コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2019年01月

カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ

だれかさんみたいに3Aも跳べない
世界一になるラストチャンスと悲観

私は以前、huluで松竹映画「男はつらいよ」全作品を観ました。
「寅さんシリーズ」と呼ぶほうが通りがいいでしょう。
好みの作風でありませんが、絶大な人気を博した事実は納得できました。
主演の渥美清が亡くなるまで続いたわけです。
「それを言っちゃあ、おしまいよ」という名台詞(めいぜりふ)も印象に残りました。

さて、フィギュアスケート女子シングルの坂本花織の発言に私はこのセリフを使いたくなりました。
「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」。
ちなみに、「カオちゃん」は中野園子コーチ同門の先輩、三原舞依が坂本花織を呼ぶときの愛称のようです。

「鶴の恩返し」を思い出させる美談

坂本花織が全国高校フィギュアスケート選手権に出場しました。
3年間お世話になった神戸野田高校に貢献できる最後の試合でした。
ジュニアとしての課題があり、ジャンプ構成を変える必要がありました。
練習を含め、結構大変です。
連覇のかかる四大陸選手権を控えており、調整の難しさを案じるコーチや関係者から反対されましたが、押し切りました。
「鶴の恩返し」を思い出させる美談です。

餅入り「雑煮」を絶ったと誇らしげ

報道陣と接し、シーズン後半へ向けてベスト体重を保つために、正月は餅入りの「雑煮」を絶ったと誇らしげに語っています。
私は日本女王としての自覚が増し、世界一を目指す覚悟が生まれたとうれしく思いました。

だれかさんとは、リカバリーの梨花

ところがです。
坂本花織は「今度の世界選手権しか世界一になるチャンスがない」と意味不明の発言をしています。
昨年のロシア選手権で14歳のアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トルソワが4回転ジャンプを決め、15歳のアリョーナ・コストルナヤがシニア顔負けの表現力を見せました。
このうちの2人は来シーズンにシニアに上がってくると予想しています。
さらに、自分はだれかさんみたいにトリプルアクセル(3A)も跳べないとすねてみせました。
キッと舞い、ヒラリと降りる紀平梨花のことでしょう。
巷(ちまた)では「リカバリーの梨花」と呼ばれています。

⇒2017年12月24日「坂本花織は紀平梨花にお歳暮を贈れ」はこちら。

同門の三原舞依に尻を叩いてもらえ

坂本花織は世界一になるラストチャンスと位置づけているわけです。
先の発言は、気合より悲観が上回っている印象を受けます。
そんな弱気なことで世界選手権の初制覇を成し遂げられるのでしょうか。
こうなったら中野園子コーチ同門の三原舞依に尻を叩いてもらうしかありません。

category:坂本花織ブログはこちら。

◆書き加え(1月31日)

いやしくも日本女王の座につく坂本花織が「今年の世界選手権が世界一になるラストチャンス」といった趣旨の発言を行うことは、日本女子選手のモチベーションを下げます。
率直といえば率直ですが、安易なコメントは慎んでほしい。
当然、ファンもがっかりします。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

⇒2019年1月26日「坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力」はこちら。

⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

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日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ

ブノワ・リショーの嘆き
本気で世界一になると誓え!

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
「全日本女王」の座を射止めた演技は自らの限界を突き破る戦いに勝利したことを意味します。

フリースケーティング(FS)「ピアノレッスン」の振付を手がけたのがフランスの元アイスダンス選手のブノワ・リショーです。
坂本花織に対して昨シーズンから「世界一にさせたい」と言いつづけてきました。
しかし、肝心の本人が本気で世界一になろうとしていないと嘆いていました。
中野園子コーチも「世界一になったら景色が変わる」と諭してきました。
坂本花織はその気持ちはあっても内心で難しいと思っていたのです。

無意識に限界の線引きをしていた自分を変え、死に物狂いで臨んだのが全日本選手権です。
初制覇を成し遂げ、これまでの疑心暗鬼が吹き飛びました。
同時に、やるべきことをやれば点数が出るという自信がつきました。
さらに、ジャンプに勢いがなく出来がよくないと思ったFSで驚くほどの点数が出て、伸び代も感じることができました。

坂本花織は四大陸選手権では連覇を狙い、初出場の世界選手権では表彰台を狙うと語りました。
が、後者はあまりに控え目です。
世界選手権ではロシア勢と日本勢の対決になるのは目に見えており、しかも今大会のロシア勢は強力な布陣と思えません。

日本のエースとしては表彰台の頂点に立つと言い切ってほしかった。
本気で世界一になると誓うべきです。
まだ弱気の虫がときどき顔をのぞかせますね、カオは。

(1月24日執筆)

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◇◆◇

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⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

⇒2018年12月24日「坂本花織、計算ミスで全日本初優勝の珍事」はこちら。

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坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ

メンタルの強さは大舞台に通用する
日本女王の「品格」を備えてほしい

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
オリンピックシーズンの勢いを今シーズンは確かな実力に変えつつあります。
とくにショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)を揃えた全日本選手権の演技は「安定感」が光りました。

坂本花織は試合の前に「緊張」を口にします。
おそらく自分をリラックスさせる彼女なりの方法だと思います。
が、率直に言ってぎゃあぎゃあ騒ぎすぎです。
会心の演技が示したのは技術に加えて表現の進化、さらにメンタルの強さでした。

⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

FSで3選手が 220点超えを果たし、世界選手権のようなハイレベルの展開になりました。
最終滑走の坂本花織には凄まじい重圧がかかりました。
本人は鼓動が聞こえるくらい緊張したと語っています。
平昌五輪代表の最終選考会を兼ねた前回大会でも最終滑走で2枚しかない切符をつかみました。
大舞台で偶然が2度続くとは考えにくい。
むしろ、緊張が高まる試合にこそ、真価を発揮します。

坂本花織は大会後に「注目されてプレッシャーにならない。応援されると力になる」と頼もしい言葉を残しています。
また、来シーズンを見据え、グランプリ(GP)ファイナルを含めた全試合で表彰台に立ちたいと語っています。

⇒2019年1月26日「坂本花織、転ぶから見ていろよのド迫力」はこちら。

選手は気質や性格が異なり、それが個性や持ち味になるのは分かっています。
そう、「キャラ(キャラクター)」です。
しかし、日本女王として国際試合に臨むことになりますので「品格」を備えてほしい。
女子シングルのフィギュアスケート選手としては大人の年齢に達しています。

(1月24日執筆)

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⇒2018年12月18日「坂本花織は自分の特色を強く押し出せ」はこちら。

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紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある

トム・ディクソンと振付も表情も仕上げ
4回転サルコウもトウループも精度向上

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が27日、米国・コロラド強化合宿から帰国した成田空港で取材に応じました。
標高1800mで10日間のハードスケジュールをこなしました。
練習がびっしりと詰め込まれ、息をまったく抜けなかったそうです。
疲れていないはずがありませんが、充実した笑顔を見せました。

「睨む表情」をいやというほど繰り返し

トム・ディクソンの指導を受け、フリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」の振付の仕上げに取り組みました。
2010年バンクーバー五輪金メダリスト、韓国の金妍児(キム・ヨナ)の振付も手がけています。

全身や四肢の動きはもとより、「表現」の細部に至るまで徹底的に叩き込まれました。
ステップは3つのパートに分割し、顔の角度を見直すとともに「喜怒哀楽」の表情を磨いています。
ポーズにより「ハッピー」「ダーク」などを使い分けます。
なかでも、「睨む表情」をいやというほど繰り返しました。
アピールする力が増すと、点数が高まります。

⇒2019年1月26日「坂本花織、転ぶから見ていろよのド迫力」はこちら。

完成度の高い宮原知子に見られない幼さ

紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間があり、私はそれが気になっていました。
完成度の高い宮原知子に見られない隙(すき)というか、幼さです。
また、憧れとする浅田真央の目の鋭さ、光の強さに遠く及びません。
とても賢い選手ですので、大舞台の経験を積むなかで自ら気づいて改善していく欠点と考えていました。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

4回転ジャンプを着氷、来季にも投入か

コロラド強化合宿ではロシアのジュニア勢がシニアに上がってくる来シーズンを見据え、4回転ジャンプの精度向上に努めました。
4回転サルコウも4回転トウループも片足で降りています。
空気が薄いので息は苦しくなりますが体は軽くなります(不確か)。
それが、ジャンプを助けているのかもしれません。
4回転ではトウループよりもサルコウのほうが軸をつくりやすいとし、先に投入するのは手応えの大きい後者のようです。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

ブラッシュアップされた演技が楽しみ!

紀平梨花はシニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを初制覇し、「スーパーヒロイン」として一躍、脚光を浴びました。
万全の準備を経て、2月に米国・アナハイムで行われる四大陸選手権、3月にさいたまで行われる世界選手権に臨みます。

本人は「自己ベストを更新したい」と語りました。
ましてや今シーズンはロシア勢が低調であり、おのずと表彰台の頂点に立ちます。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

紀平梨花はすでに十分に美しい。
世界選手権でブラッシュアップされた演技を見られるのが私はとても楽しみです。
想像するだけでわくわくします。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

⇒2019年1月13日「紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔」はこちら。

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坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか

激戦の全日本選手権を総合力で初制覇
表現力が高まり演技構成点でも戦える

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
全日本選手権で5連覇を狙う宮原知子、シニア1年目に破竹の快進撃を続ける紀平梨花を抑え、初優勝を飾りました。
フリースケーティング(FS)ではぐらついたジャンプもありましたが、すべてを決めました。
さらに、スピンとステップで最高のレベル4を揃えました。
多くの要素でGOE(出来栄え点)を得て、152.36点という高得点を叩き出しました。

とりわけ目を引いたのは表現力などを示す「演技構成点」の伸びでした。
グランプリ(GP)ファイナルでロシアのアリーナ・ザギトワと肩を並べた紀平梨花を上回り、宮原知子に次ぐ2位になりました。
5項目のうちの4項目が9点台であり、 73.25点です。
五輪出場で「箔」が着いたことも採点にいくらか影響しているのでしょうか。

坂本花織は表現力の土台となる「スケーティング」はもともとしっかりしていました。
4位に留まったグランプリ(GP)ファイナル後にブノワ・リショーとFSの振付を見直すなど、表現の細部に磨きをかけました。
その際に「表情が死んでいる」「審判に視線を向けていない」といった叱責も受けました。
表現力が高まり、演技構成点でも戦えるとの手応えをつかんで臨んだ大会でした。
中野園子コーチは心が入っていたと称えています。

坂本花織は憧れの選手に「鈴木明子」の名前を挙げていました。
高さと幅があるダイナミックなジャンプに、鈴木明子に通じるようななめらかさとしなやかさが全日本選手権で加わりました。
初制覇は総合力が高まった結果です。

日本女子は上位選手の実力が伯仲し、ショートプログラム(SP)もFSも2位だった坂本花織が合計1位になりました。
紀平梨花の今後の成長にもよりますが、大会ごとに順位が入れ替わるかもしれません。
見る側としてはとてもエキサイティングな状況といえます。

坂本花織は「日本女王」になっても謙虚さを失わず、紀平梨花や宮原知子にジャンプの質や表現力で及ばないと語っています。
全日本選手権で評価された演技がシーズン最高の舞台となる世界選手権ではたして通用するか。
本人は会心の出来で高校生活を締め括ろうと考えています。
来春から神戸学院大学に在籍することが決まっているようです。

(1月22日執筆)

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⇒2018年11月8日「坂本花織は「トラウマ」から死ぬ気で「カモメ」へ」はこちら。

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坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力

上から目線で審判に睨みを利かす
目力で点数の上積みを図る暴挙へ

坂本花織は一番シャイな女子選手

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
私は日本の上位選手のなかで、彼女が一番シャイと思っていました。
(だれとも接したことがなく直観にすぎません。)
おそらく粗野で落ち着きのないがらっぱちな言動はその裏返しです。
根は繊細で恥ずかしがり屋でしょう。
ところが、全日本選手権でこうした「殻」を見事に突き破りました。

坂本花織は平昌五輪の切符をもぎ取った前回同様、フリースケーティング(FS)では最終滑走でした。
ただし、前回はショートプログラム(SP)1位、今回は2位です。
自分が滑る前に紀平梨花、宮原知子、三原舞依の3選手が 220点台というハイスコアを出していました。
今シーズンは世界選手権の代表枠が「3」に増えましたが、坂本花織が確実に選ばれるためには3位以内に入っておかなければなりません。
自己ベストと照らしても、ちょっとしたミスが出たらお仕舞いという展開でした。
猛烈なプレッシャーがかかったはずです。

「死ぬ気でやるしかない」と気合

中野園子コーチから同門の三原舞依とともに「死にものぐるいでいこう」と発破をかけられました。
すでに先輩はそれに応えました。
坂本花織は「死ぬ気でやるしかない」と気合を入れてリンクへ向かいました。

ややぐらついたジャンプもありましたが、すべて着氷しました。
今シーズンの自己ベストを約10点上回る152.36点を叩き出しました。
本人は「一瞬、計算ミスかなと思った」と正直に明かしており、私もそう感じた一人ですが、順位は変わらなかったでしょう。
会心の演技で「日本女王」に輝きました。

「跳ぶから見ていろよ」のド迫力

その坂本花織が試合後、勝因に挙げたのが「目線」でした。
審判に視線を送るという意識を強烈に持って演技に臨みました。
これまではフィニッシュポーズ以外は目を合わせませんでした。
とりわけジュニア時代は目を合わせるのが恥ずかしく、また怖く感じたそうです。

勝負のFSではジャッジに「跳ぶから見ていろよ」と、上から目線で睨みを利かせました。
つまり、目力で点数の上積みを図る暴挙に出たのです。
してやったりと、演技後に不敵な笑みを浮かべました。
ジャンプが決まったからよかったものの、しくじったら「転ぶから見ていろよ」になったところでした。
どちらにしろ審判はド迫力に圧倒されますので、そろばんを弾く手が震えて当然です。

