経営と人生の名言0209私が講師を務める「営業変革講演」に経営トップや営業幹部が参加する。
また、「提案営業セミナー」にも…。
講義の終了後に名刺交換にやってくる方がいる。
「顧客志向」を土台とした内容に感動してくれたのだ。
経営教本0424私が一貫して説いたのは、自社都合を排除し、顧客志向へ転換することの重要性。
「顧客優先」「顧客第一」・・・。

さて、そうした方から研修のほかコンサルティングなど、仕事をいただくことがある。
例えば、「顧客志向の観点から当社の営業を徹底的に見直してほしい」。
また、昨秋以降の不況で増えたのがホームページに関して。
それを通じた顧客の問い合わせや引き合いが激減し、営業が途方に暮れているのだ。

目をおおう営業活動の実態後日、私は意気込んで乗り込む。
ところが、社長が発する言葉に愕然。
「ここまで築くのは大変でしたので、あまり変えたくないのです」。

経営教本0425「徹底的に…」という決意はどこへ飛んでいったのか?
ホームページに限らず、営業体制や営業組織、営業方法などに関しても同様。
私が行う指導は改善より改革、改革より「革命」。
クライアントに対し、百八十度の方向転換を促すこと。

経営教本0426私が講演やセミナーで述べた「顧客志向」とは、表面の演出でなく、根本の思想である。
相手の希望はこうなのだ。
自社都合でつくったラーメンに顧客志向のスパイスを利かせてもらえないか。
いや、本音はもっと図々しい。
自社都合でつくったご飯に顧客志向のふりかけをかけて覆い隠してくれ。
築いたものは変えたくない。

経営教本0427結局、社長は私の講義をまったく理解できていなかった。
多くの企業にとり、顧客志向へ生まれ変わるのは絶望的な状態である。
その最大のネックが社長なのは間違いない。

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