私は粗食だ。
インスタントラーメン、なかでも袋麺が好みだ。
若い頃はしょっちゅう食べた。
が、1袋では空腹が満たされないので、たいていライスと組み合わせる。
それもご飯にのせて食べる。
ラーメンをおかず代わりにするのだ。

還暦間近の現在でも、長期出張から戻ると、俗っぽい食べ物がほしくなる。
とくに講演や公開セミナー、企業研修などで、大勢を前にしゃべった後は、体がつゆっぽいものを求める。
のどが渇くし、汗をかくからだ。

ラーメンライス用のラーメンをつくるコツがある。
ご飯を食べている間に延びるので、麺を固めに茹でる。
もう一つ、水(湯)の量を減らし、しょっぱくする。
これを2〜5回に分けてご飯にのせ、トータルで3分の2くらい食べる。
好みでスープをかけると、食欲が増す。
残りはラーメン兼スープとして楽しむ。
冷飯でもかなりいける。
学生時代、カネがないときは炊き立てのご飯にマーガリンを溶かしたり、醤油や塩をかけたりした。
しかし、小銭があるときはインスタントラーメンをつけた。
冷蔵庫がなく、卵を入れられなかったが…。
懐かしい思い出だ。

いまは、おおよそ卵を入れる。
強火にして1分程で麺を手早くほぐし、中火にして寄せ集めた麺の上に卵を落とす。
かき混ぜずに1分強で火を止める。計2分半弱。
卵は熱が通らないようにし、とろりとした状態。

丼に移す際に、卵が麺の上になっているだろうか。
水(湯)を少なくしたので、この部分はスープより出ている。
したがって、卵を崩すとスープに溶けないで、麺に絡む。
この卵つきの麺をごそっとご飯にのせる。
そして、レンゲで卵の部分のスープも少しすくい、ご飯に注ぐ。
「ラーメンかけご飯」のできあがり。
また、卵(黄身)が丼のスープにかすかに溶け出すので、風味がよくなる。

「たまごかけご飯」に続いて「ラーメンかけご飯」が流行るかもしれない。
景気がさらに冷え込んで二番底に陥ればヒット?
「T.K.G.」にならい、私は「R.K.G.」と命名。
ぜひ試していただきたい。

                       ◇

以下は、袋麺とたまごかけご飯に関する一連のブログ。
⇒2007年5月15日「イトメン・チャンポンめん」はこちら。
⇒2009年11月21日「吾輩は袋麺である…名作物語」はこちら。
⇒2009年11月22日「絶品、イトメン・チャンポンめん」はこちら。
⇒2009年12月03日「たまごかけご飯、TKGは笑える」はこちら。

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