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審判をがっつりノックアウトする

シャイな自分を変えるきっかけになったのは、4位に終わったグランプリ(GP)ファイナル後に振付の手直しを受けたフランスのアイスダンスの元選手、ブノワ・リショーの言葉でした。
「視線が大事。ジャンプを跳ぶ前にしっかりとジャッジを見なさい」と諭されました。

坂本花織が大接戦を制した要因の一つに表現力などを示す「演技構成点(PCS)」が大きく伸びたことを挙げられます。
宮原知子に次ぐ2位であり、3位の紀平梨花を上回っています。
紀平梨花は技術要素点(TES)が高いだけでなく、PCSでもロシアの平昌五輪女王、アリーナ・ザギトワと肩を並べています。
坂本花織がいかに点数を稼いだか分かります。
その表現を補完したのが「がっつりノックアウトする」つもりで審判に送った視線でした。

国際スケート連盟(ISU)の公認大会でこの手が通用するか分かりませんが、坂本花織は味を占めました。
私は演技のステージが明らかに一段上がったと感じており、全日本女王として出場する世界選手権に期待してしまいます。
「転ぶから見ていろよ」にならないことを皆で祈りましょう・・・。

(1月22日執筆)

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坂本花織の顔のアップは危険・・・

キス・アンド・クライで「うおーっ」
目を見開いた形相に、思わずのけぞる

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
昨シーズンの全日本選手権で2位となり、オリンピック代表切符をつかみました。
2枚のうちの1枚を手にしたのは日本女子エースとして君臨してきた宮原知子でしたので、世間は当然と受け止めました。
しかし、代表選考レースで遅れていた坂本花織については皆が妥当と認めたわけでありません。
(ちなみに、私はあれでいいと考えていました。)
そうした経緯もあって五輪本番では相当な重圧がかかったはずですが、恥ずかしくない結果を残しています。

しかし、坂本花織は胸を張って今シーズンを迎えたわけでありませんでした。
出来が思わしくなければ、昨シーズンが単なる勢いだったと言われるのでないかと案じました。
この選手は全体的な印象に似合わず、きわめて繊細なところがあります。

その坂本花織が全日本選手権に臨んでいます。
直前に完璧に滑って高得点を出した中野園子コーチ同門の先輩、三原舞依に刺激を受け、スイッチが入りました。

ショートプログラム(SP)で3本のジャンプをきれいに着氷するなど、パーフェクトな演技を見せました。
国際スケート連盟(ISU)の非公認ながら、国際大会の自己ベストを上回る 75.65点を記録して2位につけました。
キス・アンド・クライで「うおーっ」と目を見開いた形相に、私は思わずのけぞりました。
この選手の顔のアップは危険といえます。

前回はSPで1位に立ちながら、フリースケーティング(FS)で宮原知子に逆転を喫して2位に甘んじました。
1位になっていれば、五輪代表選考に関する雑音も聞こえてこなかったでしょう。

前回も今回もFSは緊張の高まる最終滑走でした。
しかし、7本のジャンプをほぼ着氷しました。
国際大会の自己ベストを上回る152.36点、合計228.01点を記録し、SP1位の宮原知子、SP5位から追い上げた紀平梨花を抑えて初優勝を収めました。

それにしても全日本選手権はドラマチックな幕切れでした。
5連覇を目指していた宮原知子がFSで巻き返した紀平梨花を上回れず、「浅田真央でも成し遂げられなかったシニア1年目のグランプリ(GP)ファイナルと全日本選手権の2冠は固い」。
理想的なエンディングへ向けて会場の雰囲気が最高潮に達しようとしているときに引っ繰り返しました。
オーマイゴッド、なんてこった!
フィギュアスケートの神さえ予想しなかったまさかの展開です。

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坂本花織は鼓動が聞こえるくらい緊張しており、ジャンプに勢いがなくて上位は難しいと思っていたと胸の内を明かしました。
得点を見た瞬間、顔を両手で覆って固まりました。
堂々たる1位で世界選手権の切符をつかみ、五輪代表が実力だったことを証明しています。
だれも異を唱えられません。

私は全日本選手権を見るかぎり、坂本花織は出来というより演技のステージが上がったと思います。
世界選手権は初出場ですが、日本女子エースとして臨むからには最低でも表彰台に立ってください。

(1月22日執筆)

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宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない

高橋大輔と宇野昌磨は表現力に定評
昌磨の成長とともに類似性が薄れる

フィギュアスケート男子シングル、32歳の高橋大輔、そして21歳の宇野昌磨。
高橋大輔が現役に復帰したため、全日本選手権で二人の演技をほぼ同時に楽しむことができました。
(むろん全盛期は異なります。)
熾烈な表彰台争いで高得点が飛び出した女子シングルに対して男子シングルは低調でしたが、二人の活躍は救いとなりました。

どちらも「表現力」に定評があり、宇野昌磨は当初から高橋大輔への憧れを口にしていました。
表現力が高いということは、音をとらえるのがうまいということが前提です。

高橋大輔と宇野昌磨は体格や体形が似ており、滑り方も似てきて不思議はありません。
深いエッジ使いでしっとり・ねっとり余韻を残します。
滑り方と音のとらえ方が似ており、結果としてどちらも演技に「色気」が生まれます。
そういうことも関係し、高橋大輔が引退して宇野昌磨を応援するようになったファンも少なくないはずです。
気質が穏やかであり、性格が親しみやすいところも似ています。
大半が羽生結弦のファンに流れたわけではありません。

二人の演技は「芸術性」が香ります。
しかし、この言葉はかなり曖昧であり、さまざまな捉え方や使い方がされてきました。
全日本選手権では結果として両者を比べて見ることができ、違いがはっきりしました。
それぞれ個性的なスケーターであり、類似性が薄れていると思いました。
おそらく宇野昌磨が経験を積み、成長を遂げるとともに自らにしっくりする演技世界を築いてきたからでしょう。

思い切って述べれば、同じ芸術性でも高橋大輔は感情寄り、宇野昌磨は感性寄りです。

高橋大輔は人間臭さ、ときに猥雑ささえ感じさせます。
身体の内側から表現欲求があふれ出ており、演技の訴求力が際立ちます。
自分の世界に惹き込む力が強く、こちらも感情移入をしやすい。
高橋大輔を特徴づける「エンタテイメント性」は練習で身につけられるものでありません。
「絵」になるのは天分が備わっているからであり、唯一無二の存在として私の記憶に残っています。
また、大きな意味のダンスがうまく、リズムを刻んだりステップで魅せたりするのが得意です。
この選手は人を楽しませる天才です。

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宇野昌磨は繊細さや透明性、さらに心地よい清潔さを感じさせます。
表現にあくの強さがありません。
総じてクラシカルな印象であり、鑑賞するといった気持になります。
それくらい美しい。
さらに、内省的であり、いまの選手らしく分析的な側面を持っています。
宇野昌磨は演技から真面目な意思が伝わってきて、好感を持てます。
音楽のニュアンスを流れるようなスケーティングと身のこなし、四肢の動きで伝えるのが得意です。

宇野昌磨は高橋大輔を尊敬しているはずですが、いまでは憧れの対象でなくなったと思います。
(そもそもすべての先人は超えるために存在します。)
自らの表現と技術を究めることに精一杯でしょう。
フィギュアスケートも他の競技と同様、時代につれて進化を遂げており、そうした意味において全盛期の高橋大輔を超えています。
また、そうでなければとても世界のトップクラスで戦えません。

2022年北京五輪金メダル獲得へ向け、宇野昌磨らしく突き進んでほしい。
(世界選手権で勝って当然の相手、米国のネイサン・チェンを倒さないとだめです。)

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

⇒2018年12月22日「宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨ファンはすかっとした気分を味わえず」はこちら。

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宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ

日本スケート連盟は2月21〜24日にオランダ・ハーグで開催されるチャレンジカップに男子シングルの宇野昌磨と女子シングルの紀平梨花が参戦すると発表しました。
この2選手にとり、3月にさいたまで開催される世界選手権への貴重な実戦の機会となります。

宇野昌磨は全日本選手権で右足首を痛めながら3連覇を飾りました。
この選手は負傷を抱えていると、それに立ち向かおうとします。
なぜなら、彼の「生き方」だからさ。

その結果、注目や期待の重圧どころでなくなり、試合で集中力を発揮します。
完璧な演技といえませんが、気迫のこもった会心の演技を見せてくれました。

本人は日本スケート連盟に2月初旬に米国・アナハイムで開催される四大陸選手権に「間に合わせる」と伝えました。
どうやら回復は順調で、一安心です。

宇野昌磨と紀平梨花は四大陸選手権、チャレンジカップ、世界選手権と一緒です。
男子シングルと女子シングルの違いはあっても、世界のトップクラスで戦う選手として、スケートなどの話を交わす機会はあるものなのでしょうか。
気質や性格が合いそうな気がします。
二人は2022年北京五輪の金メダルを目指しているはずで、仲よしになってほしい。

私は宇野昌磨と紀平梨花が日本のフィギュア界を牽引していくのが理想的と考えます。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

なお、チャレンジカップには、山本草太、鍵山優真、樋口新葉も出場します。

私は東京で頑張る樋口新葉に期待します。
おそらく日本橋女学館高校生として最後の試合になります。
けがから回復途上の全日本選手権ではまずまずの演技を見せました。
この選手は爆発力が備わっています。
パワフルな滑りで高得点を叩き出してほしい。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◆書き加え(1月21日)

宇野昌磨が紀平梨花の演技を見て絶賛しています。
2018年平昌五輪銀メダリストがシニア1年目の高校1年生から学んでいます。
こうした謙虚さも彼のよさです。
以下に、それを取りあげたブログを示し、ごく一部分を抜粋します。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

宇野昌磨は紀平梨花のGPファイナルのFSを会場で見ました。
冒頭のトリプルアクセルで両手をつきましたが、次に2回転トウループをつけるコンビネーションに変えました。
咄嗟のリカバリーに「すごい」と圧倒されました。
さらに、表現力について「僕は一つひとつのポーズが雰囲気だが、紀平さんは一つひとつのポーズを写真で撮ってもきれい」と語りました。
トップ選手ならではの鋭い指摘です。

実は、私もウェブ記事などで見かける紀平梨花の演技中の写真を見て、ポーズが明確と感じていました。
「絵」になります。
写真は一瞬を切り取ったものですが、それでも体の勢いや力感、動きの強さや鋭さが現れます。

紀平梨花はすらっとした四肢を目一杯使うだけでなく、体全体を舞うように使い切れます。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

⇒2018年12月22日「宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨ファンはすかっとした気分を味わえず」はこちら。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

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紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい

仕事に追われ、ブログの執筆に時間を割けません。
きょうは雑感です。

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
このブログで紀平梨花のスケーティングの素晴らしさについてたびたび触れています。

私はトリプルアクセル(3回転半)などの高難度ジャンプの成功や、それによる高得点に驚嘆しますが、それ以前に滑りが大好きです。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

が、スケーティングの「完成度」という観点では宮原知子や男子シングルの羽生結弦が勝ると思うようになりました。
私がいくらか冷静にスーパーヒロインの演技を眺められるようになったからでしょう。

紀平梨花のスケーティングの最大の特色は完璧な美しさというより「自然な美しさ」だと思います。
それゆえに「絶品」と感じるのでしょう。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

表現力を含め、まだ16歳という「未熟さ」を残しています。
決して「粗削り」と思いませんが、お姉さんやお兄さんと比べて細かな改善点がいっぱいあります。

私は紀平梨花が選手としての進化、人間としての成長を遂げたとき、どのような演技を見せてくれるのか楽しみです。
女子シングルで唯一、世界の頂点に立てる可能性を強く感じさせてくれます。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月21日)

紀平梨花が2月の四大陸選手権、3月の世界選手権を控え、米国・コロラドで10日間の強化合宿に入ります。
フリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」のプログラムにブラッシュアップをかけます。
合わせて、4回転ジャンプの習得に取り組みます。
サルコウなのかトウループなのか、それとも両方なのか不明ですが、トウループを先に完成させたい意向を持っているようです(不確か)。

時期の問題は別にし、来シーズンの投入も見据えてのものでしょう。
ロシアのジュニア選手がシニア1年目で4回転ジャンプを跳んでも対抗できるようにしておきます。
本人は「シーズンに間に合わせられるように」と語っており、案外早く試合で挑むかもしれません。
基礎点が高くなるのと引き換えにリスクが大きくなります。
くれぐれもけがに気をつけてほしい。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

⇒2019年1月13日「紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔」はこちら。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

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紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される

きのうのブログで、ともに素晴らしい才能に恵まれながら、本田真凜と紀平梨花に大きな差がついた原因を真面目に考察しました。
ご覧ください。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

仕事に追われ、ブログの執筆に時間を割けません。
きょうは雑感です。

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
科学的に計測したわけでありませんが、私は演技全体を通じた「運動量」のすごさに圧倒されます。
とりわけ今シーズンのフリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」です。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

運動量が大きいとは、体や四肢を大きく激しく速く動かすことでしょう。
したがって、バランスを保ちにくくなります。
ところが、紀平梨花はそれらを難なくコントロールすることができます。

理由は、第一に体幹も体力も際立って強いこと、第二に氷上以外も含めた練習が充実していること。

紀平梨花は演技を通じて途切れなく動いているという印象を受けました。
それだけで感動してしまいます。

70歳近い私はフェンスの広告に目が回ります。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月21日)

宇野昌磨が紀平梨花の演技を見て絶賛しています。
2018年平昌五輪銀メダリストがシニア1年目の高校1年生から学んでいます。
こうした謙虚さも彼のよさです。
以下に、それを取りあげたブログを示し、ごく一部分を抜粋します。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

