先のブログ「東京オリンピック招致、決選投票!」の続き。
自民党から民主党へ政権交代が起こった。
期待の新政権も前政権と同様、中長期的な経済政策の目玉を持ち合わせていない。
再建屋雑記帳0812このままでは企業業績がさらに落ち込み、雇用はズタズタ、所得もボロボロになりそう。
実際、街角景気は8月以降、悪化の一途…。
鳩山内閣は年末、年度末にかけて支持率が急降下しかねず、となると戦後政治総括の大仕事も挫折…。
日本の景気は重大な岐路に差しかかっている?

オリンピックはスポーツ競技大会にすぎない。
政策でも、まして戦略でもない。
再建屋雑記帳0813が、そこは世界最大のイベント。
オリンピック招致によりもたらされる経済効果はきわめて大きい。
シンクタンクなどが行う試算がどの程度的を射ているか分からないが…。
景気浮揚の“糸口”はつかめる。
そして、開催までの数年間の“カンフル”となる。
息の根が止まろうとしている土木業界や建設業界もいくらか救われるだろう。
私は、政治家が知恵を出せない以上、オリンピックにすがるのが手っ取り早いと思っていた。
東京都がオリンピックを招致できれば、国による下手な経済政策を幾つも束ねただけの威力(インパクト)はあるはずだ。

首都・東京はインフラの活性化と整備を通じ、魅力の再生を図られる。
何といっても日本の顔。
世界各国に看板となる大都市が次々と登場し、東京の競争力が著しく低下した。
再建屋雑記帳0814大きなカネ・ヒト・ビジネスを引き寄せられなくなる。
日本はますます衰退へ…。

今回のオリンピック招致は、国民はもとより肝心の都民の盛りあがりを欠いた。
優先して取り組むべきことがあるという正論のほかに、どうせ成功しないのにムダなことにカネを使ってという諦めがあったのでないか。
しかし、東京が2006年五輪開催地に決定するなら、心理面は一気に好転する。

は業績テコ入れの再建屋という仕事柄、行く先々で自信を失い途方に暮れた顔と出合う。
皆、目が真っ暗だ。
日本に、首都に、東京にいまもっとも必要なのは“明るさ”であろう。

Copyright (c)2009 by Sou Wada

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