おめでとう。
松井秀喜外野手がワールドシリーズMVPの栄冠を獲得した。
本拠地ヤンキースタジアムを埋め尽くした大観衆が、松井秀喜に最優秀選手選出を求める大声援を送った。
ヤンキースファンの熱烈コールに、胸が熱くなる…。

わが人生0603米大リーグのワールドシリーズ第6戦で、ニューヨーク・ヤンキース(ア・リーグ)がフィラデルフィア・フィリーズ(ナ・リーグ)を7対3で破り、通算3勝2敗で優勝を決めた。
9年振り27度目の制覇。
5番DHで先発出場した松井秀喜は、1960年のボビー・リチャードソン(ヤンキース)のワールドシリーズ記録に並ぶ1試合6打点をマークした。

第1打席、2回無死一塁で、先発のペドロ・マルチネス投手から右翼2階席へ豪快な先制2ランを打ち込んだ。
第2戦、第3戦に続く3本目のホームランでチームに勢いをつけた。
わが人生0604実は、マルチネスから第2戦で決勝本塁打を放っている。
文字どおりカモにした格好。
第2打席、2対1とされた直後の3回二死満塁で、中前へ2点タイムリー。
第3打席、5対1とした5回一死一、二塁で、代わったJ.A.ハップ投手から右中間フェンス直撃の2点タイムリー二塁打。
松井秀喜は、第6戦まで通算13打数8安打3本塁打8打点。
ワールドシリーズ、大暴れ!
MVPの受賞は当然だ。

マリナーズのイチロー外野手は、メジャー1年目の2001年に首位打者と盗塁王に輝き、ア・リーグのシーズンMVPに選ばれた。
また、2007年のオールスター戦で初のランニング本塁打を放つなどでMVPに選ばれた。

わが人生0605松井秀喜のワールドシリーズMVPは、日本選手初の快挙!
これで名前を残した。
注目を集める巨人で不動の4番打者として活躍した松井秀喜は、大舞台での“勝負強さ”が際立つ。
これは、ヤンキースのチームリーダー、デレク・ジーター遊撃手がいつも語っていること。

松井秀喜は、だれよりも巨人ファンの心情が分かっていた。
苦悩の末に、自分の希望を貫いてメジャー行きを決断した。
「ゴジラ」という愛称から、ファンはホームランの量産を期待したが、松井秀喜はそれに応えられなかった。
わが人生0606打点は当初まあまあ…。
だが、手首を折り、とくにひざを痛めてからは、イチローの偉大な記録の陰に隠れ、存在感がきわめて薄かった。
この間、自身の成績、そして故障を理由に、2度のWBCも出場を辞退せざるをえなかった。
悔しかったろう…。

テレビ報道などで彼の人柄が伝わってくるだけに、私は正直ホッとした。
シリーズMVPは、長くつらい努力、苦労、我慢が報われた。
松井秀喜にとり野球人生最高の一日となった。
わが人生0607また、ヤンキースファン、巨人ファン、松井ファンにとり感無量の瞬間となった。
もう一度言う。
おめでとう。

松井秀喜は入団7年目、4年契約の最終年にMVP。
新スタジアム完成年に悲願の世界一を、松井秀喜の目覚ましい活躍で成し遂げたヤンキースは、それでも放出するのか?
松井秀喜は試合後、「最高です。夢みたい。僕はヤンキースが好き」などと話した。
去就が気になる…。

Copyright (c)2009 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!