溺れる者は藁をも掴む。
就職氷河期に右往左往する新卒の気持ちが分からないわけでない。

ゆえに、学生の多くはいわゆる“就活本”を買い求め、そこに書かれている事柄を取り入れる。
恐らくやらないよりやったほうがよい。
年度版の刊行される定番もあり、その内容は就活の常識になった感がある。
学生は専門家の指摘や助言を踏まえるのが有利だ。
しかし、売れ行きが良好な人気本ほど大勢がマネする。

確かに同じノウハウ本を読んでも、人により理解の度合いが異なり、まして実践の次元はまったく違ってくる。
それを就活に生かせるかどうかは、本人次第。
ノウハウとは、そうしたものだ。

「この就活本のおかげで勝てた」と考える人もいるはず。
感謝の気持ちは大事。
が、その人がもともと優位に立っていたか、ライバルがそれほど強くなかったのでは…。

就活のキモは、やろうとしてもうんざりするほど大変なためにだれもやらないことをやり抜くことだ。
皆が呑気に口にする「差別化」とは、かならず“地獄”をともなう。
この程度のことを分かっていない人が社会人のなかにも少なくない。

「和田創方式 名刺セオリー&フォーム」は明確な差別化による勝ち抜きを目指して設計されている。
見本(サンプル)として、来月から転職活動に挑戦する私の名刺(原稿状態)を1週間前のブログ「新卒・中途就活で面接官の心をつかむ」に掲げている。
見た瞬間につくるのがいやになるので見てほしい(うふっ)。
応募者・求職者が殺到する企業に対してとりわけ有効。
氷河期の就職戦線でも横綱相撲を取れるのは、東京大学を筆頭とした一流大学卒業者だけである。
それ以外の新卒は就活に創意と工夫が欠かせない。

私は明治大学5年中退、就社経験なし。
さらに老いぼれ。
和田創方式の名刺は、溺れる私が掴んだ藁なのだ。
どうだっ!

私は思う。
限界まで考え抜いた名刺だから、希望する企業の人事(採用)担当者や役員の心をとらえる。
どうか学生は会社(就職)説明会、書類選考、面接を悠々と突破してほしい。

                       ◇

就活専用名刺に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年3月16日「講演一本で食べる…講師稼業の懐事情」はこちら。
⇒2010年3月23日「新卒・中途就活で面接官の心をつかむ」はこちら。
⇒2010年3月24日「2011年新卒就活、勝負名刺の作成技法」はこちら。

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