宇野昌磨は紀平梨花のGPファイナルのFSを会場で見ました。
冒頭のトリプルアクセルで両手をつきましたが、次に2回転トウループをつけるコンビネーションに変えました。
咄嗟のリカバリーに「すごい」と圧倒されました。
さらに、表現力について「僕は一つひとつのポーズが雰囲気だが、紀平さんは一つひとつのポーズを写真で撮ってもきれい」と語りました。
トップ選手ならではの鋭い指摘です。

実は、私もウェブ記事などで見かける紀平梨花の演技中の写真を見て、ポーズが明確と感じていました。
「絵」になります。
写真は一瞬を切り取ったものですが、それでも体の勢いや力感、動きの強さや鋭さが現れます。

紀平梨花はすらっとした四肢を目一杯使うだけでなく、体全体を舞うように使い切れます。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

⇒2019年1月13日「紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔」はこちら。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

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紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)

メンタルコンディションづくり
大舞台へ独自の流儀を編み出す

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
いわゆる「心技体」が揃わなくては主要な国際大会で勝利を収めることはできません。
フィギュアスケートではグランプリ(GP)ファイナル、世界選手権、そしてオリンピックが大舞台と呼べます。

心技体のうち、技術と身体についてはわりと把握しやすい。
もっとも難しいのは心理(精神)を把握することです。
技術や身体が優れているのに大舞台で勝利を収められない選手は珍しくなく、おおよそ「メンタルが弱い」とされてきました。
しかし、そう表現しても何の解決にもなりません。
「メンタルコンディションづくり」ができなかったと考えるのが実践的です。

私がシニアデビュー1年目、16歳の紀平梨花について感じたのは、このメンタルコンディションを整える能力の高さです。
それをどのように習得していったのでしょう。

勝つべくして勝つことが可能に

不思議な気がしますが、紀平梨花はジュニア時代に順位の変動がかなり激しい選手でした。
得点源の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」が不安定だったことが主因です。

成功したときの精神状態や心理状態。
失敗したときの精神状態や心理状態。

紀平梨花は試合経験を積むなかで、その「事実」を踏まえ、高難度ジャンプを跳ぶコツをつかんでいったのでしょう。
失敗にとらわれず、あくまで成功と対比しつつ、自分にとっての理想的な精神状態や心理状態を導き出しました。
それにより、勝つべくして勝つことが可能になります。

そして、そのためには事実を正確に記憶することが前提となります。
実際には難しいので、紀平梨花はノートなどに記録します。
(若い世代ですから、紙媒体を使っていないかもしれません。)
なるべく時間を置かずに書き留め、かならず振り返る。

紀平梨花はこの地道な作業を通じ、試合に臨むメンタルコンディションを整える独自の流儀を編み出していきました。
そのタイミングがジュニアからシニアへの移行期、つまり今シーズンに当たりました。
濱田美栄コーチでさえ読めなかった大ブレイクでした。

「失敗から学ぶ」とよくいいますが、失敗の経験を成功へ反映させられる人は一握りです。
私を含め、たいてい似たような失敗を繰り返して一生が終わります。

反省より内省、自己分析が深い

反省より内省。
紀平梨花は「自己分析」が的確で深いように思います。
それが緊張の高まる試合でのミスを冷静にリカバーする「修正力」にもつながります。
そもそも反省などサルでもできるわけで、私は反省を繰り返すうちに70歳を迎えようとしています。

世界の大舞台で頂点に立つには「頭のよさ」が必須になります。
紀平梨花はこの点においても際立っています。
だれかに教わるのでなく、自ら粘り強く考える力が突出しています。
おそらく「自問自答」が習慣になっているのです。

さらに、この子は勝負師にふさわしいシビアな「リアリスト」の側面も持っているように感じます。
願うだけ、追うだけでは「夢」は叶えられません。

世界選手権など大舞台ほど強い

先に挙げた大舞台のうち、オリンピックだけは4年に1回の開催になります。
わずかな体形変化や体重増加などで得点源のジャンプに狂いが生じる繊細なフィギュアスケーターにとって長いスパンといえます。
オリンピックの金メダルはピークが重なった選手が獲得するという運の要素が大きい。
とくに女子選手はそうです。
したがって、成長期を迎えている紀平梨花については先行きがどうなるかを見通せません。
(このブログで述べていますが、私は壁にぶつかっても乗り越えられると思っています。)

しかし、毎年開催のGPファイナルや世界選手権は勝つべくして勝つことのできる紀平梨花が得意とする大会のはずです。
いまではジャンプを中心とした技術要素点(TES)に加え、表現力などによる演技構成点(PCS)でも世界トップクラスになりました。
私は期待せずにはいられません。

ファンは応援している選手が優勝を収めるとうれしいものです。
が、点数と順位がすべてと思っているわけではありません。
重圧のかかる本番で至難でしょうが、何より選手が演技を楽しんでほしいと望んでいます。

紀平梨花はそれができる選手と私は考えています。

(1月16日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月20日)

本田真凜と紀平梨花に大きな差

「反省」という言葉はとても使うのが難しい。
その気になってしまうところが怖い!

反省は、多分に情緒的です。
したがって、まま「涙」がともないます。
人は涙を流すといくらか気持ちが晴れ、再びやる気が湧いてきます。
しかし、何かが変わるわけでありません。
同じ失敗を繰り返して涙を流します。

内省は、多分に分析的です。
敗北(失敗)と向かい合い、その原因を自らの言葉で明確に表そうとします。
目に見えた成長(進化)は内省によってしかもたらされません。
私は16歳の紀平梨花が失敗後に語る自己分析がきわめて「具体的」であることに驚かされます。
表情にあどけなさを残しているのに、この子はとんでもなくすごい。

私は戦後生まれの男ですから涙を流しませんが、反省を繰り返してもほとんど何も変えられずに70歳を迎えようとしています。
このザマです。

ともに素晴らしい才能に恵まれながら、本田真凜と紀平梨花に大きな差がついた原因もこの辺りにありそうです。

反省は、私みたいな凡人がやることです。
上に立つ、まして頂点に立とうとする人がやることではありません。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

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⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

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魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい

おおらかさと繊細さという両極端の気質
そこから生まれる張り詰めた品格と迫力

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニアデビューシーズンの主要大会での演技を動画で幾度か見直す機会がありました。

時系列で眺めると、スケーティングに当初の伸びやかさが若干失われました。
滑りを磨いてきたわけですから、完成度と引き換えに弱まるのはやむをえません。
それにかつてのトップスケーターなどに絶賛されれば、「うまく滑ろう」と意識過剰になって当然です。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

それでも、私は紀平梨花のスケーティングは絶品だと改めて思いました。
「うまい」という言葉では説明がつかない魅力があります。

おそらく彼女の気質が多分に関わっています。
4つしかない血液型と結びつけるのは乱暴ですが、O型特有の「おおらかさ」があります。
大会後の舞台裏や特番での様子や発言から、やや保守的でほんわかとした印象を受けます。
ところが、神経質といえるほどの「繊細さ」を合わせ持ちます。
それが、完璧でありたいと希求する美意識を支えています。

おおらかさと繊細さという両極端の気質がスケーティングにまれに見る「美しさ」を与えていると思います。
張り詰めた品格と迫力もそこから生まれます。

音楽を筋肉で感じ取り、瞬時に全身の動きに変えられます。
とくに背中から腰、下半身にかけての使い方にキレがあり、普通に滑っていても躍動感があります。
親から授かった身体が強くてしなやかだからでしょう。
さらに、一歩一歩に加速があり、変な言い方になりますが膝の下の伸びが他の選手と違います。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を筋肉で感じ取り再現する才能」はこちら。

この伸びやかさが紀平梨花のダイナミックでありながらナチュラルなスケーティングにつながっているのでないでしょうか。
主張しないうまさのせいか、すーっと引き込まれます。

信仰心のない私が言っても説得力がありませんが、スケーティングに魂が救済されるような「宗教的な美しさ」さえ感じます。
「神秘性」が宿り、観客を震わせる力があります。
したがって、しっとりとした曲調もマッチします。
心が洗われていく感覚に捉われます。

背中でここまで感動させられる選手はほかに思い起こせません。



紀平梨花は全日本選手権で坂本花織に次ぐ2位に留まり、(全)日本女王の称号を逃しました。
2月は米国で四大陸選手権に出場し、3月はさいたまで世界選手権に出場します。
むろん、ピークを合わせるのは後者です。
採点競技ですので、紀平梨花は「トリプルアクセル」を決めることが勝利の条件です。
が、スケーティングが世界の頂点に立つにふさわしい。
それ自体で魅了することを大切にしてほしい。

⇒2018年12月11日「紀平梨花TV視聴率はスターの証、女・羽生結弦へ」はこちら。

通信制のN高校の1年生で、移動中や宿泊中にもスマホなどで授業を受けているようです。
試合が立て込んで山積した課題もこなさなければならないので大変です。
明治大学5年中退の私などは「だれかにやらせちゃえ」と思うのですが、そうもいかないのでしょうか。
(自分がインターネット授業のMBAで「営業学」を指導していることを失念していました。)
勉強も練習も頑張ってください。

(1月13日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月16日)

紀平梨花が15日、西宮市スポーツ特別賞贈呈式のために兵庫県西宮市役所を訪れています。
出身の広田幼稚園の園児16人に入口で迎えられ、当時の先生と再会しました。
この幼稚園は園児全員が逆立ち歩きをすることで有名な「ヨコミネ式」を取り入れているそうです。
こうした環境のなかで天性の運動神経が一段と磨かれたのでしょう。

また、大社小学校の5〜6年生の担任先生も出席し、思い出話に花を咲かせています。
四大陸選手権が迫りつつありますが、いくらかリラックスした時間を持てたはずです。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月13日「紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔」はこちら。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

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20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?

ベテラン宮原知子は老け込むな
ババリアンで逆襲が始まる

ウェブで「宮原知子はババリアン」という情報を見つけました。
何ということでしょう。

確かに2014〜2017年まで全日本選手権の女子シングルで4連覇を成し遂げたベテラン選手ですが、若干20歳です。
実績と自信に裏打ちされ、落ち着き払った演技で風格を漂わせています。
だからといって、宮原知子をババリアンと呼んでは気の毒です。

どういうことだろうと疑問を感じて記事を読むと、ちょっぴり意味が違いました。
ババリアンはB級の国際大会の名称です。

日本スケート連盟が16日、フィギュアスケートの国際大会の派遣選手を発表しました。
宮原知子はババリアンオープンに出場します。
2月5〜10日にドイツ・オーベルストドルフで開催される試合です。
なお、記事によっては「バヴァリアンオープン」と記されています。
これなら私みたいなそそっかしい勘違いがありません。

ちなみに、四大陸選手権2019は全日本選手権4位の三原舞依が出場し、3位の宮原知子は出場しません。
今シーズンに取り組んでいる高難度ジャンプの見直しにいくらか時間を割けます。
回転不足は克服が容易でないようで、いまだに取られることがあります。

◆ババリアンオープン出場選手

◇男子シングル:島田高志郎 木科雄登
◇女子シングル:宮原知子 青木祐奈

宮原知子は全日本選手権のショートプログラム(SP)で1位に立ちながら、フリースケーティング(FS)で得点を伸ばせませんでした。
1985年〜1992年に8連覇した伊藤みどり以来となる5連覇を逃しました。
宮原知子は試合後に「まだ気持ちの整理ができていない」と語っていました。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

長らく背負ってきた「日本女王」の称号が消え、肩の荷が下りたと思います。
一抹のさみしさも感じているはずですが、心身の活性化を図るチャンスです。
本人も「勝ち続けるよりも、自分を見詰め直す機会になる。プラスに考えたい」と前向きのコメントを発しています。
あくまで2022年北京五輪出場を目指していますので・・・。

宮原知子のババリアンオープンへの出場は、世界選手権に向けた実戦と調整の機会になります。
難敵のロシア勢との戦いに勝利を収めることはもちろん、全日本選手権で5連覇を阻まれた1位の坂本花織、濱田美栄コーチ同門の後輩、2位の紀平梨花を上回ると内心で誓っていることでしょう。

ババリアンから宮原知子の逆襲が始まります。

(1月16日執筆)

category:宮原知子ブログはこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

⇒2018年12月12日「宮原知子から努力を取ったら何も残らない」はこちら。

⇒2018年12月3日「フィギュアGPファイナル2018優勝予想・順位予想」はこちら。

⇒2018年11月11日「宮原知子、濱田美栄コーチ同門の紀平梨花にライバル心」はこちら。

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ゴールドもメドベージェワも成長期と減量の困難に沈む

フィギュアスケートの現実は過酷
女子は成長期の壁、減量の苦しみ

優雅な印象と異なり、フィギュアスケートの現実はとても過酷です。
世界のトップクラスで戦う選手はけがや病気が絶えません。
なかでも女子は得点源となる高難度ジャンプを跳ぶために「減量」が必須となります。
「食欲」という自然な欲求に強いブレーキをかけて「摂食障害」に陥り、それが悪化して「うつ病」を発症する選手が出てきます。

実際、十代半ばの選手(日本では中学2年生から高校1年生まで)が高得点を叩き出しやすく、シニアデビュー直後と成長期がおおよそ重なります。
個人差はありますが、女性特有の体形変化と体重増加が起こります。

したがって、オリンピックシーズンにシニア1年目の選手が表彰台(頂点)に立つ可能性があり、その直後から高難度ジャンプを跳べなくなって姿を消すことが珍しくありません。
期待を裏切られるファンもそうですが、一番落ち込むのは当人です。
(私自身はオリンピックの出場資格を1〜2歳遅らせたほうがいいと考えます。)

