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上期の収益が予想以上に悪化している。
とくに利益は半減どころか、一気に赤字転落も…。
いま大半の企業では、大慌てで下期の予算を見直している。
接待費やタクシー代などもってのほか。
必要な支出まで削ろうとしている。

したがって、私どものような法人営業は地獄を味わうことになる。
新たな受注が非常に難しくなりそう。
それだけで済まない。
すでに決まっていた案件の先送り、といっても無期延期など、これまでの苦労が水の泡となる事態も起ころう。

上期に業績予測の下方修正を発表したところも少なくない。
対応が素早いが、そうした企業でさえ、年内、年明けと下方修正を繰り返すはず。
収益下落のスピードが尋常でないからだ。

また、中堅企業や大手企業でも人員整理が本格化する。
バブル後の経験から正社員の採用を抑えてきたので、かつてのようにリストラ一色という事態にならないと思うが…。
なかには新卒の採用中止に踏み切る企業も出てこよう。

かたや、生活者は物価上昇と賃金低下の二重苦のなかで、生活費の切り詰めをさらに徹底させる。
必要なモノまで買おうとしない。
個人消費が毎日、毎日縮んでいく。
メーカーは大変、流通は地獄。

10月1日に猛烈不況入りか。
きょうで幕を閉じる企業はどれくらいか。

                       ◇

1〜2年前、多くの社長や役員、営業関係者は増収増益と浮かれ、過去最高の決算と騒いでいたというのに…。

もっとも、この時期に営業を鍛えておいた企業は、悠々と年を越せるだろう。

かつて松下幸之助が発した。
好況よし。不況さらによし。」。
来週水曜日、私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学公開講座でこの名言を取り上げ、レクチャーを行う。

あっ、松下電器が10月1日から看板(社名)を変える。

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