このブログで月曜日に紹介したパスタンテこと山崎誠氏から、その直後にメールをいただいた。
札幌でスター・ターンアラウンド・パートナーズを設立し、代表兼事業再生コンサルタントとして活躍する。
そういえば、きのうは小川誠氏の「創造性」に関するコメントを紹介した。
お二方とも「誠」。
うーん、不思議…。
きょうはコンサルタントのありようについて―。
                    ◇
先ほどブログを拝見しました。
私のコメントを取りあげてくださり、ありがとうございます。
一読し、和田先生は私の心の動きを何から何までお見通しのような印象を受けました。
とくに、次のくだりです。
「ただし、当人(コンサルタント)は金持ちである必要などないが、あまりにも貧しいとしたら、いただけない。それでは説得力を持てない…。」
和田先生のレベルに程遠いのですが、私がセミナーでしゃべるときは「コンサル殺し・鏡の法則」を披露しています。
それは、コンサルタントの言うことを、「鏡」のように切り返すということ…。
「これで儲けましょう!」と言えば、「じゃあ、おまえの会社は儲かっているんだな?」。
「さあアイデアを出しましょう!」と言えば、「じゃあ、おまえはアイデアの5つ6つは出せるんだな?」
「これで幸せになりましょう!」と言えば、「じゃあ、おまえは幸せなんだな?」。
「これしきのことで3人ほどコンサルタントが即死しました」と説明します(笑)。
…当然ですが、「幸せな人しか、人を幸せにできません」。
同様に、幸せなコンサルタントしか、クライアントを幸せにできないのです。
基本は、自分が幸せであり、自社が儲かっていること。
それを実践できない限り、クライアントの信任は得られないでしょう。
…私が手がける事業再生や経営改善は、だれにでもできる仕事というわけではありません。
したがって、誇りと自信を持ち、手数料をチャージします。
ただし、お客様が支払う際の負担をなるべく軽くするように配慮しています。
例えば、融資がおりたときにいただくなどです。
和田先生と直接お話したわけではありませんが、何か同じ価値観、同じ心の温度といったものを感じます。
勉強になりました。ありがとうございました。
私は、悩める中小企業の頼れるパートナーとして、札幌そして北海道経済の活性化に貢献していく決意です。
またブログを拝見させてください。
                    ◇
以上。
精神的にも肉体的にも大変な負荷がかかる仕事ですので、健康にお気をつけください。
余談ですが、実績を積み、さらに銀行とパイプを築けると、案件が降ってくるようです。
営業活動の苦労がほとんどなくなります。
そのためにも、自社が儲かっていることが前提になります。
よくご存知だと思いますが…。
さて、和田創研は、創業17年の歴史を持つ。
この間、私はよく社員に諭したものである。
講師やコンサルタントとして得意先を訪れると、社長や役員などから「先生」と呼ばれる。
先方がグリーン車やタクシーを手配し、夕食の席まで用意してくれることがある。
至れり尽くせりの対応に、初めは襟を正し、心を引き締めるのだが、半年、1年と慣れが出てくる。
やがて、「自分は偉い」といった錯覚が生まれる。
例えば、研修の場で受講者へ発した容赦ない指摘は、エコーのように己に跳ね返ってこなくてはならない。
「あなたが講師として普段言っていることを、そっくりそのまま自分に向けるだけでよい」。
「それができなければ、あなたはプロフェッショナルの道を歩み始められない」。
だが、それを分からせるには、かなりの根気を要した。
…リストラの嵐が吹き荒れていた頃、大手企業の社内講師が私どもにしばしば就職を打診してきた。
皆一様に職歴を誇る。
確かに、呆れるほど多彩な講義をこなしている。
そこで、私―。
「人に教えるのはいいとして、それをあなたは行えますか」。
途端に表情が曇る。
「教室での集合研修だけでなく、私どもは現場での実地指導がとても多いですよ」。
そそくさと帰り支度に入る。
二度と連絡はない…。
悲しいかな、これが実情である。
頭でっかちは最悪!
自らの実践と実績が厳しく問われる。
それが成果責任を負うコンサルタントという職業である。
奥は深い。
精進を重ねるべし。