米国発の金融危機に飲み込まれ、早1年が過ぎた。
政府発表の経済指標は概して上向いているが、私たちが回復を実感するには至っていない。
再建屋雑記帳0847中小企業では、業績が一段と低下しているところも少なくない。
私が行う社長や取締役を対象とした個別経営相談会でも、今後の仕事を手当てできないという悲痛な声を耳にする。
営業強化により業績テコ入れを図るための検討の場に、後ろ向きのリストラの話が飛び出す。
経営トップの苦悩と疲弊はきわめて深い。

企業がぎりぎりの経営状態だから、大半の勤労者世帯は所得減少にあえぎ、雇用不安に怯えている。
再建屋雑記帳0848多くの会社では年2回の賞与が減り、さらに会社によっては給料が下がり、手当てが減ったりなくなったり…。
財布がどんどん小さくなる。
また、倒産やリストラの報道が再び増えている。

私たちが実際に使えるカネが減り、そのうえ怖くてカネを使えない。
所得の減少幅よりも消費の縮小幅のほうが大きい?
デフレが止まらない道理である。

web営業相談室私が暮らす横浜・港北ニュータウンは、プチ富裕層が21世紀に大量に流れ込み、その旺盛な購買力を見込んで複合商業施設が相次いでオープンした。
が、昨秋来、集客は激減!
休日はともかく、平日はひっそりと静まり返っている。
再建屋雑記帳0849私はテナントがそれほど撤退しないのが不思議だ。
どうやって利益を出しているのか。

先頃、戦後初の野党第1党による政権交代が起こった。
当然、民主党の打ち手は革命の色合いが濃くなる。
「維新」の様相!
財政再建、日本再生へ向け、自民党がしがらみや利権でずるずると引きずってきた政策や事業をとことん見直している。

再建屋雑記帳0850しかし、それと並行して何らかの手立てを、しかも早急に講じるべきでないか。
通常国会にずれ込んでは遅い。
秋の深まりにつれて景気が目に見えて悪化するようだと、民主党を支持した有権者でさえ我慢できなくなる。
もともと自民党に不満、民主党に不安といわれた先の衆院選だった。

私が個別経営相談会で接するのは業績不振に陥った企業の社長が中心になるので、どうしても悲観的になりやすい。
再建屋雑記帳0851ゆえに社会情勢をかならずしも正確につかめていないが、景気は重大な岐路に差し掛かっているように思えてならない。
第3四半期が落ち込むと、第4四半期は真っ暗。
いわゆる“二番底”へ。

国民の間に景気後退懸念が急速に広まっている。
鳩山内閣の最初の試練は年内に訪れるかもしれない。

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