このブログで述べたように、私は期待した各党のマニフェストに失望し、それによる判断を諦めざるをえなくなった。
日本は“非常事態”なのに、未来を託してみるかという気持ちになる政党が一つも見つからない。

私は政治家に対する怒りが収まらず、日曜日は断固棄権すると決めていたが、なぜか血が騒いで思い直した。
投票に行く!
世界には選挙権さえ与えられない国がある。
あまり粗末にしたら、先祖に申し訳ない。

そこで、横浜市都筑区、港北ニュータウンに暮らす私は結論を出した。
神奈川7区は「自民党」の鈴木馨祐(すずき・けいすけ)、比例代表制は「みんなの党」で決まり。
それぞれ一番若いからだ。
選択の理由に、まるでなっていない。
小選挙区については、32歳の鈴木馨祐に対し、民主党の首藤信彦(すとう・のぶひこ)は64歳。
後者の優位は動かないようだ(万一の場合でも比例で復活当選が確実)。

ちなみに、私が神奈川11区に暮らすなら、「民主党」の横粂勝仁(よこくめ・かつひと)で決まり。
国会議員の既得権益、“世襲”が気に入らない。
まして「自民党をぶっ壊す」と公言した元総理の子に1票を投じる気分にとてもなれない。
これも選択の理由に、たいしてなっていない。
あれ、横粂勝仁も一番若い。
自民党の小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)の優位は動かないようだ。

私は確かにいい加減な男だが、それだけでない。
各党のマニフェストで、日本の先行きをイメージできる有権者はいったいどれほどいるか?
見えてこないのだ、10年後、20年後、30年後の国家の繁栄や国民の幸福が・・・。
次世代がやっていける社会になっているか。

ところで、みんなの党は準備期間が短かったせいか、マニフェストは急ごしらえ。
風の便りでは「ばらまかない民主党」なのだとか…。
よう分からん!
自民党から民主党へ流れる票の取り込みを図る?
まさか民主党との連立や民主党への合流を念頭に置いているわけであるまい。

みんなの党は衆院選後、参院選前の「政界再編」を目指すわりに、迫力が感じられない。
私自身は政界再編(野合にあらず)が起こらないかぎり、日本の再生は叶わないと考えている。
しかし、民主党の圧勝で、みんなの党はその受け皿になるとの思惑が外れる?
それとも、自民党と袂を分かつ落選議員が相次ぐ?

◆書き加え1
きょうのブログは5日程前の執筆。
今朝、SNSのマイフレンドが日刊ゲンダイ(8月29日号)の選挙結果予測を教えてくれた。
民主党は290議席、自民党は130議席。
私は、民主党は320〜340議席、自民党は100〜80議席と感じていたので、びっくり。
自民党が選挙戦中盤以降に盛り返したというより、マスコミ報道が民主党の圧勝にブレーキをかける結果になった?

それでも「圧勝」という言葉を使っていい一大勢力になるが…。
民主党は3分の2を下回ると、選挙公約の実現にかなり手間取りそう。
さまざまな壁が立ちはだかり、思いどおり腕を振るうわけにいくまい。

私は投票所で気が変わるかもしれない。

◆書き加え2
中田宏(なかだ・ひろし)前市長の突然の辞職にともなう横浜市長選挙。
政権交代が焦点となる衆院選に関心を奪われ、同日投票なのに盛りあがらない。
だが、投票率は倍近くに跳ね上がる。
こちらは無所属の林文子(はやし・ふみこ)で決まり。
民主党の推薦を受ける。
企業再建に携わるなど、経済界での実績は十分。
それと、亡くなった母と同じ名で、私は親しみを感じる。
選択の理由に、やはりなっていない。

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