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私は先週水曜日、横浜メディア・ビジネスセンター6階に置かれた「SBI大学院大学」を訪ねた。
目的は、施設の視察と授業の打ち合わせである。
高い建物の少ない横浜・関内でひときわ目立つビルだ。
なかに神奈川新聞社やテレビ神奈川などが入っている。
さて、ドアを押すとすでに内装工事が終わり、什器や家具などが整っていた。
入口がロビー、横が図書室、その横が講師室。
突き当たりが事務局、横がアシスタントデスク、その横が医務室。
そして、奥が教室。
コンパクトながら、学生数に見合った十分なスペースが確保されている。
私は和田創研ごと、ここに引っ越してきたくなった。それくらい知的かつ快適な環境である。
世の中に新しい学校がデビューすることを実感させられる。
ちなみに、11月下旬、文部科学省の認可がおりた。
現在は来年4月の開校へ向け、カリキュラムの中身の作成などが着々と進められていた。
SBIホールディングスの寄付により設立され、同時期に認可を受けた学校法人SBI大学により運営されるとか。
以下に、SBI大学院大学について紹介しよう。
◇
「新産業クリエイター」を標榜するSBIグループは、産業育成と並び、「人材育成」に取り組む。
同グループを率いる北尾吉孝が、理事長と学長を兼ねる。
資源に乏しく、まして人口が減る日本では、人材こそが最大の資源である。
その育成を図らずして、国際競争力の維持・向上は叶わない。
同校は、北尾吉孝の社会貢献への考え方から、倫理的価値観と科学的経営理論を具備した「人物の育成」を基本方針とする。
「徳育」と「実学」の2本柱―。
まず、知識を詰め込む「知育」でなく、人間力を磨き抜く「徳育」を重んじる。
経営リーダーに欠かせない人間学を、中国古典や日本近代思想などに則して教育する。
そして、最先端の経営学の知見も取り入れた「実学」を重んじる。
経営プロフェッショナルに欠かせない、単なる理論でない実践力を体系的に養成する。
同校が育成を目指す「有為の人材」とは、次のとおり―。
1.倫理的価値観と実行力をともなった「胆識」を備える。
2.一企業の利益に留まらず、広く経済・社会に貢献しようとする「志」を有する。
3.ビジネスにおける高度な「専門性」を備える。
4.国際的な「視野」を持つ。
同校は、早期育成という観点から、社会人経験者を対象とし、幅広く入学志願者を募集する。
働きながら受講できるよう、授業はインターネットを利用した「eラーニング」が前提になる。
ただし、一部科目に限って教員と対面する、通学制の授業とする。
授業の大半は、時間と場所の制約を受けることがない。
当然、学生同士、学生と教員の交流は図られる。
同校の概要は次のとおり―。
1.名称:SBI大学院大学
2.学長:北尾吉孝
3.学科名:経営管理研究科/アントレプレナー専攻
4.形態:専門職大学院(通信教育)
5.学位・称号:経営管理修士(専門職)
6.運営法人:学校法人SBI大学
7.入学定員:正科生80名(春40名・秋40名の2回募集)
8.修業年限:2年
9.修了要件:40単位以上
「理想の学び舎」を実現し、未来を担う人材を輩出する。
◇
以上。
同校から巣立った学生は、かならずや日本と世界の経済・社会に活力をもたらすことだろう。
私が協力を決意したのは、徳育と実学により「人物を育てる」という北尾吉孝の考え方に深く共感したから…。
この思想に基づき、同校は授業に「営業」をしっかりと組み込んだ。倍の2単位。
MBAとしては異例なのでは…。
私は年明けから授業内容をオリジナルで創りあげる。
せっかくの機会なので、私が長らく行ってきた「提案営業研修8日間コース」を再編集するやり方はしたくない。
これまで、カリキュラムの実践性と具体性は高い評価を得てきたが、より科学性を強める。
むろん、カリキュラムの根幹は変わらない。
なぜなら、私の営業に関する信念が土台になっているからである。
要は、いままでどおりコンサルティングセールスの思想と、ソリューションセールスの技術を指導するつもり。
私は、起業家(アントレプレナー)にどうしても営業力を身につけてほしい。
会社の創設期には、率先して「トップセールス」を展開しなくてはなるまい。
会社の成長期には、増える社員に対して営業を指導しなくてはならない。
概して、ベンチャーは営業がひ弱であり、市場の関心や顧客の注目が薄れると、あっけなく挫折することが多い。
ベンチャーは継続できなければ、起業の志を遂げられず、社会への貢献も果たせない。
…ところで、明治大学に5年間も在籍して卒業できなかった私が、まさかMBA(社会人大学院)で授業を受け持つようになるとは、夢にも思わなかった。
まして、SBI大学院大学の教員は、同校の設立趣旨と教育方針に沿って選び抜かれており、その顔ぶれは第一人者が揃っている。
大学の教授やその経験者を極力外したのだろう。
私の実務家としての愚直な努力と実績が認められたわけで、感慨深いものがある。
今回のきっかけは、「読売経営セミナー」を受講してくださった女性の紹介によりもたらされた。
これまでの職業人生を振り返り、私は節目で東大とリクルートの出身者から貴重な「縁」をいただいている。
心より感謝したい。
