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私はSBI大学院大学(MBA)での講義の収録に備え、コンテンツの作成に追われている。
仕事、仕事、仕事…。
北京オリンピックをテレビ観戦する時間もない。
深夜のニュース番組で結果を知るくらい。
しかし、ダイジェストなのに感動を覚える。
胸が熱くなるのだ。

なぜか?
あくまで私について述べれば、これまでの人生で極限まで挑戦した経験を持っていないからだ。
全身が震えるほどの高揚や達成感を味わったことがない。
自分で行えないと、他人に求めたくなる。
それはソファに横たわり、「プロジェクトX」を観て涙するビジネスパーソンに通じる。
人は、自分の怠惰や不甲斐なさを、他人の努力に感動することで補いたがる。
実際、私は彼らみたいに頑張りたいと思わないし、また頑張れるとも思わない。
どんなに感動しても、行動を起こすに至らない。

                       ◇

ところで、オリンピックの表彰式を見ていて思うことが2つある。

競泳のブレンダン・ハンセン北島康介…。
オリンピックに愛される選手でないと、金メダルは取れない。ましていくつも…。
そうでない選手が表彰台の一番高いところに上ることはない。

柔道の表彰式…。
一人敗者のようにうつむく選手がいる。
勝ってもらう銅メダル。負けてもらう銀メダル。
何という皮肉。
恐らく、一番悔しいのは2位である。
柔道ほどでないにしろ、競泳の銀メダリストも同じような心境かもしれない。

Copyright ©2008 by Sou Wada