した羽生善治永世7冠に負けない凛とした寝癖をつけて公式練習に来ることもありました。

⇒2017年12月7日「宇野昌磨GP王者と羽生善治永世七冠、勝負師の寝癖」はこちら。

というわけで、宇野昌磨は「試合のときだけ頑張ろうって思って」と語りました。
要は、平昌五輪の本番は気合で乗り切れるという読みです。
余裕なのか呑気なのか分かりません。

そうは問屋が卸さないかもしれない

私はそうは問屋が卸さないかもしれないと思いました。
いくらかは試合の時間帯に体を慣らしておいたほうがいいでしょう。
しかも、宇野昌磨の朝練は9時開始らしく、私が18歳から携わった新聞配達のように日の出前でありません。
単に午前中の練習です。

本人はマイペースの調整を貫いてオリンピックに臨みます。
いろいろなことに過敏になりすぎてもいい結果は得られません。
私はちょっと気がかりですが、よしとしましょう。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

樋口美穂子コーチとタブレット確認

とはいえ、宇野昌磨はのんびりと練習をやっているわけではありません。
彼に限りませんが、いまどきの選手は科学的です。
とくに得点源の4回転ジャンプについては樋口美穂子コーチとタブレットで映像を確かめて修正に努めています。
スピードやタイミング、幅や高さ、空中姿勢や着氷姿勢などを細かく見ているのでないでしょうか。
ミスを犯さないようにするのは当然として、GOE(出来栄え点)を貪欲に高めようとしています。

演技の完成度を優先した結果、本番のフリースケーティング(FS)では4回転ジャンプを4種5本から3種4本に減らしました。
ジャンプ構成の基礎点を下げましたので、なおさらGOEにこだわっているはずです。
その差で金メダルを獲ったり逃したりするという試合展開になるかもしれません。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月1日「宇野昌磨はじゃんけんに負け、平昌五輪で勝つ」はこちら。

⇒2018年1月28日「宇野昌磨、平昌五輪金メダル獲得の必要条件」はこちら。

⇒2018年1月27日「四大陸選手権男子シングル結果 宇野昌磨と金博洋」はこちら。

⇒2018年1月26日「宇野昌磨は四大陸選手権で五輪プログラムを滑る」はこちら。

⇒2018年1月11日「四大陸フィギュア2018へ、宇野昌磨は立て直し」はこちら。

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首都圏新潟県人会の盛りあがりが凄まじい

生まれ故郷の直江津・新潟が大好き

昨夜は小伝馬町のツインバード工業のアンテナショップ「Gate CAFE」で開催されたフェイスブックの「首都圏新潟県人会」に初参加しました。
私は、生まれ故郷の直江津市(現上越市)を含め、出身地の新潟県が大好きで、この集まりに以前から興味を持っていました。

今回は会場が会社(銀座)の近くということ、またフリーランスの私が37年ほど前に勝負をかけて仕事場を構えたのが小伝馬町(同社至近)だったこともあり、思い切って伺うことにしました。
私は文字どおり「年中無休」で働いており、ちょっと遅刻してしまいました。

66歳の私も元気とパワーをいただく

初参加の方も大勢おられたはずですが、交流がとても活発で、凄まじい盛りあがりでした。
互いに大声で話さないと内容が聞き取れないほどです。
66歳の私ですが、元気とパワーをいただきました。

ただし、私は講師という職業柄、インフルエンザで講演やセミナー、研修を休むということが絶対に許されませんので、皆さんと距離を置いて壁際の椅子にいじけたように座っていました。
(今年は珍しく二八の2月が立て込み、セミナーと研修がびっしりと入っています。)

私は首都圏新潟県人会に、々▲好廛譟次↓▲肇蹇璽繊↓首かけマスクの感染予防3点セットで臨みましたが、効き目はどうでしょう。
インフルエンザの潜伏期間は2〜3日のようです。
いまのところ変化はなく都心で仕事(納期)に追われています。

熱気とエネルギーを新潟の活性化へ

タイミングが合えば、また伺おうと思っています。
私は新潟のなかでも「直江津」の市街地の衰退がもっとも深刻だと感じます。
(55年以上前には商店街の雁木の下を行き交う人でおおいに賑わっていました。)
地元と首都圏の新潟県人会の方々と協力し、何らかの地域貢献を行えるようにしたい。
具体的に述べれば、おもにAIやロボットなどの最先端分野を中心にした「起業部会」を裏方としてサポートしたい。
(私自身も昨年、老骨に鞭打って日本ロボコム株式会社とロボットビジネス勉強会を立ちあげました。)

この集まりの熱気とエネルギーを新潟県の産業経済の活性化に寄与する新事業や新会社につなげられるなら、私にとって最高の喜びと誇りです。

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宮原知子と濱田美栄コーチ、自己ベストの平昌五輪

濱田美栄コーチは負担と疲労を心配

フィギュアスケートの女子シングル。
平昌五輪代表の宮原知子は、本番へ向けての調整の機会と位置づけて四大陸選手権に出場しました。
それと、本番へ向けての最後の実戦と位置づけて出場したはずです。

