ここ1〜2年で海外高級ブランドは日本での売り上げが大幅に落ち込んだ。
軒並み深刻な不振。
今後も拍車がかかるとの見通しから、ショップを閉鎖したり出店を中止したりしている。
再建屋雑記帳0861こうした日本事業の縮小に留まらず、日本市場の撤退も相次ごう。
イタリアの「ヴェルサーチ」も…。
派手さばかりに目を奪われやすいが、古典とモダン、伝統と革新、威厳と官能が見事に融合したデザインに根強いファンがいた。
ヴェルサーチ一筋という著名人も少なくなく、さみしい思いをしているだろう。

このところ新興国で富裕層が形成されつつある。
海外高級ブランドが見逃すはずがない。
再建屋雑記帳0862出店先を日本から新興国へ鞍替えする動きが加速している。
購買力の衰えた日本人に見切りをつけた結果である。
すでに買わせるだけ買わせた。
カネが底を突いたと感じた途端に離れる。
海外高級ブランドと高級クラブホステスは貧乏人が大嫌い。

経営◇勝ち残りの条件1これらは昨秋以降の不況が引き金になっているが、それが理由のすべてでない。
日本人の価値観も大きく変わった。
再建屋雑記帳0863むろん、経済の低迷が背景にあるが…。
社会の先行きも読めず、人生の将来も見えないなか、ライフスタイルが堅実になっている。
しかも、市場競争の激化とデフレの進行にともない、「安くてよいもの」が続々と現れている。
当然、私たちの消費行動も大きく変わる。

海外高級ブランドを身にまとうことは、かならずしもかっこいいことでなくなった。
世の中を支配する空気が“贅沢”を嫌うようになり、周囲から浮きあがってしまうのだ。
再建屋雑記帳0864そもそも海外高級ブランドが似合う人は一部に限られる。
非常に意地悪につくられており、内面の醜さが際立つようになっている。
富裕層なら大丈夫というわけでない。
まして庶民は一点豪華になりやすく、シンボルを装着したかのようなちぐはぐさ…。
そういえば、大きなロゴマークが入った紙袋を持ち歩く人をあまり見かけなくなった。

海外高級ブランドの不振を尻目に、ユニクロやH&Mなど「ファストファッション」が業績を伸ばしている。
トレンドに敏感な若い世代を中心に、安いものをそれと感じさせずに着こなすことが“クール”と考える人が増えた。
再建屋雑記帳0865賢さとセンスの証!
あくまで“身の丈”に合わせ、おしゃれを工夫する。
どう、偉いと思わない?

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