すでに師走も半ば。
年を越せるか、越せないか。
ぎりぎりの資金繰りを強いられる中小・中堅企業の社長は少なくない。
どこもかしこも危ない。
リストラをすれば寒空に社員を放り出すことに…。
しかし、そうしなければ会社が潰れ、全員が職場を失うことに…。
社長は手遅れになる前に苦渋の決断を行わなければならないときもある。
わずかなためらいが取り返しのつかない最悪の事態を招く。
社長などなるものでない。

さて、年明けから強いはずの製造業を含め、猛烈な不況に突入しそう。
工場では減産、減産、また減産…。
マスコミでは年度末へ向け、連日のように業績の下方修正が報じられる。
それも日本を代表する企業が2度、3度…。

しかも政治は機能停止。
自民党はとっくに壊れているし、民主党はまったく当てにならない。
戦後最大の経済危機だというのに両党とも“政局”にしか関心がない。
景気がよくなる材料はほとんど見当たらない。
落ちるところまでひたすら落ちるのだろうか。

派遣社員や期間従業員などの契約打ち切りが相次ぎ、報道番組が「雇用クライシス」なる言葉を使いはじめた。
これも本格化するのは年明けから。
企業も個人もサバイバルの真っ只中に置かれる。

                       ◇

少し先の話になるが…。
私は経営コンサルタントして、名古屋と大阪で社長や取締役など経営トップを対象にした講演会を行う。
主催はいずれも三菱UFJリサーチ&コンサルティング。日本最大の三菱東京UFJ銀行グループのシンクタンク。
年明け2月は景気が厳冬状態のはず。
受注低下、販売不振は一段と深刻化していよう。
演題は「営業強化・収益向上・不況克服、12の鉄則」
テーマは「景気に左右されない営業の構築」。
悩める社長は、営業見直し・テコ入れのヒントがかならず得られるので、ご参加いただきたい。

トヨタ頼みの名古屋はトヨタ系部品メーカーなどが急降下。
仕事をくれない親など接待していられない。
橋下徹知事のもとで行財政改革へ突き進む大阪は多くの中小・零細企業が崖っぷちに立たされている。
維新にともなう痛みは半端でない。
もっとも今回の大不況は、東京も含めた全国を瞬く間に飲み込んだ。わずか3か月。いい地域はどこにもない。
日に日に闇が深くなるばかり。

ちなみに、は年末年始休暇を返上し、都心のホテルで 「個別経営相談」に応じる。
大晦日と三箇日も休まない。事前予約制
どうか経営革新・再生を果たしていただきたい。

Copyright ©2008 by Sou Wada

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