日本テレビの世論調査の結果に、私は呆れ返った。
鳩山内閣の猶予期間を1年以内とする人が多数に上ったのだ。
再建屋雑記帳0782新政権が掲げる政策はどれも官僚主導の戦後政治の抜本的な見直しであり、少なくとも任期満了の4年間は必要である。
が、国民はわずか1年で結果を出せと言う。
それは絶対にムリ!
どうしてこんなにせっかちなのか?
衆院選は国政の方向性を定める機会であり、ムード重視のイベントでない。

私は疑問を感じる。
有権者は覚悟もなしに「政権交代」を選択したのだろうか。
再建屋雑記帳0783ならば、バカげている。
先日のブログ「民主、マニフェスト撤回も…」で述べたとおり、民主党に投票した有権者は新政権を育てる義務を負う。
また、民主主義下では、そうでない私も過半数の意思を尊重すべきだろう。
しかし、調査結果を眺めると、来夏の参院選前に鳩山内閣にダメ出しする有権者が増えそう。
悲しい…。

民主党新政権は税金の再分配を自民党政権と思い切って変える。
当面は傷んだ暮らしへの手当てが行われるので、国民からそれほど不満が出ないかもしれない。
再建屋雑記帳0784が、最終的には経済を成長させられないと、財源は枯渇して財政はさらに悪化してしまう。
所得も減少するし、失業率も上昇する。
実は、株価を含めた諸々の経済指標が私たちの心理に与える影響は決して小さくない。
いつまで蜜月関係は保たれるか?

…それにしても、社会がこれほど疲弊しているというのに、私は日本人の“自民党好き”に呆れ返る。
再建屋雑記帳0785国民を幸福にするとの志を置き忘れた自民党に対し、なおかつ再生を期待する有権者が7割に及んだ。
この声は、はたして総裁選の3名の候補者に届いているのだろうか?
正論を吐くのは一人しかいないが、にもかかわらず選出されないらしい。
仕組まれた茶番か?
生まれ変わってもこの程度の自民党だとしたら、さっさと消滅したほうがよい。

Copyright (c)2009 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!