やはりと言うべきか、私が暮らす港北ニュータウンの家電量販店戦争に決着がついた。
再建屋雑記帳0662ヤマダ電機の高笑いが響いている。
週末や祝日はもちろん、平日でも駐車場に入るクルマの列ができる。
品揃えもさることながら価格競争力が抜きんでているのだろう(私は一度も足を運んでいない)。
毎日が“特売日”なのか。
ホームページを見たら、正式名称は「テックランドNew港北センター本店」。
「周辺道路が込み合いますので、ご来店の際には道路情報をご確認ください。」とある。
これは親切なのか。

エディオンヤマダ電機は、港北ニュータウンでは先にノジマ(センター北)とエディオン(センター南)に大型店を出させたうえで、そのちょうど中間点に巨大店を出した。
どう見ても、潰しにいっている。
ライバルに出店を諦めさせるのでなく、出店させてから閉店に追い込めるなら、相手のダメージは大きい。
そうなると、恐れをなして大型店は進出しないはずだから、エリアを丸呑みできる。
再建屋雑記帳0663十分な利益を上げるのは、それからでも遅くない。
ヤマダが通った後にはペンペン草も生えないと言われるゆえん。
圧倒的な体力を持つところしか取れない戦略である。

ヤマダ電機が入るのは、「LuRaRaこうほく」というショッピングセンター。
再建屋雑記帳0664同店が核テナントだが、運営主体はどこだろう?
私のような年寄りは舌を噛んでしまって「るらら」と言えない。
また、大渋滞を引き起こして当然という設計になっている。

余談ながら、これだけ複合商業施設が増えると淘汰も激しくなる。
今後は勝ち組とされるテナントが横の連絡を重視しながら入居する図式に変わっていく。
再建屋雑記帳0665つまり、オープン時に決着がついている。
るららにはヤマダのほか、「オーケー」と「ニトリ」などが入る。
この辺だけで前者は3店舗、後者は2店舗ある。
とくにオーケーは大勢の客で賑わう。
ほかの複合商業施設はまったく太刀打ちできない。

                       ◇

愛知で鳥インフルエンザが見つかった。
再建屋雑記帳0666豊橋市のうずら農場。
幸い感染力は弱いらしく一安心。
現下の大不況で、流通業を含めた大半の企業は体力がやせ細っている。
万一流行するようなことがあれば、国民が外出を控えるなどして消費が落ち込み、経済活動が止まる。
となると、「新型インフルエンザ倒産」が相次ぐ。
ワクチン開発よりウイルス変異のスピードのほうが速いというのだから、非常に怖い。

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