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私は講師・コンサルタントの仕事に携わり十余年、タクシーでの移動が染みつき、足腰がすっかり衰えてしまった。
もし体力測定を受けたら、体力年齢は65歳以上の高齢者になるに違いない。
筋肉や関節が錆びついて痛みが走り、満足に体を動かせないのだ。
したがって、運動量がますます減り、血行がさらに悪くなる。
内臓や脚の辺りが氷のように冷たい。
長らく体調が優れないまま…。

最近、私が心に留めているのは、筋力回復・強化と健康維持・増進である。
健康は人生の宝の一つ。
だが、それ自体は追いかけにくい。
そこで、私は前者の結果が後者だと考えることにした。
とはいえ、いきなり運動を行うと体を痛め、最悪の状態に陥るだろう。
まず、家の周辺や地元の駅へは“歩く”ようにした。
私にとり劇的な変化である。
しかし、これでは不十分なので、近所へ出かけるときは自転車に乗ろうと決めた。

…先日、折り畳み自転車を買った。
通常は、後輪の前で全体を2つ折りにし、さらにハンドルを折り畳む。
車輪がきわめて小さいので専用バッグ(輪行バッグ)に収まり、クルマに積んだり手で携えたりできる。
移動先での走行や旅行先でのサイクリングに最適だ。
自転車好きならシティサイクル(カゴと荷台のついたタイプ)やシティクロスロードレーサーマウンテンバイクの中間タイプ)を基本とし、折り畳み自転車を補助として用いるのでは…。
いずれにしろ日常的に乗る自転車でない。

私の場合は、あくまで盗難防止のため、自宅マンションのなかに置くことが目的である。
ついては、狭い階段を回るようにして4階(表記は5階)まで運ぶ。
折り畳み自転車を選ばざるをえないが、レジャーなどに携帯しないので「2つ折り」でよい。
これだと、車輪は大きい。その分、重い。

すでに述べたように、折り畳み自転車の大半は車輪がきわめて小さく、必死にこいでも進まない。
また、タイヤが磨り減る。
さらに、ハンドルがふらつく。
およそ実用的でない。
ただし、軽い。アルミフレームはとくに…。

私は、センター北駅前のノースポート・モールくろがねやで買った。
折り畳みは当然高くなると思っていたが、1万円台。
車輪はママチャリより若干小さい程度だから、走行時のストレスは少ないはず。
後日、ネットで調べたら、商品の評価は厳しかった。
「完成度が低く、不具合が目立つ。この自転車に乗ることは、地雷を踏むようなもの…」。
ちょっと怖くなった。
3〜5万円くらいは出さないとダメなようである。

さて、私は自転車を買い、自宅に帰る途中で息が上がり、自転車を降りた。
手で押す自分の横を、おばさんが軽やかに通り抜けていく。
変速ギアが付いているのに情けない。
港北ニュータウンは丘陵地帯を造成している。
緩やかな起伏があちこちにあり、これが自転車だと実によく分かる。
上りは歩くよりずっときつい。
自分の筋肉と体力がいかに落ちているか、いやというほど思い知らされた。
私は学生時代、業務用自転車で新聞配達をやっていた。いまの新聞配達の数倍はハードだった。
それをこなしていた自分が信じられない。

ところで、買った自転車を走らせる機会がない。
確かに不在がちなのだが、せっかく自宅にいても雨の日が多い。
先日の報道によれば、春としては戦後最多の降雨量だったらしい。
地球環境が壊れ、気候が狂っているのか。
焦らず、徐々に体を慣らしていくとしよう。

                      ◇

最近、幻冬舎から「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」という本が刊行された。
著書は、カリスマトレーナーの山本ケイイチ
私は筋トレをしなかったから、ろくに仕事ができなかったことになる。
半分冗談だが、半分本気である。
私がこれまでに接した社長などを振り返ると、思い当たる節が…。

デスクワーク主体のホワイトカラーは50代後半以降、筋トレが必須だ。

Copyright ©2008 by Sou Wada

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