東証株価の持ち直しにもかかわらず、実体経済は悪化している。
年末の12月、年明けの1月、年度末の3月と、月を追うごとに不況が深まる。
ドッカーンと落ち込むのは年度初めの4月。
企業の予算が前年の業績に基づいて、さらにその推移や傾向を踏まえて編成されるから当然だろう。
この先、法人営業は想像を絶する厳しさを味わうことに…。
その一人である私もびくびくもの。
売り上げをつくれない営業関係者は職場をどんどん追われよう。

                       ◇

すでに企業の倒産が急増している。
テレビの報道番組に、詰めかけた債権者を前にして“土下座”する社長の姿がたびたび映し出されるようになった。
追い討ちをかけるように罵声が飛ぶ。
経営トップの責任はきわめて重大。
どんなに持てはやされても、ひとたび会社をつぶすと滅茶苦茶にこき下ろされる。
自業自得とはいえ、見ていられない。
崖っぷちに追い込まれている社長は他人事でないはず。
零細企業を経営する私はもとより。

昨今は一時的に資金繰りに行き詰まった企業の「黒字倒産」まで目立つのだとか。
当座の決済資金のメドがつかずに…。
こうしたご時勢なので金融機関に余裕がなくなった。
リスク管理を徹底させ、融資基準を厳格化せざるをえない。
資金需要の高まる年末、年度末は何が起こるか分からない。
非常に怖い。

Copyright ©2008 by Sou Wada

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