宮原知子は長期のけがから復帰してGPシリーズ2戦、GPファイナル、全日本選手権の4大会で滑りましたが、自分の気持ちとしては試合の感覚をもっと磨いておきたかったのでしょう。

実は、濱田美栄コーチは出場を見送るように助言しました。
練習の強度を上げ、短期間で4試合に出場した身体的な負担と疲労を心配したのです。
それに対し、宮原知子は自ら志願して四大陸選手権に出場しました。
(私は後で知ったのですが、これが強行出場気味でした。)

宮原知子はジャンプで痛みを感じる

宮原知子はショートプログラム(SP)で1位に立ちましたが、フリースケーティング(FS)で3位に落ちました。
SPで僅差の2位につけていた平昌五輪代表の坂本花織に逆転されたというより、自分のミスで敗れました。
平昌五輪代表になれなかった昨年の覇者、三原舞依にも抜かれています。

濱田美栄コーチが試合後に明かしたのは、1月上旬に右足甲に炎症が出て、本人が大会前に不安を感じていたことでした。
ジャンプを跳ぶときに痛みを感じるとかで、安定感が持ち味の宮原知子がFSの演技後半の3回転サルコウで転倒したわけが分かりました。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワもそうでしたが、滅多に転ばない選手が転ぶときにはたいてい故障を抱えています。

category:宮原知子ブログはこちら。

選手にブレーキをかけるのは難しい

宮原知子は記者会見で「自信がなかった」と語り、悔し涙を流しました。
ならば、私は休むべきだったと思います。
本人が課題と話していた「回転不測の克服」も果たせませんでした。

優秀なコーチでも選手の頑張りたいという気持ちにブレーキをかけるのは難しい。
(羽生結弦でも現役を引退した浅田真央でもそうでした。)
本人の意向を無視して出場をやめさせると信頼関係が崩れてしまいます。

膝を交えて話し合っても選手の意思が変わらなければコーチが譲るほかにありません。
我慢、我慢の職業なのです。

敗北経験をモチベーションに変える

私がちょっと救いを感じたのは、全日本選手権を 100とするなら、四大陸選手権は60くらいの状態だったという言葉です。
本人は「ジャンプの面で見直さないといけない。そこをしっかり調整したい」と口にしました。
この敗北経験をモチベーションに変え、本番までにコンディションをしっかりと整えてくると信じます。

ロシアの2選手の平昌優位は動かず

平昌五輪ではロシア(個人参加)のエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの2選手の優位はまず動きません。
欧州選手権で苦もなく 230点台を出し、金メダル争いは 240点前後になりそうだと感じさせました。

しかしながら、銅メダルを争う選手にはそれほど大きな力の差がありません。
日本の2選手に加え、ロシアのマリア・ソツコワ、カナダのガブリエル・デールマンとケイトリン・オズモンド、米国のブラディー・テネルと長洲未来、イタリアのカロリーナ・コストナーの名前が挙がります。

宮原知子はけがの苦労を味わっていますので、復帰戦のエフゲニア・メドベージェワの演技を称えています。
おおいに刺激も受けたはずです。

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宮原知子は 225点で銅メダルに届く

「練習の虫」とされる宮原知子は努力を積み重ね、技術力を高めただけでなく表現力を培ってきました。
世界のトップクラスの選手と演技構成点でも引けを取りません。
(観戦して楽しめるようになりました。)

女子シングルではSPで75点を出せると、FSで 145点を出すことで 220点台に届きます。
宮原知子も坂本花織もSPの点数をいくらかでも伸ばしたいところです。

私は3位に食い込むには 225点が必要になるのでないかと考えています。
そこにもっとも近いのはノーミスで滑ったときの宮原知子でしょう。
ちなみに、宮原知子の自己ベストは218.33点です。
右足甲の痛みは心配ですが、万全な状態で滑るなら決して不可能な点数でありません。
(ロシアの2選手が致命的なミスを犯せば、順位が引っ繰り返ることもありえます。)

本人も表彰台に狙いを定めています。
やってくれるでしょう。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年1月30日「宮原知子、平昌「練習の虫」作戦は大丈夫か?」はこちら。

⇒2018年1月12日「宮原知子と坂本花織は四大陸選手権で調整」はこちら。

⇒2018年1月7日「宮原知子選手に憧れました・・・」はこちら。

⇒2017年12月31日「宮原知子の演技はお年玉並みの安定感」はこちら。

⇒2017年12月29日「宮原知子といえば練習の虫、辛抱の天才」はこちら。

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羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?

かろうじて本番に間に合わせられそう

平昌五輪フィギュアスケートの男子シングル。
右足首のけがからの復活を目指していた五輪王者・羽生結弦に関する情報がようやく出てきました。
結論として、オリンピックに出場します。

私はこの知らせにほっとするとともに、いまだにリハビリ中という印象を受けました。
めどが立ったというより、かろうじて本番に間に合わせられそうという状況でしょう。
要は、完全に治癒していないのです。

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ジャンプ練習を始めたのはつい最近?

