先だって新横浜駅近くの港北社会保険事務所へ足を運んだ。
といっても徒歩で15分。菊名駅や大倉山駅からも同じ。場所が不便だ。
例の「消えた年金記録問題」で、私のもとに社会保険庁から書類が送られてきたが、ラチが明かない。
わが人生0564大昔のことであり、記憶が曖昧というより消滅…。
先方に電話をしたら、火曜日から木曜日まで、午後遅くの時間帯は窓口が比較的空いていると聞かされた。
それでも1時間待ちで、せっかちな私はいらいら…。

ようやく順番が回ってきた。
窓口の方がコンピュータの画面を覗きながら、私にそれとなく質問をぶつけてくる。
恐らく“名寄せ”によるデータが表示されているのだろう。
質問は、私にとり過去を手繰り寄せるヒント。
少しずつ若い頃の暮らし振りが甦ってくる。
それとともに年金記録の膨大な漏れが見つかった。
社会保険庁の書類に記載されていたのは、私が納付した期間の半分に満たないことが判明した。
私は怒らなければならないのに、大喜び…。

それにしても情けない。
窓口の方が「25年・3百カ月の納付が、年金を受け取れる条件です」と教えてくれた。
私は58歳に達しているのに、そして見つかった年金記録を足しあげても、“受給資格”を満たしていないのだ。
わが人生0565厚生年金は70歳まで。
国民年金は60歳まで。納付は、期間が不足する人は70歳まで延長が認められる。

私はまだまだ納付に励まなくてならない。
で、その結果、将来いったいいくら受け取れる?
生活はとても成り立つまい。
“自業自得”とはいえ、老後の不安に一気に襲われた。
港北社会保険事務所を出ると、目の前は真っ暗。
あっ、日が落ちていた。

ところで、私は気に食わない。
年金の納付が1カ月でも不足していると受給はゼロ。
ビールが1本は出てくる“ぼったくりバー”より断然悪質である。
そもそも“金融機関”にカネを積んだのに1円も戻らないということが許されてよいのか。

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