きのう夜のNHK番組「スポーツ大陸」。
なかなか見応えがあった。
再建屋雑記帳0761主役は、9年連続200本安打のメジャーリーグ記録を樹立したシアトル・マリナーズのイチロー選手(外野手、35歳、本名鈴木一朗)。
番組では、あまり知られていないイチローの素顔というか本音が紹介された。

本人が明かしたところによれば、重圧に弱い。
これまで記録達成が目前に迫ると、吐き気にしばしば苦しめられてきた。
ファンからお叱りを受けそうだが、私はチャンスに強いバッターという印象を持っていない。

イチローが続ける。
打率に目がいくと、打席から逃げたいという気持ちが出てくる。
再建屋雑記帳0762しかし、安打を増やそうと思うと、打席に立ちたいという気持ちになれる。
イチローが「安打数」を追求する最大の理由である。
減らない安打でなく落ちるかもしれない打率に捉われると、心が折れてしまう。
自分本来のバッティングが崩れることに…。
なるほど。
イチローがボール(悪球)を打ちにいくわけも分かった。
「首位打者」のタイトルは二の次なのだ。



ちなみに、イチローが味わった最大のプレッシャーは、今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦。
宿敵韓国との延長10回表、2死二、三塁のチャンスがチームリーダーのイチローに回ってきた。
再建屋雑記帳0763見事、センター前へ2点タイムリーヒットを放ち、日本を優勝へ導いた。
このシリーズでは不振を極めていたので、喜びはひとしおだったろう。
そして、メジャーリーグ開幕から8戦、胃潰瘍で休場。
イチローがいかに強いストレスを感じていたか。
責任感の塊。

なお、素人の私なりに第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)における日本チームの戦いを振り返り、勝因を探った。
9分24秒の講演映像である。
和田創講演TV社会編「稲作型ベースボール」はこちら。

稲作型ベースボール

イチローの決勝打についても触れている。
どうかご視聴いただきたい。




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