絶対女王とされたロシアのエフゲニア・メドベージェワはオリンピックシーズンにシニア2年目を迎え、1年目の後輩、アリーナ・ザギトワに2018年平昌五輪の金メダルをさらわれました。
そのアリーナ・ザギトワが2年目を迎え、1年目の紀平梨花に地位を脅かされました。

ロシアの2選手は成長期と減量の困難に直面し、ジャンプが崩壊したのです。
年齢が上がり演技構成点(PCS)が下がることはありませんが、技術要素点(TES)ががた落ちになります。
そして、TESが落ちるとPCSも引きずられて下がるという関係です。
主要大会で勝てるわけがありません。

米国のグレイシー・ゴールドも大きな注目を集めた選手でした。
女優並みの容姿を持っています。
ところが、摂食障害やうつ病などに苦しみ、2018年平昌五輪出場は叶えられませんでした。
昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で復帰しました。
順調な歩みを始めたように見えましたが、2014年、2016年と2度優勝している全米選手権を欠場します。

グレイシー・ゴールドはインスタグラムを更新し、2022年北京五輪出場を目指すと心に決めたことが最良の選択だったと思えるようにしたいと綴っています。

ロシア選手権が行われましたが、世界選手権の代表選手は確定していません。
まもなく開幕する欧州選手権にはアリーナ・ザギトワ、スタニスラワ・コンスタンチノワ、ソフィア・サモドゥロワの3選手が出場します。

補欠1番手、肺炎で欠場したエリザベータ・トゥクタミシェワの出場が濃厚となりました。
さらに、補欠2番手のエフゲニア・メドベージェワの出場の可能性が急浮上しているようです。
欧州選手権での結果次第ですが、世界選手権では2選手が入れ替わるかもしれません。

こうした混乱が生じるのもこの年代の女子選手が不安定だからです。
不確かですが、エフゲニア・メドベージェワは減量に苦しんでいました。
おそらくアリーナ・ザギトワも身長が伸びるとともに体重が増えていました。
ちょっとしたバランスの変化でも高難度ジャンプは跳びにくくなります。

極寒の地で命を守るには脂肪をため込むしかないせいか、ロシア選手はとくに苦しんでいるように思えます。

(1月13日執筆)

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本田真凜、地上波で放送されない屈辱の順位

気分屋で陶酔型からの脱却
自分の「甘さ」を捨てられるか

環境を変えても結果がともなわない

フィギュアスケート女子シングルの本田真凜。
昨年4月から米国へ練習拠点を移し、世界のトップスケーターを育てているラファエル・アルトゥニアンコーチに師事しています。
米国のネイサン・チェンが教わり、かつては浅田真央も教わっています。

本田真凜はジャンプを中心とした見直しに取り組み、スケートの練習に加えてフィジカルの鍛錬に明け暮れています。
両者の比重は半々とか。
筋肉量が増したことでスケートがかみ合わなかったようですが、徐々に感覚が慣れてきました。

思い切って環境を変えたのは北京五輪出場を見据えての決断でした。
しかし、結果がまったくともないません。
GPシリーズは「スケートアメリカ」で8位、「フランス杯」で6位と精彩を欠きました。
救いはスケーティングにいくらかスピードと力強さが増した印象を受けたことくらいです。

リベンジの全日本選手権でミス続出

本田真凜は2016年世界ジュニア選手権で1位になり、2017年世界ジュニア選手権でもロシアのアリーナ・ザギトワに次いで2位になっています。
大舞台で素晴らしい実績を残し、大きな期待を背負ってオリンピックシーズンにシニアデビューを果たしました。
根が「目立ちがり屋」ですのでメディアの注目を浴びることも苦痛を感じなかったはずですし、自分がもっともわくわくしていました。

しかし、五輪代表選考レースの最後尾を走る展開になり、起死回生を目論んだ全日本選手権で7位に終わり、2018年平昌五輪代表切符を逃しました。
本人はオリンピック出場を前提にした発言を繰り返していましたので、落胆はひどかった。

全日本フィギュアスケート選手権2018はそのリベンジの一戦でした。
「家族にも久しぶりに会えた。全日本選手権は一番楽しみでもある。いい感じで調整ができた」と手応えを口にしていました。

ショートプログラム(SP)が行われました。
冒頭のフリップ―トウループのコンビネーションはフリップで尻餅をつきました。
次のダブルアクセルは着氷が乱れました。
最後のジャンプはかろうじてコンビネーションにしました。
本田真凜は 52.75点という信じられない得点で18位と出遅れました。
地上波の放送時間帯(ゴールデンタイム)に滑ることもできない屈辱の順位です。

以前は得意と語っていたフリースケーティング(FS)が行われました。
ジャンプの転倒や回転不足などのミスが続出しました。
本田真凜は111.48点で15位、合計164.23点で15位に沈みました。

本田真凜の2年近い足踏みが不思議

私は記憶があいまいですが、シニアに上がる2年ほど前に本田真凜の演技を見ました。
そのときに「ポスト浅田真央」の本命がついに現れたと感じました。
ルックスは愛らしくスタイルは抜群です。
スケーティングも美しく、なかでも表現力が突出していました。
「華」があり、視線を釘づけにする存在感を漂わせていました。
大勢のフィギュアスケートファンが魅了されたのも当然でした。

表現を中心とした才能は天性のものです。
体つきからしても高難度ジャンプに不利と思えません。
ステップだってスピンだって大丈夫でしょう。
本田真凜が2年近く足踏みしていることがきわめて不思議です。

いまだに2016年世界ジュニア女王と称されるのは、シニアになってから主要大会で実績を残していないからです。

消えるか輝きを取り戻せるかは不明

本田真凜はジャンプが崩壊しました。
滅茶苦茶です。
採点競技のフィギュアスケートで最大の得点源となる高難度ジャンプを成功させられなくては得点など伸ばせません。
惨敗に次ぐ惨敗から脱出したいと願っても、ジャンプを立て直すには重大な覚悟と相当な時間が必要になるでしょう。

ジュニアでは才能とセンスで勝てたかもしれませんが、シニアでは強烈な向上心を持ち、追い込んだ練習を積めなければトップクラスで戦えません。
濱田美栄コーチが吐き捨てた「すごく甘い」「感覚で跳ぶだけで、頭を使って失敗に備えたジャンプ練習に取り組んでいない」というコメントに尽きるようです。

⇒2018年11月23日「天才肌の芸術家・本田真凜はこのまま消える」はこちら。

このまま消えていくのか、輝きを取り戻せるのか。
来シーズンまで様子を見ないと分かりませんが、正念場を迎えていることは確かです。
それでも結果を出せないようなら、この選手は終わりです。

どのような人間関係でもそうですが、コーチと選手には相性もあります。
が、本田真凜が濱田美栄コーチのもとを去ったのは「環境を変えるためだったのか」、それとも「厳しさを嫌って逃げたのか」ということがはっきりすると思います。

自らに染み着いた「甘さ」を捨てるのは容易でありません。
気分屋で陶酔型の自己を変えられるかどうかにかかっています。
練習に臨む「意識」がまるでなっていないのでしょう。
せっかくの才能が泣いています。

(1月13日執筆)

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◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月25日「本田真凜が取り戻した笑顔と輝きはほんものか」はこちら。

⇒2018年11月23日「天才肌の芸術家・本田真凜はこのまま消える」はこちら。

⇒2018年10月22日「本田真凜の得点次第でスケートアメリカ表彰台独占へ」はこちら。

⇒2018年10月21日「本田真凜とアルトゥニアンのスケートアメリカに注目」はこちら。

⇒2018年4月29日「本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化」はこちら。

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高橋大輔は戦う覚悟を決めよ、でないと若手に失礼

現役復帰は勝負の世界に身を投じること
ベテランの趣味にしてしまわない

フィギュアスケート男子シングルの高橋大輔が都内で行われたイベントで取材に応じ、2019年シーズンは「全日本選手権へ向けて現役を続行する」と明言しています。

5年ぶりに出場した年末の全日本選手権で表彰台に立ち、試合後にその意向を語っていましたが、改めて現役へのこだわりを表明しました。
宇野昌磨に次ぐ2位になり、日本スケート連盟から3月にさいたまで行われる世界選手権への出場を打診されましたが、後進に活躍の機会を譲りました。

フリースケーティング(FS)で挑んだ4回転トウループが3回転となりました。
来シーズンはショートプログラム(SP)で4回転ジャンプを入れる目論見です。
「SPとFSそれぞれで1本ずつ決める」とレベルアップに意欲を示しています。
おそらくトウループより基礎点が高い4回転サルコウです。

配慮や情けは若手をスポイルしかねない

高橋大輔は全日本選手権での実績から強化選手入りの可能性があり、国際大会に派遣される見通しです。
本人は「グランプリ(GP)シリーズは念頭にないが、B級大会に出てみたい」と語りました。
「スケートができなくなるくらいまで全力で滑りきりたい」と完全燃焼を誓いました。

ならば、私自身はGPシリーズにも世界選手権にも出てほしい。

そもそも現役復帰とは「勝負の世界に身を投じる」ことを意味し、その結果により与えられた権利は進んで使うべきです。
選手生活が楽しいはずがなく、高橋大輔には「戦う覚悟」を決めてほしいと思います。
そうでないとベテランの趣味に留まり、いかにも中途半端です。

高橋大輔は全日本選手権で自分の演技に納得できませんでした。
しかし、その演技を若手が超えられなかったのも事実です。
配慮や情けはかえって彼らをスポイルします。
あるいは、彼らに失礼です。

勝負の世界では勝った選手が上(国際大会)へ行くのは当然のこと!

なお、このイベントは自身がトータルコーディネートしたマンションの発表会見(4月完成予定)です。
外観や内装にこだわりを施し、「全35部屋に隠れ大輔がある」と意味不明のサプライズ発言をしました。
マンションの写真や模型が披露されています。
フィギュアスケートでは「芸術性」に富んだ演技で魅了した選手ですので、このくらいのことは何でもないのかもしれません。

(1月13日執筆)

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◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

⇒2018年10月9日「高橋大輔、復帰戦ぼろぼろ演技にやばっ」はこちら。

⇒2018年10月7日「高橋大輔、緊張MAX、現役復帰初戦「近畿選手権」」はこちら。

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羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日

来シーズンは現役続行へ
夢のパーフェクトパッケージ

1年ごとに現役か引退か判断

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦が11日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグス
ポーツ賞」の表彰式で、大賞に相当する「ビッグスポーツ賞」を受賞しました。
合わせて、来シーズンの現役続行を表明しました。
(今後は1年ごとに現役続行か現役引退かの判断を下すということでしょうか。)

本人はカナダ・トロントで治療とリハビリに努めており、ビデオレターなどで「来シーズンは4回転半ジャンプ(クワッドアクセル。4A)を取り入れた夢のパーフェクトパッケージをお届けします」という趣旨のメッセージを寄せています。

アクセルは6種類のうち、唯一前向きに踏み切る難しいジャンプといえます。
クワッドアクセルは基礎点が 12.50点であり、8.00点のトリプルアクセル(3回転半)より4.50点を上乗せできます。
国際スケート連盟(ISU)公認大会で成功者が出ていない超高難度ジャンプになります。

グランプリ(GP)シリーズの第5戦「ロシア杯」のフリースケーティング(FS)でロシアのアルトゥール・ドミトリエフが挑戦して転倒しています。
しかも、回転不足で「ダウングレード判定」を受け、基礎点はトリプルアクセルの8.00点になりました。
さらに、GOE(出来栄え点)で4.00点が減点されました。
つまり、このジャンプで得た点数はたった4.00点です。

クワッドアクセルは失敗のリスクが致命傷になりかねないほど大きいのです。
完成度の高いトリプルアクセルを跳んだほうが安定した成績を残せます。
まして「質」を重視した採点ルールの改定が行われましたので。
そうした理由から女子シングルでは世界のトップクラスの選手がダブルアクセルに抑えてきました。
これを突き破ったのがシニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制した紀平梨花でした。
「超新星」と呼ばれる所以です。

羽生結弦はクワッドアクセルをプログラムに組み込むことで、3百点を超えるハイスコアをマークしようと企てています。
おそらく2018年平昌五輪で男子シングル66年ぶりの五輪連覇を成し遂げ、モチベーションを維持するうえで次の挑戦目標が不可欠なのでしょう。
「世界初」という響きも絶対王者のプライドを刺激するのでしょう。

羽生結弦は全日本選手権を欠場しましたが、救済措置により3月にさいたまで開催される世界選手権の日本代表選手に選ばれています。
現時点で出場を目指して調整に励んでいます。
(浅田真央もそうでしたが、スポンサー、大会運営やテレビ視聴率に著しい影響を及ぼすスーパースターはたやすく休めません。)

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

私は2022年北京五輪での史上初の3連覇(これこそ偉業)を視野に自重してほしいと願っていますが、こればかりは選手の意思ですので・・・。
(一生に一人しか見られないフィギュアスケート選手と思います。)
羽生結弦は現役引退の時期が迫っているのは確かです。
「選手寿命」を延ばすことにこだわりがないのかもしれません。

(1月13日執筆)

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

⇒2018年11月20日「羽生結弦に奇跡の復活は期待できない」はこちら。

⇒2018年11月19日「羽生結弦は棄権するわけにいかない」はこちら。

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紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔

世界選手権後に4回転トウループ完成
ライバルの動向と得点次第で組み込み

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が11日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席し、特別賞を受賞しています。
2018年に活躍した選手や団体が対象になり、本人は「これからも頑張りたいという強い気持ちになれた」と笑顔を見せました。

紀平梨花はシニア1年目でグランプリシリーズ第4戦「NHK杯」、第6戦「フランス杯」、そしてグランプリ(GP)ファイナルを制覇しました。
「連戦で大変だった」と明かしています。

