東京・多摩に「株式会社美多加堂」という菓子卸がある。
菓子は食品の一部だが、嗜好性がきわめて強い。
地域や季節によりニーズが大きく変わるため、きめ細かなリテールサポート(小売り支援)が欠かせない。
同社は菓子専門問屋として、マーケティングやマーチャンダイジングに関するコンサルティングとソリューションを積極的に推し進め、顧客の繁栄に寄与している。
そうしたつながりで、私どもは同社で「提案営業研修」「提案営業精鋭道場」などを行った。
なかでも杉田昌之社長はじめ、専務、部長に大変お世話になった。

私はきのう、これまでにご縁のあった方々に「営業変革トップセミナー」のご案内を差しあげた(来週水曜日、みずほ総合研究所で開催)。
早速、同社からご丁寧な返信をいただいた。
「おはようございます。
このたびはメールをいただきまして、まことにありがとうございます。
一昨日も『当社歴代の研修のなかで、美多加堂を変えて財産となったのは和田創研さんしかなかった』という話になったばかりです」。

私は、ぐっときた。
お世辞と分かっていても舞いあがりそうになる。
顧客がこうした言葉をかけてくださるから、私は営業強化・営業変革一筋で頑張ってこられた。
講師冥利、再建屋冥利に尽きる。
感謝!

一風変わった「美多加堂」という社名は同社発祥の地、東京・三鷹に由来する。
旧国鉄中央線三鷹駅前桜通りに小さな菓子製造小売店「美多加堂」として産声を上げた。
私は所帯を持ち、20代から30代にかけて2度、三鷹市で暮らした(上連雀と新川)。
同社は創業60周年の“還暦”を迎えた。
私は再来年迎える。
「問屋不要論」が叫ばれ、“中抜き”が進むなど、卸は幾度も強い逆風にさらされた。
だが、同社は顧客の絶大な信頼を得て、市場縮小下でも堅実な成長を遂げた。
大手量販店でさえ業績の下落にあえぐ昨今、その存在意義はますます大きくなっている。
また、同社の設立は私が生まれた昭和26年(1951年)。
不思議なご縁を感じたものだ。

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