いつ頃からだろうか、私たちの周りは「情報」や「知識」だらけになった。
当然だが、「知識社会では、知識産業は滅びる」。
空気を「カネ」に変えることはできない。
従来の知的サービスは、いかなるものも“無料化”する。
「え、あなたは知識産業で働いている?」。
大丈夫、心配はいらない…。
それを無料化した企業は、今後の知識社会で勝者になれる。
21世紀にふさわしい「ビジネスモデル」を築くこと。
それにしても夢みたい…。
早晩、新聞や雑誌、それとソフトはタダで手に入る。
まあ、ある意味で正常なことである。情報やソフトは、私たちにとって目的でなく、手段にしかすぎない。
それを用い、何を得たかに関心が移っていく。
高度で専門的なものを除き、たいがいの情報やソフトは自由に使えるように…。
知識産業を営む側からすれば、利用者数という「量」を競うなら無料にする。
逆に、有料にこだわるなら利用価値という「質」を競う。
…知識の提供にあぐらをかき、その成果に責任を負わない企業が、顧客から“対価”をもらいにくくなる、健全な時代がやってきた。

Copyright ©2007 by Sou Wada

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