私は数年前、片田舎の企業研修でうどんとご飯のセットメニューをいただきつづけた。
フルコース提案営業研修初体験!
それぞれ立派な一人前。
要は、うどんをおかずにご飯を食べるスタイル。
しかし、おかずのうどんは“素うどん”で、具材が入っていない。
わが人生0608薬味のネギくらい。

昔の日本はこれに近かった?
私は、現代にそうした食生活・食習慣を引きずっている貧しい地方が残っていることに衝撃を受けた。

私より年配の社長が真正面に座り、おいしそうに食べる。
受講者もペロッと平らげる。
残すわけにいくまい…。

わが人生0609西なので、つゆは透明、きわめて薄味(塩)。
濃い味(醤油)を好む私は、七味唐辛子などの香辛料をうどんに大量にかけないと、ご飯が進まなかった。
若い頃なら難なく食べられる量なのだが、当時は50代半ばに達していた。
食が一気に細った。

企業研修メニューご飯が「いなり」に変わることがあり、単調さからいくらか救われた。
疲労などで食欲がないときには、残ったご飯に少量のうどんとつゆを注いでかき込んだ。
これを、私は心のなかで「ウ丼」と命名した。
「ウナ丼」の「ナ」が消えただけだぞ!
何せカツ丼や天丼、牛丼など、丼物が大好物である。

わが人生0610私は、豪華な食事を楽しみに企業研修や公開セミナー、講演に出向いているわけでない。
そこまで卑しくない。
毎回昼食を出してくれる顧客に感謝しつつ、きわめて厳しい試練となった。
実は、食前に密かに「新キャベ2コーワ」を飲んでいた。

わが人生0611誤解されるといけないので…。
まずい、ということでない。
主食ばかりで、しかも量が多く、食べ切るのが大変だった。
私は怒鳴り散らす講師ゆえに腹を一杯にすると、午後の講義がとてもつらくなる。
懐かしい思い出だ。

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