シーズン後半となる2月に米国・アナハイムで行われる四大陸選手権、3月にさいたまで行わる世界選手権に出場します。
四大陸選手権ではリラックスして実力を出し、世界選手権ではショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)をノーミスで揃えると抱負を語りました。
どちらもパーフェクトに滑れば、おのずと自己ベストを更新します。

これは、初出場の世界選手権で金メダルを獲得するという意志です。
同時に、敵(戦うべき)はロシア勢でなく、自分のほかにいないという認識です。
(私はすでに世界一だと思います。)

また、全日本選手権後に新調したスケート靴が徐々に馴染んできていると語りました。
この大会で味わった苦い経験をもう繰り返さないでしょう。

紀平梨花は来シーズンの始まりまでに「4回転トウループ」を完成させる意向を持っており、世界選手権終了後に練習に取り組みます。
女子シングルは「4回転ジャンプ競争」の元年となる可能性があり、それに備えておくのは当然のことです。
今シーズンの開幕前に練習を続けていましたが、開幕後は中断していました。
けがでシーズンを棒に振ることを避けるためです。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

ちなみに、スケート靴がしっくりこない状態ではけがのリスクが大きく、4回転ジャンプの練習は始められないようです。

紀平梨花はシニアに上がってくるロシアのジュニア勢の動向と得点を冷静に眺めながら、プログラムに組み込むことも視野に収めています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

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浅田真央はサンクスツアーで21か所を回る

今年も全国各地で感謝の滑りを!
サンクスツアーチケット料金は抑えめ

東京ミッドタウンアイスリンクに登場

フィギュアスケート元世界女王の浅田真央が7日、東京ミッドタウンアイスリンクオープニングイベントに登場しました。
ゴージャスなゴールドの衣装をまとい、全国各地で行う「浅田真央サンクスツアー」の出演メンバーと華麗なパフォーマンスを見せました。
日本では初めて屋外リンクで滑り、天井のない開放感が素晴らしいと語りました。

活動の主軸は21か所のサンクスツアー

今年も活動の主軸は2月中旬から12月中旬までのサンクスツアーとなり、北は北海道から南は沖縄まで全国21か所を回ります。
夏には沖縄公演もあり、自身が生まれた名古屋で締め括ります。
年末に姉の浅田舞が卒業し、新たなメンバーでよりレベルアップしたアイスショーを見せたいと意気込みました。
現役時代の応援に感謝の滑りを披露したいとの思いで始めた企画であり、チケット料金も抑えた設定のようです。

全日本選手権観戦で次の世代へバトン

浅田真央は全日本選手権をテレビで観戦しました。
女子シングルで初優勝した坂本花織、トリプルアクセルを跳んで浅田真央以来13年ぶりにシニア1年目、GPファイナルで初優勝した紀平梨花らが躍動した姿を目の当たりにしました。
「次の世代へバトンを渡せた」と感じ、世界のトップを取れるように応援したいとエールを送りました。

年末の断捨離で衣料などゴミ袋20袋分

最近はまっていて、年末に行ったのが「断捨離」とか。
衣料を中心にゴミ袋20袋分に及びました。
身の回りが片づき、すっきりした気分で新年を迎えられました。

浅田真央の引退会見は記憶に残る選手

レスリング女子で五輪3連覇を成し遂げた吉田沙保里の引退会見が行われ、2百人の報道陣が集まりました。
彼女は「国民栄誉賞」も受賞していますので当然です。

⇒2019年1月11日「吉田沙保里が現役引退、女性の幸せも」はこちら。

マラソン女子の高橋尚子に約 150人、サッカー女子の澤穂希に3百人以上、ゴルフの宮里藍に3百人以上が集まりました。

浅田真央の引退会見は海外を含めて 430人が集まり、テレビカメラだけで50台でした。
NHKは予定番組を変更して生中継まで行っています。

浅田真央はオリンピックで金メダルを獲っていません。
人気の凄まじさ、記録でなく「記憶」に残るアスリートということが分かります。

category:浅田真央ブログはこちら。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年3月19日「浅田真央はスケート靴を捨てなくてよかった」はこちら。

⇒2018年3月17日「浅田真央、サンクスツアーで感謝を伝える」はこちら。

⇒2018年1月25日「浅田真央のぼろぼろ靴と穴あきソックス」はこちら。

⇒2018年1月24日「浅田真央北京五輪とコストナー平昌五輪の31歳」はこちら。

⇒2018年1月23日「浅田真央が一番のライバルを明かす」はこちら。

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吉田沙保里が現役引退、女性の幸せも

33年間の現役生活にピリオド
会見には約2百人の報道陣が詰めかけ

女性の幸せへ高速タックルが決まるか

レスリング女子で五輪3連覇を果たした吉田沙保里がきのう都内で引退会見を行いました。
長らく日本女子レスリング界をけん引してきましたが、33年間の現役生活にピリオドを打ちました。
吉田沙保里は世界選手権で2002年から13連覇を遂げ、五輪を含めて16大会連続で「世界一」を成し遂げています。
「人類最強」と称されたレスリング男子、ロシアのアレクサンドル・カレリンの12大会を上回りました。
国民栄誉賞も受賞しました。

会場には約2百人の報道陣が詰めかけました。
バラエティ番組への出演も多いことから注目度が高く、テレビカメラも28台を数えたそうです。
白いジャケット姿で現れ、重圧から開放された笑顔で質問に答えました。
「女性としての幸せは絶対につかみたい」と、次の夢へ力を込めました。
はたして代名詞の高速タックルを決められるかどうか。

東京五輪へ向け現役続行と引退で迷い

とはいえ、現役続行と引退の間で迷ったようです。
2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン五輪で金メダルを獲りましたが、2016年リオデジャネイロ五輪で銀メダルに留まりました。
リオ五輪後に休養に入りつつ、女子日本代表のコーチを務めるなどしました。
自国開催の2020年東京五輪で女王に返り咲いてほしいという周囲の期待を感じていました。
体力はそれほど落ちたわけでありませんが、気持ちが追いつかない状態が続き、「やり尽くした」という思いが強まりました。
若手の成長、後輩の台頭もあり、昨年12月に最終決断を下しました。

中京女子大(現至学館大)時代から指導を受けてきた栄和人に引退を報告し、「ご苦労さん。泣きそうだよ」と言われたそうです。
また、中京女子大時代のチームメートの伊調馨に対するパワハラ騒動で強化本部長を辞任した状況について「東京五輪へ向け、一つになって頑張っていくしかない」と複雑な心境を語りました。
今後も代表コーチを続ける意向です。

五輪4連覇の伊調馨から東京五輪を目指すと聞いたときには「すごい」と思ったそうです。

会見後に報道陣にサイン入りハンカチ

これまでも感謝をたびたび口にしていた吉田沙保里は報道陣にプレゼントを用意していました。
「たくさん取材していただいて、レスリングを知ってもらうことができた」。
会見後に自身のサインと「感謝」という文字をプリントした黄色いハンカチを配りました。
そこには2002年の世界選手権から最後の試合となった2016年リオ五輪までの世界大会の足跡も記されていました。

母親が引退会見場に駆けつけ、やはり笑顔で花束を渡しました。
「五輪も世界選手権も連れていってくれ、親孝行な娘でした」と称えました。

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紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み

自己ベストを更新できる強さを!
新年の誓いと今年のテーマを胸に刻む

世界の頂点に立てる品格と迫力備える

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目の目覚ましい活躍は「超新星」「スター」と称されるのにふさわしいものでした。
五輪(オリンピック)、世界選手権に次ぐ国際大会のグランプリ(GP)ファイナルでいきなり勝利を収めています。

フィギュアスケートは採点競技なので高得点を出さなければなりません。
彼女の最大の武器となるのが、現時点で跳べる女子選手が限られている「トリプルアクセル(3回転半)」です。
しかし、この選手はスケーティングそのものに世界の頂点に立つにふさわしい品格と迫力が備わっていると思います。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

初詣は自宅近くの広田神社で必勝祈願

紀平梨花は大会が続いた心身の緊張と疲労で年末年始は家族とゆっくりくつろぎたかったはずですが、休んだのは大晦日と元日の2日間だけでした。
1月2日から練習を再開しています。

初詣は兵庫県西宮市の自宅近くの「広田神社」に出かけ、必勝を祈願しています。
引いたおみくじは「吉」でした。
新年の誓いは「大きな大会で強い選手になる」こと、今年のテーマは「安定した成績を残す」こと。
自己ベストを更新していける勝負強さを追い求めます。

エキシビション「Faded」を披露

紀平梨花は1月5日に名古屋で開催されたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」で今年の初滑りを披露しました。
全日本選手権後の12月27日に新調したスケート靴でエキシビション「Faded(フェイデッド)」を滑っています。
3回転サルコウやダブルアクセル(2回転半)などを跳んでいます。

⇒2018年11月12日「紀平梨花はエキシビションで女王のオーラ」はこちら。

トム・ディクソン振付手直しと4回転

今月16日から27日まで米国・コロラドで強化合宿を行い、トム・ディクソンの指導を受けます。
リンクの使用時間を長く取れるため、滑り込むことができます。
フリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」の振付の手直しを行い、プログラムにブラッシュアップをかけます。
4回転ジャンプを体に覚えこませたいとの意向を持っています。
また、高地のために空気が薄く、心肺機能とスタミナの強化も図れます。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

紀平梨花はつねに目の前の一戦を大切にしてきました。
日本代表として出場する2月の四大陸選手権(米国・アナハイム)と3月の世界選手権(日本・さいたま)では、さらに進化を遂げた演技で世界中を魅了してくれるでしょう。

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず

FSでの巻き返しを支えた強烈な意志
片ときも五輪の金メダル獲得を忘れず

16歳の少女は化け物でなく人間だった

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
全日本選手権での初制覇に大きな注目が集まりました。
しかし、ショートプログラム(SP)の冒頭のトリプルアクセルで転倒し、続く3回転のコンビネーションジャンプも失敗しています。
3本のうちの2本でミスが出て、逆転が絶望的な低得点に沈んでいます。

紀平梨花は演技後の会見で、「緊張はなかった」と語りました。
メンタルが強い選手と思っていましたが、この言葉にはさすがに驚きました。

しかし、大会後のウェブ情報で少なくとも期待の「重圧」と戦っていたことを知りました。
化け物でなく人間だったわけで、私はほっとしました。
16歳の少女ですから当然といえます。

全日本選手権前は眠りにつけなくなる

開幕2日前、布団に入っても眠りにつけなかった紀平梨花は深夜0時過ぎに自室から母親の携帯電話を鳴らしたようです。
「寝られないの」。
通常は7〜8時間の睡眠が、大会が近づくにつれて6時間に減っていました。
どこかで重圧を感じていたのでしょう、普段の生活リズムが崩れていました。
公式練習後の昼寝も取りにくかったようです。

フリースケーティング(FS)当日は仮眠ができずに会場に入りました。
SPの悪夢を払拭しようと気合を入れ、会心の演技につなげました。

使い古して限界に達したスケート靴に不安は残っていたはずですが、冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションジャンプを決め、続く単発のトリプルアクセルも決めています。
スピンもステップも取りこぼしなし。
ただし、終盤の3回転ルッツ−2回転トウループ−2回転ループの3連続ジャンプが1本目で体勢が崩れ、3回転ルッツ−1回転オイラー(ダウングレード判定)−2回転サルコウになっています。
このミスとSP5位の出遅れが響いて初制覇を逃しました。

全日本選手権は調子が悪い状態で滑る

紀平梨花はFS後に「ここでできない人は五輪で絶対に勝てないと思った」と語りました。
強烈な意志がストレートに伝わってくる言葉であり、巻き返しを支えました。
片ときもオリンピックでの金メダル獲得を忘れていません。

「集中できた。朝の練習からすれば最高の演技だと思う」と言い添えました。
満足はしていなくても、それなりの納得が得られた表情を見せています。

そもそもコンディションを整えきれずに全日本選手権に臨んでいました。
つまり、調子が悪い状態で滑ったことになります。
にもかかわらず、FSではトップの155.01点を記録しています。

紀平梨花の潜在能力と伸び代は際立つ

私は紀平梨花の潜在能力の高さと伸び代の大きさは際立っていると考えます。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワやアリーナ・ザギトワが苦しむ女性特有の成長期の困難も乗り越えられるはずです。

紀平梨花はシニア1年目の素晴らしい実績と全日本選手権での苦い経験を踏まえ、四大陸選手権と世界選手権でどれくらい得点を伸ばすでしょうか。

(2019年1月3日執筆)

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全国高校ラグビー冬の花園は本日決勝、桐蔭対決の行方

大阪桐蔭は圧倒的な強さを見せる
桐蔭学園は厳しい戦いを勝ち抜く

昨春の選抜決勝と同一カード

第98回(2018年度)全国高校ラグビー大会は1月7日に大阪市花園ラグビー場で決勝が行われます。
「桐蔭対決(両校は無関係)」に大きな注目が集まっています。

1月5日、第6日に準決勝が行われ、第1試合で大阪桐蔭(大阪第1)、第2試合で桐蔭学園(神奈川)が勝利を収めました。
大阪桐蔭は地力の高さが際立つ快勝、桐蔭学園は勝負どころの決定力が光る辛勝です。

昨年4月の選抜決勝と同じカードであり、このときは桐蔭学園が46−26で大阪桐蔭を下しています。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

大阪桐蔭は選抜と前回大会の雪辱に燃える

準決勝でAシードの大阪桐蔭は31−17でBシードの流通経済大柏を下しています。
2大会連続、2回目の決勝進出です。

前半8分に今大会で初めて先制を許しましたが慌てません。
得意のFW戦に徹し、相手のスタミナを消耗させています。
前半は17―12の5点リードで折り返しました。
後半はFWの圧力とBKの揺さぶりで優位に立ち、トライを奪って突き放しています。

