営業分野のコンサルタントとインストラクターという仕事柄、数え切れない「出会い」があった。
ところが、目の回るような忙しさに、文字どおり「心が亡ぶ」状態に陥っていた。せっかくの出会いを生かせないまま、いたずらに齢を重ねる…。
それに気づいた私は、50代半ばにしてようやく出会いを大切にするようになった。
人は、だれそれとの「接点」とか、どこそことの接点といった話をよく口にする。
実は、接点を見出すのは、さほど難しくない。
しかし、接点は、はかないものである。どちらかの思いが変わるか関心が移ろうだけで、簡単に消える。
したがって、接点を見出したからといって、うまくいくわけでない。まして豊かさや幸せを実感するには至らない。
両者のつきあいや取り組みを揺るぎないものとし、それを永続させるには、あらかじめ「交点」を築いておく必要がある。
…私はこの夏、ジョイントベンチャーの実質的なスタートを切ろうとしている。
ついては、私が重要視するのは一つ。
「接点を耕し、交点と成す」。
それが出会いを生かすことにつながろう。

人気ブログランキング ←応援クリック、いま何位?
毛筆で味わう