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私は先週水曜日、横浜メディア・ビジネスセンター6階に置かれた「SBI大学院大学」を訪ねた。
目的は、施設の視察と授業の打ち合わせである。
高い建物の少ない横浜・関内でひときわ目立つビルだ。
なかに神奈川新聞社やテレビ神奈川などが入っている。
さて、ドアを押すとすでに内装工事が終わり、什器や家具などが整っていた。
入口がロビー、横が図書室、その横が講師室。
突き当たりが事務局、横がアシスタントデスク、その横が医務室。
そして、奥が教室。
コンパクトながら、学生数に見合った十分なスペースが確保されている。
私は和田創研ごと、ここに引っ越してきたくなった。それくらい知的かつ快適な環境である。
世の中に新しい学校がデビューすることを実感させられる。
ちなみに、11月下旬、文部科学省の認可がおりた。
現在は来年4月の開校へ向け、カリキュラムの中身の作成などが着々と進められていた。
SBIホールディングスの寄付により設立され、同時期に認可を受けた学校法人SBI大学により運営されるとか。
以下に、SBI大学院大学について紹介しよう。
◇
「新産業クリエイター」を標榜するSBIグループは、産業育成と並び、「人材育成」に取り組む。
同グループを率いる北尾吉孝が、理事長と学長を兼ねる。
資源に乏しく、まして人口が減る日本では、人材こそが最大の資源である。
その育成を図らずして、国際競争力の維持・向上は叶わない。
同校は、北尾吉孝の社会貢献への考え方から、倫理的価値観と科学的経営理論を具備した「人物の育成」を基本方針とする。
「徳育」と「実学」の2本柱―。
まず、知識を詰め込む「知育」でなく、人間力を磨き抜く「徳育」を重んじる。
経営リーダーに欠かせない人間学を、中国古典や日本近代思想などに則して教育する。
そして、最先端の経営学の知見も取り入れた「実学」を重んじる。
経営プロフェッショナルに欠かせない、単なる理論でない実践力を体系的に養成する。
同校が育成を目指す「有為の人材」とは、次のとおり―。
1.倫理的価値観と実行力をともなった「胆識」を備える。
2.一企業の利益に留まらず、広く経済・社会に貢献しようとする「志」を有する。
3.ビジネスにおける高度な「専門性」を備える。
4.国際的な「視野」を持つ。
同校は、早期育成という観点から、社会人経験者を対象とし、幅広く入学志願者を募集する。
働きながら受講できるよう、授業はインターネットを利用した「eラーニング」が前提になる。
ただし、一部科目に限って教員と対面する、通学制の授業とする。
授業の大半は、時間と場所の制約を受けることがない。
当然、学生同士、学生と教員の交流は図られる。
同校の概要は次のとおり―。
1.名称:SBI大学院大学
2.学長:北尾吉孝
3.学科名:経営管理研究科/アントレプレナー専攻
4.形態:専門職大学院(通信教育)
5.学位・称号:経営管理修士(専門職)
6.運営法人:学校法人SBI大学
7.入学定員:正科生80名(春40名・秋40名の2回募集)
8.修業年限:2年
9.修了要件:40単位以上
「理想の学び舎」を実現し、未来を担う人材を輩出する。
◇
以上。
同校から巣立った学生は、かならずや日本と世界の経済・社会に活力をもたらすことだろう。
私が協力を決意したのは、徳育と実学により「人物を育てる」という北尾吉孝の考え方に深く共感したから…。
この思想に基づき、同校は授業に「営業」をしっかりと組み込んだ。倍の2単位。
MBAとしては異例なのでは…。
私は年明けから授業内容をオリジナルで創りあげる。
せっかくの機会なので、私が長らく行ってきた「提案営業研修8日間コース」を再編集するやり方はしたくない。
これまで、カリキュラムの実践性と具体性は高い評価を得てきたが、より科学性を強める。
むろん、カリキュラムの根幹は変わらない。
なぜなら、私の営業に関する信念が土台になっているからである。
要は、いままでどおりコンサルティングセールスの思想と、ソリューションセールスの技術を指導するつもり。
私は、起業家(アントレプレナー)にどうしても営業力を身につけてほしい。
会社の創設期には、率先して「トップセールス」を展開しなくてはなるまい。
会社の成長期には、増える社員に対して営業を指導しなくてはならない。
概して、ベンチャーは営業がひ弱であり、市場の関心や顧客の注目が薄れると、あっけなく挫折することが多い。
ベンチャーは継続できなければ、起業の志を遂げられず、社会への貢献も果たせない。
…ところで、明治大学に5年間も在籍して卒業できなかった私が、まさかMBA(社会人大学院)で授業を受け持つようになるとは、夢にも思わなかった。
まして、SBI大学院大学の教員は、同校の設立趣旨と教育方針に沿って選び抜かれており、その顔ぶれは第一人者が揃っている。
大学の教授やその経験者を極力外したのだろう。
私の実務家としての愚直な努力と実績が認められたわけで、感慨深いものがある。
今回のきっかけは、「読売経営セミナー」を受講してくださった女性の紹介によりもたらされた。
これまでの職業人生を振り返り、私は節目で東大とリクルートの出身者から貴重な「縁」をいただいている。
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