アイデアは資質でない。ましてセンスでない。
どちらもなくても大丈夫!
話としては単純で、「考える人ほどひらめく」。
経営や業務、仕事に関わるアイデアをひねり出す最大の条件とは、考えつづけること。
発想は、粘り強さの勝負となる。「潜在脳」が関与するためである。
夢の中にまで現れるようなら、いいアイデアは思いつく。
では、なぜ考えつづけられるか。
自社への危機感、そして次世代への愛情がそうさせるのだ。
したがって、オーナー社長がもっともひらめく。
例えば、本田宗一郎、稲盛和夫…。
かたや、自分がいる間はやっていければと思う管理者やベテランはまったくひらめかない。
オーナー社長でも、いったん守りに入るとひらめかなくなる。
また、政治が悪い、景気が悪い、業界が悪い、競合が悪い、顧客が悪い、社員が悪い…。
自責の念を忘れ、他責の念に固まるとひらめかない。
何かおかしいと感じつつ、これまでのやり方を続けるのが関の山である。
さて、もう一つ、「持たざる人ほどひらめく」。
徒手空拳で、事を起こそうとする人はしばしばひらめく。
例えば、カネがなく、志に燃える起業家である。現実の行動を起こそうとすると、ひらめくほかにない。
かたや、恵まれた環境に浸かっている人はめったにひらめかない。
例えば、裕福な家庭の育ち、有名な企業の社員…。
ひらめかなくてもそれなりにやっていけるから、当然である。彼らを責めてはいけない。
それは、美田を残した親が悪い、ぬるま湯にした社長が悪い。
…結局、挑む姿勢、戦う姿勢が優れたアイデアを生み出す。

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