昨年11月のGPシリーズ「NHK杯」の前日練習で4回転ルッツを跳んで転倒し、「右足関節外側靱帯損傷」の診断を受けました。
当初は3〜4週間で元どおりのパフォーマンスを発揮できる見込みでしたが、回復が遅れに遅れました。
年末の全日本選手権を欠場しましたが、抜群の実績から救済措置が適用され、平昌五輪代表に選ばれました。
世界王者にも返り咲いていますから、何の異論も出ません。

羽生結弦は練習拠点のカナダ・トロントに戻り、懸命の治療とリハビリに努めました。
ところが、実際に氷上練習を再開できたのは年が明けてからでした。
おそらくスケーティングのトレーニングが可能になったという状態です。
得点源となる4回転ジャンプの練習を始めたのはつい最近でないでしょうか。

団体戦は出ないのでなく、出られない

羽生結弦は団体戦を回避し、個人戦で復帰します。
個人戦への集中、損傷箇所への負担の考慮などが理由に挙げられていますが、開幕日2月9日に始まる団体戦に出場できないと考えるのが普通です。
そこまでにコンディションを整えられないのです。
それくらいけがが重傷だったわけで、ようやく回復途上に差しかかった段階だと思います。

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月ぶりの実戦になります。
大舞台で必須となる「試合勘」がほぼ失われていますので、滑られる状態ならば絶対に出場します。

羽生結弦は初出場だったソチ五輪で団体戦のSPで首位に立ち、その勢いに乗って個人戦の優勝を収めています。
最大のライバルと目されたカナダのパトリック・チャンやロシアのエフゲニー・プルシェンコを上回り、自信を持つことができました。

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かすかな救いは逆境にとても強いこと

私はこのブログで「ぶっつけ団体」という記事を書きましたが、それも叶わずに「ぶっつけ本番」になってしまいました。
しかしながら、かすかな救いがないわけでありません。
羽生結弦はプレ五輪大会として本番会場の江陵アイスアリーナで行われた昨年の四大陸選手権で滑りました。
このアイスリンクを経験しているのです。

さらに、私は逆境にとても強い選手という印象を持っています。
むろん、万全のコンディションならば平常心で滑るだけでライバルを寄せつけない実力を備えています。

壮絶な逆境を乗り越え、メダルを獲る

羽生結弦は米国のディック・バトン以来66年ぶりの2連覇が期待されていました。
しかし、プログラムを通して滑り切れるスタミナがついているかも疑問です。

男子シングルは、2月16日にショートプログラム(SP)、17日にフリースケーティング(FS)が行われます。
羽生結弦は2月中旬に現地入りの予定ですから、試合の直前になります。
時差への対応にはあまりに日数が足りません。
(時差のない日本で滑るのでしょうか?)

羽生結弦を巡る状況は絶望的といえます。
「強行出場」に近いと思います。
それでも世界中のファンに期待を抱かせるのがスーパースターです。

私は順序はともかくとして、羽生結弦と宇野昌磨のワンツーフィニッシュの希望を捨てていません。
壮絶な逆境を乗り越え、金メダルか銀メダルを獲得してほしい。

category:冬季五輪はこちら。

◆書き加え(2月6日)

4回転ルッツ以外のジャンプはすべてOK

ブライアン・オーサーコーチは5日、羽生結弦が故障の原因となった4回転ルッツを回避することを明らかにしています。
逆に言えば、そのほかのジャンプは跳べます。
金メダルを狙えると太鼓判を押しました。
もしそうなら尋常でない回復力です。

◆書き加え(2月6日)

羽生結弦は万全の状態で個人戦に出場可能

ブライアン・オーサーコーチが平昌五輪の本番会場となる江陵アイスアリーナで報道陣の取材に応じ、「羽生結弦は 100%回復する」と楽観的な見通しを述べました。
私には奇跡としか思えませんが、個人戦に万全の状態で出場できるとのこと。

練習ではループ、サルコウ、トウループの3種類の4回転ジャンプに絞って跳んでいます。
現在は曲をかけて演技を通す練習を行うとともに、スタミナを取り戻すための練習も積んでいます。
日に日に状態が上向いているということです。

羽生結弦はGPシリーズ「ロシア杯」以来の4か月振りの実戦となりますが、本人もオーサーコーチもどちらも自信があると語っています。
私はさすがに金メダルを獲るのは難しいと考えていましたが、66年振りの五輪連覇もありうる状況です。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

⇒2018年1月17日「高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール」はこちら。

⇒2018年1月8日「羽生結弦ファン、ぶっつけ団体へ願掛け」はこちら。

⇒2018年1月1日「羽生結弦ファン、足の神社で回復祈願と足湯交流」はこちら。

⇒2017年12月19日「羽生結弦の欠場に平昌五輪開催の韓国が悲鳴」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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