この季節になると、私は決まって高田城址公園と高遠城址公園の桜のことを思い出す。

私は新潟県直江津市で直江津小学校の卒業まで暮らした。
後に直江津市は隣の高田市と合併し、上越市となったが…。
直江津駅から2つ目が高田駅で、そこに日本三大夜桜とされる高田城址公園があり、両親に連れられて行った。
桜0331ただし、バスを使ったのでないか。
私は、真っ暗な夜空に燃え広がる桜に息をひそめた記憶がある。
言い知れぬ不気味さを覚えたのだ。

そして、長野県伊那市に引っ越し、伊那中学校に移った。
隣が日本三大桜とされる高遠城址公園のある高遠町だった。
後に合併し、伊那市となったが…。
むろん夜桜も美しいのだろうが、当時は日中に愛でるのが主流だったのでないか?
1度か2度、両親に連れられて行った。
空が桜でびっしりと覆われていた。
そして、文字どおりの桜吹雪。
桜0404私が生まれ育った直江津は豪雪地帯だが、降りしきる雪が桜に変わった状態。
もっと密度が濃く、それが風に流されて顔や服につく。
さらに、地面が桜の花びらのじゅうたん。
あまりの凄さに圧倒され、無口になった記憶がある。
私はうつむき加減に歩いていたのでないか。
きれいという次元を超えており、まして感傷はなかった。

1枚目の写真は、私が暮らす団地の入口で3月31日にデジタルカメラで撮ったもの。
2枚目の写真は、きょう。
これは何分咲きだろう?
今年は開花が早かったが、その後の低温により満開になるのがかなり遅れたようだ。

このブログは桜の悪口でないし、花見の否定でない。
私はいわゆる名所で、爆発的に咲き乱れる桜がどうも苦手である。
子ども心に、生命力とは何と凶暴なものかと思った。

気の小さい私には、団地の入口の桜のように、「あぁ、春だなぁ」と感じるくらいの規模がちょうどよい。

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