流通経済大柏はキックをうまく使いましたが、相手陣で押せません。
息切れし、動きと勢いが鈍りました。

綾部正史監督は「前半はイーブンでいいと思っていた。ボールを動かしていけば相手が疲れてくる」というプランどおりだったと明かしました。
強さだけでなく余裕を感じさせる戦いぶりでした。

大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

⇒2019年1月4日「大阪桐蔭ラグビーは全国一の激戦区を勝ち抜いて花園へ」はこちら。

桐蔭学園は2度目の優勝、初の単独制覇へ

準決勝で互いにAシードの桐蔭学園が46−38で東福岡を下しました。
試合は激しい点の取り合いとなり、同点あり逆転ありの白熱した展開でした。
桐蔭学園が最後に競り勝ち、振り切りました。
3大会ぶり、6度目の決勝進出です。

前半、3分と9分にトライを決めて17点のリードを奪いました。
私がまったく予想しない展開でした。
その後、東福岡の反撃を受け、前半を24−17で折り返しました。

後半、4分と7分にトライを奪われて24−31と逆転されました。
その後は一進一退の攻防が続きます。
10分、15分にトライを決めて逆転し、21分にトライを奪われて1点差に詰め寄られながらも大接戦を制しました。

桐蔭学園は花園で東福岡にこれまで1分け3敗でした。
5度目の対戦で初勝利を挙げました。
体力を消耗したかもしれませんが、決勝へ向けて勢いがついたのも事実です。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独制覇となります。
大阪桐蔭は史上初となる野球部との同一年度アベック優勝に王手をかけています。
桐蔭学園は第90回(2010年度)大会で初優勝を叶えていますが、東福岡と両校優勝でした。

午後2時にキックオフです。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

◆書き加え(1月6日)

東日本勢の単独優勝は国学院久我山が最後

大阪桐蔭は攻撃が強いだけでなく防御(ディフェンス)も固いようです。
毎日新聞の記事からもこのチームが優勝候補の筆頭というニュアンスが伝わってきました。

決勝前日は両チームとも軽めの練習で切り上げました。
やれることはやり終えているのでしょう。

前回大会準優勝の大阪桐蔭はラインアウトや連係の確認に留めています。
前回大会準決勝で敗れ、選抜大会決勝で勝った桐蔭学園はボールを使わない「エア・ラグビー」でした。
パス回しを中心に選手同士の意思疎通力を高めるとともに攻撃の形を確認しています。
ラグビーは試合が始まると監督がフィールドに入れません。
選手たちが自ら考え、自ら行うことが決め手です。

桐蔭学園は花園で一度も勝てなかった東福岡とのAシード対決を制して決勝進出を決めたことが大きな自信につながると思います。
東福岡には第90回大会(2010年度)の決勝で終盤に追いつかれ、無念の両校優勝です。

当時は日本代表FB松島幸太朗(現サントリー)という飛び抜けたスター選手を擁した世代でした。
しかし、藤原秀之監督は大会登録メンバー30人の総合力はいまのほうが上だと考えているようです。
ことさら継続ラグビーを打ち出すのも「リーダーシップを取れる人間がそろい、まとまっている」と評しているからです。
ただし、FWの体格は大阪桐蔭と比べられないくらい差があります。

東日本勢の単独優勝は第77回大会(1997年度)の国学院久我山(東京)が最後となります。
昔は東京(久我山)に暮らして国学院久我山を応援し、いまは神奈川(横浜)に暮らして桐蔭学園を応援する私としてはそろそろ東のチームに勝ってもらいたい。
私は東北勢(秋田工・盛岡工など)が強かった時代もぼんやり覚えています。

第98回大会(2018年度)決勝は大阪桐蔭が優位に立っているように思いますが、勝負の行方は実際にぶつかってみないと分かりません。
両チームが持ち味を出し切る好試合を期待します。

◆書き加え(1月9日)

大阪桐蔭が26−24で桐蔭学園を下し初優勝

決勝が行われ、「桐蔭対決」は大阪桐蔭が26−24で桐蔭学園を下し、13度目の出場で初優勝を収めています。
得点を眺めれば、桐蔭学園のゴールキック(GK)1本で両校優勝、ペナルティゴール(PG)1本で逆転優勝という大接戦です。
平成最後の大会にふさわしい激闘だったのは確かですが、とりわけ後半は大阪桐蔭がフィジカルの差で攻撃でも防御でも優位に立っていました。
破壊力を感じさせるくらいです。
地元の桐蔭学園を応援する私が期待した「ひょっとしたら・・・」は起こりませんでした。

大阪桐蔭は甲子園も花園も強かった。

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紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり

米国デザイナーが試合での衣装を絶賛
紀平梨花自らもデザインと機能に関与

ニューヒロインを引き立てる舞台装置

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目でいきなりグランプリ(GP)シリーズ2連勝を収めた勢いでGPファイナルまで制し、スターダムに駆け上がりました。
平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワが出場していたことも世界中の脚光を浴びるうえで幸運でした。
ニューヒロインの誕生にはそれを引き立てるこうした舞台装置も必須となります。

選手ですので勝たないと注目を集められないのは確かですが、私は強さに加えて美しさも評価されたと思います。
前後の跳躍と着氷を含め、トリプルアクセルをクリーンに決められる選手は決して多くありません。

しかし、彼女の最大の魅力はこのブログで幾度も記した「スケーティング」にあると考えており、見ているだけで引き込まれます。
凛とした品格と伸びやかな迫力が備わっています。
「絶品」と呼べる身のこなしは天性の美意識と強靭な体幹から醸し出されるものでしょう。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

紀平梨花は血液型がいかにもO型という「おおらかさ」を感じさせます。
同時に、「繊細さ」を感じさせます。
両極端の気質を合わせ持つことが、スケーティング全体にナチュラルな美しさを生んでいます。

SPは夢のなかの少女、かわいく甘美

その紀平梨花が演技と直接関わらないところでも美しさを称えられています。
米国のファッションデザイナーが試合で着用しているコスチュームに言及しています。

ショートプログラム(SP)はドビュッシー「月の光」であり、やわらかな調べは「夢のなかの少女」です。
私には丈を短くしたネグリジェにも思えます。
「人形のようでかわいい」「ベイビーブルーとライラックの色合いが好き。フリルのついた衣装は甘美でゴージャス」とカラーとデザインをほめました。
パジャマみたいな丸いえりは紀平梨花が考案したようです。
ファッションセンスというかデザインセンスにも秀でています。

FSは大人の気配、クール&シック!

フリースケーティング(FS)はジェニファー・トーマス「ビューティフル・ストーム」。
激しい稲妻(雷鳴)から始まります。
少女を思わせるSPと対照的に、FSは大人の気配が漂います。
カラーは濃い紺、デザインはクール&シックです。
「シャープでスパンコールは明るさがあり、ビューティフル・ストームに沿った雷が基本。
上品。わずかに左右非対称のスカートに濃淡」とほめました。
このコスチュームを着用したFSは先日の全日本選手権を含め、すべて1位です。
きわめて験(げん)がいい衣装ということになります。
四大陸選手権も世界選手権も1位の得点でしょう。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

バレエ・ダンス「チャコット」の衣装

トップ選手はたいてい1シーズンごとにコスチュームを新調します。
紀平梨花は今シーズンからバレエ・ダンス用品の総合メーカー「チャコット」の衣装を着用しています。
曲調や振付にマッチするよう、本人もデザインに関与しました。

デザインと機能性をブラッシュアップ

紀平梨花は「完全主義」であり、それは全日本選手権でのスケート靴の調整にも十分に表れました。
納得のいく演技を行うため、細かい部分にも並々ならぬこだわりを見せます。
それは衣装にも及び、しかもデザインに留まりません。
大きな意味のスケーティングのしやすさ、なかでも高難度ジャンプの跳びやすさがむしろ中心です。
ファッションデザイナーが踏み込めない領域、立ち入れない聖域といえます。
当然、選手個々で感覚が異なります。

紀平梨花は女子シングルで最高難度のトリプルアクセルを跳びます。
SPで単発、FSでコンビネーションと単発です。
回転軸や空中姿勢に影響しないように左右差をなくすだけでなく、機能性を高めています。
実際に着用してその場で回転するなどしてみて、デザイナーにさまざまな要望を出してブラッシュアップに努めています。
紀平梨花は着心地がとても気に入っています。

私は愛らしさが似合うSPもさることながら、体と滑りの美しさが引き立つFSのコスチュームが好きです。
どちらも彼女のスケーティングと演技の魅力を存分に際立たせています。

(2019年1月3日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

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紀平梨花は初詣で何を祈願したのか

トリプルアクセルはスケート靴のお陰
会話を交わし、祈りを捧げる

敵なし4戦4勝で迎えた全日本選手権

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目、初出場のグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を果たしました。
オリンピックを別にすれば、世界フィギュアスケート選手権に次ぐ国際大会です。
しかも、平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワを圧倒しています。
敵なしの4戦4勝ですから、この時点で世界一になっています。

その紀平梨花が全日本フィギュアスケート選手権2018に出場しています。
前回大会ではジュニアながら3位に食い込み、潜在能力の高さが知られるところとなりました。
全日本選手権4連覇中の濱田美栄コーチ同門の先輩・宮原知子を超える、それ以前に浅田真央の記録を超える選手の出現にチケットの売れ行きも上々でした。

SPは宮原知子と大差の5位と出遅れ

ところが、ショートプログラム(SP)でつまずき、1位の宮原知子と大差の5位と出遅れました。
最大の得点源である冒頭のトリプルアクセルで派手に転倒しました。
私は跳んだときには大丈夫だと思いましたが、着氷を決められませんでした。
公式練習ではかなりの成功率を保っていましたので、不思議でした。
GPファイナルで記録した世界最高の 82.51点を14点近く下回る67点台です。
この時点で逆転はほぼ絶望的になっています。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

補強して使うスケート靴の不安が的中

実は、本人がGPファイナル直後から全日本選手権直前まで漏らしていた「スケート靴」の不安が的中しました。
約3〜5か月ごとの交換時期を迎えていましたが、補強しながら使っていました。
使い古して寿命間近になり、足首付近の革が軟らかくなりすぎてジャンプで踏ん張りが利きにくくなっていたのです。

足下が覚束ないだけでなく、今シーズン前半の疲労蓄積とGPファイナル後の人気と期待の爆発的な高まりによる重圧も影響しているはずです。
おそらく心身ともに一杯いっぱいでした。

きつく締めすぎて右足首の自由を失う

本人によれば、トリプルアクセルはややきつめに、それ以外のジャンプはきつめにテープを巻く必要があるとのこと。
どちらもスムーズに跳べるようにするための調整は至難のようです。

試合に臨むに当たり、スケート靴の上からテープを巻いて固定しました。
しかし、直前の6分間練習で緩みを感じ、右だけを巻き直しました。
それが、完全に裏目に出ました。
きつく締めすぎて右足首の自由を失い、トリプルアクセルの失敗につながっています。
スタート位置についたときに気づきましたが手遅れでした。

次に跳んだ3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションも後ろが2回転になっています。
3本のジャンプのうちの2本でミスが出ては低得点も致し方ありません。

SP直後に靴の調整を反省点に挙げる

紀平梨花は演技直後にスケート靴の調整の失敗を反省点として挙げています。
そして、フリースケーティング(FS)での巻き返しへ向けて克服すると誓いました。

公式練習ではトリプルアクセルを跳んではテープを巻き直しました。
さらに、濱田美栄コーチがリンクサイドで撮影する映像をチェックし、改善に努めました。
他の高難度ジャンプを含め、高い成功率を得ています。

そして、FSで2本のトリプルアクセルを決めました。
GPシリーズ第4戦「NHK杯」で 154点以上を記録しました。
国際スケート連盟(ISU)非公認記録ながら 155点以上を叩き出しました。
しかし、足下をかすかに気にしているせいか、本来のスケーティングでなく、GOE(出来栄え点)でも演技構成点でも伸ばしきれません。
SPでついた得点差を引っ繰り返すには、結果から眺めると 160点ほどが必要でした。

⇒2018年12月31日「全日本フィギュア女子シングルは得点に違和感」はこちら。

シニア1年目でGPファイナルと2冠となれば、浅田真央が届かなかった偉業となりましたが逃しています。

安藤美姫はアバウトに「まあいっか」

元世界女王・安藤美姫がフジテレビの番組に出演し、自らの経験を語っています。
彼女もよくテープを巻いて出ていたそうです。
しかし、「まあまあな感じでグルグルしておけばいっかというスタンス」でした。
それに比べ、紀平梨花はアバウトでないという趣旨の発言をしています。

確かに紀平梨花は16歳と思えないほど冷静で細心です。
不安な要素を一つずつ取り除き、納得のいく状態で試合に臨みます。
なのに珍しくSPで崩れました。

全日本選手権で味わった苦い経験を世界フィギュアスケート選手権2019に生かすはずです。
会心の演技で世界の頂点に立ってくれるでしょう。

「感謝の気持ちしかないスケート靴」

スケート靴がぴたっとくる。
それは高難度ジャンプを成功させる前提条件ということが分かりました。
トリプルアクセルを代名詞とした浅田真央もしばしばスケート靴に言及していました。

紀平梨花は大会後に報道陣に対し、「スケート靴に感謝の気持ちしかない」と話しました。
失敗はスケート靴のせいと勘違いされることを防ぐ意味合いもあったように思います。
FS当日は「きょうもお願いします」と語りかけ、ご利益がありました。

日数はわずかかもしれませんが、正月休みを取っています。
きっと「初詣」も行っています。
今シーズンは四大陸フィギュアスケート選手権2019と世界選手権を残しています。
新しいスケート靴がしっくりするように祈りを捧げていることでしょう。

ひょっとすると紀平梨花は日々、スケート靴と会話を交わしているのかもしれません。
「疲れた」「痛い」などのつぶやきも聴き取っているはずです。

(2019年1月3日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月4日)

