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「このままじゃ、うちはつぶれるかもしれない」。
社長がエレベータのなかでつぶやいた。
そして、この一言から数年に及ぶ全社改革の口火が切られた。

横山博氏今週火曜日、東京・神保町のジェイックのセミナー会場をお借りし、営業実践大学を開催した。
大学セミナーのゲストは、業績急降下で経営危機に陥った共立メンテナンスを「仮説提案営業」の導入により乗り切った伝説の営業管理者・横山博氏である。

さらに、氏はこの営業変革の取り組みを、マーケティングや事業、そして業務の抜本的な見直しを含めた全社改革のムーブメントへ高めた。
「進化する下宿屋」
ついにライバル不在のビジネスモデルを創造し、そして強固な経営基盤を構築した。

受講風景講義はパワーポイントによるスライドショーで行われた。
通常は数分の休憩をはさむが、当日は80分のぶっ続けとなった。聞く側が苦にならない。
横山氏が淡々と、しかも理路整然と話すものだから、同社の営業変革と全社改革がスムーズに運んだように思われる。

しかし、そんなことは絶対にありえない。
経営から現場まで、従来のやり方を全否定したのだから。
平たく言えば、何もかも逆にしてしまった。
いくら信念を持って推し進めたとしても、想像を絶する抵抗があったことだろう。

横山氏は穏やかな口調で講義を締め括った。
根っからの革命家であり、かつ頭脳の明晰な氏にして、しばしば壁にぶち当たるという。
そんなときに拠りどころとするのは、倫理法人会の創設者、滝口長太郎の「打つ手は無限」である。
以下に紹介しよう。
                      ◇
打つ手は無限
滝口長太郎

すばらしい名画よりも、
とてもすてきな宝石よりも、
もっともっと大切なものを私は持っている。

どんな時でも、どんな苦しい場合でも、
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。
懇親パーティ1
何か方法はないだろうか、
何か方法はあるはずだ、
周囲を見回してみよう。

いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。
何故なら打つ手は常に無限であるからだ。
                      ◇
以上。

講義の最後に、口から心臓が飛び出るくらい大胆な発言!
次なる変革への決意だったと思うが、さらっと語ったので、私は聞き漏らしてしまった。
近い将来、横山氏の経歴に新たな革命の1ページが加わるのでないか。

懇親パーティ2なお、今回は女性が2名参加してくれた。再入会らしい。
一会員としてとてもうれしいし、また理事長としておおいに助かる。
ぜひ継続して学んでいただきたい。

当日のゲストと参加者の皆さまに対し、心よりお礼を申しあげる。

Copyright ©2008 by Sou Wada

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