和田創グルメ川柳9月に5連休とは驚き。しかも、これを「シルバーウィーク(SW)」と呼ぶらしい。
知らなかった…。
「敬老の日」が含まれるからか。
「ゴールデンウィーク(GW)」のような期待感の高揚は得られないネーミングだが、秋らしい落ち着きは感じられる。
58歳の私は、敬老の対象になるのか気になってきた。
実生活ではまもなくシニア割引の特典があちこちで使えるはず。

さて、せっかくの大型連休なので旅行へ行きたくなるが、4〜5人の家族だとマイカーでレジャーへ出かけるだけでも相当な出費を覚悟しなければならない。
そこで、ちょっと離れたラーメンの名店に足を延ばしてみてはどうだろう。
若い世代なら、ラーメン屋巡り。
行き先に加えてもらいたいのが私の一押し、横浜・港北ニュータウンの名店「老麺魂(らーめんたましい)」である。
一帯に「ノースポート・モール」「ルララこうほく」「コーナン港北センター南モール」などの複合商業施設が林立し、駐車場も多く、丸1日楽しめよう。

私は若い頃、毎日ラーメンを食べても平気だった。
人間は何とおいしい料理を考え出したものか。
極論すればスープと麺だけなので、奥が深い。

私はいまでもラーメンはかなり好きである。
といっても1カ月に2〜4回食べるくらい。
先の老麺魂へは自宅から徒歩で10分足らず。
月1回前後のペースで通う、静かなファン。
その都度、味に満足して帰る。
魚介の香りを大切にした透明なスープと、気持ち太めの麺の組み合わせが醸し出すハーモニーは絶妙である。
味はさっぱりなのに結構しっかり。
醤油味のほかに塩味のラーメンがあり、つけ麺を食べている人も多い。

こってり系がお気に入りという若い知人は、ここのラーメンがおいしいのは認めるが、自分には物足らないと言っていた。
嗜好により食べ物の評価が異なるのは当然である。
その嗜好を案外左右するのが、年齢。
還暦間近の私には、ここのラーメンがベスト!
やはり自宅から徒歩で15分足らずに一時代を画した「くじら軒」がある。
何年かは日本一と喧伝された。
ここもおいしく、まれに足を運ぶことがある。
しかし、私個人は老麺魂のほうが好み。
きっかけは、高齢のタクシー運転手に「おいしくて、しかも胃にもたれない」と勧められたこと。

私は、老麺魂で醤油味のラーメンしか食べたことがない。
たまには違うものをと思いながら、店内に入るとやはり注文してしまう。
40代半ばから60代半ばの人においしく感じられるのでは?
つまり、さっぱり系を求めるものの、枯れ切ってはいないラーメン好きにぴったり。
また、好みの異なる家族連れ、とりわけ3世代で食べるのにはとてもよい。
好みの割れる職場の仲間で食べるのにも…。
が、老麺魂は皆に迎合したラーメンというわけでない。
つくり手のこだわりが秀逸なスープににじむ。
ただし、魚介の香りが鼻につく人は難しいかも…。

昨秋来の世界同時不況の影響は深刻である。
この名店にして、昼食時の行列が消えた。
比較的最近まで、平日も週末も大勢が並んでおり、ときに1時間以上待たされることもあった模様。
私はおいしいと噂されるラーメン店でも行列する情熱、というか執念を持たない。
いわゆるラーメンおたくでない。

ラーメン業界(こんな言葉があるか?)は競争が激しく、新たな趣向を凝らした店が次々と生まれる。
押し出しが強い店ほど話題に上りやすいのだが、食べるほうは飽きやすい。
ラーメン店が長期にわたって人気を維持するのは至難!
しかも食べるほうは身勝手であり、味を守れば味が落ちたとなじり、味を変えれば味が落ちたとこき下ろす。
千円に満たない大衆食に、なぜ日本人はこれほどうるさいのか。
私は主に同情する。

老麺魂は強い主張のない、優しい仕上がり。
おいしいのはもちろん、ほっとするスタンダード。
ウンチクを垂れたい人やアラを探したい人に向かない。
麺は恐らく手打ちでないが、私には十分。
場所は、北山田交差点の近く、「神奈川日産ニュータウン都筑店」「ホームセンターコーナン港北ニュータウン店」の正面である。
クルマなら、買い物を兼ねてコーナンに駐車するしかない。
老麺魂の駐車場は1台分(不確か)。
地元の人たちに根強く支持される名店なのだ。
ただ、木曜定休のほか、ときに臨時休業も…。

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