私は長らく「営業」の教育と指導に携わってきた。
その際の拠りどころは、第1に自分の経験であり、第2に他人の事例である。
私は、いまも現役として営業活動に取り組んでいる。
また、十余年にわたって「営業実践大学」を主宰し、トップセールスパーソンから極意を学びつづけてきた。
営業力を磨きたい、営業を極めたいとの思いが人一倍強い。
…私が営業にとことんこだわるのには、ワケがある。
フリーランスの経験が長く、収入の保障がない世界でやっていくうえで、「営業力」が不可欠だったからだ。
ちょっと大げさに言うなら、営業活動は“命がけ”で行う。
私にとり、その商談に失敗することは、自分と家族が路頭に迷うことを意味した。
営業成果が生計に直結したのである。
また、40歳で「本」を出そうと思い立って出版社へ飛び込み、執筆の機会を受託した。
さらに、その本を携えてセミナー会社へ飛び込み、講師の仕事を受託し、今日に至っている。
ちなみに、いま原稿の仕上げにかかっている「企画本」は、引き受け先が決まっているわけでない。
単行本として書店の店頭に並ぶかどうかは、今後の出版社への営業如何である。わくわくする。
あ、私は出版社の依頼を受け、本を書くことはしない。短い人生なので、心から著したいと思うものに留めている。
…私にとり、営業とは仕事の成績を伸ばすのみならず、職業人生を切り開く根源的な行為である。
すなわち、自ら働きかけて“出会い”を創出し、それを結実させること!
「営業の本質は、人との接触にある」。
むろん、リアルの世界で…。
バーチャルの世界に頼った成功は、幻のようにはかない。
営業力を身につけるなら、人として、起業家として、経営者として、それなりの豊かさと幸せを手に入れられる。

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