7日のブログで、「学んでいるのに報われたという実感を持てないのは、縁を生かせていないからではないか」と述べた。
さて、それは何ゆえか―。
自分が「得る」ことばかり考えるためである。
こうした姿勢は、周りに伝わる。
したがって、周りが避けるようになる。
となると、がんばるしかない。ますます、遠ざかる。
努力が孤立する悪循環である。出会いをとてもつくれない。
独りで懸命に回るコマを見るようで、本人より周りのほうがつらい…。
ところが、自分が「与える」ことを考えると、周りが近づいてくる。
向こうから縁が押し寄せるので、自分でがんばらなくても、周りに動かされたり運ばれたりする。
ただし、むやみに流されることはない。まして、自分を失う心配はいらない。
なぜなら、自分が周りに与えられることは限られており、そこには志や意思などが色濃く反映されている。
だから、“お返し”も自分を反映している。
出会いが自ずと深まっていく。
学んで報われないとしたら、お気の毒なことである。
…「目標設定」の大切さを知る人は多い。
だが、大半は、自分が得る目標を立てている。学習プランやキャリアプラン、ライフプランなどの類である。
しかし、周りに与える目標を立てている人は、あまりいないのではないか。

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