公共事業、なかでも大規模なものは、数十年がかりで進められる。
構想を固め、プランをつくったのが四半世紀前どころか半世紀前ということも珍しくない。
再建屋雑記帳0869一度ゴーサインがかかり、走り出すと止まらない。
やがて時代環境や社会情勢が劇的に変化…。
しかし、途中で真剣な見直しの機会は設けられず、工事が当然のように続けられる。
どう考えても理不尽!

しかも、公共事業の多くはその着工に踏み切らせるため、大甘な利用予測を土台にずさんな収支計画が描かれた。
完成にこぎ着ければ、いろいろな名目で収益不足を補える?
再建屋雑記帳0870こうして赤字がどんどん膨らんでいく。
税金の無駄遣いそのもの!
一例が、百箇所近くに達する空港。
採算を度外視して建設を押し切った結果である。
その後の出血を止めようともしない。
財政が破綻した国のやることでない。

いま進行中のものもすでに完成済みのものも、その妥当性を検証することが急務。
しがらみや利権は置いておき、中止するのか閉鎖するのか、鳩山内閣は客観的に判断すべきだ。
再建屋雑記帳0871いったん凍結し、厳格に精査したらよい。
軒並み白紙の可能性も…。
国民の利益を第一に考え、負担が重すぎるものはやめて当然だろう。

前原誠国土交通相は、「まずは宣言!」と語った。
「先に各地の意向を尋ねたら、どこも地元の利益を優先するので、何一つ変わらない。
やめてくれと言われるに決まっている。
再建屋雑記帳0872それでは日本を覆う閉塞感を打破できない。
また、すでに動いているものにまったく切り込めない」。
なるほど…。
そうなると、私たちも変わらなくてなるまい。
欲望の増殖にブレーキをかけ、ときに不便を受け入れる覚悟が欠かせない?

                       ◇

前原国交相は休日を返上するなどして各地を精力的に飛び回っており、頭が下がる。
ここまで真剣な大臣は近年、珍しい?
再建屋雑記帳0873マスコミでの露出は突出している。
何せ国交省には戦後の自民党政治の“膿”がごっそりと溜まっている。
ここで顕著な成果を上げたら、次期首相の有力候補の一人になるのでは…。

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