民主党は衆議院議員選挙後の連立政権を前提に、社民党と国民新党の3党で共通政策として「郵政4分社見直し」を打ち出している。
私が講師を務める「提案営業」の公開セミナーに、郵便事業会社の営業職員がときどき参加してくれる。
民営化前にはなかったこと。
受講後に名刺交換にやってくる方もおり、私が発行する『月刊トップセミナー(講話映像)』を購読(無料)している方も…。

経営と人生の名言0214私の率直な印象を述べれば、彼らは仕事に燃えている。
従来はさまざまな制約があり、いわゆる「営業活動」を推し進められなかった。
まして、顧客に対して踏み込んだ「提案」を行うのは絶望的だった。
旧郵便事業は長らく法人大口需要を民間企業に奪われつづけてきたが、指をくわえて眺めるしかなかった。
ところが、民営化によりそれらを取り戻すチャンスが与えられた。
さらに、顧客のベネフィットにフォーカスし、多彩な事業展開やサービス提供の可能性を追い求められるようになった。
営業セミナー水を得た魚のよう。

私は、郵政4分社見直しの共通政策の発表を聞き、またも政争の具にされる彼らが気の毒になった。
政治の風向きで簡単に経営の根幹がひっくり返るのでは、おちおち仕事もしていられない…。

                       ◇

いよいよ衆議院議員選挙へ。
自民党も内部に意見の対立どころか方向性の違いを抱えている。
しかし、民主党は内部に基本路線の違いを抱えている。
このうえ、社民党と国民新党の3党で連立を組むとなると、日本の再生へ向けた力強い政策の発動に踏み切れるのか、私は疑問に思う。
政権内の利害の調整に明け暮れる?
参議院で単独過半数を得ておらず、そこに国会運営の難しさがあるにしろ…。

民主党は旧来政治の全面的な否定による社会の思い切った建て直しを謳うなら、「単独政権」にこだわるべきでなかったか。
そのほうが有権者にはるかに分かりやすい。
目の前に政権がちらつき、足もとが覚束なくなっている。
はなはだ頼りない。

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