今週、池袋の中堅企業で「提案営業研修」を行った。
ここは社員が70名で、典型的な縮小市場に直面する。
和田創研では、「2日×4回=8日間」を基礎コースと位置づけている。
先方が業務の繁忙期に入っているため、変則的なスケジュールとなった。
今回は、第1回の1日目の講義だけ。残りは、年末から来年にかけてだろうか…。
企業にとり、提案営業の導入は、営業変革はもとより、商品・事業改革、マーケティング改革、経営改革を促す。
この会社は、2011年に株式公開を目指していることもあり、間接部門の責任者なども立ち会った。
一般にIPOを標榜すると、その日を境に、社員の意識と意欲が別物になる。
どうすれば事業が儲かり、会社が伸びるか、つねに考えるようになる。
一人ひとりの目線が、経営レベルに一気に引き上げられる。持ち株やストックオプションの楽しみが与えられるからか。
当日の受講態度は真剣そのものだ。
どうか一丸となって頑張り、それに見合ったご褒美を手にしてもらいたい。
サラリーマンが会社から支給される給料と退職金は限られており、老後の不安を拭い去れない。
私は、この会社の株式公開をお手伝いするつもり。
清い「志」と正しい「目標」に則して推進される限り、IPOは歓迎すべきである。
それは、雇用の創出や日本経済の活性化にもつながる。
なお、今回の研修でお世話になった事務局の方からご丁寧なメールをいただいた。差し障りのない範囲で紹介しよう。
「お世話になります。昨日は私どものためにわざわざご足労いただき、ありがとうございました。
大変迫力のあるご講義を伺うことができ、感謝申しあげます。
管理部の一員として「提案営業」をいかに自分のものとして取り込み、それを実践していくか、おおいに考えさせられた次第です。
先生のご講義の随所に『ありがとうございます』という言葉が散りばめられていたことも印象的でした。
人の心に訴える話法を肌で感じました。
心よりお礼申しあげます」。
こちらこそお礼申しあげます。末永いおつきあいをお願いいたします。

↓ 応援クリック、いま何位?
人気ブログランキング  にほんブログ村 経営ブログへ  経営BlogRankers  ビジネスブログ100選