紀平梨花はどうやら大晦日と元日の2日間しか休みを取らないようです。
「仕事始め」ならぬ「練習始め」が1月2日です。
他の選手もそうなのかもしれませんが、凄い。
(ある意味で家族も大変です。)

全日本選手権で調整に苦労したスケート靴は新調するとか。
ブレード(刃)の位置調整を行うことがスタートです。
四大陸選手権も世界選手権もこれを履いて滑るのでしょう。

◆書き加え(1月6日)

初詣は自宅近くの「広田神社」、おみくじは「吉」でした。
むろん、必勝祈願です。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月31日「全日本フィギュア女子シングルは得点に違和感」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

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大阪桐蔭ラグビーは全国一の激戦区を勝ち抜いて花園へ(決勝当日更新)

大阪桐蔭ラグビーはタレントぞろい
高校ラグビー優勝候補筆頭はここか

フィジカルの強さと得点力の大きさ

大阪桐蔭は第98回(2018年度)全国高校ラグビー大会で東福岡と桐蔭学園とともにAシードになっています。
花園の地元、全国一の激戦区となる大阪を勝ち抜いたチームですので優勝候補として名前が挙がっています。
(大阪は「地区」という言葉が使われますが、「枠」という意味です。)
筆頭(本命)と見なす声も多くあります。

タレント選手がそろい、フィジカルの強さと得点力の大きさを誇ります。
フォワード(FW)の平均体重が95kgだそうです。
東福岡に次いで高校日本代表候補が多いのが特色です。

玉島に圧勝で2年連続準々決勝進出

元日に3回戦が行われ、大阪桐蔭は玉島を圧倒して2大会連続、4回目の準々決勝進出(8強入り)を果たしました。

試合開始わずか30秒、初戦(2回戦)に続いてノーホイッスルで先制トライを決めました。
前半で7トライを重ね、45−0で折り返しました。
後半に入っても攻撃の手を緩めずに7トライを奪い、90−0という大勝でした。
相手が気の毒なくらいです。

大阪桐蔭は残り3戦を見据えてスタメンを入れ替えました。
就任13年目の綾部正史監督は「バランスよく30人で戦う」と語っていました。
多彩で豊富な持ち駒を存分に活用し、総合力で勝負します。

準々決勝で報徳学園と近畿勢対決へ

3日に行われる4回戦(準々決勝)の組み合わせ抽選で、桐蔭学園は第2試合でBシードの報徳学園と近畿勢同士の対戦になりました。
(試合は第1グラウンドです。)

大阪桐蔭は昨年の高校ラグビーで東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、昨年の高校選抜ラグビーで桐蔭学園に敗れ、いずれも準優勝に甘んじました。
とりわけ高校ラグビーでは東海大仰星に後半8分で10点差をつけながら逆転を許し、悲願の全国制覇を逃しています。
この苦い経験も踏まえて攻撃だけでなく、守備にも力を入れてきました。

今大会でリベンジ(雪辱)を果たし、昨夏の甲子園で優勝した高校野球に続きたいところです。

(1月2日執筆)

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

⇒2019年1月1日「常翔学園強し、高校ラグビー花園で上昇&常勝へ」はこちら。

⇒2019年1月3日「東福岡はトライを量産、高校ラグビー優勝候補筆頭」はこちら。

◆書き加え(1月3日)

奥井章仁の縦への突進力は化け物クラス

4回戦(準々決勝)で大阪桐蔭が38−17で報徳学園を危なげなく下しました。
やはりFWがでかく、強い。
さらに、パワーだけでなくスピードでも群を抜きます。
(ここまでの戦いぶりからすると大阪桐蔭が一番強そうです。)

何と 107圓竜霏里鮖つフランカー(FL)奥井章仁が相手の防御線を突破しました。
縦への突進力は化け物クラスであり、ディフェンスを軽々と弾き飛ばします。
圧倒的な存在感を放つ逸材です。

大阪桐蔭は6トライで力の差を見せつけ、2大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めました。
綾部正史監督は「満員の環境で試合を行え、チームとして成長できている」と語りました。
ただし、流通経済大柏については情報がないとしています。

◆書き加え(1月5日)

大阪桐蔭は快勝で桐蔭学園と桐蔭対決へ

準決勝でAシードの大阪桐蔭は31−17でBシードの流通経済大柏に快勝しました。
2大会連続、2回目の決勝進出です。

前半8分に今大会で初めて先制を許しましたが慌てません。
得意のFW戦に徹し、相手のスタミナを消耗させています。
前半は17―12の5点リードで折り返しました。
後半はFWの圧力とBKの揺さぶりで優位に立ち、トライを奪って突き放しています。

流通経済大柏はキックをうまく使いましたが、相手陣で押せません。
息切れし、動きと勢いが鈍りました。

綾部正史監督は「前半はイーブンでいいと思っていた。ボールを動かしていけば相手が疲れてくる」というプランどおりだったと明かしました。
強さだけでなく余裕を感じさせる戦いぶりでした。

決勝の相手は準決勝で互いにAシードの東福岡を29−44で下した桐蔭学園になります。
昨春の選抜決勝に続く「桐蔭対決」です。
大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独優勝となります。
大阪桐蔭は史上初となる野球部との同一年度アベック優勝に王手をかけています。

◆書き加え(1月9日)

大阪桐蔭が桐蔭学園との激闘制し初優勝

平成最後の全国高校ラグビー決勝は「桐蔭対決」となり、大阪桐蔭が26―24で桐蔭学園を下し、13度目の出場で悲願の初優勝を飾りました。
大阪桐蔭は前回大会決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に逆転負けを喫した悔しさを晴らしました。
また、春の選抜決勝で桐蔭学園に完敗を喫した雪辱を果たしました。
同一年度では史上初となる甲子園と花園の優勝を遂げました。

前半は桐蔭学園のパスワークとバックスの展開力に翻弄されてリードを許しています。
しかし、大阪桐蔭はFWの体格が断然勝っていました。
浮足立つことなく、後半はフィジカルの強さを前面に押し出して戦いました。
接近戦や密集戦にこだわり、相手が嫌がるモールなどで圧倒しています。
また、堅いディフェンスと激しいタックルで圧力をかけつづけ、桐蔭学園の攻撃を封じました。

どちらのチームも一年間、決勝戦に照準を合わせて相手を研究してきました。
この点でも大阪桐蔭が上回っていました。
綾部正史監督は選手の成長に感無量の様子で「感謝しかない」と語りました。

大阪勢は平成の30大会の半数の15回で頂点に立っています。

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東福岡はトライを量産、高校ラグビー優勝候補筆頭(更新)

東福岡ラグビーの印象は「強い」の一言
レギュラーはおおよそ高校日本代表候補

個々の能力の高さと展開力の大きさ

東福岡は第98回(2018年度)全国高校ラグビー大会で大阪桐蔭と桐蔭学園とともにAシードになっています。
毎年のように優勝候補として名前が挙がり、しばしば筆頭(本命)と目されています。
私の印象は「強い」の一言。
トライを量産し、ラグビーの試合と思えないほどの得点で他チームを圧倒します。
相手は戦う前に戦意を喪失しかねません。

私は福岡では他校の名前を思い浮かべられません。
九州で眺めると、37年連続の佐賀工、33年連続の大分舞鶴に及びませんが、19年連続ですので無理もありません。
東福岡はフィジカル(体格)を含め、選手の能力が突出して高いチームです。
(例年より体格は小さいようです。)
部員は百人を大きく超えており、層の厚さは群を抜きます。
レギュラーメンバーはほぼ高校日本代表候補になるくらいです。
こうした個々の強さに加えて、展開力の大きさも武器です。

第96回以来となる7度目花園制覇へ

毎年勝って不思議でありませんが、決勝や準決勝でまま大阪のチームに敗れます。
私はその理由がよく分かりませんが、激戦の大阪ほどトップクラスのチームと他流試合で揉まれる機会が多くないからでしょうか(推察)。

とはいえ、福岡もラグビーが盛んな土地柄であり、激戦区です。
そこでは「敵なし」の状態です。
東福岡は第96回(2016年度)以来となる7度目の花園制覇を目指しています。

八幡工戦では余力を残しながら大勝

元日に行われた3回戦で東福岡が八幡工に12トライを奪う猛攻で80−7と大勝しました。
藤田雄一郎監督は「いいアタックが何度かあった」と一定の手応えを得ましたが、次戦へ「ミスを減らしたい」とチームを引き締めました。
初戦(2回戦)に続いてハンドリングミスなどが出ました。
格がまったく違いましたが、八幡工は執念の1トライを奪いました。

一方的なゲーム展開に中盤以降はリザーブ選手を次々に投入し、準々決勝以降の3試合を見据えて余力を残しました。
13大会連続18回目の準々決勝進出(ベスト8入り)を決めています。

準々決勝で長崎北陽台と九州勢対決

3日に行われる4回戦(準々決勝)の組み合わせ抽選で、東福岡は第1試合でBシードの長崎北陽台と九州勢同士の対戦になりました。

フッカー(HO)福井翔主将は「九州で高め合ってきた相手と花園の舞台で戦えることはうれしい」と笑顔で語りました。
一方、長崎北陽台のナンバーエイト(No.8)山添圭祐主将も「春の九州大会の新人戦から決勝で戦ってきた東福岡と最後に花園の第1グラウンドでやれてうれしい」と話しました。
ちなみに、Bシードの長崎北陽台は公立校で唯一8強に残りました。
立派です。
「ここまで来たらベスト4、優勝と目指したい」と意気込みました。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

⇒2019年1月1日「常翔学園強し、高校ラグビー花園で上昇&常勝へ」はこちら。

◆書き加え(1月3日)

藤田雄一郎監督は桐蔭学園戦へ引き締め

4回戦(準々決勝)で東福岡が40−12で長崎北陽台を下し、九州勢対決を制しました。
互いに手の内は知り尽くしています。
東福岡のバックス(BK)がスピード豊かな展開力を発揮しました。
後半6分で7点差に詰め寄られましたが、13分にトライで突き放し、さらに3トライを奪いました。

藤田雄一郎監督は勝利のターニングポイントに前半の防御を挙げました。
しばらく劣勢が続きましたが、粘り強いディフェンスで乗り切りました。
後半勝負というゲームプランどおり、無失点で前半を折り返しています。
快勝と呼べるでしょう。

東福岡は6大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めています。
前回はミスが響き、準決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れて連覇を逃しました。

準決勝の相手は昨春の選抜の決勝トーナメント1回戦で34−40で敗れた桐蔭学園です。
藤田雄一郎監督は「うちはBシードに近いAシード。チャレンジしないといけない」とチームを引き締めました(謙遜でしょう)。

◆書き加え(1月5日)

逆転も実らず、点の取り合いで競り負け

準決勝で東福岡が38−46で桐蔭学園に敗れました。

東福岡は立ち上がりに17点のリードを許しました。
私が考えもしなかった展開です。
ここから東福岡が反撃し、前半は17−24で折り返しました。

後半はモールを軸に主導権を握り、7分に31−24とリードを奪いました。
しかし、逆転も実らず、桐蔭学園にトライやPGを奪われ、激しい点の取り合いで競り負けました。

藤田雄一郎監督は「点数的には形になっても完敗」「ブレイクダウン(密集での攻防)の精度の高さやスピードの差を考えると、相手が2枚くらい上手」とのコメントを出しています。

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小西泰聖主将の桐蔭学園が花園準々決勝で天理と激突(更新)

東の横綱・桐蔭学園のキャプテン
SH小西泰聖がチームの先頭

桐蔭は15人一体の継続と展開のラグビー

桐蔭学園は西高東低の高校ラグビー界のなかで「東の横綱」と呼ばれてきました。
相撲界では「東の横綱」は格上ですが、桐蔭学園は東日本の横綱という意味です。
(大阪勢や福岡勢と互角に戦えそうな唯一の東日本のチーム。)

桐蔭学園は第98回(2018年度)全国高校ラグビー(冬の花園)で悲願の単独優勝を目指しています。
日本代表フルバック(FB)松島幸太朗(現サントリー)を擁した第90回(2010年度)に東福岡と31−31で両校優勝を成し遂げました。
前回は準決勝で準優勝の大阪桐蔭(桐蔭学園と無関係)に敗れ、4強に留まりました。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

桐蔭学園はシーズンごとの選手の傾向や特性により変わることがありますが、基本的には15人が一体となる継続と展開のラグビーが持ち味です。
そして、今シーズンはフォワード(FW)とバックス(BK)をつなぐスクラムハーフ(SH)の小西泰聖(こにし・たいせい)が主将を務め、チームの先頭に立っています。

日本のラグビー界を引っ張る逸材の一人

小西泰聖は近い将来の日本ラグビー界を引っ張っていく逸材の一人として注目されてきました。
身体は身長が 167cm、体重が72kgと小兵(こひょう)です。

中学までスタンドオフ(SO)でしたが、高校からSHへ転向しました。
桐蔭学園では1年からレギュラーの控えに名を連ねました。
パスの正確さ、速さと長さに秀でており、チャンスと見ればディフェンスの隙を突く判断力も備えます。
さらに 100メートル11.4秒のスピードも武器としています。

昨年10月にユース五輪7人制に日本代表として出場して計6トライを奪い、初の銅メダル獲得に貢献しています。
南アフリカとの予選リーグ初戦で7−12の後半5分、自陣のスクラムからボールを持ち出すと、相手に一度も触らせない圧巻の約90メートル独走トライを決めました。
「自分の強みのスピードが世界の舞台でも通用して自信になった」と語りました。

が、この大会で右ひざを負傷し、帰国後3週間は治療に専念しています。
神奈川県予選の決勝では慶應を相手に先制トライを挙げるなどしてチームを奮い立たせ、37−14で勝利を収めました。

藤原秀之監督は桐蔭学園を率いて17年目です。
かつての教え子、昨年8月に大学生でただ一人の日本代表候補に選ばれたSH齋藤直人(早稲田大3年)を引き合いに出し、「総合力では齋藤のほうが上だが、パスや走る速さなどの能力では小西のほうが上かもしれない」と高く評価しています。

選抜で花園敗退の大阪桐蔭に雪辱果たす

桐蔭学園は前回、準決勝で大阪桐蔭と対戦しています。
7−12のビハインドから、64次の連続攻撃を仕掛けましたが、最後は無念のペナルティを犯してノーサイドになりました。
後5点、残り1メートルが届きませんでした。
小西泰聖は「SHとして攻撃をコントロールできず、自分の力のなさを感じた。成長するきっかけになった」と振り返っています。
また、「負けている時間帯にキャプテンとして声を出してチームを盛り上げることも求められる」と語りました。

他の強豪校に体格で劣る桐蔭学園は年明け、新チームで展開ラグビーの基本となるパス練習を繰り返して行いました。
小西泰聖はどのような状況でもFWとBKにボールをさばけるように毎日投げました。

桐蔭学園は昨年4月8日に全国高校選抜ラグビー(春の熊谷)の決勝で大阪桐蔭とぶつかりました。
前半は風下を選択し、小西泰聖を起点にスピーディな攻撃でディフェンスを崩してリードしました。
後半は一時10点差まで追い上げられましたが、3トライを奪って突き放し、46−26で雪辱を果たしています。
大会連覇は史上2校目の快挙であり、自身もハットトリックを達成しました。

先輩の思いも背負って悲願の単独制覇へ

桐蔭学園は3年生が今シーズンのスローガンに「磨」を掲げました。
先輩が築いてくれた昨シーズンの「礎」を磨くという意味です。
SH小西泰聖主将は悲願の単独優勝へ「先輩たちの思いも背負って頑張りたい」と意気込みました。

小西泰聖は尊敬する高校の先輩・齋藤直人がいる早稲田大へ進学します。
選抜2冠と初の花園単独優勝を手土産に卒業すると誓いました。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

⇒2018年12月1日「選抜優勝桐蔭学園ラグビー部は冬の花園で激戦区入り」はこちら。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

◆書き加え(1月1日)

石見智翠館に優勝候補とは思えない戦い

3回戦が行われ、初戦(2回戦)と同じく白のセカンドジャージーで臨んだ桐蔭学園が後半の4トライで粘る石見智翠館を突き放し、43−17で勝利を収めました。
終わってみれば合計6トライの快勝で4大会連続13回目の準々決勝進出(8強入り)を決めました。

最初のトライを石見智翠館に奪われ、ハンドリングやラインアウトなどでミスが出てチャンスをつぶし、もたつきました。
最初はまさかの劣勢でした。
前半25分にトライで逆転してからは、危険なプレイがあった石見智翠館にイエローカードが出て数的有利となり、徐々に点差を広げました。
後半開始10分ほどでようやく桐蔭学園らしいトライを3本たたみかけました。
ただし、20分過ぎにトライを2分許してしまいました。

優勝候補と思えない戦いぶりであり、今後の試合に大きな不安を感じさせました。
Aシード校にはもちろん勢いのあるBシード校にも勝てないのでないでしょうか。
1月3日の4回戦(準々決勝)は元日に中部大春日丘を21−10で下した天理です。
大丈夫でしょうか。

◆書き加え(1月3日)

スピードのある天理との準々決勝に自信

小西泰聖主将は準々決勝で天理と対戦することが決まると、「スピードのあるチームなので楽しみ。春の選抜や夏合宿でも関西のチームとやっているので、いつもどおり準備して臨みたい」と余裕の感じられるコメントを発しました。
自信があるのでしょう。

◆書き加え(1月3日)

天理に大苦戦、辛うじてAシードの面目

4回戦(準々決勝)で桐蔭学園が44−29で天理を下し、Aシードの面目を保ちました。

風下を選んだ前半は3トライを奪われました。
しかし、スタンドオフ(SO)津田貫汰が2本のペナルティゴール(PG)を決めるなどし、20−19の1点リードで折り返しています。

風上に立った後半はキックを積極的に使って優位に進めました。
3分と8分にトライを奪い、一気に流れを引き寄せました。
終盤に懸命な追い上げを見せる天理を振り切りました。

天理は兄貴分の天理大が全国大学選手権で9連覇中の帝京大を倒して決勝進出を決めています。
それに続きたいと望んでいたはずであり、さぞかし悔しかったでしょう。

藤原秀之監督は試合後、天理の針の穴を通すようなパスを絶賛しました。
互いにトライが5本ずつでしたので、厳しい表情を崩していません。
結局、SO津田貫汰が3本のPGを含むキックの機会をすべて決めたことが勝利につながりました。
この苦い経験を次へ向けて生かしたいと語っています。

準決勝の東福岡戦へ課題を克服できるか

桐蔭学園は4大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めました。
しかし、私は前半の戦いぶりを見て桐蔭学園が負けるだろうと肝を冷やしました。
天理が強いという噂は聞いていましたが、ここまでの苦戦を強いられるとは意外です。
(見る側ははらはらしても、選手は冷静に試合を組み立てていた可能性がないわけでありません。)
それにしても、あっさりと失点しており、東福岡と戦えるかどうか心配です。

なお、東福岡はFWの平均体重が89.2圓△蠅泙后
が、例年より小さめであり、どうにもならないほどの強さまでは感じません。
BKがいいのでしょう。
私は希望を捨てていませんが、中1日で課題を克服できるかどうか。

◆書き加え(1月5日)

東福岡と大接戦、大阪桐蔭と桐蔭対決へ

準決勝で互いにAシードの桐蔭学園が46−38で東福岡を下して決勝へ進みました。
試合は激しい点の取り合いとなり、同点あり逆転ありの白熱した展開でした。
桐蔭学園が最後に競り勝ち、振り切りました。
3大会ぶり、6度目の決勝進出です。

前半、3分と9分にトライを決めて17点のリードを奪いました。
私がまったく予想しない展開でした。
その後、東福岡の反撃を受け、前半を24−17で折り返しました。

後半、4分と7分にトライを奪われて24−31と逆転されました。
その後は一進一退の攻防が続きます。
10分、15分にトライを決めて逆転し、21分にトライを奪われて1点差に詰め寄られながらも大接戦を制しました。

決勝の相手は準決勝でBシードの流通経済大柏を31−17で下したAシードの大阪桐蔭になりました。
昨春の選抜決勝に続く「桐蔭対決」です。
(このときは46−26で下しました。)
大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独優勝となります。
桐蔭学園は第90回(2010年度)大会で初優勝を叶えていますが、東福岡と両校優勝でした。

◆書き加え(1月9日)

小柄の桐蔭学園に勝ってほしかった・・・

桐蔭対決は桐蔭学園が24−26で大阪桐蔭に敗れました。
得点を眺めれば、桐蔭学園のゴールキック(GK)1本で両校優勝、ペナルティゴール(PG)1本で逆転優勝という大接戦です。
しかも、ゲームとしては逆転負けになります。
奪ったトライも相手と同じ4本です。

平成最後の決勝にふさわしい激闘だったのは確かですが、とくに後半は大阪桐蔭にフィジカルの差で圧倒されました。
私は破壊力さえ感じました。

体格で劣る桐蔭学園はパスでも動きでもスピードで対抗しようと考えていました。
しかし、大阪桐蔭はタックルが激しく、防御が堅く、攻撃を止められました。
また、勝負どころで密集戦を仕かけられ、モールで押されています。

SH小西泰聖主将は、終了の笛に天を仰ぎました。
SO津田貫汰は前半22、28分のトライで得た難しい位置からのGKを外しました。
PGを含め、準決勝までは驚異の成功率で勝利に貢献してきました。
「大事な場面で外した」と自らを責めました。

藤原秀之監督は「点差より実力の差があった」と冷静に受け止めました。
ラグビーは格闘技でなく球技とし、「ランニングラグビーこそ真骨頂」とボールスキルに磨きをかけてきました。
「選手が継続ラグビーを貫いてくれた」と伝統スタイルで戦ったフィフティーンを称えました。

ワールドカップ(W杯)で小柄の日本チームは大柄の海外チームと戦います。
地元ということもありますが、W杯も念頭に置きながら観戦した私は15人でボールを動かす桐蔭学園に勝ってほしいと思っていました。
が、期待した「ひょっとしたら・・・」は起こりませんでした。
大阪桐蔭は甲子園も花園も強かった。

とはいえ、桐蔭学園は最近10年で最多タイの5度目の決勝であり、立派です。
どうか選抜3連覇を成し遂げてください。

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常翔学園強し、高校ラグビー花園で上昇&常勝へ(更新)

全国高校ラグビーの優勝候補に踊り出る
常翔学園ラグビー部が強い

大阪工大高時代の4回を含めて優勝5回

第98回全国高校ラグビーは元日に3回戦が行われます。
私が強いと感じるのが「常翔学園」です。
全国屈指の強豪高であり、4年連続37回目の出場です。

常翔学園は大阪工大高時代の4回を含めて優勝5回を誇ります。
最近では2012年度、第92回大会を制しました。
ほかに選抜で優勝1回、7人制で優勝2回を収めています。

工大魂が復活、破壊力抜群の縦への突進

常翔学園は昨年11月18日に行われた大阪第3地区の決勝で前回優勝の東海大大阪仰星を54−7と圧倒しています。
私はここまでの一方的な試合展開になったことが不思議でした。

前回2回戦敗退後に大阪工大高時代の練習メニューを復活させていました。
タックルバッグへ突進を繰り返し、縦の突破を徹底的に磨きました。
春先は選抜に出場できずにもたつきましたが、故障者も戻っていました。

常翔学園は東海大大阪仰星の屈強なディフェンス(DF)に真っ正面からぶつかりました。
激しい当たりで優位に立ってボールを素早くつなぎ、後半だけで6トライを挙げています。
「工大魂」が復活し、破壊力がよみがえりました。

チャンスメイクの核、No.8石田吉平

神出鬼没の動きでチャンスメイクの核となるのが、ナンバーエイト(No.8)石田吉平です。
野上友一監督から抜群のスピードと勘のよさを買われています。
本人も「動き出してからの初速には自信がある」と豪語しています。
身長は 168僉体重は74圓半兵(こひょう)ですが、鋭いステップと弾丸みたいなランが持ち味です。
昨年10月にユース五輪7人制に日本代表として出場し、銅メダル獲得のメンバーとなりました。
小学校6年生だった2012年度の全国制覇で歓喜する紺赤ジャージーに憧れて入学しました。

石田吉平の爆発力がチームに弾みをつけます。

11トライで桐生第一を圧倒、上昇気流へ

1回戦で米子工に 110点差の完封劇を演じた初出場の桐生第一を初戦(2回戦)で67−0と圧倒しています。
早々に勢いに乗ると手を緩めず、計11トライを奪いました。
強くて速い縦の攻撃に加え、フォワード(FW)とバックス(BK)が一体となってパスをつなぎ、左右にも展開しています。
課題の守備でも無失点に抑え、上昇気流に乗りました。

LO梁本旺義主将は6年前の優勝を再現

実は、常翔学園が優勝を飾った2012年度も大阪の決勝で同じ相手を倒して花園に出場しました。
LO(ロック)梁本旺義主将は「6年前もその勢いに乗って日本一になっています。僕たちも同じ道を歩もうと思っています」と話しています。
ちなみに、初めてラグビーを見たのがそのときだったそうです。
野上友一監督への恩返しを誓っています。

昭和締めに続く平成締めで常翔は常勝へ

昭和最後の高校ラグビーは大阪工大高(常翔学園)と茗渓学園の両校優勝でした。
1989年1月7日、決勝戦当日朝、天皇陛下がご逝去されました。
日程の順延も困難という判断から試合中止の連絡が入ったのは宿舎を出発する直前でした。

平成最後の元日に常翔学園は黒沢尻工、茗渓学園は長崎北陽台と対戦します。
常翔学園は平成最後の高校ラグビーも優勝で締めようとしています。
野上友一監督は試合ごとに選手が力をつけ、チームが強くなっているという手応えをつかんでいます。

常勝軍団へ、Bシードの常翔学園が第98回全国高校ラグビーの優勝候補に躍り出てきました・・・。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

◆書き加え(1月1日)

黒沢尻工に冷や汗、次戦は流通経済大柏

常翔学園が3回戦で黒沢尻工と対戦し、冷や汗をかかされています。
得点は50−28でしたので、ぎりぎりに追い詰められたわけでありません。
油断でなく気負いがあり、選手が空回りしたようです。
トライも許しています。

4回戦(準々決勝)は京都成章を45−14で下した流通経済大柏です。
初の4強入り(準決勝進出)を目指し、チャレンジャーの立場でぶつかってくるはずです。
たやすい相手でありません。

◆書き加え(1月3日)

流通経済大柏に終盤で悪夢の大逆転負け

4回戦(準々決勝)で常翔学園が14−19で流通経済大柏に敗れています。

恥ずかしい話ですが、私は前半半ば過ぎに常翔学園が2トライ・2ゴールを決めたところで勝負の行方が決まったと、動画の視聴をやめました。
一方的な展開を好みません。

が、夕方に結果を知って驚きました。
常翔学園はその後、得点が止まっていました。
後半は風上に立ちましたが、流通経済大柏のアタックに守備が対応できませんでした。
17分から26分まで10分ほどの間に3トライ・2ゴールを決められて大逆転負けを食らいました。
常翔学園にとっては残り4分での悪夢でした。

野上友一監督はトライを2本しか取れなかったことを敗因に挙げました。
攻め込んだ前半で決め切れませんでした。

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和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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面白くないジョークの会会長 

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